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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「おそ松さん(第3期)」 6

 不死鳥の排泄物のごとく蘇る作品。多分、「1話のアニメの中でうんこっていう回数」のギネス記録とか狙ってたんじゃないかな。この記録を抜こうと思ったら「パンティ&ストッキング」の新作とか作らないと。

 さて、確認したら2期が2018年の3月までということで、およそ2年半の休眠期を経て復活した作品。そして改めて見て、やっぱ好きな作品だな、ということは再認識できた。最初から最後まで、徹底的にクソであろうとするその姿勢は、そう簡単に真似できるもんじゃないですよ。2期の時には「さすがに飽きたなぁ」と思ってしまった部分もあったし、1期が想定外の大フィーバーを巻き起こしすぎたせいで無駄にハードルが上がり、制作側も「どうやら腐女子人気がでかいらしい」ということを意識して多少萎縮してしまった部分もあったのかもしれない。世の中の流れというのはとかく飽きられやすく、今回と同じように2年のブランクを空けての放送にこぎつけた2期は、何かと1期に比較されて悪くなった印象があった。

 しかし、考えてみりゃこの作品の何を持って「悪くなる」とかいうのか。別に方向性はブレてなかったし、やろうとしていたことはあまり変わっていない。それでも刺激物としてのギャグアニメはどうしたって視聴者の「慣れ」ができてしまうもので、こちらの要求が上がってしまったがために、不当に評価が下がった部分はなかっただろうか。今回、改めて「1話目」を見せられて、「やっぱこれ作ってる人は本気でやってるよ」と強く思った次第である。ネタ回しもそうだけどさ、突撃シーンの爆破エフェクトとか、映像もきちんと作り込んでるんだよ。手を抜かないんだよ。そうした「地味な努力によって支えられているクソ作品」って、実はかなり強いんじゃないかと。

 小ネタが拾いきれないくらいに散りばめられるタイプの作品って、飽きやすい視聴者からすると単なる面倒のタネなので受け入れがたいってのもあるかもね。できることなら、ちゃんと届くべきところに届くギャグであってほしいと思う。まぁ、話題性が縮小した今だからこそ、2期の時みたいに余計なことを考えず、改めて最初にやりたかった「おそ松ギャグ」の世界を開陳できる場所になるのかもしれません。ちなみに私がやたらツボったのはうんこがトライアングルドリーマーかますところですね。なんでそのチョイスやねん。シンフォギアがキャンバスプレッサーとマスクジエンド、こっちはトライアングルドリーマー。変な繋がりが出来たな? あと、中の人ネタで地味に中村だけ単なる鬼畜なの好き。福山のうざいノリも的確に再現されてるの好き。いろんな愛が詰まった作品ですよ。

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○「A3!(第2期)」 5

 一応小声でこっそりP.A.WORKS好きそうおじさんだよ。まぁ、今作の場合はあんまりP.A.要素は関係ない気がするんだけど。時期がずれちゃって結局「神様になった日」と放送時期が被ってるんだよなぁ。

 第2期ということで、問題は1期にどれくらい身を入れて観ていたかになるわけだが、まぁ、あんまり真剣ではなかったな。その上で「ソシャゲ原作でキャラが増えるという問題をローテーション制で解決するってのは面白いアイディアだな」というところは印象に残った。基本的にはあんまり興味のないジャンルではあるのだが、それでも「演じる者を演じる」という中の人の頑張りとか、いかにしてそうした「演技」の面白みを出すかみたいな部分に関してはそれなりに面白く見られたつもり。

 決して悪い印象ではなかった第1期からの「準備が出来た2期目」のはずだが、今作の場合は入れ替え制を採用しているため、「蓄積」がしにくいというのはやや難……と思いきや、ちゃんと夏組からの引き継ぎは出来てましたね。三角星人が元気だったのは良いのか悪いのか。あいつ、「目が三角」っていうところを見出して喜んでたわけだが、あくまで「目が三角」って慣用表現だから、実際に目は三角にならないからね? もしかしたら単に教養がある奴の可能性も? そしてもう1つ笑ってしまったのは借金取りの正式参戦である。お前、ふつーにオーディション来んのかよ。そんで中心的役割まで果たすのかよ。今までの態度は何だったんだよ。……まぁ、一応「愛情の裏返し」だったってことでね……あんたのおかげでMANKAIカンパニーはここまで盛り返したわけだし、実はこうしてみんなで劇団やるために悪役を買って出ていたっていう話になるわけだな。イイハナシカナ-、絶対1話の時は本気で潰そうとしてたと思うけどなー。

 こうして前期からの引き継ぎ要素もあり、ちゃんと面白さの追加が出来てるなぁ、という印象は良かったのだが、なんかね、1話目から若干作画面が怪しいのよね。大きなキャラ崩れとかがあるわけじゃないんだが、さすがにこれがP.A.の仕事か? と思うくらいには微妙。借金取りが凄んでる時の集中線とか、「強いられているんだ!」みたいなギャグに見えるし、喧嘩のシーンでのモーションとか、非常にもっさりしていて映像部分での面白みには欠ける。その辺りの期待と不安を加味しての平均点からスタートである。とりあえず、ちゃんと四季をぐるりと巡れるようには祈っています。

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 なんか露骨に終わりに向けての導線引かれてるみたいですごく寂しい……第24話。最終的に何話で終わるんだろ。終わらないでいいのに。やろうと思えばこんなん2年でも3年でも出来るタイプの作品じゃないの? って思ったんだけど、まぁ、毎週このカロリーでやってたら製作陣から死人が出るか。でも「ヘボット」が1年やったんだからせめてそれくらいは……。

 というわけで各方面に事態が動いているお話。ついに牙をむいた杉山先輩はもちろんだが、そのあおりで「初の浄化失敗」というこの手の作品には珍しい展開になっており、これまでのゆに様との戦いがどれだけ適当だったかがよく分かる。折しもプリキュアの方もなんかやたら重たい展開になっており、ニチアサの女児たちのメンタルが心配になってくる時間帯。いや、ちょっと失敗した程度ならいいんだけどさ。ゆめちゃんが失敗したあとのテンションが割とガチめで深刻な状態だったもんだから……実際、ブラックアビスを抱えたままの青井先生は割と深刻だよね。これまでの罹患者の被害を考えると、ブラックアビス状態で1日放置されるだけでも今後の人生に致命傷を与えかねない展開が待ってると思うんだけど。青井先生の抱えていたもやもやも無駄に現実的な問題だったあたりも恐ろしくて、あんだけテンションで乗り切るキャラのくせに、「ちゃんと学外では付き合ってる真っ当な女性がいた」→「でも振られた」→「振られた原因が、教師としての活動に熱意を持ちすぎたせいで時間が作れなかったため」って、マジで救われない奴じゃん。早く浄化してあげてよ……。

 こうして「闇サイドの王子」とでもいうべき杉山先輩が本格始動したことで、ドリーミーパートナーサイドも本格的な対応に乗り出す必要性に迫られている。やはりれい君がお空の上の女王様から言い渡されてたのは対闇戦闘のことだったという解釈でいいんだろうか。闇の王子が杉山先輩であるなら、こっちの対抗は朝陽をぶつけると。ただ、それだけだと「朝陽もれい君と同じように選ばれたものだ」っていう以前の匂わせまで説明は出来てないんだよね。単なる「お隣さんの幼馴染」が選ばれた理由が他にあるんだろうか。そして、朝陽が今後ゆめちゃんを助けるナイトの役割を果たすとなると、彼も夢の中に入る必要があると思うのだが、れい君はユメシンクロの能力を持ってるんだろうか。杉山先輩が夢の中に介入できたってことは、もっと同じ能力を持つものが現れてもおかしくはないよね。

 その他、相変わらず気になるのはことこ先輩の動向で、おっそろしく現実的かつ革新的な発明品で、マジでソニーとかグーグルあたりが展開しそうな新商品を発表。それが開発サイドの目に留まったので、どうやらことこ先輩も来年以降の進路を考える局面に来ているようだ。生徒会の引き継ぎが終わり、いやでも意識は「来年」に向かざるを得ない時期。どうやらミュークル世界は現実世界と大体時間がリンクしているようなので、コロナの影響で夏の時間が短くなったことがダイレクトに口惜しさにつながっているのである。

 何とかこのめくるめく脳内麻薬を続けて摂取し続ける方法を模索しなければ。

 

 

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○「神様になった日」 5

 やぁ毎度! 最近は自分に自信が持てないけどP.A.WORKS大好きおじさんだよ! ただしおじさんにも例外はあってね、麻枝准作品はダメなんだ、ごめんね!

 とまぁ、ここまでの遍歴をざっくりと説明したが、先入観はイクナイよね。私は常々P.A.WORKS作品が好きだと言っているのだが、割と初期の頃から何故か刺さらなかった不思議なゾーンがあって、それが「Angel Beats」と「Charlotte」の2作品である。いやまぁ、他にもあったけども。特に前者に関しては見ててイライラする部分が多くて全く刺さる部分がない空回りっぷりから失望が大きく、「CLANNAD」で号泣してた身としては「同じ脚本だって言ってたじゃんコノヤロー」と憤慨した。そして、そんな「Angel Beats」の印象もあってか、続く「Charlotte」に関しても「え? なにこれ」てなもんでさっぱりピンとこなかったもんである。まぁ、まだそっちの方が「理解はできる」くらいに収まっていた気はするけど。

 そんなわけで、どうしても今作に関しては先入観というか、警戒意識が強くでてしまうのであらゆる要素をネガティブに受け取ってしまう傾向にある気がするのだが(有り体にいえばアンチっぽい見方になりそうな気がするが)、1話目を見た時点で良い部分はよかったと素直に思う。何と言ってもP.A.的な作画のこだわりは存分にでていて、ヒロインのくちゃっとした可愛らしさは純粋に楽しんで良いところだろう。いわばCharlotteでダメだった佐倉さんのリベンジマッチの様相である。テンポの作り方とか、とにかくギャグで流れを作ろうという方向性がわかりやすく、いわゆる「落ちもの系」に分類される内容であるにも関わらず、肝心の「落ちてきた」部分をスパッとカットし、いきなりの本質からスタートしているのに特にごちゃつかないで話が入ってくる構成は上手いと思う。そういう意味ではこれまでの中では一番良いスタートなんじゃなかろうか。

 ただ、やっぱり警戒しているせいなのか、肝心のギャグの部分はあまり受け付けられない。小ネタとしてはいいんだ。野球んとこのくだりなんかは素直に笑えるものになっていたんだけど、全体的なセリフ運びが、どうしても「お前らこういうの好きなんやろ、あとからギャップ作ったるから、とりあえず今は珠玉の漫才で笑っとけよ」みたいな意識が見え隠れしてムズムズする。いや、絶対に悪意のある受け取り方のこっちが悪いんだけど。セリフの細部に、「このやり取りは上手いな」って思う部分と「このセリフはキモいな」っていう部分が混在しているので、勝手に眉を寄せたり笑ったり、随分忙しい視聴体制になってしまった。俺はいったい何と戦っているのだろう。

 願わくは、今作を持って私の持つ麻枝作品へのネガティブな印象を払拭してもらいたい。ついでにP.A.WORKSは改めて大好きおじさんを名乗れるようになりたい。そのためにはこちらからの歩み寄りも必要になるだろうし、なんとかついていけるように頑張ろう。1話目で野球回を消化したので、きっともう野球はやらなくて済むだろうよ。

 

 

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○「体操ザムライ」 5

 バンドリの曲じゃん。なんかこぅ、各方面にツッコミどころ多くてどこからいじったらいいか分からなくなってしまった結果、とりあえずオープニングをいじる。あといじるところといえば、キャスト欄にキュアエールとキュアアンジュが揃ってるの久しぶりに見た、とか。割とどうでもいいところからしか攻められない。

 だって、よく分かんねんだもん。どこに向かって発信したいアニメなのかも分からないし、この先のストーリーがどこに向かいたいのかも分からない。アニメオリジナルとのことなので先が読めないのは当然なのだが、はてさて、どんな企画会議の結果として今作が世に送り出されることになったのだろう。放送枠的にはこれの次の番組が「いわかける」なので、「体操→クライミング」という謎のスポーツ枠になってしまった。

 「体操アニメ」の時点でほとんど聞いたことがなくて、あえて挙げるとすれば「ガンバリスト駿」なんだろうけど、そこから先ではマジで見たことがない。ただ、確かに言われてみれば体操ってのも元々日本は割と強かった競技なわけで、もうちょい啓蒙する作品があってもよかった……かな? まぁ、柔道アニメとかも別にないしな(水泳アニメは1本だけあるな)。もしかしたらオリンピックイヤーに合わせての企画だったのかとも思ったけど、秋クールスタートだとやっぱり意味がない。去年「Number24」が作られたのとは訳が違う。そして、せっかくの体操アニメなのに主人公が引退を促されたロートルっていう意味も分からんな。ここからの再起をかけたアニメになるってことなのかしら。その割にメインで出てきてる選手が3人だけのように見えるのだが、団体戦じゃなくて個人戦のアニメか?

 時代背景も謎が多く、「モントリオールから25年」というセリフから調べてみると2001年とか2002年の話とのこと。それをわざわざ強調するためにベッカムを出してみたり、携帯がパカパカだったり、着メロが懐メロだったり、オープニングが上海ハニーだったり(でも調べたら上海ハニーは2003年って出たけど)。何故その時代に設定したのかも謎だし、この時代っぽさを出すことでどこの層に訴えかけたいのかもよく分からない。少なくとも若者世代に対するアピールではないし、最近はやりの海外向けのサービスでないのも確実である。となると、2000年代初頭を生きた人間、つまりおっさんたちに向けていることが想定されるが、おっさんたちがおっさんの体操をみることが楽しいのかどうか……。うーむ、謎だ。

 映像はMAPPAの製作だが、現時点では可もなく不可もなく。競技シーンはCGで処理しているようだが、「がっつり試合を描く」という方向性はすでに「ユーリ」がやりきってしまっているだろうし、アニメで体操をどれだけ面白く描けるもんだろうか。1話目では残念ながら体操というテーマ自体に面白みを感じる部分はなく、どっちかっていうとやや飛ばし気味の捨て鉢なネタ展開なんかに笑いどころを見出す感じ。それにしたって突然の忍者の来訪とか、それに対するババアの応対とか、よく分からん要素が多いのだけど……。なんとも不穏なアニメである。いや、でもまぁ、気になったのは間違い無いのだから、大人しく様子を見ていくしかないのだろう。1話目で「なんやねんこれ」と思わせられたのだから、製作側の狙いとしては成功なのかもしれない。脚本が「ゾンビランドサガ」と同じ人なんですってね。どういうテイストになるのか、ここいらで見極められるのかもしれません。佐賀の2期って、ちゃんと進んでるんでしょうかね?

 あと、「ヌマニメーション」っていう枠の名前はどうにかならんのか。その後からの「いわかける」の枠の「アニメイジング」はまだ理解できるから、その枠の延長でよかったと思うのだが……。この深夜枠にいちいち名前をつける感じ、よくわかんないよね。

 

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○「ご注文はうさぎですか? BLOOM」 5

 今作を観て一番の印象は「清川さんがお元気に仕事出来てて何より」。御歳85歳、まだまだ萌え作品でひ孫みたいな声優に囲まれても健勝です。

 まぁ、ティッピーを置いといて他のキャスト陣をみても「元気そうで何より」とは思いますけどね。ここまで特化して萌えを凝縮させたキャスティングでやくたいもないことをやっている作品、今の文化だと案外貴重な気がするんですよね。きらら作品自体が以前よりも少なくなってるし、若手女性声優は入れ替えが激しいし。種ちゃんがスタートから一切の代打無しで役を演じ続けてるっていう意味でも貴重。そして今期はヘスティア・スヤリス・チノという水瀬三段活用が胃に悪いレベルにドロドロに流し込まれている。確認したら今作の第1期は2014年とのことなので、チノちゃんもすでに6年目なのだな。何件くらいのスタバを壊滅させてるんだろうな。

 まぁ、中の人の話題ばかりで申し訳なくなるが、しょうがないじゃんね。1話目で内容を掘り下げる意味があんまりないから。相変わらず謎多き世界ではあるのだが、その辺はもう、2期分+OVAとかやってる作品なので気にしてもしょうがない。何故か3期になって制作スタジオがWITE FOXからエンカレッジフィルムズに変更になり、若干ディティールの描き込みが弱くなっているような気もしなくもないが、なにぶん間が空いちゃったのでこれが漠然とした印象に過ぎないのか、実際に作画が荒くなってるのかは判断出来ない。最悪、キャラの仕上がりさえ変わらなければそこまで問題ないだろう。私は引き続き、表向きは千夜推しと言いつつ魂のどこかをシャロに引っ張られながら見守っていきたいと思います。1話目時点ではまだチマメ隊のエンディングが放送されてないからなぁ。毎回、エンディングの破壊力が核爆級なので次回が怖い。

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 今更気づいたけど、藤井姉妹ってつまり氷川姉妹なんじゃん、第21話。妹の異常性には気づいてたけど、ここまでおかしいとも思ってなかったし、そんな妹に対する姉のコンプレックスにも初めて気が付いた。まぁ、妹が日菜じゃなくて千聖さんなのがややこしいけども……。

 というわけで、藤井(姉)本格始動。前回時点でキノコとの2択だと思っていたのだが、今作最大の特徴は「とにかく男子生徒はないがしろにされる」という部分で、丹波さんのひどい扱いに加えて、今度はキノコがないもの扱いされた。まぁしょうがない、実際ないものだし。なるほど前回時点でキャストロールが別ページになっていたのはこういう理由だったわけだね。よりによって掲載順が顧問とセットなのが笑うわ。無事に試合が始まってしまったので、今後キノコが合流するとしても、最低でも1試合が終わって藤井姉との関係性が強固になった後からだろう。さらに相楽さんに完全に火がついちゃってるので、そうそう出番もないんじゃなかろうか。キノコに外野守れって言っても嫌がりそうだしなぁ。

 図体がでかいので見落としがちだが、藤井姉もまだ中学二年生である。中二女子が憧れの男子のために頑張っているって構図はそれだけでキュンキュンするようなものだが、藤井家のDNAはいったいどういう方向に顕出しているのだろう。勢い余って入部してしまう行動力は、妹の奇行に負けず劣らずのやらかしっぷり。マネージャーという逃げ道を考えての行動だが、マネージャー業だってそれなりに大変だろうし、妹が選手としてバリバリ活躍してる部活に飛び込んだらいろんな意味で軋轢も増えると考えなかったもんだろうか。まー、姉が気にするばかりで妹の方はその辺をさっぱり考えず、ひたすらるんっとすることしか見てないみたいだけど。あ、唯一氷川日菜と違う点があるとすれば、藤井千里はそこまで賢くないってことかもしれんな。「したり顔」は中学1年生でも……まぁ、微妙な語彙かぁ。お姉ちゃんの方は読書家なので語彙数が豊富なのかもしれませんね。藤井家の教育事情が気になるけど、親父のあの様子を見る限り、あんまり勉強を押し付けるような家庭ではなかろうな。

 まぁ、とにかくそうして入部した千代さん。すでに大吾から「ちよねぇ」呼ばわりされてるけど、同学年の人間にそんな呼ばれ方するのはいいのか千代姉。そして、なし崩しで結局グラウンドに出ることになっちゃった千代姉。どの程度野球ができるものかしら。妹の性能を考えるとおねーちゃんも頑張れるんじゃないかと期待してしまうが、そこは氷川姉妹理論だからなぁ。「いつしかあなたの横で/今はまだ無理でも」だよなぁ。頑張れ千代姉。アニータ並に恵まれた体軀でトップをねらえ。

 でもまぁ、千代姉が臆してしまうのも致し方ない。9人中7人が女子の部活だけど、そんな中の女子たちが優秀すぎる。今回は睦子の活躍から始まり、沢・相楽の二遊間、そして千里のファインプレーと、恵まれた女の子パワーが遺憾無く発揮された。そりゃみんなちゃんと努力してますからね。中学二年生女子の体重5キロ増って、結構な死活問題ですからね。努力が成果にちゃんと繋がっている良い傾向。千代姉がそこまで上り詰められるかどうかは、おそらく彼女のモチベーション次第だろう。脳内仁科に応援してもらって頑張るんだ。イマジナリー仁科が出てくるたびに笑ってしまうな。

 

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○「安達としまむら」 5

 そりゃ巨乳でメガネでCVが上田麗奈の同級生がいたら、同じクラスの男子は黙っちゃいませんよ。まぁ、おっきかろうが小さかろうが揉まれる人は揉まれるけどね。

 原作は未読。名前は聞いたことはあるが、元がラノベ作品なら手は出さない。同筆者の作品で読んだことがあるのは「やがて君になる」だけである(それもどうなんだろう)。「百合ものだ」という情報だけは聞いていたが、そこから想定されるニュアンスとはだいぶ違っていて正直戸惑った。いや、そりゃこの作品を形容するには「百合」という看板が最初に出てくるのは当たり前だろうが、だからって女の子がひたすらイチャコラする様子だけを描いた作品ってわけでもなさそうで、アニメに落とし込むのも結構大変そう。主にモノローグで進行していく作品って、画で見せるのが難しい場合が多いのよね。「小説をアニメに切り出す」作業になって、それが自然とシャフトの物語シリーズみたいな外見になっていってるのだろう。物語シリーズほどの文章量は無いにしても、出来るだけ小説の文字を拾いつつ、そこに時間的な流れを作らなきゃいけないってんだから無茶な相談には違いない。また、勝手な想像だが、今作はそうして多少の無茶をしてでも、「小説の元の文章をそのまま拾っていきたいな」という製作意欲を刺激する方向性なのだろう。結果として、どこまでも茫洋と、どこに向かっているかが分かりにく展開になっている。

 まぁ、得てして人の心の機微を描いた純文学なんてものはどこに向かっているかが分かりにくいものだが、アニメという時間の流れの中に落とし込むに際し、どうしたって1つのゴールが必要になってくる。そこで、「看板は百合」という目につきやすい指針が好まれるわけだ。実際に今作が「百合アニメ」なのかどうかは、油断せずに見守っていく必要があるだろう。どうにも文章表現に気になるところが多くて、「これ、後から効いてくる発言になってるのかなぁ」とか色々と邪推してしまうのは、ネームの多い作品では致し方ないところだ。例えばしまむらの自己紹介の「あだ名はひらがなでしまむら」っていう発言も、「あれ、こいつもしかして本名は島村じゃないのか?」とか思ってしまう。もしそうだったら面白いけど、流石に島村だろうな。

 他にも「原作をそのままに」という意識で言うなら、アニメ業界でも割とデリケートな部分らしい自転車の二人乗りをそのまま描いている部分があり、あの部分はおそらく「二人乗りでないとダメ」な部分なのだろう。いや、冷静に考えて二人乗りの後ろの方が片手でバランス取りながら傘までさすのは相当な難度だと思うんだけどね。あれ、ちょっと風が吹いただけでもぶっ倒れるぞ。しまむら、実はめちゃめちゃ体幹が強いことの伏線じゃあるまいな(何故か疑心暗鬼になってるな)。

 まぁ、とにかくそんな風にして「どっから食べたらいいんだろう?」と思い悩む1話目でした。映像部分は悪くないが、今のところ演出方向は多少散漫かな、という気がするので、はやく初見の視聴者も観やすくなるような1つの指針が決まってほしいところだ。いっそ情熱スイッチを入れて卓球に本腰入れる展開とかどうだろう(いらないです)。

 

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 終わるんかい、第14話。ここまで5話、5話で来てたから今回も5話あるのかと思ってたら、まさかの4話終わりだった。おかげで流石に尻すぼみ感。

 一応ロスもシンガポールも「一捻り半」があったのだが、今回は何も意外な展開は無しに、本当に勧善懲悪で終わったなぁ。一応、エダマメが絵をすり替えていたところがどんでん返しといえばどんでん返しかもしれないけど、その辺は流石に予想がついてたしなぁ。

 まぁ、今回はどんでん返しがコールマンとのトリック合戦という部分ではなく、シンシア姐さんの復讐劇の要素に注ぎ込まれていたんだと割り切るしかないだろう。オークションシーンでは、コールマンの資金額を理解した上で、事前に資金源を潰していたにも関わらず更なる追加にチャレンジし、彼のプライドを刺激して余剰の稼ぎを叩き出した。これで本当に絵が贋作だったならコールマンは救われなかったが、「偽物をつかまされた」という衝撃だけは無くなったので、一応救いが……あんま無いかな……。

 結局シンシアとトマスの関係性が再燃したりはしない。トマスの借金は消えたのでまた一からやり直せるとは思うが、シンシアが稼いでいる莫大な資金がトマスのところに行ったりはしない。まぁ、これがアウトローと一般人の線引きなのだよね。ここからシンシアがズルズルとトマスを引き摺り込む訳にもいかないしね。2人は2人で、別々の幸せを求めていきましょう。……そう考えると、強引に巻き込まれたエダマメはほんとかわいそうだな……。

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