最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
友情・作画・勝利、第38話。うーむ、あすか先輩がイケメン過ぎてどうしていいやら……。ほんとにキャラが立ってるプリキュアなんよなぁ……。 というわけで、シーズンもいよいよ終盤戦、ここで各キャラの個別エピソードが入ってくる頃合いとなっている。トップバッターはあすか先輩で、彼女のくすぶっていた想いを解き放ち、「一人だけ3年生」という今回のチームの特色の中で無事に進路を決定するに至った。ハッピーエンドだったのは間違い無いのだが、やっぱ進路希望調査に「フェニックス学院」って書くのは少し恥ずかしいな? まぁ、学院の名前はいいとして、あすか先輩が片付けるべきは何と言っても(元)生徒会長との因縁であった。思い返せば登場時から割とバチバチだった2人。あすかの過去が明かされ、修学旅行先でのあの顛末があり、挙句に生徒会長の名前が「百合子」だったりと、まーそりゃそういう方向性の話になる。基本的にプリキュアというのは「同性間のいろんな感情」の塊みたいな作品シリーズではあるのだが、今回のあすか先輩と生徒会長の関係性は、また2つとない素晴らしいものになっていたのではなかろうか。 「誰が一番かなんて選べないよぅ」という大変悩ましいプリキュア6人組。それぞれにキャラが立っており、本当にいいチームになっているのだが、中でもこれまでにない方向性から新機軸を切り開いたのがあすか先輩だったのではなかろうか。これまでの「年上組」とか「姉御タイプ」とはどこか違う、「豪放なのに繊細」「頼りになるけどバカ」「それでもやっぱり最年長!」みたいな立ち位置は本当に見事。今回はそんな彼女の大人な側面がはっきり見えつつ、チームには存在していない「同い年」との友情ががっつり堪能できる。こういう形での「正体バレ」もドラマがあって素敵よねぇ。生徒会長、本当に理知的でいい奴なので助かります。 そしてそんなあすかVS会長の対決はテニスのプリンセス対決となるわけだが、まー、この作画の濃いこと。本当に渾身のキメ顔ばかりでお腹いっぱいですわね。止め絵の劇画タッチにやたらと癖の強さを感じていたら、なんとコンテが西田正義だったという……。なんちゅう使い方だよ。西田さん、これまでプリキュアに関わったことあったっけ? って思って確認したら、去年のヒープリで1回だけコンテ担当してた。まさかこんな大事な回で仕事を見せてくれるとは思わなんだ。今回の作劇のおかげで、強敵揃いの歴代イケメンプリキュアランキングの中でも、あすか先輩は上位に食い込めるようになったんじゃないかな……。これでまた来週はいつも通りにおバカなところも見せてくれたりすると完璧だぜ!
PR 一応調べてみるとアイスランド沖の海の座標、第9話。そこにエデンがあるのか……まぁ、キン肉マンだったらその辺に何が眠っててもおかしくはないが……。 どうやら1クール作品ということで、いよいよもって急展開が加速。中でも今作では「とにかく雰囲気だけで押せ」みたいなところがある宝探し要素の置いてけぼり感は、文字通りに他の追随を許さない。ほんのちょっと前まで4桁の謎の数字しか無かったというのに、「思い……出したッ!」というだけで続々意味がつながっていく恐ろしさ。いや、出来ることならその気づきを視聴者にも共有できる形で与えておいて欲しかったのだが……でもなぁ、最近はネットやらなんやらが発達し過ぎてるせいもあり、真面目に伏線張って「解けるような」謎解きにしちゃうとガンガンネタバレされたり、逆に揚げ足取られたりしちゃうからしょうがないのかね。あくまで今作は「雰囲気宝探しアニメ」です。まぁほら、わらべ歌に謎が秘められているなんてのは鉄板のミステリガジェットですしね。歌がそのまんまだと「まんまかい!」ってなるけど、一応ひねりをガシガシ加えてそれっぽさを水増しもしているし。まぁ、それにしたってなんの保証もないのに2人して推論飛ばし過ぎだとは思うが。あのまんま真逆の方向に進んでいく可能性も充分あったわけで、そしたらなんの意味もないボーッとした船旅がしばらく続くところだった。それをキャンセルした要因がフェナの「なんとなく」だもんね。 とまぁ、宝探し要素の方は別にいいとして、問題はAパートのアベルさん劇場である。ここまでなんとなく「どうなんだろねー、匂わせてるけどわかんないねー」くらいで濁していたアベルとヘレナの関係性が、一気に全部明かされてしまった。いや、結局ヘレナが何者だったのかはよく分からん気もするのだが、「肉親かな?」と思ってたら、まぁ、すごく遠い意味では「家族」ではあった。しかし残念ながらその続柄は「義理の母」。まぁ、この状態を母と呼ぶかどうかは微妙なところだが……とにかく、アベルの中ではトラウマ存在であることは間違いなかった。そりゃフランツ殺すかぁ。しょうがないかぁ。 そしてもっと衝撃だったのは、そのヘレナが死を前にしてアベルに対して「私が愛した唯一の人」と言ってしまったことである。アベルの親父(便宜上「王」と呼ぶしかないか)を愛してないのは当然としても、そこから逃がす手伝いをしたと思われるフランツに対しても別に愛情は無かったということ。フェナ目線で見たら自分のおっかさんと父親だと思ってた男の間に愛情は無かったという。フランツはフェナとは血縁関係のない「サポート役」であり、本当にエデンに至るためのアイテム扱いで終わってしまったかわいそうな男である。そして残されたフェナは、アベルから見れば「義理の妹」にあたるわけで……なんかもう、色々と泥沼だな……。誰が悪いかって言われたら多分「王」が一番悪いんだろうが、それにしても不確定な「エデン」の情報にみんな振り回され過ぎだ。 ひょっとしたらエデンには何も無いんじゃなかろうか。結局、展開がここまでおおごとになってるのって全部アベルの盲信が生み出しちゃった「ヘレナの生きた意味」によるものなのよね。彼女がなんであんな無残な殺され方をしたのか。そこに納得のいく説明を与えるには、彼女が生み出し、守った秘密が、それに見合うくらいにどでかいものじゃなくちゃいけない。それを受け継いだフェナはヘレナの現し身として、「聖女」でなければならない。……いやぁ……そりゃ無理筋だろ……。なお、当のフェナさんはそんな「兄」のことはよくわかってなくて元気よくのこのこ対決の場に出ていくようである。 あれ、でもアベル側はもうエデンの場所知ってるってことなんだよな? ……宝を探してるんじゃなくて、宝が探させている……うーん、逆もまた? どゆこと?
三好夏凛は勇者である、第9話。そして楠芽吹は勇者ではない。しかし、二人は友達である。夏凛ちゃんって勇者部だとどうしても「追加メンバー」っていう部分がわずかな壁になってた部分はあるんだけど、こうしてそれ以前の関係で腹を割って話せる友がいたんだな、っていうことが分かるとホッとしますね。 「勇者の章」で繰り広げられていたあの事件の最中に防人たちがどのように動いていたのか、というお話。いつも通りの大赦の秘密主義のせいで世界がどうなっているのかはよく分かってないが、一応みんな元気に任務をこなすことはできていた。それが分かるだけでも、くだんの騒ぎの際の勇者部の血反吐を吐くような激闘も無駄ではなかったということがわかって少し嬉しくなる。「表舞台」ばかりが描かれていると、こうして舞台裏で必死に生きてきた人間たちのドラマまでは見えてこないからね。 今回はそんな「勇者サイド」と「防人サイド」が夏凛ちゃんのおかげで接続される。友奈ちゃんとの摩擦でくさくさしていたという理由だけで壁をぶち抜いて外に出ちゃう夏凛ちゃんの弾丸っぷりはひどいもんだが、これだけの勢いがあるからこそ、初の満開勇者としてあれだけの見せ場を作ることも出来たのである。そうして飛び出した「外」で偶然出会う芽吹たち御一行。この時点ではむしろ防人たちの方が外との関わりを深く持っていたというのも皮肉な話。東郷さんを除けば、勇者部の連中は基本的に外に目を向ける機会が少ないからね。今にして思えば、犬吠埼姉妹ってすごく「日常」の方に友奈ちゃんたちを引き寄せてくれる要石の役割を果たしていたのだなぁ。流石に勇者部部長の働きは伊達じゃない。 そんな「日常」から飛び出して荒れる夏凛ちゃんに対し、真正面からのマスケット狙撃でカツを入れてくれたのが芽吹だった。「河原で殴り合う」は友情描写としてはお約束だが、これが勇者連中だと「世界の外で殺し合う」になるのが実にバイオレンス。世界のエネルギーも限りがあるんだから、こんなとこで無駄に使っちゃダメでしょうに。でも、芽吹から見たら今こそが「武力」の使いどき。ここで殴らなかったら、いつ、誰が夏凛を殴れるというのか。こんなにも熱く、篤い友情があったのだなぁ。夏凛が、この時点では友奈が相手でも見せられないような笑顔、それを見せられる相手が楠芽吹だったということ。そういう意味では、彼女もまた立派な勇者であったに違いない。 そして物語はいよいよ大詰め、友奈ちゃん争奪戦へと移行していく。まぁ、いつも以上に「だいたい神樹様のせい」が極まっちゃってる展開なのだけども……。
今回は社畜ダンサーが現れるかどうかが不確定の状態で場を立てたんですが、残念ながら現れませんでした。この譜が届くことで、彼の精神衛生の一助になればよいのですが、いつも以上に「その場にいないと分からないこと」が多い内容ですね……。
CV伊藤美来のキャラは基本的に一般企業勤めに向いてない、第20話。過去の履歴を遡っても、普通に働けてる人間がいないような……一応、公務員扱いのろこどるがいるが……。 というわけで、来るべくして来てしまったくくるブレイク展開である。野生がモットーのくくるをデスクワークに放り込むと死ぬ、というのが非常に分かりやすい顛末で積み重ねられていく。こうしてみると、やはり企業勤めってのは何かをガリガリ削ることを代償にお金をもらうことなのかなぁ、と恐ろしくなってしまう。私の周りの社会人連中も満遍なく精神を壊す連中が多いし、おそらく人類に労働は向いていないに違いない。まぁ、実際には大半の社会人はそれでもうまく生活に折り合いをつけていくものだが……。 今回の流れ、誰がどう悪いということを一概には判断出来ないのが難しい。基本的には「くくるの自己責任」ではあるのだろうが、ここまで来るとさすがにティンガーラの経営体制に問題が無いのかと言われたらちょっと悩ましくもなる。若手の職員1人が残業に残業を重ねても終わらない仕事を任されているとなると、それはタスクの分配ミスではあるのだろう。「開業からまだ間もないせいでどこも人手が足りていない」というのが本当だとしても、同じ部署の人間(少なくとも夏凛ちゃんと朱里ちゃん)はまだ精神的に余裕があるようなので、もしキツいのだったらそちらに仕事を振って同じ部署でシェアしていくべきである(まぁ、朱里ちゃんはバイトなのでどこまで回せるか分からんが)。少なくとも副館長に打診してその検討がなされないのなら、それは間違いなくブラックだ。 ただ、問題はくくるがそうして誰かにSOSを発信したのか、という部分である。冒頭で副館長にぶーぶー言っていたシーンはあるが、副館長はあくまで「出来る範囲でやれることをやれ」と言ってるだけだし、「仕事が出来るなら構わない」とも言っている。そこに「くくる一人で全部やれ」という制約は設けられていない。であるならば、くくるは目的達成のためにもうちょっと上手くやる方法があったはずなのだ。実際にプレゼンは完成したのだし、結果的に失敗気味に終わったといっても「やったこと」自体に副館長は文句をつけていない。彼はあくまで「プレゼンが1回終わったから、それを経て次の仕事に移れ」と言っているだけであり、くくるが仕事をしたことについては認めているはずだ。だとしたら、そこで壊れてしまうならくくる自身の限界である。まぁ、どう考えても「精神に限界が来てるタイミングで廃墟を見に行っちゃう」は愚行でしかないのだが……やっちゃう気持ちは分かるからなぁ。本当に重なったタイミングが狙ったかのように下へ下への流れを作っていて、「愛梨ちゃんに会えなかった→仕事のせいで見たいものを見逃している→そういえばがまがまも……」っていう連鎖が勝手に形成されちゃったのはどうしようもない。あとはもう、なんとか負の連鎖を止めて、どこかで「仕事をする意味」を自分から見つけるしかないのだ。 ほんと、なんでアニメ観ててノルマに押しつぶされる社会人のもがく姿を見なきゃいかんのだ、とは思うのだが……お前は働く、俺はアニメを見る。そういう分業ができることに、私は幸せを感じるのです。
天国→水瀬いのり、地獄→上田麗奈、第8話。………………どちらも地獄の間違いでは? 今週も頭のおかしいうえしゃまをありがとうございました。 結局地獄たんがどれくらい活躍出来るかで満足度が変わってくる本作、今回はようやく本気のバトルシーンに突入し、あまりに無体な生体兵器としてのムジカートバトルが炸裂した。もともとソシャゲ案件ということもあってそれぞれのムジカートには固有武器というか、得意な戦闘方法があり、タイタンのショットガンなんかは「その見た目でその戦闘スタイルはどやねん」という妙な絵面になっていたのだが、運命はいかにも主人公機らしいソード&ガンの複合戦法、そして地獄は「足が刃物」というオートマータみてぇなトリッキーな戦い方になっている。どう見ても火力で運命に勝てるはずもなさそうなのだが、そこをどうにかしちゃうだけの大物感というか、まだまだ隠し持ってる感が地獄の最大の魅力。今回は落ちぶれ指揮官様の耳元で素敵ウィスパーを聞かせてくれたわけですが、是非とも上田麗奈ボイスで人生の終焉を告げられたいと思っている勢からしたらこんなご褒美プレイもないわけですよ。ほんと、今作に関しては「最終的に地獄が徹底的に無様にぶっ壊れて欲しい」っていう欲求が最大フルマックスですわ。 とまぁ、敵キャラの話ばかりになってしまったが……一応今回のお話で運命とタクトの関係性も一段落。ずっと噛み合わない凸凹コンビのままで行くものかと思っていたが、8話というタイミングでの雪解け。ここからはもうちょい素直なバディバトルが見られるようになるだろうか。まぁ、タクトの身体がまともな状態なら、という条件付きだが……。 問題が解決したとはいうものの、運命サイドからすれば「昔の女」の影がちらつくタクトとの関係性はなんとも歯がゆいものだった、っていうだけの話なのだが、タクトやアンナから見ると、目の前に「コゼット」が生きてるように見えちゃうので割り切れないっていうのはどうしても引っかかる要素ではあり続ける。というか、今後コゼットの復活ルートは一切存在しないってことでいいんだろうか? そこを割り切れば、一応運命との関係性も折り合いをつけていいのだろうが……。
ゆめちゃんのドレスがゴーカイシルバーゴールドモードにしか見えない、第33話。あそこから繰り出される必殺技の数々はめちゃくちゃ強そうだが、それでもときわちゃん単騎に勝てない気もする。ときわちゃん、キュアサマーと差別化を図るために(??)回を増すごとに声が野太くなってる気がするのは気のせいだろうか。 サブタイトルから分かる通りに、今回は念願の(?)れい君メイン回である。そして、先々週のぺこっちに続き、今回もメイトの夢の中に入るという禁断の展開。ここ3週はぺこ・朝陽・れい君と続けてグループのメンバー内の夢にばかりお邪魔しているのだが……何か、終末を予感させる展開になっている……のかどうかは分からない。着実にアクムーランドにはキラキラなものが増えているのも、こうしてよりにもよって夢がキラキラしてる連中のところにばかりちょっかい出しに行ってるせいだよな。 今回の話で期待していたのは、これで多少なりともれい君の謎が解消するんじゃないかってこと。1期の時から謎だらけだったれい君。他のぬいぐるみ連中はいまいち自分たちの存在やお空の上の国のことを理解してない節があるのだが、れい君だけは特権的に様々な裏事情を知っており、1期はクライマックスで朝陽の変身を促すなど、特別な働きを見せた。「自分が王子である」という謎の自負も当初からずっと唱え続けているもので、確かにお空の上の国には「女王」がいるのだから王権体制には違いない。となれば、れい君の「プリンス」という肩書きは純然たる権力の表れということになるはずなのだが……どうにもはっきりしないのだよな。これだけぬいぐるみがいる中で、れい君1人だけが特権階級ってのは何か違う気がするし……。 と思っていたら、今回はそんなれい君の夢の中に「王国」を発見。これ、もしかしてれい君ってただの脳内妄想の中だけの王子の疑惑が出てきたな? 彼が特別に女王様たちと近しい存在というわけではなく、あくまで脳内のボンジュール城に住まう脳内貴族、いや、夢内貴族。だとするとちょっとアブない奴という話で……いや、想像力が全ての源になりそうなこの世界では、このブレない「王族ムーブ」こそが彼の強さの秘訣なのかもしれないな。ティーセレモニーだけ英国風じゃね? と思ったけど、別にフランスも似たような形式を持ってるのか。 というわけで、ただひたすられい君の脳内世界に振り回されるだけのお話だったが、それでもやっぱり朝陽には気を使ってくれるのでゆめちゃんとの距離はさらに縮めることができたっぽい。アッキーにはかわいそうだが、さすがに2年目なので今年度末までには2人の間に何か確たる結果が欲しいよねぇ。まぁ、中学二年生の恋愛なのでたかが知れてるだろうが……どうなりますことやら。 今週のまとめ:すうちゃんの「カスです」がやたら刺さる。
同性間の歯がゆい感情〜〜〜第8話。今期、女子高生の可愛い姿が見たいと思ったら実は今作が筆頭なのではなかろうか。 考えてみれば、しょうがないとは言いつつも割とえげつない設定になっているのが今作の家族構成。何しろメインキャラ4人のうち2人については、「祖父が大陶芸家」と「母が天才陶芸家」である。そんなサラブレッドばかりが集まる陶芸部、下手したらなろう作品なんかよりもよっぽどチート世界線ではあるのだが……そこはちゃんとドラマの必要性がある。姫乃は現在、絶賛母の背中を追走中。決して追いつけないものだろうし、追いつく必要もない存在なのだが、よりによって親父さんから「作品並べておいたるわ」とか言われてしまうと、どうしたって文字通りの「肩を並べる」ことばかりが気になってしまう。思いつきで始めた陶芸が実は母の記憶の旅路であると知ってからというもの、しばらくは楽しさ優先で陶芸と向き合ってきたわけだが、なまじ実力が上がり、母の背中がぼんやりとでも見えてきてしまったが故に、姫乃は自分のこれからの人生を思い悩むことになっている。 そして十子先輩である。彼女はより分かりやすい形での「血のしがらみ」というか、追いつけない先達の背中を見る苦悩の人生を歩み続けていた。しかし、前回の「スタイルからの脱却」を経て何かが変わりつつあり、今回、突然押しかけた有名俳優の力もあり、いよいよ祖父との関係性にも変革が訪れそう。別に「雪解け」というほど険悪な仲だったわけでもないだろうが、ここでついに一人前の陶芸家として祖父の前に立てるかどうか。思わぬところから人生の節目が訪れそうである。 そうして変化を続ける、成長の大きさこそが女子高生の特権。みずみずしい感性を携えて、日一日と変わり続ける少女たち。しかし、そうした成長のきっかけを思い悩む者もあるようで……そうかぁ、三華さん、そんなことを考えていましたか……先輩の変革を後押ししたのは確かに姫乃であったのだろう。それは喜ばしいことだったとは思いつつも、出来ればより付き合いの長い自分がそれをしてあげたかったと。そして、それを押しとどめていたのは自分勝手な好き嫌いの問題だったと……いいじゃないでしょうか。別に三華が何か悪いことをしたわけじゃないのだ。それでも、何か気後れと悔しさを感じちゃうその感情。とても良いと思います。 そんな傍で写真だけ見てニヤニヤしてる直子。おめぇはそれでいいや。
矢筋がブレるからって安易に的付け変えるのが一番よくないぞ、第8話。まぁ、あくまで個人の感想だが……当てようという気ばかりが早って手先で当てに行くと射形があっという間に崩れる。そして戻すのに時間がかかる。あの時は……そう……(遠い目)。 まぁ、紫檀くらいの弓の名手だったらそんなことはどうでもいいのだろうが、狙いをつける眼は持っていても、女の子を見る目は大したことなかった紫檀。「魔女危ない、魔女ダメ絶対」って言ってたはずなのに、一番ダイレクトに魔女に籠絡されてしまっているのが紫檀である。そりゃま、フェナのあの性格を前にしてシリアスを維持し続けるのは難しかっただろうが……そうして清濁まぜこぜにして丸め込んじゃうのがフェナの最大の武器なんだよなぁ。分かっててもどうしようもないか。それこそ、仲間連中は全員すでに陥落済みだしね。一応、中心にいた雪丸はここ数週間でオチたわけではなく、10年前からの繋がりで必死にフェナに食らいついていたわけで、そんな雪丸が他の連中を牽引した結果と言えなくもないのかな。これまであまりにもドタバタと話が進みすぎたが、今回はそんなフェナがサムライ連中を全員籠絡完了したことが丁寧に知らされるお話。 最後まで争っていた紫檀も、「なーんかもう、どうでもいいや」ってんで諦めがついた様子。まぁ、結局紫檀にとっての優先順位は「雪丸・雪丸・雪丸」なので、彼が悲しむようなことは出来ない、イコール「フェナを殺すなんてとんでもない」ってことなのでね。雪丸と一緒に乗り込んだ時点で、この結末は予定調和だったのかもしれない。一応花梨あたりがどこまでフェナに入れ込んでるのかはまだ疑う余地がないわけじゃないが……いや、ないな。 そして、外野も全てなぎ倒した状態で、満を辞して雪丸の再出撃。これまでの鬱憤を晴らすかのような有無を言わせぬ攻めであっさりとフェナを陥落。まぁ、こうなると周りが見えない猪武者は強いわね。フェナも初めてのことなので(1話目で本人が証言済み)、こういうことに慣れておらずにドタバタと。これ、周りの連中はどんな顔して二人の行く末を見守っていけばいいんでしょうかね。 ただ、残念ながらこれで心置きなくイチャイチャできる、ってわけではない。まだまだ色んなところからの追われる身だし、結局肝心の謎は解けないままである。ここからどういう風にお話が収束していくのか……楽しみなような、怖いような。
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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