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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 荒木先生がやりたかっただけシリーズ、第7話。まぁ、極論すればストーンオーシャンはもう全部それな気もするが……(言い出したら4部以降は全部それなのでは?)。

 というわけで、サブタイトルのくだりがやりたかっただけのお話。まぁ、そりゃ名作漫画のオマージュとして、サスペンス設定の鉄板ですもんね。わざわざ刑務所の外へ飛び出して多少人数の増減があっても不自然じゃない状況を用意し、11人は無理だけど5〜6人くらいなら「異物」との戦いを描くのにちょうどよかろうという思惑がある。実際、リアタイで読んでる時は「こりゃぁ誰が犯人になるんだろう?」という部分は興味が持続したわけで、「なんやそのオチは!」でちゃぶ台ひっくり返すところまで含めて最高に荒木節。まぁ、ぬけぬけとあの結論を出しちゃうあたりがむしろ豪胆で面白いところなのかもしれないが。

 ってことでキャラが一気に増えたはずなのだが……「日焼け」とか「カリアゲ」とかいう植田まさしみたいなネーミングのキャラばかりが増えただけなのでそんなにややこしいことはない。FFオルタの女の子に「エートロ」っていう名前があり、「あぁ、そういやそんな名前だったなぁ」と十数年ぶりに思い出したりもした。ちなみにCVはもう伊瀬ちゃんで固定なので、FFはのちに声帯も全部コピーしたってことになるわね(身体そのまま奪ったんだっけ?)。改めて今回の戦いを見るに、どこまでも節操がなくて便利なスタンド。毎回なんだかんだ適当な理由をつけて治癒系の能力に繋げてくるしなぁ。ま、ジョジョって割と短期決戦の連続バトルが多いので、毎回重傷を追いつつ、回復役がいないと話が成立しないのは間違いないのだが。7部もどうせ回復役がいるだろ、と思ったらまさかのゾンビ馬だった時の「なんでやねん」感を思えば、適当でもなんでも治癒が成立してる方がシナリオはすっきりするよな。

 一応、スタンド使いになったエルメェスと徐倫が初顔合わせをしてお互いの目的意識をすり合わせるっていう部分も重要な展開で、最初に入所した時の絆なんて大したことなかった気がするのに、いつのまにやらめっちゃマブになってる2人の関係性も確認できる。まー、同じように命に関わるトラブルを乗り越えたどうしなので、仲良くできるのは分からんでもないのだが。エルメェスがホワイトスネイクに対して素直に怒りを向けられるわかりやすい奴でよかったよな。グェスみたいな奴だったらどうなってたんだろう(グェスはもう今後ほとんど出番が無いので、多分、そういう扱いになってたんだろうな)。

 あと、前回書くの忘れてたんだけど、漫画でも充分イカレてたロッコバロッコの造形、アニメで動き始めるとより一層カオスなもんだからほんとにキモい。下手したらFFより人外味が強いかもしれない。まぁ、これも荒木ワールドではお約束か(リオちゃんのパンティ奴とかさ)。

 

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 最後の白猫、びわ(の中の人)の飼い猫に似てるな……第6話。いや、全然関係ないとは思うけどね。真っ白い猫って、汚れが目立つから気をつけろよ。猫は綺麗好きなので、滅多なことで汚れは残さないけどね。

 猫に目を向けてないとキツいくらい、世の中が張り詰めている。朝廷と平氏の対立は決定的となり、清盛は福原への遷都をも目論む。しかしすでに重盛の死により屋台骨は傾きかけており、度重なる天災の影響もあってか、京の街の疲弊っぷりは尋常ではない様子。それが平氏のせいなのか、それともこの国がなるべくしてなった姿なのかは分からないが、どこかで変革が求められているのは事実なのだろう。いよいよもってここで持ち上げられる男、それが源頼朝。

 この頼朝のキャラもなかなかに強烈だなぁ。だいたいの創作物において頼朝ってもっと苛烈な人物として描かれることが多いと思うのだが、今作ではあくまで「敵役」というか、平氏が見舞われる災厄の1つでしかない存在。そのおかげかどこか薄ぼけた印象の人物として描かれており、竜巻や疫病と同様、気づいたらそこにいて、漠然とした不安を与えていくようなキャラに仕上がっている。裏で糸を引いているのは当然後白河法皇であるが、彼だって清盛に対してあれこれ手を尽くして散々にやり込められているわけで、頼朝を担ぎ上げた今回の企みだってどの程度うまくいくかはわかったもんじゃない。それでも、少しずつ世情は平氏から源氏へと傾いていくのである。

 それにしてもかわいそうなのは維盛である。今まで頼れる父の下で穏やかに生きてきた若者が、今となっては「物の怪などよりよほど怖い」と戦場に怯えねばならなくなってしまった。重盛の温厚な部分を受け継いでしまったのだろう、祖父らとは違って全く戦には向かない男。そんな彼がいきなり総大将に引っ張り上げられても、うまくいくはずなんてない。清盛の大きすぎるプレッシャーが若者を押しつぶさんとしている。これまで表舞台に出てこなかった源氏という相手が得体の知れない存在だったことも事態を悪化させているのだろう。かつては平氏がほしいままにしていた武家としての威名も、今ではすっかり源氏のものに。腐った世を変えるという覚悟がなければ、この状況はひっくり返らない。そして、重盛の残した子供達に、そのような気概を持つものも無く。

 そうなのよなぁ、やっぱり中心にいるキャラクターに、「戦場で輝くタイプ」が1人もいないんだよなぁ。おかげで作中では当時の文化についての描写が多くなっており、その辺への興味がやたらと引かれる。そりゃ娯楽の少ない時代には違いないのだが、こういう時代の人たちって、本当に花や月を見てるだけで楽しめたんでしょうかね? 3分で飽きるよね。清経たちが取り出してた笛についても、音調にバリエショーションがないから「名手」とか言われてても上手いのかどうかもよく分からんしな。この時代に生まれなくてよかったわ(多分、毎日飯食うのが一番楽しみだったんじゃないかな)。

 

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 登場人物がみんなして的確にぶっ壊れてんの最高に草、第6話。毎回ほどよい「可愛い」とたっぷりのバカがまぶされてて見ていて気持ちの良い世界です。

 全体的に「可愛い」が引き立ってるのは女性監督によるディレクションが奏功しているんだろうか。主人公・橘が毎回きちんと美少女力を発揮しているのもそうなんだけど、新キャラの夜の女神様のぬぼーっとしたところとか、久しぶりに再登場したエルフ頭目ルーさんとか、みんなしてギャグ最優先なのにどっか可愛い。とても良き。

 2人目の女神の登場でこの世界のシステムが分かったような分からんような。愛と美の女神のキャラの時点でろくでもねぇことが分かっていた女神軍団。いや、そもそも何人おるのかも分からんから「軍団」かどうかもしらんが、少なくとも3人以上は存在しており、それぞれにあまり干渉しあっていないことが分かる設定。それぞれが独自に勇者召喚をしているようだが、あの様子では主目的の魔王討伐とやらもどれくらい本気なのか分かったもんじゃない。愛と美の女神の適当さも辟易したが、夜の女神はキャラのクドさでうんざりさせてくるタイプ。幸い(?)シュバくんとはありえないくらいに馬があった(というかだからこそ勇者に選ばれた)様子で、少なくとも2人の関係は良好なようだ。まぁ、普通に考えたら召喚主である神と勇者はそういう関係であってしかるべきなのだが。釘日野の関係性が偶然悪すぎただけだな。ちなみに先週時点でちょっと気になってた「グラムどこいった問題」に関しては「残念なお知らせ」が。女神の神器、そんな簡単に失われてしまうんか……。

 そして、神器を巡る話で神宮寺と橘が何故一緒に召喚されたのかという謎も解明される。なるほど、無人島に何持っていくか問題ならぬ異世界に何持っていくか問題だったわけだ。ある転生者は目の前の女神本人を指名して道連れにする選択をしたわけだが、橘は隣の親友を武器として携帯することを選んだ。その結果が最強設定の神宮寺だったと。そして、それが推測できる状態になってなお、神宮寺は怒ってる様子すらないのがすごい。いわば巻き込まれただけの関係性なのだが、むしろプリプリしてるのは橘の方で、神宮寺は選ばれたことでちょっとドヤるくらいの心持ちである。この辺に2人の関係性が良く表れている。

 やっぱこの2人の関係性がずっと「仲良く喧嘩した」状態なのが良い。個人的に濃厚なホモォ成分ってのはどうしても飲みくだしにくくて困っちゃうのだが、この2人の関係はあくまで「幼馴染からの腐れ縁で、ずっと仲良し」の延長線上にあり、「男同士の過度な友情」はかくあるべしというポイントにきっちりはまっている。互いにの「好き」という感情は別に情愛というほどでもなく、「一緒にいればずっと楽しい」が持続している関係性。これならすごく理解できるし、ちょっと暴走してホモォ的雰囲気になるのもやむなしという受け止め方ができる。互いの信頼感が綺麗に収まっているのは、「ずっとこのままでいてくれ」と思える良いバランスである。

 しかし、如何せん世界は2人をそのままにもしておけない。次なる街ではいよいよ橘が誘拐され、神宮寺はええ声の商人と出会う(この世界の地面、すぐめり込むのな)。そしてお騒がせエルフのルーさんは再び橘との遺恨を深めるのである。ほんと、ルーさんは中の人が正真正銘の残念美人さんであることが分かってると2倍3倍で面白いんよ。ゆきよボイスは正義だよなぁ。

 

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 なるほど……人類には早すぎる映画だったのだ……なんか最近、人類が作ったとは思えない映画との遭遇率が高いな? いやぁ、先週時点では「これ、前後編で分けられたら内容忘れてまうやんけ、まとめてくれたらよかったのに」とか思ってたわけだが、観終わったあとだと心底前後編で良かったと思ってるよ。こんなもん、一気に180分流されたら脳に直接AEDぶち込む必要があったわ。無理無理。ちなみにあらましを先にまとめておくと、

「4話:何言ってだ」

「5話:ほんと何言ってだ」

「6話:ユニバァス……」

という印象です。

 

<以下の感想には盛大なネタバレを含む可能性が高いため、自己責任でお願いします>

 


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「鬼滅の刃 遊郭編」 ー→5

 終わりましたな。11話という微妙な話数だった上に始まる時期が変だったもんで、シーズン途中での最終回という変則日程に。こんだけのわがままなスケジュールが許されるのも鬼滅ならではなのだろうか。

 点数を見て分かる通りに、なんかこう、思った以上に刺さらないエピソードだった。今シーズンを見せられて改めて思うのは、「まぁ、普通のジャンプ漫画なんだよな……」ということ。シナリオ部分に捻りはないし、努力で友情で勝利のバトル漫画なのだから、余計なことをせずに素材の味をそのまま味わうしかないのである。

 今作を評する上で必ず取り出されるのは作画のクオリティで、そこが凄まじいことに異論はない。金・時間・人員のすべてがかかっているのだろう、この看板を意地でもおろしてなるものかというスタッフの必死さが伝わってくるし、これが作れたからこそ鬼滅が鬼滅になれたのだとも思う。ただ、個人的にはクオリティの高さを認めてなお、「それってこの作品に必要なものだったのかしら?」という疑問が付いて回る。作画の議論などで「ufotableって撮影処理でエフェクト描き足してるだけなんだぜ」みたいな話を目にすることがあるのだが、正直そこはよく分からん。わたしゃ作画の難しい技法の話は知らんし、大多数の人が見た目に「すげぇ」と思うのなら、それはすげぇ作画でいいと思う。ただ、私もそこは「すげぇ」と思いつつも、それだけで作品の評価が決まるもんでもないよね、と思ってるだけだ。そしてさらに正直にいうなら、途中で飽きたのである。どんだけごま油の風味が美味しいからって、無限にごま油だけをまぶされたらそりゃ飽きるだろう。どうにも、作画ではなく演出が単調なのだ。バトルの渦中、延々スローモーションで炭治郎が焦ってるシーンが多すぎた気がするんだが、あんまり見てて楽しいもんじゃない。ひたすら帯がビュンビュン飛んでる時間は、それを全て新鮮な感動で受け入れるには長すぎる。

 結局そこが「必要なものだったのか?」という疑問。原作を読んだことがないのにで勝手な推測にしかならんのだが、この遊郭編って、そんなに大々的に取り上げて、大仰に描くようなストーリーだったんだろうか? 中心となる柱・宇髄は何か大きな特徴があるわけでもなく、忍びの者だからって、いざ戦闘になったら大人しく刀で斬り合うしかない。若手3人衆はなおさらのこと、善逸に至ってはもうずっと寝てるもんだから「睡眠中強い」とかいうよくわからん個性は無いも同じ。敵味方双方が、「みんな強かったけど、根性があって叫んだ方が勝ちます」というバトルなのである。まぁ、ジャンプ漫画なんだから別にそこはいいんだよ。ドラゴンボールの伝統を素直に継承してるならそれで問題ない。ただ、それならそこまで大仰に、大看板として出すのは違うんじゃないかと。単調なバトルをなんとか「それっぽく」見せているのがufotableの技術力であって、お仕着せに見せてしまうのは作品の性格の問題だ。

 結局のところ、ドラゴンボールの伝統ってのは「引き伸ばしの伝統」でもあるので……無理くりコンテンツとして延命しようとした結果、こうして11話区切りですら間延びした印象になってしまったのだから、やっぱりもっとテキパキと進行してもらった方が良かったんじゃないかと思うのである。どうなんでしょうね。あ、1つ間違いなく褒めておきたい部分はあって、それが「久しぶりに純正の沢城妹キャラを作り込んでくれてありがとう」という部分。最近じゃなかなか妹役回ってこないからなー。今作の妹鬼、ムカつくトーンのおかげで非常に良い沢城キャラに仕上がっていました。こういう仕事もまだまだ問題なくできるんですよ。音響監督の皆さん、みゆきちに変な役をもっと回してください(ギャラは払ってください)。

 

 

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 宍戸留美?! 第6話。作中作にやたら気合が入ってんのよ……。おジャ魔女なのかと見せかけて、敵役はキュアサンシャインだし、陰獣枠も菊池こころだったし……。ちゃんと作中人物が心酔している作品の作り込みができているのは良いことですよ。

 のんびりまったり楽しめているのであんまり書くことが無い作品。まぁ、全般的に「爆発しろ」と書いとけばいいだけだし、そこまで大きな山や谷があるわけじゃないのであんまりいじりようが無いんだわ。途中、五条の野郎があんだけのダメージを負いながらタスクをクリアしたってのに、それが単なるアクシデント扱いでさらっと流されたのはどやねん、という気持ちはあったのだが、ヒロインの性格がアレなのでしょうがないといえばしょうがないんかね、くらいで受け止めてたし。今回、ついに「恋をする」要素のスイッチが明確にオンになり、爆発風味がより強まったのでこの後の2人の絡みはよりニヤニヤ要素増しで楽しめるようになるんじゃなかろうか。

 そして、そんな煮詰まりつつある2人の関係性に刺激を与えるために、ここでようやく追加キャラの投入。考えてみりゃ、昨今のアニメで5話目までほぼ2人の関係性だけで展開してたってのも驚きだよね。ヒロインは追加しときゃいいだろ、みたいな作品が多いし、2人の関係性だけに絞りこんでの描き方って難しくてリスクも多いし。そう考えると、きちんとここまでメインの関係性を確立させてからの「3人目」というのはなかなかに意義深い。毛深くはないけども。……エロ要素がダイレクトすぎる作品なのに、作画がきっちりしてるからエロ要素無しでも安定して評価できるのが悩ましい(悩まんでええ)。

 かてて加えて、ことここに及んで種さんに任せとけ案件である。恐ろしいもんでな……こんだけ種﨑敦美ファンだと思ってるのに、今回登場したジュジュちゃん、キャスト表を見るまで種さんの仕事だと気づかんかったんや……やっぱすげぇな。最近はダイ・エンポリオと少年役ばっかり聞いてたこともあり、ロリ種さん久しぶりなんよ。相変わらず一言で空気を持っていくお仕事ぶりです。もうそれだけで満足。現代アニメ、「種さんに任せとけ案件」「ゆみりに任せとけ案件」「顔文字ネキに任せとけ案件」だけでだいたい回せる説。

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 今更気づいたけどここって徐倫とエルメェスが所属してるチームなのかよ、第44話。いや、だからって何が起こるわけでもないが。今回バレンタイン話だけど、徐倫はどっちかっていうと「腹筋板チョコバレンタイン」。

 サブタイトルはアクムーちゃんに対して平和的なニュアンスを醸し出しているが、実際のお話はほとんど救いもなくアクムーちゃん包囲網が確実に狭まっているお話。前回正式にアッキーが離反を表明。これによりアクムーちゃんはゆめちゃん相手に直接攻撃を仕掛けることを画策したが、周りに手駒は無し。そこでアクムーちゃんとサンシャルルを繋ぐ目的でゆに様が板挟みになりながらも奮戦しているのが本当に甲斐甲斐しい。なるほどね、もともと今期シリーズが始まったあたりから、おそらくゆに様はアクムーちゃんが間違ってるなんてことはわかってたんだよな。過去に1年間悪役を務め上げていたが、その間にすでに改心は終わってるわけで、それでも1年間ゆにっちアビスを投げ続けていたのも、ひとえにアクムーちゃんの身の上が自分自身と重なって放っておけなかったから。前回パチパチブーへの家族愛をみせつけれくれたゆに様、ここでも博愛の精神でアクムーちゃんへの手を差し伸べているのである。「悪いことだとはわかってるにゅい」って言われちゃったら、もうどうしようもないよ。こうなると能天気に楽しんでる主人公グループの方が憎いくらいだな……。

 とはいえ、なんとかアクムーちゃんを止めなければいけないのは間違いない事実。結果的にゆに様はアクムーちゃんを裏切る形にはなってしまうのかもしれないが、なんとか情報を共有して穏便に済ませようと必死。そんなゆに様が頼りにしているのが元おやびんっていうのもニクいところじゃないですか。多分、ゆに様がこの世界で一番心を許してるのって、(つぎはぎブーを除くなら)間違いなくおやびんだものね。杉山先輩もそんなゆにの苦境をきちんと理解した上でサポートしてあげている。いい関係だ。こうなると律がなんであのポジションなのかだけがよく分からんけどな。

 そして、今回もっとも事態が進展したのは何と言ってもアッキーの恋心の終焉。これまた突然の話ではあるのだが、まー、今回の朝陽はきちんと主人公してたからなぁ。そこでわきまえて負けを認める流れになるのはしょうがないのか……何しろ「最初からずっと使い続けてきたぴったん弓矢」というあまりに強烈な絆を示すアイテムがあんな形で有効利用されてしまったのだ。2年がかりの壮大な伏線を前にしたら、そりゃアッキーだって観念するしかないよ。朝陽がいい奴なのは間違いないしな……それでも、あの若さで「ゆめちゃんの大切な人は僕じゃない」という気づきをえてしまうのは残酷な話である。そこは若さを言い訳にもうちょいわがまま言ってもよかったと思うけどね(1年間それでわがまま言ってきたのだからしょうがないのか)。

 ちょっとほろ苦い思い出になってしまったかもしれないが、これにてアッキーの問題もあらかた解決。次回はサンシャルルがようやくその正体を明かす……っていうか、ことこ先輩、律との関係性はわかった上でやってたんちゃうんかい。今更感はあるが、これでさらにアクムーちゃん包囲網が強固なものとなるだろう。終わりが近いなぁ……。

 

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 そりゃま、雨漏りは直した方がいいと思いますよ、第6話。あの独特のとんがり屋根の家でリビング真ん中の雨漏りっていうのも……どっかの接合面から雨水が浸透してると思われるが、多分屋根裏の構造部分がかなり水にやられてると思います。早めに業者に言わないと結構危ないですよ。

 今日も今日とて小路の真剣勝負は続く。今回はいよいよもって木崎さんとのタイマン。1話目で最初に遭遇した時からただならぬ雰囲気だった2人だが、いよいよここで正式な直接対決が実現。そりゃもう、天一のこってりなみのドロッドロの関係性である。もう、そこだけに全振りで描いてくれている作品なので本当に迷いなく見られるのは大きな武器よね。「とにかく可愛くかけたらそれでええねん!」という信念の作劇である。ほんと、女子中学生の立ち居振る舞いとしてはいちいちおかしなところが多いはずなのだが……もう、この世界はこれでええねん、という達観にたどり着いちゃってるからね。明日小路という少女は、友達からも、視聴者からも同じようにキラキラと輝いて見えているに違いない。そしてそんな小路も、木崎さんのことは眩しげに見ているのである。目の大きさから考えて、木崎さんも相当な美少女枠に入るんだろうなぁ。

 ほにゃららループと競い合うかのようにして「釣り」をテーマに持ってきているのだが、まぁ、正直こちらの釣りはリアリティなど一切なくても構わないし、なんなら魚など釣らなくてもいい。とりあえず2人して湖に飛び込み、「水も滴る」中でのコミュニケーションが取れれば目的は達成できるのである。もちろん、だからといって釣りシーンの作画に力を入れないというわけではなく、普段からキラキラと眩しい画面が、湖という背景のおかげでよりいっそう光輝いている。やっぱ今作最大の特徴はライティングの妙なので、湖からの照り返しであまりに美少女すぎる木崎さんの画が出てくるだけで全てが満たされるんですよ。水着だったりお風呂だったりというサービスシーンもあるにはあるが、今作もあんまりエロっていう要素は感じられないからね。多分、一番性的でドキドキさせられるのは図書室の内緒話のシーンですよね。耳元で囁いたのは木崎さんの方なのに、なぜか木崎さんの耳が大写しになる、っていうカットがあり、直接的に「口と耳の接近」を描かずにそのニュアンスだけが表面化するという見せ方。あまりにエロい。

 名前呼びのハードルを超え、堂々と小路のお友達ランキングのトップに躍り出た木崎さん。親公認の仲となり、今後はさらに学内でも小路との絡みを増していくのだろうか。それとも、引き続きクラスメイトには皆平等に愛を振りまき続けるのか。小路の今後に要注目。

 

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 ギャグとしてのレベルが高すぎる、第6話。やっぱクソおもしれぇな。これ、アニメスタッフも「俺たちは何を作らされてるんだ???」って冷静になったら負けだと思う。

 エルメェスパートへ。そして個性派スタンドハイウェイトゥヘルとの戦闘(?)。もう、この辺りで「このジョジョどうもなんかおかしいな?」ということにみんな薄々気付き始めてたあたり。一応キッスはそれなりに「らしい」スタンドに仕上がっているのだが、対戦相手がイロモノすぎるのでどうにもギャグ漫画から抜け出せないという。まぁ、ジョジョなんて最初から最後まで全部ギャグやんけ、と言われたらそうなのかもしれんが。

 マックイイーンのキャラ造形、荒木先生がベテランの域に達して編集からも何の制約も受けずに好きにやり始めたことの表れのようにも思える。荒木先生の作家性は(少なくとも私は)疑う余地はないのだが、少しずつ少年漫画的なお約束から逸脱しており、「本当に怖いものってなんだろう」みたいな思索がいろんなところにまざっている。多分「岸辺露伴は動かない」みたいな少年漫画とは違う作品も書き始めたのもその流れなんだろうけど、とにかく「いやだなぁ、怖いなぁ」と感じるものを描くときが一番輝いている。おそらく、マックイイーンもそんな「どうしようもない怖さ」の1つの形なんだろう。悪意も殺意もないのに、ただ相手を巻き込んでしまう「悪よりひどい最悪」というやつ。初戦でそんなやつと戦わされたエルメェスもとんだ災難である。

 幸いにして、この世界の人間たちはみんなして頭が良い。エルメェスは多少なりとも自分のスタンドとの遭遇に戸惑っていたが、ものの数分でその本質を理解して使いこなせるようになった。普通、突然スタンドに目覚めたらもっと戸惑うし、そう簡単に理解は追いつかないと思うのだが、徐倫ともども、あまり悩まずに使いこなせるようになっている。まぁ、それこそ「魂のヴィジョン」なので、何か本質の部分で理解が及ぶのだろうが。そう考えると、外部から観察して概要を察しちゃうエンポリオの方がすげぇ才能かもしれない。エルメェスの方からは何一つ説明してないのに、「あぁ、はいはい、自殺しようとしたらそれが相手にも伝わっちゃう能力なのね」みたいな部分をほとんど理解してたように思う。ま、結局最後の最後までエンポリオって何なのかよくわからん部分はあるからな。

 それにしても嬉しかったのはマックイイーンのキャスティング。ここで登場したのは奈良徹。彼もまた曲者声優の1人と言って良いのではなかろうか。マックイイーンの如何しようもない人間性、演じろと言われたらイロモノ感を出してぶっ飛んだ方向に向かうしかないのだが、これがまぁ、綺麗にはまっている。いわゆる「荒木節」ってどうしても声に出して読むと不自然になりがちなのだが、奈良徹独特の芸風がそれすらも飲み込んで「これがマックイイーンなんやなぁ」という妙な納得感があった。エルメェス役のむっちゃんも頑張っとるし、やはりストーンオーシャンはコント集団として有能揃いだ。ちなみに奈良徹といえば妖怪ウォッチシリーズだが、そういやプッチ神父がウィスパーだったな、なんてことを考えると随分ゲラゲラポーである。むっちゃんも「妖怪学園Y」で主人公やってたしな。

 

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