最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
歴史から抹消された勇者、第7話。なるほどこれが西暦勇者……。まぁ、どの時代の誰をピックアップしたところで、結局「だいたいは大赦が悪い」って話で終わってしまうのだけども。こうして過去の原点の話をされると、現状がどうなってるかを知っているだけにダメージがでかいよなぁ。 グンちゃんこと郡千景は、最後には報われて死んでいったのだろうか。彼女がおかしくなってしまったのはそれまでの生まれ育ちのこともあるし、もちろん変なドーピングをキメさせられて精神が不安定になっていたこともあるだろうが、結局純然たる劣等感と、どこにも発散しようがない諸々の負の感情がこのタイミングで破裂してしまっただけのことなのだろう。都合の悪いことに、彼女はそうして発散して周りをぶち壊すだけの「力」を手に入れてしまい、暴発させるに足るだけの条件を揃えてしまっていた。勇者の力は外患を払うためのものであるはずだが、人々は彼女たちがどこで何をやっているかもよく知らないし、どのように力を行使しているのかなど知る由もない。それが千景たちを曇らせた要因の1つになっていたわけで、忌むべき力を都合よく解釈し、「時の止まった外界で何をしても自由だろ」と開き直るのはいわばピタゴラスイッチの最後の項みたいなもんである。あらゆるものが連鎖的に倒れて壊れて、最後に千景が転げ落ちた。絶望的な世界の中で、誰もが乃木若葉のように強く己を保つことなどできないのだから。 しかし、そんな千景の暴走を経てもなお、若葉は己の正義を貫き通している。かろうじて記者会見の場では抑えきれない感情が漏れ出てはいたが、それでも世間に波風を立てないギリギリの、「世界が救える」領域に踏みとどまっている。あまりにも優等生であるがゆえに、あまりにも酷な忍耐を、彼女は強いられている。勇者であり続けることはあまりにも辛いが、もう、それを成せる人間は他に残っていない。若葉と友奈。2人の勇者が最後にどうなってしまうのか。西暦という時代の終わりはいつ訪れるのか。瀬戸大橋の向こうから見守らせてもらおう。 PR 観てきました。正直、劇場に行くたびに予告編が流れていたので知ってはいたが観るかどうかは微妙だった作品。だって、予告編を観てもあんまり興味が湧かなかったんだもの。ただ、Twitterで某キャスト(私の中の絶対存在)がせいいっぱい宣伝していたので「ほなら観にいかなあかんか」と思い、確認したらすでに劇場では日に1回とかの上映回数になってたので慌てて観てきた。 一応先にこれだけは書いときますけど、面白かったです。私は劇場で1回泣きました。まぁ、前日も劇場に行って60分作品で3回泣いてる奴が言っても何の参考にもならないけど……少なくとも予告編を観ただけでちょっと舐めてた印象はすっかり書き換えられましたね。これは観る価値がある作品だと思います。もし、観るかどうかを悩んでる人がいるなら出来れば行ってほしい。某キャストもそう言ってたから(別にステマじゃないよ)。
<以下、ネタバレを含みますので未視聴注意>
えっとね、劇場に観にいって、ガチで3回泣きました。ただ、これは決して今作が感動的なストーリーであるという証明ではなく、単に「俺はゴーカイジャーが関わると感情がバグる」ということの証明です。実際、これまでゴーカイジャー絡みの作品は多分もれなく全部手放しで褒めてると思うので……いや、でもこれはさ、まじですげぇんすよ。本当の本当に「10年後のゴーカイジャー」なんですよ。ここまでの解像度というか、粒度と明度で「僕の思った10年後のゴーカイジャー」と公式が完全に解釈一致するって……大変なことやと思うよ。是非観て。ファンは観て。劇場にいけば1600円で観られるんだから。これまでも何本かVシネクストは劇場で観てきて、その都度満足して「面白かったァ」とは言っていたのだが、結局ソフト買ってなかったんよ。これは買います。マジで買います。私が初めて買った戦隊のソフトが「スーパー戦隊199」なんだから、これは必然ですよ。それだけの圧倒的60分。
<以降、本作についてのネタバレがあるかと思います。初見は絶対に劇場で見た方がいいと思うので、興味がある人はまず劇場に行きましょう>
どうみてもヨスジリュウキュウスズメダイな部下を見て「プランクトン」っていう副館長はどうかと思う、第18話。だいぶ進化してるやん。 一通り人間関係が丸くなり、今回も南風原さんが素敵な笑顔を見せて「こいつのトゲ、全く無くなったな……」と嬉しいような寂しいような状況のティンガーラ。どんな話で繋いでいくのかと思えば、なるほど今まで陰にいたキャラクターにスポットを当てていく形。今回はまさかの「バイトっ子」・真栄田朱里ちゃんがメインの回である。 2クール作品ということでなんだかんだキャラクターが多くなってきた今作。全てのキャラをフィーチャーするのは無理だし、そんな意味もないので「陰」になってるキャラクターってのはそういう配置のサブなんだろう、くらいの認識だったわけだが、ことに朱里ちゃんの場合、与えられたパーソナリティとして、最初から「陰」の存在だった。乱暴な世代論でまとめてしまえば、まだまだ生きがいを見出さずになんとなーく生きている悟り世代みたいな生活スタイル。別に人生が楽しくないわけでもないし、バイト後に友達と遊ぶ予定は入っている。職場の同僚に食事に誘われたら喜んでお供するし、仕事に不満があるわけでも、人生に明確な不安があるわけでもない。ただ、生きるにあたっての目標は特にない。そういう人生。これって別に珍しいことでも、若者特有のものでもなくて、意外にそういう生き様は今の日本なら普通のことだとは思う。「水族館バカ」の周りの連中がちょっとおかしいフィクション寄りの人間と言うだけの話である。 そして、そんな朱里ちゃんにほんのちょっとのきっかけを与えて、何か生きるための指針が生まれればいいかな、というささやかな変化の物語。今回のサブタイトルはそのあたりのニュアンスがとてもよく表れていて、何かが燃え盛るでも、誕生するでもない。ただそこにポッと灯る(決して着ぐるみの目が光ることを表しているわけではないのだ)。「朱里」が灯るというネーミングは、彼女のご両親が狙ってつけたものではなかろうが、ティンガーラの美しい夕景に彼女の感情の機微がいい具合に溶け込んでいる。もちろん、そうして新たな何かが灯ったのは偶然ではなく、職場に溢れる活気と、そこで働くみんなの人柄によるものである。今回は朱里ちゃん主人公回ではあるが、実はここ数話で着実に株を上げている薫くんのお仕事も良い具合であった。こうして押し付けがましくなく、少しずつ「お仕事」を通して変わっていく感覚って、不思議と説得力があるよね。 まぁ、今の世の中、やりがいの押し付けってのはどうしても害悪だと受け取られかねないからね……今回くくるが序盤に多少ウザかったくらいで、朱里ちゃんに何かを押し付けた人間はいない。そういう中で自発的に生まれる感覚だからこそ意味がある。「サービス残業くらいやって当然だろ!」という感覚はもう時代遅れなのだな。ご丁寧に「バイト代つけとくし」ってフォローまで入ってる。私は初めてアルバイトをした某飲食店で、洗い物が大量に残った状態で定時になったからタイムカード切って上がろうとしたら、先輩にいきなり奥に連れ込まれて「このまま帰るとかありえへんやろがい」って凄まれ、「えっ、そういうもの?」って困惑しながらまた着替えて洗い場に戻ったあの日のことを思い出した。はたから見てた店長が「当たり前のことだろ」みたいな視線が今となっては懐かしい。時代は変わるんでしょうか。 ちなみに、いい話風にまとめてはいるが、今回もトラブルの原因になったのは単純なくくるのヒューマンエラーである。この職員、ミスが多すぎる。
また間隔が空いてしまったたほいやですが、今回はちょっとチャレンジです。というのも、実はたほいやキチじみた我々なんですが、実際のところ、たった1人の心の壊れた男を中心に回っているコミュニケーションなんですよ。その名を社畜ダンサーというんですが、彼が最近一身上の都合により忙しくてなかなか予定が取れず、そのために開催頻度が減ってたんです。しかし、流石に彼の存在だけにたほいや文化を委ねるのはまずいと思い、この度、社畜ダンサー不在でのたほいや会を試みることにしました。僕たちは、彼の笑顔が見たくて今日も辞書をめくり続けています。 「ぼくらが譜を刻まないと、あいつが安心して世間に帰れないんだ!」 ……まぁ、多分これを読んで多少はSAN値を保ってくれてるんじゃないでしょうか。
登場する全てのキャラがお笑いに厳しいという地獄のような作品、第31話。だからさ、一応は幼女向け作品の体裁を取ってるのに、そこかしこにお笑いガチ勢の本気のテイスト匂わせるのやめようや。 まぁ、メインであるまいらとぺこはんはしょうがないよ。そりゃそういうキャラな訳だし、ゆに様に「関西弁ぺこ」とか呼ばれちゃったら、そこにアイデンティティを置いてるキャラとして、真剣になるのはええやんか。しかし、今年度に入ってからは2人の活動の輪が広がってまさかの部活勢力拡大。脇キャラ多数を巻き込んで「お笑いが中学生にとってのスタンダードな文化なのかな?」という偏向報道になりかねないような文化を醸成している。その波はさらにドリームパートナーにも派生し、れい君とみゅーがコトコトを巻き込んでのトリオ結成。みんなして一切臆することなく「ネタを考えてたんで」と言い放つ恐ろしい集団になっている。ひょっとしたらちあちゃんもあの歳で何かを理解してるんじゃなかろうか、っていうリアクションを見せているのが怖い。そしていつだって怖い存在である今井ことこ。この人、本当にどこまでいくのか分からないから冗談が冗談に見えない……。 そんな中で数少ない良心になっているのが、人間側だと朝陽、ぬいぐるみ側だとすうちゃん。どちらも絶対零度のサムいネタしかできなかったという設定だが、いや、普通の人間はそうだからね? いきなり振られてボケられる人間ばかりじゃないからね? まぁ、この世界に限ってはそういう前提の世界なのだと言われたらそんな気もするけど(みんな、異常な世界への順応力が高すぎる)。むしろ天才トリオの方がお笑いのなんたるかをさっぱり分かってない風に描かれているので、もしかしたらこの世界の「笑い」の要素って、何か我々の基準とは違うところに価値基準があるのかもしれませんね……まぁ、律が何も心得てない風なのにことこ先輩が悟っちゃってるのはどうかと思うけども。 個人的に納得いかないのは、お笑いの話になるとゆに様が不憫枠に入るという展開である。なんでや、フランスパンのボケ、いい具合にみゅーに重ねてボケてるんだから大喜利の流れなら評価されてもいい奴やんけ。長宗我部光秀さんだって「なんでそこ組合せるんや」っていう面白さがあるやんけ(まぁ、実在の人物の名前だったが)。笑いをアニメシナリオのネタにするのって本当に難しいのだが、この世界に限っては、常に不条理の上に立ちながら攻めの姿勢を崩さないので、何をやってもちょっとした「揺れ」の範囲内に収まってる感があるなぁ……。今回ほど「よかった、ちゃんとチアフルタイムがある……」って安心した回もないぞ。
銀髪美女に腹パンいれようぜ、第6話。「女子供も容赦なく殺す」なのか「女子供には絶対に手を出さない」なのかはわからないが、とりあえず作品の総意として差別なく殴られるし撃たれる。そういう世界だ。 急激に設定が湧き出して、正直処理しきれてない。一応これまでな〜んか違和感だった「フェナの周りの諸々の事象、全部都合よく回りすぎじゃない?」と思ってた部分については、「そもそもフェナがとんでもねぇ謎の中心にいる人間だったんだからしょうがねぇんだよ」という形で答えを出した。正直お宝探しっつっても「フェナの親父さんが稼いだ遺産」くらいだったらここまでいろんな思惑が絡んでおおごとになっちゃうのはおかしいって思うじゃん。でも実際はそうじゃなかった。国家レベルすら超えている、伝説レベルのお宝探しともなれば、そりゃぁ諸々駆り出されるのも納得するしかねぇよな。 確認する必要があるのは、まず何と言っても雪丸たちの素性。これまで「ほら、親父さんに世話になって、仕えるって約束してたから」という謎のサムライ軍団程度の認識だったが、実はもっともっと昔から異国の地にも情報網を張り巡らす、生粋の国家規模諜報員だったという。そのために育てられた「影の一族」みたいなもんなので常人離れしたスキルを持っているのもある程度は納得できるし、組織の規模や、意思の統制などの面でまだまだ謎は多いので一筋縄ではいかない。まぁ、実際に「任務」らしい任務ってのはここ何年かは行われてなかったみたいだし、普段のユルさは時代の中で薄れていったエリート意識のほころびなのかもしれない。ただ、今回紫檀が言ってた「島に戻らないと抜け人扱いで殺されることになるんだが?」っていう理屈はよく分からんけど。まだフェナが不要になったかどうかも分からんのだし、最終目標を考えればフェナの救出作戦にも一定の説得力はあると思うんだけどねぇ。 2つ目の謎ポイントは「エデン」という存在そのもの。単に「草薙剣が保管されてる場所」っていうだけなら分からんではない。フェナの親父さんのご先祖様と関係者が草薙剣の行方を知った上で守り続ける一族であって、その秘密を守るためのコードネームとして「エデン」というよく分からない名前で呼んでいるならありそうな話だ。ただ、あくまで例え話なのかもしれないが、今回出てきた「世界中の秘宝の伝説が最終的に帰する場所」っていうのはよく分からんな。そんなおおごとになるような「場所」がこの世界のグランドラインにあるというのだろうか。そして、フェナの親父さんはたった1人でそんな世界の秘密を守り続けていたというのだろうか。そりゃ殺されるわな。 そして最後に、今回暴れまわった森川ボイスのイケメン、アベルの存在。フェナのお母さんの肖像画を飾り、さらに明らかに親愛の情を見せているということで……血縁者って考えるのが一番手っ取り早いのかな。だとしたらフェナが知らないっていうのも変な話だが……まぁ、幼い頃に何らかの理由で母方の親族と接点がなかった可能性はあるけどね。ただ、もしアダムの立ち位置が「心底フェナのことを心配している人間」だとするなら、「ゴブリン」の悪評が真実であれデマであれ、アダムがフェナの身柄を引き受けること自体には一定の正当性があるようには感じる。そりゃま、雪丸たちだって「ハウトマン家の守護」を任されていたという大義名分はあるのだろうが、最終的にフェナが穏やかな日常に戻る際にどっちが必要かっていうと……今んところ雪丸たちと絡んでもいいことないような気がするんだよな……。ほんとに、「しばしの船旅で情が移っている」以外の優位性はない可能性が……うーむ、流石にそれは薄情な考え方なのだろうか。 雪丸たちの勢力・アダムの勢力が微妙に喧嘩しなくてもいいかもしれないのに喧嘩していて、そこに火種を増やす女海賊連中が独立。この三つ巴の形でここからは展開していくということになるんだろうか。フェナに「さらわれる姫」以外のアイデンティティを与えてあげてほしい……。
今回も書き切ったー! おかげで週末分のアニメがレコーダーの中にうず高く積まれている……。
アヴァブルックの世話人/Avabruck Caretaker ↓ ホロウヘンジの猟匠/Hollowhenge Huntmaster 神話なら何をやってもいいというのは永遠の真理だが、流石に限度があると思う。呪禁+自動でのカウンター設置能力。おもて面の時点ですでにやらかしてる感じがある。このおねーちゃんのどこにそんなパワーがあるんだよ、と思うわけだが、一応自分自身にはカウンターが乗らないのでそんなにマッシブじゃないことの説明にはなってるだろうか。まぁ、どうせ本人は呪禁だからサイズなんていらないわけだが。そして裏返るとカウンターばら撒き能力も呪禁も一気に全軍へ。さて、どこから突っ込んだらいいのだろう。こいつが裏返った状態では、もうクリーチャー戦闘で手を付ける隙はない。こいつしかいない状態ならまだなんとかなるかもしれないが、1体でも仲間がいれば、あっという間に天を衝く高さまで成長してしまうだろう。ちょっとやりすぎなんじゃないかしら。まぁ、6マナだからね……「レンと7番」と併用するデッキとかにすると、もう本当に地獄だな。 「棘茨の鎧/Bramble Armor」 今回の「えっ、なんでここに○○君が!?」部門、ぶっちぎりの第1位。まさかの2セット連続収録カードになるなんて、誰が予想しただろうか。別にセットをまたいでの収録自体はおかしなことではない。例えば印象深い例だと最後のスモールセットがあったイクサランでは「軍団の征服者」や「巨大な戦慄大口」などのコモンが連続収録され、「ははぁ、リミテッドの時のカードプールがこうして担保されていくのだね」と納得したし、きちんと製作者の狙いが見えたものだ。しかし、正直このカードが2セット連続で出てくる理由は全くわからない。何しろ現時点でほとんど使われてないのだから。決して弱いカードではないのかもしれないが、圧倒的シナジー環境となっている「真夜中の狩り」において、なんの相乗効果ももたらさないこのコモンは「入れる隙間がない、どうでもいいカード」なのである。それがまさかのアンコールとは……まぁ、もしかしたら次のセットではこれが再評価されてデッキインされる時が来るのかも知れない。その時には、「環境が変わると評価も変わって面白いなぁ!」と思えるのかもしれない。しれないけど……。
地図作りの調査/Cartographer’s Survey 「地図作り/Cartgrapher」はオデッセイにいた「墓地から回収する」サイクルの1人で、現在リミテッドで活躍中の「風変わりな農夫」の超下位互換。そんな「地図作り」が捲土重来を試みたのがこのカード……というわけでもないだろうが、新しい形の緑のマナ炸裂呪文。4マナソーサリーでライブラリから土地を2枚タップ状態で出す呪文ってことは「爆発的植生」と同じ効果だが、最近のWizardsはゲームの「繰り返し」の低減やシャッフルによるプレイ時間延伸の回避、それにデジタルでの処理のしやすさなどもあり、カードを探す「教示者」効果をライブラリの上から見て選ぶ「濾過」効果に置き換える動きがある。その流れがこうして新たに土地サーチにも影響を及ぼしたというわけだ。自由に土地を選べない分「爆発的植生」より弱そうに見えるが、こちらの呪文は基本土地以外でも自由に選べるという可能性の広さがある。どうせ7枚も見たら最低でも土地2枚くらいはあるだろうから、決して見劣りする呪文ではないし、何か特定の特殊土地をキーとするデッキなら勝ち手段が増えたと見ることもできるはず。地図作り頑張ったよ。 這い回る寄生/Crawling Infestation イラストは「繁殖力」っぽいが効果は「蟻走感」が近い。「蟻走感」との違いは、反応するカテゴリが土地からクリーチャーに変更されたこと。デッキでの比率を考えるなら土地の方が切削でめくれる可能性は高いが、クリーチャーは土地と違って「戦場から墓地に」行く確率が高く、能動的に昆虫トークンにつなげる手段が増えたので、より積極的にシナジーが狙えるようになったと見ることができるだろう。この世界での自動切削能力は馬鹿にできないシナジーがあるのでそれだけでも強く、新たな「ゴルガリの発芽」として様々な戦術の下支えをしてくれるんじゃなかろうか。
「押し潰す梢/Crushing Canopy」 こちらは納得の再録。飛行クリーチャー&エンチャントということで、どう見ても白青系のデッキにヘイトを向けているチョイスである。まぁ、降霊カードだったら裏表の両面があるので、これで対処しても損する可能性が高いのは難点だが……。さらに今回は、若干ではあるがアーティファクトの含有率が増えているのでアーティファクト対策が出来ないというのはちょっと気になる部分ではある。おとなしく「自然への回帰」でも良かった気はするのだが……「垂直落下」がゴネた結果かなぁ。 ドーンハルトの信奉者/Dawnhart Disciple 序盤用の基本人間。2/2がベースでところにより+1ってのもたまに作られるデザインで、近いところだと出来事に反応した「ギャレンブリグの従者」、督励を活用した「ロナスの重鎮」、上陸を使った「噛み付きナーリッド」などなど。だいたいの場合リミテッドでもそこそこの採用率は維持できるのでこいつもそれくらいのライン。一応多少のアピールをするなら、序盤から高パワーを発揮しやすいので訓練能力のサポーターとしてはある程度信頼は置けそう。人間トークンを一気に展開するカードなんかがあると爆裂することも可能だが、その場合には「こいつじゃなくてトークンが一気に出る呪文が強いのでは?」というお約束のツッコミも。 繁茂の狩り手/Flourishing Hunter 癒し系の切り札。この世界の狼は殺伐とした連中が多いので、こうして癒し系が1体でもいてくれるとちょっとホッとしますわね。素体は最近の緑コモンでは定番となりつつある「蜂蜜マンモス」。6マナ6/6にライフゲインというパッケージは共通だが、今回は獲得ライフを変動性にすることで変化を生んでいる。こいつ自身がカウントされないため、ライフをゲットしたいなら事前に高タフネスのクリーチャーを展開しておく必要がある。そして「蜂蜜マンモス」を超えるにはタフネス5以上が必要になるので、せっかくの変更だがやや期待値は下がっていそう。当然ここでも出てくるのは「不浄なる密集軍」で、またこれが「5マナ→6マナ」と綺麗なラインを形成するのよね……まぁ、緑黒ならワンチャン狙ってもいいコンボかもしれん。流石に13ライフゲインは心折れる。 巣心のシャーマン/Hiveheart Shaman 俺が好きそうなレア。いや、てめぇの話なら「好きそう」じゃなくて「好き」でいいんじゃないかと思うのだが、実際に使ってみないとこの感覚はちょっと分からないのよね。攻撃するだけで土地をサーチできるという夢のようなクリーチャーだが、探す土地の制限は「まだコントロールしていない基本土地」。つまり、骨までしゃぶる場合には基本土地5種を全部デッキインしておく必要がある。そして起動型能力は昔懐かしの「版図」デザインで、毎ターン「マトカの暴動者(+1)」が生成可能。そりゃもう、5色デッキに行くしかないのである。どう見ても構築戦では地味なので主戦場はリミテッド。そしてリミテッドでの5色デッキ。さぁみんな、「進化する未開地」は持ったか?
鉤手の船乗り/Hookhand Mariner ↓ 鉤裂きの略奪者/Riphook Raider いや、元の職業が船乗りだってのはいいけど、そのアピールのために両手をそれにするのはちょっと……トイレで尻拭くこともできませんやん。もうちょい考えて義手つけて。コモン人狼なので裏返ることで劇的な変化が起こるわけではないが、こいつの場合4マナ4/4というステータスの時点でなんの問題もないので、とりあえず緑なら使っておくって話よ。なんやこの適当なでかさ。ちなみに、フレーバーテキストは日本語だと意味をなさなくなってしまっているが、英語だと「fight with a werewolf」という噂になっており、これが「人狼と戦う」と「相手」を意味するものと「人狼と一緒に(つまり人狼の力で)戦う」という「所有」の意味でダブルミーニングになっている。 遠吠えの月/Howling Moon 遠景の月と、うら寂しく吠える狼が一頭。人狼セットが終わっちゃった悲しみがよく表れているカード。なんとかここで最後の一花を、という人狼たちの夢が結集したレアである。毎ターン好きな人狼か狼を増強。これだけでも人狼デッキならありがたいボーナスだが、下の能力のおかげで夜を維持しやすくなるというのも渋いサポート。なんとか自分のターンに夜を迎えられれば、相手が強引に朝日を拝もうとするとそれを咎めるようにして狼が1体やってくる。これまた地味だが自動的にやってくれるなら悪くない。ちなみに「2つ目の呪文を唱える」ことが条件なので、たとえ昼の状態だろうが唱えてくれればトークンは湧く。この制限、案外相手からしたら鬱陶しいものだ。この最後の兵器を携えて、狼たちは一致団結することができるだろうか? 黴墓のヤスデ/Mlodgraf Millipede たくましくゴルガリテイスト。ベースとなったのはラヴニカでゴルガリの基盤を支えた「よろめく根茎」。1マナ重いが、単色になっているし、ついでに3枚切削してサイズアップも狙うことができるようになっている。一応ちょっとした違いとして、戦場に出た後にカウンターが乗る形になっているため、出た瞬間は2点火力で対処されるようになった部分だけは注意。「よろめく根茎」は当時のゴルガリを支えた最重要カードの1枚で、無心に墓地を貯めた後にこいつを連打して相手を圧殺するのがセオリーだった。その際には「泥棒ネズミ」などの「すぐに死ぬけど確実に損はしない」というアドバンテージギミックを持つクリーチャーがいればベストで、今回は各種濫用クリーチャーや「悪運尽きた造反者」あたりがその任を担ってくれるはず。さぁ、あの日のゴルガリを思い出すんだ。あ、ごめんなさい、「暗殺者の戦利品」はないんです……。
自然の抱擁/Nature’s Embrace その発想はなかった。なんと土地にもクリーチャーにも貼れちゃう新たな形のモード選択呪文。クリーチャーに張った場合にはベーシックな増強オーラ。実はシンプルに+2だけをつけるオーラって緑にはこれまでほとんど存在していなかったのだが、一応「石化の囲い」相当。そして土地に貼ったら「遮蔽された高楼」相当で、なるほど3マナコモンである。どちらの効果だとしてもメインで積極的に入れるのは若干ためらわれるくらいかもしれないが、どちらの仕事もできるとなれば悪くない。色を伸ばしたいデッキがマナサポートとして採用し、中盤以降にマナが足りてたら強化に回す、というのが基本的な使い方だろうか。ちなみに対象がクリーチャーでもあり土地でもあるなら、両方の効果を得ることができるぞ。「ドライアドの東屋」がまた強化されたな(そういう問題じゃねぇよ)。 樫影の忍び寄るもの/Oakshade Stalker ↓ 月光の待ち伏せるもの/Moonlit Ambusher 3マナ3/3が、夜になると6/3。なんかすげぇ普通の狼男だが、何故かこれがアンコモン。その理由はといえば、当然唯一与えられた瞬速能力である。瞬速で出した場合には5マナになってしまうが、当然その前には呪文を唱えていないので夜になっているはず。だとすればこのクリーチャーは必ず5マナ6/3瞬速なのだ。それなら相手の計算を大きく狂わせるパワー爆弾になりうる。感覚としては「ボール・ライトニング」とかに近いんじゃなかろうか(そうでもない)。しかし、これも不思議なテキストだよね。瞬速を持ってない呪文はインスタントタイミングで唱える選択肢すらないはずなのに、このカードは「唱える時に追加マナを払えば瞬速」ということで、結局瞬速を持ってるんだか持ってないんだか。アリーナでバグとかないといいけど。 隠遁した剥製師/Reclusive Taxidermist 見た目の印象は随分変わってしまったが、これってもしかして久しぶりに現世に蘇った「熊人間」なんじゃなかろうか。2マナのマナクリとして当時の緑デッキで人気を博した「熊人間」は、スレッショルドを満たすと4/4になり、序盤の加速役と中盤のヒッターを同時にこなす名作コモンであった。今回はアンコモンなので「最初からタフネス2」「好きな色マナが出せる」と性能を向上させ、スレッショルド(?)すれば4/4になる部分は共通している。まぁ、厳密にはスレッショルドより若干ハードルが高い気はするが。とにかくデザイン自体が完成されていることは歴史が証明している。今後の緑デッキでは新たなマナクリーチャー候補として浮上してくるのではなかろうか。どうせなら熊の剥製作っててくれればよかったのに、と思ってよくみたら、ちゃんと画面左側にいますね。
田舎の補充兵/Rural Recruit その命をイニストラードの未来のために捧げるため、愛豚と一緒に新兵となったお上りさん。つまりは青春ブタ野郎である。すまん、ちょっと盛った。4マナ1/1と信じられないくらいのペーペーだが、もちろん訓練能力付き。そしてお供の豚(猪)は3/1とパワーがあるので、場に出た時点でのトータルは4/2とそこそこだ。次のターンには豚に引っ張られて確実に訓練は誘発するだろうから、5/3だと考えれば基準値を超える。ただ、あくまで5/3ではなく「3/1と2/2」には違いないので活躍の場が見つかるかどうかは微妙なところ。カード1枚からパーマネント2枚が出ることを活かせる構成になればいいのだが……「クラリオン吹きの聖戦士」の方が無難ではあったな。豚の顔が極悪なのが気になる。
鋸刃の投げ手/Sawblade Slinger その特殊な武器の投擲によって2つの能力を駆使する技巧派。……なんだが……まぁ、アーティファクト破壊はわかる。こんなもんを思い切り投げつけたら大抵のオブジェクトは壊れるだろう。しかし、なんでもう片方が「ゾンビと格闘」なんだろう。対象が限定されてるのは「そういうお仕事の人やねん」と言われれば納得はするが、投げてるんだったら格闘じゃなくて一方的にダメージでよくなかった? これを投げられたゾンビがどんな手段で殴り返してきてるのかがイメージできないんだが……超至近距離で射出してんのかな。もうちょい武器の特性を活かせよ……丸ノコが武器っていう時点でイロモノ枠だし、あんまり実力を過信しちゃダメなのかも。どっちの能力も使えないタイミングがかなりあることを考えると、実はそこまでアンコモンじゃない気がするぞ。 防護の太枝/Sheltering Boughs ささやかなアドを得られるオーラ。ドローの方は決してささやかではないボーナスだが、オーラの効果自体が割とささやか。タフネス修正値はでかいのだが、コストの割にパワーが大したことない。まぁ、エンチャントのカウントを稼ぎながらドローを進める「セテッサ式訓練」みたいな枠だと思えばこれくらいで御の字か。タフネスアップが嬉しい緑黒系のサポートにも。
「うなる狼/Snarling Wolf」 「なんでここに○○君が?!」枠の2枚目。でもまぁ、こっちはまだ用途が分かるので再録も理解できなくはない。いや、でもあんまり使われた記憶はないな……。せっかくならせめてフレーバーテキストくらいは変えてくれればよかったのに。おかげでブルーノさんの「最期の言葉の2回目」っていうわけのわからん状態になってるやんけ。
「見事な再生/Splendid Reclamation」 かつて「異界月」で登場した見事なレアが見事な再録。当時はニッサさんが頑張ってこの土地を修復しようとする様子が描かれていたが、今回はフレーバーが切り替わりレンのお言葉が描かれている。こうしてみると、やっぱりこの2人のパーソナリティは随分かぶるところが多いよな……新人PWに仕事を奪われたニッサさんは、どこかで復活するチャンスがあるのだろうか。さておき、見事なレアではあるのだが、あまりに技が見事すぎてかえって使い道がなかったのも事実。墓地肥やしが大事な環境なのは変わらずだが、新しいイニストラードで新しいニーズが生まれているだろうか。……生まれてない気がするなぁ。
這いまわる胞子/Spore Crawler ちょっとサイズアップした「新米密教信者」っぽいファンガス。「死亡時にカードが引ける」というおなじみっぽい能力のカードだが、実は青のフライヤーなどには多かったこのデザインも、緑のクリーチャーには案外珍しいということが分かった。緑単色でこの能力だけのクリーチャーは、遡ると「残忍な野猫」と「シルバーバックの巫師」の2枚だけである。先輩ゴリラはリミテッドではエース級の輝きを見せたが、「残忍な野猫」の方はそうでもなかったので評価が難しいところ。幸いこちらのファンガスは3マナパワー3とステータスもしっかりしているので、コモンクリーチャーの中では中核を担える人材(菌材)と言えるんじゃなかろうか。
胞子背の狼/Sopreback Wolf 続けてもう1体の菌類。と思いきや、胞子が生えてるのは背中だけで、クリーチャータイプは「狼」だった。冬虫夏草みたいなもんだと思うのだが、どうやらうまいこと狼との共生ができているようだ。そんな背中の煤けた狼は「屈強な古参兵」の種族変更再版。攻めている時は2マナ2/4と破格の性能を見せるため、2マナから安心して殴っていける攻めの起点。狼は今回シナジー重視で数を並べることにも意味があるため、赤緑ならさらにちょい加点。……ところで、前足細くね? 菌類に栄養奪われてない?
毒蠍/Toxic Scorpion シンプルにしてインパクトのある名前を持つ今回の接死持ち。ベースとなる「菅草の蠍」より1マナ重いが、何故か1回だけ他人に毒液を渡すことが可能になった。おまけ能力はタイミングが限定的なのでうまいこと活用するのは案外難しい。出来れば「ダメージを与えた時」の誘発能力持ちなんかを用意してみたいが、今回はあんまりフィットするクリーチャーがいないな。まぁ、良い壁役。格闘系除去の土台にも。 魔女の巣網/Witch’s Web 夢に出そうなイラストが特徴。お願いだから出ないでほしいけど。「増強/到達/アンタップ」のパッケージは何故かイニストラード名物になっており、この次元にきた時には必ず1枚カード化されている。初代は3マナで+2/+4の「蜘蛛の掌握」、そして2度目は2マナで+2/+2の「狙いは高く」。見ての通り、こちらの新カードは修正値が純粋にアップした完全上位互換である。2マナで+3のトリックというだけでそれなりにニーズがあるし、アンタップしてフライヤーを撃ち落とす突然のブロッカー出現モードは除去としても使える。こんだけおまけつけられてたら、多少イラストが怖くても使うしかないか。 狼の一撃/Wolf Strike 今回の緑コモン除去。3マナとちょい重いが、その分は夜のボーナスで一応補っているとみられるだろうか。なんにせよ一方的格闘のインスタントなので使わない理由は無い。リミテでばしばし使われて改めて「直接射撃」ってクッソ強いよな、って歯ぎしりすることが増えたので、やっぱこれも強いわ。ブロッカー除去したあとのアタックまで考えればアンコモン以上だもんな(ただし夜限定)。
狼族ののけ者/Wolfkin Outcast ↓ 婚礼壊し/Wedding Crasher カード名から「そうか、狼たちからも迫害されたんやね……」と思ったんだけど、よく読んだら普通に人間から迫害されただけの模様。人狼にはよくあるやつ、と思ったが、この感じは人狼だってバレてないのに迫害されてるな? まぁ、この容貌じゃしょうがない気もするが……。とにかく、いじめ被害にあった結果の復讐者である。生き抜くためには狼社会に溶け込む必要があり、仲間たちがいれば4マナ5/4のナイスサイズで駆けつけてくれる。このセットになって、何故か狼男と狼の連携プレーが増えたな。条件さえ満たせばおもて面でもそれなりに強力だが、夜になればさらなるのけ者タイム。なんと他人の結婚式に乱入してぶち壊しにするという、超絶隠キャムーブを見せる。流石にそれはちょっと……。まぁ、よっぽどムカついたんやろな。ただ、「こんなご時世なのにいちゃいちゃしてんじゃねぇ!」とぶちぎれてるように見せかけて、能力が輝くのは味方の死亡時。なんだかんだで仲間思いなだけの奴なんスよ。悪い奴じゃないんです。社会が悪いんです。カードを引くリソースとしては狼トークンがおすすめなので、とりあえずアーリンとのお見合いから始めてみるといいかもしれない。 今日は黒〜赤まで。
頭狙い/Aim for the Head コントとかでよく見る絵面。作品によって違う気がするんだが、ゾンビって「頭を撃ち抜いたら死ぬ」もんなんでしょうかね。ハラナさんの言ってることは信用するしかないけども。ゾンビに対しては完全除去。それはそれでありがたいのだが、なかなかメインから入れられる効果ではない。そこでもう1つのモードは「精神腐敗」の追放バージョンという、いつ使っても大丈夫な効果に仕上げた。というか、多分「普通のハンデスだとあんまり使ってもらえないし、限定でいいから除去もつけとこか」っていうデザインだと思われ。ゾンビからしたらいい迷惑だが、嫌ならカットしといて自分で使えばいいじゃない。
骨の髄まで/Bleed Dry このセットのコモン除去は、あのオリヴィア様ですら夜限定で発揮していた効果をいつでも確実に! その分、コストは倍になってますけどね。大体は「対象のクリーチャーを破壊する」と同じことが書かれているので「殺害」と同じだが、1マナ重いので破壊不能を無視することができるしついでに追放もしてくれる、っていうデザイン。一応「不浄なる密集軍」に増強が加わった場合だけ除去できない可能性はあります。「窓からの放り投げ」と違って相手の選り好みが無いので除去としての安定感は格別。あとはマナカーブとご相談。 血の泉/Blood Fountain ドンペリタワーならぬ血タワーで盛り上がる披露宴。ずいぶん趣味が悪いのだが、純正の血液を使用してるなら後片付けがめっちゃ大変そうである。「これ、どうやって注いでるの?」ということが気になる人は「血の給仕」のイラスト参照。とりあえず戦場に出た時に血が1つ、そしてサクると墓地からクリーチャー2枚。同じ「泉」という名前で強引に比較するなら「回帰の泉」がちょっと似てるだろうか。当時はエンチャントだったけどイメージを優先するならアーティファクトじゃね? ってんでこんな形に。トータルで見ればアドが取れるカードだし、とりあえずおいとけばいいのでコストの重さはそこまで気にならない。血をサクって捨てたクリーチャーをこれで回収する、みたいなムーブも割と起こりそう。 血に狂った社交家/Bloodcrazed Socialite 今回のスポイラ、カード名を写してるだけなのにめっちゃ「血/blood」っていう単語を入力した回数が多い気がする……ほんまに血みどろのセットでございます。こちらもそんな血みどろ軍団の一味で、4マナ3/3威迫という手堅いボディにトークン1個のおまけ付き。これを使えば一時的に5/5威迫というダイナマイトバディを手にすることが可能。お手軽に運用できる血デッキの攻め手の1つだ。注意しなきゃいけないのは、血を飲むアクションが戦闘開始時の誘発型能力だということ。相手のブロックを見てサクったりは出来ないので、つまみ食いとか自棄血とかはやめましょうね。
カタパルトの有象無象/Catapult Fodder ↓ カタパルト隊長/Catapult Captain ゾンビ、割と楽しそうでなにより。カタパルト射出後の様子は裏面の奥の方にちょっとだけ描かれているので要注目。どうやら今回の緑黒は「タフネス万歳」という面白ギミックにチャレンジしているらしく、変身条件は尻がでかいクリーチャーを3体用意すること。トークンなんかで満たすのは難しいので、これはちゃんとデッキを調整しないと達成は案外難しい。こいつ自身が1/5なのであと2体はなんとか見つけてほしい。それがうまくいけば射出の準備が整い、裏面はひたすらクリーチャーを本体に投げつけるお仕事に移る。参照値がタフネスということで、色々と抜け道というか、小狡い技も狙うことができる。今回のセットで言えば何と言っても1/13というミラクルステータスを実現した「不浄なる密集軍」とのコンボ。コモンとアンコモンのコンビネーションなのでリミテッドならこの13点爆弾は案外実現しちゃうかも。
墓所の冒涜者/Cemetery Desecrator 出た時と死んだ時の2回に渡ってアドを稼ごうとする貪欲なゾンビ。構造としては「ムラーサの緑守り」の鏡写しみたいな印象で、あちらは2回に渡って墓地から回収だった。それなりのボディのクリーチャーが相手パーマネント2枚をもぎ取って行くのだから強いことは強いのだが、あまりに仕事が堅実すぎるのでかえって神話感が薄いのが悩みのタネ。6マナは考えなしに雇えるコストじゃないし、ゾンビデッキだったとしてももうちょいシナジーに寄せた優先度の高いライバルが多い気がする。
コウモリの急使/Courier Bat 結婚式の招待状を配っていたのはこいつら。それを見てびっくりした近隣住民は墓の中からでも目を覚ます……というわけでもなかろうが、ライフゲイン条件の達成で超高性能な「グレイブディガー」へと格上げする、リミテッドでは1つのカギになりそうかナイスコモン。悩みがあるとするなら、2/2フライヤーが普通に使える性能なので、墓地にクリーチャーが無かったり、ライフを得てないタイミングでも出してしまいたいことが多いことくらい。あ、あと青のコモンに3マナ2/3フライヤーがいるのもちょっと向かい風。でもまぁ、お互いに殴らないなら損もしないか。
不貞腐れる農家/Desperate Farmer ↓ 不道徳な収穫者/Depraved Harvester コモンのちょっとした変身。元は真面目な農家だったのだろうが、愛する家畜の死が、彼を邪な道に引きずり込んでしまったようだ。でもまぁ、変身してもちょっとステータスが増えるだけなのでそこまで驚かんでも。いうてもパンピーな農民の悪堕ちなんてこんなもんである。3ターン目に設置、4ターン目に変身してアタックが実現すれば結構なライフアド。そうでなくてもワンパンでライフゲインしてなんらかのシナジーをサポートできればいいかな。
戦墓の死体あさり/Diregraf Scavenger 「灰色熊のグール」に続く史上2体目の熊ゾンビ。それにしてもひどいぶっ刺さり方……そんな殺し方せんでもええやん。あ、気になってないの? ならいいんだけどさ。「灰色熊のグール」と違ってこちらのクマさんは生前の力強さは失われてしまっているが、その分余計な優しさと堅実な仕事人気質を携えての登場。相手の墓地掃除をしながらの2ライフドレインは187効果としては申し分ないもので、「欲深いスラル」なんかと似たようなポジションでの仕事ができる。その上であとは相手クリーチャーを1体道連れにしてくれれば御の字。腰を据えて戦うデッキにはありがたい能力のパッケージ。いや、でもやっぱ見てる方はその剣が気になるけどね……。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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