忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[406] [407] [408] [409] [410] [411] [412] [413] [414] [415] [416]

 良い、最終回だった……第7話。このエンドロールの感じ、完全にシンフォギアなんだよなぁ……。

 というわけで、多分Roselia編が完結した。多分、っていうのは、これから先のRASのシナリオでどんだけRoseliaが絡んでくるか分からないので、もしかしたら後日譚みたいなのがあるかもしれないから。でもまぁ、RASの物語とは関係なしに、あとはフェスに向かって突き進むだけなので友希那さんも目的は達成しちゃった感があるんだよね。完全に王者の余裕でRASを踏み台にしただけだったけども……生真面目な紗夜さんが「そんなことしてしまってよいのでしょうか……」ってんでちょっと心痛めたお話、っていうだけでしたとさ。まぁ、ほんと友希那さんは説明が足りなすぎるとは思うのだけど。これまでずっとリサ姉に甘やかされてたから「別に話さなくてもいいでしょ」ってスタンスが板についちゃったんだろうね。学べ、友希那。こうして周りの人間の忖度能力が上がっていくのだ……。とにかくこれで、FIRE BIRDにもドラマ性が付与されたわけだねぇ。

 さておき、Roseliaの物語については予想通りの心配無用っぷりで、「前回負けたという事実をどうやって払拭するんだろ……」と固唾を飲んで見守っていたが、「負けたけど、だから?」みたいな処理で流石に笑ってしまった。さすが湊友希那、自分たちの音楽以外のことに一切興味が無いので、チュチュの申し出についても「まぁ、これを受けたらまた一歩先に進めるわね」以外のことは考えてなかったようだ。結局、勝とうが負けようが目的に関係なかったから平然としていたという。こうなるとますますチュチュさんの一人相撲っぷりが際立ってしまうわけだが……レイヤさんの様子をみる限り、どこかで一回はチュチュがギャンギャン泣く日がくるんだろうなぁ……。

 そんなチュチュとレイヤの馴れ初めが今回初めて描かれたわけだが、実は漫画版ではすでにこのシーンが描かれてたりする。まぁ、ディティールはちょっと違ってたけど。そりゃさ、野生のレイチェルがその辺でくすぶってたら、敏腕プロデューサーチュチュ様じゃなくたって声かけるに決まってるよね。ロックのときと違って、一切迷う必要のない圧倒的スカウティングである。レイヤさんの方ははなちゃんとの約束もあるのでまだ煮えきってない感はあったが、そうしてチュチュの豪腕だけで引っ張られてきたRASにも、そろそろ一歩立ち止まって考えるタイミングがきたってことなのだろう。まぁ、考えるのは主にレイヤとチュチュの2人だけだと思うけど。パレオは、多分最終的に全部チュチュの教育のためになるように動くと思う。マスキングは……ケーキ焼いてると思う。

 今回も様々なカップリングが繰り広げられたが、中でも注目したいのはあこ×ますき、そしてレイヤ×リサ姉という同ポジションつながり。特にあこマスに関しては新たな無限の可能性を感じさせる異次元のカップリングになっている。あこにとっての「格好いい」ナンバーワンはおねーちゃんなわけだが、新たなサンプルであるマスキングの勇姿を、どんな気持ちで見守っているのであろうか。そしてますきさんの方は、可愛格好いいあこのことをどんな感情から見つめているのだろうか。まー、絶対「本筋」に関わらない組み合わせだろうから、想像するだけなら無限大である。そして、悩めるレイヤとコミュ力の怪物・リサ姉の組み合わせ。たまたま楽器が同じというだけでなく、ベースを始めたモチベーションまで似ているという共通項が見つかった二人。リサ姉の包容力は、レイヤすらも包み込むことができるだろうか。お互い苦労性だし、何かと話が合う部分もありそうだけどね。

 そのほか、今回の中心は当然濃厚なゆきさよだったし、相変わらず出番となれば容赦無く感情を垂れ流す日菜も元気だ。今回は冒頭のノックが先週と全然違っていたあたりに彼女のセンスを感じるし、姉が胸の内に抱える感傷が全てわかった上での接触を図っているらしい様子が空恐ろしい。まぁ、そりゃ誰だって床に伏せる紗夜さんを見たら物珍しさでテンションも上がる気はするけど。紗夜さん、周りにバンドメンバーがいっぱいいるのに安心して寝ちゃうあたりがもうヤバいんだよなぁ。

 さて、そんな感傷も来週には綺麗にリセットかなぁ。何しろ次回予告の内容が……こうして次週を読めないように引っ張ってやきもきさせる手法もシンフォギアなんだよなぁ……(全てに道はシンフォギアに通ず)。

拍手

PR

 去年まではスルーしてましたが、リクエストがあったので一応やってみました。女性編に比べるとだいぶページ数も少ないし、これくらいの作業なら構わないか、と思ってのこと。正直、男性編はめくってても知らん名前は結構いるんじゃないかなぁ、と思ってたんですが、体感では女性編とそんなに変わらないですね。むしろ男性の方が息が長くて「安定のこの人!」みたいな顔が多いので、ページをめくっていて「おおっ、おおっ!」ってなる流れが多かったかもしれません。個人的には怒涛の野島家ラッシュとかが好き。あと塩屋兄弟が全然関係無い汐谷さんが間に挟まったせいで上下にならんで「同じ顔やんけ!」ってなってるとことか。

 一応数字を確認してみると、今年度の掲載人数は595名。去年からの増加が12名である(つまり昨年度は583名)。そりゃま、これでも「多すぎやろ……」って思うのは間違いないが、女性声優の907人に比べりゃまだまだかわいいもんである。こうしてみると男性声優は女性よりも競争が少ないとみることもできるが、その分余ってるパイが少ないハードな業界ともいえる。やっぱりこうしてみると男女で業務形態(というか求められる仕事?)が違ってんだろな、とは思うわね。

 個人的に、男性声優についてはあんまり日頃から興味を持って調べないので改めて名鑑を見てて「へぇ」って思うことが多くて、そのうち1つはこっそりした改名。例えば笹沼晃(ガンダムSEEDのディアッカの人)がいつの間にか「笹沼尭羅」に改名していたなんて事実は初めて知ったし、しかも今回知った理由として「改名して、また戻したから」っていう(最新号でまた「晃」に戻っていた)。そしてもう一人、森訓久が現在「モリノリ久」名義になっている。しかもすげぇ最近の出来事じゃねぇか。何してんだもりしゃん。

 あと、宣材写真は割とこまめに変えている人がいるようで、笑ってしまったのは大ベテランの鈴木清信氏が今年から突然の禿頭になってたこと。出家でもしたんかいな。園部好徳氏もつるつるになってるし、やっぱりね、男性にはね、そういうタイミングがあるんだよね……。なお、中尾隆聖は思い切って染めてますね。こういう歳の取り方は良いなぁ。

 

 

 

 以下、具体的な出入りについてのまとめである。まず、昨年度版に掲載されておらず、今年載っていたのは以下の19名。

 

IN(19名)

五十嵐雅 伊藤昌弘 岩崎諒太 岩中睦樹 小澤廉

北村諒 小西成弥 小林竜之 子安光樹 榊原優希

佐藤元 高梨謙吾 竹内栄治 橘龍丸 徳留慎乃佑

バトリ勝悟 日向大輔 真野拓実 室元気 

 

 真っ当な新人が多いが、女性編に比べるとここに出てくる名前でも平均年齢が高いのが特徴。調べてみると舞台などの他のジャンルから登録されてくる人が結構多く、さらにバンドリプロジェクト「アルゴナビス」関連など、ある程度他分野で実績が出ている人間が声優業務にも関わるという構図がちょいちょい。まぁ、この声優名鑑、萩原聖人やクリカンも載ってるからね……。小林竜之がこのタイミングで掲載される意味もよくわからんのだが、歌唱から役者業に少しずつ浸透してきているという証拠なのかしら。

 そして、そんな中でも一番注目したい、というか注目してしまったのは、「子安光樹」という名前。そう、あの子安武人の息子さんである。そんな奴がデビューしてるなんて全然知らなかったのだが、名鑑を見て行ったら一発で「これ親子やん!!!」ってわかってしまったので笑った。これは似てるわ……ただ、本人が喋ってる動画も探してみたけど、声質はあんまり似てない気もする。まぁ、まだ若いので今後どういう変化を見せるかだが、子安ラインの役者にはならない気がするな。他の2世声優もだいたいそうだけども。大塚明夫が見事に親父さんっぽい声を出せてるのとか、もしかしたらレアなのかもしれんな。

 他にも、女性編と同様にちらっと国際色が感じられたりするのも自然な流れかね。ちなみに、室元気については「えっ? まだ載ってなかったの?」と思って確認したら2014年までは掲載されており、これもおそらく事務所移籍とかの関係で取り除かれ、戻ってくるまでにこんだけかかったってことなんだろう。割と基準が適当ではあるんだよな。

 

 

OUT(7名)

石井マーク 石原壮馬 海老名翔太 勝田久 鎌田匠

徳武竜也 中村正

 こちらは去年掲載されており、今年名前がなかった7名。このうち鬼籍に入ったのは勝田久氏・中村正氏の2名。二人とも押しも押されもせぬ大看板。年齢を考えれば致し方ないところであるが、特に勝田さんの場合は現代声優「教育」ビジネスにおいても象徴的存在だったのである。

 他にも、無期限休業を発表した石井マーク、完全廃業を発表した徳武竜也あたりも割とわかりやすいところ。最近は男女ともに、若手でもスパッと「引退」を宣言する流れも増えてきているのかもしれませんな。まぁ、その何十倍も声も出せないまま消えていく若手が多いだろうが……。

 残りの若手に関しては、なんで掲載されないのかわかんない人もいるけど……「石原壮馬」だけは調べたらなんかやたら黒い理由が出てきてちょっとテンション下がった。まぁ、裾野が広がるとこういう案件も出てくるわなぁ……。

 声優を目指す皆さん、これからも清廉に、精進なさってください。

 

拍手

 どんどん手足が長くなる金森氏、第10話。もう、最終的には身長2メートル超えてきそうな勢い。

 この世界を形作る最大級の「怪物」である金森だが、前回はそのオリジンとなるエピソードが明かされ、さらに今回は、初の「敗北」を喫した。どう考えても頭が固すぎて阿呆のように決まり文句を並べ立てる教師陣の方が悪いというのは誰が見ても明らかではあるのだが、それがまかり通ってしまうのが現実社会の難しいところ。今作の世界が「現実」かどうかはまた別な問題だが、どれだけアナーキーに見える芝浜高校でも、やはりこうした大人による締め付けは存在しているものらしい。

 金森は、彼らの非を叩くことは簡単だっただろう。実際、議論は平行線をたどるどころか金森によって一方的にねじ伏せられた形になり、教師陣は試合放棄とも言える理不尽な押さえ込みで席を立ったのだ。どう考えても悪いのは大人サイドである。しかし、普段の金森だったらそうして「理屈が通じない奴ら」の存在も考慮に入れた上で、「馬鹿ども」を前提として武装することができたはず。この度の論争において、金森が政治を抜きにして正論一本でぶつかってしまったことは、おそらく時間の無さからくるやむを得ぬ対応だったのだろう。もしくは、本人が言う通りに「あまりに馬鹿らしくて」試合放棄する形になったのかもしれない。しかし、その内実はともかく、結果だけを見れば金森は「敗北」したに違いない。

 ただ、そうして金森が半ばヤケになって学校側を無視してしまったのは、もしかしたら生徒会の黒い人との関係性もあったのかもしれない。彼女(さかき・ソワンデという名前らしい)は映像研と敵対する立場にこそあったが、どうやら根本的には「悪いやつ」ではないらしい。むしろその徹底してドライな物の見方は金森の同類とすら言えるし、彼女の狙いを本当の意味で理解できる数少ない人間の可能性すらある(少なくとも浅草・水崎はそのカテゴリに入ってないだろう)。彼女との対話で映像研が示すべきスタンスは大体示すことができたと判断し、金森はさっさと面倒ごとから身を引いた。あとは、実際のイベントで額面をどのようにごまかして実利をとるかの勝負であろう。

 そんな金森氏の苦労も何処吹く風。相変わらず監督と作監はやりたい放題である。まぁ、水崎氏は今回金森の命令に色々と折れていたし(サイクリングに繰り出した時にちゃんと日焼けに配慮した衣装で登場している)、そこまで作画作業で切羽詰まっているというわけでもないので余裕のある状態。問題は全然シナリオ作業が進まない浅草ということになるが、彼女は芯の部分から気分屋の「現場主義」であるため、何かを掘り出すためには机の前で唸っているばかりではどうしようもない。都合よく(?)百目鬼が「音撮り(ハンティング)」に出向くとのことで、ちょっとしたピクニックがわりのロケハン作業だ。作品のテーマを「芝浜そのもの」にしたことで、どこに気晴らしに出かけても取材だと言い張れるのはずっこいな。

 今回見せ場となったのは百目鬼による音のあれこれをめぐる演出。特にわかりやすいのはやたらと長回しだった「音波」を築いていく演出部分で、オシロスコープのような波が作画素材に溶け込んで音を刻んでいく様子な味わいがある。以前は「作画素材画面」になると全てのSEを浅草たちが全部口で言ってたわけだが、百目鬼が加わった影響なのか、今回はその部分にすぐにSEが載せられるようになっていた。どうやら浅草の中で「音からの刺激」も重要な要素になっているようなので、浅草・百目鬼間の連携も今後の見どころの1つなのかもしれない。しかし、こうしてみると黒い人の多い学園だな……。

 

拍手

 ダイソンの掃除機ばりの収束力で設定が回収されていくぞ、第11話。なんでこんな荒唐無稽の世界なのに、各所で回収していく伏線に愛しさを感じてしまうんだろうか。「穴空きさんが何故自分の頭に穴を空けるのか」とか、「今更それ気にするゥ?!」みたいなところから落とし所が生まれるのなんなの。

 前からちょいちょい書いてることだが、今作の裏主人公って結局富久田だったんじゃないか疑惑があるくらいに、富久田がどんどん面白キャラへとランクアップしていく。前回の時点で「実はイドに潜っても記憶が残っててねぇ、ちょっと鳴瓢さんを激おこさせるために悪いことしてみたよ」とか嘯いていたわけだが、イドの世界における富久田さん(穴井戸)の目的は、「死ぬこと」そのものだった。過去には名探偵としての採用試験がわりにちょいちょいイドに潜ったことがあったが、その都度速攻で死んでいたのは、別に酒井戸が特別優秀なことの証明ではなく、名探偵・穴井戸が死にたいと思っていたせい。そんな斜め上の真実に気付けるわけないやろがい。

 そして、なぜ彼が死にたがっていたのかといえば、それは「穴が空いていないから」であり、何故穴を空けたかといえば、自分の脳機能が原因で人生に耐えられなくなっていたから。「数称障害」とかさらっと当たり前のように出てきた概念だけど、なんやねんそれ。調べてみるとせいぜい「数字にものすごくこだわりがある人」くらいの強迫障害っていう事実しか分からなかったのだが、そうして「数が気になる」というちょっとした精神性も、富久田レベルの才人になってしまうと人生を左右しかねない問題になるってことなんだろう。なまじ頭がいいだけに、その「数」の認識が常人よりも圧倒的に広いのだ。富久田はそんな自分の脳に嫌気がさし、解消のために頭にドリルを突っ込んだ。イエー、解決。まぁ、その後勢いで他人の頭にも同じことしちゃうわけだけど……これにて名探偵・穴井戸が爆誕する。

 そうして富久田の真実に気づくことで、鳴瓢はギリギリでジョンウォーカーの目論見の上を行くことに成功する。先週まで潜っていた「第2層」との時間のズレを手掛かりに、「観測されればそれは現実だが、観測の目から逃れれば時間が広がる」というイドの真理を看破。つまり、自分の時間が大きく延長された「第2層」こそがジョンウォーカーの目を逃れつつ真相に肉薄するためのステージであると解釈する。すでにこの時点で「蔵の関係者にジョンウォーカーがいる」ことは大前提だが、まぁ、あれだけ派手に百貴を巡った詐術が使われたのだから、その辺りは3人の名探偵の中でも共通認識だと考えて問題ないだろう。ついに与えられた「犯人の埒外」での捜査を本堂町に託し、鳴瓢はその手掛かりの回収に邁進する。

 一方の本堂町は、鳴瓢が第2層に残した手掛かりを元にジョンウォーカーの犯人像に迫り、その上できっちり「理詰めで」限定を行おうとする。これだけむちゃくちゃな世界の中で、がっつりアリバイ検証から特定していくってのはなんとも偏執的であるが、そのために使われたのが「第2層の富久田」ってのも面白い。もし現実世界で本堂町が穴を空けられていなかったら、今回のような限定は不可能だったわけだ。またこの世界の富久田さんも恐ろしく物分かりがよく、突飛すぎる本堂町の相談を受けてもすぐさまその本質を見抜いて見事なヒントを与えてくれる。やっぱ富久田さんがこの世界の救世主でいいんじゃなかろうか。まぁ、本堂町が「第2層」を去ったあとにあっさり逮捕されているとは思うが……。

 そうして「第1層」である嵐の世界に舞い戻ることができた本堂町。そこに富久田が触ることで穴が蘇るシーンなんて、考えてみりゃひでぇ展開のはずなのに「これが……二人の信頼の証!」みたいにちょっといい話になっているのが実におかしい。我々視聴者も、このイドの世界に完全に毒されてますな。そうして最後にたどり着いた犯人の名前は、「まぁ、そうなればそうなるやろ」みたいな当然の帰結ではあるのだが、この際意外な犯人像でなくてもどうでもいい。何しろ、物語はここで終わるわけではないのだ。

 最後に残された謎は、カエルちゃん、カエルくん、飛鳥井木記。これまで鳴瓢が接触したのはあくまで「第2層での飛鳥井」であった。そして今週ラストには、いよいよ「現実世界での飛鳥井」が登場。ジョンウォーカーが保護していたと考えるなら、カエルちゃんがイドの中で殺されていることこそが、ジョンウォーカーの動機の根幹ということになるが……。

 もう、なんでもいいからとびきり破天荒な解決を見せてくれ! あ、さりげなく色っぽい話になっちゃってる東郷さん、ありがとうございました。

 

拍手

 もう日曜日の朝にクレオンの声を聞くこともないのかと思うと、やっぱり少し寂しいですね……。ってなわけで、年に一度の別れと出会い。新戦隊スタートである。

 とはいえ、今年は(今年も)事情が少し特殊で、この戦隊は完全に初めましてではない。すでに劇場版でがっつり導入部分をやっており、そっちを観た人からすればもう「2話目」みたいなもんである。さすがに劇場版は観る観ないで層が分かれるわけで、全てのお子さんが見るわけではなかろうことを考慮して改めて1話目らしい1話目をやるかと思っていたが、存外に劇場版を前提とした進行になっていたので少し驚いた。まぁ、過去の戦隊のパターンからすれば今回のような「レッド受け入れ型」もフォーマットの1つではあるので、これが1話だと言われても別に問題はないわけだが……他の4人やキラメイストーンの解像度については劇場組とそうでない組ではかなり差がついているのではなかろうか。

 他にもキラメイ王国での事件の話も1話目ではほとんど触れられていないし、戦隊をサポートする組織の存在もうやむやの状態なので、古坂大魔王が一体何者なのかもよくわからないはず。まぁ、その辺はおいおい説明していくっていう形のフォローにはなるんだろうが、これだと劇場組かどうかで1話目の印象は随分変わってくるんじゃなかろうか。私目線からすれば、今回は完全に「2話目」だったし。まぁ、逆に言えば「レッドの導入までまるまる2話分を費やした戦隊」という例を見ないパターンになっているとも考えられるか。「やってることはイマジネーションだな」とか「どうもゼロワンのアルトとテンションがかぶるな……」とかいう感想が頭をよぎるが、まぁ、その辺りはこれから差別化を図っていく部分だろう。個人的には黄色の理不尽なまでの扱いの悪さが微妙にツボってしまったのだが、これから5人の中でどういう関係性を構築していくのかが楽しみだ。eスポーツ界隈から怒られなければいいのだけど。

 リュウソウではいささか消化不良気味だった「バディもの」としての要素が思いの外掘り下げられそうなのは注目ポイントの1つといえる。キラメイストーンの連中はがっつりキャストを当てられており、実に賑やかというか、やかましいというか、とにかく存在感がある。さらにエンディングテーマではそれぞれのマシンへの言及がなされ、タイトルにたがわず「マシンのモーション」なんかでも見せていくデザインのようだ。今のところレッド以外の面々は割と素直に戦隊業務につき、みんなして前向きな態度でバトルに突入しているが、次回予告を見る限りではそう簡単にチーム結成とはいかないわけで、人間+宝石の10人分のあーだこーだでしばらくわちゃわちゃ出来るのは話をかき回しやすくてよいのではなかろうか。まぁ、宝石と対話する人類はいちいちシュールな絵面になってしまうのがちょい気になるところではあるが……騎士竜だろうが炎神だろうが程度問題だと言われればそうかもしれん。

 次回以降の見せ場としては、あとは合体ロボがどうなるかっていうのが序盤の山場になるわけだが、せっかくマシンがフィーチャーされている戦隊なのだし、リュウソウではなおざりになりがちだった巨大戦闘もがっつりフィーチャーして欲しいところね。そういや今回、敵のお当番怪人が出てこなかったけど、そのあたりの設定もどうなるかは気になる。マイナソーの「特定の人間から生まれる」設定は制限が多かったので、今回は素直に敵性宇宙人が出てくればそれでいいと思うんだけど。そういや敵幹部の「口元だけ見えるマスク」設計はすごく新鮮なデザインね。なんか昭和の戦隊に戻ったような、温故知新の新しさを感じる。

 

拍手

「魔入りました!入間くん」 5→6

 今期はEテレアニメの終了から進行していくのね。最近はNHK本放送もそうだけど、アニメのスケジュールが割と自由だよなぁ。この作品も23話終わりだったし。やっぱり自由度が高いのは良いことだ。

 とにもかくにも、実に愉快なアニメだった。なまじ原作を知っていただけに「大したことないアニメやろ」ってんで侮っていたのだが、1話目の時点で減点要素も特になく、繰り返し観ていくうちにそのテンポが癖になり、いつのまにやら土曜夕方の癒し枠としてすっかり定着した。思えば「境界のRINNE」や「クラシカロイド」と同じ枠なのだから、そりゃご陽気アニメが流れれば嬉しいに決まっている。ヒロアカの裏番組ってんで「流石にジャンプアニメの裏でチャンピオンアニメって……」と思っていたのに、気づけば甲乙付け難い存在になってるしね。

 まぁ、動画を中心としたアニメ全般のクオリティで言ったらそりゃぁ「ヒロアカ」に勝るものではなかろうが、別にそんなものは無くても問題なく成立する。アニメの製造過程に関して、ハラハラドキドキ過ぎる昨今ではあるが、今作は大きな崩れもなく、求められる内容を求められる品質で実現していたし、監督の森脇さんを中心とした作劇スタッフの間で雰囲気をつくり上げるための共通認識が強固に作り上げられていたのだろう、2クールの間、常に望ましいデザインでの「入間ワールド」が展開されていた。ギャグをギャグとして面白く描けるってのは、やはり間違いのない才能である。

 考えてみれば不思議なもので、入間くんの持つラッキーな性質や、よくわからないうちに全てを成功に導けるステータスはいわゆるなろう系のオレツエーと紙一重であるはずなのだが、今作を観ていてもその部分は一切気にならないんだよね。入間のキャラ設計がイラつかない方向にデザインされているのも大きいだろうが、彼が1つ1つ成功を積み重ねていく過程に嫌味がないんだよね。ラッキーマン体質が中心にあるが、それ以外にも謎の特殊能力がいくつも備わっており(多分そこが一番のどないやねん要素なのだろうが)、さらに彼の持つ本質的な優しさが問題解決に大きく貢献してくれる。人間性から生み出される「成功譚」なのでそこにきちんとドラマが感じられる。学園祭編なんかはその最たるもので、作中で一番緊迫感のあるエピソードであるにも関わらず、徹頭徹尾、入間はいつも通りに他人を思いやることだけで問題を解決まで導いたのである。少年漫画の歴史を考えればこれもまた王道といえるのかもしれないが、なんだか久しぶりにこういう真っ当な「良い話」を見せてもらった気がする。

 あとはまぁ、賑やかなサブキャラ勢のキャラの立て方もベストマッチしているのが大きいか。ギャグ漫画のくせにヒロインがちゃんと可愛いんだよ。序盤ではアメリ会長の圧倒的存在感に「こんな早見沙織は反則だろ!」と思っていたが、そこから一気にクララがまくりに入り、両雄並び立つヒロイン強度の高さを見せつける。ことにクララは朝井彩加が持てる芸人根性を全て叩き込んだ超力作であり、あやちゅ株を大きくあげる素晴らしいキャラクターになっている。どれだけ緊迫感があっても画面にちょろっとクララを出すだけで戻るべき場所が提示される、「世界の中心」に位置しているキャラという認識だ。彼女のおかげでアスモデウスあたりのキャラが縦横に駆け回りやすかったってのはあるんじゃなかろうか。そうしてお気楽ギャグばかりかと思わせておいてキリヲみたいな「モノホン」のキャラが絡んでくるのも油断ならない。子供向けの枠で作られているにも関わらず、しっかりと多方面に楽しみが得られたのはお見事だ。

 無事に続編の製作が決定したが、放送はなんと1年後。なかなかもどかしい焦らし方をしてくれる。まぁ、NHKが主導で動かすアニメ作りで、しっかりスケジュールを確保して作ってくれるというのだからむしろ朗報なのかもしれない。のんびりとこの1年を待たせてもらうとしましょう。

 

拍手

 2日連続たほいや、最終戦。一応終電の時間を気にした人間がいたのでいつもより多少早回しの「スピードたほいや」に設定したが、それでも充分満足のいく密度となった。「そんなんありえへんやろ!」という無茶な広辞苑からの挑戦を、かろうじて読み切って全外しをかわしていく丁々発止の戦いは、近年稀に見る名勝負となったのである(なお、誰が勝ったとかはさっぱり認識してない模様)。

 

 


拍手

 コロナに負けるな! というわけで見てきました。下手したら映画館そのものが機能不全を起こしてるところすらあるので、この時期に公開になっちゃったのは本当に運がないな……という思いですが、なんとか観にいくことができてよかったですよ。案の定、映画館自体に人があんまりいなかったけども……(辛い)。とりあえず、なんとも久しぶりの「SHIROBAKO」ワールド。流石に忘れている部分も多かったけど、まさかの劇場版、どんな展開を見せてくれるものやら。

 

<以下、一応ネタバレ注意>

 


拍手

3月7日 ドラフト模様(THB×3)

ピック順 【Thraxi】→【Tanaka】→【Chrolony】→【Alessi】→【Serra】→

 

 春の陽気も感じられる季節になってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ドラフトはいつも通りです。今回も5人戦。まぁ、今後は5人という数字がデフォになってしまうので、このテンポにも慣れていかないといけません。長年人数が増えたり減ったりで頑張ってるけど、また最低ラインに戻るだけだと思えばね。ぼちぼち来年が真の消滅タイミングになりそうな気はするけども。

 さておき次回予告。こないだから告知している通り、次回はMystery Boosterイベントになります。いつも通りの土曜昼を予定しておりますし、現時点では参加者が7名予定。あと1枠は空いておりますので、参加意志をお持ちの方は早めの連絡願います。今回24パック入りの箱を予約している状態なので、特にニーズがない限りは最初で最後のイベントになるかと思われますので。

 ただ、あらかじめ断っとくと、別に新しいパックのイベントだからっていつもより面白いわけじゃないからね。まぁ、年寄りには思い出補正分の楽しさが得られるんじゃないでしょうかね。

 

 

 


拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
20 22
24 25 26 27 28
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[02/18 な]
[02/17 とみしの]
[02/16 NONAME]
[02/11 NONAME]
[02/06 NONAME]
バーコード