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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 あぁ〜、帰ってきたナチュラルボーン狂気〜、第5話。一ヶ月以上焦らされた身体に容赦なく降り注ぐこのテンポ。まじでさ、幼女先輩はこのアニメをどんな気持ちで見守っているというの?

 やってることは至極真っ当な幼女アニメなんだよ。敵キャラの嫌がらせで悪夢を見ている人の夢に入って救援し、現実世界でも仲を深めていくというだけの展開。いわば戦闘なしのプリキュアみたいなもんで、そこに狂気もファンキーも介入する余地はない。無いはずなのに……適宜狂気。作画リソースが特別多いわけではないはずだが、確実に「今のそのカットいる?!」みたいなわけの分からない画が放り込まれ、「今一瞬別次元にトリップしてたよね?」みたいな野放図な脚本が挟まれる。これだけの「あそび」を持たせて30分枠を展開していくのって、制作側は一体どんなオーダーでアニメを作らせようとしているのだろうか。そりゃね、サンリオアニメなんだから販促が一番なのだろうけど……もう、そんなところは目に入らないんだよなぁ。

 例えば今回の軽い二度見ポイントは、冒頭の下駄箱のでまいらちゃんが下駄箱の中を匂ってるところとかがあるんだけど、それ以外にも大胆に「今の何?!」がぶっ込まれ、前回のまいら覚醒以降、このやりたい放題感がどんどん増幅している。やはり脱脂粉乳の2人の暴走感は脳髄が痒くなるような快楽を伴っており、「人の夢の中に入ってなお、そこでイメージに苛まれて苦しむぺこと、そのぺこのイメージにすら容易に介入してツッコミを入れてくるみゅー」という謎の連携が恐ろしい。まいらはまいらで、本当にどうでもいいシーンで3回パンかましてきたり、とにかく画面の中での最大瞬間風力をあげることしか考えてない。悪役トリオもそんな流れに棹さす一方だし、誰一人この空気を止められるキャラがいないのだ……もう、身をまかせるしかない……。

 それにしても、まいらの台詞回しを聞いてると、なんだか全盛期のケルベロス(つまり久川綾)みたいな風格を感じるな。何故マスコットの方じゃなくて女の子の方にマスコット風味を強く感じるかは謎だけど。ちなみに久保ユリカに関しても、今期は「つぐもも」で良い仕事が拝めるので、謎の関西弁サービスクールに突入した感がある。今後は毎週ちゃんと放送されるかなぁ。

 

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 なんだこのテンション?! 第23話。なんかいつもと雰囲気が違う、やけにカッ飛んだ演出が多かったお話。今作で純粋に「見てて楽しい」話数は珍しい気がするぞ。

 テンションが高いのは、マインが「図書分類」というこれまでになかったジャンルにまで食い込んでタガが外れたおかげ。発端となったのは別な神官からの嫌がらせというネガティブな出来事で、すでにそれに対するマインの反応からしていつもと違っていた気はするのだが、そこから転じて「いっそ図書室を自分好みにカスタマイズできちゃうな?」と気づいてからのマインのノリは、一歩間違えれば今作の雰囲気から飛び出してしまいそうなほど。いや、多分こうして違和感というか特別感を覚えたのだから、多分飛び出していたのだろう。デフォルメ劇場によるマインのテンション芸はちょいちょい挟まれる演出ではあったが、今回はそこから分類番号ロックなどを挟んでいつも以上に暴走気味。まさにそこがマインの望む「ど真ん中」の欲望であったことが嫌という程伝わってくる。そういや、今作はサブタイトルに「司書になるためには」っていうフレーズが付いていたんだっけ。

 普段は「変なの」くらいにしか思わないキャラクターデザインも、今回はマインの顔芸がほとばしっているので実に愉快だし、コロコロと変わるマインの表情の見せ方が細やかで、そのテンションを見ているだけで、こっちまで楽しくなってきそうである。何かに夢中になると周りが見えなくなるのはいつも通りにはずなのだが、今回はいつも以上にそのテンションに拍車がかかり、普段なら控えめだった「前世の記憶ワード」もポロポロと溢れている。まぁ、前回神官長にそのあたりの事情をカミングアウト出来たから、ってのも理由としてはあるんだろうけど、こうしてマインが気兼ねなく「日本」というフレーズを使っているのは、今までありそうで無かった光景。彼女はルッツとの関係性を経て、「前世」の記憶を大っぴらにすることは控えていたはずなのだ。それが、懐の深い神官長のおかげでちょいちょい表に出せるようになり、今回のようなやりたい放題の顔芸テンションに繋がったのかもしれない。まぁ、確かに単に「本が読みたい」だけだったらモチベーションとしては弱いものもあったかもしれないが、「元の世界だったら存在すらしない本を読むことが出来て、その分類を自分で考えて生み出して良い」とか言われたら、確かにちょっと高揚する気持ちは分からんでもないな。「自分で本を作る」という大願を叶えた直後のこの展開、マインからしたら渡りに船のレジャー気分なのかもしれない。

 そして相変わらずのベンノさんとの衝突も実家のような安心感。ベンノさんの「売れるもんは売れ!」っていう潔い考え方、いい加減マインもわかってるはずなのに、やっぱり肝心なところでは周りが見えなくなるのよね。ちなみに、次回予告で出てきた「王子様と結婚した後のシンデレラはどうなるのか」という問題については、私の魂の拠り所だった「グリムノーツ」のエピソードで様々に触れられていますので、興味がある人は今後リリースされるストーリー閲覧用落としきりバージョンをダウンロードしましょう(ダイレクトマーケティング)。

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 刺激的男女関係、第9話。これはこれで鼓田ミナレという女の素性がよくわかるお話ではあるな。

 視聴者からすれば、光雄という男はろくなもんじゃないだろうな、ということはすでに深層心理にまで刷り込まれているレベルのお話なのだが、今回の展開はギリギリまで「あれ? 実はそれこそがミナレの独りよがりな勘違いだった?」と思わせる狙いがある。登場後からラストのオチまで、光雄は確かに好印象を匂わせているが、そこまで露骨な「実はいいやつ」アピールをせず、かなりの自然体で「まぁ、過去のことは2人のほんの行き違いだったんだよ」というくらいの雰囲気を感じさせる、「ありそうな痴情のもつれ」を正当化しそうなバランスになっているのが憎らしい。「ミナレさん、もしかしてこのままよりを戻す展開が……いや、やっぱり無いのか? でも……」と右へ左へ振り回されて、印象がどんどん揺らいでいくのが楽しい。そして、この感情の揺らぎは、まさに殺意からスタートして最終的に別れ話へと帰着するミナレの感情そのものなのである。

 やっぱり、こういうシーンで首尾一貫して光雄への憎しみを抱えきれないあたりがミナレさんらしいところなのだろう。自分でも「チョロい」と分かりつつも、当たり前すぎる男の対応にもたやすく揺らいでしまう乙女マインドがどこかにこびりついており、そのまま都合のいい女として陥落してしまうのかと思いきや、シャーロックホームズもかくやというとんでもない推理力から突然女の影を看破して見事な決め技を叩き込んだりもする。チョロさとバイオレンスの両天秤。ミナレさん、なんとか幸せになってほしい。

 それにしても、浮気者ボイスが浪川大輔っていう当て書き(???)がやけにハマっちゃうのも皮肉なものである。年齢を考えると割と無茶してるはずなのだが……こういうのも声優の本懐(??)ですかねぇ。

 

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 今回は久しぶりにそれなりの適正人数を守ってプレイできたはずなのに、その後にやった古今東西ゲームで精神がすり減りまくったので記憶が消去されている……。

(*翌日追記あり)

 


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 おかえり野球女子たち! 第5話! ちょうど1ヶ月のブランクを経て、戻ってきてくれたこの作品。奇しくももう1本の女子野球アニメである「球詠」も公式戦が始まったタイミングでそれなりに盛り上がっており、いい具合に野球アニメの試合がシンクロしたことになる。

 「球詠」との大きな違いは、今作の場合、1つの試合にかけられる時間が桁違いだということ。ただでさえ「2」を冠したタイトルで、さらに2期目となるシーズン。もともと何クール分になるのかは定かじゃないが、天下のNHKの枠を確保して、この厳しいコロナの環境下でものびのび出来る(といいな)作品なのである。おかげで随分のんびりとした進行になっており、初めての公式戦という緊張感溢れるシーンをゆっくりたっぷりと切り取ってくれている。まぁ、出だしは本当に「女の子馬鹿にしたらただじゃ済まんで」という、至極わかりやすいスカッと話でしかないのだが……いや、でもちゃんと事前に示された実力通りのことをやってるし、「女子だと思って舐めてた男子中学生に一泡吹かせる」くらいの展開はあってもいいよね。

 相手中学のピッチャーは確かに絵に描いたような「女の子に鼻の下伸ばしちゃうキャラ」だったのでその辺はわかりやすかったが、少なくとも彼が油断してヘロヘロになってしまったのは「女の子」というだけでなくて「かわいい女の子」が出てきたからだろう。この世界の美醜の基準はよくわからないが、やっぱり千里ちゃんはかなりの美人なのではなかろうか。おそらくその後に続く相楽も、沢さんも。単なるスポーティエロをはち切れさせるキャラというだけではなく、この子たちは他校の男子を魅了してしまうくらいのスマート女子なのである(まぁ、途中の643のダブルプレーは本当に綺麗だったが)。タイプは違うけど睦子だって可愛い部類に入るだろう。アニータは……ルックス以上に我が強いのがわかりやすいから、まぁ……(デブには触れない)。そんな可愛い系中学生たちの溌剌としたプレイが天下のEテレで楽しめる健全優良コンテンツなのである。そりゃ多少制作期間がかかっても誰も文句は言わない。このクオリティこそが、本来「球詠」に求められていた萌えのラインなんだろうなぁ……。

 「球詠」とのもう1つの差はCGモーションの有無で、こちらはそこまで実際のプレイの全てを描く形になっていないので、わざわざモーションを定型化する必要もない。個人的にはやっぱりこういうデザインの方が好きかな。何故か投球時もバッターボックスも執拗に尻から迫るアングルでの描写が多いのは謎だけども。ほら、おっぱいを売りにすると問題があるから、より健全(?)な方向に……。だめだ、結局エロのことしか書いてねぇや。

 とりあえず、序盤で先制点を得ておいて今後のゴタゴタに備え、メジャーリーガー直伝のテクニックで緊張しいの佐倉さんの問題もクリア。非常にわかりやすく、キャプテン大吾の仕事ぶりが強調される展開。しかしまだまだ問題は山積している。スライダー対策は最悪不可能でもなんとかなるが、次のトラブルはまさかの丹波さん? あんたは可愛くないからミスしてもフォローしづらいぞ……。

 

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 今更気づいたけど、これって「狸と狐のばかし合い」なのか、第8話。まぁ、現状では2人が直接対立する構図ではないけども……多分みちるの変身能力で直接なずなを上回るっていうのが最終的なオチに来るんじゃないかしら。そしてそのどちらも実は人間ってのもまた皮肉なお話で。

 なんともわかりやすいTRIGGERバトルとなった。アクションパート監修に今石さんが配置されており、デカブツ相手の立ち回りはまさにいつも通りの大活劇。「全部同じ味付けになっちゃう」というとそれまでなのだが、やはりTRIGGERアニメはこれが観たくて観てる部分があるので、ガンガンやってもらって構わない。もう、獣人とか人間とかいう垣根を超えて完全に「怪獣」バトルになっていたのは潔いと見るべきか。いくらなんでも「サイの獣人」というには無理がありすぎる造形で……まぁ、子安に改造されて変容してしまったのならどうしようもないわ……まさにイコリア風味の大変身でございます。怪しい薬物を投入されて犯罪者が暴れ出して獣人街をカオスに巻き込むっていう展開だけみれば、完全に「ズートピア」風味でもあるな。

 これまでどうしても「紋切り型の差別要素」が引っかかって筋立てに入り込みづらかった今作だが、今回の顛末を受けて、ようやく飲み込みやすくなってきた。いや、これまでの過程は別にフォローされてはいないのだが、ようやくみちると大神が「互いに理解し合う」という様子を明確に見せはじめたために、これまでばら撒き続けてきた「差別と偏見」がようやく下地としての意味を持ちはじめたということ。結局そこなんだよな。差別と偏見の物語を見せ続けられて、そこに特に理由がなかったことにモヤモヤしたものを抱え続けていたわけだが、それがちゃんと「融和への前提条件」に見え始めれば、その後の展開に期待できるようになるので溜飲が下がる。いや、そりゃ最初からこうなることはわかってるんだろうけども、実際に歩み寄る様子が見えるのと見えないのでは印象が違うのでね。今回はツンケンしっぱなしのみちるに対し、大神の方からちょいと歩み寄る様子を見せ、そこからはトントン拍子で二人のコンビネーションが深化。最終的には大神のダイナミック「カミングアウト」のおかげでバディとして成立した感がある。

 大神の正体が「銀狼」だったことはさほど驚くべきところではないわけだが(誰だって知ってるだろうよ)、そんな大神のハイパーパワーと肩を並べるくらいに活躍できるようになっちゃってるみちるの大変身能力の方が驚く部分かもしれない。先週のあれだけの経験で空を飛べるようになるし、あげくに大神が苦戦するレベルの巨漢ファイターすら持ち上げるパワーを手に入れるとは。翼の大きさはまだしも、持ち上げるにはそれ相応の筋力が必要なわけで、あの変身能力は単なる外形変化ではなく、根源的な「性質」の変化でなければならない。現時点でみちる(となずな)の獣人化の原因は不明ではあるが、これだけ巨大な力を付与できたと考えるなら、その後ろには巨大な組織力と陰謀があると考えるのが普通だろう。たとえば戦後に壊滅させられた生物兵器工場とか、ね。

 しかし、こうして見てるとすげぇ大雑把に人類の差別の歴史を踏襲している舞台背景になっているのは良いのか悪いのか。「ヨーロッパの東端で迫害を受ける」とか「第二次大戦下では収容されている」とか、モチーフとしては絶対にユダヤ系民族の歴史なんだよなぁ。その辺りは割とデリケートな問題な気もするんだけど、このくらいの噛み砕き方だと「モチーフ」ではなくて単なる差別の類型として処理されるもんなんでしょうかね。まぁ、大神という文字通りの「神」が導き手となって明確な救済が与えられているのは人類史とは異なる部分かもしれないが……それでも現状ではその大神すら覆しそうな力が生まれつつあるわけでねぇ。導き手が実際の「神」の領域ではなく、悩める「たまたま長命な一個人」であるっていうのは、今の体制に不安を覚える部分ではあるよね。戦後の獣人実験組からの派生が今の製薬会社、そしてそこに合流しようとしている子安もその一派と考えるのが自然なわけで……いよいよ銀狼様を超える力が、ここに生まれようとしているということか。

 ただ、そうなるとなずなの方の存在意義はよくわかるのだが(監視下の実験体だ)、みちるの方はどこから漏れて、なんでこんなところでくすぶっているのだろうか。どうしても狐と狸だと狸の方が間抜けだと思われがちだし、初期段階で見切りをつけられて廃棄されたのかしら。だとしても、みちるの戦いぶりを見たら上の連中も放っておかないような気がするが……社長の前でバトルしたことってなかったんだっけ?

 

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 ガチレズだ、第8話。みんなにそのこと公言して回ってんのかな。ガチレズだからこそ、たくさんの野郎がいる前であんな格好してても気にしないのかもしれません。何の話だ。今回もいろんな人が折に触れて脱いでくれるので、そんな文脈は無いはずなのに適宜エロい画面は保持されています。今作の女体、スレンダーなのが多すぎて不安になるんだけど、腹筋のつき方とか恥骨のあたりのラインがやたらとマニアックな見せ方になってるんですよね。ちなみに今回のコンテは現在「プリコネ」もやってるはずの金崎さん。どういうスケジュールかは分からないのだが、こっちでも作業してくれてるのね。

 1クールだとしたらそろそろラストに向けての助走が始まるくらいのタイミングだが、謎が謎を呼んで随分なカオスになってきた。その謎の中心にいるのは間違いなくエレナで、彼女が過去に何をして、現在何を思っているのかが全く明かされていないため、修一まわりの謎も深まるばかりだし、宇宙人が用意したステージの真意も色々と引っかかりが多くなっている。誰が正しいってこともないお話なのだろうが、最終的に笑うのは一体誰になるのだろう。

 主人公ポジションのくせにあまり見える世界が広くない修一君は、よりによって前回の超絶バトル間の記憶が無いらしい。彼の様子を見る限りでしらばっくれてる感じでもなさそうだし、怒りに任せて暴れまわっていたあの時のことを忘れたってのは一応本当だと思っていいのだろうか(仲間に嘘つくのはダメ、っていう小柳バインドがどの程度効くのかはよく分からんけど、安元ゴリラの話は隠してても平気なんだよな)。

 しかし、中に入って融合していた吉岡の方は、流れ込んだ修一の記憶も含めて割と覚えているっぽい。この差は「入るもの」と「入られるもの」の差なのか、それとも、修一のダメージがでかいということなのか。まぁ、修一サイドが思い出せると、吉岡さんのこれまでの人生記憶も読み取られてしまうわけで、倫理的に問題は多そうであるが……(すでに色々アウトだろうに)。

 また、「修一が忘れた記憶」はどうやら今回のことだけに留まらないという。エレナが散々匂わせてはいたのだが、彼女が修一と過去に何らかの関係を持っており、それを「エレナが意図的に」忘れさせたのは間違いないようだ。回想の断片からして、恋人要素とも言えるくらいに深い関係だったみたいだが……気になるのは、今回冒頭に流れた「もっと幼い頃の記憶」にまで消去が及んでいるということ。いや、修一の中では欠落が認識されていないので、消去というより改竄に近いのかもしれない。おそらく「一緒に帰っていた友達」の記憶も、エレナ要素と同様に何らかの埋め合わせでごまかされているのだろう。ただ、犬を埋めていた彼の記憶にまでそのあたりの「改竄」が及んでいるようなのが気になるところだが……はたして、エレナが修一の記憶に介入したのは、いつのことなのだろうか。 

 結局、エレナの消息が追えないことには修一は何も分からない。そして、当然クレアは何も報われない。「入る」「入れられる」の関係性が倒錯しきった三角関係は修一の知らぬところで激化の一途を辿るが、まぁ、この手の設定で真ヒロインに負け判定が降ることはないからなぁ。ただ、出会ってまだ1日そこらの吉岡ちゃんでも、「融合して記憶を分け合った」という肉体関係以上の濃厚接触を持ったわけで……あれ、クレアさんも油断したらあかんのかしら。でもなぁ、最終的に修一の身柄はエレナが確保する気もするしなぁ。展開だけを見ればすっかりハーレムものなのに、なんだろう、この全然羨ましくない配置は……。着ぐるみプレイが全部セックスのメタファーだと見てしまうと、とりあえず一通りの関係構築が終わってるからなぁ。

 

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 本が……できた! 第22話。なんだろ、ことここに至って、ちょっとグッときてしまうのはやっぱり積み重ねのなせる業であるなぁ。

 2期に入ってからどんどんダイジェストみたいな展開が加速している本作。今回も割とそうだったけど、本当に情熱大陸みたいな構成で、マインを中心にとことんトライアル&エラーを繰り返し、その成果と進歩について、ナレーションを交えて事実のみを淡々と連ねていく。お話としては味気ないのだが、それでも積み重ねと成長の妙は見えるようになっているので、今作はこの構成でもいいのかな、という気もしてくる。だいぶ「なろう系」というのとはかけ離れた存在になっているのだが、これももしかしてなろうの一流派として存在しているデザインなのだろうか?

 マインのやっていることは、確かになろう系主人公のそれと本質的には同じものだし、今回描かれたヴィルマの一件についても、だいぶ御都合主義的というか、描写が淡白なせいで「そこまでヴィルマが感じ入るような要素あったか?」というわだかまりは残ってしまう。それでも、そこに至るまでにマインが何度もつまづき、その度に仲間に助けられ、克己したことで解決してきた流れを思い出せば、「まぁ、マインも頑張ったからね」という結論で問題ないような気がしてくるのである。

 特になろうテイストを薄めている大きな要因として「周りの人間が割と理知的」というのがあって、1期のクライマックス(?)で描かれたルッツとの対話なんかに代表される通りに、マインは「単なる天才キャラ」みたいな持ち上げられ方をしておらず、「ダメな部分はダメだけど、なぜか余人が持ち得ない知識を生み出すことができる特異体質」みたいな認識になっている。今回いよいよ神官長がそのことに肉薄しており、マイン本人はもとより、周りの連中もこの才能をどのように扱ったものかと、手放しで歓迎せずに慎重に見守っている様子が伝わってくる。神官長もベンノさんもそうだが、マインの桁外れの才覚は認めつつも、彼女に足りないものがあることはきちんと理解しており、ダメなものはダメだとはっきり言って、たしなめ導く役割を担うキャラも多い。その辺りの人間関係が、今作をなろうっぽくせず、むしろ世界名作劇場みたいな雰囲気に仕立て上げているんじゃなかろうか。

 そうして苦労を重ねて完成した1冊の絵本。もう「本好きって本を作るのが好きなやつのことじゃねぇよ」とかいう当初のツッコミはどうでもよくなっている。ここまでの紆余曲折と艱難辛苦を考えれば、彼女がこの世界にやってきた最大の理由は、きっと本を作ることにあったのだ。このまま満足して成仏するような展開になったらちょっと怖いけど、まだまだ野望はたくさんあるんやろなぁ。

 

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 いい最終回だった……第15話。何やら次回以降は7月まで延期して事実上の夏番組扱いになるらしいので、実際分割2クールの最終回みたいなもんやね。じりじりさせられるけど、こうして超電磁砲に長いこと付き合えるのはむしろ良いことなのかもしらん。

 切った張ったの無い、純正エピローグ。本当に綺麗に全てのパーツが収束していて、1つの大きな事件が片付いたという実感に満ちている。厳密に言えば「ドリーにコピーがいたのはちょっと都合のいい話じゃない?」とかいうツッコミは出てくる可能性もあるのだが、学園都市において「クローン」の研究が盛んに行われていることは視聴者が一番よく知っていることであるし、ご丁寧に最後に御坂妹がそうして意識の伝達システムが構築されていたことを匂わせる発言までしているので、なんだか第1話から全て決まっていたかのような印象すら受ける。全ては警策さんが報われるため。そして何より、食蜂さんが幸せになるため。

 詳しくは知らないが、学園都市ってのはいろんなシリーズを見れば見るほどに心底クソみたいな環境であることが浮き彫りになっていく。考えてることが邪悪だし、やってることがひどいし、力も絶大なので太刀打ちのしようがない。御坂クラスのチートキャラですら学園都市の暗部を相手にすると主人公パワーが霞んでしまうレベルの存在であり、一個人が立ち向かうなんて無理難題もいいところ。しかし、だからこそ「全ての悪をそこに集約してしまえる」という利点(?)もあるのは事実なのだ。確かに警策がこれまでやってきたことは悪いことだろうし、命の扱い、法の精神などでジャッジメントと絶対に相入れないのは間違いないだろう。しかし、そんな彼女の「悪行」も元を正せば全ては学園都市がクソだからであり、その悪巧みが全て彼女を狂わせたのだと明示してしまえば、彼女本人に悪性を求める必要がなくなる。そのおかげで、今までのことを全部水に流してハッピーエンドを演出することができる。なんとまぁ、便利なシステムではないか。どれだけバチバチだった御坂と食蜂もタッグを組むことができるし、警策と食蜂だって、全てを木原のせいだと思えば普通に手を取り合うことができるようになる。そうして、この世界の女の子は善へと立ち返るのである(木原の血筋を除く)。

 今回のクライマックスはなんといっても、振り返らずにただ謝り続ける食蜂だろう。御坂相手にはあれだけのらりくらりと適当なことを言ってはぐらかしていた食蜂も、ドリーを前にしてはそんな態度を取ることができない。ただひたすらに真心から、彼女に謝罪の言葉を吐き続けるしかない。これまでたくさんの人を操り、軽んじてきた彼女であるが、ただ1人、自らの意思で操らないことを決めたドリーに対してだけは、不器用でも自分の言葉で話すしかない。だからこそ、あのシーンでの吐露こそが間違いなく彼女の本心なのである。彼女が抱えてきた罪だったのである。全ては浄化され、文字通りの「罪人」であった警策にも救いが与えられた。こんなにも素直なハッピーエンドはなかなか見ない。

 今後もドリーと警策は学園都市内で和気藹々と生活していくことになるはずなのだけど、どう考えても市民権(?)はないはずなので、多分食蜂がその辺の手配は全部やってくれたんやろなぁ。便利な能力やで。そうそう、「みーちゃん」という呼び方で思い出したけど、今回久しぶりに固法先輩が登場している(彼女の名前もミイである)。久しぶりだったけど、相変わらず飲んでるのはムサシノ牛乳。祝いの席ぐらい、もうちょい別なもん飲めよ。まだ成長する気か。

 

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