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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 無ですよム〜〜〜〜〜! 第7話。たかだか牛乳くらいで無から有を生み出せるナツメちゃん本当に愛おしい。ところで、この世界の牛乳ってどうやって作られてるんでしょうか……デカダンス内で一応酪農も出来るのかしら? ギアが持ち込んでるってこともないだろうしなぁ。

 カブラギさんの復帰と再会は思ったよりも早く実現したが、当然新しいアカウントなのでめでたしめでたしというわけにもいかず。別アカでわざわざ乗り込んできたのも勢い任せみたいなところがあり、いざ再会できたからって、じゃぁ何をしたいっていうわけでもない。ここで正体を明かすという手もなくはないが、それをやるためにはデカダンスの真実の全てを明らかにしなければいけない。そうすると、以前カブラギ自身が言った「この世界は平和になんてならない」という真理をナツメに突きつける必要があり、カブラギさんはそんなことできるわけもない。最終的に選んだのが「デカダンスをぶっ壊す」だったわけで、ゲーム内のモブキャラの平和を守るためには、ゲーム自体をめちゃくちゃにして、フィールドとして成立しないように諦めさせるしか手はないのだ。

 今回は、そんな「ゲーム内のモブ」としてのタンカーたちの生態が色々と明らかになった。以前私はタンカーのことを「保護センターで飼育されてるトキ」と例えたが、そりゃま、トキたちはフェンスの外の世界なんてものを知らないわけで、飼いならされた豚のごとく(トキのごとく)、与えられた環境で静かに死を待つのみの存在である。多くのタンカーたちは自分たちの人生はそういうものだと半ば諦めており、ナツメやクレナイさんみたいにわざわざ死地に赴くような「外向きの意志」を持つ連中は異端呼ばわりされるわけだ。別にそういう風習があるというわけでもないのだろうが、ナツメのお友達のフェイちゃんの言動にそうしたタンカーの習性はよく表れており、なるほどそういうわけだからナツメが戦士を目指すと言ったときにあんなにも嫌そうにしてたのだな、と今更納得がいった。

 加えて、保護センターのトキは常に絶滅と隣り合わせだが、タンカーの場合はどうやら限られたセンターの敷地に比べて増えすぎてしまったという。「増えたならガドルを撤廃して地球上のフィールドに自由に住まわせたらええやんけ」とも思うのだが、どうやらサイボーグ側にそのような選択肢は無いらしい。今くらいの数で、今の状況で管理している方が楽だし、今までそれが成立してきたのなら、わざわざ次のステップに進めるのではなく、面倒なものは「間引く」方向に進めようとしている。まぁ、三國無双の味方陣営のモブが何人斬り殺されようと、気にするプレイヤーなんているわけないし、ギアからしたらそのくらいの選択は当たり前のものである。

 しかし、カブラギさんだけは、それを許すことが出来ない。今回も改めて描かれたナツメとの交流。モブだって生きている。タンカーだって夢はある。それをこれ以上無いリアリティを持って突きつけるのが、ナツメという少女なのである。生きることに夢を持ち、平和な世界のために、人々のために戦うと誓った少女。その夢を無下にすることなど、カブラギには出来ない。

 だからこその反乱。バグはバグとして振り切れるところまで。はてさて、矯正施設の中から、どれくらい働きかけができるものやら……。こうなるとドナテロは頼りになりそうなのが面白いところよな。カブラギさんは絶対にミナトさんに迷惑がかかるってことは考えないようにしてるよね……。

 

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 お師匠こっわ! 第6話。いや、名前からして不穏な人物であろうことはわかっちゃいたが……名前通りだとしたらクリーチャータイプは「スキュラ」ということになるのだが、私の中のスキュラのイメージは「聖闘士星矢」のポセイドン編で出てきたスキュラのイオなので、単なるにゅるにゅるじゃなくて、コウモリやらクマやら狼やらといろんなクリーチャーが混ざり合ってるイメージなんですよね。まぁ、何にしてもにゅるにゅるしすぎだ。

 さておき、今回はハーピーのお話。ハーピーといえば、過去に同型のモン娘作品ではエロさの筆頭に輝くクリーチャーであった。元祖「モン娘」ではパピというロリエロの塊のようなキャラが生まれたし、最近でも「レビュアーズ」では一番人気(俺調べ)のメイドリーちゃんが存在する。つまりハーピー=エロだと思っていたのだが、今作においては、あまりエロい方向には転がらず、どっちかっていうと思春期の少女のお悩みを優しく解決するメンヘル展開の続きになっていた。ほんと、グレン先生は患者のいろんな側面を常に考え続けなきゃいけないから大変そうだ。今回の不調の原因だって、問診だけで謎を解き明かすのはほぼ不可能な無理ゲーだったんじゃなかろうか。答えを聞いても「そんなんしらんし、どうやってわかったんや」っていうレベル。こんな問題を出してくるということは、クトゥリフ先生はかなりのドSであろうことが伺えるのである。

 それでもグレン先生は何とか頑張り、どこからかはよく分からんが答えを導き出した。羽の色が違うっていうだけで祖先の系譜まで分かるモンなんでしょうかね? クリーチャータイプが「ハーピー・フェニックス」って、もう何色のクリーチャーかもわかんねぇよ。そして何故あの色の羽になったのかもよくわかんねぇよ。本人が気に入ってるみたいだからそれでいいのかしらね。周りの人間からしたら、勝手に落ち込んで勝手に解決しただけなので傍迷惑な話であった。

 そして、そんな迷惑なハーピーを差し置いて今回も出ずっぱりだったティサリアさん。もう、ここまできたら正式にグレン先生の助手見習いくらい名乗ってもいいのかもしれない。本人は従者2名ほど押しも強くないから先生も扱いやすいだろうし。唯一の問題があるとしたら、サーフェさんが許してくれないってことでしょうね。まぁ、隣に常にケンタウロスとラミアを配置してると、物理的にとにかくデケェからな……。今回も、冒頭で2人を引き連れて歩いてるシーンで蹄のパカパカ音とサーフェのずるずる引きずる音が混ざってんのが面白かったわ。サーフェさん、こんだけ頑張ってる先生に「患者への気遣いが足りない」とか言っちゃうのはなかなか厳しいっすね。

 とりあえず、山奥でのトラブルもこれで無事解決だろうか。次のテーマは……アラクネ。初代「モン娘」もアラクネがいたけど、この手の作品だと蜘蛛ねーさんは定番なのかしら?

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 「セミーンミン」が一切ツッコミなしで逃げられた! 第16話! まぁ今回そんなんばっかだけど!!! 当然のごとく、久しぶりの監督コンテ回。やはり、練度が1段も2段も違う……。

 総ボケかつ総ツッコミ不在。このテンションだからこそのミュークルドリーミーである。「ゆめちゃんがブラックスキーマを患うかもしれない」という、いわば主人公が闇落ちする危険のあるドキドキストーリーにも関わらず、終わってみればゆに様の宿願は一切果たされず、戦隊モノではタブーとされている「変身無し」の回になった。夢に入らずに何のドリーミーか! と思うわけだが、それすなわち、バンクがねぇのでハイパー密度になってるってことで、視聴者には一切の思考停止を許さない。いや、思考を許さない。特にねこ4匹(+ゆに様隊)がメインになるところは一切のツッコミを許さずにただひたすらセリフのみが淡々と狂気を積み重ねていくので破壊力が高く、一番安心して聞いてられるのが一番ベタなぺこのパートになってしまうという皮肉。みゅーはナチュラルにサイコだし、すうはことこ成分が混ざってマッドだ。ねねは実害こそ少ないものの、いまだにさとわちゃんのポテンシャルをはかりかねている部分があり、我々としては、この作品が終わるまでにさとわスリーの謎が解明されることを祈るしかない。

 さらに杉山先輩ファンクラブの全貌が明らかになり、なかなか危険そうな会長が正式参戦。フルバにおけるプリユキみたいな存在だとは思うのだが、凶暴性が低い代わりに何をするにも制限がなく、野放図な狂気がほとばしる集団である。新入生の勧誘に盗撮写真を送ってくる集団ってナチュラルにやばいよな。そんな組織との橋渡しを自然にできちゃうことこ先輩もやばいけども。

 それにしても、今週もことこ先輩のナチュラルな超次元性が実によく出ていた。あなたに解けない謎は、多分無いですよ。今までラーニングしていなかった「恋愛感情」というものについても完璧に(座学として)理解しており、今のゆめちゃんがどんな状況なのか、完全に上から目線でコントロールできている。こいつ、杉山先輩が塾に行ってるという事実だけは把握してるんだけど、自分が塾に行くっていう話題は一切出さないんだよね。多分、塾とかに行かずに杉山先輩よりもずっと良い進学校に行っちゃうのがことこ先輩だから……いや、下手したら海外留学とか、高校に行かないっていう選択肢もありそうだけども……。こんなことこ先輩なのに、自宅コーデがなかなか可愛らしいのが腹立たしい。女子中学生で白衣をナチュラルにコーデに組み込める人間なんて、雪城ほのかくらいしか知らんわ。

 そして次回予告もまた頭がおかしいし……いいぞ、完全にエンジンがかかってきたぞ(一度でもブレーキ踏んだことあるか?)。

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 声帯が佐倉綾音というだけで発揮される圧倒的ウザさ、第13話。ほんとに同じ部活に相楽がいたら殴ってるよなぁ、としみじみ思う。似たような態度とってんのに、沢さんの物腰の方が圧倒的に好感度が高いという。そらどうしたって沢さんはさん付けで呼んでしまうわ。

 普通に開催された準決勝。そして相手チームはほんとになんでここまで上がってきたのかもよくわからないようなチーム。こいつらが準決勝にいて、なおかつ風林がそれを容易く打倒できるのだとしたら、女の子だらけの風林中、普通に強かった説があるよな。まぁ、そんな相手でも一応は苦戦してみるのでいい経験を積めるわけだが……中学生なんてまだまだ試合経験が足りないからね。雨の日のマウンドさばきもそうだし、守備も攻撃も、色々とやって慣れておかないとね。

 それにしても、前半のピリピリムードは本当に胃が痛かった……こういう問題って、真っ先に大吾が対策に出るかと思ったのに、大吾の野郎、さっぱりその辺にタッチしてないんだよな。たまたまアニータがそこで爆発したからこそ表面化したものの、このままなあなあで行ってたら今後の展開でさらなる悪化は待った無しだったはず。いや、まだ現状でも解決はみてないんだ。沢さんがさ、ほんとに達者すぎて何も言えないのよね。自分たちのプレイがアニータの不評を買っていることを認識した上で、「そんなら少し雰囲気よくしとこか」くらいの気持ちでかっ飛ばすホームラン。そんなん出来るなら、マジで野球で上目指せるやろ。それでも嫌なのか女子中学生。まぁなぁ、結局個人戦じゃなくてチームプレイだから、決勝でボコボコにされる展開は避けられないってのは嫌なんだろうけどなぁ。なんか色々と勿体無い子達である。

 一応、今回のことでアニータが完全に「まっとうな野球部員」になっていたのは良い報せだろう。チーム内の不和を招く原因の1人だったアニータがいまや、大吾を中心としたチーム作りを率先して支えてくれている。大吾・睦子・アニータの3人で回していければ、ある程度はチームメイクも達成できそうだ。丹羽さんは……ほら、どうせ来年いないし……。結局今週の展開をみても千里の立ち位置がよく分からんかったのはなんかおっかないな。一応、一球も投げずに準決勝を終えられたので、決勝では仁科と2本使っていけるのはありがたいのかどうなのか。

 今回も仁科さんは「もってない」っぷりを発揮してくれて楽しかったし、丹波さんも謎の存在感でうまいこと難局を打破して見せた。そして全てを持って行ったのは……デブかよ……いや、野球漫画としてそれでいいのか? 「なんでかわかんないけど打てる」でいいのか? まぁ、レジェンド級のキャラクターで岩鬼っていうのもいるし、多少はね……。

 

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 今期は豊崎劇場も実に賑やかだ、第19話。初春でプロトタイプのお仕事を見せつけつつ、歳を重ねたことでママンになり(魔王のおかん)、一転してハードな高ぶりを見せるフルバのリンもいい仕事。そして極め付けは人の夢に土足で踏み入る猫畜生である。一気に摂取すると飲み合わせ悪そう。

 しかし今回のメインは初春ではなく、学園都市1の美少女である佐天さんである。佐天涙子さんである。そしてめでたくそのパートナーに選ばれたのはフレンダである。この2人の絡みを待ち望んでいたファンも多いのではなかろうか。短い上に「脇の」お話には違いないが、このエピソードも実に良い。というか、基本的に超電磁砲の話は全部良い(毎回言ってる)。やっぱり、我々は結局内田真礼の脳天突き抜けボイスに抵抗出来ないって訳よ。

 佐天・フレンダ組の最大の見どころは、どちらも無能力者でありながら戦闘への心構えが全く異なっており、今まで以上に佐天さんのパンピーっぷりが浮き彫りになるところ。周りにレベル5やらレベル4やらがひしめいているせいで佐天さんは一時期卑屈になったこともあったが、超電磁砲の様々なエピソードを通して、無能力でも明るく楽しく人生を謳歌する術を手に入れている。フレンダもそんな佐天さん同様、周りにとんでもない能力者を置き、さらには常に修羅場に身を置きながら、それでも能天気に日々を謳歌している。2人のスタンスはあまりに異なるはずなのに、そんな2人の「楽しき人生」がここで交差して、新たな友情を築くのである。次回のネタバレ気味の話になるが、佐天さんが「何も出来ない」という無能力者である事実を、自らの武器として使っていく展開もアツい。まぁ、もともとこの世界はレベル0の不幸な誰かさんから始まった世界なわけでね。こうして佐天さんたちが大活躍するのも、原点回帰というか、作品世界のイデオロギーというか。ずっと佐天さんでいいのに。

 そんな美女軍団を相手にしても全くキャラが霞まない、濃ゆい敵キャラ・猟虎さんにも注目。CVは鈴代紗弓。こうしてみるとやはり新キャラに若い世代がどんどん入ってきて「こんだけキャラがいるのに使える声優のコマってのはあるもんやなー」という当たり前の事実に感心させられる。超電磁砲ワールドは敵対するキャラも女性であることが多いが、その全員がどこかしら魅力的で素直に「かわいい」と思えてしまうのがずっこいところ。キャラデザがいいのかしらね。猟虎さんの場合はお嬢様+ぼっち+猟師+殺人鬼という謎すぎる複合足し算があまりに狙いすぎててズルい。今後の展開は同情してしまう部分もあるのだけど、まぁ、悪人は徹底的に悪人であってくれる方が気持ちがいいからね。是非ともその醜さを全面に押し出して頑張って欲しい。

 今日の収穫:「もう食べられないよ〜」の佐天的翻訳は「もうめくれないよ〜」。初春、お食事感覚で食べられとる。

 

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 流石にかわいそうなのでは? 第6話。なんやろ、今回のお話だけを見ると、エダマメへの同情ばかりが先んじてなかなかまっすぐに見られないというか……。

 最大の疑問は、なぜローランはそうまでエダマメにこだわるのか、という部分である。例えばアビーなんかは別に彼のことを認める要素がなくて、真偽はどうあれ「嫌いだ」とはっきり言っている。実際、ロスの事件の時には彼が最後に余計な暴走をしたおかげでちょっとした命の危機(工場爆破)があったわけで、アビーからしたら、作戦中もうだうだと煮え切らない面倒臭いジャップとしか見えていないだろう。そりゃ、多少なりとも役割は果たしたかもしれないが、それは別に彼でなくてもこなせる仕事だった可能性が高い。だからこそ、アビーはローランのこだわりが理解できないはずだ。

 そして、何故ローランがそこまでエダマメにこだわるのかを考えると、単に「面白いから」というだけでは流石にコスパが悪すぎるし説明がつかないだろう。まぁ、こんだけ金持ってる連中なら、ちょっとした遊びのために入念に部隊を仕込んで陥れることもやりかねないのが怖いが……流石に、世界を股にかけて飛び回っている詐欺師集団なら、もうちょい楽で面白いものを知っているはずだ。

 つまり、冷やかし要素がゼロではなかろうが、やはりローランはエダマメの何かを認めているということになる。アニメ的なお約束で言えば、それは他の人にはないクソ真面目さというか、根っからの人の良さみたいな部分なのだろうか。ローランの周りにいるのは生粋の詐欺師ばかりでどこまで行っても悪人しかいなかろうが、もともと日本では仮面を被って背伸びしていたようなエダマメのこと。世界規模の詐欺師の目から見れば、まだまだ小悪党とすら呼べないレベル。そんな人間が偶然とはいえあれだけの修羅場を乗り越えたのだから、何か他の人間にはない要素を駆使するための手駒として、なんらかの価値を見出したという可能性はあるかもしれない。

 そして、様々な理由でローランが「エダマメを欲しがっている」ことを認めたとして、それはやはり、「エダマメがローランのところに行く理由」にはならないのである。彼はしっかりと服役し、罪を償って真正直に生きようと誓っていた。そんな人間を一方的な都合で罠にハメ落とし、再び望まざる道へと引きずり込んで人生をむちゃくちゃにしてしまうのは、かなりの悪逆といえるのではなかろうか。まぁ、今更ローランたちに道徳や倫理を説いたところで意味はなかろうが……なんだか「詐欺で金持ちから根こそぎ奪う」とは全然違う方向の「悪さ」なので、引っかかってしまうのだよなぁ。ローランはどこまで考えているのだろうか。

 そして今回のメインはどちらかと言えばアビー。どうもこの娘、スペックが常軌を逸しているようだな……描かれ方が人間というよりも猿だもんな……。

 

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 定例たほいや会ですが、今回はわたくしめがですね、参加できなかったんですよ。「好きにしといて〜」ってパスしたら、ちゃんと完走した上で譜まで届けられるんですねぇ。世の中全部ウーバーイーツに配達させてしまった方が楽な時代ですよ。

 というわけで、今回は以下のテキストを全て委託業務でお送りします。もう、ずっとこのままでいいのでは?

 


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 烈海王と寂海王(の中の人)がコンビ組んでてワロタ、第6話。なんかもうね、最近青山穣が出てくるだけで面白くなっちゃう身体になってるわね。しかも今回はそれに加えてうえだゆうじ・村瀬迪与と、地下世界にはクセの強い連中しか揃ってねぇ。この濃さはなかなか他じゃ味わえません。

 今回のタイトルはラジエーター。つまり冷却器を意味しており、デカダンス全体での生存競争は一旦お休み。つまりタンカーサイドの描写がほとんどなく、それすなわち普通の人間ボディのシーンが無いので全編冗談みたいなサイボーグモードで話が展開するということである。キャラクターデザインだけを見たらウゴウゴルーガみたいな世界であり、どこをどういじってもシリアスになんてなるわけがないふざけた世界。実際、このコミカルなんだかケミカルなんだかもよくわからないようなキャラデザをいいように使っているのは間違いなく、帝愛グループも真っ青のブラックな地下労働施設への誘導も、このヘンテコサイボーグ連中だと全部ギャグになってしまう。ケツに何か注入してぶっ飛ぶあたり、一歩間違ったらヘボットである。絶対にありえない想定だが、これがもしカブラギさんのギア形状で描かれていたら、冗談でもなんでもない、単なる地獄絵図なのだ。あくまで「人ではないサイボーグ」だからこそ描出し得た世界観だ。

 ただ、そうして「ふざけた」キャラが画面に踊っているからといってずっとふざけたシーンで気が抜けるのかというと、むしろ逆である。今回はサイボーグパートが大半だっただけに、どんどんそのサイボーグの面々に生の実感が宿っていく気さえする。設定は凄まじく適当なのだ。なんでこんな施設があるのかもよくわからないし(多分この世界なら燃料処理なんて全自動でも可能だろう)、そこに送られた連中がどのように生き延びてきたのかも定かじゃない。お先真っ暗の世界なのかと思ったら、ちゃんと娯楽が用意されてたくましく生きてる連中だっている。システム側はどこまでを黙認してこの世界を作っているのだろうか。

 しかし、そうしてよくわからん部分はあまり問題にはならない。地下世界ではカブラギだけが変わらず存在し、バグとして落ちぶれた様々なサイボーグの姿が、時にコミカルに、時に救いもなく描かれている。そんな状況に「生への活路」としてのサルフジが現れ、さらにそこからドナテロたちへとつながっていく。そうして少しずつ「サイボーグの生き様」が掘り下げられ、最後にはまさか実現するとは思わなかった「サイボーグ形状での軽快アクションパート」が実現するのである。こっちの形状でも、迫力あるバトルパートが展開できるのは純粋に技術力の勝利。キャラデザを詰めて、世界観を詰めて、演出を詰めていなければ成り立たない見せ場なのである。

 「何としてもオンラインゲームに接続したい」なんて、キリトさん連合軍でもなければ「単なる病気やんけ」で終わりの欲求なのに、カブラギさんのそれに「命をかける価値がある」ことは誰も疑わないだろう。デカダンスの向こうに、ナツメが待っている。それだけで、カブラギさんはどこまでも強くなれる。こんなナリのくせに、やたら格好良く見えてくるのだから困ったものである。

 そして、まさかの「NEW GAME」から改めてナツメと出会うことになる……もう、どこに行くのかなんて考えるのも無意味だろう。後はひたすら、なすがままに見守るしかないわ。

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 いや、そのちりょうはおかしい、第5話。これまでは治療が結果的にエロくなっていたが、今回はどう考えてもエロい方向に行くために治療しているとしか思えない……そりゃこんなピンク医者だったら風紀が乱れてもしょうがないわ……午と巳に言い寄られて来週は酉エピソードってことは、グレン先生はそのうち十二支をコンプリートするつもりなのだろうか。ほら、今週だって「さる」ぐつわだったし(苦しくない?)。

 一応前回のハーピーの子からの続きエピソードだが、本格的にハーピーの治療に着手するのは来週からで、今回はなんと、たまたま道中一緒になったケンタウルス娘のメンタル治療である。メンヘルまで受け持てるグレン先生、流石に有能すぎると言わざるを得ない。医学書になんでも書いてある世界か。まぁ、おそらくケンタウルスなんてのはこの世界の種族の中でもかなりメジャーで支配階級に位置するモンスターだろうし、それを対象とした医学が発達していてもおかしくはないと思うが。ただ、蹄鉄にしろ今回の目隠しにしろ、どう考えても「人間が主要種族で、その役畜として運用している馬」っていう現実世界に即した治療法になってしまってるので人権(馬権)が微妙な気がしてしまうのはしょうがないところである。馬のメンタルがすげぇ繊細だっていうのはよく聞く話だし、案外まじで目隠しして治療する手段もあるのかもしれん(ググっても競走馬の視野を制限するアイテムしかヒットしなかったけど)。その後の緊縛プレイは……まぁ、ただ描きたかっただけじゃねぇかな……。背筋を伸ばす意味はわからないでもないが、おっぱいを強調する縛り方にする必要は一切ないと思います。

 まぁ、そうしてしっかりと患者の内面に寄り添った治療ができるのがグレン先生の最大の強みなのでね。今回ちょっと感心したのは、ハーピーの里に到着した時にナチュラルにサーフェに上着ふぁさってしてあげるシーンね。確かに、おそらくラミアって変温動物だろうし、山の上の寒さは堪えるに違いないよ。小さい頃から一緒に暮らしてるならそういう部分に気が回るのは当然なのかもしれんけども。やっぱりそう考えるとサーフェがグレンの嫁としてはダントツなのだが、そこに今回ウマ娘連合が強気の攻めを見せたというお話なわけだ。みんなしておっぱいはでかいので、セックスアピールは五分五分か……。冷静に考えてウマ娘とのセックスはなかなかハードル高いやろ、と思ったが、多分ビジュアルのきつさで言えばヘビ娘の方が上か。ウマとかロバなんかはごく稀に(えぇ、ごく稀に)実際の人間でもトライする人間がいるけど、蛇は流石に無理だもんな……蛇の交尾は激しいらしいですが、先生はサーフェとの初夜を生き残ることができるのだろうか。

 

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