最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ライフル・イズ・ビューティフル」 5→4 まだまだ残ってるぜ、前クールの放送終了がッ! あと2本あります。ぶっちゃけるとバビロンとアズレンなんだが、後者は3月終了予定なので、正直チェックするの忘れそうだし、チェックしたとしても感想書けない気がしますね。 さておきこちらは総集編1回挟んだだけだけど、放送スケジュールのせいなのかここまでずれ込んでしまった作品。他の作品と違って、全体的に悲壮感はない出来上がりだったのであんまり万策尽きた感も無かったのだが、ダメなものはダメだったようだ。残念無念。ただ、先にフォローしておくと「題材の割には頑張ってたアニメ」だとは思う。これだけ地味で、共感も起こらず、起伏の乏しい内容であるにも関わらず、部活もののドラマとしては程よく成立しており、一応は1クールを満了している。そのこと自体は評価されても良いとは思う。 ただ、やっぱり致命的に地味すぎるのである。まるでアニメ業界における「美少女動物園」というジャンルに挑戦すべく、どこまでコンテンツを削ぎ落として「単に女の子がきゃっきゃうふふしてるだけでアニメって人気が出るんだろ?」というテーゼに挑戦しているかのようである。本当に「なんとなく」レベルでのライフルの緊張感が得られることは得られるのだが、やはりそれとて添え物程度。結局勝負は「女の子が何を考え、どう動くか」という部分に集約されていく。それだけの内容で興味を引っ張り続けるってのは並大抵の難題ではないだろう。今作は、さすがにそこまでのパワーを持つに至らなかったというだけの話である。 せめて競技自体にもうちょい動きがあれば……というのが最大の悩みだが、それ以外にも、競技が個人戦にしろ団体戦にしろ、なかなか人間関係を形成しにくいというのも問題で、全国大会の会場で様々な高校が集まってキャラが大挙していたが、結局最後までそれらの外部の人間との接続は虚ろなままであった。もう、ここまできたら割り切って広島に行かずに2校かせいぜい3校くらいの関係性でまとめてしまうのも手だった気もするが……それだとますます起伏がなくなってしまうかなぁ。どういじってもこれ以上の結果は望めないような気が……。 まぁ、とりあえずやってみることが大事だ。「ツルネ」に引き続いて、今度は女の子版の射撃スポーツでも今ひとつという結果に、今後も業界はこうしたジャンルの扱い方を考えることになるだろう。多分、あんまり取り扱わない、っていうのが正解なんじゃないかな。
PR 1月18日 ドラフト模様(THB×3) ピック順 【Thraxi】→【Metallica】→【Alessi】→【Serra】→【Logical】→【Tanaka】→【Chrolony】
新環境ゥゥゥゥゥ!!! というわけで、さっさと年に4度のスペシャルイベント、新環境に突入だ。もう、最近はいろんな媒体でガンガン先行してるせいで先行販売のこのドラフトすら大して先んじてる感が無いのはどうしようもないな。参加者のうち何人かはすでにアリーナとかMOで触ってから参加してるしな。「アリーナやり続けてたせいで、ほぼ寝てないんです」とかいうアホもいたしな。ちなみに僕はBOX先行購入のためにプレリに参加しなきゃいけなかったわけですが、プレリの方は「もう、こんなもん全勝しかないやんけ」みたいな訳のわからないパッケージを渡されて逆にきつかったです。何しろレアだけで「ウーロ」「タッサ」「クラーケン」「狼のまとい身」「ネシアンの猪」と5枚イン。もう、他のパーツが適当だったとしてもドローしたらどっかにレアが混ざってるわけで、そりゃ勝つわ。まぁ、2−1だったんですけどね……。そんな状態でのドラフトでしたが、まぁ、最初はみんなしてレッツ迷走だよ。全体的に「この環境、どうなの……」みたいな空気になるのもお約束といえばお約束……かなぁ。 次回は通常通りに土曜昼開催予定です。レギュラーですでに1人欠席予定者が出てるけど外から1人参加予定がきてるから、結局6人かな?
○「理系が恋に落ちたので証明してみた。」 5 サブタイのイメージが「僕勉」に似てるせいか微妙にイメージがかぶる。内容は特に関係ないけど、どうしても理系キャラのテンプレートって偏るよね。まぁ、あっちの理系は割と不遇だけどさ……。 原作はちょっとだけ既読、お約束の漫画喫茶パターン。手元の履歴によると2年ほど前に単行本1巻を読んだ記録が残っている。確か、このくらいの時期にウェブ広告がやたらと目につくようになっていて、試しに1巻だけ読んだものだと思われる。特に悪い印象もなかったのだが、そこから続刊を読んでないってことは、まぁそれいくらいのものだ。正直、漫画喫茶で無数の選択肢の中から続刊を追いかけるモチベーションってかなり大きなものじゃないと無理なのよね。そういう意味で今期のアニメ作品は「ケンガン」「ランウェイ」とかなり原作が良いものが多いとわかる。 で、そんな何となくみたことがある1話目だが、漫画を通読しなかったとはいえ、別に印象が悪いわけではない。そりゃもちろん「理系のことバカにしてんのかwww」みたいなツッコミは当然入るわけだが、同じような過程はすでに「オタリーマン」みたいな作品でも通過している部分であり、戯画的に嘘を固めた「キャラクター」としての理系像はいちいち突っ込んでいても意味がない。作者だって、ある程度その辺は分かった上でギャグとして成立させるために作っているわけで、極端な話、ボーボボ相手に「鼻毛は伸びねぇよwww」って文句を言うのと一緒である。この漫画を「あるあるネタ」として楽しむのは無理があるが、あくまでキャラ物のラブコメとしてみるなら問題なく成立している。 まぁ、だからと言って面白いかどうかはさらに別問題になるわけだが、少なくとも「ラブ」の部分の可愛らしさは嫌いじゃない。だってヒロインの造形の阿漕さは萌え要素を各種複合してる状態なわけで、好みに合致するならニヤニヤできる部分はあるだろう(多分、分野が理系に近くて真面目な人間ほど、「こんなキャラありえない」ってんで嫌悪感が強くなる可能性はあるのだが)。まぁ、身も蓋もない話をするなら、「タイトスカート+ストッキング+シャツ+白衣のコスチュームってエロくね?」という個人的な嗜好が大きくプラスに働いてる気はするのだが。ほら、オープニングテーマのPVの天さんの白衣とかすげぇいいじゃん(個人の感想です)。つべにわざわざPVの長いバージョン探しにいったのに、なぜか白衣の時の足元が全然映らないんですけどタイトスカート+黒ストじゃないんでしょうか、どうなんでしょうか。 何の話かわからなくなってきたけど、とにかくこうしてツンデレのバリエーションみたいなものをずれたシチュエーションで楽しむだけの作品なので、特にここから発展的な面白さなんかは期待するものではない。その分だけ気楽に追える作品なんじゃなかろうか。まぁ、15分枠とかでええやんけ、って気もするけど。ところで、何で初見で最初に連想したのが「30歳の保健体育」だったんだろう。いやまぁ、似てるっちゃ似てるかもしれんが。 ○「ドロヘドロ」 6 一昔前までの認識だと2クールものの主軸となる春・秋クールの方が気合の入ったアニメが多く作られる印象があったんだけど、今期は明らかに秋クールよりも作り込んだ作品が多い。一連のネトフリ下りの放送も重なってるけど、やはり少しずつアニメ制作側の姿勢も変化してるってことなんだろうな。 原作未読。タイトルだけなら小耳に挟んだこともある気がするのだが、タッチする機会はなかった。せっかくなので確認したけど、スタートが「IKKI」でそこからいろんな雑誌を転々として最終的に「ゲッサン」ってんだから、そりゃ見る機会ないわな。おかげで先入観無しで見られるわけだが、そんなところに出てくるのがこんな素っ頓狂なものだとやっぱり度肝を抜かれる。いや、トータルではそこまで驚きってほどでもないんだけど、露骨に人を選びそうなデザイン性は実にチャレンジング。そして、思い切りダークで、アラートが出るくらいにグロ方向にまで寄せた世界観だってのに、どこかコミカルで憎めないところもある一筋縄ではいかないこの空気。まだまだ何一つわからないってのに、どっか気にさせる導入はお見事だ。こういうのが「よく分からんけどそれでも構わない1話目」のお手本みたいなもんじゃなかろうか。 前クールの作品だと「ノーガンズライフ」が近いといえば近い。ヘンテコ頭の主人公が下町の事務所で暴れてなんかデカイ組織とバチバチする設計。さらに異界との接続関係なんかを見ると「血界戦線」あたりも近い作品に数えられるかもしれない。「異質さ」を強めに出せる画面作りが徹底すれば、オンリーワンの魅力をこれからも引き続き発信することが可能だろう。製作はMAPPAだし、監督の林祐一郎という人は「賭ケグルイ」なんかの監督も務めているので全体的なディレクションはあまり心配していない。 中の人の話は不要かと思うが、でもやっぱり触れたいのは主人公役の高木渉だろう。「ノーガンズライフ」の十三が諏訪部ボイスでがっつりハードボイルド風味を醸し出していたのに対し、こちらはあからさまにコメディに寄せるためのキャスティングだってのがわかるようになっていてありがたい。やっぱ一言で空気を持って行っちゃう役者っているよなぁ。ヒロイン役には近藤玲奈が配されている。メインで活躍できたのが「スロウスタート」くらいしかないのであんまり印象がないのだが、ヒロイン割と可愛いっぽいので期待したいね。 ○「異世界かるてっと2」 5 帰ってきましたイイ世界。すでに4チームはまったりと世界に馴染んでしまっているので新鮮さはないはずだが、そこは卒なく、新たな陣営が参加することで2期のテコ入れはきっちり効いている。「追加チームがあったらカルテットじゃないじゃん!」というツッコミ待ちだが、オープニングテーマは4人で歌っているので平にご容赦を。 さておき、別に真剣に掘り下げる必要はない作品だが、やっぱりそれなりに人気の出た作品のおいしいとこ取り(?)なので適当に流しててもそれなりに面白い。シリアスで使っていたものがお気楽ギャグに昇華されるギャップがお手頃で、「やっぱマーレの打球だと全然盾で止まらんな……」とか、「どさくさに紛れてるけど、そういえばダクネスですらアクアのこと認めてないな……」とか、ちょっとしたことでも笑いに繋がるのが楽しい。また新たな価値観として「盾」一行がきてくれたことで、ギャップを楽しむエンタメ性は改めて補填されたと考えていいだろう。尚史の存在を知ったカズマとアインズがすげぇ同情してるのもよくわかるわね。かたや最強チート魔王転生とお気楽ギャグ次元転生なので、尚史のオールシリアスは理解の埒外だろうし。まぁ、実はこの世界で死んでる回数で言ったらダントツのスバルに次ぐ第2位がカズマなんだけども……(下手したらスバルよりも日常的に死んでる可能性すらあるよな)。 あと、個人的に嬉しかったのはフィーロ・ちょむすけ・ハムスケっていうマスコットが揃ってたところ。そりゃフィーロだって可愛かろうが、実はハムスケのほうが可愛い可能性すらあるんだぜ。幸いサイズは同じくらいなので、捕食関係にならずにすんでよかった。最悪ちょむすけが食われる可能性はゼロではないが……まぁ、鳥もハムも躾は行き届いてるから大丈夫でしょ。ちなみにこの飼育小屋アニメも、ラフタリアのケモ耳尻尾と合わせて「今期ケモ作品認定」することが……いや、流石にそれはこじつけか。 さて、あとは尚史がこのギャグ次元を受け入れて馴染むまでどれくらいかかるかってのが問題だな、あいつ、同年代の男の子との付き合い方とか知ってんのかな。ちなみに今気になって確認したらカズマの歳って一応高校生くらいの設定になってんのね。しゅわしゅわ飲んでたけどよかったんかい。 ○「7SEEDS」 5 ソウナンですか!? なおかつ巨蟲列島ですか!? もはやこの設定だとM・A・Oがいないのが不自然なレベル。 これも正確には新番組ではないパターンで、「ケンガンアシュラ」同様にNetflixで配信していたものが地上波に降りてきた様子。「ケンガン」もそうなんだけど、ネトフリ配信アニメって「あー、いいなー、みてぇなー、でも宗教上の理由で無理だなー」って思って諦めているのだが、あんまりそのタイミングで話題にならないのよね。確認したら今作は去年の夏クールみたいだけど、正直作られていることすら知りませんでした。話題にならんってことは別に面白くなかったのか、それとも純粋に視聴できる人数が少ないせいで話題になりようがないのか。できれば後者であってほしい(そりゃ面白いに越したことはない)が、そんなセールスモデルでネトフリが成立するとも思えんのだよな。 さておき、原作は「BASARA」などで著名な田村由美の漫画作品。とは言ってもわたしゃ「BASARA」も読んだことないんだけどさ。確か実家の姉の本棚にはあった気がする。なかなかそういうタイミングで少女漫画読もうとは思わんよね。当然今作についても何も知らないのでノー情報で視聴を開始したわけだが、まさかのソウナンでちょっとびっくりした。しかも設定が色々と突飛でデスゲームもののスタートみたいな印象もあり、複数のチームが無人島に放り出されて無理難題をこなしている様子は、どっかの実力主義の小説でも見たことがある気がする展開だ。 今作の面白いところは、本当に1話目では何も分からないにも関わらず、「わっかんねーよ」という疲労感がほとんどなく、むしろノンストップで展開する怒涛の幕開けに引き込まれてしまうこと。特にラストの展開なんてマジで何が起こってんのかさっぱり分からないのに、それまですでに2組の「よく分からん連中」を経ての3組目だったもんだから「もうどうにでもなれよ」ってんで来週に心置きなく希望を託すことができる。こうして一切説明台詞などを添えずに、淡々と情景を重ねていくだけで期待感を煽ることができるってのはお見事である。まぁ、原作の魅力なのかアニメ制作の手柄なのかはよく分からないけども。 アニメとしては、おそらく並レベルだとは思う。OPの映像を見て、鬱蒼と茂る大自然の様相に「なーんか『シャングリ・ラ』のオープニングみたいだな」って思ってたら制作もまさかのGONZOで笑ってしまった。ゴンゾクオリティなんて言葉もあるのであんまり過度な期待はしないほうがいいとは思うが、1話目では特徴的なキャラクターデザインもギリギリ成立するレベルで展開していたし、映像面はそこまで悪くない(まぁ、巨大かまきりモドキなんかはやっぱりしょぼい印象はあったが)。今後スタジオの体力が持つかどうかは分からないが、すでに1クール分は放送されているのだから、無事に終わったと期待しても……いいのかな? どうかな? 何にせよ1クールで終わるようなスケールの作品でもあるまいし、実際にすでに2期の制作放送は決定しているとのこと。半年遅れで追いかけて、まだ見ぬジャンルでどんな展開が待っているのかを見守りたい。「ケンガン」同様、今作もキャストが恐ろしいまでにガッチガチに固められているので、耳から入ってくる情報だけですごくストレス解消になるのが助かります。キャラがわからなくて困ることがないし、「能登・日笠・伊藤静」のチームとか、最近じゃなかなか見られない贅沢盛りですわよ(ショタ役は涼さんだった)。 ○「ARP Backstage Pass」 3 勇気を持って点をつけよう。どこかに感じるよ、躍動的な(Dynamic)響き(Chord)を……。 いやまぁ、そこまで壊滅的なものではないとは思いつつも、このハードルの高さは尋常ではない。もとより「男性アイドルアニメ」という時点でハードルは高いわけだが、そこにVtuberのノリが加わるので、おっさん相手にはハードルストップ高。一見さんお断りを通り越して一見さんにドロップキック。決めるまでは帰れません。このプロジェクトがどこから出てきたのかもよく分からないのだが、ファンはこのアニメが見たいのだろうか……。 背景を一切考慮せずに純粋にアニメ作品として切り取って見られればワンチャンあるのだが、まずVtuberみたいなモデルありきなので、既存の方策ではアニメが作れない。手足の不気味なまでの長さとか、モーキャプ頼みのモーションとか、とにかくアニメとして受け付けないような画面が展開される。本来なら「リアル寄り」と認識できるはずのところなのだが、なまじ普通のアニメの背景に載せようとしているものだから、絵の異質さは浮き立つばかり。これがもしかしたら不気味の谷ってやつなんだろうか。アニメ世界で可愛らしさ(格好よさ)を保っていたモデルが、リアルに寄せたある地点から、気味が悪くなって見られなくなる。アニメってのは今までいかに「上手な嘘」を描き続けてきたかということがよくわかる構図である。 そして、手抜きなのかこだわりなのかよく分からんがとにかくアクの強い画面が展開するくせに、載せてるコンテンツに盛り上がりはカケラも存在しない。それこそ一見さんお断りの世界が広がっていて、どうやら既存のファンに「とにかく動くモデル」を見せること以外に目的はなさそうだ。いや、ライブシーンとか動いてすらいないところもあるけども。作画にすると急に不安か。爆笑してしまったのは最初のメガネの教室のシーンで「全く同じ人物を、全く同じ構図で描いてズームすればいいだけなのに、なぜか原画が分かれてるせいで一瞬で別な顔になってしまう」という、今までアニメで見たことがないようなミラクルなカット。一体どういう制作体制で、どういうディレクションをしたらあんな奇跡のような違和感が展開されるのだろうか。最低限のリソースを割こうとしている体制がなまじ見えてしまうだけに、完全紙芝居体制だった何ナミックコードよりも遣る瀬無い気持ちになってしまう。 いや、でもこの異次元の笑いがもしかしたら突き抜ける可能性だってゼロではない……。ごめんなさい、2週間後に見てなかったとしても、失望しないでください。僕にも体力とか精神力とか色々あるので……。
○「A3!」 5 やぁ! P.A.WORKS大好きだけど最近その自信も危うくなってきたしそもそも今作の場合は言われるまでP.A.だって気づかなかったおじさんだよ! 名前が長いよ! 意外と盲点だった、純正の「舞台役者」をテーマにした女性向けアニメ。これまで「アイドル」っていうステータスを中心に演技方向に仕事を広げるアニメやミュージカルアニメはあったが、純正の「役者」っていうだけのテーマは案外なかった気がする。箱を用意された上で劇場付きの役者を育てるっていうコンセプトなら近いのは「少年ハリウッド」だろうか。一応あっちも「アイドル」ではあったけど。ドブ板感というか、「育てる伸び代しかないわ……」みたいな絶望感は「少ハリ」に似ているといえば似ている。まぁ、リアリティの解像度は全然違うけども。こっちの方は例によってソシャゲ原作とのことなので、かなりデフォルメが強いというか、いかにも「キャラ物」のデザインである。 基本的にNot for meである前提だが、1話目のむちゃくちゃでなおかつベタな出だしはのみ込みやすくて悪くはない。「借金まみれで潰れかけの劇場を立て直すために個性強すぎのペーペーたちが頑張るんやで!」っていうのはゲームスタートの設定としてはおなじみのものだろう。謎があるとすれなば、どうやらこの世界は現実世界よりもかなり「演劇」というものへのハードルが低いようで、その辺で適当に役者志望が即興芝居をやっていても怒られないし、なんなら民衆から拍手だって起こったりする。普通、路上で衣装も何もなく、単にセリフの読み合わせして突然終わらせたシーンをみても拍手は起こらんだろ。多分、あらゆる民衆が「演劇慣れ」している世界なのだ。まぁ、背景に「演劇の街」って書いてあったから、多分そういう街があるってことでしょう。石を投げたら役者に当たるレベルなので、潰れかけの劇場が泥縄で役者を探してもギリギリ見つかるくらいはあり得る事件なのである。うーん、どうなんだろう。 まぁ、あとはどこまでこの「よく分からない現実レベル」の中でドラマを真に迫ったものとして掘り下げられるか。リアル路線で攻める作品とも思えないが、だからって「うたプリ」みたいな超現実で展開するわけにもいかない、どの辺りを落としどころにするつもりなのかはちょっと気になる。P.A.が携わっているのだから映像部分での心配はないだろうし、肝心要の演劇シーンがどんな見せ方になるかはまだ分からないので不意打ちはあるかもしれない。過度な期待はしないで見守っていこう。 それにしても、かもさんは「野郎に囲まれた乙女ゲー主人公」が馴染むなぁ。そしてあのボロボロ支配人にこにたんという謎キャスティング。こういう甲高い声でも面白いな。
○「ソマリと森の神様」 5 観た順番が最悪だったもんだから「この世界の異種族も全員エロいことしてんだよな……」っていう思考にしかならなかった。俺のせいじゃねぇ。 小野D保護者とロリっ子っていうだけで「ばらかもん」を思い出したが、こちらの舞台は長崎の田舎ではなくて異世界である。しかも人間が全部食われて絶滅したと思われてる物騒な異世界。作品の売りとなりそうなのはそうした異世界を表現した異質な背景設定だと思われるのだが、初見で「おっ」ってなったけど背景作画に比してキャラ作画がやや安っぽいため、「花子くん」みたいなビビッドなイメージは長続きしなかった。身もふたもない言い方をすると「普通のアニメ」である。ロードームービー的な展開になると思われるがセールスポイントはあくまでメイン2人の関係性の掘り下げになるのか、それとも様々な街を旅して歩く異世界散歩の目新しさになるのか。正直、後者になってほしいなぁという思いはある。というのも、ゴーレムとソマリの関係性を描く場合、ソマリの持つ幼児性というか、不用意さみたいなものがどうしてもフィーチャーされることになると思うが(ゴーレムが何かやらかしてトラブルを起こすとも考えにくい)、全くもって個人的な感想として、「子供の思慮に欠けた行動が引き起こすトラブル」っていう題材が苦手なのである。実際の子供を見ていても「なんでそんなことすんの?!」とキレたくなることがあるのはわかるだろうか。その上で「子供には理屈が通じないからしょうがないねん」というのは頭でわかっちゃいるのだが、そうしてアンコントローラブルな要素で何らかの不利益に繋がってしまうのは、子供を恨むわけにもいかないし、何とか管理したいとは思うし、フィクションでもノンフィクションでもイライラしてしまうのである。これで私が子供を持てば感情も変わるのかもしれないが……子育てって大変ですよね。 1話目がまさにその展開で、ソマリがフラフラとどこかに行ってしまう様子は見ていてハラハラするし、特に理由もなければ責めるわけにもいかないので、「なんでそんなことすんねん」とイライラしてしまう。悪びれもしないソマリを強く叱らないゴーレムに対しても「もうちょいちゃんと管理してよ」と思ってしまう。そういう感情のせいで、こうした子育てが題材のお話ってのはなかなかさじ加減がむずい。「よつばと」くらい子供がぶっ飛んでれば諦めもつくんだが……できたらそれこそ「ばらかもん」くらいの関わり方、お利口さんな子供の方がありがたいっすね。 もう1つの本作の楽しみは何と言っても「水瀬ロリ」であろう。そちらの方は掛け値無しで正しいと思うが、それだけで1クール引っ張れるってこともあるまい。何かもう1つくらい強烈な誘致要因が欲しいところだ。まぁ、1話目は導入だし、本当にメインキャラが2人しか出てこなかったので、今後世界が広がった時に、メインの二人に新たな魅力が追加される可能性はあるだろう。もう少し綺麗な心になって、観察していくしかないな。
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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