最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんてこった! なんだこれ! えっ、ロリチュチュ? お嬢チュチュ? なんて呼べばいいんだろう!? 第10話! 情報量ノンストップなんだが?! いや、そんなところよりもメインストーリーの方に注目しろよって話なんですけどね。……いやー、ついにでましたね、エンディング映像版パレオ……。正直舐めていた。どうせパレオは何をやってもチュチュ様のいいように動いてくれるだろうと思っていた。しかし、どうやら先週のあれはパレオにとっては文句なしの致命傷だったらしい。芸能人がステージにマイクを置くかのように、パレオの髪から色が消え、ステージから姿を消した。まさかのパレオ造反は、まったく想像していなかったのでかなり驚いている。結局、過去の盲信はほんのちょっとのズレから、もっとも大きな隔たりを生んでしまったということなのか。 そういう意味で一番軽傷だったのはロックだ。彼女の場合、まだRASのメンバーとして定着してからも日が浅く、チュチュの横暴に振り回されるのもRASの活動の一環だとすら思っている。このたびの騒動はそりゃぁ大変なものだろうが、これまで自分がチュチュから受けた扱いを考えれば、そんなにイレギュラーだとも思わなかったのだろう。だからこそ、一番目立って反抗していたマスキングさえどうにかすれば問題は解決すると思っていたのだ。 そんなますきさんだって、基本的に分かりやすい性格(そして可愛い性格)なので話は簡単だ。確かにチュチュの言動にはイラついたし、多分今だって許しちゃいないだろうが、これまで狂犬として数多のバンドを渡り歩いてきた彼女にとって、おそらくバンド内での諍いなんてそんなに珍しいもんでもないだろう。もしかしたら、揉め事が起こって自分がつまはじきにされた経験だってあるかもしれない。「バンド内の問題はバンド内で解決しないと意味がない」とリサ姉が言っていたが、ますきの場合、全ては自分がバンド「内」にどうやって戻るかっていう話に集約できていた。まぁ、お姉様キャラの死守という別な問題もあったけども……。 レイヤの場合、RASの一員としてこれまで活動してきたが、チュチュの駄々っ子ぶりを見て自分の身の振り方がわからなくなったことで、自分は本気でバンドと向き合っていないという事実を突きつけられた。お雇いボーカル、与えられた仕事をこなすだけの優等生。彼女の元来の性格を考えればそれでも問題なく仕事はこなせていたはずなのだが、ことここに至って、単なる「お仕事」では済まされなくなってしまった。思えばかつて、親友のおたえもバンドの中で自分の立ち位置に苦しんでいたことを目にしている。いつか自分にもそんな日がやってくるのだと、考えることができていなかった。だからこそここでけじめを付ける。そうしてようやく、ステージのセンターに立つことができるのだ。彼女がチュチュに突きつけた選択は、彼女自身の身を切る重いもの。やっぱり、レイヤさんは根っからの真面目さんで、いい人なのである。 「いつものこと」「よくあること」「自分のこと」。そうして解決できる面々はまだよかった。しかし、パレオにとって、このたびの騒動はそんな生易しいものではなかったのだ。絶対の信頼を置いていたチュチュから突然梯子を外された。そのことは、パレオにとっては人生の一大事だったに違いない。他のメンバーのように「どうやってバンドを再開するか」という思考には至らない。「必要ない」と言われたのだから、全ての痕跡を消し去り、チュチュの前から存在を抹消するしかなかったのである。チュチュの方は、そうした事の重大さに全く気づいていなかったのだ。 ここからは力業のターンだ。消えてしまったパレオ、そして自分のしでかしたことの重大さを思い知らされたチュチュ、改めて立ち上がったレイヤ。そしていつも通りすぎるキングとロック。再び、5人が同じ志を持ってステージに立つには、もう殴り合いしかない。さぁ行けレイヤ&キング。フィジカルではあんたらが圧倒的に有利だ。ただ、パレオのスペックの高さを甘く見るなよ……。 それにしても、玉出家の内実、なんだか思ってた以上に……なぁ……。
PR 「理系が恋に落ちたので証明してみた。」 5→5 黒スト白衣の良さを世界に伝えるためのアニメ。同時にクール系を気取りながら適宜壊れる雨宮天の良さを世界に伝えるためのアニメでもある。普段あまりアニメでは描かれない世界を描く作品だけに、希少価値を見出すことはいくらでも可能だ。 まぁ、そうして瑣末な部分に注目してるってことは特記すべき強みはあまり無いってことでもあるんだけどね。「これくらいなら悪くないんじゃないかな」という「期待と予想を裏切らない」ラインで手堅くまとまっていた作品である。そりゃま、これもあんまりダイナミックにアニメ化の恩恵を受けられるタイプでもないしな。売りにする要素があるとすれば、氷室のエロさを鮮烈に描くことで萌えの強度をあげるのが一番。つまり、「黒スト白衣は良いな」という感想は、制作側の意図に沿った正しい感想なわけである。私は正しいのである。 あとは予想外のプラスとしては、虎輔役を福島潤が担当したことによっていい感じにキャラがブーストされ、棘×虎方面での旨味も大きく向上してたところですかね。やっぱこうしてみると「恋に落ちた」要素は楽しめるけど「理系が」部分は本当にどうでもよかったな。世の中の理系差別が助長されたらどうしたもんでしょうかね(どんだけ純朴な視聴者だ)。 ちなみに本作のエンディングは、カラオケで「オイラー!」とか「フェルマー!」とかいうわけのわからないコールをかけられる前代未聞の曲です。まぁ、男女デュエットだから歌うチャンス無いけど。
イイハナシダッタナ〜、最終話! まぁ、何もかも終わっちゃいないし、むしろどんどん謎は増えてるんだけども、その辺は覚悟の上。2期はもちろんあるんだよね? ね? カイマンVSニカイドウ。どうにもエンさんの契約の効力が圧倒的すぎて、カイマンとバトることに一切の躊躇がないニカイドウ。カイマンの方は相手の物言いにうだうだと煮え切らない態度だったが、命の危機を迎えてようやく「親友」の現状を思い知る。そしてニカイドウの「私は魔法使いだ」の告白に、ついに何かが吹っ切れてたようだ。最終的には万事丸く収まったからよかったものの、あのままニカイドウが解放されてなかったら、2人は一体どうなっていたことか……丸呑みにして、そのまま噛み砕く流れになってた可能性もあると考えると、すげぇ怖いな。 でもまぁ、まだまだお話は序の口であるか。ニカイドウのマインドコントロールは何かと世話を焼いてくれる謎の悪魔アスによって一時的に解除。ニカイドウとエンの関係にお怒りだった鳥太さんの協力もあり、ひとまずの脱出を果たすことが出来た。まだ「エンと再会しちゃうと多分アウト」という制限付きなので全然安心できないのだが、ちょっとした目くらましくらいにはなるんだろうか。普通に考えたらホールに戻って逃げ切れそうな気もするけど、相手があのエンさんだとなると急激にハードモードになるんだよな。こちとらたまたま「PSYCHO-PASS」観た後なもんだから、エンさんの強さがさらに2割り増しくらいに見えてしまうわ。今後もニカイドウにはハードモードな逃亡生活が続きそうである。 しかしまぁ、とりあえずは離脱成功。そしてカイマンとの関係性も雨降って地固まった感あり。カイマンは投げやりになって「お前を女だと思ったことは一度もねぇ!」って言ってたけど、ラストシーンの反応を見るといちいち意識してる感があるんだよなぁ。自分の中では「親友」って言ってるし、それを守ろうとはしてるはずなのだけど……やきもきする関係性。ニカイドウの方も、カイマンに対しては特別なものを感じているのは間違い無いのだけど、さて、それが純粋に「第一印象」からなのか、それともカイマンの過去にまだ因縁があるからなのか……それもまだ、混沌の中か。 はよ2期作ってくれ!
「ソマリと森の神様」 5→5 1ミリたりとも予想していた方向からズレることなく幕を下ろした。ただ、結局はこういう王道のいい話は、いい話だからいい話である(語彙)。とりあえず水瀬いのりが「おとーさん」って誰かを呼んだらろくなことにならないってことだけはわかった。火葬砲は命を削りすぎるな。 まだ完結しているお話ではないのでアニメが中途半端なところで終わることは覚悟していたが、マジでなんの救済策も無しに俺たたエンドされるとは思ってなかったのでそこだけちょっとショックか。ゴーレムさん、暴れる前の時点でかなりリミット迫ってたわけで、下手したら最終回の後に1日2日で稼働停止しても文句言えないレベル。その状態でほったらかされて、視聴者はどうしたらいいってんだよ。まぁ、今回のことでソマリもある程度の覚悟というか、現状認識は出来たと思うので、終活を続けながら、シズノたちと暮らしていく方策でも模索するかなぁ……。 開始当初は「ソマリのお子様としての無邪気さでイライラさせられそう」と思っており、実際に何度かはソマリのせいでピンチにもなっているのでこれまた予想通りではあるのだが、そこまで身勝手な子供というわけではなく、ちゃんとTPOをわきまえた行動も多かったし、事件が起こった場合は不測の事態も多かったのでしょうがないと受け止めることができた。そして基本的に事件よりも心温まるお話の方が多かったのでストレス要因になりにくかったのはありがたい。あとは無垢なる幼女がどうやって外界と接していくかを見守っていくだけのお話だ。 ただ、やはり私は立場上(子供なんていないけど)ゴーレムさんの方にばっかり感情移入してしまうので、「これからどうしたらいいんだろう……」っていう絶望感ばかりがつきまとってましたけどね。キャストのせいもあるけど、このどうしようもない絶望感とか、先の見えない辛さってのは「planetarian」の悲劇に通じるものがあるかもしれませんね。老いて朽ちてゆくだけの者たちは、できる限りの未来を若い世代に託していくことしかできない。ゴーレムさんは、ソマリという人間の少女に、今後の「人類」の未来を託すしかないのである。まぁ、最終回間際の扱いを考えると、今後も人間種族には苦難しか待ち受けてない気がするけど……。 とにもかくにも、独特の世界観で1クール分の「望ましい」物語は楽しませてもらいました。出来ることなら、なんとかゴーレムさんの行く末にもハッピーエンドが訪れますように。 「ダイヤのA actⅡ」 5→5 これは1年分のお疲れ様やね。大丈夫、ピカちんや鬼太郎と違って、別に大してロスはない(ひどい話や)。 まぁ、「七つの大罪」とかと同じ枠なので「MTGアリーナやりながら環境音楽として流してる」くらいの付き合いだったんですが、こっちの方はやってることが野球の試合ですからね。「七つの大罪」よりよっぽど理解は追いついてます。そもそもこの作品以前にずっと長い付き合いもあったし。これまでなんとなく見てきた青道野球部がどんな活動を続けているのか、父兄会みたいな気持ちでゆるっと見守るのにちょうどいい。しかも展開次第ではひたすら細谷ボイスのナレーションで試合展開を読み上げるっていうプロ野球ダイジェストみたいな展開も多く、耳で聞いてるだけでもあらすじが追えるのは親切設計である(いいか悪いかは別にしてな)。野球アニメは本気で全部のモーション作画やろうとしたらめちゃめちゃしんどそうだが、今作はそうしたウェイトはあまりかけず、必要なシーンだけを大きく切り取るデザインなので、良く言えば気楽、お手軽なのである。いや、絶対に制作スタッフは楽だとは思ってないだろうけども。でも1枚絵の見栄えで勝負する作品だったのは間違い無いと思う。それこそ原作漫画を切り取ったみたいな作劇が多かったんじゃなかろうか。夕方アニメで長い尺を維持するには、これくらいがちょうどいいんだと思うよ。 沢村たちが2年生になり、クセの強い1年生との絡みがメインで展開していくためにいろんなところで成長が見えるのは長い作品ならではの楽しみ方だし、沢村・降谷の2枚看板で試合が進むので単なる1人のピッチャーの物語じゃなくてチームとしての継投とか、好不調による起用の機微なんかにも焦点が当たるのが本作の売り(川上もおるがな)。特に、「圧倒的な強さ!」みたいな見せ方で勝負を仕掛けず、本当に地味なところからの積み重ねでギリギリの試合を勝ち抜く過程は、まさにプロ野球を応援してるのと同じ感覚で盛り上がれる部分。今作が長いこと愛されてるのって、そういう「地味にリアル」な部分を強調してるところなのかもしれませんな。 多分またどこかの枠で帰ってくることになると思うのだが、はてさて、この漫画のゴールはどこになるのか。御幸がいるうちに優勝できるのかなぁ。
「異世界かるてっと2」 5→5 よいゴッドブロオオオォォォウ! でございました。 まさかの3期決定。なるほど、こうして世界さえ作ってしまえばおちゃらけギャグならいくらでも延長は可能なんだよな。一応「学園もの」っていう縛りはあるけど、そのあたりもいくらでも調整は効くことがわかったし。さらにシリーズが進めば売れた他のなろう系とのコラボで増援も可能。節操のないコンテンツだと思っていたが、その節操のなさ自体が売りになるのだとしたら、いいぞもとやれ以外のコメントは特にない。まぁ、今期だって「別に盾いらなくね?」という話ではあったが……(フィーロ可愛いからいいだろ)。 今回も実にユルく、見たいものを色々見せてくれた。特にびっくりしたのは、一瞬だけとはいえまさかの駄女神共演が実現したことである。こういう楽しみがあるなら、なろう系アニメもちゃんと履修しとくべきか……という気持ちになり、それこそ作り手側の思うツボ。まぁ、毎度そんなに盛り上がるゲストが出てくるとも思えないけども。あと、ぶっちゃけると「このすばの続編があったほうが嬉しくない?」って話ではあるんだけども。とりあえずつなぎでもいいのでアクア様の活躍が見られればそれでいいよね。あとパックも。アルベドも。ハムスケも。……こうして並べると、やっぱりかるてっとにしか出来ないことってあるな……。 「7SEEDS」 5→4 正直、これも「なんで今作ったんだ」案件なんだよなぁ。いや、別にそんな古い作品でもないらしいけども、ネトフリが金出して作ってるのに、特に見るべき点はない「雑多なアニメ化」になってしまってるのはどういうことか。最近薄々わかってきたことだが、ネトフリ案件って別にそんなに環境が良いわけではないのでは……。 大きな取りこぼしがあるとも思わないのだが、アニメになって得した要素があるとも思えない作品。強いて挙げるならキャストが賑やかなことは一定層にはややプラスな可能性はあるが(こっちでもアザリー(の中の人)大暴れやな)、流石にそれを売りにするような作品ではなかろう。それよりも求められているのはその凄絶なストーリーラインをしっかりと意味あるものとしてアニメの文脈に乗せること。それなりに画面映えしそうな作品のはずなのだが、全体を通してやたらと淡白で、ショッキングなシーンでもすぐに感覚が鈍化して逼迫感よりも「進行しなきゃ」という義務感の方が強く感じられる。「とにかく限られた尺の中で話を進めないと」という意識が強くて、お使いムービーみたいになってしまっている感じか。 原作の構造からしてしょうがない部分ではあるのだろうが、多数のチームの描写が交錯してなかなか焦点が定まらない状態で進んでいくため、生きるか死ぬかの過酷な環境での戦いにどっぷりと浸かることが出来ないのは大きな問題だった。時間のズレとか、地理的なズレとか、とにかく「いろんな要素が複雑に散りばめられて、それが収束していくのが面白いのだ」っていうのは事実なんだけど、状況の把握にある程度の労力を費やす必要があり、おそらく作劇している側も「わかりやすさ」「伝わりやすさ」を優先して、説明的な部分を増やしての展開を意識しているはず。おかげでヒューマンドラマとしての側面がどうしても事務的になり、サバイバル要素の臨場感に繋がらなくなってしまっているのだろう。冒頭では本当に生きるだけでも手一杯みたいな状態だった連中が、いつの間にかなんの問題もなく日常生活を送れるようになってたり、とんでもない距離をあっという間に移動してたりするのはどうしても違和感がある。ある程度システマティックに割り切るのだったら、例えば時系列表を入れるとか、マップを入れるとか、原作にない要素だとしても「とにかく効率的に事実を伝える方法」を模索すべきだったのかもしれない。半端にアドバンチャー、半端にサスペンスだと、観る側のテンションが定まらないのである。まぁ、まだ全てのネタが明かされたわけではない段階なので、ここまでの作劇も全て伏線っていう可能性もあるのだが……。 ネトフリでは2期目が春から放送開始らしい。地上波におりてくるのはまた半年後くらいだろうか。それまで、今回作られた人間関係を全部覚えてられるかな……。 「魔術士オーフェンはぐれ旅」 5→3 身内に狂信者がいるのを承知しているので心苦しいのだが、まこと残念なアニメ化になった。まぁ、「封神演義」にしろなんにしろ、リバイバル作品は成功する例の方が圧倒的に少ないので覚悟はしてたけどさ……。 何よりもまず、圧倒的作画リソースのへなちょこ加減。現代アニメとしてリビルドすることの意義に「今の技術で新しく美しく」ってのがあると思うのだが、時期も悪かったのだろう、今作の作画は誰が見ても分かるレベルでへなちょこ。もともと時代がかったキャラクターデザインなので現代版にリライトして動かすのは神経を使う作業だったとは思うのだが、残念ながらそれ以前の問題。最近のディーンは安定感があったので期待してた部分はあるのだが、どうやら今作は本気の作劇とはならなかったようだ。 そして構成部分も「封神演義」「うしおととら」なんかと同じ末路を辿り、やたら性急で話の要素を拾い続けるような展開に。全く覚えてないけど旧作でこんだけ物語の内実についてのあくせくした印象はさっぱりなくて、むしろオーフェン御一行のスチャラカ珍道中みたいなイメージがあったので、今作でひたすら「だいたいアザリーのせい!」って言いながらオーフェンが生まれ育ちに悶々として喧嘩してる展開はむしろ意外だった。アザリーとチャイルドマンの真実が明かされるのがやたら早くて、その後のオーフェンのモチベーションがよく分からなくなってたんだけど、構成としてこれで正しかったんだろうか? いちいち「現代で事件に巻き込まれたよ」→「その元凶はあの時のあの出来事だったんですね(回想)」っていう展開が繰り返されるので展開もワンパターンになり、視聴者目線だとその度に「何がほんとで何が嘘なの?」って目線が散らされる。いっそ学生時代の話から時系列順にやったほうがよかったのではないかという気になる。後になればなるほど「チャイルドマン、すげぇやつだったんだぜ」って言われるのになんでそのすげぇやつが物語の冒頭で亡き者にされてんだ、っていうのが違和感になっちゃうし。 結局、「なんで今リメイクしようとしたの?」という疑問に積極的な回答を与えられない時点で残念である。これ、別に続編の企画とかはない単発ものなんだよね。企画意図がさっぱり分からん。 「ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル」 5→5 これはたいそう申し訳ない案件である。何が申し訳ないって、当初の目算よりも随分「ちゃんとした」作品だったのだが、ないがしろにしていたせいでこちらに受け入れ態勢を整えられなかったこと。よってあまりここで評点する意味もないのだが、少なくとも一定の価値を見出していることだけは記録しておきたい。 スタート時点で「長い歴史を持つオンラインゲームのアニメ化」という時点でだいぶ偏見があったのは事実だ。「どーせ初見の視聴者にはよく分からない、キャラがうじゃうじゃ出てきてごちゃごちゃしてぐちゃぐちゃになるやつでしょ?」と思っていた。そして、実際に導入部では大してキャラ付けも終わってない段階でじゃかじゃかキャラが出てきて訳が分からなくなったのは事実である。当初は「キャストが濃いから覚えやすいわwww」とか思ってたのだが、なんとこのアニメ、キャストが濃すぎてどこの誰がメインキャラなのかもよく分からないという、贅沢すぎるみたこともない問題を抱えていた。出てくるキャラが全部主役級のウェイトで描かれているせいで、もう誰がメインでどこかサブシナリオなのか分からなくなってしまったのである。 そうした理由に加えて2クールという長丁場だったせいで、「一応目の端には入れているけどシナリオラインを全然追いかけられない」という情けない状態でギリギリしがみついているような視聴状況になってしまった。2クール目を迎え、1つ1つの要素が解きほぐされていくに従い、「これ、ちゃんと最初からキャラを把握しとけば問題なく見られたし、それなりに凝った構造になってるから面白いやつだったのでは……」と後悔し始めたが時すでに遅し。物語は二転三転し、もうちょっとやそっとの復習ではついていけないところまで進んでしまっていた。しょうがないのでもう雰囲気だけで楽しむしかなかったわけだが、今作はとにかく作画リソースが安定して1人1人のキャラがしっかり動いているため、そうした「ぼんやり視聴」でもある程度満足できるレベルにまでなっていたのは良かったのか悪かったのか。何が正義で何が悪かという概念もグルグル動き、タイムリープ要素で時間軸までザクザク回る。そんな中で、着実にキャラ1人1人の物語が収束していく様子が見えるのは、それだけで「もう、とりあえずこれでいいや」と満足することにしたのだ。 ボスキャラ候補だけでも恐ろしい数がおり、その時々で常にクライマックス感。「え? お前味方だと思ったら敵に回ってたけど、最終的に味方サイドでいいの?」みたいなキャラが山ほどいるのは笑ってしまう。バトル自体は王道なのであまり戦闘にギミックがなくて単調な切った張っただけだったのはちょい不満だが、これだけの規模で宇宙戦争を繰り返すならあまりギミックを仕込んでも大差はないか。多分、最大の難点はこれだけ見てても割と完結できそうなので、ここから「よっしゃ、ネトゲやろ」っていう気持ちに一切ならないことくらいである。 今作についてはとにかく私自身が要反省だ。きちんと追いかけていたファンの人には申し訳ない。あと、しゅが美にも申し訳ない(視聴が継続できた最大のモチベーションであった)。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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