最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」 ー やべ、テキストはすでに書いてたのにあげ忘れてたせいで順番がテレコになってしまった。まぁいいや、こっちが本当に最後の(49個目の)新番チェック。 1期の放送が2018年の夏なので2年半ぶりの第2期がスタートだぞ! ……とは言ったものの、すまん、一切覚えてなかった……。まさに2、3年前あたりのなろう系列なんて一番覚えるの難しいジャンルじゃん、って思ったけど、今作はなろうではなくてラノベ……えぇい! もう分からんわ! とは言えとは言え。1話目を見たら割と「あぁ、あったあった」と思い出すことが出来たのはありがたい話。2年前の自分の記録を参照すると一応評価としては「悪くないよね」くらいのものになっていたようで、2期目1話も実際、「まぁ、これくらいならいいよね」という印象。映像部分は並も並だが、女の子が可愛ければそれはそれでよし。今作の最大の焦点はエロ部分なので、とにかくそこさえなんとかしてくれれば良いんじゃなかろうか。ただ、今調べたら1期が亜細亜堂だったのに今期は手塚プロになって、スタッフも入れ替えがあるのよね……。別に元のスタジオに思い入れがあるわけでもないので構わないんだけど、この変更がプラスに働くのかマイナスに働くのかはまだ未知数。「どっちでもええやんけ」というのが正直なところだな! 覚えてる、というか脳裏に焼き付いていた要素は何と言っても魔王クリム。その弾けた種さんボイスは度肝を抜いたので今回も活躍してほしいな、って思ったら1話でいきなり居残り命令されてパーティー離脱しちゃった。……新ヒロインはみっくかぁ……うーむ。 PR ○「EDENS ZERO」 5 ようやく今期最後の1本にたどり着いたぞ。今期の新番チェックの総数は49本。前クールが一気に息を吹き返したといっても冬クールだったために46本という数だったことを考えると、流石の春クール。これに前クールから引き続きの視聴となる5本を加えた約54本が今期の視聴本数となる。幸い、前クールからは微減であるが、相変わらず50は超えているので引き続き私の視聴人生はハードモードのままである。 そして、このアニメの話をする前に、関係ない人には本当にどうでもいい話をさせてもらうと、この作品、放送枠が本当にひどくて、録画して視聴するのもかなり面倒だった。調べてみると、関東圏での放送はいわゆる「日本テレビ」で、既に1週間以上前に放送が始まっている。全国の日テレ系列のほぼ全ての局が放送しており、昨今のアニメの中ではかなり「視聴しやすい」部類に入るはずだ。しかし、何故か今作が関西、つまり「読売テレビ」だとやたら冷遇されている。放送が2週間遅れってだけならまだいいのだが、放送枠が今まで新作アニメと一切関係なかった金曜の深夜。しかも、読売名物の「MANPA」と同じような、「複数のアニメを一括りにした枠」での放送である。ちなみに知らない人のために解説しておくと「MANPA」はもともとMONDAY PARKと冠されていた読売のアニメ枠。元が「マンデー」なんだから綴りは「MONPA」じゃねぇかって気もするが、細かいことは気にしないでよい。現在のMANPA枠は「MARS RED」「86」「ドラゴン、家を買う」の3作品を放送している。で、こうした枠でアニメをたくさん放送してくれるのはいいのだが、「何故か録画枠が1つとして認識される」というクソ仕様なのである。つまり、予約録画しようとすると、頭から尻まで、トータル100分以上をまとめて予約することになり、個々の番組の頭と尻が識別できない。今期のように全ての枠が新作なら諦めて3作品セットで保管することになるが、これが再放送などが絡むと、いちいち全部録画した後に、いらん部分を削除するという手間がかかる。コナンとかヒロアカとか、シティーハンターまで再放送で絡む場合があったりなかったり。 で、今回はそんなMANPAと同じ仕様の「金曜日はシンデレラ」という枠が金曜の深夜に設けられており、その最後に今作が含まれている。ちなみにその前の一時間はまさかの「コナンセレクション」である。いらんねん。そんなんいらんねん。そして、金曜日はMBS、KBS、TVOと他の3局も深夜アニメを放送する激戦区。そんな中で貴重なレコーダーの録画枠を2時間近くも今作に取られるのはたまったもんじゃないのである。この度、1話目ということでわざわざ別のチューナー内臓HDに録画して視聴したが、仮にこれを保管しようとすると、また100分を全部ダビングして編集するという二度手間三度手間が待ち構えており、とてもじゃないがこの状態での視聴はやってられぬ。まぁ、さらに1週間待てば今度はBS日テレで単枠放送が始まるので、おそらく今後の視聴・編集はそちらの枠を使うことになるだろう。おっそろしく長い愚痴になったが、とにかく、何故だか分からないがめちゃくちゃ面倒な作品なのである。読売、ほんとなんとかしろ。 閑話休題。そうまでして頑張って見た作品は真島ヒロの新作だった。実は私、「RAVE」も「FAIRY TALE」もまともに見たことがないので、一切の予備知識なしでほぼ初めて接する真島ヒロ作品ということになる。これまで何で見てこなかったのかは謎なのだが……最初に興味がないって判断したんだろうなぁ。この度、何の考えもなしにいきなりぶつかったこの新作は、実は案外面白い気がした。出会いの物語はすごく平凡だけど、そこからトントン拍子で冒険の始まりにつながる展開が一癖あって興味を惹かれる。あれ、これ案外続きが見たいかもしれないぞ? まぁ、苦労して視聴に至った分、余計なバイアスがかかってる可能性はあるが……。 残念ながら、今後継続的に視聴していくにはさらに1週間のブランクが空くので、何とか忘れずに記録出来るように祈ろう。
いい感じ、第2話。1話で受けた印象をそのままにちゃんと「部屋の外」にお話が拡張している。背景とかディティールがかっちり作られてるし、音響の回し方なんかにも気が向いていることがわかる。 びっくりしたのは、他のドールたちはシャドーとキャストがセットだったってこと。今回明らかになったのはミア&サラのコンビだったが、公式ページに確認に行ったらメインのエミリコたち以外は全員キャストが2役でやっている。なるほどそりゃそうか……と言いたいところだが、わたしゃまだこの世界の全容をしらないので、これがどういう意味を持っているのかはまだよく分かっていない(もしかしたら誰も知らないのかもしれない)。ここで重要になってくるのは当然、キャストが同じという一般的な組み合わせではなくて、唯一バラバラになっているエミリコたちの存在の特異性だろう。いったいどういうことなのか、その謎が明かされるまでは……アニメではやらねぇだろうなぁ。 今回はエミリコの目線から見た屋敷の大きさ、そして初めて外の世界と接する興奮と不安、それからこのハウス全体を覆う謎への疑念などといった要素が矢継ぎ早に展開されていく。人形のことでケイトが怒っちゃうくだりなんかはやや性急な感はあったものの、それ以外のパートでは相変わらず間の取り方が丁寧で、決してあくせくしないこの優美なハウスの雰囲気がきちんと維持されている。「ススだらけで汚い屋敷」なのに「荘厳にして優美」というのは両立するのが案外難しそうなモチーフなのだが、そのあたりに違和感が無いし、突発的に始まったミュージカルな流れなんかも浮つかずに「そういう世界だなぁ」と納得できるのも良い。出来ればエミリコの食べるパンがもう少し美味しそうだと嬉しいのだが、残念ながらあれは本当に美味しくはないパンだろうから致し方ないのである。 ここからもっと世界が広がっていくとなると、ますます繊細なバランス調整が求められるとは思うが、この感じだと以降もいい具合に処理してくれそうだな。 人間のカルマを煮詰めたようなキャスティング、第4話。やめろ、このキャスティングは俺が死ぬ。 3話時点でもかなり良かったんだけど先週はまだ記事立て出来ない状態だったので改めて。いくつか良い点をピックアップしたいが、まず何と言っても作画の力点の置き方が良い。「作中ぜーんぶが超絶作画」とかいうトチ狂ったコストのかけ方ではない作品だと思うのだが、もちろん大きく崩れるようなパートは無いし、アクションシーンやクライマックスなど、きっちり見せるべきシーンでインパクトの大きい作画が映えるようにデザインされている。今回のコンテは「魔法使いの嫁」を監督してた長沼さんである。種さんつながり。 シナリオラインについても、1話目時点で「SF部分は割とおおらかに見守るべきだよなぁ」と思っていたわけだが、まぁ、そこはそれ。今回のお話だって、いきなりすごく都合のいい(都合の悪い)妹という存在が明かされて謎が解かれてしまうあたりは強引だし上手くもないのだが、ただそれが破綻しているかと言われればそんなこともないし、「そう言われちゃしょうがねぇや」くらいのもんである。そうして用意された「ちょっと都合が悪かったアクシデント」のディティールをあまり気にしなければ、最終的にはちゃんとヴィヴィたちが立ち向かおうとしている「AIの存在証明」への言及にもなっている。「使命」という言葉はいささか便利に使われすぎている気もするのだが、要するにこの世界のAIはロボット三原則など完全に無視できるし、人間同様に個性も感情も伴っているということの表れ。ただ、本当に野放図だとわざわざAIにする意味がなくなってしまう(人間どうしの争いでええやん、ってなる)ので、そこに「使命」というキーワードを設けて差別化を図ることで、作品テーマがブレないように舵を取っているわけだ。少なくとも現時点でのAIの立ち位置は「仮面ライダーゼロワン」の時よりもよっぽど理解できるものではあるだろう。 また、作中でもかなり執拗に「AIらしさ」を画で見せようとしているのが印象的。先週も効果的に使われていたのが「目」の演出で、彼女たちの目のアップが写るカットは、意図的にタッチを変えて「AIの異質さ」を際立たせるように描かれている。細やかなタッチでその無機質な構造が描かれると一瞬ドキッとするし、改めてAIたちの苦しさが浮き上がってくるかのようである。このデザインはラストまできっちり維持してほしいな。そうそう、それと「歌」という今作のもう1つの要素もそれなりにいい具合に機能しているんじゃなかろうか。最後に姉妹であの歌を歌うっていう締め方はなんとも切なくて、単なるアニメの客寄せ以上の効果をあげていると思える。 とまぁ、いろいろ褒めてきたが、最大のお気に入りポイントはやっぱりキャストだ。いや、そりゃだってさ、AI種さんの時点で割と楽しかったのに、そこに「人の皮を被った日笠」が現れたところまでが前回で、今回さらに「そんな日笠に恨みを持つ廃棄されたゆーみん」が現れるんだよ? 全員血縁(?)だよ? 種﨑・日笠・内山。もう、この3人がいればどんな世界だって創造できるし、破壊もできるんだよ。特に今回はゆーみんの感情の乗せ方がもう本当にゆーみんで……。いやぁ、幸せ。ちなみに次回予告を見る限りでは次のゲストキャラはあけこだな。またさらなるタマの取り合いやでぇ……。
○「魔入りました!入間くん 第2シリーズ」 ー 安心の第2期。これ、確認して気づいたんだけど製作のBNピクチャーズって「セスタス」と同じスタジオなのかよ……もう、こっちに全リソース割いてくれればいいんじゃないかな。 1期が2020年の春までということで綺麗に1年のブランクを置いての2期目。1期が終わった時には「もっと早く帰ってきてもいいのに」と思ったものだが、コロナのゴタゴタを考えればこのぐらいの準備期間は最低限必要なものだったか。幸い、ブランクが空くことで話が分からなくなって困るようなタイプの作品でもなし、久しぶりにまた土曜の夕方が賑やかになるのはありがたい話である。 基本的には「相変わらず」というだけの話なのであまり追記するようなこともないが、1期は割と大きめの事件で予想外にシナリオ部分でも盛り上がりを見せた。2期目はあの一件からいったいどういう立ち上がりになるかと思ったら、ここで程よいテコ入れがわりの新キャラ登場。適度に復習しつつの新しい流れへの導入はそつがなく親切である。そしてそんな新キャラを皮切りに、ここからアメリ嬢メインのお話に切り込んでくれるのなら喜ばしい限り。今作は何と言ってもクララ・アメリの2大ヒロインが際立った作品なのでね。いや、1期分のお付き合いで割と他のキャラも立ってることはわかってるけども。もっと彼女を困らせてくれ〜。
ふつーに面白い、第3話。ぼちぼち今期作品も出揃ってきたので、個別に楽しいアニメを気にしていきましょう。 1話2話も悪くない作品だったが、この3話でめでたく宵越が正式な入部。ようやく「序章」が終わったところだろうか。今作の嬉しいところは、スポ根漫画としてのデザインが素直で見やすいというのはもちろんだが、その中でカバディというよく分からないスポーツの楽しみ方がなんとなく伝わってくるところ。正直、1話目で先輩連中のチェーンの話とかをされても「本当にそんなんで効率よく試合できるのかしら?」とピンとこなかった部分があったが、我々と同じ素人目線の宵越が自分の頭で考えて勝つための作戦をめぐらせ、その試行錯誤の結果として最後のチェーンにたどり着いた様子を見せられると、なるほどそのあたりの使い方が勝負の妙味なのか、ということが(本当かどうかは分からないにせよ)伝わってくる。他にも攻め側の「触りゃいいんだからそれだけなら簡単なんだけど、逃げる時の距離や体制をキープしなきゃいけない」というジレンマや、守備側の「倒すだけじゃん」という簡単そうに見えるアクションが実は複雑な作戦プロセスに基づいて一瞬一瞬の判断が求められているのだ、という部分などが、単なるお仕着せの説明ではなく、試合中の宵越の必死の思考から自然に勉強できるようになっている。なるほど、やり込んだら本当にハードなのだろうし、それだけにやりがいのありそうなスポーツである。 そして、やってること自体は単なる鬼ごっこというシンプルさがあるおかげで、コート内でのプレイヤー間の関係がそのまま人間関係に還元されるという構造もわかりやすくて良い。具体的には宵越と畦道の関係がこれ以上ないくらいに分かりやすい友情形成を行なっており、凸凹ながらも気持ちの良い関係性を育んでいる。野郎だらけのスポ根作品でこういうのを見せられると、素直に良いと思えてしまうね。 これでひとまず初級編が終わりかな。今後、正式な試合が始まればもっといろんなところから刺激が得られそうである。 ○「セスタス -The Roman Fighter-」 3 空前の拳闘ブームかな? 機関拳闘、メガロボクス、そして奴隷拳闘……殴り合いにも色々ある。 しかし、同じ殴り合いでもクオリティの差は歴然とあるもので……今作のへちょい絵はかなりのがっかり感。原作がどんな絵なのかもよく知らないけど、この「半端にCGでデザインしたところに薄い作画を乗せる」みたいなデザインで満足できるものではない気がする。扱っているものがボクシングという細かい動きを見せてナンボの作品ってのも大きなネックになっていて、肝心の格闘モーションに全くキレがなく、さらに半端にCG処理を乗せるために重みも感じられない。この技術が省エネのための方針なのだとしたら、せめて大事なシーンくらいは止め絵でごまかさずに動画で見せて欲しいと思うのだが……。 お話の方も特に引っかかる部分がなく、「ローマ時代の奴隷を主人公にしたお話」と言われたらパッと思いつくような導入なので「まぁ、そうなるやろ」くらいのもの。ここから面白くなってくれればいいのだけど、どっち方向に面白みが広がるかというイメージが湧かないのだよなぁ。 あのタイプの牛丼、実際には肉が数切れしか入ってない奴だ……第2話。まぁ、女の子の弁当なんてそんなもんで大丈夫? 諸事情により、わざわざ記事立てするのがなんか癪な作品なのだが、2話目がなんか刺さってしまったので悔しいが書く。なるほど、1話目で分からなかった方向性が2話目で何となく見えてきた。1話目で「これ、どういう話に持っていくんだろう」とか、「完全にホラーの文法じゃん」みたいなことを書いたのだが、なるほどこういう話になっていくのか。そして「ホラーの文脈」というのは、すなわち「次に何が起こるかを予測させず、常に目をひく演出技法」の表れであった。まぁ、極力台詞を廃し、ただ情景だけで見せていく緊張感がホラーっぽいとも言えなくはないのだけども。 1話目でびっくりしたのは「単に女子高生が原付買っただけ」というので話が終わったのに不思議と共感があったという部分で、2話目についてもこの方向性は一緒。何しろ「なんか友達が1人できた」で終わったのだ。こんなにも事件性に乏しいアニメは、いわゆる「日常系」を含めてもそうそう無いだろう。何しろ日常系萌えアニメで必須の「友人たちの交流」すらもろくに描写されていないのだから。しかし、時間は短いながらも「礼子」との馴れ初めは鮮烈だった。それこそ、その1トピックで1話分を成立させてしまうくらいに。この密度、この速度で描かれるなら、そりゃ1クール作品になってしまうのも当たり前だろう。いや、でもこれって小説原作なんでしょ? いったいどんな文章で物語が綴られているものやら……。 一応、興味を惹かれた点をもうちょい具体的に書いていくと、Aパートではバイクを駐輪場に停めた後にミラーで髪を直すところでちょっとニヤリとさせられる。予鈴がなって慌てていたはずのタイミングで、主人公(小熊って名前らしい)がわざわざ一回立ち止まってミラーを見る行為は、本来なら必要ないものなのだが、そこにミラーがあるという事実が昨日までの日常とは違っていることが表れていて、1話目でも執拗に描かれていた「新しい体験ができている」という喜びが滲み出ているカットになっている。 そして教室でのシーン構成がまさに「目をひくための構造」。いきなり「バイク買ったんだ!」と叫ぶ小熊。教室一同大歓声。「なんやこの頭のおかしい展開は!?」と混乱するも、それが小熊の脳内世界の話だとすぐに判明して「どないやねん!」と突っ込んでしまう。しかし、このヘンテコ妄想が、これまで人付き合いなどほとんどやってこなかった「ないないの少女」の感情の発露かと思うと非常に滑稽で、何だかしっくりくる。そして次は家庭科の時間。突然「バイク乗ってんですわ」と言って、新たな友達「礼子」にロックオンさせるシーン。ここで視聴者は判断を迫られる。「あれ? なんか突然雄弁になったし、急にクラスメイトが寄ってくるなんて辺な展開だぞ? またこいつの妄想と違うか?」と。そして放課後、実際に小熊は礼子の後ろ姿だけをみてそっと教室を立ち去る。「やっぱり放課後の約束なんかしてなかったんじゃん! 妄想乙!」と事前の展開を受けて流れがひっくり返るのだが、そこに今度は礼子がやってきて「さぁ行こう」と駐輪場に引っ張られる。「妄想じゃなかったんかい!」という二重のひっくり返し。あれだけ台詞が少なく、要素も無い中で、ここまで視聴者をハラハラさせて、「気にさせる」演出は見事である。気づいたら見事にこの世界観に飲まれている。 他にも、例えば登校時の何気ないシーンで十字路の遠景を写して視聴者に「通学路は画面上から下だぞ」というのを印象付け、帰宅時にそこを右折させることではっきりと「変化」を示すように描かれているし、そうまでして作り出した日常の変化の果てにたどり着いたのが「今までより安い牛丼」というどうでもいいものだったのもやたらと説得力がある。さらに、1つ隣のコメリには行かずに戻ってくるというのも恐ろしい。「変化したんだ!」ということを示そうとすると殊更にそれを英雄視したくなるものだが、この作品はそうじゃない。あくまでちょっと。あくまで1つ。そういう日々の変化を楽しむのである。いや、コメリは寄ったらええとは思うが。なんか、「よりもい」1話のキマリの電車の話に通じるものがあるわね。 これ、もしかしたらバイクに乗りたくなるオタクは増えるかもしれんな。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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