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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「バキ 大擂台賽編」 5

 こちらは既にネット配信では終了している作品。なんやねん、バキやらケンガンやら、ネトフリはトンチキ格闘漫画大好きか。

 「ケンガン」の方はCGによる描写の「谷」を超えたかのように独自路線の見せ方で存在感を示して見せたが、残念ながらこちらの作品は、少なくとも1期の段階ではそこまで目を見張るようなものはなかった。まぁ、冷静に考えて「刃牙って勢い任せの板垣絵で見ない場合に面白いのか」という疑問はあるわけだが(さらにその上には「そもそも板垣絵だとしても面白いのか」も存在するが)、CGアニメだとあんまり旨味がないんだよな。まぁ、死刑囚編はまだ濃いキャラが多かったおかげでかろうじて「ギャグと格闘の間の面白さ」みたいなものはギリギリあった時期だと思うのだが、この擂台賽は、正直原作でも既にあんまり……。いや、何も言うまい。まぁ、やっぱり改めてアニメであれとかあれとかを見せられたら面白いのかもしれん。幸い、1話目時点で既にオーガがちょっと可愛かったし、そういうところで見どころが少しでもあれば構わんのかもしれん。

 ちなみに現時点で最大のトピックは、「刃牙アニメのオープニングとかエンディングは何が正解なんだろう」。

 

 

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○「THE GOD OF THE HIGH SCHOOL」 5

 韓国産の「神之塔 -Tower of God-」が終わったら、次の韓国産GODが始まった。神アニメの多いお国柄か。。

 とかなんとか言うてみたものの、全然毛色の違う作品なので新鮮である。共通点はどちらも漫画が原作でアニメ制作は日本で行われているということ。「神之塔」がテレコム製作、そしてこちらはMAPPAである。ちなみに制作統括はクランチロールが行なっているのだが、個人的にはクランチロール作品っていうと「URAHARA」という謎アニメのイメージなんだけど、こうして世界的に原作を集めてアニメ製作にこぎつけているってことは、ビジネスモデルとしてはインターナショナルな方向性で時代を先取りしていたってことなのかしらね。

 さておき、「神之塔」は良くも悪くも異質さというか、日本のアニメではあまり馴染みのないデザインがとっつきにくくあったが、こちらの作品はせいぜいキャラ名や地名が韓国語であるというだけで、日本産の漫画とはそこまで大きな違いは感じられない。冷静に考えると面白い現象で、これがヨーロッパやアメリカが舞台になっていればまさに「ガイコクやなぁ」と思うわけだが、韓国の場合には「なんかちょっと違う雰囲気なのは間違いないけど、どっか通底してるもののもある気がするので逆にかえって変な感じ」という絶妙なポジションになっている。街並みなんかはよく見たら当然日本と違っているのだが、それが間違い探しみたいにちょっとずつ違うもんだから、アニメとしてヘンテコになっているだけなのか、そもそも違うものを描いているのかが(頭では理解できても)直感では入ってこないっていう。韓流ドラマとか見てる人ならすんなり入ってくるもんなんでしょうかね。これまで、韓国を舞台にしたアニメってのはほとんど存在していなかったので、これはこれで面白い現象として見守っていけそうだ。

 とはいえ、そうして文化的な微妙な差異を楽しむタイミングが今後あるかどうかはよくわからない。作品テーマは「無差別格闘」であり、いわばケンガンアシュラの予選の船のシーンから始まったみたいな展開。正直、ステゴロだけの格闘ものがどの程度面白くなるかはさっぱりわからないが、時を同じくして刃牙の(地上波)放送も始まったし、いろんな国でのいろんな格闘技を見守っていければいいんじゃなかろうか。これで「ケンガン」の放送時期がずれてたら日中韓の格闘アニメが同時に並び立つという妙な状況になっていたんだね(まぁ、刃牙を「中国の格闘」と言っていいのかは怪しいが……)。

 映像部分はMAPPAの本領が遺憾無く発揮されていて悪くない。冒頭のチェイスシーンもそうだし、その後の格闘についても、思い切り作画でケレン味を出すことを意識しており、「動かしてる」感が楽しめる動画になっている。ただ、キャラを崩したデフォルメ状態のギャグなんかは雰囲気がちょっと浮いているかな、という印象もあり、「プランダラ」で受けたような不可思議な違和感はまだ残っている。まぁ、これも慣れていけばすぐに気にならなくなることなのかもしれないけど。個人的に今抱えている最大の問題は、「人名がすげぇ覚えにくそう……」っていうことなんだよね。そういや結局「凹凸世界」の時も最後まで人名を覚えられなかったっけなぁ……。こればかりはどうしようもないわ。

 

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ミュークルドリーミー 第10話 「雨ふりねぶそくゆめちゃん」

 顔芸アニメを突き抜けたメタモルフォーゼ芸アニメ、第10話。何がすごいって、この世界の人間はアニメ的演出であるはずのメタモルフォーゼ状態を認識できるという部分である。ってことは、あのモブが全部秋葉原(デジキャラット)仕様になっているのも、ゆめちゃんたちはちゃんと認識しているのだろうか……。謎が謎を呼ぶ世界であるが、一番簡単な説明は「考えたら負け」である。ちなみに今回も総作監は藤井昌宏氏。やっぱこの人の絵は好きなんだよなぁ。

 梅雨真っ盛りのお話だが、休止期間のことを考えると本来なら六月頭くらいに放送するためのお話だったのだろうか。その割にがっつり大雨のタイミングに被っているあたり、このアニメの罪作りな奇跡である。そして、そんな雨をテーマにしたお話のはずが、あさっての方向に突き抜けてしまうのは毎度のこと。「女子中学生とおまじない」なんて、こんなファンシーな話もなかなか無いだろう題材なのに、全編にわたってメインヒロインがひたすらNTRれ続け、顔をメタモルフォーゼさせるだけの展開とか、いったい誰が考えるというのだろう。ゆめちゃん、メインヒロインとしての貫禄を見せつけてギャグメイカーのまいらよりも顔パターンが多いのはさすがである。いや、まいらさんも引き続き絶好調ではあったけど。舞妓さんコスの時に「ようやく中の人の出身地に寄せてきたな」とか思ったけど、多分今作においては大して考えねぇで描いてるだけだろうな。

 正直、このアニメはこうしてまとめて感想を書くよりも、リアルタイムでひたすらツッコミを連打していく実況型のスタイルの方が理にかなっていると思うのでまとめにくいのが最大の難点である。あらゆるネタが差別なく、同じようなウェイトで襲いかかってくるために、視聴後に頭の中には「あぽーん」しか残っていないのである。今回も性癖に引っかかったネタをなんとか思い出そうとすると……、序盤の教室のシーン、「青春の1ページや」に対して「青春の何ページ」はツッコミとして明らかにおかしい。このクラス、全般的に学生のデザインがおかしい(この世界全部がおかしいだけだわ)。ことこ先輩、ノータイムでさっさと求められる仕事をこなしてしまう無敵っぷりがすごいのに、相変わらず「思春期の乙女のアレ」は華麗にスルーする。この子の将来が心配だ。ちなみに、ドローンを操作しおわった後に、さりげなく耳からイヤホン外してることこ先輩のモーションがツボ。なんでこんなアニメなのに、そういう細かい動きはもれなく描いてくれるんだろう。

 そして何と言っても、ゆめと朝陽の甘酸っぱい恋愛未満関係がちょっとずつ進展していく様子がニクらしくて良い。まぁ、ゆめちゃんの方からはさっぱりベクトルが伸びてないので、朝陽はまだまだ苦労しそうだが……。流石に、いくら幼馴染と一緒とはいえ、下校途中にいきなり寝こけておんぶされる女子中学生ってどうなの。ちなみにどうでもいい妄想ですが、この2人にはこのまま中学校を卒業してもらい、高校生になったところでようやくゆめちゃんが朝陽を異性として意識し始めた結果「荒ぶる季節の乙女どもよ。」みたいな展開になることを希望します。まぁ、その際に朝陽は部屋でシコってるところを目撃される必要がありますが、ゆめちゃんが気づかないまま思春期の少年の淫夢に入っちゃうよりはマシだ。ゆめちゃんの方は、「別に毎日杉山先輩の夢に忍び込んでればいいのでは?」という悪い考えにたどり着かないくらいの素直な子なので、まだしばらくは大丈夫。多分。

 今日の最後の疑問:ぬいぐるみと犬で繰り広げるあっちむいてほいとは。

 

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○「ド級編隊エグゼロス」 5

 これ、来週からSAOが始まるとスーパー松岡タイムになるの? いや、キリトさんがまだ車椅子だったらそうならないけど……流石に復帰するよなぁ。

 「しもせか」と「おれツイ」を足して3で割ったようなアニメ。いや、でも1話で出てきた怪人がシンドイーネさんでメインヒロインがラビリンってことは事実上のプリキュアの可能性もワンチャン(無い)。まぁ、そういう中の人方面での話題が真っ先に出てくるってことは、アニメとしてはそこまで大したもんでもないということではある。「おれツイ」みたいな感じで見守っていけばそれでいいんじゃねぇかなぁ。ヒロイン勢のキャストがやたら充実しているおかげで、そっち方面での需要は無難に満たせそうではあるが、今更「エロバカ」というだけではあんまり売りにもならんしなぁ……でも、こういう素直なエロバカは久しぶりかもしれませんね。「異世界レビュアーズ」は異質すぎるから除外ね。

 製作がNo.9、そして監督は神保さん。ってことは「白猫プロジェクト」と同じ座組みなんですよ。なんだろなぁ、神保さんは立て続けに変な仕事回されてんなぁ。いや、決してクオリティが低いというわけでもないんだろうけど、あんまり正面から観る気が起こらないカテゴリというか……昔の「プリズマイリヤ」任されてた頃みたいな尖った演出が見たい。

 

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○「Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)」 6

 リダイブが終わったと思ったらリライツが始まった(あとリゼロも始まる)。みんな返信しすぎである。

 ありそうで、実は無かったタイプのアニメ。「異世界魔法ファンタジー」アニメは掃いて捨てるほどあるし、「アイドルアニメ」も佃煮にするくらいある。しかし、その二つを合わせた「異世界魔法アイドルアニメ」というのは初めてのことなんじゃなかろうか。まぁ、「音楽少女」みたいな世界線なんてほぼ異世界みたいなもんだった気もするが……。おおっぴらに魔法が使える世界で、あえてバトルせずに歌って踊るという展開になるなら、これは確かに意外な展開である。

 まぁ、その足し算に意味があるのかと言われたら現時点ではまだよく分からないのだが、こうした世界観を大々的に打ち出し、メディアミックスで各方面に展開していくというプロジェクトであるらしい。例によってなんの事前情報も無しに見始めたので「なんや、またなろう系の異世界なんか?」と思ってたら、オープニングがどうみてもアイドルアニメのそれだったのでだいぶ困惑し、オチまで行った後のCMで全部説明してくれたので「なるほど、新しい!(CV:荻野可鈴)」と思った次第である。

 メディアミックスということで製作側もかなり気合が入っている様子で、1話目のクオリティはかなり高い。キャラクターデザインがパリッとしてみやすいし、細かいところにまで手がかかっている描き込み具合はなかなかのもの。冒頭部分で出てきたクレープが、ちゃんとなんの具材が入っているかがわかるし、美味しそうに描かれているところですでに印象はよかった。アイドル乱立アニメにありがちなわちゃわちゃ感もそこまでひどいものではなく、きちんとメインユニットとなる5人のキャラを立たせつつ、周りに配置されたその他アイドル勢もそれとなく出して匂わせておくバランス感覚は良い。今後こうした大量の素材をどのように処理していくかで評価は大きく分かれそうだが、1話目を見る限りの印象だと、きちんと「初めて見る人たちへの導入(そして販促)」という目標はしっかり見えている作品作りになるのではなかろうか。

 新規のプロジェクトであるため、キャスト陣の名前がほとんど初見というのも新鮮な部分だが、幸い、そこまで大きな減点を抱えるようなキャストは配置されていない。最近の若い子たちはそういう意味での基礎はある程度やった状態で現場に出てくるため、目立ったマイナスがある「特大の棒」みたいな新人は減少傾向にある。まぁ、ここから「下手ではない」が「抜きん出ている」になる新星が出てくるかどうかはまだ分からないが。

 ちなみに超余談だが、今回登場した学園長みたいなキャラをみて、「タバサみてぇだな」っていう印象が真っ先によぎったので、案外私の中に「ゼロの使い魔」ってこびりついてるのかもしれない。タバサは割と好きだった(モンモランシーも嫌いじゃない)。

 

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○「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」 6

 どれだけ番組数が減っても、そしてどれだけ「もう、放送延期と新番組の区別つかないじゃん」とか言っていても、季節は流れ、また新しいクールが幕を開ける。こうして新たなアニメの放送が始まることを、今は素直に喜ぼうではないか。しかし、夏クールのアニメって製作のタイミングはいつぐらいの時期なんでしょうかね……。さすがに予定表を見たら数は少ないように見えるが……。(この機会にいろんな再放送を楽しむのもいいのかもしれませんね)

 さて、こちらは当然のように製作、放送される2期目である。1期が去年の7月〜12月で、きっちり半年あけての2期目ということになるが、1期目は京アニ事件の余波での放送延期、そして今回はコロナ下でのスタートとなかなか試練に満ちた作品である。しかし、そうして艱難辛苦を乗り越えた果てに、きちんと完成した形で提供してくれているのだから感謝せねばなるまい。そして、1期も終わってみれば「まぁ、悪くなかったよね」というくらいの感想になった作品が、2期目で「おっ、面白いやん」という上がり方になっている。幸先の良いスタートである。

 「面白いやん」と思えた理由は大きく2つで、1つは当然「2期目の蓄積」である。2クールの放送を走りきったおかげで、今回は様々なキャラクターたちを見知った状態からのスタート。各キャラが俺も俺もと前に出てくるデザインなので、その賑やかさだけでも割と愉快。もともとdavid proの作る映像部分には文句のない作品だったわけで、キャラが「のった」状態で始めてくれれば、痛快なバトルシーンも、ふざけたギャグシーンも素直に受け入れられるというものだ。

 そして、2つ目の理由として「1期とちょっとテンポが変わっている」というのがある。実は今作、何故かはよく分からないが2期目で製作クレジットが変更されており、1期で監督・シリーズ構成を務めた八瀬さんの名前がなくなり、「波よ聞いてくれ」の南川逹馬氏にスイッチしている。まぁ、この1話だけでその影響が出ているのかどうかは分からないが、特にギャグベースのシーンに関しては、すごく素直に、「ギャグのテンポ」で安心して笑うことができるように作られている。個人的には八瀬さんの演出だって独自の見せ方があるので決して嫌いだったわけではないのだが、やはりど迫力のエフェクトバトルとどこかズレたギャグが魅力となる今作においては、あんまりひねらずに素直な力押しでいいんじゃないかな、と思うのである。まぁ、もうちょい複雑なキャラが出てきて心象描写とか苦悩や葛藤みたいなテーマのエピソードが出てくれば、また八瀬演出の方が向くこともあるとは思うんだけど。そのあたりの配置が一体どうなっているのかが今後の注目ポイントですかね。

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 ここのところ定例化していた土曜夜のたほいや会が発生せず(重病人が忙しかったためだが、結局その時間はだいたい同じメンツが集まってうみがめのスープ会を開催している)、突発的に日曜の夜に発生したたほいや会。突発的なもんだから最大でも6人という至極健全な内容である。本来かくあるべきである。ちなみに前日に「我々のたほいやをなんとかマネタイズできないものか」というとんでもない話題が持ち上がり、「今回録画して動画編集してみるか?」という案も持ち上がったのだが、開始数分で「使える部分がまるでない」ということがわかり、さっさとやめた。

 


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「アルゴナビス from BanG Dream!」 5→5

 今期はこれにて全番組終了かぁ。さすがに参考記録にはなるが、今期の番組感想は24本。通常の2/3〜1/2ってところ。ま、しょうがないね。というか、むしろこれくらいの数の方が正常だね。

 さておき、なんか半端な終わり方やなぁ、とは思うが、まぁ面白かった作品。どっちかっていうと、interestingの意味で。こういう触れ方の作品ってのも珍しいから新鮮だなぁ。

 どこが興味深いかというと、今作はタイトルの通りにバンドリ「からの」作品なわけだが、数年前からスタートしたバンドリプロジェクトのノウハウを蓄積させた上で、それに「女性向け」というラベルづけしてお送りする際に、一体どんな変質が起こるのかという部分である。いろんな作品で「男性向けと女性向けの違い」ってのは比較するんだけど、こうしてはっきりと比較対象があるジャンルで「男性向けの方はおっそろしく理解した状態でその女性向け変種を観る」という経験は初めてなので、いろんな部分な差分がはっきり見えて面白いのである。

 分かりやすいのは、毎度女性向け作品の時に言ってる「男キャラだと、キャラ付けの大前提としてどんだけ稼げるかってのがあるよなぁ」と言う部分。端的に「バンドリなら女子高生だけど、こっちは大学生」っていう違いがあり、さらにいろんなバンドが「メジャーデビューしてでっかく稼ぐぞ」という話もしている。実際に銭勘定が発生しているわけではないのであくまで設定上の話ではあるのだが、こちらの世界では、確実に「バンドをやって金を稼ぐ」ところまでが視野に含まれているし、そのためのライブ開催の時なんかの経済的な部分も常識的な範囲で描写されている。翻って、これがバンドリ世界線になると、途端に経済的な話はほぼゼロになる。確かにバイトしてるキャラはたくさんいるし、イベントが発生した時に「お金ないなぁ」とかいう場合はあるが、基本的に何かする時に経済的な問題というのは考慮されない(弦巻こころとかいうバグが発生する)。

 また、そうして男性バンドが上を目指す時に、お話の起伏を作るための「障害」はガンガン外から降ってくる。一応「メジャーからボーカルだけ引き抜かれようとする」は友希那さんも経験したハードルであったが、その他、「フェスに出ようとしたら大人の事情で出られなくなる」みたいな面倒ごとが降ってくるし、安心と信頼のトラックパイセンが「任せてニキー」とばかりにスクーターを轢き殺していった時にはちょっと笑ってしまった。そうして、外的な要因に試練を盛り込んで、打破していく物語が、シンプルなシナリオラインになる。対して、バンドリ世界線ではこうした「外的なトラブル」がほとんど存在しない。バンドストーリーでは、ひたすら各々の内面を掘り下げ、メンバー間の感情や、他バンドとの関係性で物語が進行していく。これも、おそらく男女キャラに対する「見たいもの」の差が現れている部分だろう。

 そうして、様々な部分が「男っぽく」リデザインされている中でも、「バンドリから得られたノウハウ」が根底に流れているのだ、という認識は相変わらずあり、リアルバンドとの絡め方、曲とシナリオのリンクのさせ方なんかは、まさに我々が熱狂したバンドリ世界線の使い方そのものだ。そのために、「これ、きっとリアルバンドを追いかけていたらもっともっと面白く見られるようになるのだろうなぁ」というイメージが湧き、なんとなく背景世界が見えた気になるのが面白い。まぁ、現時点でこちらはまだ始まったばかりで、バンドリで言えばアニメの1期、つまり「頭きらきら星かよ」の時代ということになる(他のバンドの存在がまだ希薄なので、とにかくメインチームの掘り下げに終始するのも同様の傾向であろう)。ここから、バンドの数だけ世界が拡散し、無限の人間関係が広がりを見せることになるならば、2倍3倍の破壊力を有するコンテンツになることも夢ではないわけだ。まぁ、もちろん私は特に追いかけることはないが、そうなって「バンドリ」界隈が賑わってくれるならば、それはそれで喜ばしいことである(どっぷり沈んだ沼の底から目線)。

 それにしても、性別入れ替えた状態だと友希那さんって単なる頭おかしい奴だよなぁ、ということがよくわかるお話であったな……(まぁ、ジャイロアクシアのボーカルは友希那さんとはまた違ったイカれ具合ではあるのだが)。あと、同じチームに男版青葉モカみたいのもいたが、女性から見たらモカちゃんはどんな風に見えているんでしょうか。まぁ、「A3」の三角星人よりかはまだまとも。

 

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「啄木鳥探偵處」 5→4

 啄木はそんなこと言わない。いや、知らんけど。そりゃこんな小説書いてるのだったら、私なんぞよりも今作の作者の方がよっぽど啄木について調べているんだろうし、「啄木はそんなこと言いそう」なのかもしれない。Wikiで軽く眺めるだけでも「彼の借金はこうした遊興に費やされ」とか書かれてるし、多分そういう人なんだろう。でも、なんか言って欲しくなかった。公式との解釈違いだ。

 結局、啄木と京助の関係性で終始物語が進んでいくわけだが、どうにもこの啄木は主人公としての魅力に欠ける。「推理力がある」というのは間違いないのだろうけど、そこにたどり着くまでの非人道的な振る舞いがひどすぎて、ちょっとやそっと格好いいところを見せたところで埋め合わせは効かないのである。自分と同じように精一杯の生活を送っている京助にあんだけ迷惑をかけてもケロッとしているような性格ってのは、どれだけ戯画的だろうと、どれだけ叙情的に描かれようと、受け入れがたい部分が大きすぎた。また、それを受ける金田一も、別に愚か者という描かれ方でもなく、「わかった上で啄木の支援をしている」というデザインになっており、「いくらなんでもそいつは甘やかしすぎてねぇかな」という気持ちが先に立つ。友情って、そういうことじゃないと思うんだけどね……。

 まぁ、こうして反感を持ってしまうのは、二人の友情の上っ面の部分だけを見てしまっているためだと思いたいのだが、やはり小説媒体と異なり、アニメの限られた時間の中で2人の複雑な思いを描き切るのは難しい。一応推理モノの体裁を取っているのでだいたいは1話で1つの謎解きをしなきゃいけないし、その謎解きも謎になってなかったりすると、非常にぼやけた印象のお話しか残らない。正直言って、あまり「30分区切りのアニメ」に向いてない作品だったんじゃなかろうか。映像部分とか、省エネ気味ながらもなんとなく雰囲気が出ている部分は嫌いではなかったのだが……。うーむ、結局、なんでこれがアニメになったんでしょうかね?

 

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