忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[426] [427] [428] [429] [430] [431] [432] [433] [434] [435] [436]

 ゆに様ですら永遠の夏休みが終わったというのに俺ときたら……第20話。永遠に求められない夏休みも辛いもんだにゅい。ほんとゆに様は正しいことしか言わないにゅい。明日から、明日から頑張るにゅい……。

 正直、以前ねねが増えた時点で「こんなもん、画面の映像情報の量だけでもパンクするんじゃねぇの?」と心配になったものだが、まだまだこんなもんじゃおわらねぇ。まだネコが増えるんだ。れいくんは初の男の子(っぽい)キャラ。そしてCVがダルイゼン。こないだシンドイーネさんが出撃してきてたし、確実にこの街はビョーゲンズに侵食されている。これでグアイワルが来れば完璧だな、って思ったけど、番組のカラー的にグアイワルは来ない気がする。むしろバテテモーダはワンチャンあるか。いや、知らんけど。とにかくまた1体キャラが増えて世界観が渋滞起こしてんのは間違いない。

 でも大丈夫だ、この世は無情、数多のキャラクターは刹那的な消費の激流に流されていく。せっかく当て馬として登場した森村さんだったが、朝陽が不自由な二択で苦し紛れの返答を頑張った結果、わずか2週で撃沈。んなアホな。もうちょい頑張ってくれ。いや、今回のことはどう考えたって友達の子(ミカ)が悪いんだけど……なんやあのアホ毛指は。あいつがおらんかったら森村さんはなかなか告白まで踏み込めなかっただろうけど、ロングスパンでの関係構築には成功したかも知れんのに。まー、森村さんも思いっきり切り替えてたみたいだし、後の事考えたらこれがベストの形なんだけどねー。さすが幼女向けアニメ、ドロドロ三角関係で長い事引っ張ったりはしないのだ。これを見た幼女たちは、将来的にもダラダラと引っ張らずに切り替えて男を探すようになれるな!(如何かと思う)

 こうして、当て馬で適度にお互いのことが意識できるようになったゆめと朝陽だったが、そこに余計なまでの後押しをする刺客として差し向けられたのが新キャラのれい君だ。いや、なんの目的で地上に降りたかはさっぱり分からんけど。そもそもお空の上のドリーミーキングダムに王家があるのかどうかも分からんけど。でも、女王様は間違いなくいるんだよな。女王様とれい君は関係者なのだろうか。絶対違うよなぁ。人間型の王家とネコ型の王家が並立してる政治体制なのかもしれんな。正直、そんなこと考える意味は一切ないのだろうけど、今作に関しては妙なところにあとあとの伏線貼られてるんじゃねぇかって余計なことを気にしてしまう。最悪、今回れい君が朝陽に言った「君も選ばれし王子だ」が伏線だったらどうしようってちょっと心配してる。そうなると、朝陽のママさんも女王ってことになるのだがCVだけで考えれば女王でもおかしくないんですよ(どっちかっていうと魔女だが)。もうダメだ、ただでさえ処理案件が多いのに余計なことしか考えられねぇ。

 伏線といえば、個人的には勝手に「伏線であってほしいなぁ」と思うのはときわちゃんの「恋愛してみたいなぁ」発言ですね。彼女は想像以上の脳筋だったので多分そういうことは現時点で一切考えてないと思うが、43話くらいで「ときわちゃんの初恋」っていうエピソードが挟まったらドキドキしません? 出会いの場はスポーツジムとかでいいんじゃないでしょうかね。他にも意味深に登場を匂わせることこ先輩の新メカとか、なんで今作は気になる要素がダラダラと垂れ流されているのでしょう。マジで勘弁してくれ。

 ちなみに一番勘弁して欲しかったのはラストの夢占いでした。先生、私未だに、学生時代の「やべぇ、宿題終わってねぇ」とか「テストの対策してねぇ」みたいな夢を見ることがあるんですけど……さっさと仕事を終わらせるみゃ。…………どの仕事でしょうか……。

 

 

拍手

PR

 沢さん?!?!?! 第17話。この人、ホンマにどこまで……。風林中、変なところに隠し球多すぎ。

 まー、相楽の反応を見れば、おそらく肩痛めたりしてピッチャーやめたんやろな、っていうのは想像できるけど、ショートリリーフでへばった千里が1イニングぽっきりだったのに対し、すでに沢さんは2イニングを抑えてしまった。もう、ワンポイントでいいからちゃんとピッチャーとして登録しておこう。最悪打者1人相手に使って下げるとかでも充分強いと思うぞ。大吾は全く知らなかったからそんなアイディアは思いつくわけもなかったのだが、前のイニングの相楽の突発的ハッスルによって沢さんにも何か変化があったのだろう。今まで黙ってきたその封じ手を、沢さん自ら明かすこととなった。これも何かが伝染した結果だと思えば、色んな人に感謝せねばなるまい。こうして沢さんが真面目モードになっちゃうと、相対的に一番適当に見えるのが千里になるっていう……こいつ、ほんとに藤井の娘か?(よっぽど箱入りで育てられたか?)

 しかし、沢さんの覚醒があったとしてもあくまで相手の攻撃をなんとかしのげるだけ。未だ残る3点という点差をどうにもしようがない。そりゃな、この打線は基本的に穴だらけなわけでな。まぁ、相手側にしても「ミチル案外打たれてるやんけ……」とは思うけど。今回は沢さんに軽くヒットを打たれ、さらにアニータもきっちり打ち返せている。なるほどリトル出身者は充分強い。そして、リトルで出てきた人間にぽんぽん打たれてるってことは、残念ながらミチルちゃんはそこまで上を狙えなかったということにもなるので……なんか色々残酷だ。まぁ、大吾くらいなら抑えらることを考えると、軟式はやっぱりちょうどいいのかもしれない。

 結局追い詰められる風林。しかし、最後の望みをつないだのはなんと睦子。これこそ女の維持と維持のぶつかり合いか。次回予告を見る限りでは、どうやらこのまま沢さんまではつながってしまう様子(千里は相変わらずうまいことやってんな)。女の戦いばかりがクローズアップされて、大吾にはしっかりしてもらわなきゃいけない、と思ってるところでいよいよおとさん登場。いや、登場したところでどうなるもんでもないが。あ、今週も仁科は元気でした。

 

拍手

 リーダーめっちゃしゃべりよるやん、第23話。もう、中の人は2ヶ月分くらいの仕事を一気にこなしたんじゃなかろうか。兎にも角にも、スカベンジャーの最大の見せ場である。

 本当に両極端な作品で、リーダーが演じた戦いだって、本当に生きるか死ぬかという意味での「死闘」だった。だけどそれはどこか冗談めいたところがあり、ギャグをベースにトントンと転がるコメディ路線。そしてリーダーの戦いの果てに訪れたのは、科学の生み出した巨大な化け物と天下のレベル5の怪獣大決戦。このミクロからマクロへの振りのギャップが凄まじい。これを1本のシナリオの中にまとめ上げるとなると結構なバランス感覚が求められることになるだろう。もしかしたら今回コンテ演出がどっちも3人ずつで分配されていたのは、パートごとに担当を変えての緩急を生み出していたのかもしれない。ゴジラパートだけでも見せ方に色々とやり方はあるもんな。

 改めて、今回は放送時間の半分くらいしゃべり続けてたんじゃねぇかっていうリーダーの声を聞いていると、頭の中のイメージよりも随分優しい印象がある。藤田茜ボイスはもちろんどこかやんちゃな要素を作ってはいるのだろうが、まんまショタな印象の外見やアウトローな考え方からイメージされる声よりもいくらか穏やかである。チームの他3人が突き抜けたキャラなので、リーダーは緩衝役としてこれくらいの性格の方がまとまりがいいってことなんだろうな。考えてみりゃ、今は落ちぶれてるとは言っても一応は暗部でのし上がったチームであり、ナルや清ヶといった問題児を抱えながらも仕事をこなしていたことを考えるなら、やっぱりリーダーの才気と人柄はなかなかのものなのである。一応データを調べたら能力としてはレベル3らしいのだが、彼女の能力、割と汎用性も影響力もでかいので、環境次第ではまっすぐに未来を担う人材になってたのかもね。

 今回はやっくんに出番が回ってきたが、純正戦闘要員のナル・清ヶと組み合わせてのチームバランスも割と良いのである。個人的にお気に入りなのは今回契約現場から退散するときに乗ってた謎の乗り物で、あれってナルが紙で造形して、清ヶが摩擦をなくして、最後に薬丸の起爆で推進力を得るっていう、(リーダーを除く)全員がいないと使えない乗り物なのよね。もちろん、リーダーの発案で生み出されたチームワークの賜物なんだろう。そういうところに、語られざる絆みたいなのが感じられるのがとても好き。リーダーの戦いぶり、実に立派でございました。ひとまずお疲れ様です(まだ出番終わってないけどね!)。

 そして、一応は対立組織でもある暗部の活躍を中心に描かれながらも、一切好感度を落とさないのが我らが御坂美琴。今回も彼女のまっすぐな性格がリーダーの胸を打って後の展開に影響を与えていますからね。なんだかんだでうまく行ってる食蜂との関係性も含めて(リーダーの妄想内の百合構図も含めて!)彼女は本当に人間関係には恵まれていて、その中でまっすぐに育っているのが実に眩しい。あんだけ人知を超えたチート能力持ってんのに、御坂さんってありえないくらい常識的なセンスの持ち主なのよねぇ。まぁ、自販機蹴ってたりはしたけど……。おそらくそこに影響を与えている一人が黒子なんだろうなぁ。

 そして、そんなミラクルヒロイン御坂美琴(CV佐藤利奈)といよいよぶつかります、質量の化け物ドッペルゲンガー(CV種﨑敦美)。この2人をメインにしてド迫力の巨大戦が展開されるなんて誰が考えるだろうか。圧倒的俺得空間。ドッペル合成体のデザインとCGの作り込み、流石に気合い入ってて「劇場版レベル」になってたのすごい。来週はほぼ全編巨大戦になるはずなのだが……作画力は大丈夫かしらぁ。

 

拍手

 そんなんありかよ、第10話。まー、落とし所としては非常に綺麗ではあったが……このレース、割といろんなところでガバガバだな……。

 気になるのは、ローランがどこまで読み切って今回のヤマを作っていたのかということ。相変わらず飄々としているのでよく分からないが、今回の件は本当に綱渡りの連続で、どこかでちょっとでもタイミングがずれていたら水泡に帰す代物だった。サムという人物がどのように動き、それを見たエダマメたち構成員がどのように行動するか。特に今回はルイス(とアビー)という非常に直情的で謀略に向かない連中が因子として組み込まれており、そのあたりが暴走したら一巻の終わりになっていた可能性もあるだろう。まぁ、そういう不測の事態に対応できるようにしたからこそのギリギリのスケジュールだったのだろうが……。

 これまでの動きを見れば、ルイスが最後に代打を務めることはほぼ決定していたのだろう。そうでなければわざわざローランがルイスを呼んでくる意味もないわけだし、アビーは決勝に挑む緊張感も感じさせていなかったので、おそらく事前にルイスに代わることは承諾していた。しかし、普通レースイベントでそんなことが許されるはずもない。カメラの存在だってあるのだし、何より運営はサムの息のかかった連中が担当しているのだ。むしろ、これまでローラン側がやってきたように、事前にサムがアビー側の飛行機に何かを仕掛けたりする恐れだってあった。そんな中で、ぬけぬけと替え玉が実現してしまったのは本当に謎である。よっぽどサムが熱くなって現場が見えないようになっていると読んでいない限りは打てない手だっただろう。サムは登場後は割とクレバーなキャラで見せていたはずなのに、250万を失ったあたりでどんどん頭に血が上って冷静な判断ができなくなってたよな……そこまでがローランの仕込みなのだとしたら、もうラプラスの悪魔なんじゃねぇかな。

 一応、シナリオ上の満足感があるとすれば、サムはとにかくけちょんけちょんにされてしまったが、弟のクラークは長年の夢を叶えて、一応の満足を得られたことであろうか。もちろん、大損害を受けた兄のとばっちりでこれからの人生は今までとは全く違うものになってしまうだろうが、案外クラークは兄のやらかしはどこかで覚悟していたかもしれない。彼の人柄で、また一からやり直すことができるだろうか。

 そして、アビーの物語にも一応のけじめをつけることはできた。ルイスとの関係性がそんなに簡単に解消するとも思えないが、少なくともエダマメとの友情は少し深まっただろうし、ローランの金儲けだけでなく、パイロットたちのプライドをかけた一戦に直接触れて、何か感じられるものもあっただろう。次の事件でアビーがどのような関わり方になるかは分からないが、今後は少しエダマメに対して優しくなってくれればいいかな。

 まぁ、あのまんまのファッキン少女でも可愛いからいいんだけどね。

 

拍手

 週一ペースだとゲームの進化速度が速くて大変です。進化とは果たして正しいことなのか? そんな命題を問い続ける集団です。

 


拍手

 悩み多き第10話。まぁ、まさに1クール作品の10話目って感じの展開になってきたな。ここまでの展開、ディティールは割と雑なんだけど今回はとりあえず置いといてのダウナー展開。流石にナツメの心情を整理するのには1話まるまるかかるよね、ってお話。

 そもそもの発端がカブラギさんの衝動的な無茶行動だったわけで、残念ながらその先まで見据えたような計画にはなっていなかった。おかげでガドル工場破壊までは何とか成功したものの、それ以降の展開には全く責任が持てない状態。そんな中で案外何とかなったのは、地下施設からの脱出プランである。多分今作で一番設定がガバガバなのがこの地下施設に関しての部分で、まずもって何でそんなもんが存在してるのかよくわからない施設だったのだが(キン肉マンの超人墓場みたいなもんなんだろうか)、そこを起点にしてデカダンスそのものをぶっ壊してしまうようなクーデターが起こったにも関わらず、システム側からの対処は割と適当。一応討伐部隊が派遣されたが、大した規模でもないし、あっさりと出し抜かれてしまった。まー、ジルさんが有能すぎるってのもあったのだろうけども。結局、なんでジルは施設内であれだけ好き勝手やれてたのかもよくわからんし、脱出不可能だと言われてた施設を抜け出し、車まで調達できてたのはほんとに意味がわからんのよな。湖の底深くだから脱出できないっていう壁はどうやって乗り越えたのだろう?

 まぁ、とにかくそっちは全部がトントン拍子でうまく行ったわけだが、うまくいかないのは地上サイドのお話である。まず、本来なら良かれと思い、ナツメのためにやったことだったのだが、それを知らされたナツメさんは「知りたくなかった」と素直な感想。まぁ、ことの真相は女の子一人でいきなり飲み込めるようなもんでもないので、彼女の反応は致し方ないところだろう。急に世界の真実を知らされ、それをカブラギはずっと黙っていたということだけがわかる。彼が何故それを話さなかったのか、今までどんな人生を送ってきたのかなどのバックグラウンドが分からずに最短コースで答えだけ叩きつけられても、そりゃ納得しろという方が無理というもの。

 加えて、今回明らかになった父親の話もある。これ、今まで出てこなかった話だと思うのだが、いきなり知らされた「真実」の中に、「秘密のせいで父親も死んでたんやで」とか言われたら、そりゃ全ての負の感情をカブラギに叩きつける以外に無くなってしまうだろう。想像以上に理不尽な世界に、ナツメさんはにっちもさっちもいかない状態。そして、そんな状態になることをカブラギはどれくらい予想できていたのか。「悪いことしたなぁ」で立ち去るだけでは、追跡者フギンからナツメを守ることもできない。施設内で顔を合わせて完全に面が割れているのだから、フギンがナツメを放っておくはずがないことくらいは想像できそうなものだが、カブラギさんはそれを考えずに「お前は大丈夫だ」とか適当なことを言ってお別れしてしまった。そりゃいくらなんでも無責任だ。

 しかしまぁ、そうしてカブラギさんがショックを受けて突き放した行動があまりにも無茶過ぎたせいか、前向きノーブレーキ少女のナツメさんはそれを発奮材料にして立ち上がることは出来た。むちゃくちゃ過ぎる自分の人生を振り返り、「むちゃくちゃにしたのがお前らなら、責任とれやボケ」と逆ギレからの開き直り。まぁ、とりあえず再び歩き出す気力が湧いたなら結果オーライ……だったんだけど、やっぱりフギンさんの目はごまかせなかった。そりゃね、システム側からすれば、一度認識したら追跡は容易なわけでね……これ、どう頑張っても詰みの状況なんだけど、あそこからどうリカバリーするんだろう。

 そして、おそらく最後のむちゃくちゃ要素についてはシステム側も感知していなかった部分。全滅させたはずのガドルの遺伝子が残り、あろうことか全てを吸収して「特大バグ」としてデカダンスの前に立ちはだかる。どういう状態なのかはさっぱり分からないが、おそらくサイボーグ内になんらかの細胞的な奴を残して、全滅プログラムからの抗体を得た「サイボーグ由来のガドル」みたいな存在なのではなかろうか。流石に「万が一ガドルが全滅させられた時のためのバックアップ」なんてものをシステムが用意していたとは考えにくいので、こればっかりは純正のイレギュラーであろう。

 さて、問題はシステム側がこのイレギュラーにどう対処するかである。もちろんタンカーを守るためにはこれを排除しなければならない。しかし、今回の一件はいわばタンカーサイドが暴れやがったせいで起こったトラブルであり、システム側も「もう面倒だし、デカダンスごと廃棄しよっか」という選択になってもおかしくはない。システムにとっては、それでも別に痛くも痒くもない。せいぜい、システムエラーでしばらくゲームサーバーがダウンし続けてるくらいのもんである。わざわざ助けてやる義理はない=タンカーだけでなんとかしなきゃいけないということになるが……まぁ、多分ミナトさんは手を貸してくれるとは思うよ。ラストはデカダンスの特大パイルパンガーパンチで決めきれるのかどうか。うーむ、最終回が近いのなぁ。

 

拍手


 
 昔はフルスポイラで雑多なコモンが大量に判明したもんだが、今はもう出がらしみたいなカードが残ってるだけだな。
 
 

拍手

 しゃべったあぁぁぁ! 第9話。いや、そらしゃべるだろうけども。今までキャストクレジットは出てたのに全然声聞こえなかったからね。ずっとアフレコ現場にいたとかだったら笑っちゃうけども。まさかあんなに可愛い声だったとは……種﨑マジック、まだまだ進化中。

 というわけで、竜闘女様の治療がいよいよスタートする。きっちりあつらえたようにクライマックスへの動線が出来たわね。今まで風邪だのなんだのと割と適当な病気ばっかり診察してあんまり医者としての特殊技能を活かしきれていなかったグレン先生だったが、今回ばかりは突然のブラックジャック。心臓に寄生する新手の腫瘍とか、いきなりレベルMAXのベリーハードである。そのしんどさは師匠であるクトゥリフ先生もひるむほどで、おそらくこの世界における医療行為でも最難関くらいの捉え方でいいのだろう。ただ、よく分からないのは、この難しさってのが「単に技術的な難度」によるものなのか、それとも竜という種族があまり医療行為に関わってこなかったが故に情報不足なだけなのか。後者だったらまだ解決策はあるんだよね。今後スカディ様がなんとか打ち解けて、丁寧な問診や検査から打開策が見つかれば手術の難度も下がるかもしれないし。ただ、現時点でグレン先生がある程度施術の方向性を定めてしまっていることを考えると、見た目からわかる以上の情報は得がたいってことなんだろうね。となると、あとは常識を超えたこの世界なりの超技術で正面突破するしかない。そうなると、たかだか人間のグレン先生がどの程度貢献できるものだろうか。クトゥリフ先生が「手数が足りない」って言ってたのが、文字通りに物理的な「手の数」も含んでるからね。そりゃ触手生物軍団の方がマルチタスクで有利なのは間違いないだろうけどさ。

 グレン先生に与えられたタスクは、むしろそういう実務的な部分ではなく、メンタル面からスカディ様を前向きにさせることなのだろう。親友を自称するクトゥリフ先生でもダメだった部分なのだからハードルは高いが、親友だからこそ届かない側面だってあるのだし、何よりも「人間だから」という違いはこの世界では案外大きな武器になるのかもしれない。アラクネの縫製工場でのあの反応を見る限り、むしろこの世界では人間の方が特別な存在みたいだしね。まぁ、だからこそサーフェさんもあれだけ必死になるわけで。今週は本当に多方面に嫉妬を全開に回していかなきゃならなかったので大変でしたね。スカディ様にお痛した(と思われた)グレン先生への懲罰、苦無&サーフェとかいうフィジカル最強パーティにバラされたら、そらグレン先生なんてひとたまりもないわ。ちなみにフィジカルに関してはクトゥリフ・アラーニャなどなど、今後も強敵は続々増えていく。サーフェさん、頑張れ。

 さて、アーニャへの約束を取り付け、少しずつ手術への外堀を埋めていく展開。これはあれかな、やっぱり今まで治療してきた面々が再登場して別々の役割を果たすやつかな。今週珍しく登場しなかったティサリアさんとか、ちゃんと活躍して欲しいしな。……とか思ってたら、来週はサイクロプス? また関係ないところから出てきてなぁ。単眼、見てるだけで不安になるから個人的に苦手なのだが……。

 

拍手


 
峡谷のトビネズミ Canyon Jerboa (2)(W) U
クリーチャー・ハツカネズミ
1/2
上陸 - あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。
 可愛い……のか? なんか、小動物特有の目のデカさがグロさに繋がってる気がするな。エルドレインで新しく作られた「ハツカネズミ」というクリーチャータイプを持つ、初のカードである。そう、エルドレインの時は馬車が引き連れるトークンだけが存在したので、カードとしてのハツカネズミはこれが初。いや、英語の「jerboa」は「トビネズミ」ってなってるので生物学的な分類はよくわからんけども……。とりあえず、そんな貴重なネズミである。ネズミなので戦力としてはほぼカウントできないが、こいつがいるだけで謎の癒しパワーが炸裂し、土地をおいただけで全軍発奮。ヤバい薬でもやってるんじゃなかろうか。全軍が恒常的に+1するとなればそれってつまり「栄光の頌歌」なわけで、レアクラスの能力だ。もちろん、毎回必ず発動する保証はないし、防御時にはほぼ使えないというデメリットもあるだろうが、その分、なんとかして土地を2枚3枚と置ければそれだけでゲームに勝てるプランもあるのだ。リミテッドではたまに事件を巻き起こす大きな存在になるんじゃなかろうか。あとは、これを採用すべきかどうかをデッキ構築の時にたっぷり悩むがいい。

 


 
(フェリダーの避難所)Felidar Retreat (3)(W) R
エンチャント
上陸 - 次のうちから1つを選ぶ。
「2/2で白の、猫・ビースト・クリーチャー・トークンを1体生成する」
「あなたのコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。これらのクリーチャーはターン終了時まで警戒を得る」
 これも古いプレイヤーをニヤリとさせる1枚。元になっているのは「戦乱のゼンディカー」で作られた「撤退」サイクル。これは各色に1枚ずつ与えられたエンチャントのサイクルで、それぞれ「〜への撤退/Retreat to 〜」という名前になっている。そして共通するのは、上陸によって選べる2つのモード選択型能力だったということ。たとえばこれと同じ白なら「エメリアへの撤退」で、上陸することでトークンを1体出すか、全軍に+1修整を与えていた。今回はエルドラージがいなくなったのでゼンディカー民が撤退する必要もないはずなのだが、そこはフェリダーさんが隠れ住む場所として再解釈されているわけだ。レアになったので上陸1回の効果は大きめ。トークンが2/2とでかくなったし、+1モードも永続するカウンターになり、さらに警戒までつく。ぶっちゃけ、5ターン目に出して1回上陸するだけでもそこそこ元が取れてしまうレベル。2回以上の上陸ができれば、なるほどレアクラスだろう。リミテッドなら当然キラーカードになりうるが、何回も書いているけど4マナのカードを置いたあとの上陸回数ってのはかなり限られてくる。そこんところをちゃんと考えた上でのデッキ構築が求められるだろう。

 

 


(コーの祝賀者)Kor Celebrant (2)(W) C
クリーチャー・コー、クレリック
1/4
〜か他のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは1点のライフを得る。
 いわゆる「魂の管理人」能力持ちの新人。これまでこの手の能力は1マナ2マナくらいの軽量クリーチャーが持っているものだったが、今回は3マナ1/4というがっちり壁ボディを伴っての登場だ。場持ちが良いということは当然それだけ回復量が増えるということでもあり、ライフゲインとシナジーを形成するクレリックデッキなら、置いとくだけで各々のクリーチャーが勝手に仕事を繋いでくれるので一気にQOLが上昇する。また、この手の能力にしては珍しく自分自身が場に出た時でも誘発するので、下準備ができていればいきなり自分の登場でトリガーをスタートさせることも。おそらく3マナになって登場が遅れた分を補填する措置なのだろうが、どう転んでも1点はもらえるっていう安心感は地味にありがたい。ちなみにライフゲインするクリーチャーを「ありがたい」と称えるのは真木孝一郎テキストの基本。「ありがたい老修道士」が元ネタである。

 


 
ナヒリの束縛 Nahiri’s Binding (1)(W)(W) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャーかPW)
エンチャントされたパーマネントでは攻撃もブロックもできず、その起動型能力を起動できない。
 怨敵ソリンへの憂さ晴らしが終わって少しは大人しくなるかと思ったのに、さっぱり自重しないナヒリさん。今度はジェイスとばちばちしとる。まぁ、確実に他所者のジェイスに「俺の土地に勝手に踏み込むな」って文句言うのは理解できなくはないけども。カードとしては「拘引」の上位種。マナ拘束が厳しくなった分、なんとPWにも対応可能になった。黒除去が先駆けてM21でコモンでのPW対策を可能にし、続いて白までもがその波に乗った。これって、「もうコモンでも除去れるようにしといたから、ちょっとくらい強いPW作ってもいいよね」みたいなことだったらどうしよう。とりあえずリミテッドならいつも通りに超必須カード。今回は白も緑も適正コストのエンチャント対策カードが存在しているので、信頼度は並だ。
 
 
オンドゥの転置 Ondu Inversion (6)(W)(W) R
ソーサリー
全ての土地でないパーマネントを破壊する。

オンドゥの空遺跡 Ondu Skyruins 
土地
〜はタップ状態で戦場に出る。
(T):(W)を加える。
 このセットのラスゴのコーナー。コーナー……。うん、そうか……まぁ、いいんじゃないかな。土地だしな……。効果は「次元の浄化」と全く同じで、シンプルかつ大雑把。一応「次元の浄化」も採用実績はあるものの、やはり他のラスゴ系呪文と比べると一歩劣っていると言わざるを得ない。そして、2マナも重くなったこいつをや、である。流石にこれなら平地を採用した方が安心な気もするのだが……何かとんでもないマナ加速をぶち込んだデッキ? でも、これ使うとマナアーティファクトとかも全部吹き飛ぶんだよなぁ……。ちなみにフレーバーテキストでは「地鳴りが始まったらなんでもいいから神様に祈れ」と書かれているが、ここでエメリアとかコーシとかウーラの名前を出すとゼンディカー民から袋叩きにあうので注意。

 


 
大物潰し/Smite the Monstrous(BFZ)」 C
 久しぶりの再録だったので確認したら、これって前回もゼンディカーで再録されてたのね。おそらくインスタントにすることで上陸なんかの一時的なサイズアップにも対応できるようにする措置なのだろう(まぁ、当時はでかいエルドラージ対策の意味の方が大きかった気がするが)。
 
 
兵団の統率者 Squad Commander (3)(W) R
クリーチャー・コー、戦士
3/3
〜が戦場に出た時、あなたのパーティー1体につき、1/1で白のコー・戦士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたのターンの戦闘開始時に、あなたのパーティーが全員揃っているなら、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに破壊不能を得る。
 みんなが揃えば怖くなさすぎるリーダー。点呼をとって全員揃ってたときと、誰か1人欠けてるときのテンションの差が激しすぎるので、かなり神経質なやつなのだと思われる。とりあえず自身が戦士なので、場に出た時に最低でももう1戦士の追加。パーティー狙いのデッキにしか入らないだろうから、そこから2体3体とトークンを伸ばすことも難しくはないだろう。だが、3体と4体では雲泥の差。単なるゾロゾロと戦士を連れた烏合の衆で終わるか、それらの戦士が精鋭部隊となり、死を恐れずに突っ込めるようになるか。さぁ、あとはなんとかしてパーティー構築が安定するデッキを作ろう。皮肉なことに、コンプリートを狙う場合に一番有用なのは穴埋め役の緑なんだよなぁ。緑の「どの職業にカウントしてもいいよ」クリーチャーをかき集めて、見た目だけでもパーティーにしちゃえはまさにお祭り。パーティーパーティーを始めよう。
 
 
Beyeen Veil (1)(U) U
インスタント
対戦相手のコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで−2/−0の修正を受ける。

Beyeen Coast 
土地
〜はタップ状態で戦場に出る。
(T):(C)を加える。
 青におなじみのパワーだけ下げるよ系トリック。ベースになっているのは「形勢一変」で、効果は全く一緒だが土地モードの追加でアンコモンに格上げされている。もともとメインデッキには入れづらいタイプの呪文であったが、さて、土地にもなると言われたら入れる……かなぁ……。一応イゼット系では土地を圧縮しながらスペルカウントを水増しできるので、そういうニーズはあるかも。

 


 
Deliberate (1)(U) C
インスタント
占術2を行い、その後カードを1枚引く。
 なるほどそうきたか。あの名作呪文「定業」が、2マナインスタントになって帰ってきた。1マナソーサリーだと強すぎるレガシークラスの呪文になってしまうが、2マナなら適正という判断だ。実際、こうしてみると「選択」の豪華版だとみることもできるし、「予期」の微調整版とみることもできる。まだまだ呪文開発の可能性ってのは残されているもんである。「予期」よりも見られる枚数は1枚減ったが、2枚ともいらないと判断すれば3枚目が引けるのでそこまで大きな差でもなかろうし、2枚とも必要な場合にトップに置く選択肢がある。さらに正式にドローになったのでエルドレインやM21の「2枚ドローしたら」系のシナジー、テーロスの「相手ターンにドローしたら」ギミック、「テフェリーの後見」の誘発など、細かい部分で噛み合うカードが増えた(ドローを咎めるナーセットは環境を退場するのである)。今後のコントロールデッキでは常に検討されるべき1枚になるだろうし、リミテッドでも程よい調整カード。相変わらずこういうカードは人気だわ。

 


 
玻璃池のミミック Glasspool Mimic (2)(U) R
クリーチャー・多相の戦士、ならず者
0/0
あなたは、〜のクリーチャータイプが他のタイプに加えて多相の戦士・ならず者であることを除き、あなたのコントロールするクリーチャーのコピーとして戦場に出ることを選んでも良い。

玻璃池の岸 Glasspool Shore 
土地
〜はタップ状態で戦場に出る。
(T):(U)
 このセットの「クローン」。レジェンドルールの変更以来、相手クリーチャーの除去に使えなくなったクローン系カードは価値が低下し、様々なボーナスで復権を狙っているが、3マナというコスト軽減もその1つ。このクリーチャーも、3マナクローンである「鏡像」とだいたい一緒。そこにレアリティが追加されたおかげで、「ならず者はキープできるのでパーティーとして使いやすい」というサポートと、土地としても置けるサポートの二段階強化が施された。なるほどここまでしてくれるのなら、「とりあえず入れとこか」の精神で使えるカードにはなっているだろう。これ、パーティーを狙うよりも率先してならず者デッキに入れた方が使いやすい気もするんだけど、ならず者デッキだとどうせコピーするのもならず者だから旨味が少なくなるっていう。

 


拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[09/03 とみしの]
[09/01 とみしの]
[08/25 とみしの]
[08/22 とみしの]
[08/06 NONAME]
バーコード