最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ハクション大魔王2020」 5 ごめん、ちょっとおもろかった。まぁ、多分今後はあんまり真面目に見る番組にはならないだろうと踏んで点数はあげないでおくけど、リメイク作品としては見るべき点が多い。今後はこの「ピック表を書くときの番組」をどうするかは考えどころだな。いつまでピック表書けるかもわからんしな……。 2020 TOKYOと言ってる割にみんなして平気で外で遊んでる時点で既にフィクションになっている悲しい番組。絶対に今後の放送予定でオリンピックネタとかやろうとしてたんじゃないかと思うが、シナリオ会議は大丈夫でしょうかね? とにかくそんなこんなで始まった、何故か読売に根強く残っている「タツノコ枠」である。最近でも「タイムボカン」があったわけだが、今回はなんとハクション大魔王。そりゃま、作品タイトルは誰もが知ってるし、有名なのは間違いないが……考えてみりゃ、俺は1度たりとも見たことがない。多分、見るとしたら再放送とかなんだろうけど、うちの田舎では多分やってなかったし、やってたとしてもわざわざ見たかどうか。そして知らないなりにびっくりしたのは、これが50年前の作品だという事実。作中で大魔王が「50年で日本はすっかり変わってしまった」と言ってたのを聞いて、「いや、流石に50年は盛りすぎでは」って思ったらマジで1作目の放送が1970年なのね。すげぇなぁ。 そして、そんな古臭いものを掘り起こしてきても今更どうしようもないじゃないか、と思いきや、1話目からフルスイングでこの「50年の時差」をいじってきたのも驚いた。かつては「日本を代表する悪ガキ」の面倒を見ていたという大魔王がその孫の世話をするために久しぶりに現世に降り立ったら、なんとまぁ、お孫さんは現代を飄々と生き抜く無気力少年。まさかこういう作品の主人公がちゃんと宿題やっちゃうタイプの子になろうとは。夢もないし欲求もない。わずかな欲求も現代技術で全て解決。取り付いた先が天野ケータだったウィスパーって現代ではめっちゃ恵まれた妖怪だったんだな。 そんな恵まれた時代の子供に旧態然とした大魔王がどのように接していくのか。なんだろう、徹底してジェネレーションギャップをいじっただけなのだが、私のように既におっさんになってる人間にはちょいちょい刺さる内容な気がする。現代の子供の常識も、私たち世代から見れば非常識。なんだいボール遊び禁止の公園ってさ。……まぁ、今の日本じゃ外に出ることすら禁止だけども……。 そうして「現代版」をちゃんと作り上げ、単なる「リメイク」という免罪符で適当な作品になっていないのは高評価。思えば「タイムボカン」だってだんだん癖になっていく良い作品だったのだし、タツノコプロの「昔の作品をガンガンいじって現代風の面白味に変えていく」という創作姿勢は見習うべきものなのかもしれないね。 中の人は、大魔王役をジーニーが受け持つのは反則というか、やっていいネタなのか。そしてアクビちゃん役には諸星すみれがついてジェネレーション的にもポジション的にもバッチリ。そして肝心の主人公・カンちゃん役が、声を聞いても全然わからなかったのだが、なんと島袋美由利が受け持っている。うーむ、やはりこの器用さは末恐ろしい……。あと、何故か知らないけどカンちゃんの友達の配置にケータとウィスパーがいるんだが。もしかして、どっかにウォッチもあるのでは? 妖怪VS大魔王の対決は見てみたい気もするんだが、制作プロダクションや配給会社も超えた夢のコラボレーションは実現しませんかね?
PR ○「アルゴナビス from BanG Dream!」 5 カラオケの受付で「1人です」って言った時に「えっ」って反応するのやめろや。今時ヒトカラくらい普通やろがい。ちなみにカラオケ亡者的視点から突っ込んでおくと、端末のデザインからして2組が通された部屋はどちらもDAMの部屋だと思うのだが、DAMの端末は履歴上、同じ歌を歌うと最後に歌った1回分しか記録に残らない(JOYSOUNDだと歌った回数分だけ記録される)。つまり、DAMの部屋では今回のエピソードみたいなことは起こりえないのでダウトである。だから何だって言われても困る。 さておきこちらもバンドリプロジェクトの一環。「バンドリに男バンドも加わるで」って木谷社長が発表した時のちょっとした阿鼻叫喚っぷりは今にして思えば面白かったが、気づけばきちんとアニメ化にまでこぎつけ、コンテンツとして着実にポピパの後を追っているようである。正直いうとこちらの方には興味ないので一切接点はなく、ちゃんと見聞きするのは今回が初だ。確か去年のRASのライブの時にオープニングを務めたらしいのだが、機材トラブルとかのタイミングのせいで、わたしゃライブビューイングでそれをみてないのよね。 そうして「全く新しいもの」として受け取ると、まぁ、普通にバンド結成1話目よね。ポピパと比べるより「ギヴン」と比べた方がずっと近い要素は多い。違っている部分といえば、サンジゲン製作によるCGアニメという部分がバンドリとつながっているというところだろうか。もうすっかりこなれたデザインになってきているが、やっぱりこうやってみると男キャラの方がずっと頭身が高いんだよな。そしてバンドリが女子高生なのに対し、こっちは男子大学生。例によって、男女のファン層で求めているものが違うということがよくわかる設定である。千聖さんなんて身長152㎝だしなぁ。 ちなみに、大学構内で「1人でいる方が好きなんだよな」とか言われるような陰キャポジの人間が何で女の子にあんなに話かけられるんだよ! ってイラっと来たが、多分、顔が良いのだろう。しょうがない。そういえばバンドリ世界は頑なに男性性を否定してきたが、こっちの世界線は普通に女性キャラがいるな。っていうか観客席は女性ばっかだな。いや、それが普通だと思うけど。やっぱ改めてバンドリ世界線、すげぇな。 まぁ、そうして瑣末な部分ばかり気にしてはみたものの、滑り出しは至極普通。大きな悪印象を抱く余地もないが、積極的なプラス要素は見出し難い。個人的には「このままマスターがドラムやり続けたらおもろいな」って思ったけど、絶対そんなことないしね。ひとまずメインとなるバンドが結成されるところまで様子見だ。どうやらソシャゲ化に際してはガルパと同じく5バンドが用意されるみたいだが、CMで出てきた残りのバンド、やたらイロモノっぽいのが混ざってるのはドキドキである。まぁ、冷静に考えたらハロハピだって頭おかしい集団だしな……。うーむ、こうして鏡に映ったようにしてコンテンツを内省させられると、どんどん恥ずかしくなってくるような……(ライブはいいぞ)。
結局いつも通り(下手したらいつも以上)のテキスト量になった。だいたいコロナのせい。 順応する煌めくもの Adaptive Shimmerer (5) C クリーチャー・昆虫 0/0 瞬速 〜は+1/+1カウンターが3つ置かれた状態で戦場に出る。 今回3体だけ登場する、無色クリーチャーの1つ。無色トリオは全てコモンで提供され、マナコストはそれぞれ1、3、5でこいつが一番重たい。特殊な無色クリーチャーが環境に採用されているのは、ただでさえ色が混迷を極める3色環境において、少しでもコモンからの選択肢を増やせるようにという配慮だろう。こちらのクリーチャーは3/3瞬速と、色付きクリーチャーなら大体3〜4マナくらいの性能。色がないので当然見劣りするが、ステータスがカウンターで定義されているのは重要だ。当然、ここを基盤に変容することを想定してのことだ。ただ、ここをスタートにすると変容デッキだとしてもちょい重いのは事実。できれば青黒の瞬速シナジーと組み合わせたいところだ。 刃による払拭 Blade Banish (3)(W) C インスタント 対象の、パワー4以上のクリーチャーを追放する。 「勝利への躍進」の3ライフゲインの部分が追放効果に切り替わったもの。もともと「大物潰し」にはどっちもついてなかったんだからこれでも上位種だが、この環境はそこまで追放効果は大きな意味を持たないので、なんで「勝利への躍進」と逆にしてくれなかったんだよ、という気もする。まぁ、その辺は大人の事情だ。この世界だって怪物はすくすくと大きくなる。相手が手塩にかけて育てた大物をこいつで一撃。逆に言えば、相手が白を使っている場合、自分のクリーチャーをパワー3以下で止めるのも選択肢の1つってことだ。ところで、こちらのカードのイラストにはなんと放浪者さんが……。この人もきてるんか。 揃った突撃 Coordinated Charge (4)(W) C インスタント あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+1の修正を受ける。 サイクリング(2) 「鼓舞する突撃」にサイクリングがついたら1マナ重くなった。本当にそれだけの呪文。まぁ、どうせ使う時には勝ちっていうタイミングも多いのだし、1マナくらいの差はそこまで問題じゃない。むしろ使える局面が限定される呪文なので、序盤にさっさとサイクリングできる選択肢はでかい。これなら2枚以上入れても心が痛まないので、いざという時に引く確率もあげられるのだ。横並べ戦術には欠かせない存在。 日勤隊の指揮官 Daysquad Marshal (3)(W) C クリーチャー・人間、兵士 3/3 〜が戦場に出た時、1/1で白の、人間・兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。 いや、そりゃ名前の意味はそうなんだろうけど、なんか急に普通のサラーリマンめいちゃったな。ちなみに黒には似たようなギミックの「夜勤隊」がいます。人間たちは昼夜を問わず、頑張って壁を守っているのだなぁ。4マナで3/3と1/1。性能としては「大使の樫」と一緒。「凛々しい騎兵隊」とはいとこくらいの関係性。どっちも人間なので「眷者」ギミックのサポートができないのは残念なところだが、横並べ戦術なら素直にパーマネント1つ分をありがたく受け取っておこう。 「神聖なる矢/Divine Arrow(WAR)」 C 灯争大戦ではオケチラさんがギデオンに向かって放った矢が描かれた呪文だったが、今回は普通の呪文。もう2度と「ギデオンの叱責」っていうカード名は使えないのだなぁ。2マナ4点とすこぶる効率は良いので相変わらずリミテッドならお世話になるはず。しかし……人間強くね? 魔貫光殺砲撃てるの? 威圧するヴァンタサウルス Imposing Vantasaur (5)(W) C クリーチャー・恐竜 3/6 警戒 サイクリング(1) 白コモンにはお約束の、「とにかく硬いんだけどそもそも重すぎないか」枠。結局「防壁の巨人」って使われてるのほとんど見たことないし、現環境でも「轟く歩哨」にはなかなか出番が無い。こちらの恐竜は警戒を持っているので一応変容候補にはなるだろうが、警戒シナジーを狙うにしてももうちょい軽いところが欲しい。まぁ、それでもサイクリング付きだと結局文句は出ないんだけども。1マナサイクリングってやっぱ便利だよなぁ。 希望の光 Light of Hope (W) C インスタント 次のうちから1つを選ぶ。 「あなたは4点のライフを得る」 「対象のエンチャントを破壊する」 「対象のクリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く」 ご大層な名前の便利チャーム。出来れば一番上のモードは使いたくないので、メインで使えるエンチャント破壊として備えておき、ここぞというタイミングではコンバットトリックとして運用するのが基本的な使い方。相手がやべぇエンチャント出す前に下のモードで使っちゃってジタバタするところまでテンプレ。どんな状況でも無駄にはならないので入れ得ではあるけど、やっぱりメインは1枚くらいからスタートしたいよね。 たてがみサーバル Maned Serval (1)(W) C クリーチャー・猫 1/4 警戒 これだけのジャパリパークならやっぱりサーバルくらいいるんですよ。しかもたてがみがついてるんだって。かーわいー。ちなみにこれがMagicの歴史上初のサーバル。まぁ、この次元のヘンテコ獣の1体が地球のサーバルキャットと同じかどうかは知らんけど。コスパだけで考えれば実はかなり優秀。2マナ1/4までは過去にもちょいちょい存在したが警戒までついているとなると流石に。まぁ、だからって使うかどうかはわからんが。警戒シナジー狙いなら、割と安く回収できるので狙い目ではある。あとは死ににくくして起動型能力なんかを堪能したい変容クリーチャーを手軽に補強する装置にもなるかも。 防衛線の兵長 Perimeter Sergeant (2)(W) C クリーチャー・人間、兵士 3/2 〜が攻撃するたび、あなたのコントロールする他の人間は、ターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 前のめりヒューマン。人間は集まると強いんだぜ、を体現したようなおっちゃんである。ただ、フレーバーテキストを見ると……全然緊迫感ねぇな。人間戦術の基本は「数こそパワー」になるはずなので、横並べ戦術を支えるこのおっちゃんもそれなりに大事ではある。ただ、3マナでさっさと出しても普通の戦闘であっさり死ぬので、なかなかフルスペックを味わうだけの舞台を用意するのは骨が折れそう。まぁ、3マナパワー3だし。 堅実な立ち位置 Solid Footing (W) C エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) 瞬速 エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 エンチャントされたクリーチャーが警戒を持つ限り、それはパワーではなくタフネスの値で戦闘ダメージを与える。 なかなか面白い効果の、コンバットトリックを兼ねたオーラ。+1と瞬速だけなら割とありきたりな呪文だろうが、最後の一文が刺激的。なんとタフネスでダメージを与える「ドラン」効果がピンポイントで。この手の効果はこれまでずっと自軍全体に及ぶものばかりだったため、どうしてデッキを専用にチューンする必要があったが、こちらならば単体のクリーチャーとのシナジーだけを考えても問題ない。そして今回は狙ったようにタフネス自慢のクリーチャーが揃っている。2マナ1/4のサーバル、1マナ0/5の亀……亀みたいな警戒を持ってないクリーチャーにキーワードカウンターで付与して突然のタフネス大パンチなんてのはみものだ。見慣れないカードだけに、色々と悪さははかどりそう? 「猛火の斉射/Blazing Volley(AKH)」 C 黒にはインスタントで−1修正を叩きつける呪文、そして赤にはこうして全体に1点をばらまく呪文。どちらもコモンで手に入るというのは、環境を知る上で重要な事実である。それにしても、イラストだと人間の技として描かれているのに、多分実際の仮想敵は人間トークンなんだよな……。 火傷吐きグレムリン Blisterspit Gremlin (R) C クリーチャー・グレムリン 1/1 (1)(T):〜は各対戦相手に1点のダメージを与える。 あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、〜をアンタップする。 グレムリンまでおんのかい。カラデシュではおなじみのこまったさんとして多数登場したグレムリンだが、それ以外の次元ではほとんど目撃例がない。さすがイコリア、クリーチャータイプの博覧会やぁ。そんなグレムリンは、毎度おなじみの赤の「1点本体、なんかあったらアンタップ」シリーズの新作。今回は「クリーチャーでない呪文」というイゼット応援ギミックなのだが、それなら「火付け射手」の方が嬉しいのに、とか思う。まぁ、最終的に構築クラスまで行ったクリーチャーと比べるのはダメだよね。というか、多分「火付け射手」が思いの外強かったせいでこいつは射撃にマナが必要な調整になったんだと思う。アンタップ機構は他のことに使っても良いので、青のクラゲ同様、タップ能力持ちとの変容候補にも。 獰猛なゴリトラ Ferocious Tigorilla (3)(R) C クリーチャー・猫、類人猿 4/3 〜は、トランプルカウンターか威迫カウンターのうち、あなたの選んだ1つが置かれた状態で戦場に出る。 ゴリラとトラ! 合わせてゴリトラ! 英語だとタイゴーリラ。見ての通りに綺麗な合体だ。これを類人猿と言っていいのかどうか……。さておき、各色に与えられたカウンター2択クリーチャーの1体。赤はトランプルと威迫の2択で、どちらがついたとしても4マナコモンなら及第点か。相手ブロッカーが少ないなら威迫の方がいいし、相手ブロッカーが多くても多分威迫の方がいい。ってことはトランプルはあんまり選ぶ意味がない気がするが、変容や他の呪文と組み合わせて接死をつける場合などはトランプルカウンターが乗っているのはかなり重要な意味を持ってくる。適材適所である。それにしてもゴリトラのビジュアルのインパクトよ。ずっと眺めてると不安になってくる造形だな。 「激情の猛竜/Frenzied Raptor(XLN)」 C イクサラン生まれのいびつな恐竜がそのままイコリアへスライド登板。3マナパワー4はナイスヒッターだが、タフネス2との相打ちは避けられない。飛行や威迫をつけると化ける存在。コストの軽さを利用して、変容元に使ったり、眷者シナジーを素早く満たしたりするのにどうぞ。 反射神経の亢進 Heightened Reflexes (R) C インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。その上に先制攻撃カウンターを1つ置く。 「速やかな反応/Reflexes」というカードが過去に存在しており、そっちは単に先制攻撃をつけるだけの1マナオーラだった。ちなみに警戒をつけるオーラの名前は「警戒」、絆魂をつけるオーラは「絆魂」、飛行をつけるオーラは「飛行」だが、先制攻撃は「速やかな反応」になり、トランプルをつけるオーラは「原初の激情」という名前である。統一感無し。さておき、今回はそんな随分昔のカード名を亢進させたトリックになっており、「火を付ける怒り」の先制攻撃が永続するようになった上位互換である。トリックとしてはもちろん、それ以降の脅威度も大幅に上がるため、「火を付ける怒り」よりもかなり優先して使っていけるデザイン。この辺を握っておくと接死+先制攻撃のお化けも作りやすくなるはずだ。 溶岩の海蛇 Lava Serpent (5)(R) C クリーチャー・エレメンタル、海蛇 5/5 速攻 サイクリング(2) 溶岩に海蛇が住んでて何が悪い。まぁ、普通の次元だったらヘリオンになりそうなものだが……なぜ海蛇なのかは不明。稀に青が推す「海洋生物ラブ」のカードとシナジーを構成するが、多分そんなシナジーを活かすタイミングは一生訪れないと思う。6マナ5/5速攻はリミテッドなら充分プレイに値するパフォーマンス。終盤戦で大きくダメージ計算を狂わせることが出来るので、これがコモンにあるという事実だけでも赤にとっては朗報。そして当然サイクリングの方をメインで使っちゃうからなかなか現場での活躍がみられないのもお約束。墓地から釣る場合でも速攻には意味があるので、いっそリアニ要素の1つとして墓地に仕込んでおくのがいいのかもしれない。 トゲマーモセット Prickly Marmoset (2)(R) C クリーチャー・猿 2/3 先制攻撃 あなたがカードをサイクリングするたび、〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。 マーモセットまでいるのか。まぁ「猿」と区別する意味もない気もするが……ディティールが大事な次元である。ただ、どっちかっていうと大事な要素は猿ではなくて「トゲ」の方なのだろう。サイクリング支援の一端として、手軽なパンプアップが見込める。実はこのステータスはかなり優秀で、何もせずとも3マナ2/3先制攻撃ってのは猿にしておくのはもったいないくらいのクオリティ。何しろミノタウルスの「アン一門の侵略者」が3マナ2/2、先制攻撃だって自ターン限定だったのだ。それに比べると、いざとなれば周りのサポートなしでも戦えるレベルなのはお見事。そしてサイクリング時の修正も実用レベルで、アタック時に「サイクリングがあるかも」と思わせるだけでも突破力は相当なものだろう。果敢やクリーチャーサクるのと違って、サイクリングの場合は「使わせたからまぁいいか」と思いにくいのがやらしいところ。さらに今回のセットは軽いサイクリングも多く、1ターンにサイクリング連打で特大ダメージを叩き出す可能性だってある。猿もさるものである。 ○「天晴爛漫!」 5 主人公・天晴の口の脇の紅が気になってしょうがないんだけど。漂流生活の末にも残ってたし、あれって顔の一部なの? 刺青なの? よくわからんところから始めてみたが、まぁ、全体的によく分からんアニメなのでしょうがない。アメリカ横断カーレースを扱ったオリジナルアニメって、またニッチなところで勝負をかけてきた作品である。制作がP.A.で、なるほどいかにもP.A.がチャレンジしそうな方向性。監督は「TARI TARI」「ハルチカ」を担当した橋本昌和。期待していいのかどうか悩ましいところ。普段ならP.A.WORKS大好きおじさんは手放しで「楽しみだね!」というところなのだが、いかんせん、前クールに放送が途切れてしまった「A3!」も抱えてるはずの現状では……まともにアニメが走りきれるのかどうかが心配である。 もちろん、1話目時点ではそんな心配などあるはずもなく、冒頭でいきなりカーレースのメインの部分を見せて「こういう作品だよ!」というのをわかりやすく伝え、そこから1年前に戻ってキャラクターの成り立ちを描いていくので導入としては非常に親切。ここから一緒に戦うメンバーを揃え、へんてこ東洋人軍団が活況のアメリカに戦いを挑んでいくことになるのだろう。別にアメリカ横断カーレースに限らずとも、そうして明治期に世界に飛び出した日本人の破天荒な活躍を描いた物語なんてのは、絶妙な時代感も相まって、割と楽しくなるものである。まぁ、この世界が実際の明治時代なのかどうかはよく分からんけど。徳川の世が終わった後の「新幕府」って言ってたけど、結局どれくらいの時期なんでしょうね。 そうして楽しそうな要素もあるのは間違いないし、1話目は主人公(?)となった小雨さんの活躍のおかげで割とコミカルな面が押し出されて楽しかったのだが、まだまだもう1人の主人公・天晴のキャラの方が馴染んでいないので、ここからきちんと魅力を発信できるかどうかで評価が変わってくるだろう。もっとドタバタ要素が強くなって愛着がわけば良いのだが……カーレースものってことは、どんどん場面が切り替わってその回その回でゲストキャラが出てくるデザインだよなぁ。とっ散らからないといいんだけどねぇ。あと口の脇の紅が気になる(そればっかか)。
○「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」 5 筒井康隆のカメオ出演とか、世界中で誰が喜ぶねん。いや、わろたけども。これ、毎週なんやかやで出続けたらそれはそれでおもろいな。毎週アフレコスタジオに呼ばれる筒井康隆。 さすがノイタミナ、相変わらず斜め上すぎるところからのアニメ化である。正直、これまた誰が喜ぶのか全くわからんところではあるのだが……いや、でもこうしてみるとアニメ向きな作品なのかしら? 考えてみると、私は筒井康隆ってほとんど読んだことがない。短編くらいは読んだことがあるし、何よりメディアでちょいちょい姿をみるので「身近なおっさん」みたいなイメージがあったのだが、どんな作品が主なのかはよく知らんのよな。そういう状態でみると……うぅむ、これを70年代に書いてたの? ……なるほどパンクである。 正直、面白いかどうかと言われるとよく分からん。単にこち亀の中川(後期)みたいなやつがが常識もなしにひたすら金の力で無茶をやるっていうだけのお話だし、リアリティもなければ頓狂な笑いが頻出するわけでもない。ただ、それでも何だか変な笑いには繋がる気がするし、ここ最近やってた推理もの、刑事アニメの中では一番アニメっぽいけれん味がある。なるほどノイタミナスタッフの見る目は確かである……かどうかはよく分からん。これ、1話目の時点で相当な出オチっぽいのだが、この後1クール面白さを持続できるのだろうか。 悩ましいのは、ノイタミナ枠なのでスタッフも制作もむやみに充実しているというところ。監督は伊藤智彦、シリーズ構成に岸本卓を迎え、製作はCloverWorksだ。1話目もすっきりとまとまった画面は見やすいし、野郎ばかりの世界なのに不思議と見ていて退屈もしない。いや、主人公が持ち込んでるわけのわからんデバイスのインターフェースなんかはやたらチープで、「過去の作品を現代風にリメイクするとこういうシーン出てくるよね」って感じで苦笑いしかないのだが。でもまぁ、アニメ的な表現としては妥当なレベルよね。少なくとも過去に乱歩がアニメ化された某作品群よりはよっぽど見やすい改変になってると思う。筋書きの部分での安定感は保証されているということだろうし、これはこれで面白い試みの作品といえるかもしれない。 ちなみに、ほんとどうでもいいことだが、日笠が下の名前の「ヨーコ」で呼ばれてるのって、なかなかみる機会ないよね。いや、ごめん、ほんとどうでもいい。
○「BNA」 6 勢いを優先したBEASTARS。BEASTARSは「きたねぇズートピア」だったので、代入すると「勢い任せのきたねぇズートピア」である。うむ、だいたいあってる。 中島かずき、吉成曜が主体で制作するTRIGGER作品。つまりだいたいプロメアである。いつも通りの画風・芸風で展開される新たな世界は昨年度なぜか大流行した(?)ケモノアニメ。今となっちゃぁこれがベタに分類されるわけだが、まぁ、このスタジオが手がければどんだけベタでも異彩を放つので無問題。一応、ズートピアやBEASTARSと違って、この世界は「獣人」と「人間」が両方存在して争っている様子。つまりシートン学園の方が近い(そうでもねぇよ)。舞台は獣たちの楽園から幕を開けるが、果たしてここからどういう展開になっていくのか。どうしても「ズートピア」「プロメア」と並べると市長が悪い人に見えてしょうがないのだが……今回の描写からして、普通にいい人……なのかしらねぇ。 「いつも通りのTRIGGER」といえば話はそれまでなので書くことはあまりない。とにかく勢い任せで、見ていて気持ちの良い動画が流れればそれでよかろうという世界。今作は「プロメア」に引き続いて色彩設定にもかなりクセがあるので合わない人にはちょいキツいかもしれないが、すぐに馴染んで独自世界のビジュアルを楽しく眺められることだろう。あと気になるのは、これまで大量のケモ作品が出てきたことを踏まえて、今作ではきちんと「獣の多様性」というか、いろんな動物がいることの意味を作品に与えることができるかっていうのが気になるところ。その辺りのうまさがBEASTARSの最大の武器だったし、獣トリビアでクスリとさせてくれた「シートン学園」みたいな独自性の押し出しかたもある。単に「なんとなく人間と違うフォルムの連中が殴り合いをする」というだけでは設定の意味が薄いので、できればいろんな動物の姿を描いて楽しませて欲しいもんである。まぁ、主人公がタヌキ少女っていう時点で割と可愛くてOKなんだけどね。タヌキヒロインといえば黄前久美子(or久石奏)というのが不動の頂点だったが、ダイレクトタヌキがこれを超えてくるだろうか。 ちなみに中の人は諸星すみれちゃん。なるほど、タヌキかわいいところを狙ってやがるな。あと、こっちの世界のレゴシ(レゴシではない)は細谷である。まー、すげぇすんなりハマってたのでそのあたりの鉄板っぷりも楽しみの1つか。そして何と言っても、やはりTRIGGER作品には欠かせない(?)、へんてこミンク役に村瀬迪与。この声を聞くだけで「おっ、変な世界に紛れ込んじゃったぞ」っていう雰囲気が出るのはさすがである。 ○「無限の住人-IMMORTAL-」 5 こちらは「ケンガンアシュラ」「7SEEDS」なんかと同じネット配信済みの作品なので厳密には新番組じゃないのだが、我が家の視聴環境だと地上波におりてきた時点で新番組なのである。 「波よ聞いてくれ」の感想のところで書いたが、私は沙村広明は好きだと思うのに今作を読んでいないという、どうしようもない偏りを持つ者。おかげでこうして漫画以外のメディアでいよいよ出てくるとなると「おっ、向こうからやってきたぞ」ってんで受け入れ態勢を取ることになる。ほんと、ここまで徹底してパッシブな姿勢でアニメを受け止めてるのも病的な状態であるな。まぁ、もらえるもんはもらっときましょうよ。 原作を読んではいないが、流石に有名作品なのでなんとなく概要は見聞きしたことがあり、それを確認するための1話。導入方向として「どろろ」に近いものがあるな。そして、大体イメージ通りには違いないのだが、なんだか作品作りがやたらストイックな方向性で笑ってしまった。なんというか……全盛期のGONZOみたいなイメージだな、良くも悪くも。おそらく原作に対する敬意は文句なしで満ちているのだろう。じっとりとしたダークな雰囲気を醸し出しつつ、グロとバイオレンスはきっちり再現し、印象的なコマの取り方を意識してアニメ的な見えよりも止め絵としての美学を追求している印象。線の荒い沙村絵をそのままアニメに乗せるのは難しいが、墨を流したような風合いを残すために画面のトーンは薄暗く、常に目を凝らさなきゃいけないような明度で進行していく。なるほど、雰囲気はばっちりだ。 ただ、そうして作品世界は文句なしで構築できていると思うのだが、あとはそれがアニメ的な面白さに接続できるかどうかという部分。「用心棒もの」としては割とありきたりなプロットであるし、ここから作者独自のこだわりがどのように出てくることになるのか。まぁ、人気作品なんだからそのあたりもある程度の保証ができている状態なのかしれないし、今後の展開に期待しながら待ちたいとは思う。1話目の敵の時点で、割と沙村的変態レベルは高かったと思うので、毎回こんなんばっかり出てきたら……それはそれで困る気もするが。 あとはまぁ、スーパーツダケンアワーってことで。最近はいたるところにツダケンアワーが転がってるので別にここにこだわる必要もないのだけど。
○「放課後ていぼう日誌」 6 MVの明坂大先輩の制服姿……いや、これはこれでギリギリいけるのか……もう、そういう企画モノにしか見えないような気がするが……まぁ、本人も苦しそうにしてたしなぁ(声優って大変だなぁ)。 稀によくある、きらら系だと思ったけど実際はきららじゃない系作品。最近だと「ライフルイズビューティフル」あたりがその枠だろうか。あっちはヤングジャンプ系列だったが、こちらはヤングチャンピオンだそうです。いろんな雑誌でいろんな漫画が連載されてるもんなんですね。まぁ、きららでないとはいえ、その志はきらら系で間違い無い。「ゆるキャン」と同様の、「おっさんのものだと思われている趣味をとりあえず女子高生にやらせてみよう」という方向性で、今回の趣味は釣り。キャンプよりもさらにおっさん度合いが高まったような気もするが、まぁ、天文学よりは現実の参加人口は多いんじゃなかろうか。 面白かったのは、そんな釣りアニメの主人公が何と生き物苦手属性を与えられていたということ。狡猾な先輩の罠にはまったり、強引な同級生に引っ張られて無理やりマイナー部活に入らされるも、実際にプレイしてみたら面白くて結局入部しちゃいました、というのもお約束といえばお約束の展開で、「あまんちゅ」なんかはそっち方向の作品だっただろうか。今回はその「苦手」感がかなり強く、しかも手芸部に入りたいという明確な他の目標があったのに丸め込まれてしまったので、主人公は何だかかわいそうである。1話目のあれだけの経験でコロッと落ちてしまったのはちょっと解せないレベルだ。でもまぁ、こういうアクティビティって、実際やってみると楽しいのは間違いないからなぁ。まぁ、わたしゃ釣りなんて1ミリも経験したことないんだけどさ(そもそもこれまでの人生において海との接点がほとんどないのである)。 そうして出来上がったきらら系(もどき)のスタンダードな出来だと思うのだが、1話目時点で4人のメインキャラがきちんと立っているし、のんびりした趣味のお話にも関わらず全く中だるみせず、ゆったりした心持ちで全編が見られたので印象は良い。制作が動画工房ってんだからそりゃ安定もするだろうし、監督は何とこれまでしばらく太田雅彦のチームで主要なポジションをこなしてきた大熊孝晴氏がいよいよ監督としてクレジットされたもの。いわゆる太田組とはちょい違うテイストにはなりそうだが、これもきちんと目的意識のあるアニメを作ってくれることを期待して良いのではなかろうか。 ちなみに、方言の強い先輩役を担当しているのは、舞台となっている熊本出身の篠原侑。「神田川JET GIRLS」では長崎出身の主人公の方言を担当していたが、いよいよ完全に地元に降り立ったわけだ。やっぱり方言キャラをスルッとできるってのは声優の武器の1つに違いないよね。あと、あけこはまた巨乳の役だ。なぜだろう、こういうのって巡り合わせが絶対にあるんだよね。日笠とかさ。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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