最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
流石にかわいそうなのでは? 第6話。なんやろ、今回のお話だけを見ると、エダマメへの同情ばかりが先んじてなかなかまっすぐに見られないというか……。 最大の疑問は、なぜローランはそうまでエダマメにこだわるのか、という部分である。例えばアビーなんかは別に彼のことを認める要素がなくて、真偽はどうあれ「嫌いだ」とはっきり言っている。実際、ロスの事件の時には彼が最後に余計な暴走をしたおかげでちょっとした命の危機(工場爆破)があったわけで、アビーからしたら、作戦中もうだうだと煮え切らない面倒臭いジャップとしか見えていないだろう。そりゃ、多少なりとも役割は果たしたかもしれないが、それは別に彼でなくてもこなせる仕事だった可能性が高い。だからこそ、アビーはローランのこだわりが理解できないはずだ。 そして、何故ローランがそこまでエダマメにこだわるのかを考えると、単に「面白いから」というだけでは流石にコスパが悪すぎるし説明がつかないだろう。まぁ、こんだけ金持ってる連中なら、ちょっとした遊びのために入念に部隊を仕込んで陥れることもやりかねないのが怖いが……流石に、世界を股にかけて飛び回っている詐欺師集団なら、もうちょい楽で面白いものを知っているはずだ。 つまり、冷やかし要素がゼロではなかろうが、やはりローランはエダマメの何かを認めているということになる。アニメ的なお約束で言えば、それは他の人にはないクソ真面目さというか、根っからの人の良さみたいな部分なのだろうか。ローランの周りにいるのは生粋の詐欺師ばかりでどこまで行っても悪人しかいなかろうが、もともと日本では仮面を被って背伸びしていたようなエダマメのこと。世界規模の詐欺師の目から見れば、まだまだ小悪党とすら呼べないレベル。そんな人間が偶然とはいえあれだけの修羅場を乗り越えたのだから、何か他の人間にはない要素を駆使するための手駒として、なんらかの価値を見出したという可能性はあるかもしれない。 そして、様々な理由でローランが「エダマメを欲しがっている」ことを認めたとして、それはやはり、「エダマメがローランのところに行く理由」にはならないのである。彼はしっかりと服役し、罪を償って真正直に生きようと誓っていた。そんな人間を一方的な都合で罠にハメ落とし、再び望まざる道へと引きずり込んで人生をむちゃくちゃにしてしまうのは、かなりの悪逆といえるのではなかろうか。まぁ、今更ローランたちに道徳や倫理を説いたところで意味はなかろうが……なんだか「詐欺で金持ちから根こそぎ奪う」とは全然違う方向の「悪さ」なので、引っかかってしまうのだよなぁ。ローランはどこまで考えているのだろうか。 そして今回のメインはどちらかと言えばアビー。どうもこの娘、スペックが常軌を逸しているようだな……描かれ方が人間というよりも猿だもんな……。
PR 定例たほいや会ですが、今回はわたくしめがですね、参加できなかったんですよ。「好きにしといて〜」ってパスしたら、ちゃんと完走した上で譜まで届けられるんですねぇ。世の中全部ウーバーイーツに配達させてしまった方が楽な時代ですよ。 というわけで、今回は以下のテキストを全て委託業務でお送りします。もう、ずっとこのままでいいのでは?
烈海王と寂海王(の中の人)がコンビ組んでてワロタ、第6話。なんかもうね、最近青山穣が出てくるだけで面白くなっちゃう身体になってるわね。しかも今回はそれに加えてうえだゆうじ・村瀬迪与と、地下世界にはクセの強い連中しか揃ってねぇ。この濃さはなかなか他じゃ味わえません。 今回のタイトルはラジエーター。つまり冷却器を意味しており、デカダンス全体での生存競争は一旦お休み。つまりタンカーサイドの描写がほとんどなく、それすなわち普通の人間ボディのシーンが無いので全編冗談みたいなサイボーグモードで話が展開するということである。キャラクターデザインだけを見たらウゴウゴルーガみたいな世界であり、どこをどういじってもシリアスになんてなるわけがないふざけた世界。実際、このコミカルなんだかケミカルなんだかもよくわからないようなキャラデザをいいように使っているのは間違いなく、帝愛グループも真っ青のブラックな地下労働施設への誘導も、このヘンテコサイボーグ連中だと全部ギャグになってしまう。ケツに何か注入してぶっ飛ぶあたり、一歩間違ったらヘボットである。絶対にありえない想定だが、これがもしカブラギさんのギア形状で描かれていたら、冗談でもなんでもない、単なる地獄絵図なのだ。あくまで「人ではないサイボーグ」だからこそ描出し得た世界観だ。 ただ、そうして「ふざけた」キャラが画面に踊っているからといってずっとふざけたシーンで気が抜けるのかというと、むしろ逆である。今回はサイボーグパートが大半だっただけに、どんどんそのサイボーグの面々に生の実感が宿っていく気さえする。設定は凄まじく適当なのだ。なんでこんな施設があるのかもよくわからないし(多分この世界なら燃料処理なんて全自動でも可能だろう)、そこに送られた連中がどのように生き延びてきたのかも定かじゃない。お先真っ暗の世界なのかと思ったら、ちゃんと娯楽が用意されてたくましく生きてる連中だっている。システム側はどこまでを黙認してこの世界を作っているのだろうか。 しかし、そうしてよくわからん部分はあまり問題にはならない。地下世界ではカブラギだけが変わらず存在し、バグとして落ちぶれた様々なサイボーグの姿が、時にコミカルに、時に救いもなく描かれている。そんな状況に「生への活路」としてのサルフジが現れ、さらにそこからドナテロたちへとつながっていく。そうして少しずつ「サイボーグの生き様」が掘り下げられ、最後にはまさか実現するとは思わなかった「サイボーグ形状での軽快アクションパート」が実現するのである。こっちの形状でも、迫力あるバトルパートが展開できるのは純粋に技術力の勝利。キャラデザを詰めて、世界観を詰めて、演出を詰めていなければ成り立たない見せ場なのである。 「何としてもオンラインゲームに接続したい」なんて、キリトさん連合軍でもなければ「単なる病気やんけ」で終わりの欲求なのに、カブラギさんのそれに「命をかける価値がある」ことは誰も疑わないだろう。デカダンスの向こうに、ナツメが待っている。それだけで、カブラギさんはどこまでも強くなれる。こんなナリのくせに、やたら格好良く見えてくるのだから困ったものである。 そして、まさかの「NEW GAME」から改めてナツメと出会うことになる……もう、どこに行くのかなんて考えるのも無意味だろう。後はひたすら、なすがままに見守るしかないわ。 いや、そのちりょうはおかしい、第5話。これまでは治療が結果的にエロくなっていたが、今回はどう考えてもエロい方向に行くために治療しているとしか思えない……そりゃこんなピンク医者だったら風紀が乱れてもしょうがないわ……午と巳に言い寄られて来週は酉エピソードってことは、グレン先生はそのうち十二支をコンプリートするつもりなのだろうか。ほら、今週だって「さる」ぐつわだったし(苦しくない?)。 一応前回のハーピーの子からの続きエピソードだが、本格的にハーピーの治療に着手するのは来週からで、今回はなんと、たまたま道中一緒になったケンタウルス娘のメンタル治療である。メンヘルまで受け持てるグレン先生、流石に有能すぎると言わざるを得ない。医学書になんでも書いてある世界か。まぁ、おそらくケンタウルスなんてのはこの世界の種族の中でもかなりメジャーで支配階級に位置するモンスターだろうし、それを対象とした医学が発達していてもおかしくはないと思うが。ただ、蹄鉄にしろ今回の目隠しにしろ、どう考えても「人間が主要種族で、その役畜として運用している馬」っていう現実世界に即した治療法になってしまってるので人権(馬権)が微妙な気がしてしまうのはしょうがないところである。馬のメンタルがすげぇ繊細だっていうのはよく聞く話だし、案外まじで目隠しして治療する手段もあるのかもしれん(ググっても競走馬の視野を制限するアイテムしかヒットしなかったけど)。その後の緊縛プレイは……まぁ、ただ描きたかっただけじゃねぇかな……。背筋を伸ばす意味はわからないでもないが、おっぱいを強調する縛り方にする必要は一切ないと思います。 まぁ、そうしてしっかりと患者の内面に寄り添った治療ができるのがグレン先生の最大の強みなのでね。今回ちょっと感心したのは、ハーピーの里に到着した時にナチュラルにサーフェに上着ふぁさってしてあげるシーンね。確かに、おそらくラミアって変温動物だろうし、山の上の寒さは堪えるに違いないよ。小さい頃から一緒に暮らしてるならそういう部分に気が回るのは当然なのかもしれんけども。やっぱりそう考えるとサーフェがグレンの嫁としてはダントツなのだが、そこに今回ウマ娘連合が強気の攻めを見せたというお話なわけだ。みんなしておっぱいはでかいので、セックスアピールは五分五分か……。冷静に考えてウマ娘とのセックスはなかなかハードル高いやろ、と思ったが、多分ビジュアルのきつさで言えばヘビ娘の方が上か。ウマとかロバなんかはごく稀に(えぇ、ごく稀に)実際の人間でもトライする人間がいるけど、蛇は流石に無理だもんな……蛇の交尾は激しいらしいですが、先生はサーフェとの初夜を生き残ることができるのだろうか。
昼ドラか、第15話。いや、昼ドラでいいんだけど……昼ドラに……してくれよ……。 ほんと、世の中の中学生ってのはどいつもこいつもこんなに色気づいているものなのだろうか。まー、女の子がちっちゃい頃から恋愛がらみでわーきゃー言ってる図は確かに私も中学時分から見ていた気もするが、はてさて野郎の方はどうだったかなぁ……確かに中学校でもそこそこカップルの噂はあったんだよなぁ……もう、おっちゃんには何もわからん。ただ、この世界の住人たちはそうした一般的な尺度では絶対測れないだろうことはわかっている。 かなり思い切って朝陽とゆめの関係性に切り込んできた。当て馬としての杉山先輩がおり、朝陽の方の気持ちはいやでも表面化していたわけだが、今回はさらに、朝陽の方にも新たな駒をぶつけることによって、双方向での引力を発生させようという試みである。なかなかえげつない図で、板挟みにあった朝陽くんはこの歳にして色々と気苦労が多い。それにしても、この学校って杉山先輩の彼女(仮)が市ノ瀬加那で、朝陽にモーションかけてきた子が石見舞菜香なんですよ。なんだろ、丁寧な破壊力が高い学校ですね。 我らが主人公チームはそんな攻勢にどう太刀打ちするかというと、それぞれにイメージカラーを設定してプリキュアっぽいポジショニングを確立しつつある。主人公が赤(ピンク)で鉄板、ことこ先輩がブルーなのは疑いようがなく、髪色的に赤かな、と思っていたときわちゃんが緑を選択。そして意外なことにまいらは白である。ちなみに至極どうでもよい話だが、まいらちゃんの中の人はミルキィホームズの白いのでデビューしている。うん、本当にどうでもいい話だ。まいらちゃんは単なるネタキャラに落ち着いたかと思ったが、何やらお母さんがらみでもうひとネタ用意しているようだね。 そうなんだよなぁ、今回はやたらと3年生チームが「引退」を匂わせており、いやでもこの世界で時間が流れていることを感じさせてくる。今作が全何話になるのかは定かじゃないが、女児向けアニメの定番である「2年目」「3年目」に持ち越しにくい設定なのは考えものである。ことこ先輩が卒業しちゃうと、どうしたってメンバーに影響でるしなぁ……ことこ先輩が留年する可能性が……ないなぁ。中学生はなぁ。いっそサザエさん時空で開き直ってくれてもよかったのだが、それだとゆめと朝陽みたいな関係性も成長せずにストップしちゃうのが悩ましい。まー、1年作品と見るべきなのかなぁ。いや、まだ15話なのに引退の話が出てるってことは半年で終わる可能性もあるのかなぁ。うーむ。 ただ、まだまだネタを残しているぞ、と思わせてくれるゆに様という素敵存在も忘れちゃいけない。今回もすげぇ適当な活躍っぷりだったが、少しずつ「企業はブラックだが働き方改革をやっている」という謎設定が浸透しつつあり、彼らの生活環境も少しずつヴェールが剥がされている……気がする。今回ゆに様の家が映る前のシーンに出てたのが百合先輩だったんだけど、やっぱりブラック連中と副会長に繋がりがある説を強く推していきたいですね。百合先輩のイメージカラーがなんとなく黒いし(単に黒髪ってだけだが)。あと、今回のゆに様のツギハギへの対応がとても好き。花火大会というだけで「リア充のイベントだろぉ」と乗り気じゃないゆに様はどうかと思うが、ツギハギが無邪気に「見たい」というと「じゃぁ行こうか」と言ってくれる、とても良い上司である。毎回書いてるけど、本当にこの3人には幸せになってほしいのである。
藤井のクレジットは藤井なのかよ、第12話。娘と嫁さんはちゃんと名前までクレジットされてるのに1人だけ藤井奴……。 試合の合間に挟まる、いわゆる幕間劇みたいなものだが、本作においてはこっちの方がむしろ重要な要素だったりする。たかだか中学2年生のくせして全力でアオハルかよ、ってなもんで、家族総出で応援されてる睦子さんなんかはむしろプレッシャーになるレベル。まだそこまで真剣に交際やら将来設計まで考えるような歳でもないやろ……まずはねーちゃん、あんた自分の心配した方がええで(あのねーちゃんなら絶対大丈夫だとは思うが)。 熱戦を終え、メンバーはそれぞれの思いは次の試合に繋がっていく。予想外のシーンが挟まれたのはデブ&丹波先輩のお荷物コンビである。丹波先輩はすでにネタ扱いされたあとではあったが、この2人も今回の試合で何か思うところはあったのだろう。明日の試合に響くんじゃないかと思うようなちょっと無理なトレーニングを重ねるくらいの焦りはあるようだ。デブの方も、別に不真面目なわけじゃないのよね。まー、この調子だと活躍するまではしばらくかかりそうだけども……。 すでにバッテリーとしてはツーカーの間柄である睦子はいいとして、ここで急浮上してきたのが千里のピッチャー起用である。彼女はいまだに底が見えない不思議な人物なのだが、大吾の指名にも臆することなく、そして嫌がることもなくすんなりと登板を受け入れてくれた。大吾はピッチャーをコントロールする技術があるので気持ちよく投げさせることはできそうだが、さて、彼女が登板した結果試合はどうなるのだろうか。そこそこの相手とはいえ、急ごしらえのピッチャーで通用するレベルの人間が準決勝まで上がってくるんだろうか。 アニータは怪我への焦りもあるが、不甲斐ない自分と周りの人間を対比して余計な苛立ちも覚えているようである。残念ながら試合は順延しないみたいだが、レフトをちゃんと守ることができれば良いのだが。そして、そんなアニータのイライラの種の1つになっているのが、相楽&沢の「やたら雰囲気があるガチ百合っぽい」2人である。多分公式にはそんな設定はないのだろうが、2人の雰囲気の出し方が、まさにそういう関係にしか見えないのである。性格的にもいかにもありそうなカップリングだし……最後の相合傘で帰るシーンとか、視聴者としてはどう受け取っていいのかよくわからない。そして、彼女たちの野球への向き合い方についても、どう受け取ったものかと悩ましいところ。「野球部だけで中学を終わりたくない」という意見は至極もっともで、部活中にちゃんと機能しているのであれば文句を言われるところではないが、今回の(特に相楽の)態度を考えると、彼女らと他のメンバーの温度差が今後の部活の運営に何がしかの悪影響を及ぼすのは確実だろう。なまじ実力がある2人だけに、どこで意識改革が行われるかは気になるところだ。 そして我らがエースである仁科さんは……なんか、だんだん自分の立ち位置を心得てきた感があるな。ちょっと前までなら、昔の仲間たちに会うだけで劣等感からイライラが隠しきれなかったと思うのだが、最近は余裕すら生まれている。部活内での自分の立ち位置について、どこまでが現実で、どこからが願望なのかをきちんと切り分けられているんだろうか……。まぁ、仁科は多少お花畑なくらいがモチベーションが上がってちょうどいいのかもしれんな。できれば決勝のマウンドでボコボコにへし折られてる仁科は見たくないけどなぁ。
佐天さんの超絶けん玉テクニックをアニメーションで! 第18話。いや、別に今回は全然佐天さんの話ではないのだけど……なんかもう、出てくるだけでありがとう。 まるまる一本、ほとんどおっぱいの話だけで終わってしまうという、場所が場所なら許されない展開のお話。そのくせ話の中心になっているのが貧乳コンビというのが涙を誘うところだが、こういうのって、女性目線だとどんな風に映るんでしょうね……。男からすると、そりゃま、やっぱりむぎのんはすごいし、滝壺はもっと時間をとっていろんなアングルから映してくれよって思うけども、別に御坂さんや絹旗だって個性があっていいと思うんですけどね。中学生だしね。いや、同じ中学生でもそりゃ食蜂さんは素敵だと思いますけど……結論・みんな違ってみんないい(逃げ)。 すでに「禁書目録」の3期でアイテムの面々がほんとに辛い状態だったの見てしまったあとだけに、フレンダも含め(そして浜面を含めて)和気藹々としている様子を見られるの超電磁砲の特権。ほんと、アイテムの面々はとても良いキャラしてんのよねぇ。CVも充実してるしねぇ。今回はそんな中から、バトルシーンではいまいち活躍にかける絹旗が大活躍するっていうだけでも見どころにはなるだろう。激情家の麦野と違って、御坂さんを相手にしてもそれなりにクールに対応してくれて、学園都市の平和な(??)側面ものんびり楽しめる。いや、今回だけでも結構な数の修羅場があったけども。レベル5だとわかってても正面から喧嘩売れる人間はやっぱ強いよな。 そしてアニメだけの特典として、「有象無象の夢映像」の中身がオリジナルでやたら充実しており、最近出番がなかったキャラクターなんかにもサプライズ出演してもらっているのは嬉しいところ。土御門兄妹なんかは原作でも出てたけど、まさかの婚后さんとか、「大覇星祭でドヤって負けちゃった女の子」とか、まさかそんなところまで?みたいな子たちが登場し、それがみんなしておっぱいがらみの話をしては消えていくという、これ、DVDとかの特典映像で入るタイプのお話なのでは。蜘蛛でびっくりしちゃったテレパシストの子とか、考えてみりゃそれなりに便利な能力の持ち主だったのだし、案外食蜂派閥の子たちだけでも一本アニメが作れるくらいにいろんなお話がありそうなのである。 とりあえず、おふざけ混じりできゃんきゃんしてる御坂さんがとにかくかわいいので素直に満足。そしていよいよ次回からは佐天涙子の冒険。そしてフレンダの大活躍ですね。ほんとに捨てキャラがいないお話なのよな。
「文豪とアルケミスト〜審判ノ歯車〜」 5→5 こんなタイミングで終了する作品があったっていいじゃないか。コロナ遅延の影響で多くの作品が1期分ずらして再放送していた中、遅延は素直に遅延と受け止め、伸びた分だけ放送期間を延長した潔い作品。おかげでなんとも中途半端な時期に放送が終わったわけだが、残りの期間、この枠はどんな風に使われるんでしょうね。 終わってみると意外に真っ当な面白さがある作品だった。1話目から「太宰はそんなこと言わない。言わないけど、太宰じゃないならしょうがない」というなかなか巧妙な責任逃れというか、程よい「文豪との距離の置き方」ができていた作品で、「そんなこと言わない問題」について、それぞれが作家でありながら作家でなく、外部からその作家の生涯を俯瞰できる概念存在であるっていうのは結構便利な設定になっていた。その作家の作品全てを無理なく扱うことができるし、時代の近い作家どうしが、まるで後世の研究者のように各々の作品批評なんかをぶつけ合う姿を自然に見守ることも可能。単なるお飾りではなく、最低限の作品評と文学的価値を解説しながら展開するおかげで、見ているだけでなんだかこの当時の文学作品が近い存在であるかのようにも思えてくる。きちんとテーマに寄り添って作品作りしてくれるなら、いわゆる乙女ゲー設定だからと言って忌避する理由にもならないかもな、というのを再確認させてくれる作品だった。 「そんなこと言わない問題」は単にこちら側の印象の良し悪しに影響する部分かと思っていたのだが、本作ではなんとこれがクライマックスのシナリオラインにダイレクトに関わる要素になっており、「芥川はそんなこと言わない! まぁね、芥川じゃねぇからな!」というどんでん返しの役割を果たしているという。その上で芥川龍之介という作家の二面性と苦悩をうまいことヒーローものの文脈や異能バトルの構造に組み入れ、今作ならではのドラマ性を生み出している。これなら1シーズンのアニメとしても文句なしで及第点だ。惜しむらくは、中盤では結局いつものように「大量のキャラがわちゃわちゃして一見さんお断り」みたいな展開になってしまったのでついていけない部分が出てしまったことだが、その最中にもきちんとクライマックスへの伏線がちょいちょい張られているわけで、決して不必要だったというわけでもない。こればかりはソシャゲアニメの宿命とも言える構造だったので、多少は酌量の余地もあるだろう。 まぁ、結局純正の文学ファンにどのように映るかは分からないのだが、あんまり知らない身からして「啄木はそんなこと言わない!」よりも飲み込みやすかったので、案外これくらいのハードルでひょいと乗り越えられるくらいの「入りやすい文学の入り口」があっても良いのかもしれない。いや、こっから純文学にハマる若者がいるかどうかは知らんが。
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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