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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 行ってきましたよ。危ないよ、下手したらスルーしてたかもしれないんだよ。そこまで大々的に宣伝打ってるわけでもないし、気づかなかったらOVA的なものの劇場公開だと勘違いしてたよ……そして、これを見ておかないとARIAは語れないくらいのレベルだよ。もう、なんかね、すごいよ。何はさておきパンフがすごいよ。劇場チケットの倍くらいの値段なのだが、特大サイズにもりもりページに新作漫画だからね。とりあえずそれだけでもマストバイなので、本当に見逃さなくて良かった。下に画像貼っておきます(入場特典のコースター、特に知らない状態で行ってもらえただけでもありがたいのだが、何故よりによって野郎sなのか……)。



 

<以下、一応ネタバレ注意です。私のように何も知らない人は、知らないまんまで観に行った方がいいかもしれません。>

 


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「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜」 5→6

 まだまだ続くシリーズのようなのであくまでも現時点での様子見ってことになるけど、多分、今作はこのままのクオリティで続いていくんでしょうな。

 加点要素はとにかく純粋に映像部分のクオリティ。事前に「アニメ1本作るためにスタジオ作ったらしいで」という話は聞いていたわけだが、非常にわかりやすい形で結果が伴っている。毎回丁寧な作画、きっちりメリハリをつけた動画。基本点が高いことに加えて、なろう世界ではなおざりになりがちな背景のデザイン性や色彩・エフェクトまで含めた世界設計、それらは事前にクリエイター陣の中で練りこみ、意識を共有していなければ実現不可能なものだっただろう。どうしても視聴者サイドからすると(というか私からすると)「なろうアニメに気合入れてもなぁ……」みたいな予断が発生してしまうが、そこで妥協せずに成しうる最大級の成果を狙う製作姿勢は素直に評価するべき部分だろう。

 あとはまぁ、お話の中身がどうだったのかって話になるが、こちらは可もなく不可もなくか。後続のなろうに比べれば鼻につく部分はそこまで多くない純正の「ファンタジー冒険アニメ」にもなっているし、いわゆるオレツエー系の匂いもそこまでキツくないので飲み込みやすい。過剰なエロ方面への意識など、やっぱり気になる部分はあるにはあるのだが、そのくらいは「作風」ってことで受け入れられる範疇だろう。少なくともドラマ……というか物語を描く上でのいろはを守ったシナリオラインは形成できているし、映像の良さとも相まって緊張感のある展開も持続している。まぁ、これでシナリオラインがもっと鮮烈なものだったら最高級の作品にもなり得るだろうな、という気もするのだが、そこまで求めるのは贅沢ってもんだろう。トータルで見れば、なるほど頑張ってほしいと思える作品であった。

 あとはまぁ、間に休憩クールが入っちゃうとどうしてもお話を忘れて思い入れが薄くなるという懸念があるのだが……戻ってきた時に「やったぜ」と思えたら良いね。

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 すうの物理!!!!!! 第46話! いやー、ヤッベェヤッベェヤッベェわ。まじで全編通して腹がよじれるくらい笑いっぱなしだった。なんでこんな最高潮の盛り上がりでも振り切れるの? 頭おかしいの?

 もう、30分ツッコミどころしか無かったのでどこで何を叫んだかも覚えてないんだが……とりあえずサブタイトルの時点で「その表記で識別すんな」っていうのが1つ目。多分ひらがなが「お空の上の女王さま」で、漢字だと「悪夢の女王様」ってことだよね? 残念ながらわかりにくすぎるので当ブログでは今後「白女王」と「黒女王」と表記します。叙述トリックに使えそう。んで、一応サブタイトルに出てきてるってことは一番大事だったのは2人の女王の関係ってことになるのだが……姉妹かい。シンプルかい。いやごめん、全く想定してなかったわ。2人が「似てる」っていう前提で話が進んでたんだけど、カラーリングが違うせいで全然そんなこと考えてなかった。今回は久川綾が4歳年上のお姉ちゃんで、お姉ちゃんの方が妹である(ややこしい)。現実だと綺麗に逆で、井上喜久子の方が4歳年上(つまり久川綾は13歳ということになるな)。ナチュラルにベルダンディとスクルドの関係性が今回は逆転してることになる。

 そして、そんな黒女王のキャラがもう……飛ばしてんなぁ……。なんで1年かけて繰り広げられてきた壮大な物語のクライマックスで我々は沢庵の知識を増やしていかなきゃいけないんですかね?(当ブログでは余計な争いを避けるために沢庵を漢字表記とします) ゆに様・杉山先輩を巻き込んだ黒女王の目論見は想像以上にどうでも良い発端から起こっているのだが、話を聞けば聞くほどに、「これ、どう考えてもお空の上のあいつが悪いのでは……」みたいな気持ちになってくる。そりゃま、嫉妬心はよくないことかもしれないけどさ、黒女王の出奔の後の態度がおかしすぎるやろがい。その辺のフォローは多分来週以降になされるとは思うのだが、今作の場合、本当にワンチャン何一つ説明なしに「お空の上は平和だったのでいいですよ」とか言って切り捨てる可能性もあるんだよな。悪夢陣営の救済のために、そこはちゃんとフォローしといてね? 頼むよ?

 まぁ、とにかくこの1年のゆめちゃんの頑張りは、総括すると「沢庵戦争」の結末だったということだ。恨み骨髄の黒女王はボケは連発するものの攻勢の手を緩める様子はなく、同じ境遇の杉山先輩(冷静に見ると多分先輩の方が状況はだいぶ可哀想)と連携してゆめちゃんの心を攻める。なんとまぁ、残りの3人の「キラキラの記憶」だけが消されてしまったとのことで、おそらく史上初、「テンパったことこ先輩」を見ることができたシーンである。ことこ先輩、キラキラが抜かれるとシンギュラリティを恐れるハリウッド映画で真っ先に死ぬ博士みたいになったな。まいらは別にいいんだけど、ときわちゃんがあんまり拾う要素が無くて「山梨に帰るゾ」だけだったのが地味にひどい。ちなみに、杉山先輩はソファの上で寝てる女子中学生3人を見るに見かねてわざわざ布団に移してくれているので、なんだかんだで多分優しい人だと思うぞ。全員お姫様抱っこで連れてったんかな。

 そして、そんな窮地にゆめちゃんは一時戦略的撤退。時間を稼ぐうちに、ありえない適当さでもう一人のユメシンクロ権利者として朝陽の名前が上がる。なんやねん、この世界の連中はみんなして取説全部読まんタイプか。ページの密度スッカスカなんだからもうちょい読んどけよ……いや、そもそも朝陽が知らないのはしょうがないけどれい君は知ってないとダメだろ……。れい君、変身後にペガサス呼んでくれたから「もう準備万端だったやんけ!」って思ったのに、その後にいざペガサスに乗ったのは自分だけで朝陽は普通に空飛んでたのめっちゃ笑った。ペガサスいらんやん!!!!

 そして、そんな朝陽の覚醒のための伏線(????)として突然ここで活きてくる石要素。いやまて、そんなん伏線って言わんからな? まさかの日向家、今井家、そして南川家という3つの家族の男どもが寄ってたかって新たな「プリンス」を生み出すことになるとは思わなかったわ……いちご石も伏線……なのか??? この調子だと、しょんぼり石も何かに使われるのか??? もう、何もわからん。多分、タピオカ屋の親父は伏線ではない(と思いたい)。

 あとなんだっけかな……まだまだひたすら突っ込んでた気がするんだけど……。もういいや! 来週もこの調子で突き抜けてくれ! ぎぬろ!

 

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 スケボーやるとみんなして不幸になるんじゃなかろうか、第10話。まぁ、最終的に一番の問題は沖縄の治安が悪すぎることな気もするけど。

 エスのトーナメント出場者はもれなく不幸になっているという救われない状況。「ミヤ→ダイジェストですらない完全敗北」「シャドウ→チンピラ襲撃」「レキ→チンピラ襲撃&事故」「菊池→事故」「アダム→フィアンセがマリッジブルー」。最後だけなんか違う気がするけども……。まじな話、最初の2人の不幸はどうしようもないよな。ミヤさん、まさか何一つ良いところなしで雑魚以下の扱いになるとは思ってもみなかった。スライムどころじゃねぇよ、エンカウントの記録すら残ってないような状態やんけ……。この展開は流石に読めませんわ。そしてシナリオの都合とはいえ、さらに不幸な目に遭ってしまったシャドウ。彼の純愛は実るんでしょうかね……。まぁ、これまで散々ダーティーファイトしてきたことのツケが回ってきたとも考えられるので自業自得の部分もあるが……こんだけ良い人オーラを撒き散らしておいてここでしっぺ返しってのは幾ら何でも残酷すぎるよ。

 こうしてプレイヤーは次々と強制排除。一応競技スケボー(?)やってるはずなのに負傷退場が多すぎる気がするんだが大丈夫か。結局残されたのはランガ・アダム・菊池の3名だけになってしまい、準決勝のコマ不足という状態を埋めるために、ストーカー・アダムさんがレキを引っ張り上げる展開となった。沖縄上空、ドローン飛ばし放題なんでしょうかね。アダムさんのあのモニタールーム、普段は何に使ってたんでしょうかね? この人のイカれ具合だけは何一つ変わらないので逆に安心する……。

 そして、そんなイカれ主人に負けず劣らず、菊池さんも割とダメな人っぽいということが分かってきた。男男だと入れないラブホもありますが、このお店は大丈夫だったようですね。状況からして菊池さんがレキをお姫様抱っこしてかつぎこんでるわけで、劇的すぎる入場シーンだったことだろう。レキもまさかの初体験を野郎に奪われるとは思ってなかっただろうなぁ。まぁ、ここで「スケボーを憎むもの」である菊池が直接コンタクトを取ることによってようやくレキのうじうじモードも終了し、無事に大雨降って地が固まった。だいぶ長いこと鬱やってたけども、ちゃんと納得の行くリカバリーができたのはよかったんじゃないでしょうかね。まぁ、だからとて「お前がアダムとぶつかっても勝てるはずないやんけ」という問題はあるんだけども。

 ただ、準決勝でアダムVSレキが確定しちゃったので、当然もう一組はランVS菊池である。つまり、決勝の組み合わせは「ランガ・レキ」「ランガ・アダム」「菊池・レキ」「菊池・アダム」の4種。これ、どう考えても1つ目が有力なんだよね。2つ目が次点だけど、3つ目4つ目はまず無いだろう。つまり、菊池VSアダムの試合は絶対に成立しないってことで……菊池さん、なんのために出てきたんだろ。結局最後まで1つとして予想通りの対戦カードが無かったので、そういう意味では恐ろしいアニメである。

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「半妖の夜叉姫」 5→4

 こっちも終わったけど終わってない。いや、流石にもうちょいスッキリする終わり方プリーズ……。

 もともと「あんまり犬夜叉に思い入れないからなぁ」という程度の視聴体制だったわけだが、作ってる側も「まぁ、今更犬夜叉ファンもそこまでがっつり見てないだろうしなぁ」くらいの雰囲気で作ってた感のあるアニメである。もともとこの土曜夕方枠って、「ヒロアカの間をつなぐためにほどほどのクオリティで怒られないくらいのアニメを続ける枠」みたいな印象になってて、一連のタツノコ作品なんかはその最たるもんだし、「逆転裁判」とか「金田一」だって作画クオリティなんかは二の次三の次。読売系列が権利を持ってる作品をなんとなく作って、みんなして「懐かしいなぁ」と思ってもらえればそれでいい。この度放送できるようなタイトルも減ってきたので「コナンの前番組だし、犬夜叉作り直せばよくない?」ってんでスタートしたプロジェクトだったんじゃなかろうか。その際に高橋留美子に脚本お願いするのも大変だし(連載持ってるからね)、「適当に犬夜叉っぽい雰囲気の世界で、二世ってことにしとけば角も立たないでしょ」みたいなコンセプトだったんじゃなかろうか。どうも、私の観測してる範囲では原作ファンでこのアニメを手放しで褒めてる人間はいない気はするが……そもそも私は犬夜叉のどの辺りが褒められるポイントなのかも分かってないので、「もともとこんなもんじゃない?」くらいの印象でフィニッシュである。

 まぁ、確かに「わざわざ二世でやらんでもいいよな」という程度の内容だったとは思うけどね。もちろん旧作キャラとの絡みはあるのだが、メインになるのが殺生丸の方なので「犬夜叉2」というのもなんか違う気がしたし。純粋に「次の世代の主人公」を立てるだけなら本当に同じような展開に持っていったんだろうが、何故かその血を2人に分けての物語進行になったため、どこを主軸に物語を追いかけたものかというのもやや散漫になった印象。とわとせつな、「2つの視点が交錯して物語が進む」っていうよりも、「どっちがメインかピンとこないからただ流される」みたいな印象になってしまったのがもったいなかったな。

 でもまぁ、例によってヘンテコでちょっと古臭いデザインの妖怪が好き勝手に出てきて、お気楽な感じで人命を奪ってる様子なんかは懐かしくて悪くなかったとは思うんだけどね。作画リソースが最低限なので、あんまり肩肘張って見るアニメじゃないことは誰にでもわかることだし。あとはここからの展開でさらなる世界の掘り下げに成功するかどうか……一応、発展途上の作品だってんなら今後の方向性は見守っていきたいところだね。

 

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「ひぐらしのなく頃に業」 5→5

 終わってないけど終わったわ。まー、楽しませてもらったのは事実よな。

 「完全新規ルート」っていうのはなんかピンとこない言い方。イメージとしては「二次創作のいちアイディア」くらいのウェイトな気がするよね。確かに面白いとは思うけどさ、これ公式でやる必要あったのかという冷静な意識も常にどこかにあるっていう。構造的にこうした「多様なルート」を認める作品ではあるのだけど、なんかすげぇ勢いでそうした「誰かが思いついたかもしれないネタ」を駆け抜けていく様子を見ると、「周年記念のアンソロジーか何かかな?」みたいな感想になる。金のかかったファンアートみたいなもんだ。赤坂がトチ狂うシーンとか、ファンが見たいかどうかって微妙なところだとは思うのだけど。

 まぁ、公式がこれをやったということに意味があるのだろう。多くのリメイク作品が鳴かず飛ばずで消えていく中、勇気を持ってこれだけの爆弾を持ち込んで話題をさらったのだから充分な成果とは言えるはず。そして、ありがたいことにアニメとしてのクオリティは決して低くなかったんだ。旧作からはかなり印象が変わったが、渡辺明夫デザインを強く打ち出したことで「最新アニメらしくないくせに、旧作とは確実に違ったアニメ絵」を実現しており、これが破綻なく動いて違和感無くひぐらしワールドを構成できている。どうせ大したアクションやらが必要な作品でもないのだし、こうしてずっと1つのイメージをキープしつつ要所で顔芸が見せやすいデザインをとったことはプラス要素とみてよかったんじゃなかろうか。このままのクオリティでラスト1幕が見られるなら、それはそれで楽しみな気はするぞ。

 それにしても、令和の時代にここまでかないみかを酷使する作品が出てくるなんて誰が思うかね……。あと大川さんがかなり無理をなさってるのが本当に辛い。

 

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 煮詰める煮詰まる、第23話。二局の対峙、どちらも命がけで。

 冒頭、レゴシはサブタイトルに示唆されているように昆虫食にチャレンジする。正直、ゴウヒンの意図はいまいち分からんし、ここまでの「肉座禅」みたいな精神性の問題だと思うので今更昆虫を食べること自体に大きな意味があるとは思えないのだが、レゴシにとってはかなりショッキングな体験となったようだ。この世界でも昆虫食は「ゲテモノ」として忌避されているのか、それとも「肉食」の一部とみなされて禁忌になっているのか。まぁ、その両方という感じはするが、レゴシは肉を食べることに対して通常の肉食獣以上に抵抗を示しており、肉座禅やらなんやらを乗り越え、捕食衝動を抑え込むことに成功していた。そこに上書きするように「肉」を入れ込むことは、おそらく「知らなければ考える意味がない」ってことなんだろうと思う。肉食は良くない、と口で言うのは簡単だし、それはそれで正しいのだろうが、では実際に食べた側の言い分をフラットに聞くにはどうすればいいのか? というところで、「じゃぁ実際に食べてみればいい」という考え方にたどり着く。しかしここまで来て裏で流通してる肉を本当に食べちゃったらそれもどうなんだろう、ってんで、折衷案としての昆虫である。

 ぶっちゃけ、レゴシの妄想の中の蛾の言い分はあまりに利己的なものだ。この場合の「己」っていうのはレゴシ自身なわけだが(彼の妄想だからね)、結局、現実世界でもしばしば議論される「食べられる動物がかわいそう」に対する「だから感謝して食べようね」という誤謬。いや、私は別にそれでいいと思ってるけど、論点がずれてるのは間違いないのだよ。「食べるからには責任を持って」という言い方は、食べないことを議論の外に置いてしまっているわけだから、そこであーだこーだ言うのは、この世界においても肉食の議論とは分けて考えるべきなのだが……まぁ、レゴシの内側で納得があるならそれでいいのかしら。とりあえず、新しい体験をすることでレゴシはまた別なステージへと動くのである。童貞は維持したままだけどいろんなもんを失ってる奴だ。

 転じて、これまたステージの選択を迫られているのはルイさんである。ほんと、今回のお話は徹底して「イブキさん可愛い回」だったわけだが……まさかここまでしてもらって、いきなり梯子を外すことになるとは思わなんだ。皮肉なもので、お互いに虚勢を張って付き合っていた関係性から一歩進み、イブキもルイも、本音が見え隠れするようになってきた。それはそれで喜ばしいことなのだが、おかげでルイが自分の弱さをこぼし、イブキの強さを認めたからこそ、自分がシシ組にいてはいけないという結論にいたる。イブキからすれば寝耳に水なのだが、信頼できる「ボス」の決断だからこそ、それを邪魔してしまうのも違う気がする。互いを思い合っているからこそ、そのゴールの違いが明確に見えてしまったすれ違い。ルイは自分の人生とシシ組の未来で、前者を取りたいと申し出た。あとはイブキさんがそんなボスの人生を優先するのか、シシ組の未来を守りたいのかの選択。イブキさん、多分非情にはなりきれないだろうからなぁ……。

 ルイ先輩を待ちながら、いよいよ開始されるリズVSレゴシの世紀の一戦。レゴシの仕上がりがふわふわしているのに対し、狂えるくま吉くんことリズのコンディションは万全。もう、自分が「悪いクマ」であることに抵抗もなくなってきたのだろうか。飛んで火にいるピナくんを返り討ちにし、待った無しのデスマッチへ。……いや、多分ピナくん死んでない気がするんだけどね。あそこでわざわざ殺すのは、リズがテムを食べた理由と全く違う動機が必要になるから無理がある気がする。

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 ペタルズの出番、多分これで終わり、第11話。まー、出してもらえただけでもありがたいと思うべきなのかなぁ……。

 ラストへの溜め回。そしてがっつりましゅましゅ回。まー、やってることはいつもと同じって話なんだけどね。ホントにルユフは自分の感情を他人に預けるのが下手だな……。もう何回もこんなくだりやってるはずなんだけどね。とにかくルフデルが尊いということさえ伝えられればそれでいいということなのだろう。ましゅましゅもプラズマジカも、この世界の子らは行き詰まったり悩んだ時に海辺に行きがち。

 お互いの絆を確認するところまでは文句は無いのだが、こうしてましゅましゅがやや総集編じみた振り返りでしっかり総括して話をまとめたのに対し、まるで便乗するようにプラズマジカの方が「以下同文」的な処理にされたのはちょっと納得いかんな。まー、話数が限られてるからしょうがないのだろうが、今シリーズはプラズマジカの扱いが軽すぎるからなぁ……レトリーなんてシアンはぁはぁbotに成り下がってるし、モアもあんまりイカれたことやってくれないし。出来ればもっとがっつり枠を確保して、本当に1バンド1エピソードくらいで展開してくれればよかったのに。

 まー、今更そんなわがまま言ってもしょうがないんだけどね。次回がいよいよフェス本番、どういう流れでこんだけ集まったバンドのライブ演出を見せてくれるんだろう。

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 桃恵回! 第10話! ……なんだけども……相変わらずの情報量、そして画素数の多さ。

 情報量が多すぎるの分けて考える必要がある。まずはようやく訪れた「桃恵回」ってことで彼女個人の物語から。もともといわゆるズカ系キャラとして登場した桃恵だが、彼女自身が男っぽさを意識しているわけではなく、持って生まれたルックスと性格のせいで勝手に周りがそう思ってしまうというのが彼女の悩みの根幹だった。そのために女の子から告白され、勝手に裏切られたと思った相手は自殺してしまうという一方的な悲劇。そんな中で彼女は自身のあり方に悩み、アイたちとの交流に大きな救いを得ることができていた。

 この度彼女が出会ったのはこれまた悩ましい「男の子」であり、今回だけでLGBTのLとGとTが一気に登場するという、意識の高すぎるポリティカルにコレクトな作品である。いや、この扱いがコレクトなのかどうかは分からんが。とにかく、以前の「男の子っぽいから好き」という告白をさらに超える、「男だと思ったから好き、当方男」というなんとまぁ倒錯した告白。当然ノンケの桃恵はそんなことを想定するはずもなく、再び斜め上の次元で傷ついてしまっていた。そりゃま、いくら天下のリカさんでもフォローしづらいのは間違いないだろう。

 そんな桃恵の悩みがいくらかでも救われたのは、今回のエッグ世界で出会った薫のおかげ。彼女はLGBTのうちのTで、桃恵とは全く逆の方向性での悩みを持っていた。百恵は「女の子なのに女の子だと思われなくて辛い」で、薫は「自分は男だと思ってるのに女として扱われ(そして最低の扱いを受け)辛い」というもの。何のためらいもなくエロ漫画では定番の種付けおじさんが出てくるあたりがこの作品らしいところだが、ここまでダイレクトなメッセージを持った少女とおっさんが出てくれば、桃恵も事態を察するのは楽だし、そこから問題解決のカタルシスも見やすくなっている。種付けおじさんを倒し、薫からの熱烈なエールで立ち直ることが出来た桃恵。そして彼女はついにエッグ世界での目的を果たし……というところまでが「桃恵個人のお話」である。

 んで、これが7話のリカ回の時みたいに個人のお話で収束してくれれば楽なのだが、今回はもう10話目である。物語全体のクライマックスへと走り出す大きな流れの一歩目。いわば桃恵は「最後に参戦して最初にゴールする」という、まどマギでいえば杏子ポジションだったわけだ。エッグ世界での目的を果たして待ち望んだあの子の復活を成し遂げたはずなのに、その先に待っていたのは訳のわからん蝶々頭。友人の復活どころか愛着の湧いたワニの殺害という真逆の光景を見せつけられ、手塩にかけて育てた自分の半身の肉をねじ込まれる。全く予期していなかったあまりの仕打ちに、彼女はエッグに入れなくなる、つまり、怖くて眠ることすらできなくなる。分かりやすい「壊され」第1号となった。

 こうしてクリアした人間がバッドな展開を迎えることは何となく想像は出来ていたのでそこまで驚きでもないのだが、問題は、「何故こんなことになったのか」という理由がさっぱりわかっていないことだ。アカ・裏アカの2名がねいるの会社の創始者であり、すでに肉体から脱却したヘンテコ技術の粋であることが明かされたわけだが、そのことと「エッグが存在すること」「エッグの目標を達成したらひどい目にあうこと」の関連性に説明はまだなされていない。何か手がかりはないかと探してみると、今回登場した蝶々頭(CV大谷育江)の名前のクレジットが「ハイフン」となっている。ハイフンとは何らかの要素を「つなぐもの」であるので、彼女自体が最後の現象、ラスボスっていうわけでもなさそうだ。確実にその先に「つながっている」ゴールがあるはず。それが自殺者の復活なのかどうかはさっぱり分からないし、そのハイフンが一度は桃恵を殺すかのようなムーブを見せていたのも気になるところなのだが……。

 一応、アカ・裏アカが「脳のデータを木偶に移し替えている」というのが事実であるなら、エッグ世界に人格があった自殺少女たちの「脳」も、もしかしたらエッグに保存されている可能性はある。そうであるなら、今まで夢物語だと思われていた「復活」についても、いびつな形ではあるが実現可能かもしれないという希望はあるだろう。ただ、その間にハイフンが挟まったことは、やはり話がそう単純ではないことの表れだと思うのだ。まぁ、あんなもんを見せつけられちゃったら、流石に桃恵さんは戻ってこられない気はするのだが……同じ状況に陥ったら残りの3人はどんな判断を下すのだろう。

 そして、アイはアイで自分の物語を進めている。先生との関係性は着実に距離を縮め、母親も交えた3者の関係が今後の彼女の行動を決定する訳だが……。先生には裏があるのか、ないのか。

 ところで、そんなアイ・桃恵のドタバタのおかげで今回は傍観者だったねいる・リカのコンビが地味に良い味を出していたのは注目したい。もともと水と油だった2人が、いつの間にか二人っきりでラーメン食べに行くようになってるの、とても良い。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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