最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんで人類はゆに様の頑張りを見ると泣きそうになってしまうん、第32話。いや、毎週言ってることなんだけどさ……本当にあの健気さを見るだけで涙腺が緩んでしまってな……最後のシーンで半端な輪飾りだけ持ってオロオロしてるゆに様がすごく可愛い。 定期報告は以上ですが、今回のタイトルはもう、確実にスケジュールのズレが分かっちゃう奴になっている。確認したらまさに今年の11月15日が放送曜日(日曜日)で、スケジュールが守れていたら3週前に放送されるはずだったということなのだろう。このままのペースだと、多分クリスマス回とかお正月回もズレ込んじゃうんだろうなぁ。適当なエピソードをカットして帳尻合わせるのかと思ったけど、それも無理っぽいよなぁ。毎回ネタは小出しにしてクライマックスに向かってるっぽいし、そんな急ごしらえで1本2本削れるような性質のものでもないということなのだろう。 この手の女児向け作品でそんな緻密な構成なんてどんだけあるもんか、と思う部分もないではないが、今作の場合は本当に伏線の張り方がな……正直、「朝陽と杉山先輩の誕生日が同じ」も何かの伏線なんじゃねぇかっていう下衆の勘繰りが沸き起こってるレベルなんですよ。だって、かたや悪夢の女王様から仕事を任される「王子」で、かたやお空の上の女王様(とれい君)から直接「王子なんだ」と言われている朝陽。この2人の誕生日が同じってのは偶然で片付けていいものなのだろうか。加えて、杉山先輩の家にいるんだかいないんだかよくわからない「弟」の存在も加味すると……あれ? 変なシナリオが浮かんでこない? 大丈夫? どう見ても杉山家も南川家も本当に平和で幸せそうなご家庭なので、そこに波風立てるようなことは勘弁してほしい。まぁ、今作はそういうところで直接的な鬱要素なんて出るはずがないって信じてるけども。 さらに気になるのは百合先輩の動向……より、ごめん、正直一番気になるのは杉山ふぁんくら部の連中だよ。久しぶりにフルスペックの活動を見たが、こんなやばい集団だったか……杉山先輩も、彼女たちを止めるタイミングが1年も2年も遅いよ。中3になったこのタイミングで声かけるのもおかしいし、「いつもの活動に感謝している」もおかしい。総じて杉山周りの事象は全部おかしい。「いつから夢の話じゃないと錯覚していた?」とか言われそうで怖い。いくらでもアナザーストーリーが出てきそうな恐ろしい作品世界である。ちなみにすっかりふぁんくら部に染まってしまっている森村さんの存在も不憫といえば不憫。「南川くんに続いて杉山先輩にまで……」って、今作で2回も振られてるかわいそキャラは彼女だけやぞ。 相変わらず目まぐるしすぎるために、他にもいっぱい拾わなきゃいけない要素があったはずなのに追いきれない……とりあえず、女の子の私服がみんなして可愛いのはサンリオ作品の意地なんでしょうかね。そりゃゆめちゃんの私服コンテストも開けるわ。
PR サブタイトルがどう見てもMagicのカード名、第8話。「ならず者の根本原理」、コストは(2)(U)(U)(U)(B)(B)(B)くらいでしょうかね。 なんかもう、全部ギャグなんじゃないかと思えるくらいの展開がとんとん拍子。前回時点で「これってとりあえずのラスボスはヘルマンになるんかなぁ」とか思ってたのに、いや死ぬんかい。そんな退場になるんかい。そしてあっさり退場する人間がいれば、逆に退場したと思っても全然死なない奴もいる。犬丸くんのラッキーぶりはすでに伝説の域だが、あの状況であの場所から転落してピンピンしてすぐに銃撃に出られるような舞台設定がわからねぇよ。そしてエルフリーデさん(あれエルフリーデさんだったのかよ)が駆けつけてくれるタイミングもここしかないというベストタイミングだったし、シャアケさんが「どないやねん」という理由で駆けつけることにも成功。死ぬ死ぬコントも随分堂に入ってきたもんである。まぁ、大した能力もない主人公なので、とにかくラッキーっていうステータスを振りかざして頑張ってもらうしかないな。 ヘルマンさんにはもうちょい頑張ってもらいたかったところだが、ここ最近のモンスター騒動など、想定外の事件があまりにも多く発生しすぎたことも彼の心労を加速させたのかもしれない。最初から壊れ気味だった彼が完全に壊れてしまい、部下の前でも見境無くなっちゃったので流石にフォローが効かない。最後はレオの手による断罪という結末で、らしいといえばらしい最期であった。……彼に関しては流石に「まだ死んでなかったぞ!」ってことはないよね……今回だけで「死んだと思ったけど生きてる」が2回あったからさ……。 結局、裏で悪い方悪い方に持っていくヘルマンが退場してしまえば、存外話のわかる連中が多いのでとりまとめは容易。特にコンラッドさんの「話わかる」加減が尋常ではなく、事前にイヌマエルと行動を伴にしていたというのもあるが、妹さんへの対応などでしっかりとイヌマエル側の信頼を得た状態で、まだスタンスを決めかねるレオの説得にも力を貸してくれた。これで一応草の根レベルではヘッドキーパー側と帝国軍にもつながりができた。その間に立っているのが帝国軍でもヘッドキーパーでもない人間ってのがちょっと面白いな。レオはイヌマエルのことを「まだ許してないない」と息巻いていたが、何回も確認するけど彼がひどい目にあって先輩殺しちゃったの、全部お前が余計なことしたせいだからな? こればっかりはもう、イヌマエル自身も振り返るつもりもないことだろうし、二度と明るみに出ることがない事実なのだろうけども。もしことの発端が何かの拍子に明らかになったら、今度はイヌマエルの方がレオを殺したくなること間違いなしだよ。 さて、いよいよことは核心へと迫っていく。結局、この国が抱える大きな闇の正体はなんなのだろうか。そしてフリーレンの炎って結局なんだったんだろうか。ヘッドキーパー側のスパイの正体も明らかになってないし……まだまだ一山以上はありそうだなぁ。 最新鋭のCGで作るインゲンの胡麻和え、第6話。日本のアニメは、キャベツの呪い以降食物をきちんと描かないとダメ作画の烙印を押されてしまうという(怖い)。 普段なんとなく見ている作品で、それなりに楽しんではいるのだが、今回は割と好きなシーンが多かったので取り上げてみた。単純にシリアス無しでわちゃわちゃしてる中身だったから楽しいというのもあるだろうが、なんだか今回は作画部分でのこだわりが見える部分が多くて画面をみていても面白かったのである。 永遠のテーマである「フルCG作劇の是非」というのはなかなか結論の出せない問題で、そりゃまぁ功罪どちらもあるわけで結論なんてあるわけがない話。今作を作っているサンジゲンの場合、CGスタジオの中でも割と特徴が強く出る製作技法を取っており、個人的に思い入れのある「バンドリ」シリーズだと勝手にキャラの表情やらモーションやらに脳内補完してしまっていたために一切不満は感じなかったのだが、今作はキャラに思い入れが特にないので、「まぁ、普通に見るとこれくらいだよなぁ」という気持ちで眺めていた。 ただ、今回はギャグが中心のお話だったおかげか、キャラクターの表情がコロコロ変わる部分が非常に楽しくて、「あれ、このCG作画でもちゃんと表情芝居を作ることができるんだ」ということが新鮮だった。まぁ、純正の作画と比較すると「顔のパーツにそういうデザインを貼り付けただけ」みたいな印象になることもあるが(璃奈ちゃんの顔ボードみたいなもんである)、それでも今までより賑やかだったのは事実で、特に昼食シーンのテラスから真秀がツッコミに回ってドタバタしてるシーンや、りんくのアホっぽい顔の作り方、むにちゃんのえもいわれぬツンデレっぷりの発露など、表情や仕草から見て取れる要素が多くなっていたのは注目に値する。この方向性で進化を続けるのなら、長年の命題であった「CGの硬い作画と萌え絵の融和」も果たせる日がくるのではなかろうか。 ところで、今作はバンドリと違って1チームが4名で構成されているわけだが、どこのユニットも「2×2」っていうカップリングが構成されてるって認識でいいんだろうか。今までハピアラについては漠然と「仲がいい4人組よなぁ」という見方だったのだが、前回急接近したむに×麗がかなり露骨に吸引力を発揮していたので、「そこは公式にカップリングなのか?」と察した次第。むにはなんとなく麗の理解者たらんとしている部分があるし、りんくと麗がイチャイチャしてるシーンではどこかやきもきしてる感じもある。単に自分が目立てないと満足しないだけって可能性もあるのだが……まぁ、こういうのは成り行きを見守るしかないからね。こうして1クール使って主人公チームがゆっくり掘り下げられていく様子を見ているのは良いものである(まぁ、バンドリ1期だってそうだったはずなんですがね?)。 じわりじわりと緊張感、第21話。いよいよもってクライマックスを迎えると分かっている展開だけに、そこまで持っていくための準備が入念である。虚実の入り混じる戦いの中に、どこまで人の「情」が入り込むのか、実に気になる展開だ。 まずは作戦の簡単な答え合わせから。当然分かっていたことだが、さっさと明かされたアビー・シンシアの生還。そりゃま、オズが生きてた時点で確定してたわけだけど、具体的にどうやって助けたのかがあんまり明確に描かれなかったのが怖いとこだな。「銃が偽物」「水中でダイバー(シウォン)が回収」ってことなんだろうけど、いつ狙撃の場面が訪れるかも分からない中、沈んだら一刻も早く助けなきゃいけないって状況であれをフォローするのはかなり大変だったんじゃなかろうか。船で追走してることに気づかれてもダメだし、ある程度離れたところから、いつ3人が沈められてもいいように全力で潜行しなきゃいけなかった。しかも3人分の救助用具を準備して。作中ではシウォンだけが潜ってたような描写になってるけど、流石にサポート要員で何人かが同時に潜ってないと無理な作戦だな。ちなみにあの時点でエダマメには何も明かされていなかったことも明言されており、あそこでエダマメがオズの銃を拾って撃ったのは「たまたま」だったことも判明している。綱渡りってレベルじゃねぇぞ。まー、その辺りのディティールはツッコミ出したらしょうがないのであまり追求しないのが吉である。 今作はそうした細部に適当なところは見られるものの、基本的にはそうして生み出した「大げさな嘘の物語」を盛り上げるのが目的であるので、本筋が盛り上がるなら大した問題ではない。今回の見どころは何と言ってもあまりに大胆すぎる通訳芸を使った欺瞞のシーン。最初はエダマメがちゃんと台本通りに進めるかどうかってのも注目点だったが、一度話が転がり出してからの「おいおい、そこまでやんのかよ」という大胆すぎる嘘通訳は、作品が違ったら完全にギャグである。まぁ、特に劉に関しては「通訳の重要性」というもの繰り返し訴えてきており、信頼できる通訳をそれぞれ1人ずつ立たせているという状況もそれなりに説得力があるものにはなってるんだけど。これ、お互いにちょっとでも相手の話してる言葉に分かる部分があったらアウトなんだよな……その部分についても、例えば石神は外国語がさっぱりな様子なんかも描写されて「綱渡りだけど成立する要素はあるんですよ」ということが提示されているからこそのシーンである。ただ、1つだけ気になるのは、その前に劉が「英語をちょっと勉強中だ」と言っていたこと。普通に考えると、彼ほどの人間が英語を学ぼうという意識を持っていて、その上で最大の取引相手である日本の言葉を勉強していないということがあるのだろうか? これまでは勉強していなかったとしても、ローランが不在の間、独学で進めていた可能性が示唆されているような気もするのだが……ここからもう一波乱あるとするなら、多分朱雀会の方からじゃなくて劉の方から逆転の一手が出てきそうな気がする。 そして、朱雀会の方での懸念材料はもちろんエダマメの存在。彼の心の天秤はどちらに傾くのだろう。血の繋がりか、情の繋がりか。ここに来てアケミから送られたネクタイが「息子」という言葉を匂わせており、オズに裏切られたと強く感じているエダマメがどちらに転がってもおかしくないという傍証になっている。っていうか、心情面を考えたら、普通はオズを裏切る方向に動くモチベーションの方が高い気がする。まぁ、朱雀会は純粋なヤクザだし、これまでその悪行の数々を見てきたという部分もあるので、社会的な道徳観念に照らし合わせるならローラン側につく方が正しいのだが……エダマメの気持ちを考えると、彼がアケミ側につくのもしょうがない気もするんだよなぁ。その辺りの判断に、ちゃんと納得できる理由がついてくれば良いのだが。これでローランが完璧な図面を引いているという保証があれば安心できるんだけど、チラチラとドロシーの亡霊が見え隠れしているせいで、ローランもまた何かに囚われ続けている部分が押し出されているので……最終的に勝つのは、どんな思いなのだろう。
エエェ……第9話……。その展開は生き急ぎ(死に急ぎ)過ぎじゃないか? いくらなんでももうちょい間に挟んだ方が……。 うーむ、想定された展開の1つではあるのだろうが、流石に展開が急すぎてついていけない。普通に考えたら今回は「逃走劇+すったもんだの末に人権獲得→めでたしめでたし」までで終わらせるべきだったと思うんだけど、尺が詰まってるのかしら。それとも、ここからもう一回梨璃とユリのいちゃいちゃを描くのは時間の無駄だし、次の話数の冒頭で展開させると流石に勿体無いってことで無理やり詰め込んだんだろうか。ただ、どうしても最後のパートだけはユリの心情が理解できなくて……。 いや、一応無理やり説明をつけられないこともない。彼女は逃走中、何度も繰り返し「自分はヒュージなのか?」ということを梨璃に尋ね続けていた。大人たちからそのような烙印を押され、もともと出自が分からず自己というものが希薄だったユリは、自分が梨璃に迷惑をかけているという罪悪感もあってか、自分の中に罪があるのかどうか、自分はどんな存在であるのかを問い続けた。それに対する梨璃の返答は「ユリはユリである」というシンプルなもので、もちろんそれで納得できればなんの問題もなかったのだろうが、残念ながら彼女はそれを支えるだけの後ろ盾が存在していない。ただ一つ出来ることがあるとすれば、梨璃に認めてもらうこと。梨璃が自分を見ていればこそ、ユリはユリであることが認められる。彼女がどこまで意識してそんな風に考えたかは定かでないが、「ユリはヒュージではなくリリィである」「気高いリリィの精神は夢結から受け継がれる魂である」という2点を理解すればこそ、彼女は目の前のヒュージを倒すことで自分の存在を示すことに躍起になったとも考えられる。数々のレアスキルをそのままコピーして突っ込んだ彼女は、最後にはまるでルナティックトランサーまでコピーしたかのように、ただ一心に敵を殲滅したのである。 そう考えると彼女の暴走にもある程度の納得はできる……かもしれない。いや、でもやっぱり、残り5分でやる展開じゃねぇよ。なんで突然あんな特大ヒュージが飛び出してきたのか分からんし。港町を破壊した氷山ネウロイよりもでかくて、館山司令部を吹き飛ばしたファーストピラーのトールハンマーよりもエグい。そんな化け物が突然リリィが集まっている場所の近くに表れて、まるでユリを誘うかのように暴れまわった。そのことに、次回以降に何か理由はつけてくれるんだろうか。ネウロイさんは空気を読むことで有名だが、ヒュージさんの空気の読み方はあまりよろしくないようだ。 まぁ、そもそも本当にユリの存在が消されてしまったかどうかもまだわかんない状態ではあるのだけどね。でもあのエンディングでしれっと帰ってきたらそれはそれで顰蹙もんだし、いきなり他のリリィを突き離しての圧倒的戦闘力を誇ったぶっ壊れキャラをそのまま放っておくのも問題があるし。そして、今回ユリがあれだけの化け物じみた力を発揮してしまったことは、考えてみりゃ開発側にはとんでもない情報を与えてしまったことになるんじゃなかろうか? ヒュージから培養したリリィは、仮に使いきりになったとしても、1体で世界を揺るがしかねない戦力になる……これ、誰が望んだことなんだ? なお、なんか不満げなことと楓さんが思ったほど活躍できなかったことには関係ありません。えぇ、ありません。 黄前久美子VS滝昇、最終章、第9話。だから、どっちかっていうとテンションは松野家長男だっての。こういうストレートにぶっ壊れた櫻井孝宏は久しぶりに聞いた気がします。楽しそうで何よりだ。 前回も確認した通り、アクダマたちが十把一絡げの仲良し集団ではなくなったおかげでストーリーに色々と刺激が多くなってきた。それはもちろん詐欺師と殺人鬼の関係にも表れているし、今回なら医者とチンピラのびっくりベッドシーンにも表れている。チンピラさん、喧嘩屋の前では霞んでしまってたけど、脱いだら割といい身体してるのね。懲役5億年は嘘だとしても、もうちょい頑張ればそれなりのアクダマになれたのかもしれない(なりたくはないだろうが)。そして、そんなチンピラは半ば脅されるようにしてベッドインしたであろうことは想像できるが、医者の方のモチベーションはというと「単なる気まぐれ」っぽいのがなかなか。色気も何もあったもんじゃないが、さて、医者は実際にはおいくつなんでしょう。彼女の物言い(と要所の顔の作画)からしてそれなりのお年にはなっているようだが……この世界の超絶科学がどの程度のレベルなのかが定かでないので、彼女が不老不死の研究にどこまで肉薄してるかはわからんな。とりあえず、北九州プラントでは一部の不老不死化には成功してるわけなので、頑張ればそこそこのレベルには到達できるって認識でいいのかしらね。 そうしてチンピラと医者がランデブーしている間、残りの面々は兄妹(兄)を救出するために策を練る。運び屋のモチベーションはいまだによくわかっていないのだが、百戦錬磨の彼の手管に詐欺師の熱意がプラスされて確実なベクトルが生み出されている。詐欺師は思いつきでやったとのことだが、ネットによる民衆扇動作戦は想像以上の効果を発揮し、見事に活路を切り開いた。彼女自身が気づいているかどうかは定かでないが、ネットにちょろっと情報を流すだけで民衆の不安を煽り、あれだけの惨状を引き起こしているのだ。すでにもう立派な詐欺師に成り果てている。目の前で多数の人間が死んでいく様を見て、彼女は一体何を思うのだろうか。正直あんまり気にしてる様子は無いのだが……彼女の中で確実に「アクダマ」が育っているということなのだろうか。今週になって今更気づいたけど、エンディングのキャストクレジットでは頑なに「一般人」なのよね。もう、そんな名乗りも虚しいだけだが。 そして、それに対応する形で動く処刑課も必死である。課長のCVのせいで「もうシビュラに任せた方がいいのでは?」みたいなことを考えてしまうが(そういやだいぶ質が違うけど槙島さんもおるやん)、残念ながらこの世界の統治システムは随分脆弱なようだ。もともとカンサイはスラムまがいのギリギリの治安で成り立っていた場所のようなので、扇動されてタガが外れた民衆をコントロールすることは難しい。警察は警察で頭を抱え、その間になんとか処理しようとしていた処刑課には殺人鬼がダイレクトアタックを仕掛ける。“師匠”相手にはアクダマが束になってもやっとだったのに、処刑課の基地に詰めてた連中はやたら弱いな。手負いの殺人鬼相手に文字通りに死体の山を築くのは流石に戦力として頼りなさ過ぎる。まぁ、殺人鬼は殺人鬼でなんか変なスイッチが入っちゃった可能性はあるけども。 そんな殺人鬼が血眼で求めていたのはやっぱり詐欺師。彼女が背負う「赤い天使の輪」は、どうやら殺人鬼の妄言ではなく、何かしらの「見える」対象ではあるようだ(そうでないと殺人鬼が処刑課基地に殴り込んできた理由がわからない)。他のアクダマももちろん大したもんだったが、もしかしたら詐欺師ももともと何か特大の業を背負った人間だった可能性がある。彼女の「輪」の正体が明かされるかどうかは微妙なところだが……できれば殺人鬼の冥福を祈るためにも何か意味を与えて欲しいもんである。 さて、アクダマの数はさらに減り、いよいよ詐欺師・運び屋コンビと医者・チンピラ組を残すのみ。次回予告からすると、チンピラさんが危ない感じはあるのだが……彼はあんまり悪い死に方して欲しいとは思わんなぁ。処刑課弟子がどこで仕掛けてくるか……。 オチの必要性よ、第9話。もう、事前にあの謎燃料が出てきた時点で「えぇ……」ってなってたけど、あんな激アツ展開からまさかそこに持っていくとはおもわないじゃん……。ちなみに「服までとかしちゃう溶液」は確実に人体に害があると思われるので、ズボン(パンツ)だけ心配してる場合じゃない。多分、ラストシーンの後に死傷者が出てる。 さておきタイトルに堂々と冠されたミーナさんメイン回。今期はエイラーニャやルキシャリのように(いつも通り)ニコイチでお当番回を任された人間が多かったわけだが、坂本さんがいなくなったこともあり、ミーナさんはめでたく単身でのお当番である。これが引退前のセレモニーみたいに見えてしまうのが辛いところだが……こうして進退を問われる展開があるのも今作ならではと言えなくもないね。おそらくこの世界観を作る最初の最初で「なんでうら若い女の子ばっかり戦場に出るんだよ!」っていう当然のツッコミを回避するために「ババアはウィッチになれねぇんだよ!」という設定を作ってしまったがために、こうして「二十歳過ぎたら引退ですよ」という余計な枷が生まれてしまったわけだ。まぁ、坂本さんの時もそうだったし、引退がらみですったもんだするのも立派にドラマになるので、これはこれで美味しいかもしれん。普通に考えたら、高校が舞台の部活モノとかは常に引退問題がつきまとうわけだしな。これを回避しようとしたら、サザエさん時空を用意するか、とにかく時間の進行を遅らせるしかない。どこぞの戦車アニメのように1つの試合に2年かければそうそう引退せずに済むわけだからな(向こうの世界ではミーナさんの中の人は一応引退扱いなんですかね?)。 もう自分には時間が無いと意識せざるを得ないミーナさん。別に小隊のみんなは元気だし、きっと後進だって育ってきてるだろう。たった1人の退役にそこまで大きな意味は無いし、ミーナさんだって引き際はある程度わきまえているのだろうが、今回ばかりは祖国の命運がかかったオペレーションということでやきもきが抑えられない。長年の悲願をなんとか自分の手で成し遂げたいという思いがミーナさんに無茶をさせる。そして、程よい無茶を提供してくれるネウロイさんは本当に空気を読んでくれる。なんか、こうして見てると他のアニメの敵性存在と比べて、ネウロイさんは随分感情豊かな気もするよな。今回のタスクだって、なんかすげぇ情感がこもってて、「せっかくの巣を壊されたく無いんですわー」っていう素直な生物種としての本能が見える気がする。 しかし、そうしてネウロイが頑張るからこそ、ウィッチはもっと頑張れるわけで。久しぶりの登場と相成ったウルスラも加えたカールスラント軍団は、ミーナのサポートのために全力でのワンチーム。今期はバルクホルンさんの活躍シーンが多いのは嬉しいですね。かなり巣に肉薄している様子も見て取れるし、いよいよクライマックスという緊張感が高まる。ただ、よく分からんのは今回の作戦ってロケットネウロイを1発撃ち落として終わりではなかったはずなんだよな? 仮にあそこでネウロイが掃射状態に入らなかったとしたら、多分毎日1発ずつ精度が上がったロケットは撃ち続けられたはず。その上で、ミーナさんたちの射出位置はすでにバレているわけで、2日目以降の攻撃阻止は多分無理だったような気がする。どういうプランでわざわざ敵軍お膝元まで出てきてたんだろうね。まぁ、結果オーライといえばそれまでなんだけども。 今回の全力放出で、おそらくミーナさんの見せ場は終わりだろう。彼女も坂本さんと同じ引退組にクレジットされることになるとは思うが、そうなれば新入りが頑張る展開に……なるのか? ならんのか? 大丈夫か服部。
Survival of the Fittest、第8話。ナナさんはどんなクリーチャーをサーチするんでしょうか。カード名を聞くとなんとなく英語で言い直しがち(MTGプレイヤーあるある)。 無茶に無茶を重ねていくスタイルはおさまるどころか勢いを増していく。前回のキョウヤの圧倒的推理の前にどう切り抜けたものかと思った冒頭部分、切り抜ける方法は「物理的時間トリックでした」という正直やや拍子抜けの解決だった。いや、別にトリック自体はそこまで問題視しない。「死体が溶けるってそんな早さで? ユウカの能力の全容が明らかになってないのにそこで博打かける意味ある?」とか、「そもそもそれでスマホが反応するか?」「時間調整絶対むりやん」などなどのツッコミがガンガン脳をよぎるが、まぁ、そこはミステリ的なお約束部分でもあるので大きな問題ではない。問題は、HOWDONEITの方ではなく、むしろWHYDONEITの方である。何故、そこまでのリスクを犯してまで、ナナは危なっかしい物理トリックを選んだのか? 一応ナナ自身が説明している通り、「死体のそばにスマホが必要」「自分が持っていてば決定的な証拠になる」という2つの問題を解決する策であり、今回は見事にそれが功を奏したわけだが、特に後者のリスクに関しては、「死体発見時以降、とにかくキョウヤが付きまといまくった上で、ナナの犯行であるという真実にたどり着き、理詰めでトリックを暴いた上で証拠の存在を追求してくる」という、とんでもないレアケースでしか発生しないものである。幾ら何でも、ユウカの死体発見から推理劇に至るまで、1秒たりとも目を離さずに監視し続けられるなんてことは想定できるわけもなく、そして今回用意したトリックが意味を持つのは、本当にキョウヤがそうした無茶な監視網を敷いた時のみなのである。ちょっとでもキョウヤが目を離し、「まぁ、見てないタイミングでスマホを処分したかもしれないな」と思ってしまえば、わざわざこのトリックを使う意味はない。偶然に偶然が重なったおかげで、苦心のトリックが最大の効果を発揮したというだけのラッキーなのである。まぁ、そのラッキーを狙うからこそのナナなのだと言われてしまえばそれまでだが……。一応、先週考えていた「瞬間移動を何かに使うだろう」という推測が、ナナの事前の作戦タイムに影響を及ぼしてた部分は面白かったかな。結局、能力者たちの無茶苦茶な特殊技能についてはどこまでが本当かもわからない状態で前提を組み上げる必要があるので、ナナからすればどんなプランも全部博打でしかないんだよね。 そして、そんなナナが「想定しきれない」能力者がまだまだ登場する。今回はなんと、クラスや学校という縛りからも逃れるという、最大級のイレギュラーがいよいよ登場。そして残念ながらきっちりナナに対する敵意を持っている。流石にもうどうしようもない気がするのだが……まだここからなんとかなるってんなら、本当にナナさんは能力者級と言ってしまっていいだろう。これ、常時キョウヤをコピーされて不老不死が維持されたらどうしようもない気がするのだが……。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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