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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 同性間の感情スペシャル回、第20話。今回、コンテ演出作監が全部1人っていう1人担当回なのよね。大石美絵さんっていう人で、なかなか印象的なお仕事をしている。

 同性間の関係その1、ヒョウのシイラと狼のジュノさん。肉食同士で昨今の世の中の浮ついた雰囲気を嘆くシーン。どうやらフェイスブックならぬビーストブックでは、平和の象徴として肉食と草食が一緒に写っている写真がもてはやされているらしい。なんやそれ、と思うのが肉食の当然の感情で、それをぶつける相手がジュノさんくらいしかいなかったらしい。ただ、後の台詞から考えるに、この時にジュノさんが愚痴を聞いてあげていたのも、「頼られたら断れないイヌ科の特性」だったのかも。

 同性間の関係その2、ヒョウのシイラと羊のピーチちゃん。文句を言いながらの付き合いだった2人だが、ひょんなことから一緒に行動してみたら、お互いの無理解が感じられて、かえって興味を惹かれて仲良くなっちゃうっていう。なかなか良い女性同士の交流シーンになっており、正直「私自身が柄物だから」のところとかは笑ってしまった。まぁ、確かにね。もともと動物の模様なんてのは生息環境に合わせてのもののはずなのだが、この世界の獣たちの体表は何が理由でこんな風になっているんでしょうね。体型の違いとかも同様にその成り立ちはよくわからないけど、シイラさんはネコ科独特のしなやかさ、スタイルの良さも「別にヒョウだから当たり前だし」と冷めた感覚。まぁ、普通に考えてこれだけの多様性がある世界で「顔が小さくて手足が長くて」っていうのが美の基準に適用されるのはおかしいと思うけどね。百歩譲って「全部の動物が二足歩行になったから美の基準が似てきた」という解釈は可能だが、鳥類まで一緒に生活してる状態では流石にどうかと思うわ。まぁ、2人が仲良くなれたのなら何よりです。

 同性間の関係その3、ジュノとハル。鬱憤たまりまくりのジュノさんが、ちょっとした弾みでいきなりハルとの直接対決へ。ただ、現在はレゴシという諸悪の根源が席を外しているおかげでそこまでバチバチの関係にはならずにすんだ。多分、ハルが肉食の扱いに慣れきっているのが良かったのだろう。もやもやといろんな感情を持て余すジュノさんに対して、常に先輩ポジションからリードしてくれるウサギ、なかなかやりよる。ほんと、こうしてみてるとジュノさんは可愛いなぁ。

 同性間の関係その4、ルイとイブキさん。ここで突然のおっさんがらみだが、やっぱり一番距離が近い関係はこの2人なんじゃなかろうか。ルイが必死に裏市の世界で生きていこうと虚勢を張っている状態を、唯一理解してサポートに回ってくれるイブキさん。なんでそこまでやってくれるのかと思っていたけど、同病相憐むというか、シンパシーが先に立っていたのね。裏市は本当にエグい世界だから、こうして互いに支え合っていかないとアウトローも生きてはいけないのだ。なんか、作中で一番優しい目をしているのがライオンのような気がして妙な気分だわ。

 あ、レゴシは今日も元気でした。以上。

 

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 絶対に最終回で杉田・中村がカメオ出演する方に賭けてたんだが、そんな時間無かったっすね。今後の劇場版なんかでの登場に期待しましょう。その時は是非ともマバユイネ王妃も一緒に出してあげてください。多分マブシーナの出演はどっかであるんじゃないかと踏んでる。

 さて、最初に率直に評価値を与えておくなら「A」の作品でした。戦隊はだいたいABCの三評価くらいで分けてるんだけど(その上に別枠の「S」もあるが)、今作はその中では間違いなく「好き」寄り。評価軸はガバガバだけど、ジュウオウジャーのちょい下、キョウリュウジャーと同じくらいかな(多分、気分によってその辺の序列も変わる)。いやぁ、楽しい戦隊でしたよね。やっぱり戦隊ヒーローはこうしてキラッと参上してカラッと解決してくれるくらいが良いなぁ。プリキュアと同じく、こちらもコロナの影響で製作体制や脚本構成に間違いなくダメージがあったと思うのだが、少なくとも最終話までの流れでそのようなビハインドは一切感じられなかった。強いて悔しい点をあげるなら、せっかくの楽しい戦隊であるキラメイジャーの放送話数が少なくなってしまったことが残念なくらいか。

 良かった点をあげていこうとすると何をトップにしていいのか分からないが、パッと浮かぶ私なりの評価基準が2つあって、まずは「敵勢力が楽しい」というのが挙げられる。今作のヨドン軍、皇帝(シャドン含む)を別にするとなんとガルザ・クランチュラ・ヨドンナとわずか3人で最後まで回している。この数は我が永遠のダークヒーローであるエンターさんに匹敵する少数精鋭部隊で、1年の長丁場を支えるのはかなり大変なはずだったのだが、クランチュラ・ガルザが仲良く喧嘩してる様子を見ているだけで全く退屈しなかった。ガルザは生まれ育ちのおかげでドラマが豊富にあったというのが大きいが、クランチュラさんは最初からどこか憎めないところがあり、「最終的にキラメイジャーに倒されるのはちょっと寂しいな」と思っていたら、クライマックスに近づくにつれてあれよあれよと成長。最終的には作中でも屈指の「勇気と使命を持つキャラ」に成り上がっていた。デザインも秀逸だったし、途中からはもう、「毎週クランチュラさんの頑張りを見ていたい」というくらいのモチベーションだった。そしてもちろんヨドンナさんの配置が良い。「とにかく顔が良い」という圧倒的アドバンテージもありつつだが、ヨドンナさんの極まったキャラがニチアサ媒体でも何故か浮いてる感じじゃなくて、ガルザ・クランチュラのすっかり出来上がったコンビ芸に自然に絡むことが出来た。今作スタッフ、闇系女子の描写がやたら上手い気がしてて、なんならヨドミヒメの時点で面白かったし、充瑠のクラスメイトのツンデレ娘の扱いなんかもやたら見応えがあった気がする。

 「敵勢力が楽しい」に加えて、私が戦隊モノを評価するにあたって出す基準に「イエローないしグリーンあたりのキャラが立つ」というのがある。これは特定色をサポートするということではなくて、「レッドのキャラが立つのは当然なので、残りの面子が無駄にならず、きちんとドラマに貢献できる」という要素である。特に「ブルー」はレッドの次点の場合が多いのでキャラが立つことが多いが、どうしてもイエローとかグリーンあたりになるとキャラが弱くなるイメージがあるので、「その辺までしっかりフォロー出来る作品は面白い」という意味。近い好例をあげるならジュウオウジャーのレオ、遠い例ならタイムレンジャーのドモン、デカレンのセンちゃんなんかもこの部類だろうか。

 そして、今作の6人で一番好きなキャラは誰だったかと尋ねられると、割と悩んだ後に多分「為朝」って答える。タメくん、本当にいい「イエロー」だったのよ。メインも張れるしサポートに回っても嫌味がなくて存在意義がはっきりしている。今作は通常の「ブルーポジ」を為朝が担当していて、青い時雨がネタ方向に振り切れるっていうデザインだったのでちょっとしたギャップがうまい具合に刺激になり、キャラを引き上げていた。サポートで入る先輩戦士の宝路が経験豊富な割に熱血で突っ走る部分もあり、サポートに回る仕事のほぼ全てが為朝に回ってきたのも、結果的には美味しい部分だったか。ショベ爺とのコンビも素敵だったし、「イエローが活躍出来る戦隊」としては屈指の出来だったと思う。もちろん、そうしてサポート役が輝くってことは前に出てるやかましい連中が仕事をしていることの現れでもある。あとはまぁ、女性キャラはエロい(瀬奈、日曜朝に最後の最後まで腹筋見せつけるの勘弁してくれ)。

 「敵が良い」「味方も良い」。つまり欠点が無い。バトルに関しても、最初から怪人枠である邪面師をおふざけ全開に振っていたので余計なことを考えずにバカバカしい部分を楽しむことが出来たし、コスト削減のためであろう邪面獣のデザインについても、特にマンネリ化する感じでもなく受け入れることが出来た。「史上もっともキラめく」というデザインを押し出すためにナイトシーンが多かったのも特徴的で、暗い中での撮影技術の向上により直感的に「綺麗!」って分かるような画面が彩られていたのも魅力だ。ナイトシーンの格好よさが引き立つっていう意味ではルパパトの純正進化と言えるかもしれないが、ルパパトはスタイリッシュさを出すための黒の使い方で、こちらは光を引き立たせるための黒の置き方。やっぱり撮影スタッフも色々と考えてるよねぇ。

 改めて、クランチュラさんやヨドンナさんとのお別れは本当に残念である。しかし次週からは問答無用のゼンカイジャー。そちらも素直に期待して待ちましょう。こういう時には笑うものなんだろう?

 

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 パソコンのバッテリーは無くしたくないな、って思いました。

 

 


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 デルミンデルミンデルミンデルミン第8話ミン。まさかのデルミンメイン回と思わせておいて、実はルフユメイン回だったんじゃないかという疑惑もある。まぁ、やっぱりデルフユメイン回ですよね。

 当方、「ましゅまいれっしゅ」から改めてSB69に入り直してデルミン推し始めた勢なので実はそこまでの細かい出自とかはあんまり知らなかったのだけど、デビルミント鬼龍族、思いの外フレンドリーで接しやすい連中だった。モアみたいに他の個体との接触が極めて少ない希少種なんじゃねぇかと思ってたんだが、ちょっとクルーザー出していけるくらいの場所に集落があるならそこまで隔絶した存在でもなかったんだな。行動原理というか、存在理由がいまいちよく分からん集団なのは間違いないが……「最強を宿命づけられた種族」は、結局同種の中で殺し合いに発展して絶滅するのでは? まぁ、サイヤ人みたいなもんなんだろうが、別に多種族を絶滅させる気もないみたいだし、実は単なる格闘バカなだけじゃないかという疑惑も。ちなみに、結局今回島にいる間にデルミン以外に同じ種族の女性体が発見できなかった気がするのだが、女の子の形で生まれてくるのも突然変異だったりするんだろうか。

 ここまでのお話はゲストバンドを用意してお話を回す形だったが、今回からいよいよましゅましゅとプラズマジカの2組を中心にしてゴールを目指していく展開に。そしてその先陣を切ったのが人気ナンバーワン(俺調べ)のデルミンというのは必然であろう。まー、結局彼女の生態はよく分からずじまいではあるが……少なくとも親御さんに会えたことでバンドメンバー内での親睦は深まったことだろう。そして、家族関係が微妙にギクシャクしているところに飛び込むのが全く空気を読まないルフユというのも気が利いた設計で、いわば今回の一件でルフユはパパミンとの「家族」になったようなものであり、それすなわちデルミンとルフユの関係が「家族公認」になったということである。今回、デルミンのピンチに真っ先に行動を起こしたのはどのシーンでも全部ルフユなんだよね。当たり前のような立ち位置なんだけど、やっぱり尊いのである。そして、あれだけ短期間のレクチャーにも関わらず僅かでもビームの片鱗を見せることに成功したルフユ。いや、片鱗だけでもすごくない? 一応ルフユも幻獣系の出自なのだと思えば素質があったのかもしれんな(狼娘族って幻獣か?)。

 とりあえず、レトリーのスマホに保管されてる写真の内容を気にしつつ次回へ。次回は何故かアイドル大集合運動会っぽいエピソードなのだが、満を辞してちゃん様の登場である。ここまで長かったよ。でも、ワンエピソードで、しかもネタ回っぽいのでちゃん様の活躍がどこまで見られるものか……2期の時みたいなダークな活躍が見たいよ〜〜。

 

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 観てきました。これでようやく僕の2020年が終わった感がありますね。まだやってるのもすごいし、それなりに客入ってるのもすごい。ほんと、令和の奇跡になった作品だなぁ。

 ぶっちゃけ、記事立てしたけど今更感想書くのはいくら何でも時機を外しすぎてるので省略。まぁ、普通に良いジャンプ漫画でした。っていうか、これ、劇場版で一気にやる以外の製作形態が思い浮かばないよな。テレビシリーズで製作してたら、ラストの部分なんて30分どうすりゃええねんって思うし、それ以前の部分も一から十まで全部クライマックスみたいな設計だから休む暇がないわ。原作だとこの間のテンションはどうやって維持してたんだろう。しかし、まさか劇場版のメインの敵がDEATH13みたいな奴だとは思ってなかったわ。まぁ、舞台がチョコラータで最終的にノトーリアスみたいになってたけども。

 今作で人類が学べる教訓は1つだ。「突然空から降ってくる石田彰とかどうしようもない」。

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 やはり世界中の亀は回って飛んで攻撃するものなのだ……第7話。他の面々のおともポケモンがどんな戦いを見せるのかも気になるところですね。

 今回は完全にリカオンリー回。前回のラストでアイが学校に通いはじめて先生との関係性がぐちゃぐちゃしてきたんだからそっちをいじるものかと思いきや、そっちは特に何もなくてのリカ回。まぁ、この辺りの話数で周りを固めてからクライマックスに進んでいく展開は王道なので、まだ桃恵回もありそうだね。ねいるは単体でお当番回が終わるタイプのキャラでもなさそうなので、最終的にアイの物語とどうリンクしていくかだなぁ。

 というわけでリカのキャラクターを掘り下げていくわけだが、これまで与えられていた情報からさほど増えていないはずなのに、きちんとその中で掘り下げが行われているのはうまいな、と感じた部分。「親がろくでもない」っていうのは今までのリカの言動からもわかっていたことだし、今回のお話だってその親がろくでなしであることに特にフォローも無かったはずなのだが、終わってみればその関係がちょっと前進している。これはすなわち、アイがエッグ世界の戦いを経て一回り大きくなったことを表している。

 親と子の関係なんてものはあらゆる物語の中で散々語られてきたテーマであるが、今回のリカと母親の関係性は意外と新鮮な部分があった気がする。まず母子家庭ってのはそれだけでちょっと特殊な関係なのだけれど、特にその中でも同性の親との関係性ってのは複雑である。通常、子供は男親と女親という2種類の親を見て、その関係性の中で育つのだが、片親の場合にはそれがなくなる。これで「母と息子」「父と娘」という異性の間だとそこまで距離が近づき過ぎず、比較的無難な関係性を維持できるのだが、間に入る異性が無い状態での「親と子」というのは非常に密接な関係性を構築せざるを得ない。うまくいけばいいのだが、近い分だけ、血の濃い分だけ、それが嫌悪につながることも多々あるのだ。一つ屋根の下に、自分に近すぎる存在がおり、理解しようにも決して届かないとなれば、確かにそれはストレスに違いない。リカが自傷に走っていた時期があるのも、ある意味では「よくある」構図なのである。

 リカは「大人が違う生き物に見える」という。子供の頃というのはもちろんそう見える。というか、大人ってのはズルい生き物なので、子供と自分たちを区別するために勝手に線を引き、違うように必死に見せかけるのだ。成長するに従って、そんな線は無かったのだということを思い知らされることになるわけだが、子供の側からそれに気づくのはなかなか難しい。リカはそうした虚構の線の向こうにある母親を必死に見ようとして、イライラしてきたのだ。

 この状態を脱却する一番の方法が「自分も大人になる」なのだが、残念ながらこれまた簡単なことではない。今回たまたまリカにはマンネンという「子供」が生まれたおかげで、そこに奇跡的なリンクが出来た。自分勝手に生きて、死ぬことを選ぼうとしたところに「子供」が現れて現実に抗おうとする。その様子がこれまでの自分の人生に重なり、リカはすぐさま立ち直る。結局、この子は根っこの部分に強いものを持っているんだよね。だからこそ、こんな些細なきっかけで立ち直ることもできたし、自分の進むべき道も見えたのである。ラストシーンの母親との対話、すごく蓮っ葉で薄情に見えるのに、ちゃんと「母娘の対話」になっているのがとても良い。お母ちゃんも、娘の様子を見てすごく安心したみたいだしね。ろくでなしなりに、いいお話だったんじゃなかろうか。

 そしてやっぱり作画の良さがお話の没入度をあげていることは確認しておきたい。今回もダイナミックで嘘くさいバトルシーンは笑ってしまうが、個人的にはむやみにこだわり抜いたガジェットの描き込みに注目したい。リカのおかんがやってる店、全ての調味料のラベルがわかるんじゃないかってくらいにディティールが徹底してて、そこでクダを巻いているおかんの人生までもがくっきり浮き彫りになるようである。いいちこは「下町のナポレオン」だけど、ええちこは「夕日のボナパルト」らしい。なんやそれ。

 

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 ライス……ライスよぅ……第8話。もうボロ泣きだよ。これが勝負の世界、これがウマ娘の世界……。

 もう、何を書いても野暮にしかならないエピソード。運命の天皇賞を走る2人のウマ娘の物語。そこには走るために生まれ、走るために生きるウマ娘たちのドラマがある。というか、競馬の世界のドラマがある。そうかぁ、こういう結末だったのかぁ……。Aパートあたりでその予感はひしひしと感じられたわけだが、ここまで用意してきた全ての配置が、最後の一走で全て持っていかれる展開は身震いするほどのカタルシスである。これ、単に「競馬はドラマ」っていうだけじゃない。アニメ作りの妙味ですよ。

 「勝ちたくない」という倒錯した欲求を持ってしまったライスシャワー。彼女のその願いは奢りでもなんでもなく、彼女の気の弱さ、優しさからくるものであった。しかしそれはウマ娘の本能と相反するものであり、他のウマ娘たちからすればあってはならないものである。だからこそマックイーンは彼女に正面から勝負を挑み、それが間違いであることを示そうとした。そしてその結果、「勝ちたくない」というライスの意志が反転し、ついに最強のウマ娘に「勝ちたい」という闘志が宿る。これまでとは全く逆のベクトルが生じたライスは、徹底的に自分と向き合い、勝つために全てを投げ打った。それは、絶対王者を陥落させるに充分な覇気となって表れたのだ。勝負の世界に偶然は無い。勝つべくして勝ち、敗れるべくして敗れる。そのことを一番理解していたのは、間違いなくマックイーンであっただろう。

 「勝ちたい」と思ったライスの演出が本当に完璧な一本。高ぶる闘志がわかりやすく画面にほとばしり、Aパート終わりの入場シーンはまさに鳥肌モノ。これまで本能に抗ってきたライスだからこそ、溜まりに溜まった何かが、身体の内でくすぶっていたに違いない。それが実際にマックイーンへの執念として表れるのが実際のレースシーン。圧倒的逃げ馬としてパーマーを置いておき、早い段階でそれをかわすことでマックイーンの絶対性は文句なく発揮されたはずだった。普段なら、それでまくって勝負は終わりだ。しかし、そこからがライスの時間。ここまで積み上げた彼女の怨念も、悔恨も、経験も、悲願も、全てが一体となってマックイーンを凌駕していく。ヒールからヒーローへ。目に宿した炎はメカクレキャラの両目へと広がり、これ以上無いほどにライスの覚醒を禍々しく飾り立てる。これが、勝利を掴みとらんとする力だ。

 今はまだヒールかもしれない。それでもブルボンの言葉の通り、ライスシャワーの名は人々の心に深く深く刻まれた。いつしかその名前が、祝福にたどり着くために。

 

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 「月刊マッチョメン」は絶対にときわちゃんも読んでるはず、第42話。困った時には筋肉にお願いだ。

 ここ2週は冬エピソードとかバレンタインとか季節ネタが続いていたが、何故かここでまた謎の石エピソードが挟まる。「ロック・ペプル&ストーンズ」が3週前、なんやこの異様なまでの石推しアニメ。幼女たちを良からぬ冥府魔道に引きずり込もうとしてるスタッフでもいるんじゃなかろうか。今回も見事に本筋に関わらなそうなお話で、いい具合に狂気はほとばしっている。特にアイス屋周りのセッティングは全力桜井ワールドといった趣で、日曜朝の子供向けアニメで放送して大丈夫なのかと不安になるクオリティである。お子さん絶対にホヤ知らないし、質問されたお母さん方も答えるのが面倒だろう。挙句にいぶりがっこの林に至っては、下手したらお母さん方も分からない可能性がある。いや、俺もワカンねぇよ、なんだよいぶりがっこの林って。三陸推しのラインナップだったとしてもおかしいだろ。

 イカれているというのは本作においては「平常運転」の言い換えでしかないのだが、今回際立っていたのは、此の期に及んで史上初となる、「ブラックアビスの影響かと思ったら単なる頭のおかしい奴だった」という展開。いや、それもどうなの? 単なる狂人を出していいものなの? まぁ、ゆに様が事前にホヤバニラを食べているので、その時点でもう何かが破壊されていた可能性もあるのだが……今回は本当にゆに様が何も悪いことしてないんだよな。ゆめちゃんたちが早とちりで勝手に他人の夢に土足で上がりこみ、空気を読んだゆに様が一応ゆにっちアビスを投げてくれたという、マッチポンプとかいう以前の問題であった。まー、この程度の狂人だったらいちご町には結構な数が潜んでるんだろうけども……。いちご町、「山も海もある」とかいうざっくりした理由で石の聖地呼ばわりされてるの草。この町にある山って、確か山頂近辺に謎の遺物があるおっかない山のことよね。

 一応、最後にお為ごかしのようにして杉山邸の事情が展開されたので一応メインシナリオも少しずつは進んでいるようだが……来年の新シリーズに向けて、どういう落としどころにするんだろう。今回ようやく「ことこ先輩も受験生だから」みたいな気遣いがあったわけだが、新シリーズのビジュアルには当然のようにことこ先輩とすぅちゃんもいるのよね。まー、地元の高校に進学するだけならそこまで問題はないのだろうけども……あれだけの才能、地元で埋もれさせてていいんだろうか? ことこ先輩なら、別にどこの高校に行っても自分でなんでもやっちゃうからあんまり関係ないのかしら? むしろ問題は確実に退場すると思われる杉山&百合先輩の二人かなぁ。

 

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 言わんでもいいことを告白しておくと、実は「流石にそろそろ鬼滅観ないと終わるな」ってんで鬼滅観ようと思って劇場に行ったのだが、祝日だったせいだろうか、1日1回の上映回はなんとほぼ満席。そんな状態では入る気も起こらず、ちょうど良い時間にやっていたこちらに逃げたのである。鬼滅おそるべし。今週中に観られるかなぁ。

 さておき、こちらもちゃんと「観ておかなきゃ」と思った作品ではあるので結果オーライ。上映時間を見ると「80分で3本立て」というかなり無茶な時間になっているのだが……まぁ、今年は諸々の事情があるので致し方ない。東映さんだって苦しいスケジュールの中で頑張っているのである。夏の映画がなかった分をこちらでどれだけフォロー出来るものだろうか。

 


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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