最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「闘神機ジーズフレーム」 4→3 そういやもう1本あったわ。今期のへなちょこCGアニメ。ただ、今作は「CGがへなちょこ」っていうよりも「CGを使った上でアニメ全体がへなちょこ」なのでちょっとニュアンスが違うのだけど。 はっきりとCGを使っているのはメカ戦と敵対勢力であるネルガルの描写が中心。そこは統制こそ取れているものの、CGにありがちな「何を中心に描きたいのかよく分からん画面」が多数展開されてしまい、残念ながらいまいち旨味にはつながっていない。かろうじて「とにかく数が多くてキモい」というネルガルの印象を与えることには成功しているかもしれないが、そこでぐっと画面の密度が上がるため、作画パートとの落差がより一層目立つ結果になってしまっている。そう考えるとやはり「シキザクラ」の全編まとめたCG意識ってのは正しい方向性だったのかもしれない。 シナリオ部分に関してもあんまり見るべき点はなく、せっかく「女の子だらけのロボットアニメ」という売りがあるのに、パイロットスーツで搭乗してるシーンがメインなのであんまり可愛らしさを前面に押し出す機会がない。せいぜい主人公と姉の関係性くらいが見どころだろうが……このキャラデザだとそこまで身が入らないしなぁ……残念ながらあまり記録にも記憶にも残らなそうな作品であった。 今作は全編を中国のスタジオが作っているというのが注目ポイントだったが、その結果がこのクオリティというのはいささか複雑な気分である。「中国アニメが日本を侵略!」みたいな文脈が増えてきた昨今、いうても中国のスタジオだってピンキリ。日本で言えば京アニみたいなスタジオがあるのも当然だし、その逆に○○○○みたいなスタジオだってあるだろう(空欄にはあなたの思う好きなダメスタジオの名前を入れてください)。これまで日本に入ってきた「天官賜福」みたいな作品ってのは、どちらかというと「中国における京アニ寄り」みたいなところだったと思えば、まだ安心できるような気もする。もちろん、そうして下ばかり見ている姿勢がよろしくないのはわかっちゃいるが。とりあえず、現在の日本では隣国も合わせて以前よりもアニメ制作を行うための選択肢が増えているのは間違いないだろう。日本がどう、中国がどうという区別ばかりしていても進歩はなく、今後はこれらの資源をいかに高品質なアニメ制作に活用できるかという時代になってくるのかもしれない。
PR 「シキザクラ」 5→4 今期「テスラノート」と双璧を成すへなちょこCGアニメ。ひっくい双璧やな。 「テスラノート」と違い、こちらはいわば同人作品の延長線上にあるようなもので、「名古屋のご当地企業が頑張ってお手製アニメを作ってみた」という制作事情がある。いわば専門学校の生徒による作品みたいなもんであり、市場に居並ぶ他の作品と比べるのは酷というもの。とはいえそれなりに画面作りは頑張っており、CGの使い方だけで見れば「テスラノート」よりも上だったんじゃなかろうか。変身ヒーローものにするというのも(少なくとも画面構成上は)正解で、アクションシーンで細かいキャラ作画をつける必要がなくなり、負担と違和感の軽減に成功している。まぁ、その分戦闘パート以外のところでの拙さが際立つことになってしまうわけだが……。ちゃんと1クールのアニメを成立させたというだけでも頑張った方だろう。 ただまぁ、そうした事情と評価は切り離して考えるべきであり……やっぱりこの作画ではお話に没入するのは難しいなぁ。割と真っ当なヒーローアニメをやっていたと思うのだが、ところどころに紛れ込むへにゃっとした作画のせいでどうにも真面目になりきれなかった。鬼や鎧のデザイン性だけで見ればもうちょい格好良くキメられた可能性もあったとは思うのだが……やはりそこには大きな壁があるってことなんだろうなぁ。中の人達も専門声優ではないためにちょこちょこ気になる部分もあり、本当にいろんなところが「頑張ってんだけどあと一歩」だった。 でもまぁ、あんまり悲観するような結果でもないだろう。ちゃんと地方の力でここまでできるということがわかったのだから、あとは今作の反省を活かしてのトライアル&エラーである。名古屋発アニメ文化の第一歩として、今作が記念碑になるような……そんな潮流が生まれたらよいね。
スローライフしてろよ。……いや、実際にスローライフやられたら「何だらだら生きてんだよ」って文句言ってた気もするけど……単になろうヘイトをこじらせたジジイに成り下がってしまうじゃないか。 とかいいつつよく見たら加点している。今期は「進化の実」という素晴らしい比較対象があったおかげで「こっちは随分まとも! 面白くなくてもムカつかないだけで大事!」という優しさを胸に抱くことができるようになった。実際、今作はそれなりに独自設定というか、テンプレで終わらせちゃいけないみたいな目的意識を感じることはできて、「加護」の設定やら勇者の扱いやら、最低限世界のありようを考えようという意思を感じることができる。「追い出された」やら「スローライフ」やらもいっぺん退陣した主人公が戦場に戻るための舞台設定というか方便みたいなもので、そこを起点にして描きたいものがあるならば物語は成立している。ただまぁ、それが面白いかどうかは別問題ではあるのだが……。 妹勇者ちゃんは割と可愛らしく、彼女の抱えた苦悩と主人公が向き合う展開だけを考えればちゃんとお話はまとまっている。序盤に「結局勇者ってなんやねん、主人公は世界の危機を回避するためのパーティーから逃げ出したのになんで偉そうにしてんねん」という不満を持っていたわけだが、その辺についてはそれなりに解消もできた。ただ、それ以外のキャラの配置はやっぱり匂い立つなろうテイストが消しきれないというか……一番キツいのは脳みそ空っぽでくっついてくるエロヒロインの方なのよね……あいつにもうちょい思慮が感じられれば、「スローライフもの」っていう側面にももうちょいゆとりが持てた気がするんだけど。エロが必要なのは分かるのだが、なろう小説って元々そこまでエロで売ってる媒体なんでしょうかね……。 とりあえず、私の中では「大空直美列伝の1ページ」として刻み込んでおこうとは思ってます。「勇者そらそら、従者にくぎゅう」っていう配置、それだけで人心が危うい。 ぽっぴーにゅーいやー。今考えた挨拶です。作品とは関係ありません。とりあえず新年1発目の劇場作品はこれに決めてました。正直、「Roseliaはそりゃ劇場作品観に行くが、ポピパが海外旅行に行くだけの映画が面白いものかどうか……」と訝しんでいた節はあったんですが、安心してください。ちゃんと面白いですよ。ポピパファンが一番楽しいのは事実ですが、バンドリコンテンツ全般のファンは観に行って間違いないかと思います。お気楽に楽しめる、いわば「FILM LIVE」の延長線上だと思ってもらえればいいんじゃないでしょうかね。
<ということだけ伝えておいて、あとはネタバレ注意>
「境界戦機」 5→4 というわけで、今期(も)様々な作品がしのぎを削ったロボットアニメの最有力候補……だった作品。うーん? 頑張って作ってるのは分かる。放送前からプラモの展開が始まり、視聴者に媚びぬ硬派なロボットデザインと戦術描写で魅せようというコンセプトだったのだろう。その意気やよし、であるが……あんまり実ってないような……。 何が一番ピンとこなかった理由なんだろう? 個人的にずっと引っかかり続けているのは、「結局、今日本がどうなってるかよく分からん」という部分。そりゃ「こんな便利なAIたまたま拾ってんじゃねぇよ」とか、「偶然3人の少年少女が同じようにAI付属機拾ってるのに敵軍が何一つそういうものを使ってないのはどういうことだよ?」とか、メカ部分についての疑問も多々あるのだが、そうした疑問を突き詰めると「この世界の戦争、何が起こってるの?」が分からないというのが一番の問題なのだと思う。個人的には四国でゴタゴタしてるあたりまではそれも飲み込んで観られていたのだが、四国脱出後にメカごとどさくさでレジスタンスに統合されていく展開が、「支配されてんの? どういう体制なの? 誰が何をしたいの?」という混乱を助長してついていけなくなってしまった。「敵軍」と呼べる存在が多々あり、それら全ての思惑が一致していないというのも徒にややこしくしてしまう原因かもしれない。とにもかくにも、まずこの世界のメカのスタンダードな設定を提示し、そこから主人公機が何故、どれくらいスペックが上回っているのかを見せるっていう手順が必要だったんじゃなかろうか。 メカ設定、世界設定に理解が及ばないと、画面で何を見せられたところで上滑りしてしまうのは致し方ないし、正直そこまで飛び抜けた描写があったとも思わない。ロボットアニメの新時代はまだまだ遠そうである。
「Deep Insanity THE LOST CHILD」 5→4 「オタクはタイムリープが大好きだからとりあえず時間跳躍させとけ」という作品。まぁ、あながち間違っちゃいないけどさ。流石にもうだいぶ掘りつくされた金鉱なのでは? ソシャゲアニメということで、今期申し訳ないことをした「SCARLET LEXUS」に近い印象を持つ作品だが、こちらは1クールで終わったのでなんとか追いかけることができた。まぁ、こっちもあんまり真面目に観てたわけではないのだが……そういや「SCARLET NEXUS」もシャレにならんくらい時間は跳躍してたな。まぁ、あっちは時間がどうこういう以前の問題になってたけども。 一応それらしい幕引きはできたし、1クールアニメとして大きな取りこぼしはない。このあたりの無難なまとめ方は流石の大沼・SILVER LINK体制といったところだが……もうちょい、何か見栄えのするものが欲しいなぁというのが正直なところで。結局この世界は「アサイラムっていうわけのわからない世界があるのさ」で全部説明をつけてしまい、時間を飛ぼうが戻ろうが、それをわざわざ事細かに説明するでもなし、それが今作最大の焦点になるでもなし。突き詰めれば今作は1人の女性の苦闘の物語だったわけだが、そこにたどり着くまでに随分と遠回りしてしまい、副隊長の死までは本当に序章というか、キャラ紹介のフェイズみたいなもんだった。ようやくお話が動き始めたと思ったら急にトリッキーなエンドレスエイト設定で撹乱してくるし、どうにもシナリオを捕まえるタイミングを逸してしまった気がする。明確な「敵」と呼べる存在もなく、なんとなく深淵の謎に迫れたような、そうでもないような気がしているうちに主人公が死んでしまった、そんなお話だった。まー、ソシャゲにつなぐ必要があるなら、アサイラムの謎を明らかにしちゃうわけにもいかないからねぇ。いわばアビスに潜ろうとして殉職した別な探窟家のお話……みたいなもんか。そう考えると、やっぱ焦点を絞るのがちょっと遅かったかもね。 でもまぁ、「なんか面倒くさいことがやりたいんやろな」という雰囲気は伝わってくるので、アニメだけ観てもやっとした人はゲームで続きを、という導線ははっきりしてるんじゃなかろうか。(私はやらないが)これはこれで正しい作品姿勢なのかもしれない。 「テスラノート」 4→3 点数は下げた。うん、そりゃま、全体的なクオリティを考えると流石に下げざるを得ない。ただ、下げてはいるがいうほど酷い作品だとも思ってない。そんな複雑な気持ち。 本作を評して「エクスアームの再来」という言葉をよく目にするのだが、それは今作に失礼である。確かにポンコツCG作品というガワだけ見れば間違いなく似ているだろうし、エクスアームの時に絶望したCGの地獄がここにあるのは事実である。「プレステ2で頑張ってアニメを作ってみた」くらいのクオリティに関しては、「なんでこのデザインでアニメ化しようと思ってしまったん?」と制作側に問い詰めたくなるのは無理からぬこと。そこについては弁護する気は一切ない。ただ、そこを認めた上で、本作はそれなりにアニメーションとして成立している。静止画の紙芝居でつなぐのが勿体無いお話の中身がちゃんとある。 見れば今作の原案は「タイバニ」と同じ人とのことで、どこか抜いたような肩肘張らないギャグテイストは他ではなかなか味わえないものになっている。ことお笑いの話なので刺さらない人は一切刺さらないだろうし、私も4回中3回くらいは無表情でスルーするくらいのものだが、たまにクスッと笑えるところがあった。ネタとして成立している部分があったというだけでも、今作はエクスアーム2にはなり得ないのである。何しろあっちはもうどこまでがネタなのかが分からない有様だったのだから。 ポンコツCGじゃなければもっと素直に楽しめる部分も多かったろうに、というところは凄まじく残念だが、一応今作はCGと作画のハイブリッドでなんとか魅力を出そうと模索し、その結果あらゆる方面にマンパワーとかマシンパワーが足りなかったからこうなったはず。是非とも、今後はちゃんと揃えるものを揃えてリベンジしてほしいものである。まぁ、こうなっちゃったらもうこの作品のアニメ化はこのCGじゃないと違和感が出るレベルになっちゃってるかもしれないが……。
「ぐんまちゃん」 4→6 この手の子供向け(に見せかけた)作品にありがちな、「そっち方向に攻めるんかい!」という驚きが終始新鮮だったアニメ。本郷みつる、こういうところで油断できない……。 「子供向けと見せかけていちいちおかしい」はサンリオアニメを始めそこまで珍しいパターンではないのだが、尖らせ方が見たことのない方向に爆走したために唯一無二になった感のある作品。語られる世の無常、俗世の世知辛さがゆるゆるのアニメーションで緩和されたり、劇物化されたりしてどんどん中毒性を増して染み渡る感覚はやたらとクセになる。ちょっとできのいい紙芝居程度の絵面のくせに人間の生死の無常と真理を追求していくぐんまちゃん、そしてそれを受け止めるものしり博士。刹那的ミュージシャン事情を吐露するニャーズの面々。政治や国家のシステムに切り込んでいくハニワ軍団。個とは何か、他者とは何かを試作するぐんまちゃん一家での戯れ。どこに何が眠っているか分からないこの世界。次にどんな語らいが飛び出してくるものかと、本当に余計な緊張を強いられたものであった。 果たしてこのアニメがお子さんがたに届いているのかは分からないし、視聴した子供達が何を感じるのかも分からない。でも、ふとしたことでこのアニメによって提起された問題意識が、子供達が大きくなった後に思い出されるだけでも、存在意義はあるのだろう。これだけのパワープレイは流石にシリーズ化するのが難しそうなので続編はなかなか出てこないだろうが、もし機会があれば、ひらがなぐんまに帰ることができれば嬉しく思う。100%。
「逆転世界ノ電池少女」 6→6 無事にコミケが開催できてよかったですね……というお話。流石にビッグサイトがオタクの象徴じゃなくなったらイマイチ成立しねぇもんな。 周りに1名やたら今作にお熱な奴がいて、「言うほどか?」と思いながら遠巻きにみていたのだが、でもまぁ、楽しい1クールだったのは事実。今期ことごとくオリジナルアニメが討ち果てていく中で、1クールの尺で綺麗にやりたいことをまとめて、しっかりと記憶に刻みつけられる作品になったのだからそれだけで成功と言えるんじゃなかろうか。 先に気になった点をいくつかあげておくと、結局あの借金取りが最後までなんか邪魔だったな、というのが1つ。あいつ、「根はいい奴」みたいなフォローが入らずに最後まで邪魔な存在で、まっすぐな心で自分の「好き」と向き合うことこそパワーになるんだ、というこの作品世界の中では唯一そうした信念を持たないイレギュラー。そのくせ細道が戦うモチベーションが最初は「借金の支払い」のみということで結構なウェイトで仕事をしており、なーんか微妙にずれてるように感じた。そもそもこんだけ体制が荒れ果てた日本国内で、あいつの言う「借金」にどれだけの法的拘束力があったものか……途中で退場させる手もあったんじゃねぇかなぁ。そしてもう1点は不満というか「勿体無い」点なのだが、味方陣営の魅力に加えて敵陣営の様子も面白そうな作品だったのだが、最後まであまり敵幹部どうしの絡みが描かれなかったのは惜しかった。基本的にガランドールの1形態あたり1体の敵キャラと交戦する構造だったわけだが、電池少女と細道の交流があれだけ描かれたのだから、敵側の「男1女3」の構図ももうちょい同じようにして掘り下げてほしかった。みんなして割と可愛いキャラだったのだし。その2点で敵味方双方からなんか勿体無い匂いがする。 とはいえ、「可愛い」は間違いなく事実で、映像が割としっかりしている中でちょいレトロ感もある「萌キャラ」のまっすぐなデザインは素直に好き。特に電池少女状態でデフォルメしてる時の3人のポヨンポヨンしてる感じが良い。「アニメ!」「アイドル!」「ゲーム!」という3本柱がきっちりキャラわけされているし、中心の細道が割と自然に「女を取っ替え引っ替えする主人公」として馴染んでいるのもかえって好印象。どうしたってこの手の作品の主人公って身勝手なクソオタクになりがちだが、細道は最初から「三股する」ことを前提に作られたホストキャラなので、クライマックスに向けてキャラが固まってくると女の子共々応援しやすくなっていった。もちろん、女の子たちが可愛いから、というのは前提条件ではあるのだが。この手の作品にしては珍しく、ヒロイントリオはなかなか甲乙付け難いっスね。いつものノリなら猫耳しーたむが文句なしでトップにくるところなのだが、りんと夕紀もキャラが立ってるからちゃんと可愛いのよねぇ。それぞれ「中の人がオタク」「中の人がスクールアイドル」「中の人がメガドライブ」(???)とちゃんとキャラと重ね合わせられるのが良いねぇ。 そしてクライマックスを支えたガランドールのデザイン性。これこそなんとかおもちゃとして販売してもらいたいくらいのギミックよね。「がらんどう」というネーミングが最後にきっちり効いてくる展開、分かっちゃいるけど好きなやーつ。ふむ、やはりシナリオがうまいな。 というわけで、今期ナンバーワンロボットアニメは「メガトン級ムサシ」を退けてこちらに決定します。……まだもう一本残ってるのだが……んーー。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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