最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ウマ娘 Season 2」 5→8 今更何をか言わんや、という作品。いや、でも意外だった。まさかここまでのタイトルになるなんて思ってなかった。 初期配点を平均にしたのは、正直言うと多少の疑念があったため。1期は1期で面白い作品だったので期待はあったが、例えば度重なるソシャゲリリースの延期、スタジオの変更など、なんだかきな臭い匂いがあり、「1期ほど盛り上がる作品にならないんじゃないか?」と警戒したわけだ。実際、1話の時点でどちらに転ぶかは全く分からず、「そんなに何度もうまくいくデザインの作品じゃないやろ」と舐めてかかったわけだ。しかし、スタッフは良い意味で期待を裏切ってくれた。1期の時よりもよりシリアスに「走る」というドラマを展開した今期、「史実に基づいたフィクション」という今作最大の特徴を存分に活かし、現代のアニメ業界に再びトウカイテイオーのドラマを蘇らせてくれたのだ。 一番のポイントは、今作の場合にソシャゲアニメ最大のネックであるはずの「キャラの多さ」がほとんど気にならなかった点である。まぁ、一応は「2期目」なので多少知っている部分もあってハードルは下がっていたかもしれないが、ブランクが長かったのでやはりメインのスピカ連中以外は記憶にも残っていない。そんな状態で、臆面もなく大量のウマ娘を同時並行で展開し、「ソシャゲもやってね! こんなにいろんな子がいるんだよ!」というセールスを打ち出した。普通に考えれば、アニメは爆裂四散してめちゃくちゃになってしまう広げ方である。それなのに、今作はなぜか焦点がぼやけなかった。むしろ数多のウマ娘がひしめく中にあればこそ、テイオーとマックイーンの物語に深みが増し、ライス、パーマー、ネイチャ、ビワハヤヒデ、キタサンにダイヤちゃんまで、脇のキャラのドラマも広がっていった。正直、何故こんなにすんなりとキャラが入ってきたのかはよく分かってない。強引に理由付けするなら、今作は2話の時点ですでに視聴者を捕まえにきていたという出足の早さがあげられるかもしれない。わたしゃ新番期は複数の番組を同時平行でチェックしなきゃいけない関係上、2話目の感想はあげないことが多いのだが、今作に限っては矢も盾もたまらず2話目から記事をあげ始めてしまっている。もう、その時点で今作に捕まっている。そこでのめり込めば、あとは勝手に周りのドラマも追いかけられるようになるという寸法だ。さらに上手いことを付け足しておくなら、今作はアニメに加え、「実在のレース」という最強にして最大の魅惑のコンテンツを内包している。視聴者はアニメを見た後、勝手に現実の競馬映像を見て、さらに愛を深めてしまうのだ。この相乗効果がどこまで狙ったものだったのかは分からないが、どんな情報でもすぐに検索できる現代アニメ事情をフル活用したとんでもない秘策であった。 まぁ、小難しいことはいいんだ。結局、我々は女の子が頑張っている姿を見るのが好きだし、女の子が女の子と仲良くしてるのが好きなのだ。それでいいのだ。 PR ○「SHAMAN KING」 ー エンディングテーマすげぇな、正直、冒頭部分はマジで「ボカロ曲かー」って思ってしまったわ。 容赦無く次の曲は始まっていくが、さて、マンキンである。先にお断りしておくとぶっちゃけ私はこの原作にあまり思い入れがない。連載当時はまさにジャンプを読んでた直撃世代だと思うのだが、数多のジャンプ漫画の中で、それなりに話題になったはずなのに興味がなかった、割と珍しい漫画である。いや、当時は読んでたとは思うのだが、途中で飽きてろくに読まなくなり、後半はどんな漫画だったのかも記憶が定かでない。アニメの放送も、確か当時ちょろちょろ観てたとは思うのだが、多分最後までは観てないし、なんなら1話2話で切った可能性もある。まぁ、夕方番組だったはずだし、興味がなかったらそりゃスルーするよな。つまり、全体的に「あんまり興味がない作品のリブート」であることをお断りしておく。 で、今回も前作同様に夕方枠での放送になり、すでに「最後まで映像化する」という旨が宣言されているらしいので、かなり長いタイトルになるだろうことは想像できる。「あひるの空」とか「七つの大罪」と同じ感覚での夕方アニメになるだろうし、毎週根を詰めて観るような作品にもなるまいと判断し、評点は避けた。途中で観なくなっても罪悪感がないようにね。 一応、これだけブランクが空いて、オリジナルキャストの多くが再結集しているってのは結構すごいことだとは思う。葉の中の人は変更になったが、ほぼ活動してないような状態みたいだし、こればかりはしょうがなかったのだろう。後継にぴかしゃが選ばれたのはなんでだろう、と思って観てたが、なるほど、普段の葉のテンションよりも、むしろ憑依時の様変わりの方を見せるためのキャストな気がする。周りのキャストはお歴々であるが、負けずに頑張れる主役っつったら、そりゃぴかしゃくらいしかおらんか。 「ゆるキャン△ SEASON2」 6→6 終わっちゃいましたな……なんだろ、本当にあっという間だ……。 2期目も相変わらず。良い意味での「いつも通り」をキープしてくれました。1期と違う部分があるとするなら、今期は私が原作をすでに読んだ状態で観てるってことくらいで、その状態で観ると、細かく入れられてるアニメオリジナル要素とかもわかってまた格別。油断するとオリジナルだと気付かずにスルーしちゃうような描写が結構入ってて、それだけスタッフが考えに考えて、原作に溶け込むようなパートを加えてるってことなのよね。 伊豆キャンまでが終わってしまったので、原作量を考えると3期はしばらく厳しそう。そしてその状態で繰り出される「劇場版」という謎ワード……。いったい何が出てくるのだろう。このスタッフに限っては、下手なものは出てこないと信頼してますけどね。劇場まで行って観るゆるキャン、とても想像できないんだよなぁ。 「ワンダーエッグ・プライオリティ」 5→(6) 未完!!!!!!! まじかー、この作品でそれはきついわー。 というわけで、終わりませんでした。どうやら一回入っちゃった総集編が全てだったみたいで、製作が追いつかず、かといって枠も取れずでの「未完」。確認したら6月に最終回やるみたいなので、現時点で何かを評するのはあんまり意味がない。そりゃま、最優先したい感情は「ちゃんとやって!」なので商品としてはダメダメになってしまったわけだが、それだけの理由で切り捨てるには勿体無い作品なのは事実なので、改めて6月を待つしかないでしょうね。 一応最終話(笑)についてまとめておくと、パラレルまで視野に入れてしまったのでエッグ世界が野放図に広がっているのが恐ろしい。フリルの呪詛を解くためのシステムとしてのワンダーエッグはパラレルまでを想定する技術ではない気がするのだが、今回はもう、「アイが最後に救うべきは自分自身だ」というその一点から、「もう一人のアイ」を登場させるのが最善だったということだろう。結局、彼女は先生や母親やら、自分を取り巻く環境と向き合い、立ち上がる必要があったのだから。「2人のアイ」が登場して彼女のオッドアイが併合される流れも美しく、多少むちゃくちゃなシナリオとはいえ、その精神性に文句はない。それより何よりやっぱり映像技術が素晴らしいので文句を言いたくない。今回でいうなら、ママンの髪の毛のほつれとかがすごく良いのよねぇ。あれが描ける作品、なかなか無いと思うよ。 正直、あと1話で何かがまとまる気はしないんだよね。結局ねいるの物語も完結してないし、おそらく全てに納得いくような綺麗なハッピーエンドは待ってないと思う。それでもまぁ、こんだけいろんなチャレンジを見せられたら、やっぱり邪険には出来ないかな。まさかまどマギリスペクトの強そうなこの作品で、まどマギ同様の「4月からしばらく先」へのお預けを食らうことになるとはねぇ……。10年越しの放置プレイ。 「のんのんびより のんすとっぷ」 6→6 にゃんぱすー。今期も無事に終わったのん。今回も可愛かったよね、駄菓子屋。 今期注目していたのは、今作と「ゆるキャン△」という2大ロハス(?)作品が同時に放送されるというなんとも珍しい状況。「もしかしたら似たようなニーズで被っちゃうんじゃないかなー」なんて適当に考えてもいたのだが、改めて視聴して、そんなことは一切無いということが確認できた。この空気は、やっぱり「のんのんびよりおりじなる」である。忙しい現代社会、時間に追われてあくせくしてしまう我々の生活に一石も二石も投じる、ただひたすらに垂れ流す時間。「何も無い、があるんだよ」といわれたら納得してしまいそうなその茫漠たる時空間に、我々はただ身を投じるだけなのであった。 毎度感心してしまうことだが、やはりこの時間の切り取り方は他作品には無いものだ。他の作品だったらサボりだと思われてしまうような静止画の時間。「動かすことこそがアニメーションの本懐だろう」と思い込んで何かを動かそうとすればこの世界は壊れてしまう。そこであえて時間を感じさせるための「止め」を徹底し、あまりにコンテンツを求めすぎる社会システムをあざ笑うかのように時間をただ流していく。この肝の太い製作理念は、やはり熟練のスタッフ陣でなければ形成できないものである。川面監督が1期から全シリーズを通して監督してくれており、メインスタッフをずっとキープできているからこそ実現するこの空気感。改めて、良い作品だと確認できるんじゃなかろうか。 今期はやたらこのみ姉の登場回が多かったので不思議な存在感を醸し出しているところも気になったが、やはり個人的には一番好きなのは駄菓子屋なので、駄菓子屋が可愛ければそれでよし。だんだんれんちょんに対する感情が病的なものになってきた気がするのだが、駄菓子屋なので仕方ない。みんなで小さいもの、可愛いものを愛で続ければいいじゃない。 「回復術士のやり直し」 4→3 シンプルに嫌いです。面白いとかつまらないとか、良いとか悪い以前に、嫌い。こればかりはもう、どうしようもないや。 「嫌い」なのは大きく2つの面から。1つはその精神性というか、コンセプトそのもの。最近のなろうの1つのスタンダードである「ざまぁ系」の一類型なのだろうが、復讐という大義名分を盾にしてどれだけ醜悪なことが出来るかっていう競い合いになる精神がまず好かん。これは別に陵辱モノのエロ漫画の好き嫌いとは違う話で、今作の場合、基本骨子として「主人公は正しい行いをしている」という前提を提げた上でクソみたいなことをやっている。「ひどいことしてる俺が格好いいだろ? でも、これは当然の権利であって、最終的にはこれが世界平和のために正しいことなんだぜ」という独りよがりな正義感を振りかざすのが気持ち悪い。陵辱モノのエロ漫画の場合、それは非道な行為としての「陵辱」であって、そこに余計な言い訳は介入しない。その差は大きい。 2つ目は、アニメの製作理念として嫌い。これは事あるごとに書いてることだが、この内容を地上波でやる意味が分からない。エロの規制も厳しい世の中、何でもかんでも蓋をする風潮はもちろん問題があるとは思うが、わざわざ地上波放送するアニメが18禁アニメによせてチキンレースをする意味がない。ゾーニングはおとなしくやっとけよ、という話。AT-Xなどでは「フルバージョン」で放送されていて、そっちはまぁ、やることに問題はないが、やっぱり「エロアニメ」と「普通のアニメ」は分けて考えたいタイプの人間。エロいものが観たいならちゃんとその目的でしかるべき場所を探すので、わざわざ境界線上を攻めて半端なモノを作らなくてもいいと思っている。「地上波で流すなら、そもそも流せないようなものを作るな」という話。この話、「B型H系」の時からずっとしてるわ。 とまぁ、個人的には歓迎したくないタイプのアニメ。でもまぁ、ニーズはあるんだろうということは分かるし、かなり個人的な感情によるところなのは間違いないので、点数はこの辺にしておく。なろう系、健全な成長を期待したいな。
「魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編」 4→4 一番の印象は「祥ちゃん元気だなぁ」ですかね。「昔からやってるから」なのか、「昔からやってても」なのか、やっぱりファーストコンタクトがこの作品だったおかげで一番自然なネイキッド森久保に聞こえるのがオーフェンなのよね。「アイチュウ」とかで若手に混じって平然と参加してるみんなのアイドル森久保も捨てがたいけどさ(アラフィフやぞ)。 まぁ、結局印象は終始変わらず、といった作品。ことに映像部分のしょっぱさは足をひっぱっており、「封神演義」ほどではないにせよ、「リブートするなら責任持って現代クオリティできっちり仕上げてくれよ」とは思う。かなり台詞量が多い作品なのは間違いないので全部が全部動かせとは言わんが、せめて1枚絵でみたときに映える画面は心がけて欲しかった。杉田の鎧のデザインとか、ギャグかと思うくらいにショボいのはなんとかならんかったんか。 シナリオに関しては1期の時点で既に話半分で聞いてたせいで2期に入ってからは色々と分からん話が増えてしまったのだが、やっぱり耳で聞いて分かりにくい単語が多いのはネックよね。真面目に追いかけないと設定がどんどん上滑りして通り過ぎてしまうので、フックの弱い画面と相まってなかなか頭に入ってこない。「死の教師」とか、パッと脳内で変換できなくてどういう概念なのかよく分からんまましばらく眺めてたわ。まぁ、その辺りの設定のディティールを気にせんでもオーフェンの成長物語としてある程度観ちゃえるっていうのがかえってサボる理由になっちゃったのは痛し痒しか。最終的にオーフェンとアザリーがいちゃいちゃしてるのを見守ってた印象しか残ってないわ。最後の「オーフェンは自分をキリランシェロと呼び、アザリーはそれをオーフェンだと返す」っていうくだりは割と好きなんだけどね。 結局最初から最後まで誰に向けた作品だったのかがよく分からないっていう、リブートものにありがちな結論だよなぁ。原作はまだまだストックがあるんだろうけど、まだ続けたりするんかなぁ。 「ログ・ホライズン 円卓崩壊」 5→6 やっぱ不思議な作品だなぁ。久しぶりなので作品世界のあれこれは色々と忘れちゃってたはずなんだけど、空気感は確かに覚えていて、見ているうちに奇妙な安堵感もある。実家じゃないのに安心感。 いや、ぶっちゃけ前半の選挙編はそこまで面白いとは思わなかったけどね。何しろバックグラウンドを忘れがちだったのでアキバの町で何がどう論点になってるのかピンと来なかったし、最終的にシロが選挙を打開するための方策もあんまりスマートとは言えない。「まぁ、こうなるんだろうな」っていう程度の落としどころだったので、謀略としては今ひとつキレはない。でも、この作品は企みそのものを楽しむわけじゃないのでね。結局、円卓の選挙というイベントを通じて、現実の冒険者と大地人の奇妙な関係性を掘り下げていくのが目的。そういう意味では、「やっぱ変な世界だなぁ」ということが思い出せただけでも意味がある。 間に謎の人形劇を挟んでラストはミノリのレイド編。こっちはもう、わちゃわちゃとパーティメンバーが出まくってそれぞれの持ち味を発揮しているだけで楽しい。まぁ、ほら、てとらちゃんラバーなのでね。むちゃくちゃしまくってるてとらちゃん(変な声)を見てるだけでも楽しい。子供達のちっちゃな青春をメインにしたレイド編も、「レベルの高いシロたちでは味わえない冒険と成長」を見せる舞台として素直に楽しめるし、この「ゲーム的なパートはどこまでもゲーム」っていう世界観の割り切り方が独特で面白い。そういや、このアニメが始まった当初は「なろう系」なんて言葉も使ってなかったからSAOと比較してたんだよなぁ。あの当時から「SAOはおもんない、こっちは面白い」っていう意識は変わってねぇな。 そしてラストを飾るミノリの切ない恋心のお話。当方アカツキ派なので(てとらちゃんは別腹なので)、主君とのちょっと不器用なこの関係性、本当に好き。策士系腹黒男子とちょいとお馬鹿女子の関係性、とても良い。最終回のアカツキののろけまくりシーンも大変良い。ミノリにはかわいそうだけど、良い幕引きだったと思うわ。 ……まぁ、終わった感じしなかったけども……続編、いつか来るんですかねぇ。 |
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