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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2週連続でひじきのあぜん顔で引き、第10話。色々と不憫な身の上ではあるようだが、いじってる分には楽しい子である。あとおっぱい。

 基本的には説明回。色々とややこしいレガリアの扱いやら秋葉原の現状やらのヒアリングがほとんどんなので、お話としてはちょっと退屈。そりゃま、メイド喫茶やおっぱいでテコ入れする必要性も理解できるというものだ。マキナと高橋だけじゃ、そういう部分はちょっと不足気味でもあったしね(怒られる)。

 分かんないなりにまとめておくと、「緋月も別にそんな悪いポジションにいるわけじゃないかも?」くらいが今回のお話。御三家とやらでいろんな巡り合わせから浮いてるのも、生活が苦しいのも間違いなく事実ではあるだろうが、その分周りからは色々と気にかけてもらっているようで、その代表が魔法学園の理事長。彼女の真意はまだ見えていないが、現時点では緋月のことを心配してる良い大人のように見える。

 そして今回初登場、御三家の家督をどういう顛末かは分からないがついじゃったらしい謎のゴブリンキング・コルネアさん。マジで出で立ちが「ゴブリンの王/Goblin King」そのもので笑ってしまった。しかし意外なことにこのコルネアさん、別に悪い人ではないらしい。「気づいたら家督を注いでいた部外者のゴブリン」なんてキャラはセオリー通りなら極悪人みたいに見えるところなのだが、今回の雰囲気から察するに、マジで本人の言うとおりに「気づいたら今の座に座っていた」だけの人みたい。周囲との軋轢についても、あくまで真っ当な政策論争でぶつかっているだけであり、本人には財力も権力も悪いことに使おうという意思はなさそうである。そして何より、彼の口から一番の懸案事項として漏れ出たのが緋月の話なのである。色んな大人から心配されてる子やな。今後レガリア争奪戦がどのように転がるかは全くの未知数だが、少なくとも緋月にとってのマイナス方向には向かわないんじゃないかしら。何よりもベルさんに悪意がないのがでかいよな。

 ちなみにこのヘンテコゴブリンのコルネアさんのキャストは、今(私は)大注目の声優さん、佐藤せつじ氏である。やっぱ曲者にキャスティングされるけど相変わらず面白い立ち位置である。こうした吹き替えメインだった役者さんが一気にアニメになだれ込んでくる転機ってあるのよね。今後とも末長くアニメの仕事をやってほしいなぁ。

 
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 今をときめくスター選手を多く輩出している通称「87年組」から、トップバッターのひーちゃんでございます。87組のわちゃわちゃしながらもどっかぽやぽやしてる雰囲気も好きなんですよね。この辺参照

 


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 性癖オブ性癖、第10話。ラストシーンで興奮したあなた、だいぶヤバいから気をつけた方がいいですよ。ハイ、気をつけます。YES,ロリータ、NO,ヴァイオレンス。それにしたって惚れ惚れする死に様だったなぁ。またいい作画で魅せてくれるんだわ。

 タイトルは「ピトフーイの突撃」なのに軍勢の中で一番突撃してないのが多分ピトだ。完全なる(サブ)タイトル詐欺だが、まぁ、突撃計画の立案者がピトなのは間違いないので、正確には「ピトフーイ(が立案して全員に一か八かのリスクを負わせた上で、本人は比較的安全なエムの盾の後ろからじっくり見てるだけ)の突撃」だ。まぁ、司令官なら危険な鉄火場に出向かないのはショウガナイネ。ただ、周りの連中もこれまでの散々なピトの悪行を知ってる割には大人しく作戦に従ってるのはどうなんだろうな。ダビドとか、もういい加減に懲りてるだろうに……まぁ、今回は対決形式じゃなくて共通の目標があるからね。むしろここまでの道中でちょっとでも敵対してた方がおかしいわけでな。

 というわけで、とりあえず参加チームは全員(?)結集して共同戦線を張ることになった。いや、厳密にはこれで全員なのか分かんないし、仮に全員だとしたら「結局こないだの試合と同じメンツやんけ」って話ではあるんだが、事前のドローン索敵で他の人間が見つからなかったし、流石にこれで参加者は全員だと思っていいんだろうか。こんなにあっさり全員が集まれるなら、わざわざスタート時点で参加メンバー数を伏せる意味はなかった気もするんだが……まぁいいか。とにかく「昨日の敵は」ってんであまりに強大すぎる敵を相手にオールスター総攻撃の様相。オールスターの中にイカレマシンガン集団がいるのはご愛嬌。

 ピトの立案は案外穏当なもので、しっかりシールドで守りながら少しずつ前線を上げていくというだけのシンプルなもの。一応1枚の盾に複数の人間が縦列で構えて受けるあたりは妙な思いつきではあるが、あれで防げてるなら理にかなっているのだろう。そして相手陣営がこの作戦に対応しそうなタイミングを見計らって順次揺さぶりのために手駒を投入していくというのがピトの狙い。確かにこの作戦は数で上回ってるプレイヤー側が採れる最善手なのかもしれない。かき回し役第1号に選ばれたレンちゃん他2名は、アジリティ極振りのレンちゃんによる強引な突破から活路を見出し、レンちゃんがまずヒットマーク1つ。さらにシンクチームの子も相打ちという形ではあるが、敵のマシンガンという大きな攻め手を潰す活躍。複数方向から攻めやすいという数の利をしっかり活かした。

 あとはなし崩し的に包囲網を狭めるだけ。かき回し第2号のフカが相変わらずの理不尽な斉射を仕掛け、これを合図に全軍が突撃。攻城戦から一気に局所的室内戦闘へ。ただ、残念ながらその過程でレンちゃんが見事捕虜になってしまったという。さぁ、この展開はあとにどんな影響を及ぼすのだろうか。レンちゃんの前に「こいつは違う」と言って惨殺されたやつがいることから、NPC(ほんとにNPCなんだろうな?)にはプレイヤー側を識別するなんらかの情報が与えられており、どうやらレンちゃんはその網にかかる対象だったらしい。明らかにNPCたちはドラマを演じている部分があり、これは最初の設定通りに動くようにAIが思考しているということなのか、それとも「中の人」がいるということなのか。どっちにしろ、彼らが何を狙っているのかという筋書きを読み解くことが勝利への鍵になりそうである。

 レンちゃんが抱えたいくつもの違和感。これを伝えるためにレンちゃんは覚悟の決死行。文字通り「死を決める行動」である。今回のゲームのリスポーン設定は3分。そして残り時間が7分程度となると、復帰後にできる行動はせいぜい1つ2つである。リスポーン位置は全プレイヤーが城に突っ込んだ前提ならすぐそこに出られるので、もしかしたらこのリスポーン位置が「行方のわからない毒ガス」の手がかりになる可能性も。

 まぁ、だからとて「リアルを上回る臨場感」を売りにしているSAO世界で激突死はしたくないけどな……大した度胸だよホント。

 
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 今の俺に松井恵理子ボイスの犬はそれだけで悲しくなる……第11話……。いや、完全に視聴順が悪いだけなんだけどさ。元気に走り回るあげもち太郎。長生きしてくれよ。

 そして今だけじゃなくて俺には上田麗奈ボイスの泣き声(鳴き声)もキュンキュン刺さる。ほんと、今回のエピソードでは20分くらいユキが泣いてたんじゃないかしら。ずっと涙目。これ以上ないくらいに絵的にも完璧な涙目。最初に涙腺がぶっ壊れた時に「これ、どうやってオチつけるんだろう? 花粉症とかいう時期でもないよなぁ」って首傾げながら見てたんだけど、結局特に理由もなく、マジで「涙腺がぶっ壊れただけ」っぽいんだよな。一応ナカちゃんが触れてた通りに、「これまでの人生で泣いてこなかった分の負債が一気にきた」と考えるのが自然なんだろうか。いや、人間の涙腺ってそんなシステムでできてねぇだろ。また、「ユキがこれまでの人生でほぼ泣いたことがなかった」というのも何とも不思議な話で、アサシンとして鍛えられてから感情を殺して生きてきた(もしくは悲しいと感じるような対象すらなかった)というのはまだ分かる話なのだが、両親と別れた時とか、それ以降の人生に絶望した時、生きるのが辛い時にいくらでも涙は出たと思うのだが。今回最初に泣いたシーンで「目から何故か水が」ってアンドロイドみたいなこと言ってたけど、凄腕のアサシンであれば他人の泣き喚く姿なんかも見てるはずで、流石に「泣くという事象を知らない」はおかしいと思うんだけどね。まぁ、ユキさんの場合は「身体は大人、頭脳は子供」が本当っぽいので、もう泣くという概念自体を忘れてしまったということで一応飲み込んでおこう。

 ヒトヨシから見ると、もちろんユキの「頭脳は子供」の部分も対処しなければいけない問題であり、同じ高校に通いつつ、少しずつ情操教育を施して年相応の情緒を身につけさせようとはしているが、喫緊の問題はむしろ「身体は大人」の方である。普段は分厚いメイド服の防護に守られているのでそこまで意識するもんでもないが、一度これを脱ぎ出してしまうと……まぁ、一つ屋根の下での生活はよろしくない。むしろヒトヨシの情操教育によろしくない。ドレスに隠したいかついベルトの類も、そういうフェティシズムを掻き立てるコスチュームにしかなってないし、露骨なスケスケエロなどなくとも、水に濡れて艶っぽくなってしまった巨乳美人だけで色々とアウトである。そんで一つ屋根の下どころか一つ布団の中にまで侵入されちゃ、もはや正常な思考能力など維持できるはずもない。ヒトヨシなりに頑張って同居人に気遣っていたが、ここまでゼロ距離侵攻を繰り返されては、やはり「好きとか嫌いとか、最初に言ったのは誰なのかしら!?」という気持ちになっても致し方なかろう。もう、諦めてその部分ははっきりさせておいてあとはユキに任せたらいいとも思うんだけどね。その場合はリコからのサポートも入るだろうし。まー、全部ひっくるめて「フェアじゃない」と思ってしまってるんだろうなぁ。この辺が悩める男の子の辛いところよなぁ。

 そして、そんな浮ついた横谷家に随分引っ張りまくってようやく父親登場。結局、ヒトヨシとの関係性がいいのか悪いのか、最後までよく分からんかった。今回はバタバタしてたもんだからたまたま電話に出られなかったわけだが……なんか不穏な空気になりますかね?

 

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 さぁ2日目。気づけばなんだかんだでMujicaのライブ配信は0thから全部視聴してるんだよな……それだけ気にさせてくれる存在だし、アニメ放送も間近に迫った今、ここでの記録を確認しなきゃ嘘ってもんでさ。

 今回もこれまで通り、Mujicaのライブに関しては「視聴しつつ、感想垂れ流し」形式での履歴をそのまま掲載する形式。気になる文言があった人はぜひ配信をチェックだ!

 

 


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 ただ本当に、ありがとう。第45話。もはや何も語るべきではないのだろうけれど、感謝だけは表しておかないとね。この「わんだふるぷりきゅあ」という作品が伝えるべきメッセージが、紡ぐべきドラマがここに結実している。

 情緒だけで言ったら、先週よりもさらに号泣させられるお話になっている。そりゃそうだよ。先週の話だってもちろんグッとくる「命のドラマ」には違いないが、我々視聴者はいろはと違ってフクちゃんとは長年の付き合いはない。お別れのドラマにしても、まだ頭で理解して処理している部分はあったはずだ。しかし今回は違う。数ヶ月付き合ってきたトラメという明確なキャラクターがおり、彼との決着をつける話だったのだ。悲しくないはずがないけど、それ以上に、彼の迎えた結末が嬉しくないはずもない。この結論に辿り着けたのなら、いろはもきっと大丈夫だろう。

 今回の構造が素晴らしかったのは、挑戦を続けるプリキュアというシリーズの、その挑戦そのものが見事な形を成したからである。元々「戦闘しないプリキュア」という概念には賛否あった部分で、ただ浄化のみを目的とした変身と戦闘という構成は、プリキュアの制作理念に反するものではないかという考えもあったはずだ。しかし、最終的に辿り着くべきテーマは作品ごとに異なっている。わんぷりが伝えるべきテーマは強さを超えた優しさ。そして愛情を経た上での幸福にある。いがみ合う思想がぶつかり合う要素はあくまで過程でしかなく、その上でプリキュアという存在が導き、与えるべき結論さえ堅牢なものであれば、それは立派なヒーローであるのだ。

 今回、メエメエを通じてニコガーデンに全ての動物たちが回収されたという衝撃の事実が伝えられた。ラストに残ってたのがティラノサウルスだったというのはちょっと驚きだが、とにかくこれにてニコガーデンの心配事はなくなり、同時に、ガオガオーンの生産上限という前代未聞の事態に陥った。敵組織のモンスターが正式に「打ち止め」になるというのはプリキュアシリーズにおいて稀有な状態であり、残る数話でもうガオガオーンは登場しないと明言されたのだ。ますますバトルの要素はなくなり、浄化の必要すらなくなったプリキュアたち。その変身はなんのためにあるのかと言われ、ただ融和のために使われたのである。この振り切り方は、わんぷりという作品の骨子が信頼できなければ選べなかったものだろう。戦闘も何もなく、ただいがみあっていた相手と交流するためだけの変身。そしていろはは思い出した。「自分が変身したのは、ただこむぎと同じ景色を見て、同じ速さで走りたかったからだ」と。最初から、プリキュアに戦う目的などなかったのである。こむぎはただ「一緒に遊ぶ」ため、そしていろははただ「相手の声を聞く」ため。そのためのプリキュア。新たな世代の新たなヒーロー像が、ここで確立した。

 前回の一件ですでに心の整理はついていただろうトラメ。純粋な彼にとって、ガオガオーンは最後に残された「犯行の理由」だった。黒く染まった卵に込められた力は、彼が後押しすべき「過去の遺恨」の残り滓。それがなくなった今、ガオウの存在こそ気がかりではあろうが、彼が満たされれば後に残す不安はほとんどない。そして、交流を通してプリキュアたちこそが「ガオウを託すにふわさしい連中」だと確信することができた今、彼もまた魂の安寧を得ることができた。再びこの世から消え去ることに寂しさはあるが、新しくできた「友達」に見送ってもらえるなら、そのガルガルした心も消えようというもの。「浄化」は「手向け」となり、やんちゃな狼はあるべき場所へと還っていった。

 そんなトラメから言葉をもらえたことで、いろはの中でも何か決着がついた。別れは辛い。別れは悲しい。それは紛れもない事実であるし、ペットだけではない、人と人との関わり合いにだって、絶対に別れはついて回る。しかし、その一時の悲しさのために全ての関係性を否定することなんてあり得ない。今ある楽しさを、今ある温かさを大切にし、「わんだふる」を少しでも増やすために、日々を大切に生きて行くしかないのである。そして、そんな時間を共有してくれるたくさんの友達が、いろはの周りには揃っているのだ。友情を伝え、友情を知るプリキュア、キュアフレンディ。寄り添い続ける彼女の周りから、笑顔が絶えることはないだろう。

 ……それにしても本当に幸せな世界であった。いろはちゃんの場合はいろんな「愛情」を一身に受けているのが素晴らしくてね……。悟のさぁ、「嘘をつくのは下手なのに、元気なふりはとてもうまい」っていう分析が憎らしいよねぇ。ちゃんと見てるじゃん男の子。愛する人の一番の弱さを、きちんと守ってあげられる男になってくれ。まぁ、まだちょっと周りの手助け(おせっかいフレンドのお誘い)は必要かもしれないけどね。

 
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 ファファファファファイティーーーーーーン! やぁ、相変わらずの僕だよ! さぁ、ツアー終了から早半年、久しぶりの単独ライブだ! ぶっちゃけ、ツアーの間は最初のセトリからそこまで大きく変更されることもないので、今回は新たなセトリでの久しぶりのライブ。そして間隔もそれなりに空いたのでどれくらい新規の演出が入るかという期待に胸が膨らむイベント。さらに今回はAve Mujicaとの2daysという構成になっており、そのあたりの絡みも要注目。現在お気に入りの2バンドのステージ、そりゃ観なけりゃ嘘だろって! ほんとは現地参加したかったけどね!

 先に書いとくけど、俺たちはいつだってブシロードの手のひらの上だ! 毎回コロコロ転がされてさ、ほんとイベント盛り上げんの上手いなこんちくしょう!

 

<一応セトリ等を含むために折り返し。予想は裏切り、期待は裏切らないぜ!>

 


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 この世界、税制法とかはしっかりしてんのかな……第11話。婚姻による資産保有の法的意味づけとかって、現実世界だとどれくらいのタイミングで確立したものなんでしょうか。そこも気になるけど、結婚にあたって10億の借金が雲散霧消するトリックも気になるといえば気になる。まぁ、10億「円」ではないわけで、もしかしたらジンバブエドルみたいな単位なのかもしれんからね(とてもそうは見えない)。

 などとよく分からん話から始めてみたが、今回のお話、何が中心なのかもよく分からないのでどこをどうひっ捕まえたらまとめられるのかが定かじゃない。一番の争点はもちろんよその冒険者パーティー、リーダーのアーノルドとの確執ということになるんだろうが、前回・前々回のようにダンジョンとかモンスターが相手ではないため、現状「何かを討伐したら終わり」という形になっていない。単にアーノルドを完全に調伏して丸め込むだけが目的だと、前回のお話の途中で転げた意地っぱりの一冒険者の焼き直しみたいになっちゃってお話としてあんまり面白くないし、そこに何かしら今までになかったようなエッセンスが求められるところ。冒頭部分の切り出し方からクランの受付嬢のエピソードが絡んでくるのかとも思ったんだけど、あの子の悩みはもう解決しちゃったみたいだし……どうやって落とし前つけるつもりなんだろう。

 一応、ジンバブエドルってことはないだろうから普通に考えると致命傷な額の借金。その事実が監査役の耳に入ってしまってクライさんのお財布事情もちょっとピンチ。まぁ、債権者がシトリーなのでうやむやでも誤魔化せなくはないが、これを理由に婚姻関係を結ばれるのもあまり穏やかではない(何がヤバいってリィズが義理の姉になることである)。解決策を見出すため、味方になってくれそうなのは現状ではティノちゃんくらいのものだが、残念ながら彼女にはまだ夢のような大金を稼ぐ能力は無い。せいぜい因縁つけられた時に形ばかりの対抗馬としてぶつけるくらいである(ひどい)。

 街の噂を分析してクライの実情をほぼ看破してみせた意外にも頭が切れるアーノルドさん。前回まであんまりしゃべってなかったもんだから「こいつも実はクライみたいに裏があるレベル7なのでは?」と思ってたんだけど、単に口数が少ないだけで普通に腕っぷしの強い冒険者のようである。お為ごかしにティノをぶつけられるも、体格差の影響もあり圧勝。普通に考えたらティノよりもクソ雑魚なクライ程度なら瞬殺のはずなのだが、話術師以上に口八丁のクライにいらん時間を稼がれ、最後には規格外の宝具の力のみでねじ伏せられるという酷い扱い。いや、そこで宝具使うのかよ。せっかく丁寧にアーノルドさんが外堀埋めてピンチを演出してくれたのに、便利な道具持ってんのかよ。それで名声を維持できるのはラッキーマン体質としてはちょっとずるい展開だなぁ。どうせならここもクライの想定外のハプニングでうまいこと乗り切る展開力を見せてほしかった。その辺に受付嬢のあの子が絡むもんだと期待してたのに……今回の試合結果はいくらかなろう的チートっぽさがにじんでてあまり印象は良くないぞ。このままだと最終的に「超強い呪具を使いこなせる人」という肩書きが成立してしまい、クライのクソ雑魚要素が霞んでしまいかねない。今後はあまり自分の力で解決しないでいただきたい(ひでぇ要望だな)。

 まぁ、そうして急場を凌いだクライは今まで以上に立場にあぐらをかいて逃げ切る所存。アーノルドさん、ほんと洞察はいいとこまで行ってるので、あとは闇討ちなりなんなりで有無を言わさず叩きのめしたら勝ちですよ! まぁ、絶対そうはならんのだろうなぁ。クライはどんだけピンチになってもその要素を顔に出さずにのらりくらり逃げ切る時の胆力だけはまじで勇者級ではある。よくもまぁ、アドリブであんだけ都合のいいセリフがポンポン出てくるもんだ。これも長年の修練のおかげなんでしょうかねー。

 
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 ハイハイ、とっとと爆発……というわけにもいかない面倒極まりないカップル、第10話。まー、お互い相手のことしか見てないって意味ではバカップルと言えなくもないのだが……バカではないんだよなぁ……頭のおかしいカップル、略してあたおかップル。

 大阪編はこれで一旦幕引きなのかしら、ここまで抱えてきたものを全て回収し、吉乃本人の口から色々と真相解明。ただ、本作はミステリアニメでもなんでもないので真相と言っても「とりあえずなんか怪しかったからひたすら張り付いて尾行しとったわ」というだけで終わりなんですけどね。そこまでの熱意を持ってストーキングできてた上にいらん洞察をぐるぐる回してきっちり霧島の急所にビタ付けしてた吉乃さんもすごいし、そんな吉乃のイレギュラーな行動もうまいこと取り込み、最終的には全部自分にとってプラスで落とし前をつけた霧島もやっぱりすごい。これ、もし吉乃が介入してなかったら小津との対決はどういう結末を迎えてたんでしょうね。まぁ、表面上は小津を黙らせることはできたかもしれないが、下手したらその奥にいる謎の人物・周防薊にまでは辿り着けなかったかもしれんね。

 いや、それ以前にやっぱ小津との対決も綺麗に勝ちを拾えたかどうかも怪しいのか。今回ミステリアニメっぽかった部分はむしろ小津を問い詰めて落とし前つけるシーンの論破の過程かもしれない。ステゴロ対決で3試合全て勝利を収めた霧島陣営(?)は基本的に交渉でも有利に進めることはできたが、小津との決着だけは殴り合いでは終わらない部分。互いに持ち寄った「裏側」の武器を突きつけ、どこまで裏社会でいいポジションに残れるか、文字通りにシノギを削る。まぁ、元々の覚悟で小津はヤクザ者の霧島に一歩譲る部分があったのだろうが、吉乃の言葉を借りるなら「守るもの」があるからこそディフェンスは手堅く、霧島の手段を選ばぬ攻めに対しても決定打は出させない構え。親を引き摺り出して強引にキメに行こうとした最後の一手すら、小津は逆ギレで乗り越えてみせようとした(あのまま放っておいたら霧島はどう動いたんだろう)。

 しかし、そこで見事に吉乃が用意していた一手が突き刺さる。あたかも断罪のシーンで「証拠はあるのか証拠は!」と物的証拠を要求して居直った犯人に最後の物証を叩きつけるコナンくんのごとく。自らの最大の武器である「とてもじゃないが未成年に見えない外見」を使って強引なフィニッシュ。どこまで読んだ上であんな行動に出ていたのかは定かじゃないが、おそらく「こいつ霧島の敵なんだよなー、まぁ、都合の悪そうな情報は握れば握るだけおいしいやろ」ってんで先を見越してあの行動に出ていたはず。そりゃ霧島だって放っておかない危険すぎる素材だよ。霧島をして「ハニトラにかかる時ってこういう気持ちなのか」と言わせるだけのタマは伊達じゃない。

 結果的にはまるで「2人の初めての共同作業」みたいになっちゃった大阪抗争は霧島陣営の判定勝ち。ちょっとイライラした翔真くんなんかは遺恨が残るが、一応はこれで霧島にとって不利な要素は残らなかっただろう。菜緒ちゃんもこれですっぱり縁が切れるならお互い願ったり叶ったりだしね。ただ、残念ながら菜緒とは真逆でどんどん腐れ縁が強くなっていくのが吉乃さん。いよいよ公認(?)カップルの立場になってしまうような、そうでもないような……。霧島がこのまま単なる犬に堕ちてくれれば吉乃さんとしても御しやすくて助かるのだが、やっぱり折に触れて「霧島がそんな状態になるはずないやん……」ってんで危険な匂いを漂わせるあたりが見事な手綱の取り方である。いや、霧島本人は意識してないんだろうけども。2人がGPSよりも強い絆で結ばれるためには、さて何が必要なのやら。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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