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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「マブラヴ オルタネイティヴ」 5

 これも息の長いプロジェクトだねぇ。こうしてあんまり距離を近づけずに薄目で見守ってるようなプロジェクトっていうと「ファフナー」とかそういう系統があるのだが、何故かロボットものが多いんだよな。

 まぁ、近づけないっていうか、結局原典のゲームが古すぎるし興味の対象外だったので触れてない時点で決してダイレクトに接触することがない作品である。必死に思い出そうとしたが、アニメの「トータル・イクリプス」が今確認したら2012年の作品だった。流石に覚えてるわけがない。ただ、その後の「シュヴァルツェスマーケン」なら2016年と割と最近。多分、なんとなく脳裏に残ってる記憶はこちらのものだろう。「確かヨーロッパあたりの話だった気が……」って確認したらそれはあってた。ただ、本当にそれくらいの接点しかない。

 というわけで改めてファーストコンタクトくらいの気持ちで接していく必要があるのだが、幸い「もう人類どうしようもねぇよ!」という絶望感はシリーズを通して共通のもののようで、このボロボロ人類敗残逃走アニメとしての揺るぎなさは嫌いじゃない。「平穏世代の韋駄天達」の感想の時にも書いたのだが、私は基本的にドMなので、ボッコボコにされて為す術もない人類を見てるのは嫌いじゃないのである。それこそ今回のお話は「進撃の巨人」的なテイストで描かれているし、このまま日本人が北海道まで逃げ落ちる展開だけになったとしてもそれはそれで成立するだろう(まぁ、大陸からの侵攻ルートを考えれば、普通は北方領土経由で北海道からも侵略してそうな気がするが)。あとはその絶望感を人類の希望へとどのように転化させていくか。そして、ひたすら似たような化け物との殲滅戦を繰り広げるだけの構造から、どのようなメリハリを作っていくか。ここで結局「一番怖いのは人間」的な内部ぐちゃぐちゃ話になっちゃうと興ざめなんだよなぁ。

 考えてみりゃ20122016、そして2021と綺麗にオリンピックイヤーにのみ放送されているという不思議な作品。一定周期で放送されることで少しずつ進歩を続けるアニメーションの歴史を観察することができるかもしれない。「シュヴァルツェスマーケン」の時点で文句なしでキモかったBETAの形状、今回も安定して生理的に無理なやつに仕上がっているし、ロボとの絡みでCGワークのスキルアップも確認できるはず。新しいものではなく、古くからの題材のブラッシュアップという方向性での新アニメは、案外観察対象として面白いのかもしれん。

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○「古見さんは、コミュ症です」 6

 1話目を見てて初めて「コミュ障」じゃなくて「コミュ症」だったことに気づいた。……コミュ症って何? ……まぁ、タイトルに「コミュ障」を入れてしまうとセンシティブなワードなのでアウトになっちゃうってことなんだろうか。

 実は原作既読。けっこう既読。例によって漫画喫茶での遭遇だが、短いギャグ漫画とかは1巻だけよんで「はいはい、こんな感じね」って続きを手に取らないことが多いのだが、この漫画は割と気に入って、以下続刊は漫画喫茶に行くたびにちょいちょい摘んでいた。コロナ以降はそもそも漫画喫茶に行けてないのでここ何年かは読めてないが……まぁ、そんなに劇的に内容が変わるような作品でもないので読めても読めなくてもそこまで問題は無い。原作が気に入った理由はよく分からんのだが、とりあえず絵の好みだと思う。わたしゃこういうカチッと主線が決まっててシンプルな絵柄の方が好きな傾向があるんだろう。それ以外だと……なんだろね。ギャグ漫画って結局フィーリングよね。

 そんな風に「なんとなく好き」な漫画がアニメになると聞いてある程度「こんな感じかな」というイメージはしていたわけだが、少なくとも1話目はその予想よりもやや上をいった。流石にサンデーの最終兵器と言われるだけあって作画に気合が入ってますわね。製作はOLMなのだが、こんだけちゃんとした作劇もできるもんかとちょっと感心した。「総監督」名義で渡辺歩がクレジットされてるが、1話目のコンテは「監督」でクレジットされている川越一生という人の手による。多分、制作体制も実質的な監督はこの人なのだろう。OLMのたたき上げみたいであんまり過去作に名前が出てこないのだが、1話目の演出を見る限りでは初監督作品ってことで気合が入ってるんじゃなかろうか。ギャグとしての勢いを保ちつつ、過剰なくらいのセンチメンタルな雰囲気を持たせて出会いのドラマを劇的に彩っている。まさか1話目でなじみすら出てこずに完全に只野と古見さんの世界だけを引っ張るというのは予想外であった。まぁ、その分来週からは騒々しくなりそうだが。

 改めてアニメで見ると、古見さんの設定はいささかやりすぎの感があり、ここまできちゃうと性格というよりも文字通りの「障害」に近いし「疾患」とすら言えるレベル。「ひとりぼっちの○○生活」の時にも触れたが、こういうコミュ障のキャラをいじる構造自体は、私自身が身につまされる部分があるのであんまり好きじゃない。ただ、無駄にリアリティを出そうと「半端にそれっぽいコミュ障」じゃなく、振り切れて「疾患」レベルまでいっちゃってるのはむしろネタとして割り切るための設定なのだとも思う。さらにここからは「古見さんなんて可愛いもんじゃねぇか」っていうレベルの問題児が大挙する展開になるので、「コミュ障アニメ」というよりは「バカアニメ」として楽しめるようになるんじゃなかろうか。是非ともこのクオリティを最後まで維持して欲しいものである。

 中の人については、まず「梶原岳人が本当にちゃんと声優できるようになってる」っていうのでしみじみする。只野くんのキャラって、かえって難しい設定だと思うのだが無理なくやれてる。古見さん役は古賀葵のようだが……まぁ、しゃべんないから……森田さん時代の花澤香菜が懐かしいですね。他にもクドいキャラにクドいキャストが用意されているようです。今から楽しみだ。

 

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○「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」 5

 面白いもんですよね、同じなろうといってもこれだけ印象の違う作品が出てくるんだから……。まぁ、そりゃ「ジャンプアニメ」でもピンからキリまであるんだから当たり前ではあるんだが。

 こちらの作品は幸いにして1話目でそこまで辛くなるようなこともなくすんなり見られる胃に優しいなろう。まずもって、こうして「転生前」の方の設定を事細かに描いてくれる異世界転生はここんところずっとご無沙汰だった。タイトルで分かる通りに今作は「転生前が超すごい暗殺者」という部分が重要なようなので、そこに筆を割く必要があったのは当たり前のこと。このまま転生して「経験と知識をもとに異世界で戦い抜く」というプロットがしっかり守れるならば、それって異世界チートじゃなくてちょっと変則的なピカレスクともいえるわけで。それならそこまで嫌な匂いはしないかもしれない。まぁ、今回あんまりナーロッパ的な世界が描かれなかったおかげで適当さが見えにくかっただけという可能性もないではないが……でもちゃんと「暗殺者世界線」ではそれなりにベテランっぽい含蓄も見せていたし、1話目でのキャラの見せ方は真っ当なものだったと思う。まぁ、あと森田順平氏の演じるダンディアサシンっていうのがそれだけでちょっとずるいってのもあるけどね。これ、できればこのまんまのキャラで異世界を歩いて欲しいもんだけど、来週からイケオジではなくなっちゃうみたいなのよねぇ……。

 ちなみになんとなくWikiで確認してたら、今作は「回復術士」と原作が同じだということを知った。さらに、この原作を書いている人はやたらめったらに作品を発表しているらしく、作品リストがとんでもない量になっている。なろう作家のアベレージがどんなもんか分からんが、慣れてきたらこんなペースで同時進行の作品を展開できるものなんだろうか。すげぇ商売だなぁ。

 

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○「進化の実〜知らないうちに勝ち組人生〜」 2

 キツい。無理。

 なろうイズムのダメな部分の集大成というか、ある意味で内心どこか期待してるような気がしないでもないなろう的要素が全て揃った素晴らしい設定。本当にこれの原作をどういう層が楽しんでいるのかは全く理解できない。おそらく狙いとしてはギャグに見せたいのだろうという要素も、見ているうちにどんどん辛くなっていく。大量のなろうで機械学習させたAIの方がもうちょい端正な作品を作ってくれそうな気がする。

 ありがたいのは、アニメーション自体も1話目からわかりやすくショボいので特に擁護する必要がないということだ。知らないスタジオなので確認してみたら、元請けで長編アニメを担当するのは初めての様子(過去には「しばいぬ子さん」とか作ってたみたい)。多分、あんまり製作陣もやる気はないんじゃないかな……何が辛いって、これのエンディングがポピパのタイアップなんだよな……Moonlight walk、ポピパ曲の中では割と異質な楽曲で面白いと思うのに……今wikiを確認したら当然のように西本りみ・おゆちゃんといった響声優がキャストに参加しているな。まぁ、キャストに罪はないから……。そういやこないだのライブで宣伝してたけど……すまんな西本。無理や。

 あと、これはアニメの責任は一切ないので完全な余談だが、wikiをチェックした際に書かれていたあらすじの文章があまりに国語力低くて笑ってしまった(編集されるかもしれないので、せっかくだからスクショ撮っといた)。今作のWiki編集してる層は……つまり、そういうことなんだよなぁ。

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10月10日 ドラフト模様(MID×3)

ピック順 【Alessi】→【Logical】→【Metallica】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Sangriter】→

 

 意外にお早い2度目の帰還! 前回から1ヶ月弱を経て、再びの対面ドラフトだ! まぁ、一応全国的に緊急事態宣言も明けてますんで、前回よりも罪悪感のない状態でプレイできていますね(ドラフトは感染対策に配慮した上で行われています。多分)。もともと用事があって関西に出張してきた奴が1名いるんですが、もう1名はふつーに「ドラフトやるっていったら東京から来た」っていう奴です。こいつ、もう1つドラフトできるコミュニティを形成しているらしく、なんか知らんけどパック持参で東京から来ました。なんやそれ。あと、思い出したけど家にしこたまパック貯めてる奴おったやん。モダホラ2のデッドストックとか、どこかで吐き出した方がいい気がするけどな。……まぁ、次はいつになるかわからないけど。「出来れば、この環境でもう1回くらいやりたいね」みたいな話してたけど、今確認したら「イニストラード:真紅の契り」の公式発売日が……1119日!? え? そんな早いの?! やばいやん。これ、もうプレビュー始まるくらいの時期なのでは? 公式発売日が19日ってことは、アリーナ実装がその1週前で1111日。その1週間前にはカードリストが出揃ってるはずなわけで……エェェエエ……。これ、俺はやっぱりスポイラ無理日程やな……。

 

 


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 今回はオープニングトークという名の企画がちょいちょいと。こういう流れがあると集まる意味が出来て良いね。

 


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Sonny Boy」 6→8

 あっぶねぇ……また感想記事忘れるところだったわ……指摘してくださった方、どこのどなたかは分かりませんが、本当にありがとうございます。危うくオッドタクシーの悲劇の二の舞を演じるところだった……まだ放送終了から1週間ちょいだから普通に感想がまとめられるはずや。ちなみになんで最近になってこういうミスが出始めたかというと理由が2つあって、1つ目は、各クールの境目が曖昧になってるので作品リストから「はい、これで今期おわりー!」というけじめを見つけにくくなったこと。実際、夏クールに終わるはずのグループも、現時点ではまだ(我が家のスケジュールだと)「ジャヒー様」「ラブライブ」「EDENS ZERO」の3本が残っており、これらが終わるまでは区切りがつかない。おかげで終わった作品・終わってない作品の管理が杜撰になって抜けが生じてしまっているのだ。そしてもう1つの原因は……多分加齢による処理能力の減衰だ……。

 閑話休題、こちらの作品の話をしよう。ただ、「感想がまとめられる」とは言ったものの、なかなか一筋縄ではいかない作品だったので上手いこと着地点は見出せていない。現時点で間違いなく言えることは「刺激にあふれた面白い作品だった」ということだ。何を「面白い」と感じたのかを綺麗に区分けすることはこれまた難しいのだが、多分1番大きな要因はその圧倒的な画作りのセンスだろう。もともと夏目監督の特徴として「刺激的な作画スキル」というのを挙げており、過去作でも「スペースダンディ」みたいなとんでもない作品があったわけだが、今回は脚本まで全てに携わっていることもあり、制約なしで自由自在の画面を展開することが可能になった。「制限の無い自由」というのは「拠り所のない空虚」と背中合わせであり、どこまで作り込んで、どんな風に見せたらいいのかってのは本当にクリエイターの一存に任されることになってしまうわけだが、それを完全に武器として捉え、野放図に広がる「漂流」の世界を作り上げたというのが最大の功績なんじゃなかろうか。間違いなく「アニメでしか実現し得ない映像」であり、今作くらいのレベルになると「最近はアニメに負けないくらいなんでも描ける」なんて言われることもある実写+CGの作品なんかでも太刀打ちできないはず。アニメの絵だからこそ生み出せた世界。それが確固として存在したことに疑いを挟む余地はないはずだ。江口寿史によるレトロなキャラクターデザインも、それを歪ませたり、引き伸ばしたり、ちぎったり、丸め込んだりととにかく野放図にイメージが移り変わっていくこの世界においては、「調理しやすいシンプル素材」として重宝した。のっぺりとした真夏の孤島の風景が、超現実の描写で次々に異界へと姿を変えていくその様子は、これ以上ないほどに「異様」を体現していた。画面を見ているだけで面白いし、その中に無限の可能性が見える。こんなにも愉快な映像快楽があるだろうか。

 そして、そんな振り切れたカオスワールドでもって描かれたのは「中学生たちの精神世界」である。漂流という現象自体が瑞穂の能力や長良の能力からスタートしたと言われているが(詳細は今や闇の中だが)、結局陳腐な言い方をすれば、今回の漂流は「思春期の不安定さの顕現」と捉えることができるだろう。まぁ、今作においては「そんな安易な言葉で説明した気になるな」と怒られてしまいそうだが、主要キャラクターが全て中学生で、彼らの自尊心や克己心、そして恋心にいたるまでの心理的な揺らぎの足場の悪さが「漂流」という現象となったことは事実であろう。漂流者が全員中学生だという触れ込みについても、そうした思春期特有の特別感が世界を分断したことを裏付けている。完全に言葉遊びだが、思春期って別な言い方で「春機発動期」っていうんだよね。「発動期」って言葉、まさに今作のためにあるようなフレーズに思えてきません?

 物語の構造も想像の埒外に及ぶことが多く、あまたの「1クールアニメ」の構成になれていると、1週間後には予想を裏切られて何度も足をすくわれることになる。印象深かった回はやっぱり猫回かな。「1キャラ1エピソードでいろんなクラスメイトの話を繋いでいくんじゃないの?」と安易なことを考えていたのだけど、気づけば物語はどんどん「長良と瑞穂(と希)」に収束していく形になっていた。終わってみればそれはごく当たり前の構造とも言えるのだが、いちいちこの二人に帰ってくる時に予想もしない切り口から新しい展開に持っていくのがいちいち新鮮なのだ。冒頭から猫がしゃべる話、やまびこ先輩の思い出話、そして偉大なるモンキー・ベースボール……。「これなんなの、説明して」と言われても上手いこと説明できる自信はないが、毎週見始めた時の「は? なんやこれ?!」という困惑とワクワクは代えの効かない感情だ。これだけの「なんやこれ!」を毎週鮮度を落とさず叩きつけるなんてこと、そんじょそこらのアニメーションでは出来ないだろう。個人的には、構造の妙の類似もあるせいか、我が人生最高のアニメと掲げている「妄想代理人」に近い何かを感じ取った気もする。おそらく、どちらの作品も徹底的に計算づくで、自分の描きたい世界を磨いて磨いて研ぎ澄ませた結果という作劇法は共通しているんじゃなかろうか。

 機会があればまた1から見返して1つ1つの断片の意味を考えてみたい作品。世界中でたくさんの人に頭を抱えてほしいね。

 

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○「プラオレ! 〜PRIDE OF ORANGE〜」 5

 アニメファンにあるまじきことなんだけども……「この内容でそれなりにアニメの出来がいいのなんか腹立つなwww」って思ってしまった。でも、大真面目に観てたら馬鹿馬鹿しくなるやん。

 タイトルに「オレ」がついてるもんだからてっきり野郎主人公の何かだと思って見はじめたらガチガチの萌え系作品。その出自はメディアミックスを目論みソシャゲを出そうとしてるタイトルであるという。これまた変な話だが、間に挟まってるCMのソシャゲ・ゲーム部分を観てちょっとだけ「面白そうやんけww」とも思ってしまった。今時逆に珍しいくらいのゲーム画面である。

 なんと「アイドル+アイスホッケー」という訳のわからない組み合わせ。ここまで様々なアイドルアニメが展開されてきたが、いよいよヒネリにヒネリすぎて訳が分からなくなってる感じが伝わってくる。いったいどういう流れでこんな作品にたどりついたのだろうか。(以下勝手な妄想→)「まだアニメとかゲームになっていないジャンルって何が残ってるかなぁ……」→「そうだ、アイスホッケーとかいいんじゃないですか? スケートとかなんか綺麗なイメージもあるし、女の子にやらせたら花があるんとちゃいます?」→「でもアイスホッケーってガチガチにプロテクタとマスクで固めるやん。女の子の顔が見えなかったら意味ないやろ」→「確かに……よし、そんなら同時にアイドル業もやらせて、試合に勝ったら氷上で踊るってのどうです?」→「新しいッッ!」…………気持ちよくなるハッパやってんのか? いや、多分こんな企画会議ではないだろうけども……逆バージョンもありえるかもしれん。「アイドルアニメ作りたいんやけど、もう、やれるジャンルは全部やっちゃったからなぁ……なんか目新しいアイドルないかなぁ……」→「アイスホッケーやらせたらどうですか?」→「新しいッッ!」…………気持ちよくなるハッパは気持ちいいなぁ……。

 まぁ、偉い大人たちが額を寄せ合って生まれた作品には違いないのです。どう考えてもアイドル要素だけ余計なのでそこを取り除いた「アイスホッケー女子」のアニメなら成立してる気はするんだけど、なぜそれでダメだったのだろう。しかも、多分これって万一当たったらきっちり中の人にアイドル活動やらせるところまで勘定に入ってるよね……どうにもピリッとしないキャスト勢のおかげでアニメの中身は今ひとつ印象がよくない。ただ、映像はちゃんとしてる。メットかぶった時の顔部分の描画が怖いことを除けばしっかり動くし、丁寧に描き込まれている……今からでも遅くないから、純正ホッケーアニメか、純正アイドルアニメのどっちかにしません? ……まぁ、始まってしまったからにはこの魔の足し算から奇跡が生まれることを期待するしかないか……。

 主人公の子がなぁ……「観光地の旅館の娘、髪がオレンジ色で、ご当地名産の果物が好物」って、どこぞの沼津で見たことがある主人公なんだよなぁ……。ちなみに、ゲーム制作がCraft Eggということもあり、公式ページを見ていくと明らかに「響所属声優だけで固めた忖度チーム」が存在しているというお約束。

 

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○「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」 3

 俺だって書きたくてこんな文字列書いてるんじゃねぇよ!!! でもさ、作品タイトル間違ったら申し訳ないしさ、ちゃんと一言一句確認しながら書いたよ。精神を平静に保つ訓練みたいなものだよ。写経と一緒だよ。

 なんかもう、ね。タイトルを見て「好きにしたらええがな」って言ったら全部終わったことになりませんかね? これは……なぁ……。いや、先に書いておくと、アニメとしてはめっちゃ普通。特によくもなく悪くもないが、多分1話目の時点でこんな感じだと、残りの十数話は特に話題性もなく、だらだらとこの状態が続いていくんだろうなぁ、って言うだけのお話よ。その上で、何をモチベーションに見たらいいのか分からないわけで……誰が観たいんやろなぁ。美味の味を訴えてくれる犬娘かなぁ……。

 正直予想外ではあった。まず前提知識として、最近(なのか一昔前なのか分からないが)のなろうには「追放系」と呼ばれる一流派が存在しており、「俺の実力を理解してない馬鹿なパーティが俺を切ったのでチート能力で見返してやったぜザマァ」みたいな作品が一時雨後の筍のように大量に存在していたということを聞いている。今後、このタケノコが書籍媒体を離れ、1つまた1つとアニメになってくるであろうことも知っている。しかし、当然私はそんな作品を読んだことがないので、初期微動の「盾の勇者」や「回復術士」を超え、「これからいよいよやってくるのだな……」と覚悟を決めて待っていたのだ。まぁ「回復術士」はその系統だったかもしれないけど、あれはもう、別次元に突き抜けちゃったので今度こそはという身構えだ。

 しかし、なんか色々違った。まずこのジャンル、「異世界」でなければ「転生」でもないのね。ふつーに「そういうファンタジー世界があって、その中で生きてる主人公がいます」から始まる。まぁ、どうせ異世界転生っつっても速攻で意味がなくなるパターンの方が多いのでそこはあってもなくてもいいのだが(無い方がいいのだが)、そうなってくると「あからさまにゲームっぽいステータスシステムとかどう言う概念やねん」という話になってくるのである。加えて、追放系の真骨頂(??)である追い出しのくだりだが、なんとなんと、まさかの「普通に主人公の実力が足りてないから追放された」という顛末だった。え、それってマジで自己責任じゃん……単なるダメなやつじゃん……。妹を置いて最前線からドロップし、まだ魔王やらなんやらが生きてて世界が不安定な状態だってのに「終わったわー、スローライフ送るわー」って、単なるクズじゃん。どゆこと? そもそも魔王「軍」と戦ってるなら「パーティ」なんて小規模な編成単位は割とどうでもいいはずで、「軍」の切り盛りなら一個人のスキルが多少優れてようが劣ってようがあんまり関係ない気がするんだが。それなのに「メインパーティより弱くなったからお前いらない」って言われて「わかった。でも、実力が足りなくて抜けたと思われたら情けないから、戦死ってことにしといてくれ」って、単なるわがままでダメなやつじゃん。向上心も何もなく、ただ逃げた結果として「スローライフ」を選んでいるキャラ。そんなん主人公に立てられても……。

 まぁ、もうちょい観ていけばそのあたりにもフォローが入るってことなのだろうが(……だよね?)、少なくとも1話目時点では「どないやねん」しか出てこなかったし、フォローが入ったところでこの「スローライフ」という名の傲慢に何か楽しみが見いだせるとも思えない。今期はこの辺りからなろうの怒涛の攻めが始まるので、耐えられるかどうか自信がないわ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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