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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「恋と呼ぶには気持ち悪い」 5

 「そこは代入するといいですよ」って、絶対に数学のアドバイスとして役に立ってないと思う。そもそも女子高生の解いてる問題としてあれどうなんだ。偏差値低くないか?

 本当にタイトル通りで笑ってしまった作品。ここまでがっつり「※ただしイケメンに限る」な作品も珍しく、モブ野郎がやったら一発通報な数々のムーブが作中で許されている様子がすこぶる気持ち悪い。実際にストーカー行為なので多分条例に引っかかるだろうし、いきなりおしぼりで顔をこするのは下手したら暴行罪になってもおかしくない。単なるクズ野郎じゃなくて、平気で前科カウントを稼いでいく真性クズ野郎が主人公なのだ。

 そして、これがウケるとしたらやっぱりジェンダーギャップは避けられないな、と思うのだが、ちゃんと正規の女性読者(視聴者)は「こいつ、ヤベェな」と思って観ているものなのだろうか。これできゅんとされたりしたらマジで救いようがないのだが……ちゃんとギャグだと受け取って「キモいな」と思えるなら大丈夫。まぁ、ここから確実に関係性は改善されて丸く収まっていくことになるのだろうが、あくまでも「お前、最初は犯罪者だったからな」という精神は忘れずに行きたいものである。

 そうしてキモくてどうしようもない主人公のことをギャグとして飲み込めるなら、悪くない出だしだと思う。男キャラの造形は全く理解できないキモさであるが、「一見おとなしい女子高生に罵倒されるのは大変気持ちいい」という気持ち悪い感情なら理解できなくはない。男目線でこの先を見守るなら、いかに巧みに罵倒されていくかが勝負のポイントとなるだろう。ただ、金持ち有能イケメンを罵倒する言葉が私に刺さるかどうかは分からないが……ヒロインの方も、冷静に考えると割と気持ち悪い「理想の女子高生イデア」みたいな存在ではあるんだよな……なんかもう、煩悩の塊みたいな作品だな。

 ちなみにヒロインを担当するキャストは小坂井祐莉絵。どっかで見たことがある名前だと思ったら、「邪神ちゃん」のぺこらだったっていう。ぺこら、常に不幸な出会いに満ちているな。

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○「戦闘員、派遣します!」 5

 土師さんのめっちゃいい声で高らかに「おちんちんまつり」とか言わすなや……。

 「このすば」作者によるさらなる新規プロジェクト……と思いきや、作者の来歴みたら実はこっちの作品の方が歴史が古いのね。なろうでこれ書いて1回フェードアウトして、復帰してから「このすば」がヒット、のちに今作も書籍化という流れらしい。そう考えると「このすば・オリジン」みたいな作品とも言えるのか。まぁ、再刊行に際してどれくらい手が入ってるかはわかんないけども。

 そういう来歴だとすると、1つ良い点があるとしたらそれは作品が一応は完結しているという部分。アニメがどれくらいの量で提供されるのか分からないが、後のことを考えずに自由にシリーズ構成が組めるとあれば、一定のまとまりが期待できる。逆に懸念材料があるとしたら、そうした「プロトタイプ作品」の立ち位置であるなら、品質がどの程度保証されるか分からない部分。また、普通は同一作者の作品ならなるべく毛色を変えようとするだろうが、本作の場合はどこかで他作品との差別化が意識されているか分からないところ。1話目を見る限り、やはりテイストはかなり「このすば」に似ていて、異世界転生下衆野郎ギャグアニメという狭いフィールドの中では、印象が被ってしまうかもしれないということ。ただまぁ、テイストを変えようとしていた「けものみち」がそれで特別面白くなったというわけでもないし、ネタが多少被ったところで、面白ければいいんじゃね? という気もするので、もし作者のホームグラウンドがここだというのなら、これはこれでいいんじゃなかろうか。

 1話目はなるほどいつも通りのノリである。特にクソ野郎を描くのにためらいがなく、ヒロインであっても思いっきり顔芸を交えて最低の面を描いてくれるのはやっぱり楽しい。チームカズマのような奇跡のバランスが構築できるかどうかはまだ分からないが、よりシンプルな「エロバカ」に設定された6号と、「名誉欲の権化」というヒロイン設定は割と楽しくなるんじゃないかという期待はある。あとはアニメーション部分でそれなりのクオリティが維持できればOKだ。あ、でももう1つの懸念点として、なぜか今作も監督を務めている人が別作品も並行してやってるんだよね……「ましろのおと」と監督のクレジットがおんなじ。最近はこういうスケジュールの乱れが多いなぁ。

 ちなみに中の人要素を拾っておくと、スノウの中の人だけ記憶になかったのだが、調べたら「シグルリ」のおソノの中の人だった。こりゃまた全然イメージが違って楽しいな。

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○「セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-」 5

 「キングスレイド」「オルタシアンサーガ」が終わり、休む間も無く次のソシャゲRPGものがスタート。ほんと、いくらでも出てくるよな、って思ったけど、世に出ているソシャゲの本数を考えればまだまだ氷山の一角か。

 もう元のゲームがどんなもんかとかは調べる気もないが、まぁ、普通の世界観でしたね。ただ、汽車が走ったりはしているので、いわゆる「中世RPG」の世界よりかは近代寄りで、他の生活レベルが近代寄りなのかどうかは謎。何しろメインウェポンが憑依型のスタンドバトルなので、戦闘技術から文化レベルが探れないのである。まぁ、モンスターがうじゃこら湧いてる世界で現実と比較する意味もないか。

 映像部分はそれなりに頑張っている部類。1話目なんだから見栄えが良いのは当たり前だが、最低限を守れているかどうかは基準となるだろう。それにしてもおっかない話が1つあり、これの監督に名前がクレジットされている人物(市川量也氏という)が、今期はなんと3本同時に監督としてクレジットされているのである。「灼熱カバディ」とこれと、今週始まる「すばらしきこのせかい」の3本。そんなんで大丈夫か、と不安になるが、この人はどうやらCG開発会社の社長をやっていて、そのスタジオ(ドメリカという)が全ての作品に関わっており、「制作」でクレジットされていたり、「制作協力」だったりする。さて、どういう体制になっているのか……まぁ、コロナの影響で放送スケジュールはかなり混乱してるので、製作期間のずれていた作品がたまたま同時期に放送されてる可能性もあるのだが……なんかおっかない。

 まぁ、こうしてクレジットから勝手に邪推して怯えるってのもアホな話で、素直に作品の中身だけで受け取れば「まぁ、頑張って視聴が継続できればいいな」くらいのもんである。RPGとしてあんまり目を引く部分はなかったのだが……最後に倒れてる花澤メガネの意味深な表情だけちょっと気になるかな。そのうちサイコレズとかになりそうなのを期待しておこう。

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「SK∞ エスケーエイト」 6→7

 新たな伝説である。間違いなく、今期最大のfunnyにしてexcitingにしてcrazy。スケボーとは????(x日ぶり、y度目)

 毎度の感想でいちいちフィーバーしていたので改めて書くこともないのだが、こういう作品が突然オリジナルで叩きつけられるからアニメってやつは油断できない。「野郎だらけのスケボーアニメ」なんてその看板だけで敬遠しそうなものだが、一度見てごらんなさい、あっという間にこの世界から抜けられなくなる。げに恐ろしきはメインスタッフの底知れぬサービス精神。内海紘子監督については今作が始まった時に「男×男関係の描き方に嫌味がなくてよい」みたいなことを書いていたのだが、もう、嫌味があるとかないとかいうレベルじゃない。神話にしてしまう。こういうことを書くとジェンダー論だのなんだのと怒られそうだが、今作の打ち出した方向性は、やはり女性監督だからこそ出来た部分があるんじゃないだろうか。男同士の関係性を描く時、どうしても同性のクリエイターではブレーキを踏んでしまいそうな部分があるのに、それが女性目線だとむしろアクセルベタ踏みまで突き進むことができる。今作の場合は脚本に大河内一楼、そしてメインスタッフに五十嵐卓哉が絡んでいることを考えればそこそこ「ギアス」やら「STAR DRIVER」の領域なんだからこいつらだってアクセル踏みっぱなし軍団じゃねぇか、とは思うが、1クールという短期決戦に原液レベルの濃度を流しこまれて、それでも「やっちゃえ」と思えたのはやはり監督のディレクションが大きいのではなかろうか。ほんと、原液なのに「ごくごく飲める! まだまだ飲める!」ってんで喉奥に流し込まれ続けたもんね。

 もちろん、そうしてギャグみたいに囃し立ててはいるが、そんな無茶苦茶なお話を全てエンタメに昇華したのは作画スタッフの力に依るところが大きい。やはりボンズ、やるときはやってくれる。そして1話目2話目と一気に作品世界に引きずり込んだ内海監督の手腕、それを引き継いでてっぺんまで突き抜けた五十嵐さんの剛腕。短期決戦となる1クールアニメでは、こうして麻薬みたいな物質をひたすらに注ぎ込む形のパワープレイが一番魅力的だが、普通、体力的にこんな無茶は出来ないんだよ。

 あまりにもスカッと突き抜けたので個人的には「続編プリーズ」とは思わないのだが、多分薬物中毒の形で体内に残存しているので、万が一ここからジョーとチェリーの過去話編とか作られたらそれこそ「まだまだ飲める! どんどん飲める!」って思いそう。もうこの際シャドウの学生時代とかでもいいわ(実はそれが一番見たいかもしれん)。なんであんな雑にキャラが殺されてったのに、捨てキャラが1人もいないんだろう。意味わからん。またこの座組みでの頭のおかしなオリジナル作品が見てみたい。ボンズさん、是非よろしくお願いします。

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○「さよなら私のクラマー」 4

 ヨハネの中の人、ここ立て続けにタイアップ取ってきてて「クイーンズブレイド」以来随分久しぶりの流れやんけ、って思ってたらレコード会社移籍してたのね。そういう巡り合わせってあるもんかね。

 問答無用の傑作アニメ「四月は君の嘘」の作者さんの次作が待望のアニメ化、ということで期待してたのだが……ん〜〜〜、なんか、違う……。そのクオリティの差は歴然である。やっぱりアニメってのはスタッフやスタジオによってこれだけ差が出ちゃうんだ、というのがよく分かる結果となっている。もともと、原作絵が割と濃いめのデザインなのでアニメにするのは難しいとは思うのだが、それを逃げずに正面から迎え撃ったのが「四月は君の嘘」。映像面でのクオリティも高く、イシグロキョウヘイ監督による繊細なコンテワークも相まって傑作になった。今作の場合、そのままのデザインで動かすことを諦め、かなり簡略化されたあっさりキャラデザになっている。もちろん適材適所なのでそうしたブラッシュアップが悪いことだとは思わない。今作は「サッカーアニメ」であることが間違いないのだし、どうしてもフィールドでの動きが増えてしまうのだったら最初からキャラデザで線を省き、動かしやすくするのは1つの方策だろう。それ自体は間違いではない。

 ただ、そうして作られた「サッカーの画」に全く魅力がないというのが結果なのだ。特に走るモーションがかなりしょんぼり気味で、ポニテの子が白髪のこぼしたボールを拾った後のカットとか、思いっきり女の子走りに見えてしまって疾走感も躍動感もありゃしない。他にも体重の乗らない走りのモーションが散見されるし、あたりが強くて複雑な画になってしまうチャージのシーンを止め画で逃げるなど、どうにも省エネ優先の政策理念になっているように思えてしょうがない。「動かすからキャラを描きやすく」か「キャラが濃いので動きがもたつく」か、どちらかなら言い訳にもなろうが、「キャラを削ったのに動きももっさり」だと、そりゃ期待はずれと言われてもしょうがなかろう。残念ながら第一印象はあまりよろしくない。1話目でこれってことは、今後のシーンで盛り返しもあまり期待できないと思うんだよなぁ。

 他にもキャラの出し方が地味なテロップと一緒だったり、あまり見せ方の工夫が感じられない画面が続くのが気がかりだし、何よりも私としては死神認定に近い高橋ナツコがシリーズ構成についていることも気がかりではある。まぁ、彼女も全部が全部悪いというわけではないので、原作にハマってくれていればいいのだろうが……。

 一応フォローもしておくと、1話目で出てきたメイン級のキャラクターが島袋美由利・悠木碧・黒沢ともよというとんでもないカロリーを擁していることには注目したい。ことに「悠木・黒沢」の2名は私の中では「子役上がりの怪物声優」という同じカテゴリにいながら、これまでほぼ共演がなかった組み合わせ。互いに一歩も譲らぬ我の強い個性がぶつかりあった時に何が見えてくるものだろう。間に入るのが万能の調整者たる島袋美由利っていう配役も、そこだけ見れば神采配だ。なんとか、そこだけでも突き抜けられると幸せなんだけど。

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 ハレの日! 最終話! こんなにがっつりとエピローグ的展開やってくれるとは思ってなかったよ。最後までカラッと明るく。まぁ、私は泣いたんですけどね。ゆに様も出席できた卒業式、最高じゃないですか。何気に合唱曲もいい歌だった気がする。来年も聞きたい、って思ったけど、来年度は卒業キャラがいないから式の様子をやる意味があんまりないな。

 一番の心配だったのは何といってもゆに様の行く末。杉山先輩は来年度からフェードアウトはほぼ間違いないはずで、その先輩についていくとゆに様までお役御免かと思っていたのだが、流石にそんなわけがないよね。自発的な「卒業」で一時戦線離脱。大丈夫、新番CMにはちゃんと姿が見えてたからね。ゆに様の節目にきちんとカタをつけてくれた、もう私はそれだけで満足でございます。

 そしてことこ先輩の卒業&進学。ついに爆誕するJKことこ。最強生物がより最強になってしまった……。毎回そうだとは思うんだけど、今回のことこ先輩、いつも以上に美人だった気がする。彼女がいなくなることで最大の懸念点はパソコン部の部室が使えなくなることだったが……でも、もうメンバー全員が同じクラスになっているのであまり問題はないんだよな。まぁ、みゅーたちが自由にしゃべれる場所は学内に新しく確保する必要があるけども。ただ、ラストで衝撃の事実が明かされ、なんとアッキーが何故かこのタイミングで入学。いいのかい? いいだろう? 今更日本の中学に入学する意味も分からんのだが……まぁ、何故か日本の漫画アニメだとよくある展開だからOKだ。これでアッキーがパソコン部を引き継いだら、こんどはアッキー絡みで部室占拠できるかも。もしかしたらゆに様はアッキーの下に戻ってくるのかしら?

 そして次年度への引きといえば、新たな悪役(???)の登場も要注目。キャストロールには「アクムー」という名前が書かれており、キャストはなんとみかこんぐ先輩だ。こんぐ先輩といえば「マイメロディ」のオープニング担当でも有名(?)。ここでまたクレイジーサンリオ作品とのご縁がつながりました。「悪夢」の存在には違いないんだけど、女王様がいない時点で「悪夢」陣営ってなんなんだろう、というのも気になる。まぁ、考えてみりゃこの1年だって悪夢の女王様が勝手に1人でスネてただけなんだよなぁ。次は柴漬けとかが原因で戦争が起こるかなぁ……。

 さて、終わりだけれど終わりじゃない。すぐにまた、次の狂気は来週からやってくる。気を強く持っていこう。

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○「マジカパーティ」 ー

 いわゆるひとつのタカラトミー的販促アニメである。日曜の朝アニメで、すでに周りの「ヴァンガード」とかは完全に視聴対象外になってるので、これもまぁ、パスしてもいいかな、という作品ではある。場合によってはそのうちフェードアウトする(「爆釣バーハンター」と同じ扱い)。

 一応録画対象に入っていたので観てみたわけだが、まずもってトレカ商品だと思われるのに「スクラッチでカードを削る」ってどういうこと? すげぇ商品だな。細かいところはアニメみてもさっぱりわからないけども……。まぁ、そういう販促じゃねぇからな。テンションに馴染みがあるなー、と思ったらこっちも「アースグランナー」と同じウシロシンジが監督。もう、妖怪ウォッチ以降は完全に子供向け販促アニメの監督で定着したんやなぁ。

 あまり真面目に観るタイプの作品じゃないのでやいやいいってもしょうがないが、「パリピナ精神で世界を救え」というわけのわからないノリは日曜朝からついていくのは大変そう。今後、モンスター(?)が増えてバリエーションが出た時に面白くなるかどうかやなぁ。朝番組の目標は「ピカちんキット」なんだけど、あそこまでいくのは難しいか。

 ほんとどうでもいい余談だが、サブキャラのキャストに鷲見友美ジェナがいたのでちょっと笑った。主人公がみかこしだから、こんなところでそこそこKEMURIKUSA

 

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○「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」 6

 まーた種さんが人格と合理の間で揺れてる……。まともな人間性のキャラがさっぱり回ってこないのはやっぱりすごいわ。今回は福山潤との直接対決。もう、このキャストだけでもお腹いっぱいだわ。

 初回1時間で2話放送という特別形態の作品。それだけ諸々の期待がでかいということなのだろうが、なるほど気合のほどは伝わってくる。アニメーション製作はWIT。1話目はそこまで目の覚めるような動画演出が光ったというわけではないのだが、細部まで卒のない仕上がりで安定感が感じられる。このままのクオリティでラストまでキープしてもらえるならありがたい。そして脚本が「リゼロ」の長月達平というのも話題になっている部分だが、まぁ、シグルリの脚本が面白かったかと言われるとクエスチョンになってしまうので、そこはあまり過度な期待はせずに見守っていこう。

 こうして大きなオリジナル作品を打ち出してきたとなると、やはり気になるのはシナリオということになる。1話目でことのあらましはすんなり入ってくるようになっていて、掴みはまずまずといった印象。「未来の使者の過去改変物語」というベースはいつかどこかで見たものになるのは致し方ないが、そこにAIの人格問題や、「歌姫」要素などを絡める贅沢盛りで目を引く部分は多い。あとはこれらの要素をもてあますことなく使いこなせるかどうか。

 1話目時点で思い出すのは「プラスティック・メモリーズ」だったり「仮面ライダーゼロワン」だったり。注意しなきゃいけないのは、この手の作品であんまりSF設定について真剣に考えすぎちゃダメってこと。プラメモもゼロワンもどちらも「AIに、愛はあるんか?」みたいな部分がテーマになっていたわけだが、これ、突き詰めちゃってもそう簡単に答えが出る問題ではなく、両作品とも「そんなん言われてもなぁ」みたいなしっくりこない展開になってしまっている。特にゼロワンの場合、明らかに人類に敵対するAIが出てきて商品品質に問題があるのに、「それでもAIは友達なんだ」みたいな暴論を振り回す主人公が全く理解できずに大変だったものだ。今作の世界でキーとなる要素は、「AIの使命」と呼ばれる概念だろうか。そこをどのように解釈するかで、今後の納得感も変わってくるはず。なんとか「気にならない」程度のSF設定で抑えてほしいところだが……どうなるでしょうね。

 ちなみにもう1つの懸念要素に「時間遡行」があって、例えば1話目では死ぬはずだった人間の命を救って未来改変を一歩進めたという展開なのだが、今作ではバタフライエフェクトをどんな風に想定しているのか。今回の一件でかなり運命は大きく揺れたはずなのだが、それでもまだ、世界は悲劇へと進んでいるのだろうか。「極力過去に関与しない」という姿勢はこの手の作品ではお約束で、今回のラストシーンはその制約の厳しさをいきなりヒロインに叩きつけた形になるのだが……ある時は遠慮なく介入し、ある時は頑なに不干渉という判断基準が見えにくいので、その辺ももやもやしそうだ。

 改めて「細かいことは気にしない」の精神を大事に。でも、気にしないでこういう作品って楽しめるのかなぁ……。

 

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「ホリミヤ」 6→5

 先にお断りしておくと、別段悪い部分はなかったですよ。最後までちゃんと楽しめたし、満足はしてる。ただ、付加的な魅力が出てこなかったので「ふつーの作品だったな」というくらいのエンディング。考えてみりゃ「友崎くん」と全く同じ点数の推移だな。

 ほどよいクオリティの学園ラブコメ。一番印象が近いのは「田中くんはいつもけだるげ」かな。どんどんキャラが増えていっていろんな恋愛模様とか、ヘンテコな家族関係とかを楽しむようになるという構造も一緒。ただ、その展開が割と野放図で、「もうちょいがっつり堀さんと宮村だけで続けて欲しかったかなー」という勝手な欲求があったので多少希望がずれてしまった。いやまぁ、5話で事実上の告白してるんだからそこである程度のゴールインなのはわかってたんだけどさ。そう考えると、その後の甘々っぷりがよく続いたと思うべきか。多分残念に感じるのは、「結局、予想通りに宮村の特殊設定が有名無実になっちゃったよな」っていう部分なんだと思う。ほんと、「ふつーのカップルのふつーの恋愛」になったからなぁ。あ、堀家の家族は割と変だったけどね。

 あとはまぁ、「高校生、こんなに片っ端から色んなところでいちゃいちゃしてんじゃねぇよ」という純粋なやっかみが……。こいつら恋愛しか脳が働かんのか。……いや、そうですよね、高校生ってそういうもんですよね……おっちゃん、辛いわ。だから指くわえて見てるわ。

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