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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ルパン三世 PART6」 5

 さて、今作でひとまず今期新番チェックは終了である(一応12月に「鬼滅」が新作パートに入るみたいだが、まぁ、そこはカウントせんでもいいだろう)。今作は本放送が2週前から始まっていたようなのだが、例によって読売のクソスケジュールにほとほと愛想が尽きたので2週遅れではあるがBSでの視聴になっている。今期新番チェックは43本。これに前クールから継続の10本を加えた53本が新規視聴アニメ……というのは嘘で、「終末のハーレム」は放送されないのでショート枠を除くと52本ということになる。夏クールが47本だったので確実に数は増えたが、過去の多い時期に比べればまだマシな方か。

 さておき、そんな私の中で節目となる作品だが、そんな些事よりもよっぽど大きな節目となる今作。なんと第1話目(クレジットは第0話)がスペシャル枠として放送され、このエピソードをもって次元役の小林清志が引退となった。彼への餞なのか、この0話のみが前作までのスタッフが関わり、内容も「次元の郷愁・時代のこれまでとこれから」というものに。次回以降とは色々と体勢が違っているらしいので、は正確にはこの話数で評点するのはちょっとおかしいということにはなるな。

 私自身はルパン三世というタイトルにそこまでの思い入れは無いので「そんな! あの小林さんが退くなんて!」みたいな訳知り顔のファンのふりをするつもりはないが、やはりなんだかんだで聞き慣れた声が聞けなくなってしまうのは素直に寂しい。ただ、当然御歳88歳というのは続投が厳しかろうというのも常識的な判断であり、別にこの交代に異論も不満も無い。ご本人はまだやれるとのコメントも残しているし、実際、前作の時点でも今回の0話を聞いても、衰えが無いとは言わないが、仕事としては文句なく成立しているレベル。このまま今期を突っ張ってからの勇退という選択肢もあり得たのでは無いかとは思う。ただ、如何せん時代が窮屈になっており、アフレコ現場の感染対策やら何やら、あまりご負担をかけられない状態なのは事実だろうし、ほぼ全ての現場が個別収録になっているという状態も、昔からの芝居を大事にしていた小林さんの意図とはズレた部分もあったのかもしれない。惜しんでばかりというのももったいない話なので、改めてこれまでのお仕事にお疲れ様と言いたい。自然の摂理ではあるが、これでまた世代が1つ終わったのだ……と思いつつ確認したら、「野沢雅子84歳」っていうどうしたらいいかよくわからねぇ事例も残ってたりはする。あと京田尚子さんも86だって。……おばあちゃん強いなぁ……。あ、ちなみに不二子ちゃんはまだ50歳以上離れてますからね。

 とまぁ、基本的にアニメ自体に特にいうこともないので、「お疲れ様、そして新しい次元によろしく」と書いておけば充分だろう。ただ、いうても過去のルパンシリーズって「ベタには違いないけど、案外毎回面白いもんが出てくるんだよな」っていうびっくり箱みたいな枠にはなっている。今期は割とスタッフが刷新されているらしいのだが、さて、どんな作風が飛び出してくることになるのか。

 

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○「闘神機ジーズフレーム」 4

 とても面白い作品である。ただしfunnyでもfunでもなく、interestingである。今まで見たことがないタイプの作品だ。

 まずもってその出自が全く分からん。こちとら事前情報無しで見てるもんだから完全な不意打ちだったのだが、タイトルとオープニング一発目の画から「またロボか……」と思ったら、そこから流れ続ける漢字の嵐。そう、なんと今作は中華アニメだったのである。製作スタジオも中国の企業らしいし、スタッフキャストにはずらりと読めない名前が並ぶ。ただ一点、原案とシリーズ構成を除いて。何故かその部分だけはヤマサキオサムがクレジットされおり、つまり今作は「アイディアだけ日本のクリエイターが練って、制作やらなんやらは全部中国が担当した」ということなんだろうか? 一応、ヤマサキオサムはそういうことが出来るクリエイターなのかもしれんが……「え? これ中国? 日本? どっち?」となって完全に頭がバグった。

 過去に中国アニメといえば、実質日本で作っていた「霊剣山」をカウントしないなら、私の中では「凹凸世界」から始まり、劇場作品「羅小黒戦記」、そして最近は「魔道祖師」「天官賜福」の流れがあったという認識。「凹凸世界」はフルCGの際立った画風だったのでちょい比較が難しく、「羅小黒戦記」は別格、「魔道祖師」「天官賜福」は映像部分の完成度は際立っていたがシナリオラインでNot for me、というのが大雑把な印象。総じて、私が見た中国産アニメは、どれもこれも中国の国内で消費することを前提にしており、なおかつ映像クオリティが高いという共通点があった。

 しかし、どうやら今作はどっちかというと「霊剣山」寄りなのだろうか。なんと、中国産アニメなのに、「映像が割とショボい」のである。これは正直驚きだ。日本のアニメだったら「まー、こんなもんだよねー」ってんで1クールに2本や3本や5本や10本くらいあっても驚かないクオリティの、いわゆるクソアニメ候補になるくらいのものなのだが、中国スタジオで作ってもこのクオリティは出てくるものなのか。なんかこう……ホッとしたよ……。てっきり中国アニメって全部「魔道祖師」みたいにエフェクトバリバリでアクションビシッとしてて「新手のufotableかな?」みたいなクオリティのもんばっかりだと思っていたのだが……このショボさはなんだかハートウォーミングである。

 また、上述の作品はだいたい「仙道に通じる男&男作品」という流れがあり、「どうにも中国アニメはジャンルに偏りがあるな」と思っていたところだが、今作は「アイドルアニメに片足突っ込んでる美少女ロボットバトル」という、いかにも日本国内で濫造されそうな(そしてポシャりそうな)ジャンル。どれだけショボくとも実家のような安心感があるような無いような、あってほしくないような……。これが「日本人のブレーンで作ってジャパニメーションに寄せようとした中国アニメ」の完成形なのだろうか? 作画のショボさも「日本に似せよう」とした結果なのだろうか? ヲゥ、舐めてくれんじゃねぇか。

 勝手にキレてもしょうがないが、「日本でよくあるアニメジャンルを作った」のだとしたら、要所要所のクオリティが低いのって、やっぱり何か認識の違いがあるからなんですかね? 例えばでかいモニターに移ったアイドルの歌唱シーンとか、一発目でインパクトが大事なので国産アニメなら「お前ロボアニメやるんちゃうんかい!」と怒られそうなくらいにクオリティをあげようとしてくるはずなのだが、こちらの作品では実にやる気がない。というか、女の子のモーションとか表情とか、基本的に可愛く描こうという意識は無い。その分のリソースをロボに裂けばいいと思っているかのようである。寄せてきたからこそ、かえって差が浮き彫りになるというか、新しい時代の「なんか違うジャポネスク」というか……なんとも不思議なもんである。

 まぁ、結局今作がどういう経緯で生まれ、どんな体勢で運営されているかも分からないので全ては勝手な思い込みである可能性もあるのだが、今後中国がどのように日本のアニメに関わっていくのか、それが垣間見えるような、逆に目を思い切り塞がれたような……なんとも妙な気分である。でも、ショボくて作画枚数が少ないせいなのか、「天官賜福」とかですげぇ気になったリップシンクの齟齬とかは全然無い(中国語のアフレコを前提に作ってないのかな?)。まじでどうなってるんだろう。主人公の女の子は日本名っぽいのに、母親だと思ってたキャラと苗字違うし、四川省出身だし……実家の周りの風景はどっか日本っぽさはあるんだけど、街に出ると違う気がするし……うぉおお、本当にいろんなところがムズムズする。ただ、もう一回だけ書いとくけど、作画クオリティはショボい。これ、何をどうモチベーションにして視聴を続けるかが難しいなぁ……(と、ここまで書き終えた時点で「異常生物見聞録」というシュートなクソアニメのことを思い出した。そっか、中国って……)。

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 俺たちの戦いは……最終話!! 200%続編があるって確信できる作品って強いからいいよね。

 正直いうと、油断してましたね。先週時点ではあと1話で終わるなんて全く思ってなくて、録画記録の【終】の文字を見て、「え?……あ、12話目……」ってなった。放送スケジュールが無茶苦茶になったもんだから他のアニメが新番チェック走ったり3話目だったりするのに終わるのが悪いのよう。

 そんなわけで、全く先週時点で身構えてなかった突然の終わり。いや、ちゃんと決勝が始まるって言ってんだから全くもってフェアな最終回なのだが、気持ちが準備できてなかったもんだから「あと30分で最終回っぽくなるの?」と不安な気持ちで見守っていたのですが、無事に最終回になりましたな。雪の屋外、ラブライブの天王山。そこにはスノーなハレーションも待ち受ける伝統の舞台。幸い今年は猛吹雪でステージにすらたどり着けないなんてトンチキなハプニングもなく、せいぜいかのんがステージの場所を勘違いしてデスボイスみたいな声をあげた程度である。本番直前までどんなステージでやるか分からないアイドルってとんでもねぇ博打な気もするのだが、彼女らは一瞬で順応できるから強いですね。もしかしてクラスメイトたちにステージの寸法とか全部オーダーしてたんでしょうか(現実的に考えるなら、クラスメイトが体育館のステージサイズに合わせてデザインしたんだろうけども)。まさに「学校の名前を背負って」挑んだ最終戦。結果はあと一歩のところで届かなかったわけだが、冷静に考えりゃ東京ブロックで2位っていうだけで大したもんである。SELECTION PROJECTならライバルが辞退して繰り上げ当選できる位置ですからね。

 考えてみりゃ、これまで諸先輩がたが臆面もなくトップを取り続けてたことの方が異常事態なんですよね。μ’sにしろAqoursにしろ、どこにそんなカリスマがあるんや、っていうことを示す前にトップを取っていた。Liella!に関しては残念ながらそこまでの神通力は溜まっていなかったということだが、逆にこれで2期のはっきりした目標ができたわけで、先まで見据えたクレバーなシナリオ展開だったとも言えるだろう。負けたからってそこまでネガティブになる要素もなくなったので、あとはじっくり来年に目標修正して戦力を高めていけばいいだけなのだから。まぁ、余裕ができた理由が「レンの親父がよりを戻したそうにこちらを見ている」なのはどうかと思うが……葉月家の花澤メイド、ちゃんと一度は解雇されてたっていう事実が判明してちょっと切なくなった。レンちゃんはこの数ヶ月くらいは必死に自炊したり、自宅でプチトマト育てようとしてたんでしょうかね……。

 ちゃんと12話やったはずなのに、なんだかまだまだ物足りないと思っちゃうくらいにはずっと見守りたいグループ。出来ることなら早めの帰還をお願いしたいね。

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 ただひたすらにいい話……第28話。そういや去年もまいらファミリー回はしみじみ良かったんだよな……いつも通りのイカれ具合も維持しつつ、このそっと優しい気持ちを残してくれるのはさすがである。なお、本当にどうでもいいことなのだが今回のお話でまいら・ことこ・朝陽のママンがそれぞれ遠坂凛・セイバー・アイリスフィールであるという救いのない事実に気が付いてしまったのだが、多分一五町で聖杯戦争は起こらないから大丈夫。

 1年ぶりの京都。毎年まいらの誕生日には京都に来るとのことで、今年も親父さんとしっぽり二人旅……と思われたが、この中学生ども、経済観念がユルいのか、それとも実家が太いのか、とにかく思い立ったらす〜ぐに旅行に行きよる。春の北陸旅行の時もフットワーク軽かったし、今回もあっという間に新幹線に乗っておった。まぁ、正確に一五町が何県にあるかはわからないので、実は新幹線で一駅分だったりする可能性もゼロではないが……でも、東京近郊やろなぁ。わかってる情報は「海がある」ってことくらいか。

 そしてファミリーとは別行動でゆめちゃん・ときわちゃんを中心にした弾丸ツアー。その動きは弾丸というよりもインベーダーみたいな状態で、実際の旅行スケジュールを想定したら絶対不可能な足取りを取っている。そりゃすうちゃんじゃなくともかっちりした性格のインストラクターだったらキレるやろがい、っていう無茶っぷりで、個人的には「金閣の後に伏見稲荷」がかなりキツい。どうあがいても乗り換えが面倒クセェよなぁ。ただ、こいつらの旅行の場合はクーモ君(みたいなもの)での移動というチート技があるので、時刻表トリックなど無視しての移動ができるのかも知れん。少なくとも新幹線とタメ張れるくらいの速度は出るってことだしな……(ヤバくね?)。

 夜に合流した面々を見て思ったのは「やっぱ朝陽のコミュ力が尋常じゃないな」ってこと。だって、ゆめちゃんパパならともかく、まいらパパなんてほぼ初対面みたいな見知らぬおっさんやん。そんな「クラスの女子生徒の親父」というよくわからん立ち位置の人と2人部屋とか、よく平然としてられるよなぁ……俺だったら絶対耐えられないから旅行断るわ(もしくは1人部屋とるわ)。そしてせっかく「お泊まりイベント」だったり「温泉イベント」だったりするけど、このアニメは絶対に女湯は描かないし、ゆめちゃんが朝陽に対して頬を赤らめたりもしないのである。残念。

 いや、でも今回はもっと別なキャラが頬を赤らめて素晴らしい萌えを見せてくれている。そう、言わずもがなのゆに様である。今回のゆに様、あまりにもいい奴すぎて完全にシナリオブレイカーになってる……そのメンタリティは1期最終話間際だけのものじゃなかったんかい。優しいゆに様の優しい世界は、彼の性根のまっすぐさが一番よく表れているのよね……はるるとの絡みもいちいち健気だし……ヤバいなぁ……このままだと今年度末のアニメグランプリもゆに様がダントツでキャラ部門を受賞してしまう……(重複しての受賞は認められておりません)。

 

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 なんぞこれ……なんぞこれぇ! なんぞこれれえええええ! 第33話! すみません、私プリキュア素人なので寡聞にして存じ上げないのですが……過去20年近いプリキュアヒストリーにおいて、ここまでカオスな構成のエピソードってあったんでしょうか……。

 正直、腹筋が大崩落を起こすくらい爆笑してしまったのですが、唯一心配があるとしたら、正しい客層である幼女先輩たちは、これだけのカオス回を楽しんでくれたのかどうかってことですね……あ、もう1つある。これって劇場版の番宣も意図された特別回だったと思うんだけど、果たして今回の放送を見て「劇場でハートキャッチ勢に会いたい!」って思ったファンってどれくらいいるんでしょうか……。いや、僕は会いたいって思ったけどさ! でも、別にハートキャッチがこんなカオス集団だと思われたら困るじゃん! 「戦隊でいうとカーレンジャーポジションね」とか思われたら困るじゃない! そんなことないのに! 単にえりかさんがちょっとおかしいだけなのに!

 最初からわかってたことですが、今回のコンテは当然大地丙太郎です。うん、知ってた。そしてこんなカオス回でもきちんと統制が取れているのがトロプリの本当に良いところでね。今回のお話見てて、改めて「こんだけ全員平等に推せるプリキュアも珍しいな……」って感心したのよ。冒頭と締めをみのりん先輩が全部やってくれるところとか、「わかってんなぁ」ってなるし、キャラ入れ替えの時にまず真っ先にさんごあすかをやるのも必然なんですよね。花守ゆみりも瀬戸麻沙美も当代きっての名優ですのでね。

 そして何と言っても、すでに名物となった人を殺せる量の作画枚数で稼ぐ変身バンクに、なんとクオリティをそのままくるるんが参戦。公式(??)にキュアクルルンが生み出されてしまったことにより、プリキュアの歴史とかデータをまとめている人はまた頭を抱えることになるだろう。キュアモフルンとはワケが違うんだよな。正規の放送版で登場してるのに、一切戦ってないんだもんな。アザラシのくちびるを克明に描くアニメって何。

 あと、個人的にツボだったのがチョンギーレさんたちの生態。普段からタブレットとか使いこなしてる様子がうかがえたのはいかにも現代風なのだが、チョンギーレさんのYoutubeの好みとか、ちゃんとSNS使いこなしてる仕草とか、(あくまでまなつの妄想とはいえ)あまりにもらしくて笑ってしまう。改めて確認しておくけど、マジで今作は敵サイドもハッピーエンドでお願いしますね。最悪バトラーだけは始末してもいいけども、残り3人はちゃんと海に返してあげてね。

 今回の放送を見て、ずっと抱えてた「劇場版観に行きたい欲求」が極限まで高まっているのだが……もう僕の周りには一緒にプリキュアを見られるプリキュアフレンズがいなくなってしまったので、さすがに1人では劇場に行く勇気がないのです……。

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 大洗の学園艦暗部で見た光景、第3話。潜水艦も実質学園艦みたいなもんだし、これもう大洗なのでは?

 さておき、3話目でもテンポは落ちず。というか、むしろ退去したキャラが全員あさっての方向に好き勝手にアクセルふかしてるおかげでどんどん多方面に広がっているような愉快さがある。今回確認できて嬉しかったのは、「どんだけシリアスに見せてるシーンでも、次のカットでは瞬時にギャグに行けるよ」というメリハリの付け方と潔さ。せっかく雪丸がフェナと2人きりで良い雰囲気だったのに突然瞬間移動したのには笑ってしまった。

 フェナの手下(?)連中は前回に引き続きみんなして満遍なく活躍しているが、一応今回は騒がしい双子の活躍シーンが一番多かったかな。多分このキャラ設定だと、双子は双子のまま突き進む気がする。「かげきしょうじょ」の時みたいに「双子だからこそ持つ悩み」とか、「過去に双子だったから起こった悲劇」とか、そういう切り崩し方は無しにして、常に狛犬のようにフェナの周りに一対のガードとして存在し、画面中を所狭しと飛び回ることでひたすら動きをつけていく役割だ。殺陣シーンはどれも決まっているが、この双子が見せる胡散臭い動きがギャグじゃなくて凄みになってるのは良いところではなかろうか。

 その他、中の人もあってか気になる存在は花梨ちゃんかな。良いネーミングセンスと良いテンション。本当にみんなしてマイペースで他人を無視して喋るくせに、よりによってみんなテンポが違うので誰1人噛み合わないっていう雑然とした雰囲気がブレていない。そんな中でも花梨の低血圧・高テンションの使い分けは良いアクセントだ。カツオ、美味しいからね。

 シナリオ部分に関しては、「たまたま立ち寄った街で親父が託したのに似てる石があったからとりあえずその産地に向かおう」というトレジャーハントストーリーとしてはありえないくらいに適当な接続。あんまりそっちでひねくれた展開は期待しないほうが良さそうだが、冒険活劇アニメだとするなら、あんまり小難しいこと考えさせてもしょうがないしね。ひとまずフェナの百面相が見られればそれでいいや。

 

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○「シキザクラ」 5

 なんかよく分かんない出自のアニメ。いきなり「ナゴヤアニメプロジェクト」と表示され、舞台も名古屋っぽいのだが、特に名古屋テイストが推されている様子もなく、ふつーにふつーのアニメが始まった。もう今期は近所の多治見市が舞台になってるアニメがあるんだから、中京近辺のご当地アニメはもう足りてるんじゃないかな。

 どうやら中京テレビが中心になって進めている「東京以外のところでもアニメ作れば良いじゃない」というよく分からん企画の結果として出てきた作品ということなのだが、「ごく自然に地方でもアニメを作る」という目標は、つまりは「ぐんまちゃん」みたいに自治体のカラーを強く打ち出すんじゃなくて粛々とアニメを作るということになるわけで、作品自体が愛知県をどうこうしようというものではない。内容としては仮面ライダーに近く、突如イマジンに取り憑かれて変身することになった主人公のバトルを描いていくもの。フルCGで描かれた画面にはそこまで魅力は感じないが、少なくとも「テスラノート」ほどの切羽詰まった感じはない。制作スタジオは聞いたことがない名前だったが、どうやらI.G.関連の新規のスタジオで、元請け作品はこれが初めて。名古屋にスタジオがあるからちょうどいいってんで仕事をしてるっぽい。最低ラインのCGワークは維持できているし、スーツ装着時のバトルシーンはそれなりに見栄えもしているので減点要素はないが、あとはキャラパートの時にどれだけ自然に回していけるかの勝負になるだろうか。「ヒロインがあんまり可愛く見えない」とか、そういう部分はちょっと残念である。

 正直、1話目は本当に「リバイズだったかな?」っていうくらいにライダーっぽい導入なので、個性が見づらくてなんとも判断しにくい。出自を考えるとあんまりエキセントリックな作品が飛び出してくるようには見えないが……一応、これが成功すれば首都圏以外でのアニメ制作の流れに勢いがつくかもしれない。京都と富山と徳島以外にも新たな勢力が生まれてくるといいのだが。

 ちなみにこの企画のためにオーディションをしたらしく、キャストも新人や地元ゆかりの人物が担当している様子。もうここまできたら事実上「八十亀ちゃん」の4期じゃん……とも一瞬思ったけど、八十亀ちゃん、積極的に応援してたどこぞの誰かが金メダル噛んじゃったからなぁ……。

 

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○「王様ランキング」 6

 「ヒステリックボインババア」の響きの良さ。このキャラデザでそこに目がいくのかよ、っていう。

 原作未読。ちょっと前に割といろんなところで取りざたされていたのは知ってて、漫画喫茶でも何度かそのタイトルを見て手に取ろうかとも考えたことはある気がするが、なんかフィーリングが合わなくて結局読まずじまいだった。中身見てねぇのにフィーリングも何もあったもんじゃないのだが、こういうのってそれ以上の説明のしようがないからな……表紙絵とかでパスしたのかしら? もしくは「ネットで話題になってる漫画読むの、なんか負けた気がする」みたいな変な意地もあったのかも。ネットで「感動できる!」みたいな紹介されると「騙されてたまるか」みたいな変な対抗心が芽生えません? まぁ、周りの人間が盛り上がってたのにスルーした作品っていえば前クールの「かげきしょうじょ」もあるので、大抵は素直に評判に従った方がいいとは思ってるんだけども。

 そんなわけで変な負い目がある作品だが、そのちょっと特異な見た目が示した通りに、アニメ化を担当したのは通好みアニメの多いノイタミナ枠。そして、ノイタミナの最近のこだわりと打率の高さから考えて、おそらくアニメとしては及第点以上のものが提出されるだろうという期待はある。1話目の時点でその特徴的なキャラクターデザインや世界設定をしっかりアニメにして動かしてやろうという意気込みが感じられ、他の作品には無い珍奇な雰囲気はすでに嫌という程にじみ出ている。問題はその珍奇な映像が良いものか悪いものかという話なのだが、こればかりはストーリーとの兼ね合いもあるので、もうちょい追いかけてみて、肌に合うものになるのか、それとも漫画の時点で護身してた直感が正解だったのかを判断する必要があるだろう。

 いきなり聾者が主人公というスタートに度肝を抜かれ、散々バカにされているのを見て変なところでハラハラしたものだが、正直、冒頭から見えていた王子のキャラクターだけだったらあんまり好きになれなかった可能性はあった。基本的に「向上心がなくて人がいいだけのバカ」はキャラとしてあまり好きになれない。ただ、もちろんそんなことはあるはずもなく、ラストに才能の片鱗を見せて、興味を持たせて2話目に引いている。この展開なら期待票を投じておいても問題はないだろう。

 

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 本格始動の第2話。やっぱキャラが増えてなんぼの作品。

 原作既読なので「アニメだとどういう演出になるのかなぁ」っていうのが主な視聴ポイントになってるんだけど、ちゃんとオリジナリティが出せてて面白くなってますね。書き文字を漫画からそのまま切り取ったような説明演出も嫌味じゃなくてそこそこ目立つように配置されてて具合が良い。ただでさえしゃべれない古見さんが主人公ってことで台詞部分の見せ方が難しいとは思ってたけども、こういう仕上げ方になるのね。

 そして個人的に注目していたのはキャストの面々。2話目はなじみの登場回だということは分かっていたので、担当の村川梨衣がどんな仕事を見せてくれるもんかと想像はしてたのだが、正直、もっときゃんきゃん甲高い感じで来ると思ってたら、意外に音域を下げてきた。そりゃま、一応「男の子????」だもんね。りえしょん、意外にショタキャストも多いのよね。「こういうなじみなんやなぁ」という妙な納得感があった。そしてもう1人登場したのは山井さん。こちらは日高里菜が配役され、「まぁ、ちゃんりなならどんな仕事でもばっちり決めてくれるしな」と安心していたが、想像以上にいいシュート決めてくれた。うーん、ヤマイさん……。他のキャストのハードルどんどん上がるなぁ。

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