最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ふつーに面白い、第3話。ぼちぼち今期作品も出揃ってきたので、個別に楽しいアニメを気にしていきましょう。 1話2話も悪くない作品だったが、この3話でめでたく宵越が正式な入部。ようやく「序章」が終わったところだろうか。今作の嬉しいところは、スポ根漫画としてのデザインが素直で見やすいというのはもちろんだが、その中でカバディというよく分からないスポーツの楽しみ方がなんとなく伝わってくるところ。正直、1話目で先輩連中のチェーンの話とかをされても「本当にそんなんで効率よく試合できるのかしら?」とピンとこなかった部分があったが、我々と同じ素人目線の宵越が自分の頭で考えて勝つための作戦をめぐらせ、その試行錯誤の結果として最後のチェーンにたどり着いた様子を見せられると、なるほどそのあたりの使い方が勝負の妙味なのか、ということが(本当かどうかは分からないにせよ)伝わってくる。他にも攻め側の「触りゃいいんだからそれだけなら簡単なんだけど、逃げる時の距離や体制をキープしなきゃいけない」というジレンマや、守備側の「倒すだけじゃん」という簡単そうに見えるアクションが実は複雑な作戦プロセスに基づいて一瞬一瞬の判断が求められているのだ、という部分などが、単なるお仕着せの説明ではなく、試合中の宵越の必死の思考から自然に勉強できるようになっている。なるほど、やり込んだら本当にハードなのだろうし、それだけにやりがいのありそうなスポーツである。 そして、やってること自体は単なる鬼ごっこというシンプルさがあるおかげで、コート内でのプレイヤー間の関係がそのまま人間関係に還元されるという構造もわかりやすくて良い。具体的には宵越と畦道の関係がこれ以上ないくらいに分かりやすい友情形成を行なっており、凸凹ながらも気持ちの良い関係性を育んでいる。野郎だらけのスポ根作品でこういうのを見せられると、素直に良いと思えてしまうね。 これでひとまず初級編が終わりかな。今後、正式な試合が始まればもっといろんなところから刺激が得られそうである。 PR ○「セスタス -The Roman Fighter-」 3 空前の拳闘ブームかな? 機関拳闘、メガロボクス、そして奴隷拳闘……殴り合いにも色々ある。 しかし、同じ殴り合いでもクオリティの差は歴然とあるもので……今作のへちょい絵はかなりのがっかり感。原作がどんな絵なのかもよく知らないけど、この「半端にCGでデザインしたところに薄い作画を乗せる」みたいなデザインで満足できるものではない気がする。扱っているものがボクシングという細かい動きを見せてナンボの作品ってのも大きなネックになっていて、肝心の格闘モーションに全くキレがなく、さらに半端にCG処理を乗せるために重みも感じられない。この技術が省エネのための方針なのだとしたら、せめて大事なシーンくらいは止め絵でごまかさずに動画で見せて欲しいと思うのだが……。 お話の方も特に引っかかる部分がなく、「ローマ時代の奴隷を主人公にしたお話」と言われたらパッと思いつくような導入なので「まぁ、そうなるやろ」くらいのもの。ここから面白くなってくれればいいのだけど、どっち方向に面白みが広がるかというイメージが湧かないのだよなぁ。 あのタイプの牛丼、実際には肉が数切れしか入ってない奴だ……第2話。まぁ、女の子の弁当なんてそんなもんで大丈夫? 諸事情により、わざわざ記事立てするのがなんか癪な作品なのだが、2話目がなんか刺さってしまったので悔しいが書く。なるほど、1話目で分からなかった方向性が2話目で何となく見えてきた。1話目で「これ、どういう話に持っていくんだろう」とか、「完全にホラーの文法じゃん」みたいなことを書いたのだが、なるほどこういう話になっていくのか。そして「ホラーの文脈」というのは、すなわち「次に何が起こるかを予測させず、常に目をひく演出技法」の表れであった。まぁ、極力台詞を廃し、ただ情景だけで見せていく緊張感がホラーっぽいとも言えなくはないのだけども。 1話目でびっくりしたのは「単に女子高生が原付買っただけ」というので話が終わったのに不思議と共感があったという部分で、2話目についてもこの方向性は一緒。何しろ「なんか友達が1人できた」で終わったのだ。こんなにも事件性に乏しいアニメは、いわゆる「日常系」を含めてもそうそう無いだろう。何しろ日常系萌えアニメで必須の「友人たちの交流」すらもろくに描写されていないのだから。しかし、時間は短いながらも「礼子」との馴れ初めは鮮烈だった。それこそ、その1トピックで1話分を成立させてしまうくらいに。この密度、この速度で描かれるなら、そりゃ1クール作品になってしまうのも当たり前だろう。いや、でもこれって小説原作なんでしょ? いったいどんな文章で物語が綴られているものやら……。 一応、興味を惹かれた点をもうちょい具体的に書いていくと、Aパートではバイクを駐輪場に停めた後にミラーで髪を直すところでちょっとニヤリとさせられる。予鈴がなって慌てていたはずのタイミングで、主人公(小熊って名前らしい)がわざわざ一回立ち止まってミラーを見る行為は、本来なら必要ないものなのだが、そこにミラーがあるという事実が昨日までの日常とは違っていることが表れていて、1話目でも執拗に描かれていた「新しい体験ができている」という喜びが滲み出ているカットになっている。 そして教室でのシーン構成がまさに「目をひくための構造」。いきなり「バイク買ったんだ!」と叫ぶ小熊。教室一同大歓声。「なんやこの頭のおかしい展開は!?」と混乱するも、それが小熊の脳内世界の話だとすぐに判明して「どないやねん!」と突っ込んでしまう。しかし、このヘンテコ妄想が、これまで人付き合いなどほとんどやってこなかった「ないないの少女」の感情の発露かと思うと非常に滑稽で、何だかしっくりくる。そして次は家庭科の時間。突然「バイク乗ってんですわ」と言って、新たな友達「礼子」にロックオンさせるシーン。ここで視聴者は判断を迫られる。「あれ? なんか突然雄弁になったし、急にクラスメイトが寄ってくるなんて辺な展開だぞ? またこいつの妄想と違うか?」と。そして放課後、実際に小熊は礼子の後ろ姿だけをみてそっと教室を立ち去る。「やっぱり放課後の約束なんかしてなかったんじゃん! 妄想乙!」と事前の展開を受けて流れがひっくり返るのだが、そこに今度は礼子がやってきて「さぁ行こう」と駐輪場に引っ張られる。「妄想じゃなかったんかい!」という二重のひっくり返し。あれだけ台詞が少なく、要素も無い中で、ここまで視聴者をハラハラさせて、「気にさせる」演出は見事である。気づいたら見事にこの世界観に飲まれている。 他にも、例えば登校時の何気ないシーンで十字路の遠景を写して視聴者に「通学路は画面上から下だぞ」というのを印象付け、帰宅時にそこを右折させることではっきりと「変化」を示すように描かれているし、そうまでして作り出した日常の変化の果てにたどり着いたのが「今までより安い牛丼」というどうでもいいものだったのもやたらと説得力がある。さらに、1つ隣のコメリには行かずに戻ってくるというのも恐ろしい。「変化したんだ!」ということを示そうとすると殊更にそれを英雄視したくなるものだが、この作品はそうじゃない。あくまでちょっと。あくまで1つ。そういう日々の変化を楽しむのである。いや、コメリは寄ったらええとは思うが。なんか、「よりもい」1話のキマリの電車の話に通じるものがあるわね。 これ、もしかしたらバイクに乗りたくなるオタクは増えるかもしれんな。
○「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」 4 開始一番に「そういや今期は意外なことに禎丞の声聞いてなかったな」と思い出し、当然のように配置される信長の存在に全てを悟るアニメ。「ははーん、幼馴染ってのは信長のことだな?」(信長は幼馴染ではない)。 中の人要素がクドすぎて余計な要素しか頭に入ってこない。メインヒロインの水瀬佐倉ラインですでに何かが2/5は揃っており、五等分にした断片2つで再構成されるという、いわば悪魔将軍からはぐれ悪魔コンビが離脱したような状態だ(誰がわかる例えなんだ)。よりによって四葉と五月の対決のはずなのに五月の方が頭に四葉の髪飾りをつけているというややこしさであり、ダイレクトに叙述トリックでも狙ってるんじゃねーかという配置。実際、このタイトルをみたらまず最初にそういうトリックは疑うよね。これで「幼馴染しか勝たん」っていうタイトルなら「ヒロイン全員幼馴染にしちゃえばえーやん」とか、「後からいくらでも幼馴染だったっていう事実は追加できるからな」っていうラブひなメソッドが使えるのだが、「負けない」と断言してしまっているとそうもいかないか。でもな、「何に」負けないかがわからんからな。今期3本目のリベンジ作品となってしまったので、水瀬ヒロインはリベンジに成功したら「負けなかった」と言えるのではなかろうか。本人が言ってたもんな、「勝つことと負けないことは違う」って。ちなみに、ラストでイケメン先輩が主人公の素性を知っていることが判明し、この2人も幼馴染といえば幼馴染じゃないのか、という可能性も出てきたので、そっちが勝つ可能性すらある。さらにキャスト表を見ると佐倉の隣に大西がおり、もうこの2人でお互いに勝ちを名乗ってもいいんじゃないかという気もする。なんなんだよこの並び。 とまぁ、中の人ネタで散々いじるわけだが、正直あんまり質が良いとは言えないアニメーション。動画工房なのに珍しく1話目から動画が荒く、画面に魅力が乏しい不安定な立ち上がり。さらに要素の置き方もやたらと雑で、特にヒロインがノート破り捨てるくだりとか、「絶対そうはならんやろ」という適当さが気になってしょうがない。まずもって「ノート綺麗じゃん、コピーとってこよ」っていうクラスメイトがおかしいし(ヒロインが扱いにくいことくらい、クラスメイトなら知ってるだろうに)、それに反応してノート引き裂くヒロインは難物とかいう以前に脈絡がないだけ。その後一人でこっそり泣いてる意味も分からん。1話目だからキャラがわかりやすいエピソードを置きたいという気持ちは分かるが、幾ら何でも断片の噛み合わせがおかしすぎるだろう。 主人公のモチベーションに共感しづらいというのも悩みのタネで、何よりも「隣に学園一の水瀬ヒロインがいるのにその態度はおかしいやろ」というありがちな違和感がどうにもならない。そりゃま、禎丞が水瀬・佐倉の2人から逃げ出したい気持ちは分かるのだが……ここは地獄のラビットハウスか。どうする松岡、今作には茅野愛衣はいないぞ(だから信長がメインヒロインなんだってば)。
○「86-エイティシックス-」 5 なんともエゴサしにくそうなタイトル。「K」の時以来の面倒くささだ。 猫に優しいアニメは良いアニメなので、きっと今作も良いアニメなのだろう。いや、単に人が死んでるのに猫が死んでないからだけども。猫が可愛いかどうかってのも作画の指針になるし。今作の猫は……普通。 純正のラノベ原作らしいが、なんか、こういうハードなSF路線は久しぶりだろうか。ニュアンスは「君戦」に近い部分はあるけど、多分一番近いところを探したら「鉄血のオルフェンズ」になるんじゃなかろうか。アウトローな子供達の生存競争っぷりとかはかなり近い匂いがある。ただ、こちらはモビルスーツが無いので謎の多脚戦車に乗っているというのが1つ目の違いで、2つ目にして最大の違いは「捨て子どころか、人間とすらカウントされてない」という部分。共和国の欺瞞がこれ以上ないくらいわかりやすく胸糞に描かれており、これまた「素直に辛い」という導入から、あとはヒロインがどのように立身して立て直していくかの物語。 中心に軍人のおねーさんを配しており、銀髪ロングの美人さんではあるが、そこに露骨なエロなんかを入れることもなく、かなり硬派な路線を狙っていると思われる。1話目はそうした匂いみたいなものを感じさせる程度の導入にとどまっているが、今後アンダーテイカーとヒロインの絡みを通じて掘り下げられていけば、色々な方向への広がりが期待できそうだ。映像部分も平均以上の成績になっているし、混乱しがちな1話目の脚本構成も、目移りする状態にはなっているがごちゃごちゃしないギリギリのラインで成立している。インパクトはそれなりにあったんじゃなかろうか。 メインヒロインを務める長谷川育美は、「友崎くん」のみみみ役を担当していた人か。Wiki情報だと4、5年前くらいからそれなりに端役でのアニメ出演を重ねており、今年に入って一気にメイン役を2つゲットして表舞台に出てきた形。いいお仕事を期待したい。
○「不滅のあなたへ」 6 素直に辛いです。(小並感) なんかね、原作読んだことある気がするんだけど定かじゃない。この導入部分、なんか覚えてる気がするんだけど、私が記録している「漫画喫茶データ」に記録が残っていない。もしかしたら別な機会に手に取った可能性はあるかなぁ。そして、今回アニメ1話目を見たのと同じように「これはつらい」と思ってその先を手に取れなかった可能性がある。わたし、こころ、よわい。 でもまぁ、辛いことは決して悪いことではないのです。アニメ1話目を見て素直に「つらい」と思えたということは、作品として果たすべき役割を十全にこなしていたことの表れであろう。自分から積極的にページをめくらないと進むこともままならぬ漫画媒体と違って、アニメならば1回再生ボタンを押せばあとは自動で情報が浴びせかけられるため、私のような心の弱い人間でも安心して作品が摂取できるというわけだ。今後も「つらい」と思うかどうかは分からないが、つらいならつらいなりに、良いつらさを味わわせてほしいと思う。 製作はなんか久しぶりに見る気がするブレインズベース。確認したら私の観たアニメでは「虚構推理」に携わったのが最後だった(その後は「デュエマ」をやっていたようである)。まぁ、もともとそれなりに信頼の置けるスタジオではあるし、監督のむらた雅彦ってのもまた渋いところ。現時点で良い方向に転がるかどうかは全く未知数であるが、とても勝手な思い込みとして「NHKがやってくれてるから多分大丈夫じゃない?」と決めてかかっている。考えてみりゃ「進撃」もNHKだったし、なんだか最近マガジン系列はNHKと仲が良いな。 そうそう、もう1つ触れておくべきは今回主演を務めたキャストの話。多分あの姿に変化したってことは来週以降もこの男の子の声で参加し続けるのだと思うが、川島零士というキャスト名は初めて認識した。そして実際初主演、脇役ですら名前を見かけなかったことを考えると大抜擢ということになるだろうか。最近割といっぱいいる「やたら声高い系男性声優」ではあるのだが、1話目ではしっかり物語のニーズに乗せた良い仕事をしてくれていたと思う。この作品を契機にスターダムにのし上がれるかどうか、要注目。
○「ミュークルドリーミー みっくす!」 ー 2年目のジンクスなど関係ないッ! これからは毎週ミラクルライトを振らないと視聴できないってマ? さぁ、一切休まずの2期目がスタートした。こちらには息継ぎすらさせない地獄の編成。これってもしかしてコロナの影響で放送がずれ込んだことによるものなのだろうか。まぁ、多分そうじゃなくても放送話数調整されてたとは思うけども。それにしても、本当に何一つ変わらぬことによる安心感と疲労感は尋常じゃないな……やっぱりこのカロリーで突っ走るということなのか、それとも1話目だからいつも以上に張り切っているのか……いや、単に監督コンテ回っていうだけの話かもしれないけども。襲い来るツッコミどころの激流に、視聴後にはもう何も覚えてないといういつものクオリティである。ギリギリ覚えてる作中のツッコミが「案件いうなし」だったのはどうかと思う。 どうせまた来週からも感想書かされるんだろうから簡単に2期目の変更点だけまとめておくと、一番の変化はやはり「女王様sによる謎の部屋の貸与」だろう。先週時点で真剣に「ことこ先輩がいなくなったらパソコン部の部室使えなくなるんだよなぁ」なんてことを心配してやったのに、そんな問題は秒で解決。むしろ秘密結社としての強さは増した。女王様、そんな簡単にホイホイ部屋とか貸しちゃダメでしょ。何よその謎生物が地べたで蠢いてる部屋は……。まぁ、こうしてホットラインを繋いでおかないと、どれだけ近所と言っても進学しちゃったことこ先輩とのコンタクトが大変になるからねぇ。全員の家から一直線で同じ場所に通じるということだが、これ、朝陽はそこ経由でよその女の子の部屋に侵入できたりしないもんだろうか? そんな邪な考えはミュークルワールドに存在しない? そうですね。すみません。 そしてもう1つの注目ポイントであった「悪役は?」という問題に関しては、なんとアックムーが早くも人間態(?)を獲得。さらに検索一発目でいちご町最強頭脳であろうと思われるアッキーを発見、すぐさまコネクションを結んだ。兄弟揃って悪夢に加担することになるとはなんと因果な連中か。しかし、洗脳状態にあった杉山(兄)と違い、アッキーがアックムーに手を貸しているのは完全に自由意志。その辺りの違いが今後どのように影響してくるのだろう。まぁ、アッキーのことだから、多分自分の興味対象への調査研究の一環として悪夢サイドに手を貸しているのだろうが。考えてみりゃ、俺らはアッキーの倫理観とかキャラなんてほとんど知らんのだよな。絶対に悪いやつじゃないという確証はあるが(この世界にそもそも悪いやつなんて存在しない)。まいらがこれだけ頑張ってようやくユメシンクロに成功したというのに、ほいほい他人の夢に入れちゃうアッキーっていったい……。 個人的に最大の焦点となるであろうゆに様の処遇については次回へ持ち越し。オープニングとかみる限りではやっぱりアッキーのサポートに回ってるように見えるのだが……ゆに様のモチベーション、今後どうなっていくのだろうか。今年も確認しておくが「ゆに様が不幸になったら許さない」。 ○「シャドーハウス」 5 「ていぼう日誌」の黒岩部長(篠原侑)がまた「となりの吸血鬼さん」の時と同じテンションに戻ってきてて、「やっぱすげぇな」ってなる。 原作はやや既読。例によって漫画喫茶パターンだが、今作の場合はなんとなく手に取ったというわけではなく、周りに割と熱心なファンがいて、面白いと言っているのを聞いたのでなんとなく手に取ったのだ(やっぱりなんとなくやないかい)。正直、1巻を読み終わった時点では「いやぁ、別に……」くらいの印象だったのだが、一応その後も続けて読んでみて、ジャンプ漫画的な展開が発展してからはなるほど面白いと思えるようになった。もし本当に予備知識無しで偶然手に取っただけだったら1巻でやめてた可能性もあるので、そういう意味ではありがたい話である。ただ、漫画喫茶に行った時に出てた分までしか読んでないので、確か3巻か4巻くらいで止まってる。「次に行った時に新刊出たら読もう」と思ってて、気づけば全然行けずに1年近くが経過してしまっているせいである。だから記憶も随分おぼろで、「なんか、確か割と面白いと感じた……はず」くらいのイメージしか残っていない。新たな気持ちでアニメが視聴できるのはラッキーだと思っておこう。 そんなわけで、「序盤は割と平坦にお話が進むぞ」という記憶だけが残っているので、この1話目でゆっくりスタートしても慌てる必要はない。そして、ゆっくりスタートと言っても割と悪くないんじゃないかという感触もある。何よりもまず、今作はその発想自体がアニメにするとすげぇ大変だってことは割り引いて考える必要があるだろう。何しろメインキャラとなる「シャドー」が全身真っ黒けで表情も何もあったもんじゃない。アニメの武器である「動くこと」に意味を見出しにくく、表情演出が使えないので画面を保たせるのだって一苦労だ。通常の手順でアニメにしてしまっては、魅力に乏しい作品となるだろう。幸い、1話目ではそうした部分でのマイナス要素が感じられず、きちんと原作通りの静謐な空気も醸し出しつつ、適宜画面を賑わし、退屈な時間を作らないように意識されている。CloverWorksのお仕事は「約束のネバーランド」である程度の保証はあると信じているし、多分、スタッフもきちんと「この作品に独自の取り組みが必要だ」ということはわかった上での作劇を心がけているだろう。このままのラインでやってもらえれば大崩れはしないんじゃないかな。 あとはこの独特の雰囲気をどうやってアニメで盛り上げていくか。例えばオープニングやエンディングの演出なんかは割と好みのタイプだったし、おおよその解釈は一致しているんじゃなかろうか。昨今のアニメでいわゆる「アニソン」無しのインスト曲だけで飾るのって勇気がいると思うんだけど、雰囲気重視ならそれで押すべき、という方向性はすごくしっくり来るんだ。是非とも、末長く盛り上がる作品にしていただきたい。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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