最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「無職転生〜異世界行ったら本気だす〜」 5 温故知新という言葉は、どれくらいの「故」だったら使っていいんだろう。時代の感覚はよくわからなくなってきたが、こんな世界にだって温ねる故はあったのか。 なろうにおけるアダムと言える存在なのかもしれない。わたしゃなろう文化については明るくないのでざっと調べたデータだが、多くの情報が、これが「異世界転生」ジャンルの草分け的ヒット作であったと書いている(まぁ、主にソースはWiki)。そんな作品が何故これまでアニメ化されてこなかったのかも謎だが、むしろ訝るべきは「何故今更アニメ化されたのか」なのかもしれない。「なろうツクール」みたいなのがあったらサンプルシナリオとして入っていそうなほどに清々しい「そのまんま」のスタートだが、そのまんまも何も、今作がその祖先であるというなら、むしろ全てのなろうがこれに続いただけということになる。いや、流石にそこまで完全なオリジン認定するのはおかしいと思うが。 ただ、少なくとも作者がこれを書いていた時点で、「なろうテンプレだな」という意識で書いていないことは間違いないだろう。何しろこれが書かれ始めたのが2012年とあり、アニメで言えばリゼロこのすばが2016年。まだ私が「なろう系」という言葉を認識していなかったログホラですら2013年。黎明期の作品というのは間違いなさそうだ。つまり、後発の作品と違って、「既存のなろうと差別化を図らなければ」という意識は働かず、ただ純粋に、なろう的王道を突き進むことだけを考えれば良い作品ということになる。そして、ヒット作であったというのなら、その王道たる骨子はもしかしたら普通に面白いものだったかもしれないのだ。今作を見るにあたって「なろうテンプレ」という考え方は一度忘れた方がいいのだろう。まぁ、そう簡単に割り切れるもんじゃないんだけど。 そして、制作側だってそんなことはわかっている。今更これが新規性を持つことなどないのだから、他の部分で勝負しなければならないことを。そして……画面のクオリティをめちゃめちゃあげるというあまりに真っ当な手段で突破を図ってきた。Wiki情報によれば、今作が長尺になる前提で、わざわざスタジオを立ち上げて専門の制作チームを作ってことにあたっているらしい。流石に頭がおかしい。「アニメを作るにあたってスタジオを選ぶ」じゃなくて「アニメのためにスタジオを作る」である。そこまでされる価値がある作品だというのだろうか。そして、そのためのスタジオは結果を出せるのだろうか。 1話目だけを見れば、間違いなく結果は出ている。ここまでの映像を作れば、確かに見慣れたなろう世界も一本筋が通る。かけられた労力に見合った結果なのかはまだわからないが、これによって、「なろうオリジン」が改めて凡百の後発を踏みにじり、背中で語ることができるようになるのだろうか。故人的には、そんな凄まじい覚悟を見せられても「でも、なろうはなぁ……」という抵抗が拭えずに様子見の評点で日和ってしまった。この先どっちに転んだとしても、驚くには値しない状態だということにしておこう。 故人的には「杉田が死んでゆーみんボイス」がなんかツボなのでそこだけでも加点要素にはしたいところだけど、あと「金元寿子の本番シーン」ね(語弊のある言い方)。どうせやらせるならあんなギャグじゃなくて本気で濡れ場やってもらえばよかったのに!!
PR ○「IDOLY PRIDE」 5 こんなにも全身全霊をもって「なんでもいいからソシャゲの事前登録してくれ!!」という熱意が伝わってくるアニメ第1話もなかなか無いな。その意気やよし。 まだまだ続くアイドルソシャゲアニメ。もうずっと前から「コンシューマーのキャパがどう考えてもオーバーしてるやろ」と思っているのだが、それでも新たなコンテンツは生み出され続けている。そんな中でのアニメはハードルが高すぎて、なかなか既存のプレイヤーたちの目を新たな方向に向けさせるのも難しかろう。なんとかして、「今までの作品とは違うんや!」というのを打ち出して興味を惹かなければならない。 そういう意味ではこの1話目は合格だったのかもしれない。「まさかそっちにくるのか」という意外性でしばらくポカンとしてしまった。まずもって「ちゃんと男性プロデューサーが描かれている」というところからして久しぶりの感覚で、しかも高校時代の(ほぼ)恋愛関係からスタートとなると、メインヒロインが彼氏持ちの状態でアイドルをやるという前代未聞の展開。「むしろ単なるラブコメみたいなアニメにアイドル要素くっつけただけなのかな? それはそれで新しい気もするな」と思ったら、なんとまぁ、過去の話は本当に過去になってしまった。容赦無く襲いくる交通地獄。日本で死ぬならやっぱり交通事故しかないのか。「うわー、こんなもん、絶対に主人公の今後の仕事に影響出るやつやん」というかわいそうすぎる結末。 しかし、こんだけ唐突に死んでしまったらヒロインはきっと異世界で無双してるんやろなぁ、とかふざけていたら、なんと異世界には転生しておらず、今度はまさかの幽霊展開となる。アイドルアニメで、プロデューサーが過去のオンナの幽霊引きずってるって……凄まじすぎるな。なるほどこれなら絶対にプロデューサーが新しいアイドルに手をだす心配もなかろうが……そんな安全弁あるかぁ? いや、どこまでがゲームに反映される設定なのかもわからんけど。 そんなわけで、「一番売り出さなきゃいけないはずの本当のアイドルはほとんど登場せず」という奇跡のような1話目になった。まぁ、設定部分をしっかり見せて今後の営業につなげていくってのも大事な要素には違いないが、正直、この1話目では今後このアイドルユニットが推せるのかどうかも想像がつかない。結局ここから判で押したようなつまらんアイドルになっていく可能性もあるわけで、しばらくは見守らないとどうしようもないだろう。しかし10人グループってのはちょっと多いなぁ……中の人をほとんど知らんから区別もつかなそうだしなぁ……全体的にモチベーションは低め。まだライブシーンとかの説得力がどの程度なのかもわからんしね。 ところで、なんで主人公はあのタイミングで母校に潜入してたの? 完全に不審者じゃない?
○「アイ★チュウ」 5 だから! 人数が! 多い!!! ソシャゲアニメのハードル、超えずにそのまま突っ込んでくるのやめろ。 一目でそれとわかるソシャゲ発の新たな野郎アイドルアニメ。もう、その時点でNo thank youなのは間違いなくて、ただでさえアニメ本数が多すぎる今期の荒波の中ではとても観てられない……かどうかはまだ分からない。1話目では特にネガティブな印象はなかった。いや、嘘だな。ネガティブな感情は間違いなく生まれていて、冒頭からの「全アイドル紹介」パートのキワモノキャララッシュは、毎度のことながらストレスがかかる。いつも書いてることなんだけど、なんで男性アイドルものって女性アイドルのアニメに比べてキャラのバックグラウンドで濃さを出していくんだろうね。「そんなやつおらへんやろ」っていうくらいにクドくないとファンを惹きつけられないのかな。逆に男オタクがそんなイカれた女性アイドル観たらヒくことの方が多い気がするのだが……いや、そうでもねぇな。男性向けもキワモノいっぱいいるわ。 まぁ、とにかくそうして「少なくとも友達にはなりたくないな」みたいな連中の紹介をしている間は「はいはい、アイドルアイドル」てなもんで、しかも養成施設に通ってるはずなのに全くそんな様子が観察できない単なる同好会の集まりみたいになってるんで「こっから何を観ていけばいいんだよ」とは思ったのだが、Bパートになって素直にメインチームの3人に収束していったので、観終わった後にはとっちらかった印象はなくなっていた。ファイアーフェニックス(すげぇ名前だな)の連中はキャラの中でもそこまでアクが強くないというのもあるかもしれないが、「まぁ、こいつらの成長物語に周りの変な奴らを絡ませる展開になるんだろうな」と思えば、そこまで無茶な脚本でもないのかもしれない。ちなみに、今作のシリーズ構成はプリキュアシリーズでおなじみの成田良美だったりする。そういう意味でも、「まぁ、普通に観てていいんじゃない?」くらいのところには落ち着いたのである。 ただ、やっぱりそこまで強いモチベがあるわけでは無いので途中でドロップアウトする可能性はありありですけどね。しかしこの校長、モノクマにしか見えないな……。
○「魔道祖師 前塵編」 5 ぶっちゃけ、なーんも分からん。やっぱりさ、人名が人名として認識できないのってハードル高いんだよな。 これも厳密には今期アニメではないらしい、ざっくり調べると中国での配信は2018年、そして「日本語字幕版」で去年放送があり、今回は「日本語吹き替え版」としてBS11で放送が開始したという、一から十まで全部中国産のアニメである。これまで「中国のアニメ」という触れ込みの作品はいくつか視聴していたが、純粋に中国で作ってたのってたしか「凹凸世界」だけじゃなかったかな。「霊剣山」も「悪偶」も作ってたのは日本だったはずだから。そうして「中国産」もだいぶ日本に入ってくるようになったわけだが、やっぱり「凹凸世界」の時と同じように、「色々違うもんだなー」という印象はありつつ、今作の場合は「かなり日本のアニメに寄せてきたな」という印象も同時にある。細かい技術論は全く分からないのだが、少なくとも「どこかしら日本のアニメの影響を受けたクリエイター」が作っているのは間違いないだろう。 そして、パッと浮かぶ「似たようなデザイン」はufotableあたりだ。映像に思い切り撮影効果を乗せる方向性が似てるのかな。カメラの動かし方なんかもどこか雰囲気が似ているし、主題歌がAimerだったのも関係あるかもしれん(つまり、完全に印象の話だ)。これはもちろん「日本のパクリやんけ」などという意味ではなく、中国のアニメが、ufotableを感じさせるくらいに完成度をあげているということ。映像部分に不自然な点はなく、描き込みの丁寧さは劇場クオリティといっても差し支えない。こういうのを見ていると、本当に日本もうかうかしてられないな、と思うわけである。 ただ、そうして作られた物に手が込んでいることは分かるのだが、いかんせんお話の方がなかなか頭に入ってこない。人名が認識できないというハードルもあるが、やっぱりベースにおいている世界観が擦り合わせられないんだろうなぁ……。不思議なもんだよね。日本人だって「昔の日本」を舞台にした創作はするけど、時代劇なんて多くは歴史フィクションになる。それに対し、中国で作られる「昔の中国」が舞台の作品って、やたら仙人とか呪術が転がってる気がするんだよね。歴史観の違いってあるのかなぁ。まぁ、日本人も陰陽師とか好きだけども。そうしてナチュラルに中華ファンタジーが展開する世界を、今度は我々が歩み寄って理解しに行かなければならない。そうして考えると、日本のアニメを見てくれてる中国の人って偉いなぁ。 1話目だけではまだ何も分からない状態だが、とりあえずこれこそアニメ国際比較のためには面白そうな題材である。せいぜい振りほどかれない程度に追いかけつつ、何か得られるものがあればよいな。
新番チェックで忙しいからスルーしようと思ってたのに……第36話。やっぱりこれは記録しとかなきゃいけない回じゃん……。 手短に書くと、とにかく杉山先輩のバックグラウンドが思いの外まともだったことが一気に解明された。まず、彼がダークサイドに落ちた理由の大部分は単に悪夢の国の女王様の仕業だったらしいこと。「心を奪った」とのことで、杉山がクールにドリーミーストーンを狙い続けるのは、彼自身の意思ではないという可能性が高まったわけだ。まぁ、だとしても女王さまが何故杉山先輩をピンポイントで狙ったのかがよく分からないのだが。 そして、最大の謎だった「杉山家の弟」の謎。なんとまぁ「海外留学」なのか。なるほど、だとしたら私室が閉ざされていてもおかしくないし、別に後ろ暗いところもないので周りから触れられないのか(多分、百合先輩は知ってるんだろうね)。……だったら今までの思わせぶりな態度はなんだったんだよぉ! その辺の意味も、いよいよ来週迫っていくことになるんでしょうね。何しろ「杉山先輩のひみつ」だからな! あとはまぁ、クッキーまで作っちゃう朝陽なんなんだよ、とか、この速度で年末年始を駆け抜けたってことは流石にこの辺りで1話分のショートカットしたのかな、とか、おぺぺ? とか……。いよいよゆめちゃんが「別れ」を意識し始めた。まぁ、すでに来年度の継続は決まっているはずなのだが……ここから1年目の総決算に向けて、どんな進行になっていくんだろうか。なんでこの歳になって幼女向けアニメの展開にハラハラせなあかんねん。
○「怪病医ラムネ」 4 この期に及んでまだ鬼頭明里がゲストで出てくる……仕事減らさんなぁ。そして、この手のロリ演技だと、一気に誰だかわからなくなるのすげぇなぁ。 タイトルだけでなんとなくどんな話なのか想像がつく作品で、実際、中身もどっかで見たことがあるものの総体みたいなもの。一番近いのは「不機嫌なモノノケ庵」あたりかな。一応強引に鬼頭繋がりで「地獄少年花子くん」あたりに近いと言えなくもなくもない。嘘、そっちはあんまり似てない。別に見たことがあるのは悪いことじゃない。全く新規の作品なんて期待する方が無茶だし、定番デザインでも要所で底上げしてオリジナルの魅力を発揮してくれればいいだけだ。 ただ、今作にはまだそうしたオリジナルの魅力は感じにくい。特に主人公ラムネのキャラがテンプレ気味だし、「怪病医」という独自の役職についても、特に因果の説明もなしに「こういう病気にはこの薬」っていう処方だけなので、いわば「笑ゥせぇるすまん」みたいな、もしくはドラえもんみたいな「ひみつ道具を出すだけの人」になっているのである。まぁ、1話目でそんなにいきなり設定を積まれても困るので、むしろこれくらいの導入が1話目としては正しいんだと思うけどね。せっかく「目から調味料が出る」っていうヘンテコな設定を作ったのに、そこから「何故調味料なのか?」という部分に一切の説明を与えず、「そういうもんなのだ」と言って終わっているのは勿体無い気がするんだよね。そのあとの治療に関しても、なんでお母ちゃんの持ち物があんな風になっちゃったのかが全然説明されないし。雰囲気だけで押し切る作品なのだとすると、あんまり一歩先の深みは求められないかなぁ。 とはいえ、次回予告でいきなりむちゃくちゃなもんを投げつけてきたので、本当の勝負は2話目か、という気もする。マジで「とにかく変な設定だけ考えて、あとはそれを適当に処理する」っていう話作りなのかもしれんな。 神聖なる計略 Divine Gambit (W)(W) U ソーサリー 対象の、対戦相手のコントロールするアーティファクトかクリーチャーかエンチャントを追放する。そのプレイヤーは、手札からパーマネント・カードを1枚戦場に出しても良い。 さて難しく、怪しげなカードである。白は「万能除去だが相手に相応の見返りを与える」系のカードを持つ伝統がある。「剣を鍬に」から始まったこの伝統は、近年でも「残骸の漂着」などの理不尽な取引を迫るカードで結果を残している。今回もその亜種といえばそうなのだが……この「相手が手札から好きに出しちゃう」系のデメリットは、元来緑のものである。「狩り立てられたウンパス」に端を発し、その系譜は混沌を旨とする赤の「ボールドウィアの重量級」などにも引き継がれたが、あくまでクリーチャーのサイズ自慢が多い緑赤のイメージだった。しかし、この度これが白にも移植されたわけだ。ざっくりとパーマネント1枚を出せてしまうので、手札を確認していない状態では完全なる博打。明らかに「相手のデッキの中で一番強い」と分かっている対象を除去しない限り、常に上を行かれるリスクを伴っている。少なくともリミテッドでは適当なクリーチャーの除去に使っちゃうのは怖すぎるだろう。逆に、相手の手札がインスタント・ソーサリーだらけだと判断できるなら、このカードはわずか2マナで難敵を根絶できる最強兵器にもなる。一番確実なのは手札破壊なんかで安全を確認してから使う方法だが、その場合には白黒に限られてしまう。となると、おとなしく相手の手札が尽きるのを待つしかないわけだが、その場合には2マナという軽さがあまり活きないことになってしまう。悩ましいところだが……正直、デッキに組み込むにはややリスクが上回るんじゃないかという気はする。リミテッドでは、本当に終盤の局面で使えば問題ないし、そこまで危険度の高いカードはそう多くはないので、例えば「5マナ以上のカード限定で使う」などの制限を設けておけばそこまでのリスクはなくなるかな? 巨大雄牛 Giant Ox (1)(W) C クリーチャー・雄牛 0/6 〜はパワーではなくタフネスを用いて機体に搭乗する。 その発想はなかった。なんと、搭乗専用のクリーチャーである。まぁ、牛だし……この世界は馬車じゃなくて牛車がメインウェポンってことなんでしょうかね。とりあえず、搭乗デッキにおいてはほぼどんな機体でも乗りこなす敏腕ドライバーとして戦場を駆け回ることになる。少なくとも歴史上この牛が一頭で乗りこなせない機体は存在していないのだ。そして、2マナでタフネス6というイカれた壁性能も優秀といえば優秀で、コモンでこの条件を満たせるカードは過去に2枚だけ。そのどちらも壁だったことを考えると、防衛なしは史上初の快挙とも言えるのだ。用途がピーキーに見えるが、ボロス機体で採用が見込めることに加えて青白なんかの受けのデッキでも案外悪くない働き。馬車牛のように働くがいい。 (執拗な追跡)Dogged Pursuit (3)(B) C エンチャント あなたの終了ステップの開始時に、各対戦相手は1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。 かつて「ラヴニカの献身」環境で猛威を振るったスーパーエンチャントである「不正相続」と同じような効果を持つカード。ただし起動型能力は削られ、決定力は低減している。一応、その分誘発タイミングがアップキープから終了ステップに変更され、1点分はお得になっているのでバランスとしてはそれなりか。ロングゲームが許容される環境である場合、ドラフトでひたすらこれをかき集めて3枚4枚と連打する戦術は相変わらず通用する気はする。ちなみに、こちらのカードは「注目のストーリー」に登録されており、ケイヤが正体不明の謎の敵を必死に追跡する姿が描かれている。多分、この後でヴォリンクレックスさんを突き止めてぬっ殺す展開なんじゃなかろうか。
死の神、イーガン Egon, God of Death (2)(B) R 伝説のクリーチャー・神 6/6 接死 あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地からカードを2枚追放する。そう出来ない場合、〜を生贄に捧げ、カードを1枚引く。 & (死の玉座)Throne of Death (B) R 伝説のアーティファクト あなたのアップキープの開始時に、カードを1枚切削する。 (2)(B)(T)、あなたの墓地からクリーチャーカードを1枚追放する:カードを1枚引く。 神様なんてみんなして人類の味方だと思っていたが、こういう偏屈な神も登場するあたり、神と人間の距離が近いカルドハイムならではのデザインと言えるのかもしれない。アップキープコストを払い続けないと死ぬタイプのクリーチャーで、コストに墓地のカードがあてがわれるのは、同じく氷の世界から「ヨツンの兵卒」あたりが近いだろうか。あとはオデッセイ大好きマン的には「ガージゴスト」なんかも思い出されるね。常に墓地が2枚というのは割と燃費が悪い方で、専用のデッキでなければ出てきてワンパン入れることすら容易ではない。ただ、こいつのために下準備をしていたらせっかくの3マナ6/6というステータスが持ち腐れになってしまう可能性もある。そうなるとやはりゴルガリ的には序盤からガンガン墓地を増やして運用したいところだが、最近の切削カードはカニをはじめとして自分を削れないカードも多く、悩ましいところだ。リミテッドではちょっと運用が難しいかもしれない。構築では4積みできるのでまずはアーティファクトの方から展開することでかなり運用は楽になる。裏面単体でも十分強いので、リミテッドなら裏面を前提に使っていくのが正しいんだろうな。
○「はたらく細胞BLACK」 6 これはもう、作品単体でどうこういうよりも、プロモーションの勝利でしょう。この並べ方、絶対わざとだろ。 過去に前例があったかと思い出そうとしたけど何も思いつかなかったですね。こうしてスピンオフなどの関連作品が連続する枠で、しかも両方とも新作で放送された事例ってあっただろうか? ショート枠とかならもしかしたらあったのかもしれないが、多分こんな思い切った放送形態は初めてなんじゃなかろうか。それも当然のことで、売る側としては出来るだけ長期的に作品を印象付けたいわけで、仮に可能だったとしても、同じIPの作品なら時期をバラして長期的に運用していくことを狙うはず。倍以上の労力をかけて2本同時に作り上げ、それを一気に流すなんてのは普通は「勿体無い」のである。そもそも「同時に2本やる」時点でかなりヘヴィーだしね。 しかし、この作品はあえてそれをやった。無印の「はたらく細胞」の2期をまず放送し、続く枠で一気にこちらの「BLACK」へ至る。おそらく、この放送形態にするにあたり、製作側では「どっちの順番にしようか?」みたいな会議は一度は行われたはずだ。そしてもちろん、こちらの答えしかないことが瞭然であった。逆にした場合には、後からあんなほんわか世界観を見せられても全部茶番にしか見えないからだ。せっかくあれだけ血小板ちゃんがひしめき合っていたというのに、それを全て消し去る残酷なブラックの波。まるでサウナの温冷浴のごとく、刺激に身体が過剰反応を示してしまう。 これもまぁ、原作時点でのアイディアの勝利みたいな部分はあるだろう。「はたらく細胞」が話題になり、そこから「もっと深刻な身体の場合どうなるの?」というのを別タイトルとしてスピンオフさせ、その模様を「はたらく」細胞のブラック企業版というモチーフに落とし込む。私のようにブラック企業と縁がない(そもそも企業と縁がないが)人間に「ブラック企業あるある」はもしかしたら刺さらないかもしれないが、そこで描かれる「身体の地獄絵図」は、誰しも不安を抱えたことがある、まさに「自分に聞いてみろ」な案件だ。正直、アニメ視聴中も心臓がズキズキしてしょうがなかった(気のせいです)。こんなもん見せられて、いったい誰が得をするというのか。 そうして、誰もがいつかはぶち当たる健康の問題に容赦無く切り込み、残酷な世界を作り上げていくというコンセプトはその時点でアイディア賞だったわけだが、この二作品を並べることによって、絶望感は何倍にも膨れ上がる。おかしい、俺の体の中には可愛い血小板ちゃんはいないというのか。花澤ボイスの赤血球がドタバタ騒ぎながらも毎日賑やかに酸素を運んでいたんじゃないのか。全ては幻想、どう考えても俺の体の中は、黒い方だ。いや、幸いにして酒も煙草も一切やらない人間ではあるのだが……いや、もう何もいうまい。 というわけで、もう、この枠の並べ方に脱帽でした。もちろん、「ナレーションが能登麻美子から津田健次郎になるだけでこんなに簡単に地獄って演出できるんだな」とか、きちんと対比できる部分が際立ってるのはこだわりだろう。これ、本編とは製作スタッフもスタジオも全然違うんだけど、二つのチームで連携とって作ってるのかなぁ。色々考えるもんやなぁ。 ○「はたらく細胞!!」 5 頑張って働いておる。今期は「天地創造デザイン部」で生物の進化について学び、こっちの作品で細胞の働きについて学べるのです。アニメは学びになるなぁ。 こちらは1期の放送が2018年の夏ということで2年半ぶりの復活。1期も割と人気があったように記憶しているので、これだけ間が空いての2期になったのは「あぁ、原作ストックができたのかな」とか考える。間に流れるCMで「コミック5巻」って言ってたし、別に終了してるわけでもなかろうにあんまり話数が重ねられない作品には違いない。 こちらも「天地創造デザイン部」同様、教育テレビでやるような内容に適当にキャラ付けして話を膨らませる作風であり、これこそ「よく思いついたな」っていうアイディアの勝利。アニメにしてどれだけ盛り上がるかと心配もしていたが、キャラが立ってる上にわりかしシャキシャキ動く部分もあって、予想外のヒットに繋がった。第2期となる今回は監督をはじめ多少のスタッフ変更はあるものの、制作はdavid proのままだし、テイストは似たラインを維持できているんじゃなかろうか。 そして1話目からして血小板チームがメインの話ってのがまた阿漕でな……。1期の時も血小板ちゃんがやたら話題になってたしなぁ。今回はさらにCV石見舞菜香のうしろまえちゃんを追加して破壊力は倍の倍。大量の血小板がひしめくシーンでは、あまりにロリロリしいボイスに脳が破壊されそうである。ちなみに、今回オープニング歌唱が前作の4人に追加して「乳酸菌(吉田有里)」というパワーワードが含まれており、クレジットの時点で「ゆーきちがwwww乳酸菌wwww」って笑ってしまった。その上で血小板ちゃん大集合のところでゆーきちみたいな声も聞こえてきたもんだから「血小板と兼ね役かー」って思ってたんだけど、実際にはゆーきちじゃなくて森永千才だったっていう。もう、この2人の聞き間違いはどうしようもないよ。今後とも、いつでもどこでも人外ボイスでわちゃわちゃしてほしい。 |
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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