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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「半妖の夜叉姫」 5→4

 こっちも終わったけど終わってない。いや、流石にもうちょいスッキリする終わり方プリーズ……。

 もともと「あんまり犬夜叉に思い入れないからなぁ」という程度の視聴体制だったわけだが、作ってる側も「まぁ、今更犬夜叉ファンもそこまでがっつり見てないだろうしなぁ」くらいの雰囲気で作ってた感のあるアニメである。もともとこの土曜夕方枠って、「ヒロアカの間をつなぐためにほどほどのクオリティで怒られないくらいのアニメを続ける枠」みたいな印象になってて、一連のタツノコ作品なんかはその最たるもんだし、「逆転裁判」とか「金田一」だって作画クオリティなんかは二の次三の次。読売系列が権利を持ってる作品をなんとなく作って、みんなして「懐かしいなぁ」と思ってもらえればそれでいい。この度放送できるようなタイトルも減ってきたので「コナンの前番組だし、犬夜叉作り直せばよくない?」ってんでスタートしたプロジェクトだったんじゃなかろうか。その際に高橋留美子に脚本お願いするのも大変だし(連載持ってるからね)、「適当に犬夜叉っぽい雰囲気の世界で、二世ってことにしとけば角も立たないでしょ」みたいなコンセプトだったんじゃなかろうか。どうも、私の観測してる範囲では原作ファンでこのアニメを手放しで褒めてる人間はいない気はするが……そもそも私は犬夜叉のどの辺りが褒められるポイントなのかも分かってないので、「もともとこんなもんじゃない?」くらいの印象でフィニッシュである。

 まぁ、確かに「わざわざ二世でやらんでもいいよな」という程度の内容だったとは思うけどね。もちろん旧作キャラとの絡みはあるのだが、メインになるのが殺生丸の方なので「犬夜叉2」というのもなんか違う気がしたし。純粋に「次の世代の主人公」を立てるだけなら本当に同じような展開に持っていったんだろうが、何故かその血を2人に分けての物語進行になったため、どこを主軸に物語を追いかけたものかというのもやや散漫になった印象。とわとせつな、「2つの視点が交錯して物語が進む」っていうよりも、「どっちがメインかピンとこないからただ流される」みたいな印象になってしまったのがもったいなかったな。

 でもまぁ、例によってヘンテコでちょっと古臭いデザインの妖怪が好き勝手に出てきて、お気楽な感じで人命を奪ってる様子なんかは懐かしくて悪くなかったとは思うんだけどね。作画リソースが最低限なので、あんまり肩肘張って見るアニメじゃないことは誰にでもわかることだし。あとはここからの展開でさらなる世界の掘り下げに成功するかどうか……一応、発展途上の作品だってんなら今後の方向性は見守っていきたいところだね。

 

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「ひぐらしのなく頃に業」 5→5

 終わってないけど終わったわ。まー、楽しませてもらったのは事実よな。

 「完全新規ルート」っていうのはなんかピンとこない言い方。イメージとしては「二次創作のいちアイディア」くらいのウェイトな気がするよね。確かに面白いとは思うけどさ、これ公式でやる必要あったのかという冷静な意識も常にどこかにあるっていう。構造的にこうした「多様なルート」を認める作品ではあるのだけど、なんかすげぇ勢いでそうした「誰かが思いついたかもしれないネタ」を駆け抜けていく様子を見ると、「周年記念のアンソロジーか何かかな?」みたいな感想になる。金のかかったファンアートみたいなもんだ。赤坂がトチ狂うシーンとか、ファンが見たいかどうかって微妙なところだとは思うのだけど。

 まぁ、公式がこれをやったということに意味があるのだろう。多くのリメイク作品が鳴かず飛ばずで消えていく中、勇気を持ってこれだけの爆弾を持ち込んで話題をさらったのだから充分な成果とは言えるはず。そして、ありがたいことにアニメとしてのクオリティは決して低くなかったんだ。旧作からはかなり印象が変わったが、渡辺明夫デザインを強く打ち出したことで「最新アニメらしくないくせに、旧作とは確実に違ったアニメ絵」を実現しており、これが破綻なく動いて違和感無くひぐらしワールドを構成できている。どうせ大したアクションやらが必要な作品でもないのだし、こうしてずっと1つのイメージをキープしつつ要所で顔芸が見せやすいデザインをとったことはプラス要素とみてよかったんじゃなかろうか。このままのクオリティでラスト1幕が見られるなら、それはそれで楽しみな気はするぞ。

 それにしても、令和の時代にここまでかないみかを酷使する作品が出てくるなんて誰が思うかね……。あと大川さんがかなり無理をなさってるのが本当に辛い。

 

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 煮詰める煮詰まる、第23話。二局の対峙、どちらも命がけで。

 冒頭、レゴシはサブタイトルに示唆されているように昆虫食にチャレンジする。正直、ゴウヒンの意図はいまいち分からんし、ここまでの「肉座禅」みたいな精神性の問題だと思うので今更昆虫を食べること自体に大きな意味があるとは思えないのだが、レゴシにとってはかなりショッキングな体験となったようだ。この世界でも昆虫食は「ゲテモノ」として忌避されているのか、それとも「肉食」の一部とみなされて禁忌になっているのか。まぁ、その両方という感じはするが、レゴシは肉を食べることに対して通常の肉食獣以上に抵抗を示しており、肉座禅やらなんやらを乗り越え、捕食衝動を抑え込むことに成功していた。そこに上書きするように「肉」を入れ込むことは、おそらく「知らなければ考える意味がない」ってことなんだろうと思う。肉食は良くない、と口で言うのは簡単だし、それはそれで正しいのだろうが、では実際に食べた側の言い分をフラットに聞くにはどうすればいいのか? というところで、「じゃぁ実際に食べてみればいい」という考え方にたどり着く。しかしここまで来て裏で流通してる肉を本当に食べちゃったらそれもどうなんだろう、ってんで、折衷案としての昆虫である。

 ぶっちゃけ、レゴシの妄想の中の蛾の言い分はあまりに利己的なものだ。この場合の「己」っていうのはレゴシ自身なわけだが(彼の妄想だからね)、結局、現実世界でもしばしば議論される「食べられる動物がかわいそう」に対する「だから感謝して食べようね」という誤謬。いや、私は別にそれでいいと思ってるけど、論点がずれてるのは間違いないのだよ。「食べるからには責任を持って」という言い方は、食べないことを議論の外に置いてしまっているわけだから、そこであーだこーだ言うのは、この世界においても肉食の議論とは分けて考えるべきなのだが……まぁ、レゴシの内側で納得があるならそれでいいのかしら。とりあえず、新しい体験をすることでレゴシはまた別なステージへと動くのである。童貞は維持したままだけどいろんなもんを失ってる奴だ。

 転じて、これまたステージの選択を迫られているのはルイさんである。ほんと、今回のお話は徹底して「イブキさん可愛い回」だったわけだが……まさかここまでしてもらって、いきなり梯子を外すことになるとは思わなんだ。皮肉なもので、お互いに虚勢を張って付き合っていた関係性から一歩進み、イブキもルイも、本音が見え隠れするようになってきた。それはそれで喜ばしいことなのだが、おかげでルイが自分の弱さをこぼし、イブキの強さを認めたからこそ、自分がシシ組にいてはいけないという結論にいたる。イブキからすれば寝耳に水なのだが、信頼できる「ボス」の決断だからこそ、それを邪魔してしまうのも違う気がする。互いを思い合っているからこそ、そのゴールの違いが明確に見えてしまったすれ違い。ルイは自分の人生とシシ組の未来で、前者を取りたいと申し出た。あとはイブキさんがそんなボスの人生を優先するのか、シシ組の未来を守りたいのかの選択。イブキさん、多分非情にはなりきれないだろうからなぁ……。

 ルイ先輩を待ちながら、いよいよ開始されるリズVSレゴシの世紀の一戦。レゴシの仕上がりがふわふわしているのに対し、狂えるくま吉くんことリズのコンディションは万全。もう、自分が「悪いクマ」であることに抵抗もなくなってきたのだろうか。飛んで火にいるピナくんを返り討ちにし、待った無しのデスマッチへ。……いや、多分ピナくん死んでない気がするんだけどね。あそこでわざわざ殺すのは、リズがテムを食べた理由と全く違う動機が必要になるから無理がある気がする。

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 ペタルズの出番、多分これで終わり、第11話。まー、出してもらえただけでもありがたいと思うべきなのかなぁ……。

 ラストへの溜め回。そしてがっつりましゅましゅ回。まー、やってることはいつもと同じって話なんだけどね。ホントにルユフは自分の感情を他人に預けるのが下手だな……。もう何回もこんなくだりやってるはずなんだけどね。とにかくルフデルが尊いということさえ伝えられればそれでいいということなのだろう。ましゅましゅもプラズマジカも、この世界の子らは行き詰まったり悩んだ時に海辺に行きがち。

 お互いの絆を確認するところまでは文句は無いのだが、こうしてましゅましゅがやや総集編じみた振り返りでしっかり総括して話をまとめたのに対し、まるで便乗するようにプラズマジカの方が「以下同文」的な処理にされたのはちょっと納得いかんな。まー、話数が限られてるからしょうがないのだろうが、今シリーズはプラズマジカの扱いが軽すぎるからなぁ……レトリーなんてシアンはぁはぁbotに成り下がってるし、モアもあんまりイカれたことやってくれないし。出来ればもっとがっつり枠を確保して、本当に1バンド1エピソードくらいで展開してくれればよかったのに。

 まー、今更そんなわがまま言ってもしょうがないんだけどね。次回がいよいよフェス本番、どういう流れでこんだけ集まったバンドのライブ演出を見せてくれるんだろう。

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 桃恵回! 第10話! ……なんだけども……相変わらずの情報量、そして画素数の多さ。

 情報量が多すぎるの分けて考える必要がある。まずはようやく訪れた「桃恵回」ってことで彼女個人の物語から。もともといわゆるズカ系キャラとして登場した桃恵だが、彼女自身が男っぽさを意識しているわけではなく、持って生まれたルックスと性格のせいで勝手に周りがそう思ってしまうというのが彼女の悩みの根幹だった。そのために女の子から告白され、勝手に裏切られたと思った相手は自殺してしまうという一方的な悲劇。そんな中で彼女は自身のあり方に悩み、アイたちとの交流に大きな救いを得ることができていた。

 この度彼女が出会ったのはこれまた悩ましい「男の子」であり、今回だけでLGBTのLとGとTが一気に登場するという、意識の高すぎるポリティカルにコレクトな作品である。いや、この扱いがコレクトなのかどうかは分からんが。とにかく、以前の「男の子っぽいから好き」という告白をさらに超える、「男だと思ったから好き、当方男」というなんとまぁ倒錯した告白。当然ノンケの桃恵はそんなことを想定するはずもなく、再び斜め上の次元で傷ついてしまっていた。そりゃま、いくら天下のリカさんでもフォローしづらいのは間違いないだろう。

 そんな桃恵の悩みがいくらかでも救われたのは、今回のエッグ世界で出会った薫のおかげ。彼女はLGBTのうちのTで、桃恵とは全く逆の方向性での悩みを持っていた。百恵は「女の子なのに女の子だと思われなくて辛い」で、薫は「自分は男だと思ってるのに女として扱われ(そして最低の扱いを受け)辛い」というもの。何のためらいもなくエロ漫画では定番の種付けおじさんが出てくるあたりがこの作品らしいところだが、ここまでダイレクトなメッセージを持った少女とおっさんが出てくれば、桃恵も事態を察するのは楽だし、そこから問題解決のカタルシスも見やすくなっている。種付けおじさんを倒し、薫からの熱烈なエールで立ち直ることが出来た桃恵。そして彼女はついにエッグ世界での目的を果たし……というところまでが「桃恵個人のお話」である。

 んで、これが7話のリカ回の時みたいに個人のお話で収束してくれれば楽なのだが、今回はもう10話目である。物語全体のクライマックスへと走り出す大きな流れの一歩目。いわば桃恵は「最後に参戦して最初にゴールする」という、まどマギでいえば杏子ポジションだったわけだ。エッグ世界での目的を果たして待ち望んだあの子の復活を成し遂げたはずなのに、その先に待っていたのは訳のわからん蝶々頭。友人の復活どころか愛着の湧いたワニの殺害という真逆の光景を見せつけられ、手塩にかけて育てた自分の半身の肉をねじ込まれる。全く予期していなかったあまりの仕打ちに、彼女はエッグに入れなくなる、つまり、怖くて眠ることすらできなくなる。分かりやすい「壊され」第1号となった。

 こうしてクリアした人間がバッドな展開を迎えることは何となく想像は出来ていたのでそこまで驚きでもないのだが、問題は、「何故こんなことになったのか」という理由がさっぱりわかっていないことだ。アカ・裏アカの2名がねいるの会社の創始者であり、すでに肉体から脱却したヘンテコ技術の粋であることが明かされたわけだが、そのことと「エッグが存在すること」「エッグの目標を達成したらひどい目にあうこと」の関連性に説明はまだなされていない。何か手がかりはないかと探してみると、今回登場した蝶々頭(CV大谷育江)の名前のクレジットが「ハイフン」となっている。ハイフンとは何らかの要素を「つなぐもの」であるので、彼女自体が最後の現象、ラスボスっていうわけでもなさそうだ。確実にその先に「つながっている」ゴールがあるはず。それが自殺者の復活なのかどうかはさっぱり分からないし、そのハイフンが一度は桃恵を殺すかのようなムーブを見せていたのも気になるところなのだが……。

 一応、アカ・裏アカが「脳のデータを木偶に移し替えている」というのが事実であるなら、エッグ世界に人格があった自殺少女たちの「脳」も、もしかしたらエッグに保存されている可能性はある。そうであるなら、今まで夢物語だと思われていた「復活」についても、いびつな形ではあるが実現可能かもしれないという希望はあるだろう。ただ、その間にハイフンが挟まったことは、やはり話がそう単純ではないことの表れだと思うのだ。まぁ、あんなもんを見せつけられちゃったら、流石に桃恵さんは戻ってこられない気はするのだが……同じ状況に陥ったら残りの3人はどんな判断を下すのだろう。

 そして、アイはアイで自分の物語を進めている。先生との関係性は着実に距離を縮め、母親も交えた3者の関係が今後の彼女の行動を決定する訳だが……。先生には裏があるのか、ないのか。

 ところで、そんなアイ・桃恵のドタバタのおかげで今回は傍観者だったねいる・リカのコンビが地味に良い味を出していたのは注目したい。もともと水と油だった2人が、いつの間にか二人っきりでラーメン食べに行くようになってるの、とても良い。

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 朗報、トレセン学園の自販機にはマウンテンデューがある、第11話。まぁ、おんなじ自販機にコーラもポカリもマッチもあるから「どこのメーカーだよ」って思うけども……。

 このタイミングでまさかのお話になった。珍しく一切涙腺を刺激しないはずのお話だと思うのだが、私の涙腺はもうおかしくなってるので今回も泣いた。だってもう、テイオーの感情の塊が……わけ分からんようになってもうてる。なんかさ、出会った直後には毎回交差してすれ違っていたテイオーとマックイーンが隣同士で座ったりしてて、なんならそこからお互いに膝を向き合わせるようになってるって、どうしたらいいか分からないじゃない。その感情に名前をつけないでほしい。レース回とは全く違うベクトルで感情が揺さぶられるが、その絶対値は決して引けを取らないお話だ。なんだろ、ほんとに欲しいものを全部くれる製作スタッフだな。勘弁してくれ。

 テイオーが復帰を決意し、そこからいきなりレースってわけにもいかないからワンクッション挟む目的でのお話だろうか。せっかくなのでテイオー自身の手でライバルたちを調査して、改めてラストランへ挑む前のキャラ紹介と準備の意味も込めているのかもしれない。まぁ、その偵察の中にツインターボは入ってなかったけども……。ターボはもう多分前回で仕事を果たしちゃったんだろうなぁ。個人的には授業中爆睡してるターボもそれはそれで可愛いんですが、隣の席からなんともいえない表情でそれを見守っているネイチャの方がかなりのダメージを残していきました。ねぇ、その表情は何? 何の顔?!

 ライバルキャラの紹介ってんで、前回レースでちらっと出てきたビワハヤヒデが正式参戦。というか、その参戦の仕方でいいのか。本作はそこまでギャグに振り切れてる作品でもないし、他作品のパロディみたいな方向性でのネタ回しはほとんど見られなかっただけに、いきなりぶつけてきて思いっきり最後までやり抜かれると呆然としてしまう。なんでそこだけいきなり切り取ってきたんや。しかもオチとして「いや、別にこいつそこまで賢いわけでもないからな?」みたいな部分を担保しているのがニクい。ソシャゲアニメなんだからキャラがいっぱい出てくるのは当然なんだが、どうにも今作は短い時間でビシッとキャラを印象付けるのがうまい気がするんだよな。次のレースが今から楽しみですな。

 そして最終的にはテイオーとマックイーンのデート回というとんでもない地雷に踏み込みに行くわけですが、その前段階としてキタサンとダイヤの「幼女百合」を展開して見事なジャブ(致命傷)を見舞う。もちろん作中の意義としては「テイオーに2人の関係性を客観的に見せることで、自分とマックイーンの関係性を気づかせる」っていう意味があるわけだが、それにしたって、そんな幼女で大丈夫か? 大丈夫だ。問題だらけだ。

 何しろ当のマックイーンは、別に「そういう方向」でテイオーを理解していない。いや、別にテイオーだって純正の「そういう方向」のキャラではなかろうが、マックイーンの感情が最初から強すぎるのだ。テイオーの意識とマックイーンの意識は最終的に同じレベルにたどり着くが、そこに至るまでにテイオーがこんだけ悩んで、最終的にマックイーンの背中を捕まえる形なのだ。どうにも、大西沙織キャラってのは抱える感情の総量が大きすぎる傾向にある。まぁ、当人があれだけピーキーだからしょうがないとも言えるのだが……。

 だってさ、口についたクリームを云々のくだりとかさ、単純に「クリームついてるよ」でちょろっと取っちゃえば普通のシーンなんだよ。なのに、マックイーンの場合は「自分で取れますわ」でいっぺん拭って、その上でまだついてるんだよ。ほんで、さらにそのあとそのクリームがどうなったかは明確には描かれないんだよ。おかしくない? そんな匂わせ方ある? 直接何かを描くより、描かない方が罪深いってことをわかってやってるんだよ。スタッフもマックイーンもさ! 最低だよ! 助けて!

 ……スペちゃんの腹を数えて落ち着くんだ……(もりもり食べるライスも可愛いですよね)(ダイイングメッセージ)。

 

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 この期に及んで未だに腹抱えて笑わされるんですよ、第45話! 悪夢の女王様、まさかの初対面がそれってさぁ……シリアス維持し続けてる杉山先輩がかわいそすぎるやろ……。

 急転直下、いよいよ悪夢チームがゆめちゃんたちにその毒牙を伸ばし、自分たちの居城へと招き入れる算段となった。割とダイレクトに誘い込んじゃう杉山、そして来るの分かってたはずなのに全然準備してねぇ女王様。せめてそこは連携とれよぉ!

 すでに秋口の段階で存在が割れていた悪夢のお城。あの時は結局立ち入らずに去ってしまっていたわけだが、ことここに及んで飛び込まざるを得なくなった。いや、ごめん、別に飛び込まなくてもよかったはずなんだけど……飛び込んだ理由はぺこっちのおやつのりんごである。おめぇ、イチゴ狩り行くっつってんのになんでおやつにりんご持ってきてんだよ。頭どうかしてるやろ。まぁ、イカれてるってことは平常運転ってことだけどさ……。今回も相変わらずのノンストップっぷりで、特にイチゴ狩り近辺はばら撒かれたボケというか、伏線(??)というか、そういうものが1つも回収されずに前に前に突っ込む姿勢だったもんだから……ときわちゃんのクライミングなんてのはほんの序の口で、クライミング時の岩壁になんか怪しい絵が描かれてる部分はスルー。「ドリーミーメイト専用いちごがり」という謎施設も当然スルー。いちご食べてる時のまいらがぺこちゃんだったのは「ぺこ」との合わせだろうか。まぁ、いつものあぽーんの一環っていうだけかもしれないけども。ドア越しでも聞こえる圧倒的あぽーんの絆。

 そして、今まではっきりと確認する術が無かった気がするのだが、いちご町(漢字表記だと一五町なのね)の全景を山から見ると、いちご山から見える距離に海が広がっている。やっぱり山も海もある町だったのね。となると合宿所も割と近いところにあったのかな。そんで、霧が晴れたことでラスボスの城に入れるようになったってのもお約束といえばお約束。中盤くらいにラスボスの居城が見えてるけど入れなくて、最終的に「あぁ、やっぱりここだったんだ」って踏み込むのは割と昂ぶるシチュエーションですよね? まぁ、残念ながら朝陽がお利口だから途中で帰りかけちゃったけども……。そこで慌てちゃう時点で悪夢の女王様のキャラ、もう崩れることは確定してたのね。

 洞窟内に用意されたリビングスペースと濃厚な悪夢の瘴気。ゆめちゃんはともかく朝陽も何故か耐性があり、残りの3人だけが悪夢へととらわれてしまう。最初に倒れたときわちゃんと3番目のことこ先輩はちゃんとソファに寝っ転がったのに、まいらだけ地べたにぶっ倒れてるあたり、扱いの差が感じられて良い。そして飛び込んだ悪夢の中では、これまたRPGなんかではおなじみの「バラバラになってパートナーを探す」という展開。それぞれにきちんとパートナーを見つける方法が違っていて、多分ちゃんと合ってるのが偉いよね。今回肉球認証使いすぎな気もしたけども。

 そして再びの対峙となるゆめちゃんとナイト仮面。ただ、残念ながらここまで思い切り引っ張ったはずのその正体は、ゆに様のうっかりのせいで秒でバレてしまうという。そんな正体判明ありかよ……。流石にゆに様が喋っちゃった時には「ヒッ」て変な声出たわ。別に杉山先輩は何も言わないだろうってのは分かってたんだけど、「絶対にゆに様が死ぬほど気に病んじゃうやつだ……」って思って胃が痛くなった。まぁ、今回のことは残念ながらゆに様が100悪いからなぁ……かわいそかわいそにゅい。しかし当然杉山先輩からの叱責はなく、あっさりと仮面を外すことになるナイト仮面。その早さでとるなら最初からつけて出てくんなよ。しかし、「黒きドリーミー」とかキメッキメで出てきたのに、あっさりと仮面はずしちゃえる杉山の胆力も凄まじいよな。普通だったら恥ずかしくて逃げるだろ。この胆力を相手にするのはゆめちゃんでも荷が重いかもしれんな……いや、そもそもどうやって戦うのかも全然分からないんだけども……戦わない? うん、そんな気はする。だって女王様が2人してぽやぽやだって判明しちゃったんだもの。

 このままつつがなくハッピーエンドに転がりそうだなぁ。今回の百合先輩が超絶美少女だったので、ぜひ彼女が幸せになれるエンディングおなしゃす。

 

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 指示を出されるとちゃんとお仕事をする人なのです。有能なので。まー、こっちはほんと、女性編に比べると仕事量は半分くらいでそんなに大変じゃないからねぇ。あと、例年男性編が付録でつく声グラ4月号は男性声優の特集がメインになってることが多かった気がするのだが、今年は何故か巻頭にかやのん特集が大々的に組まれていて幸せな気分になれる。

 さておき、せっかくなので去年からの蓄積の意味も込めて数字を確認しておくと、今年度の掲載人数は607名。去年が595名だったので12人増。女性編の48名増と比べれば本当に可愛いもんである。女性編が「48人増えての955名」、男性編が「12人増えての607名」。こうして比べると、女性編を地獄と見るべきか、単にパイが少ない男性の方が生きづらい世界なのか。それは声優さんになってみないとわかりません。

 勝手なイメージとしてやっぱり男性編の方が平均年齢が高いかな、と思う部分はあり、おなじみの面々が変わらずに名を連ねている印象。今年は何か面白いネタあるかな、と思ってみていたんだけど、例えば新規で「小野」姓の人間が増えたのでこれでジョジョの7部とか8部まで出来る。一応去年まででも小野健一氏だけ残ってたけど、流石にジョニィとかは無理やろ。

 子安が息子さんと一緒に掲載されてるのは去年からなんだけど、去年の宣材写真がまだ若干ZAZEL味が残ってるものだったのだが、今年はかなりおとなしめの写真になってて「パパ、ちょっと反省したかな……」とか思った。あと杉田がデコを隠すようにヘアスタイルを変更している(ほんとどうでもいい情報)。

 あとどうでも良さの極みをお伝えしておくなら、私のおすすめは間宮康弘氏の写真。去年まで普通だったのに、なぜか突然今年の写真で振り切れてる(事務所の写真でも同じ素材を確認できる)。どうやら「マフィア梶田の兄弟」というよくわからないネタ要素らしい。

 

 

 以下、具体的な出入りについてのまとめである。まず、昨年度版に掲載されておらず、今年載っていたのは以下の22名。

 

IN(22名)

相葉裕樹 浅利遼太 天月 鮎川太陽 石狩勇気

今井文也 岡本和浩 小野将夢 折原秋良 坂田将吾

佐久間貴生 佐香智久 橘諒 林幸矢 深川和征

古田一紀 万条一致 峰岸佳 峯田大夢 森末ひろあき

柳田淳一 ロバート・ウォーターマン

 

 基本的には純粋な「若手新人」枠が多いが、例えばいきなりトップにシンケンブルーこと相葉裕樹の名前がある。まぁ、彼の場合は別に声優名鑑にリストアップされてなくてもおかしくはないけどね。ほんならなんで今年やねん、という話ではあるのだが。あと特徴的なところで言えば「天月」っていう目に付く名前はいわゆる、歌い手、配信者的な出自の人のよう。佐香智久はどっちかっていうと歌手として名前を見かけることが多かった気がしますね。「古田一紀」っていう人はテニプリミュージカルに関わった舞台出身の人らしいのだが、Wiki読んでたら「彩陽の仕事を見て声優を志す」って書いてあって「いいセンスしてるやんけ」って思った。

 あと、男性陣の特徴としてずっとサブキャラとかちょい役で声優の仕事はしてたんだけどようやく名鑑入り、っていうタイプもあり、Wiki見て芸歴10年、みたいな人らもちらほらいた。この辺りのステップアップの難しさは、女性声優ともまた違った部分なのかしら。最後に載ってるインパクト抜群の「ロバート・ウォーターマン」もよくわからんけど芸歴それなりだったぞ。これで最後のページに「ランズベリーアーサー」とのカタカナ並びが成立しているのである。

 

 

OUT(10名)

小澤廉 佐久田脩 富田健太郎 富田耕生 久岡直洋

藤原啓治 正木郁 増岡弘 溝口琢矢 をはり万造

 

 転じて、こちらは「去年は掲載されていたけど今年は削除された」名義が10名。女性編では今年1件もなかった「訃報枠」が多いのが辛い。寡聞にして存じ上げなかったのだが吹き替えなどをメインに仕事をしていた「佐久田脩」氏もこの枠で、それ以外に藤原啓治氏、富田耕生氏、増岡弘氏、をはり万造氏の計5名。2020年はこうしてみるとやはり苦難の年だったのかなぁ。残念でならない。

 さらに転じて、全く残念じゃなさそうなのが不祥事で業界を追い出されてしまった小澤廉。この若さならまだリスタートは充分出来るだろうけど、流石に俳優業には戻ってこないのかな。

 そして、よく分からないが調べていて気になったのは、残りの名前のうち「富田健太郎」「正木郁」「溝口琢矢」の3名はまだ若手なのに名前が消えており、共通しているのは「ドリフェス」の関係者だったらしいこと。事務所も違うので、何故このタイミングでまとめて3人が消えたのかはよく分からないが、プロジェクトで一括処理してる部署とかあるのかしら。

 

 

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 刃牙の娘かぁ、第22話。いや、なんか語弊のある書き方だけど、ニュアンスは伝わるはず。原作絵であんまり刃牙とのつながりを感じることはなかった気がするんだけど、ガチンコのバトルシーン見てると、やっぱり血の繋がりが見える気がしますね。アニメーターのさじ加減やんけ、っていう話もあるが。

 レゴシVSリズはすでに正面衝突が避けられない状態に。元から避けるつもりもなかったはずだし、その決着は純粋な武力でのみもたらされることも合意の上ではあると思うのだが、やはりいざヒグマVSオオカミの戦いを見せつけられると怪獣大決戦の趣があり、身が引き締まる。リズが両腕を振り上げて大きく構えるモーション、ジャックハンマーとか勇次郎のイメージなんだよなぁ。リズの背後に回り込んでの搦め手攻撃は転蓮華みたいなイメージだし。まぁ、どんな漫画だろうと格闘要素があれば刃牙に繋げられるけどね。

 こうして正面からぶつからざるを得なくなったのは、ぼちぼちレゴシサイドの準備が整いつつあるというのもあるが、リズの方がいい加減に精神的負荷に耐えきれずに動き出してしまったことによる。ただでさえ食殺犯であることを隠しながらの日常生活でストレスがかかっていたところに、レゴシとピナが露骨に煽りに行ってるわけで、そりゃキレちまうのもやむなしであろう。これでレゴシがさっさと警察に突き出すような奴だったらまだ精神的に楽だったのだろうが、そうじゃなくて絶えず「自分に問い続けろ」というスタンスで絡んでくるわけで、リズからしたら最悪の圧迫である。

 なんとか日常を取り戻そうと、リズはまずは上位に立ちやすいピナから落とすことを計画し、トイレでの一幕は一応目的を果たした。戦慄の指チュパの緊張感は尋常ではなく、気取り屋のピナもこの時ばかりは自分の内面の生存本能を認識して冷や汗もの。ただ、そこからのはねっかえり方があまりにピナ過ぎた。体良く対抗兵器として担ぎ上げられたレゴシも大変である。ピナの立ち回りによって、この時点ですでにレゴシとリズの対決は避けられない状態になった。精神修行でフィジカルが弱くなっていたはずのレゴシだが、それでも迷いのあるリズを相手に必死に互角の立ち回りを見せる。リズは自分の中でテムの思い出をどう置いたらいいかが定まっておらず、自分の中の食殺を罪の意識として抱えるのか、美談として昇華するのか、そこがふわふわしている。どうしたって一本気のレゴシに対しては不利な条件だ。さらに、リズは完全なるバケモノになる気もなく、掃除のおばちゃんに対しては「善い熊」であることを維持し続けていた。この揺らぎはリズにとっても悩みのタネだが、相対するレゴシにとっても処理に困る事案である。最終的にリズはレゴシに敗北するのだろうが、負けた後の彼は、いったいどんな熊になっているんだろう。

 

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