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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 けーじくん……第12話。そうかぁ、アフレコ時期って結構前後することがあるみたいだし、こういうこともあるんだなぁ……。前クールに「GOD OF HIGH SCHOOL」で聞こえてきた時にはそれが聞き納めになるんだろうと思っていただけに、ちょっと嬉しいような、やっぱり寂しいような。そしてこれまた重要そうな役どころでなぁ……。

 というわけで、ナナしゃんのメンタルガッタガタ話である。鉄の女・柊ナナをたった一人でドロドロにしてしまう異端中の異端、犬飼ミチル。彼女の裏には本当に一切の打算はなく、ただ純粋で崇高な善意から人助けをしようとしている。「そんなやつおらへんやろ」と言ってしまえばそれまでなのだが、ここは「人類の敵」が巣食う異端の学び舎。そこにミチルのような振り切れ方をした人間が存在するのも、あながちありえない話ではないだろう。彼女の過去話はいかにもありそうな「命の訓話」ではあったが、「自分だけが他人の命を救う可能性を持っている」という事実があればこそ、ミチルはあそこまで献身に突き進むことができる。そして、そんな想定外の「異端」に出会ってしまったことで、ナナの使命感は大きく揺れる。自分は大勢の人間を救うために動いていたはずだ。ミチルを殺せば、15万人の命が助かる推定だ。しかし、本当にそうなのか?

 お話が少しずつ歪み始めており、ナナの使命が何者かの欺瞞によるものであることは橘が匂わせている。「鶴岡」と呼ばれる人物はナナを教育し、施設に送り込んだ張本人なのだろう。あの様子だとナナの恩人であり、師である人物だ。その人物から「人類の敵は殺さなければならない」と教えられ、ナナは使命へと突き進んでいた。しかし、他人を欺き続けた自分が、どうして他人から騙されていないと言えるのだろうか? ミチル・キョウヤ、そして橘。様々なイレギュラーが交錯することによって、ナナは始めてアイデンティティが揺らいでいる。

 そんな中でもキョウヤの殺人事件の操作は(驚くほどロジカル寄りに)進んでいる。なんとまぁ、マジで自室での司法解剖まで行っていたようなのだが、いざ作業が終わった後に自室の処理はどうするつもりだったんだろう。どんだけ腐臭があっても気にならないタイプなのだろうか? それ以外にも様々な証拠から推理を進めているようなのだが、どうやら彼が目をつけているのはモグオの子分の1人である様子。あれ? だとしたら彼女の方はダミーだったんだろうか? まぁ、確かに殺害方法が刃物で1発ってのは偽装を疑う方が真っ当なのか。だとしたら当然別な能力による殺害ってことになるが……声真似は役に立たなそうだし、磁石もちょっと弱すぎるし、幽体離脱で何ができるかもよくわからないし……うーむ、まぁ、来週分の時間があれば真相まではたどり着けるってことなのでしょうね。

 とりあえず、アニメはこの事件で一区切りになるのだろうが、正直、今後の展開はとても気になります。多分、コミックを買うことになりそうな予感。どうせだったら完結まで待った方がいいような気もするのだが……。

 

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「いわかける! -Sport Climbing Girls-」 5→5

 あんまりメジャーじゃないスポーツアニメシリーズ。体操競技と比べても、こっちはさらにマイナー。しかしそのおかげもあって、同じ「スポーツアニメ」でもいろんなところが対照的になっているのがなんだか興味深い。

 まぁ、そもそも漫画原作ありのこちらと完全オリジナルの「体操ザムライ」では製作コンセプトが全然違うからあんまり比べる意味もないのだけど、個人的にはこちらの作品の方が好きでしたね。いや、単純に主人公がおっさんと巨乳女子高生では比べるべくもないのだが……そういう部分以外でもさ。こっちの方がわかりやすく少年漫画的な「スポーツ漫画」だからね。どんだけバカバカしいように見えても、やっぱり「各校の代表が出てきたら全員怪人みたいに特化した能力を持っててキャラがくどい」とかいう方が興味は湧くのよ。それがたとえさっぱり知らない競技だったとしてもね。

 というか、知らない競技だったからこそこれだけ気楽に見られたってのはあるのかもしれんね。なまじ知ってると「流石にそれはありえへんやろ」みたいなツッコミ視点が入りがちになってしまうが、わからんからこそ、どんだけ漫画脳な設定でもなんとなく「もしかしたらそういうもんかもしれんぞ?」という受け入れ態勢が整えやすい。勝手な想像になるが、割とアホみたいなキャラ設定に見えても、現実のスポーツクライミングで求められてる能力からそこまでかけ離れたものにはなってないんじゃないかな。そうして「なんとなく能力バトル物っぽくも見られる」というわかりやすい刺激の出し方をしておいて、それとなくルールとか見どころが入ってくるようになれば、マイナースポーツの導入口としては文句のないものだろう。

 一昔前が舞台だった「体操ザムライ」と対照的な要素としては時代設定もあり、「ソシャゲやりまくったせいでオブザベだけで勝ちが取れるようになった主人公」とか、いかにもわかりやすくて楽しくもある。まぁ、そもそもスポーツクライミング自体が、現代の環境が可能にした競技なんだろうしね。ボルダリングの素人ではわかりにくい「身体と同じくらいに頭も使う競技なんだよ」という部分にしっかりフィーチャーして見せてくれているので、そこまで動画のモーション部分に負担をかけずとも「競技してる感」を味わうことができる。最初は「こんな地味な競技、アニメにして面白いんか?」と訝しがっていたが、ちゃんとアニメ的な装飾も加わって「見ていて楽しい画面」になっていたんじゃなかろうか。まぁ、ほら、おっぱいも揺れるし(キャラによる)。

 そして、やはり個人的に無視できないのはラスボスとして立ちはだかる来栖アンネの存在。際立ったキャラ設定と、その胡散臭さをものともしない田村ゆかりという金字塔。上坂すみれを筆頭に石川・鈴木・富田という生きのいい面子がぶつかりにいく構図だけでも不思議な説得力があった。まぁ、個人的に好きなキャラは誰かと聞かれたら多分意味のわからん設定が多すぎるスパイダーの人だけども。あんだけ胡散臭いキャラのくせに、最終的にあんまり物語に波風立ててないのはなんだったんだよ。今回の1クール分でキャラが大量に顔見せしてるわけだが、これって2期目とかあるんでしょうかね? 今後が気になる作品だ。くーるくーるすー。

 

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 コトコトの汎用性が怖い、第34話。そして乗りこなしてる朝陽もちょっと怖い。コトコト、明らかに機能が多すぎて何が目的で製作されたか分からないんだが、この万能性はそのうち人類を征服するのが目的だったりするんじゃなかろうか。もちろん、ことこ先輩の指揮の下で。

 年末なのに牧場行っとる場合かー! とか思ったけど、スケジュールがずれちゃってるからしょうがない。3週遅れだとすると、今回のお話はまだギリギリ11月放送分である。いやまぁ、だとしてもこんだけ杉山先輩を巡るあれこれが混迷を極めてるのに牧場に行くのもどうかと思うが、ダイレクトなまいらテコ入れ回で改めてまいらちゃんのオーバースペックっぷりを見せつけてくれる。こうしてみると、お当番回の配分の贔屓がすごいな。ゆめちゃんに一番近いポジションだからまいらが優遇されるのはわかる気もするが、ときわちゃんはほぼモブと同化してる感じなのでちょっとかわいそうである。いやぁ、でもあれだけのカリスマおばけのまいらちゃんならしょうがないのかなぁ。考えてみりゃ、ゆめちゃんの親友チームは知力体力魅力とステータスを振り切ったチート軍団になってるんだよな。……主人公が一番パッとしないのはこの手の設定ではお約束か。でも、そんな状況なのにゆめちゃんが別にくすんでは見えないのである。良いチームだ。

 今回はネタ要素も強めでいろんなところで散々笑わせてもらったわけだが、相変わらずフリーダムがすぎるチーム猫の挙動はいつも以上にフルスロットルだ。冒頭の窓越しの謎サインを送ってるみゅーの時点ですでに面白かったし、個人的にやたらツボったのが「二度あることは三度ある」のくだり。ツッコミが入って初めて「確かにそやないかい!!!」って遅れて突っ込んでしまった。ナチュラルに飛距離の出るボケを叩きだすのやめろ。その他に猫連中はとにかくチャンスさえあれば画面に入り込もうとする姿勢が貪欲すぎて、最後の締めは流石にまいらでええやんけ、って思ったところにぶっこんでくるぺこはんはなかなかのイケメンっぷりである。そして何と言っても嬉しかったのはゆに様によるご主人紹介コーナー。やったぜ! ついにゆに様もパートナー自慢コーナーの仲間入りだ。そうだよね、杉山先輩だってそりゃ納豆くらい食べるからね……。

 そんなわけでメインの筋とはあんまり関わりのなさそうなサブエピソードだったわけだが、一応まいらちゃんの「あぽーん」のルーツが分かったり、相変わらず細かいところでの刺激が多い。何が笑ったって、「APON牧場」の存在がしれっと3週前のデート回の時に明かされていたという事実。いや、そんなもん、ネタ要素やと思うやん。杉山先輩も適当なセリフ言わされたと思うやん。なんでその牧場が実在して、しかも社会科見学に訪れる流れになるんだよ。アモトさん、普通に牧場の名前はあもと牧場でよかったと思うんですがね?

 さて、本筋に進展がなかったのは事実だが、今回はユニ様が「ブラックアビス発動」→「さらに牛まで凶暴化」→「沈静化したと思ったところでもう一回アビス刺激」とかなり悪辣な活躍を見せている。おやびんのためにいよいよ本気で頑張ってるということなのだろうか。頑張れゆに様。たとえこの後に、杉山との間にどんなドラマが待っていようとも。

 

 

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 もう、全部ダイナマイトで吹き飛ばせばいいんじゃないかな、第10話。色々と考えながら観てたつもりなのだが、もうだいぶファニーになってきたので考えるのしんどくなってきたな……流石に戦闘描写の拙さはキツいものがある。

 今回コンテが3人で分業になってるんで、多分製作体制がかなり逼迫してるんだろうな、というのは想像できる。外注でばらまいてる感じもあるし、それが如実にクオリティに出てしまっている。正直、Aパートの時点では「今回は割と作画が作り込まれてんな」って思ってたんですよ。伯爵家での会談からどんどんイミフすぎる真相が明かされていくところなんかは、シャアケがたいそう美人さんになっていて、キャラ絵1枚で随分印象がよくなるもんだとちょっと嬉しくなったりもした。ただ、そこから後半パートに進むにつれて次第にキャラ作画が怪しくなっていき、地下道追いかけっこシーンでは完全にそれが崩壊してしまった。レオくん、誰だかわからんようになってたやんけ。そしてまさかの復活(?)を遂げたヘルマンさんとチェイスのなんと迫力不足なことか……以前のエルフリーデさんの怪物姿もなんかしょぼしょぼだったし、今作においてモンスター姿になってしまうのは作画の終わりを意味するのかもしれん。いや、同時に出てるレオの走り方とかぶっ飛ばされ方も全部ダメで完全にギャグ漫画のノリになってたけどさ。2回3回と「やったか!?」を繰り返す展開のグダグダっぷりもあいまって、ちょっと応援したくなくなる流れが続いてしまったのは正直残念である。もう、坑道追いかけっこはしなくていいんだってば。

 その分Aパートで明かされた真相がビビッときたかというと……まぁ、そこは今後の展開次第かな? これまで匂わされながらも判明していなかった「裏切り者」がなんとあの新都のリーダーをやっていた白石稔だったのは割と驚きで、イヌマエルが彼の前に出る時のエピソードとか、割と人情派みたいな演出で登場したからヘッドキーパーの中でも良いやつなんだと思ってたんだけども。まさか、帝都に戻ってきてすったもんだするのも全部仕込みだったとは。まぁ、今回のお話のおかげで誰が敵で誰が味方なのかはだいぶはっきりしたんじゃないでしょうかね。「ぼんやりした予言のために王様が必死に対策施してるわ」っていう大前提はまだピンときてない部分もあるんだけど、そこから大量破壊兵器を手に入れた別派閥が現れ、そいつらが人体実験だのなんだのを繰り返して混沌を生み出しているっていう構図はむしろ見やすくなったはず。あとはヘッドキーパーと騎士団が手を組んでそうした内憂を打倒できるかっていうお話になるわけだ。話のまとめ方にようやく目処がついたな。

 しかし、当然イヌマエルはフリーレンの炎に被曝してライカ病が進行している。どうやら実験の産物にそうしたネガティブ要素を抑え込むようなものもあるようなので、うまくいけば助かる(コンラッドもな)可能性はあるのだが……前にも書いた気がするけど、妹さん悲しませちゃダメだぞ。

 

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「体操ザムライ」 5→4

 んー、結局、開始時に持った「誰に向けたアニメなんだろ?……」という疑問は解消しないままに終わってしまった。いわゆる「女性向け」とも違う気がするんだよなぁ、別におっさんは格好いいとは思わんし、ニンジャはメインでそこまでシナリオに食い込む要素がなかったので単なる賑やかしだったし……。

 時代を「1世代前」にした意味は理解できる。この辺りの時代が実際に日本体操界が足掻いていた時代なのだろうし、現代ではスポ根ってのも本当に脳筋設定で推し進めるのは時代遅れの感が否めない。別に2000年代だって時代遅れだったのかもしれんが、多少時代を巻き戻すことで、そうした「古き良き」に多少でも寄せられるなら意味はあったと思う。ただ、そうまでして「体操」が描きたい作品だったのかと言われると、そこがよくわからない。最終的に競技シーンのクオリティも「それなり」レベルだし、試合展開自体にドラマティックな部分があるわけでもない。何を見せられるかといえば、おっさんが怪我から復帰するための純正スポ根展開のみだし、「ロートルが奮起する物語」としても、途中にレオの話を挟むことで軸がブレた感がある。もちろん城太郎の物語とレオの物語は「克己」という部分で繋がっているのだが、あまりにも2人の精神性が違いすぎて、その2つに重なりが見出しにくいのだ。サムライだのニンジャだのといったファニー要素が導入だったため、どこまでマジになって見ていいのかが測りにくくてテンションが付いていかなかったのも悩ましい点。

 まぁ、こうして「ベタなファミリードラマ」みたいなものが作られること自体は構わないとは思うし、意味がないとは思わないのだが、できることなら、もうちょい付加価値が付いて記憶に残る作品にしてほしかったな、とは思う。最終的に全てをロリの愛らしさで埋め合わせようとしてもそう上手くはいくまいよ。

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「ハイキュー!! TO THE TOP(第2期)」 6→6

 ふむ、やはり文句の出るところはないよ。こんだけの長期作品になったのに、毎回きっちり満足いくものが出てくるっていうのはとても貴重な存在。見てるうちにどんどんどうでもよくなっていった「ソーマ」あたりとは好対照である。

 正直言えば、作画面についての陰りが見えて不安になったことはあった。2話だったか3話だったか忘れたが、明らかに作画が致命的なものになっており、「天下のハイキューがどうした?! 流石の大看板もコロナには勝てないのか?」とがっかりしたものだが、そこからは普通に持ち直し、やはり要所での動画モーションなどで他では見られないアツいものを見せてくれている。そして何と言っても、普通に筋書きが面白い。誰がどう見たって烏野が勝つことはわかっているわけだが、そんなことは何も問題にならず、ただただバレーボールの1つの試合を見せられているだけでも毎週見せ場がある。バレーってのはターンテイキングがはっきりしているという性質があるので野球同様にドラマ作りはしやすい競技ではあると思うが、それでも野球ほど展開に多様性は無いし、少年漫画的な誇張表現を加えたとしても、どこかでマンネリ化しそうなもの。さらに烏野メンバーは基本的に入れ替えが効かないわけで、毎回新キャラでテコ入れ、みたいなこともできない。いつものメンツを、どれだけ説得力をもって「成長」させられるかという、本当に漫画の自力の部分での勝負。そこでちゃんとリクエストに応えてくれるのだから、やはりタイトルとして大きな存在なのは間違いないだろう。

 さて、ここまで来たのだから是非とも最終回までアニメ化してほしいとは思うのだが……あとどれくらいあるんだろう? 今後の展開でこれ以上の盛り上がりが作れるのかは不安にもなるが、この作品ならそれも乗り越えてしまうんだろうな、という信頼もあるのだ。気長に待って、ジャンプの貴重なスポーツ漫画の雄を楽しみにしようではないか。

 

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「魔女の旅々」 5→6

 「ゴン、お前だったのか……」「そう、私です」。イレイナさん構文、割と便利。

 まさかここまでファニー突き抜け作品に成り上がるとは思ってもみなかった。1本1本のシナリオを見ればどこかチープな部分も多く、全体をみて完成度の高い作品だとも思わないのだが、ちょいちょい見せる気合の入ったやらかし加減は、的確な狂気を感じさせる。毎週クレイジーは心が疲れてしまいそうだが、このくらいのファニー&マッドならば、エンタメとしてはありがたいばかりである。

 しっかし最終話な……私がタイトルをつけるとしたら「本渡決戦」とかじゃないですかね。流石にギャラ五倍くらいもらってもいいと思うぞ。あんなキャストロールが許されるの、世界中で石田彰だけじゃないんかい。本渡ちゃんはねぇ、本当に器用に何でもこなすから……前クールの河瀬茉希に続いて2人目の「なぜかゾンビになっちゃった声優」としてもクレジットされてよいでしょう。もともと本渡キャラは、というか本渡ちゃん本人の適度に気が抜けてあっけらかんとしたキャラは好きなのだけど、イレイナさんはそうしたどっかで醒めたような肝の太い性質が良い方向に出ていたように思う。キャストが毎週豪華だってのはたまに書いてたことだけども、「花澤香菜の直系の弟子」としてこの作品が出てくるあたり、声オタならそれだけで満足してしまいそう。もっと具体的に言えば「伊藤静」→「花澤・日笠」→「本渡・ともよ」っていう世代観でしょ? 多分小さな国くらいなら1つ2つ作れる軍事力ですわ。

 これだけのキャスト陣が顔を揃えたということは、それだけ作中のキャラもクドくて、ドギツいということである。特に視聴者を困惑させたのはやはりサヤの存在ではなかろうか。2話で登場した時には「あー、こうやっていろんな街でイレイナさんが爪痕を残していくタイプのお話なのね」と思ったのに、まさかその爪痕が勝手についてくるとは。そして自らも爪痕を残し始めるとは。このキャラ設定にしてすぐさま人格入れ替わりネタを使ったり、思考回路が完全に不条理系のギャグ漫画である。オムニバス形式っていうデザインを、本当に好き放題に利用した結果である。視聴者としては「いいぞもっとやれ」くらいしか言うことがないので、2期は小原好美を加えた上でいいぞもっとやれ。ラストにうえしゃま歌唱のメインテーマを流すのも大変趣味がいいぞ。うえしゃまももっと出せ(あの人形屋が再登場することはないだろうなぁ……)。

 1話をみた時点では「キノの旅」を超えることはないんじゃないか、みたいな適当な想像をしていたわけだが、超えるとか超えないの問題じゃなかったな。「あっちがマラソンやるならこっちはポートボールで戦ってやる」みたいなマッチメイクだしな。今後もこのテンションが続いて2期3期とアニメが作られるような作品になったりするんでしょうか。なったらいいな。

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「ダンジョンに出会いを求めてるのは間違っているだろうかⅢ」 5→4

 紐は、もとい、ヘスティア様は相変わらず可愛かったね……本当に思ってた以上のものは出てこなかったなぁ、という印象。

 今回は1クール使ってまるまる1本のストーリーが展開された。「モンスターは心があるのか?」という古今東西いろんなところで展開されているファンタジー理論を改めてこの世界で語るお話で(個人的にはこのテーマでの私のバイブルは「モンスターたちの交響曲」)、そのストーリーの捻り方も、落とし方も、「まぁ、そうなれば、そうなるやろ」という程度のもの。別にやってもいいかもしれんけど、わざわざこの世界で1クール割いてまでやることかね、という印象はぬぐいきれない。もちろんその中にベルの成長とか、この世界で暗躍する「神」の諸々をばらまいて今後に広げていく狙いなんかもあるのだろうが、少なくとも今回の1クールを見る限りではそうした広がりは結実していないわけで、単に「モンスター殺すっていうけど悪いやつじゃないよ! 根拠はないけど俺が見てたから間違いないよ!」という話を堂々巡りさせるだけである。この状態でしれっと「はい、おしまい」と言われてしまうと、「ヲイ、納得いかねぇゾ。温泉回をOVAじゃなくて地上波でちゃんと寄越せ!」と文句も言いたくなるだろう。2期は温泉回あったじゃん!!!!

 まぁ、こうして文句たらたらではあるのだが、やっぱり「これで終わり」ではないっていうのが本当のところだろうから、あんまり文句を言ってもしょうがないんだよな。ここで「心を持つモンスター」と出会い、彼らを一時ダンジョンへと逃して妥協案とした今回のシナリオは、どう考えても今後ダンジョンに挑む際にモンスターたちの力を借りることの準備段階である。長く続いていくであろうヘスティア・サーガ(ベルクラネル・サーガとは言いたくないな)の1つの伏線みたいなもんである。一応そこを取り出したらそれっぽい物語が形成されているというだけで、このくだりだけを切り取って1本の作品として満足しなさいというのはそもそも無茶なんだと思う。1クールで落とし前つけて「それっぽく」見せたというだけでも、スタッフは頑張ってまとめたんだよ、と認めるべきなのかもしれない。いや、原作読んでないから真相は知らんけども。

 こうしてチームメンバーが増えていくワンピース形式のお話って、どうしても各人に活躍させたくて場面が散漫になっちゃうのが悩ましいよなぁ。何よりヘスティア様の出番が減るとなぁ……今回露骨にイチャイチャしてエンドじゃなかったのがなぁ……。結論・最終的に紐に落とせ。

 

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 今回は開始時刻が遅くて終了時刻が同じくらいなのにちゃんと問題数こなしてるんですよ。やればできるじゃないか。

 

 


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