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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「魔王城でおやすみ」 6

 今週に入ってから、勇者的な下野紘を見るのが3度目なんだが? なんなんだろね、こういうバイオリズムみたいなのね。AT-Xだと番組の後ろに声優による実写コーナーがあるんですが、登場するのが下野・松岡っていう、どっちが突っ込んだらいいのか悩ましいコンビなんですよ。今作で実写コーナーにいのすけを使えないあたりに何かの限界を感じる。まぁ、別にこの2人でいいんですけどね。なんでオタクは松岡くんを見てると心が安らぐのだろうか。

 さておき、今作も実は原作ちょっと既読。「トニカクカワイイ」は1巻でやめちまったのだが、今作は何巻か続けて読んだ。私の秘密の「漫画喫茶ログ」を確認したところ、1年前の春に2巻まで読んでる(「トニカクカワイイ」も同じ日に読んでたので、多分サンデーの棚を見てたんだろう)。2巻以降は読んでいないのだが、おそらく最初に手にとった時に案外悪くないと思ったけど「続けて一気に読むタイプの漫画でもないな」って保留して、そのまま忘れたのだと思われる。なんかね、こういう「異世界でやる日常モノ」みたいなテイストは割と好きなジャンルなのかもしれない。他にも「ドラゴン、家を買う」とか「魔物たちは片付けられない」なんかも読んでいるので。そういう意味では、「全部知ってるわけじゃないけど、印象は悪くない漫画」というくらいの不思議な距離感の作品である。

 アニメで点数をややあげたのは5点ばっかりだと差がでなくて面白くねぇな、っていう忖度もあるのだが、まぁ、多少加点めでもいいんじゃないでしょうか。製作が動画工房、監督が山﨑みつえっていうなら期待値も高そうだし、1話目でのテンポの作り方も気が利いている。今作の難しいところは、「安眠」がテーマなのでギャグに振るにしてもあんまりハイテンポで振り回すわけにはいかないということ。もちろん姫の暴虐パートは好き放題やってもらって構わないわけだが、最終的にはいつも「スヤァ」に戻ってこなければいけない。そこの呼吸の作り方みたいな部分は、ちゃんと気にして作っていることが感じられる。ガチャガチャとやかましい魔王城の背景設定なんかも丁寧だし、緩すぎず詰めすぎずのバランスを保ちながら、このままのんびりと展開してもらえばいいんじゃなかろうか。

 あとはまぁ、水瀬いのり単独作品みたいな趣きですからね。オープニングから飛ばし気味だが、「常に眠そうないのすけボイスで安眠動画」っていうだけでもニーズはあるだろう。今期はここにチノちゃんも重なってくるのか。コーヒーで寝かせまいとするいのすけVS何がなんでも眠いいのすけ。名勝負である。

 

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○「トニカクカワイイ」 5

 タイトルを見ても「ウエサカカワイイ」しか思いつかない。それはともかくとして、今の若い子は「言葉の意味はよく分からんがとにかくすごい自信だ」って言われても何のことか分かんないよね。

 まぁ、トニカクカワイイ作品であろうか。今作については、一応原作1巻だけ既読。1巻だけ読んで「ホントに中身が無いな」って思って続きは手に取らなかったか、もしくは1巻しか出てない時点で手にとって、そこで終わりだったか。でもまぁ、この手の作品で中身があるってどいうことやねん、という気もするので、別に中身がどうってのはさしたる問題ではない。問題はどちらかというと、作者のプライベートに関することでな……いや、だってさ、あんだけ大々的に業界を巻き込んでの結婚の後にこんな作品書くなよ……俺らは作者より嫁のことの方をよっぽど知ってるんだよ。「それが声優」の原作を書いていつの間にか懐に潜り込んだあやつのことをよく知ってるんだよ。そんな中で、どう見ても「これ、作者が結婚して得た実感から描いてる作品だよな……」と(事実かどうかは別にして)思われる作品を描かれても……ドン引きよ。

 いや、別にいいけどさ。ノロケ話を作品に昇華してると考えれば文句ないクリエイティビティだよ。これでむしろお嫁さんのキャラが「荒ぶる鷲のごときファイナンシャルプランナー絵本作家」とかだったらまじでヒくけど、そこはちゃんとサンデー漫画になってますからね。現実とファンタジーの線引きくらい僕にもできますけどね。いや、でもやっぱり、事細かな結婚情報をか提供されると……「少なくともおめぇ、自分が結婚してなかったら描いてないだろ」とは思うわけですよ。結婚生活がどんな様子かは(嫁のTiwtterの様子以外は)知るすべもないわけだが、まぁ、なんやかんやでうまくやってるようで何よりですね。何がうまくいってるかって、ちゃんと今作もバーターでぶっこんで来てるところだ。「キャスティング協力:青二プロ」って、東映作品でおなじみのやつやんけ。こんなところで強権発動させるのやめーや。あ、でもおかげでかな恵ちゃんも仕事もらってるわ。ありがとう。

 そんなわけで、原作読んだ時には「畑の野郎、久米田にいじり殺されてしまえ」と思っていたわけだが、改めてアニメになり、至極真っ当に描かれると、これはこれでちゃんと成立してる作品なのは偉いな。「完全一目惚れだけから結婚した夫婦」っていうおかしさを描く作品なのだから、アホみたいなのろけ展開も、都合の良すぎるヒロインの感情も、特に大きな問題ではない。前提条件としてそこが処理されて、あとは「結婚ラブコメ」をやっていくだけである。デザインは何も間違ってない。すっきりしている分、むしろ賢いとすら言える。この作品を見て何を感じとったらいいのかは分からないが、作中であんだけ言ってるんだから、読者も「とにかくかわいい」と思えばいいのではなかろうか。まぁ、バックグラウンドにリアル嫁がちらつくと絶対そうならないのだけども。「トニカクアラブル」っていうスピンオフとか描いてよ。旦那でも嫁でもどっちでもいいから。

 

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○「ゴールデンカムイ(第3期)」 5

 北海道観光局、もうちょいコラボ先は考えた方がいいのでは……まさかアニメの提供にまで食い込んでくるとは驚きだが、考えてみりゃ鳥取県がスポンサーになってるアニメとかもあったな。よし、聖地巡礼で骨身を凍えさせろ。

 気づけばもう第3期なのね。早いもんだ。まぁ、やってることは特に変わらないのでホッとするばかりなのだけど。続き物なのであんまり特筆すべきこともないのだが、1話目から復習もほとんど無しでのいきなりの樺太編スタートである。実は網走までは漫画喫茶で全巻読んでたんだけど、樺太編から先はまだ読んでないんでここからは私も未知のゾーンに入る。アニメ放送前に溜まってる既刊分だけでも読もうと思って忘れてたんだよなぁ。まぁ、新鮮な気持ちで見られるのもまた良きかな。

 スタッフは多少の入れ替わりこそあったが監督やスタジオレベルでの変更はないので大きな取りこぼしはないだろう。それに加えて、2期はどうしても2クールの間に網走までやらなきゃいけないってんでいろんなところで忙しない部分やカットも多かったのだが、ここから先は割と連載に近づいていくところだろうし、あんまり急ぐ必要もないんじゃなかろうか。原作読んでないから分からんけど、少なくとも1話目を見る限りでは焦っているような雰囲気は感じられない。いつも通りに一切隠すところのない筋肉祭りが花開き、本当に現代アニメの中では貴重で希少な「そっち方面」の唯一の作品と言っていいだろうまぁ、希少は事実だけど貴重かどうかは分からんな。

 個人的にはもう、杉本の声を聞いてるだけでホッとする部分もあるし、相変わらずの谷垣のいじられ方も元気が出る。写真何枚持ってんだ。アシリパさんとの合流まではしばらくかかりそうだから女の子成分がちょい足りない気もするが、まぁ、アシリパさんにもそんなもんは求めてなかったしな。おとなしく筋肉を見守ることにしよう。

 

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○「ひぐらしのなく頃に」 5

 まさかの島みやえい子! そこそのまんま使っていいのかよ。それだけでちょっとテンション上がるな。この調子で「why, or why not」も欲しいし、当然「奈落の花」も欲しい。

 「なんでこのタイミングでリメイクなんだろう」という疑問は当然のことであるが、最近はこの疑問も浮かんでは消え、浮かんでは散っていくのであまり気にしないことにしよう。まぁ、誰かが「そろそろアニメを視聴する世代も一周してると思うんで、過去の名作でもリメイクしたらもう一山稼げませんかね?」って提案しているのだろう。実際に旧作の放送開始は2006年だ。どう考えても世代は一回りしている。一回りせずに居座っているおっさんの方が悪いのである。

 リメイクってぇと、「何がどう変わってしまうのか」というのは重要な問題であり、その最たるものがキャスト変更。どんなアニメでも、まずはキャストの変更で一悶着あるはず。しかし、今作は何と、14年前とキャストの変更が一切無い。まじで無い。すげぇなヲイ。そりゃま、作中の重要キャラが17歳のまま止まったキャスト2名とかで繰り広げられるので年齢なんてものともしないのかもしれんが。実際、そこまで違和感は無かったしね。これで「やっぱり年取ったキャストには無理だよ!」みたいな実績ができると、他のリメイク作品が新キャストを採用する大義名分ができるのだが、今作は出来ちゃってるので残念ながら(?)そういう事例にはならなかった。まぁ、大川さんが多少辛そうだったが、多分加齢じゃなくてブランクのせいだろうしな。

 キャストは変わらないが、当然製作体制は全く異なっている。スタジオはディーンからパッショーネに変更。パッショーネなんて、旧作放送時にはまだ存在すらしてなかったスタジオだが、最近は寡作ながらも悪くない結果を出しているところなので、案外期待はできる。旧作は途中で作画が死んでしまった嫌な事件があるので、その部分だけでも「リライト」されるなら一応ありがたいとは思えるだろうか。パッショーネのカラーに合わせたためか、キャラデザが全体的に丸みを増し、CGでの処理もあいまってだいぶぬるぬるしている。まぁ、デフォルメパートのまるまるコロコロ感を強めて、シリアスホラーとのギャップを際立たせるのが狙いなのだろう。これはこれでアリだと思う。全体的に、悪くはない要素でまとめられてはいるのだが……やっぱりこうなると「なんでリメイク?」という疑問が……いや、そこは割り切ろう。もう、知らん視聴者の方が多いなら、これは立派な新番組に違いない(つい最近までAT-Xで再放送してたんだよなぁ)。とりあえず、私も久しぶりのひぐらしワールドで懐かしさに浸ろうと思います。

 

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○「秘密結社鷹の爪団 ゴールデンスペル」 ー

 ショート枠だわ。そりゃそうか。

 鷹の爪団、久しぶりだなぁ。なんか媒体を変えていろんなところで製作は続いていたらしいのだが、基本的にテレビ放送以外はチェックしないので、最後に見たのは「カウントダウン」(2009年)だったのだろうか。つまり10年以上ぶり……!?!? すげぇな、作品に歴史ありだけど、俺にも歴史ありすぎ。

 しっかりとコロナ後の世界に対応したネタ回しになっていたり、相変わらず鮮度と勢いが勝負のネタは変わらない。吉田君の声がちょっと歳取ったよな、というくらいだろうか(そしたら他のキャラも歳取ってるんだろうけど、変わんねぇっつうか分かんねぇ)。相変わらずの雰囲気には癒される部分もあり、呆れる部分もあり。今日も元気そうで何よりです。これ、ちゃんと1クールやるんだろうか。

 

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○「無能なナナ」 6

 タイトルを見て「七人のナナ」を思い出したおっさんたち、元気にしているかい。お互い歳は取ったが、頑張っていこうな。

 至極どうでもいい話題から入ったのは、一応1文目に何を書いたらいいかを配慮した結果である。ほら、私も一応ネタバレには注意するタイプの民なので。まぁ、次の段落からこの文章なので意味は無い気もするけど。こういうトリックを仕掛けてくる作品も久しぶりだねぇ。ほんとのほんとに警戒してなかったもんだから、正直びっくりしたよ。昔懐かしい「喰霊-zero-」を思い出すわね。

 正直、放送時間の3/4は「しょーもないアニメやなぁ」と思って見ていた。「能力者」の設定がすげぇ頭悪そうだったし、「人類の敵」のデザインにしろ何にしろ、全てがチープ。映像製作がブリッジなのでその辺は推して知るべしだが、キャラデザも随分もっさりしてるし、そりゃまぁ、十把一絡げの適当アニメだという第一印象もやむなしである。そして、そんな腑抜けた印象を与えることこそが製作側の狙いだったってんだから腹の立つ。うーむ、1話目だから一応最低限の注意で見ておいてよかったわ……序盤で必要ないと判断して切ってたらどうなっていたことか。

 色々と伏線の張り方や要素の置き方が丁寧で、例えばタイトルの「無能なナナ」というのもヒロインのナナなのか相手のナナオなのかを錯誤させている。途中でナナが出てきたときに「あれ? どっちだ?」と思うが、すぐに彼女に能力があることがわかり、「無能なのは男の方かー、でも、絶対この感じは何か能力持ってるレベル0の無能力者タイプだもんなー」って思って見てると、クライマックスでいきなり能力を発動。「やっぱりキャンセル系最強じゃん」と思って、この時点でタイトルが回収できたと思って油断してしまう。人間、一度底が割れたと判断すると、その下にさらに何かがあるとは考えないものだ。そして最後には「真の無能」が明かされるというどんでん返し。ちゃんとそれまでの能力の下支えの説明してくれるところも親切である。実際には限定になってるかどうかは分からないけど、そうしようとしてるということが分かるだけでも説得力は上がるものだ。後から見るとナナオの方が「人類の敵」と呼ばれていたのも伏線になってるわけで、腑に落ちる要素が多いのである。これは良い脚本だ。

 ただ、こうなるとあとは気になってくるのが「さて、2話目以降は何するんやろ」という部分で、1つのショートショートとして成立してしまっているだけに、この先の展開は蛇足になりはしないかと不安である。いや、流石に2話目以降が蛇足になることはないか。ある程度精緻な脚本が組めるスタッフなのだろうと想定して、期待はしておこう。何にせよ「メインヒロインがクソ女」「そしてCVがるみるみ」というだけでも満貫分くらいはあるのだから。人類はちゃんと大久保瑠美に仕事を与えるから偉い。

 

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 【悲報】肉球認証、別にいらなかった、第23話。何で今回わざわざ「すうちゃんがいない」っていうシチュエーションを作り出したのだろう。次回の文化祭に向けて、ことこ先輩が忙しかったっていう伏線なんだろうか。

 サブキャラのはなちゃんに初めてスポットが当たるお話。サブキャラでも容赦なくいじり倒すのが本作の姿勢であるが、今回は割とまっすぐにわかりやすい話になってたかな。まぁ、ブラックスキーマ状態になった時のイカレ方がシャレにならないっていうのはいつも通りなのだけど。ゆに様は健気に働き続けるナイスガイだとは思うのだが、もしゆめちゃんたちがいない世界だったら結構な極悪人になっていた可能性があるな。

 「夢」をテーマにした作品では今更みたいなサブタイトルではあるが、今回は夜に見る方の夢ではなく将来目標の方の夢。これまで散々「絵描きオタクキャラ」として描かれていたはなちゃんの、真の実力が明らかになった。お話作るのが苦手とは言っていたけど、そりゃ中学1年生だったらしょうがないよね……まだ自由帳に自分の考えたボスキャラとか描いてるような歳じゃん。まとまりのあるストーリーが作れるならそれだけでも立派なもんよ。そして何よりも立派なのは、100回の挑戦でもくじけず戦い続けるというその不屈の精神性。中学1年生の秋時点で100回もの失敗を味わってるってことは、もっとずっと前から挑戦し続けてるってことでしょ。ますます偉いわ。色々と才能にあふれた連中が周りにたくさんいるのでプレッシャーはかかるだろうが、はなちゃんにはこれからも挫けず頑張って欲しいものである。ただしまいら、てめーの空気読まないムーブだけはダメだ。100≒1は斬新すぎる新説だ。

 そのほか、今回食い込んできた要素としては「れい君が自由すぎるな」っていう部分。まぁ、みゅーたちも学校で散々顔だして話してたけど、ゆめちゃんたちがほぼ隣にいる状態でも平気で出てきて喋るれい君は流石に自由すぎるな。実はどっかでバレてるってオチが待ってるんじゃないかと戦々恐々である。そして、多分これまた大して使われないサブキャラだと思われる美術部の2人がやたらと濃い。幼女先輩たちは、この美術部を見て世界の名画の数々を勉強しようね。

 一応、ブラックスキーマ叩き込みの時に「まとめて2体にヒットする」っていうのも初めての現象だろうか。今回は同じ夢にはなちゃんと黒猫が同時に入っていたわけだが、あれってナイナイナイトにゅいした時にはなちゃんの夢に黒猫が巻き込まれた形なのか、それとも黒猫もボス猫に負け続けることでブラックスキーマが溜まっていたので2人(1人と1匹)同時に発動したものが共同開催されていたのか、どっちなのだろう。もし前者だとしたら、誰か巨大なブラックスキーマ持ちが現れた場合に、その悪夢に周りの人間を取り込むというムーブが可能になるのだが……いやまぁ、ゆに様は絶対そこまで考えてないだろうけど。

 野放図なゆに様に活を入れるためか、いよいよ悪夢の女王様がパートナーをつけることを検討? 一応メインストーリーもちゃんと進んでるんだな。あんだけ無駄なことたくさんやってるのにな。CM前のプリンのくだり、ほんとになんだったんだろう……。

 

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○「魔法科高校の劣等生 来訪者編」 5

 なんかつい最近まで同じようなアニメを見ていたような気がするんだけど……劣等生やら不適合者やら、みんなしてテストの結果が悪くてもいいようにひたすら予防線張ってる奴みたいだな。

 まー、何も覚えてないよね。確認したら第1作目の放送は2014年。6年前ならちゃんと観てた作品だってすっかり忘れてしまうだけの時間。いわんやろくに観てない作品をや。しかもこの作品、アホみたいにキャラが多くて覚える気も起きないのよね。「なんかこぅ、簡単にあらすじだけでも思い出せないかな」って思ってwikiを読もうかとも思ったのだが、「三国志かよ」ってくらい凄まじい量の文章がのってて「wikiの存在意義とは……」という気持ちになった。このwikiを頑張って頑張って編集している人が世界のどこかにいるのかと思うと、人類の叡智というものに想いを馳せたくなる。

 ただ、実はこうして「長い時を経てどうでもよくなってるのに、何となく観てしまうアニメ」というのが1つある。それは「ストライク・ザ・ブラッド」だ。地上波放送はほとんどなく、AT-Xで時々OVAが放送されていたのだが、あちらも登場人物のことをさっぱり覚えていないのに、OVAは全部観てしまった。毎回観ながら「よくワカンねぇけど、最後に先輩の喧嘩があるんや」と思うだけで何となく観てしまう。まぁ、主なモチベーションは「種ちゃん頑張ってんなぁ」って思うこと。次点で「瀬戸ちゃん頑張ってんなぁ」って思うこと。

 そう考えると、今作も存外私にとって意味があるのかもしれない。キャラが多くて、6年前にキャスティングされたということは、今じゃ中堅レベルでいい具合に熟したキャスト陣がふんだんに盛り込まれているということ。そうでなくとも「頭のおかしいみさおボイスの妹」だけでそこそこの打点だったわけで、「わぁい、いろんな女の子が出てくる」っていう部分だけを脳死状態で見守るのはありなんじゃなかろうか。幸いにして映像部分は特に問題は無いし、案外なろうの激流にボロボロになった私の目には、今作が高尚な作品に映るかもしれない。

 

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○「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」 6

 世界を壊す、歌があるッッ! もう、実質シンフォギアじゃん。ちなみにそういうことを言うと冷静な人から「それを言ったらシンフォギアだって実質マクロスだろ」みたいなことを言われるわけですが、フォニックゲインに侵された脳は「……だとしてもッ!」と答えるしかないのです。最短で、まっすぐに、一直線で。

 さておき、放送後から私の周りでもなんかザワザワしてたのでおっかなびっくりだった作品。「ヒプノシスマイク」という名前は当然前から聞いており、例えばカラオケの新譜一覧だとか、ヒットチャートだとか、そういう類のところで「超ブーム」みたいな話も聞いていた。女性向けの「アイドルもの」と言えば一昔前の大看板はうたプリのイメージだったが、今は(もうアイドルでもなんでもないが)この作品が席巻しているということだろうか。当然私はさしたる興味も無いので一切チェックせず、むしろブシロードの陰謀に巻き込まれてアルゴナビスを見ながら「これが流行りなのかな」とかぼんやりしていたわけだが、何とまぁ、まるで違う世界のものがこんな形で醸成されていたとは。

 ぶっちゃけ、いわゆる「ラップ」というものに全く興味がないために二の足を踏んでいた部分はあり、現時点でも「やっぱラップって何がいいのかよくワカンねぇよな」とは思うのだが、本作の場合、そうした「よくわかんない奴」にも届くように、行き届いた配慮がなされている。いや、イカれてんのは間違いないし、「なんやその世界観」とは思うのだが、初めからそうして吹っ切れた世界観を提示しているために、もう細かい設定なんかはどうでもいいんだというのがよくわかる。ヤクザもチンピラもお医者さんも、とりあえず懐にマイクを忍ばせて、いざとなったら全員で抜く。そういう世界なのである。最初の説明で「人の心を操る」みたいなことを言ってて「あ、ヒプノシスってまんまの意味なのかよ」って思ってたのに、いざバトルが始まるとスーパー戦隊ばりの爆発で敵が四散するのもあまりにも馬鹿馬鹿しい。まぁ、あれもオルケストラ的な「イメージ」なのだろうけども。でかいスピーカーが空から降ってくる図とか、ダンガンロンパでしか見たことねぇよ。

 そして、最大の見せ場となるのはやはりバトル中の演出だろう。1話目はいわば4本のMVを叩きつけられたような形であり、その部分に一番気合が入っているのは必然。上で「ラップとかよく分からんし」と書いていたのだけど、ラップがわかりにくい大きな要因として、無駄に早口だから何言ってるかわかんねぇってのがある。一定時間に人間の脳が許容できるワード数なんてのは限界があるわけで、「歌」として認識するならそれを超える意味を込めてもしょうがないだろ、と思っていたわけだが、今回の演出を見るだに、本当に言葉の「意味」を見る文化ではないのだな、ということがよく分かる。いわゆる韻の部分がわかりやすいように文字を並べて、ちゃんと視覚から認識した上で音の重なりを体感できるようになるというのは、ラップの楽しさを勉強するのにはベストな見せ方な気がする。あとはこれがどのくらいバリエーションを持つかの勝負だね。インパクトは絶大だが、毎週これをやるだけなら流石に飽きてはくるだろうし。いや、でも別にシンフォギアで飽きたって事実はないな……。大丈夫かもしれん。

 そうしてよく分からん世界を振りかざしてる人間が結局シンフォギアの監督じゃねぇか、って分かるのが最後のオチ。しょうがないでしょう。これは、愛なのですから(ツッコミ待ち)。

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