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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 今週は私の都合(ラウクレ)で金曜開催となりました。無事に揃ったし企画もちょこちょこできたので良しとする。

 


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 さぁ総力戦、第10話。501が力を合わせて攻め入る天王山。盛り上がらなきゃ嘘である。

 とはいえ、基本的にこの世界のネウロイさんは(空気を読むことに長けすぎて)どんな隠し球を持っているか分からない存在。そもそもそのエネルギー源がどこなのかもよくわかってないので、前回のミッションで突破口を開いたとて、それが人間サイドの兵器で打破できるくらいのものになっているのかは、多分誰にも分からない。軍司令部は血気はやって今回の作戦にGOサインを出しているわけだが、果たしてどのくらいの勝算で挑んだものなのだろうか。ネウロイの巣の中にどれだけの奥の手があるか分からない状態で攻め入るのって単なる博打なのよね……まぁ、持てる全軍事力をぶっこんでの攻撃なら、勝っても負けてもあとはないのだから構わないのかもしれないけども。

 そして予想通り(?)に、バンザイアタックでは突破できなかったベルリン本拠地。最初にちょっと絨毯爆撃が成功したように見せて期待を持たせるあたりは流石のネウロイさんで、さらにそこから「ベルリンといえばやっぱ壁だよなぁ」という舞台を意識した演出。なかなか手が込んでいる。この世界のベルリンに壁があるのかどうかは定かでないが、この壁を撃ち壊すことで人間とネウロイの融和が示されて冷戦時代が終わりを迎える……わけではない。まぁ、単なる強化砲台ですからね。おとなしく1枚ずつ破壊していくしかないでしょうね。残念ながら火力が想定を超えてしまったため、総力戦は一転して撤退戦へ。この流れも今期は割と多いなぁ。

 そしてやきもきする我らが芳佳ちゃん。あんまり無双させすぎると「単に魔力量がおばけ」という芳佳ちゃんはチート気味になってしまうため、今期導入された「回復めっちゃ遅い」という制限が、どっちかっていうと周りの戦況よりも本人のメンタルに多大な影響を及ぼす。焦る芳佳ちゃんだが、そこは信頼できる仲間がいる。今回はサブタイトル通りに静夏との関係性がフィーチャーされているが、冒頭でリーネちゃんとの関係性を見ての嫉妬メラメラムーブについては残念ながらフォローが入らず、そのまま「私がもっとちゃんとしていれば宮藤さんも振り向いてくれるのかしら」という焦りからぶっ倒れてしまうという残念な結果に。今回のミッション、服部が悪いところは何もなかったはずなんだけどな。その辺りで責任を感じてしまう不器用さはまさに芳佳ちゃんの後輩なればこそか。この流れを見るに、次回からのクライマックスは静夏の雪辱戦っていうのがメインコンセプトになりそうだなぁ。それこそかつては青二才と笑われながらも大活躍して見せた宮藤芳佳の再来のごとく、扶桑魂を見せて欲しいものである

 もちろん、総力戦ってことで他の面々の活躍シーンもアツい。いよいよベルリンが目前に迫っているのでカールスラント組がカッカしちゃうのは致し方ないが、そんな中でもシャーリーがうまいことポジションを見つけてサポートしてくれているのが心憎い。やっぱり単純に「速い」っていう個性は画面に映えるのだよな。そういえば坂本さんが久しぶりの登場だったけど、本当に指揮側に回ってしまっているので活躍は見られそうにないかな。クライマックスで日本刀持ち出してくれると盛り上がるのだけど……。

 

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 「赤ちゃん:本渡楓」って何!? 第9話! なんやその無駄なキャスティング。今後のお話に登場するキャラがいて、キープがあったから適当な兼ね役で出てるって可能性はあるが……どないやねん。頑張った結果本渡楓が生まれたら、そら泣きたくもなるわ。

 総集編を挟んで久しぶりのバトルは、結果的にはすげぇあっさり実現した館山基地の奪還作戦。成り行きとはいえワルキューレたちがいくらか分散して活動していたために個々のパートについては割と薄めで、せっかく復活を華々しく飾ってもらったはずのおソノについても、「まぁ、そうなればそうなるよな」っていうくらいでそこまで劇的な感動は無いかな。総集編明けで通常パートがあんまり作画に恵まれてなかったってのもあるし、何より頑張っていたはずの空戦パートが、あまりに歯車世界のデザインがガチャガチャしすぎていてせっかくアクロバット飛行を見せてくれてるはずなのにイマイチ何やってるか分からないってのがもったいなかった。多分作り手側からしたらあの歯車ワールドのデザインはオリジナリティで攻めた「観て欲しい場所」だったと思うんだけども……おソノの乱射シーンなんかも何が起こってるかピンとこない画になっちゃったのがなぁ。

 結果的におソノは「まぁ、おかえり」くらいのテンションなのだが、その行程で株を上げたのは天塚さんではなかろうか。お守りから何が出てくるかってのは色々と想像できる部分だったが、あの答えは確かにイイ女である。おソノが凹んだ時に何を出してやれば回復アイテムとして機能するかをきちんと理解した上で遺していったものであることを考えると、今回のMVPは天塚さんだったと言えるんじゃなかろうか。

 転じてアズズ・クラウのヴァルハラ探索チームだが、こちらはなんかよくわかんない野郎どものお涙頂戴が鼻についてやっぱりモヤモヤする。柱の陰に隠れて「こういう映画あったよね」っていうシーン、隠れて何か策があるのかと思ったら、本当にただあそこで休憩してるだけで、その直後に襲われて深手を負ったところは完全に自己責任。なんか「それっぽいセリフを言わせたい」っていう脚本の都合が先立って、シーンでの動きがちぐはぐなのはもったいない部分である。そりゃアズズだって困るだろうよ。

 まぁ、今回もミコちゃんは溌剌としていたし、文句なく可愛かったのでそこは良しとしようじゃないか。泣きべそをかく子供2人を抱えて慈母のごとき微笑みを浮かべるミコちゃんまじエンジェル。そりゃ推すだろうよ。

 え? オーディンがなんかやってるって? いや、まぁ、最初から知ってたことだし……。

 

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○「進撃の巨人 The Final Season」 5

 まずもって疑問なのは、なんでこんな半端な時期に新番やねん、という部分。これって秋新番? それとも冬新番? いや、別にどっちでもいいんだけども……どういう扱いにしたらいいのかちょっと困る。いかにNHKだからって、こうしてシーズンの切れ目をガン無視してスケジュール組んでるのを見ると、やっぱりテレビ文化ってのは変わりつつあるのかと思わざるを得ないですな。

 で、進撃である。確認したら前作の放送が19年の春なので約1年半ぶりの復活ということになるのだが、これがまぁ、綺麗に覚えてないもんだから私にとってはほぼ新番である。あんまり原作を追いかけてないからなぁ。毎年、実家に帰った時に妹がコミックを買ってたもんだからなんとなく読ませてもらっていたのだが、今年は残念ながら帰省が叶わず、もう1年もの間実家の敷居を跨いでいない。おかげでここ最近の進撃がどういう作品なのかも覚えてないし、そんだけ長いこと触れてなかったもんだから前クールのお話も何一つ覚えてない。そしていきなりスタートがこんな話で……一体何が何やら。まー、かなり構造が複雑な作品なのは間違い無いので、こうして行き当たりばったりで観てる方に責任があるんだろうなぁ。今度機会があったら改めて漫画喫茶とかで一気読みしないといけないかもしれない。もしくはそのためだけに頑張って帰省するって手もあるが、多分我がふるさとは「コロナ持ち込むんじゃねぇ!」ってんでよそ者を入れてくれない気がするな。

 しかし、そうして外様気分を味わっているのは何も時間の隔たりだけではないのかもしれない。なんかちょっと違和感があったので確認したが、そういえば元々はWIT STUDIOの製作だったんだね。それがなぜかMAPPAに変更され、前作まで責任者として名前を掲げていた荒木哲郎氏の名前がなくなってしまった。代わりに監督を任されたのはMAPPAのキレ者、林祐一郎。まぁ、ぶっちゃけ彼の演出方向はかなり好きなので、荒木さんとは違った方向での楽しさを見せてくれることに期待したいと思う。もしかしたら、作品自体のテイストがこれまでと変わってくるから、ってんでスタッフの入れ替えがあった可能性も微レ存(流石に無いだろうが)。ま、1話目からキャラの動きとか台詞回し観てるだけで「あー、こんな感じだったな、この世界」っていうのが戻ってくるのでスタッフの差し替えはそこまで大きな問題ではないのかもしれない。

 分からないなりに話を追おうと思ってはいるが、いきなり花江・佐倉コンビとかが登場して「こっちの方がよっぽど神様になりそうな日だな」って思ったり、周りを固めているのが村瀬くんだったり、出てくるキャラがいちいち濃い(あと個人的に無視できないのが奈良徹ボイスの指揮官)。エレンたちがどこに行っちゃったのかよく分からんのだが、また別なお話として切り替えて観ていくことになるんでしょうかね。ナレーションでアルミンだけ仕事あるのずるいな。

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 なんで人類はゆに様の頑張りを見ると泣きそうになってしまうん、第32話。いや、毎週言ってることなんだけどさ……本当にあの健気さを見るだけで涙腺が緩んでしまってな……最後のシーンで半端な輪飾りだけ持ってオロオロしてるゆに様がすごく可愛い。

 定期報告は以上ですが、今回のタイトルはもう、確実にスケジュールのズレが分かっちゃう奴になっている。確認したらまさに今年の1115日が放送曜日(日曜日)で、スケジュールが守れていたら3週前に放送されるはずだったということなのだろう。このままのペースだと、多分クリスマス回とかお正月回もズレ込んじゃうんだろうなぁ。適当なエピソードをカットして帳尻合わせるのかと思ったけど、それも無理っぽいよなぁ。毎回ネタは小出しにしてクライマックスに向かってるっぽいし、そんな急ごしらえで1本2本削れるような性質のものでもないということなのだろう。

 この手の女児向け作品でそんな緻密な構成なんてどんだけあるもんか、と思う部分もないではないが、今作の場合は本当に伏線の張り方がな……正直、「朝陽と杉山先輩の誕生日が同じ」も何かの伏線なんじゃねぇかっていう下衆の勘繰りが沸き起こってるレベルなんですよ。だって、かたや悪夢の女王様から仕事を任される「王子」で、かたやお空の上の女王様(とれい君)から直接「王子なんだ」と言われている朝陽。この2人の誕生日が同じってのは偶然で片付けていいものなのだろうか。加えて、杉山先輩の家にいるんだかいないんだかよくわからない「弟」の存在も加味すると……あれ? 変なシナリオが浮かんでこない? 大丈夫? どう見ても杉山家も南川家も本当に平和で幸せそうなご家庭なので、そこに波風立てるようなことは勘弁してほしい。まぁ、今作はそういうところで直接的な鬱要素なんて出るはずがないって信じてるけども。

 さらに気になるのは百合先輩の動向……より、ごめん、正直一番気になるのは杉山ふぁんくら部の連中だよ。久しぶりにフルスペックの活動を見たが、こんなやばい集団だったか……杉山先輩も、彼女たちを止めるタイミングが1年も2年も遅いよ。中3になったこのタイミングで声かけるのもおかしいし、「いつもの活動に感謝している」もおかしい。総じて杉山周りの事象は全部おかしい。「いつから夢の話じゃないと錯覚していた?」とか言われそうで怖い。いくらでもアナザーストーリーが出てきそうな恐ろしい作品世界である。ちなみにすっかりふぁんくら部に染まってしまっている森村さんの存在も不憫といえば不憫。「南川くんに続いて杉山先輩にまで……」って、今作で2回も振られてるかわいそキャラは彼女だけやぞ。

 相変わらず目まぐるしすぎるために、他にもいっぱい拾わなきゃいけない要素があったはずなのに追いきれない……とりあえず、女の子の私服がみんなして可愛いのはサンリオ作品の意地なんでしょうかね。そりゃゆめちゃんの私服コンテストも開けるわ。

 

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 サブタイトルがどう見てもMagicのカード名、第8話。「ならず者の根本原理」、コストは(2)(U)(U)(U)(B)(B)(B)くらいでしょうかね。

 なんかもう、全部ギャグなんじゃないかと思えるくらいの展開がとんとん拍子。前回時点で「これってとりあえずのラスボスはヘルマンになるんかなぁ」とか思ってたのに、いや死ぬんかい。そんな退場になるんかい。そしてあっさり退場する人間がいれば、逆に退場したと思っても全然死なない奴もいる。犬丸くんのラッキーぶりはすでに伝説の域だが、あの状況であの場所から転落してピンピンしてすぐに銃撃に出られるような舞台設定がわからねぇよ。そしてエルフリーデさん(あれエルフリーデさんだったのかよ)が駆けつけてくれるタイミングもここしかないというベストタイミングだったし、シャアケさんが「どないやねん」という理由で駆けつけることにも成功。死ぬ死ぬコントも随分堂に入ってきたもんである。まぁ、大した能力もない主人公なので、とにかくラッキーっていうステータスを振りかざして頑張ってもらうしかないな。

 ヘルマンさんにはもうちょい頑張ってもらいたかったところだが、ここ最近のモンスター騒動など、想定外の事件があまりにも多く発生しすぎたことも彼の心労を加速させたのかもしれない。最初から壊れ気味だった彼が完全に壊れてしまい、部下の前でも見境無くなっちゃったので流石にフォローが効かない。最後はレオの手による断罪という結末で、らしいといえばらしい最期であった。……彼に関しては流石に「まだ死んでなかったぞ!」ってことはないよね……今回だけで「死んだと思ったけど生きてる」が2回あったからさ……。

 結局、裏で悪い方悪い方に持っていくヘルマンが退場してしまえば、存外話のわかる連中が多いのでとりまとめは容易。特にコンラッドさんの「話わかる」加減が尋常ではなく、事前にイヌマエルと行動を伴にしていたというのもあるが、妹さんへの対応などでしっかりとイヌマエル側の信頼を得た状態で、まだスタンスを決めかねるレオの説得にも力を貸してくれた。これで一応草の根レベルではヘッドキーパー側と帝国軍にもつながりができた。その間に立っているのが帝国軍でもヘッドキーパーでもない人間ってのがちょっと面白いな。レオはイヌマエルのことを「まだ許してないない」と息巻いていたが、何回も確認するけど彼がひどい目にあって先輩殺しちゃったの、全部お前が余計なことしたせいだからな? こればっかりはもう、イヌマエル自身も振り返るつもりもないことだろうし、二度と明るみに出ることがない事実なのだろうけども。もしことの発端が何かの拍子に明らかになったら、今度はイヌマエルの方がレオを殺したくなること間違いなしだよ。

 さて、いよいよことは核心へと迫っていく。結局、この国が抱える大きな闇の正体はなんなのだろうか。そしてフリーレンの炎って結局なんだったんだろうか。ヘッドキーパー側のスパイの正体も明らかになってないし……まだまだ一山以上はありそうだなぁ。

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 最新鋭のCGで作るインゲンの胡麻和え、第6話。日本のアニメは、キャベツの呪い以降食物をきちんと描かないとダメ作画の烙印を押されてしまうという(怖い)。

 普段なんとなく見ている作品で、それなりに楽しんではいるのだが、今回は割と好きなシーンが多かったので取り上げてみた。単純にシリアス無しでわちゃわちゃしてる中身だったから楽しいというのもあるだろうが、なんだか今回は作画部分でのこだわりが見える部分が多くて画面をみていても面白かったのである。

 永遠のテーマである「フルCG作劇の是非」というのはなかなか結論の出せない問題で、そりゃまぁ功罪どちらもあるわけで結論なんてあるわけがない話。今作を作っているサンジゲンの場合、CGスタジオの中でも割と特徴が強く出る製作技法を取っており、個人的に思い入れのある「バンドリ」シリーズだと勝手にキャラの表情やらモーションやらに脳内補完してしまっていたために一切不満は感じなかったのだが、今作はキャラに思い入れが特にないので、「まぁ、普通に見るとこれくらいだよなぁ」という気持ちで眺めていた。

 ただ、今回はギャグが中心のお話だったおかげか、キャラクターの表情がコロコロ変わる部分が非常に楽しくて、「あれ、このCG作画でもちゃんと表情芝居を作ることができるんだ」ということが新鮮だった。まぁ、純正の作画と比較すると「顔のパーツにそういうデザインを貼り付けただけ」みたいな印象になることもあるが(璃奈ちゃんの顔ボードみたいなもんである)、それでも今までより賑やかだったのは事実で、特に昼食シーンのテラスから真秀がツッコミに回ってドタバタしてるシーンや、りんくのアホっぽい顔の作り方、むにちゃんのえもいわれぬツンデレっぷりの発露など、表情や仕草から見て取れる要素が多くなっていたのは注目に値する。この方向性で進化を続けるのなら、長年の命題であった「CGの硬い作画と萌え絵の融和」も果たせる日がくるのではなかろうか。

 ところで、今作はバンドリと違って1チームが4名で構成されているわけだが、どこのユニットも「2×2」っていうカップリングが構成されてるって認識でいいんだろうか。今までハピアラについては漠然と「仲がいい4人組よなぁ」という見方だったのだが、前回急接近したむに×麗がかなり露骨に吸引力を発揮していたので、「そこは公式にカップリングなのか?」と察した次第。むにはなんとなく麗の理解者たらんとしている部分があるし、りんくと麗がイチャイチャしてるシーンではどこかやきもきしてる感じもある。単に自分が目立てないと満足しないだけって可能性もあるのだが……まぁ、こういうのは成り行きを見守るしかないからね。こうして1クール使って主人公チームがゆっくり掘り下げられていく様子を見ているのは良いものである(まぁ、バンドリ1期だってそうだったはずなんですがね?)。

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 定例会。一時期の他の遊びの流れが多少収束して広辞苑に戻ってきた感があるかもしれないけど、今回は参加者が少なかったからかしら。

 


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 じわりじわりと緊張感、第21話。いよいよもってクライマックスを迎えると分かっている展開だけに、そこまで持っていくための準備が入念である。虚実の入り混じる戦いの中に、どこまで人の「情」が入り込むのか、実に気になる展開だ。

 まずは作戦の簡単な答え合わせから。当然分かっていたことだが、さっさと明かされたアビー・シンシアの生還。そりゃま、オズが生きてた時点で確定してたわけだけど、具体的にどうやって助けたのかがあんまり明確に描かれなかったのが怖いとこだな。「銃が偽物」「水中でダイバー(シウォン)が回収」ってことなんだろうけど、いつ狙撃の場面が訪れるかも分からない中、沈んだら一刻も早く助けなきゃいけないって状況であれをフォローするのはかなり大変だったんじゃなかろうか。船で追走してることに気づかれてもダメだし、ある程度離れたところから、いつ3人が沈められてもいいように全力で潜行しなきゃいけなかった。しかも3人分の救助用具を準備して。作中ではシウォンだけが潜ってたような描写になってるけど、流石にサポート要員で何人かが同時に潜ってないと無理な作戦だな。ちなみにあの時点でエダマメには何も明かされていなかったことも明言されており、あそこでエダマメがオズの銃を拾って撃ったのは「たまたま」だったことも判明している。綱渡りってレベルじゃねぇぞ。まー、その辺りのディティールはツッコミ出したらしょうがないのであまり追求しないのが吉である。

 今作はそうした細部に適当なところは見られるものの、基本的にはそうして生み出した「大げさな嘘の物語」を盛り上げるのが目的であるので、本筋が盛り上がるなら大した問題ではない。今回の見どころは何と言ってもあまりに大胆すぎる通訳芸を使った欺瞞のシーン。最初はエダマメがちゃんと台本通りに進めるかどうかってのも注目点だったが、一度話が転がり出してからの「おいおい、そこまでやんのかよ」という大胆すぎる嘘通訳は、作品が違ったら完全にギャグである。まぁ、特に劉に関しては「通訳の重要性」というもの繰り返し訴えてきており、信頼できる通訳をそれぞれ1人ずつ立たせているという状況もそれなりに説得力があるものにはなってるんだけど。これ、お互いにちょっとでも相手の話してる言葉に分かる部分があったらアウトなんだよな……その部分についても、例えば石神は外国語がさっぱりな様子なんかも描写されて「綱渡りだけど成立する要素はあるんですよ」ということが提示されているからこそのシーンである。ただ、1つだけ気になるのは、その前に劉が「英語をちょっと勉強中だ」と言っていたこと。普通に考えると、彼ほどの人間が英語を学ぼうという意識を持っていて、その上で最大の取引相手である日本の言葉を勉強していないということがあるのだろうか? これまでは勉強していなかったとしても、ローランが不在の間、独学で進めていた可能性が示唆されているような気もするのだが……ここからもう一波乱あるとするなら、多分朱雀会の方からじゃなくて劉の方から逆転の一手が出てきそうな気がする。

 そして、朱雀会の方での懸念材料はもちろんエダマメの存在。彼の心の天秤はどちらに傾くのだろう。血の繋がりか、情の繋がりか。ここに来てアケミから送られたネクタイが「息子」という言葉を匂わせており、オズに裏切られたと強く感じているエダマメがどちらに転がってもおかしくないという傍証になっている。っていうか、心情面を考えたら、普通はオズを裏切る方向に動くモチベーションの方が高い気がする。まぁ、朱雀会は純粋なヤクザだし、これまでその悪行の数々を見てきたという部分もあるので、社会的な道徳観念に照らし合わせるならローラン側につく方が正しいのだが……エダマメの気持ちを考えると、彼がアケミ側につくのもしょうがない気もするんだよなぁ。その辺りの判断に、ちゃんと納得できる理由がついてくれば良いのだが。これでローランが完璧な図面を引いているという保証があれば安心できるんだけど、チラチラとドロシーの亡霊が見え隠れしているせいで、ローランもまた何かに囚われ続けている部分が押し出されているので……最終的に勝つのは、どんな思いなのだろう。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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