最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ジュノのおっぱいでかいな、第8話。ルイが彼女の持っているものの1つとして「美貌」をあげてたけど、この世界における美醜の基準ってどこにあるんだろうな。こんだけ雑多な種族が入り混じってたらわかるわけないんだよなぁ。人間ですら人種や文化で結構差が出るのに……さらに生物種っていう話になると「性的魅力」もどうやって判断するのか謎だ。ジュノのおっぱいでかいのは間違い無いのだが、乳房の大きさをセックスアピールだと捉えるのって人間くらいだろうし。いや、でも二足歩行になった時点であらゆる生物に適用されていいのかしら。わけわからんけど、とりあえず彼女が踊ってる姿見ると確かにエロい雰囲気はあるってことだ(ケモナーマスク案件)。 まぁ、そんな雑多な話は置いとくとして、いよいよ男女の仲という話題にも本気で掘り下げが必要になってきた頃合い。前回レゴシがハルとルイの関係を察知して三角関係になったが、今度はそこにジュノも加えて四角形をを形成。関係性だけを見れば割と真っ当に昼ドラ展開になってきている。流石にあのシーンでハルが思わずルイの名前を呼んじゃったのはどうかと思うが、手っ取り早くレゴシを突き動かす動機ができたことになるし、何よりハル側からもレゴシに「感づかれた」ことがわかりやすく伝わる状況。別にハルとしては何かを変える必要もないはずなのだが、これまでのレゴシとの関係性が揺れてしまったことくらいは流石にわかるはず。これでハルがどういう対応をするかで、二人の間に横たわる関係性がはっきりと色を持ち始めることになるだろう。 これに加えて、思いの外「肉食系」だったジュノの積極的な動きも気になるところ。彼女は上っ面ではかなりおしとやかな「いい女」を演じているのでどこまでレゴシに積極的に迫れるかはまだ分からないが、どうやら想像以上にことは早く進みそうだ。同種族の二人が早急にくっつくことは、世間的には全く悪いことではないのだろうが……。 興味深いのは、こうしてレゴシを中心に女性2人が動いている部分がメインではあるのだが、ここに「ジュノ×ルイ」の関係性も関わっているということ。今まで全然気にしてなかったが、確かに「肉食のメス×草食のオス」っていう関係性はなんとも珍妙な構図なのだな。一応ジュノが「メスは争いを好みません」と言っていたので食殺衝動なんかはオスよりも少ないのかもしれないが……でも元を辿れば生存本能なわけで、あんまりオスメス関係ない気もするけどな。まぁ、どっちが捕食者として強いかはそれこそ生物種によって違ってくるから一概には言えないんだろうけど。少なくとも、ルイの力をもってしてもジュノには敵わなかったわけで、この世界では男女の力の差よりも捕食関係による力の差の方が大きいのは間違いない。やろうと思えばジュノがルイを食ってしまうことも可能なわけだ。ちなみにジュノがルイにのしかかる舞台上は相変わらず絶妙なライティングで見せてくれる本作らしいシーン。「舞台」っていうモチーフが作品全体で意識されているのはエンディングの演出なんかでもよくわかるので、そのものズバリ舞台を意識したシーンになると印象的なコンテワークが見せやすくなってるのかも。 とにかく、今のところ彼女に明確な野生は見えていないが、レゴシ以外のオオカミの「食うか、食わないか」が俎上にあがってくることで問題は複雑になってくる。もちろん、「ジュノがハルを食う」という選択肢も生まれるからだ。それこそレゴシの存在を考えれば絶対にありえない選択なのだが(いくらジュノでも、恋敵を食べて相手が振り向いてくれるとは考えまい)、それでも「同じ女性どうし」ではなく「肉食と草食のメス」という「差」が二匹の間で明確に存在しているってのは、これまた大きな問題になってきそうである。ルイもハルもどこか諦観めいたものをもっているのでそこらの草食よりかは肉食相手にも耐性はあるみたいだが、それでも暗闇で震えていたハルの姿を見れば、やはりこの世界では草食の感じる恐怖ってのは抗えないものなのだ。さて、レゴシはここからまず自分の感情をどうコントロールするのか。そして、その結果ハルをどのように扱うのか。……一番胃が痛いのはジャックな気がする……。
PR 突発的に劇場へ。なんとなく劇場の上映情報見てたらこの作品が引っかかり、「そういえば予告編見たな……」とぼんやり思い出し、「そういやなんかエロ漫画みたいなこと言ってたけど、どんな作品なのだろうか……」と気になり劇場へ。おそらく「やがて君になる」最終巻を読んだばかりということもあり、迎え酒感覚で何か他の百合を求めていたということも要因としてあったのだろう(どんな体質だ)。こういう時に2時間作品だとそれなりに気持ちの準備してからいく必要があるけど、上映時間60分と書かれていると気楽なので助かりますね。まぁ、OVA上映はコスパの側面で見るとあんまり効率良くないのだけど。こういうところにお布施を投げておくことで色んな作品が単発で作られる土壌が醸成されるかもしれないしね。そんなわけで、事前知識ゼロの状態で見に行ったのでありました。
<一応ネタバレとか云々。まぁ、ネタはないけど>
御杖さん、なんでいるんだろ……第7話。いちいち動きが可愛いんだよな。ファイナルマッチで必死に点数かぞえるために指折ってたり、こっそりガッツポーズしてたり。まぁ、単なる図々しいやつなんだけども……教室でぼっちだけどこういうところで生きがいを感じてくれる系女子、可愛い。 とりあえずクライマックス。第7話で大一番を持ってきたってことはここが実質的な折り返し点か。家族事情やらなんやらの青春ドラマと本気でテニスをやるスポ根ドラマの合わせ技作品だが、前者はとりあえず置いといてテニス部分のでっかい盛り上がりを用意してくれた。相変わらず中学生の部活テニスなのでやってることは至極地味なのだが、1つ1つのシーンの意味がわかりやすいのでストンと入ってくるのは良いところ。中学生でも最強レベルって言われてる王寺がこうも簡単に追い詰められるのは拍子抜けではあるが、それもこれもダブルスという構造の重要性を訴えるための舞台設定。今作は男と男の友情について、ダブルスを通じて深めていく設定なので、それが至上のものであることをアピールすることで家族ドラマの方にも説得力を持たせようってことだな。 もちろん、だからといってスポーツ部分に抜かりがあるわけではない。地味なモーションではあるが、特にスイング前の「溜め」の部分の描写にやたらこだわりがあり、多少テンポを犠牲にしてでも「ちゃんと振ってるよ」ということを見せる動きは他にはない見せ場になっている。「眞己が付け焼き刃のくせに強すぎる問題」についても、「動体視力がいいからね」っていう(それもどうかと思う)理由づけが説明され、ここからさらなるステップアップの準備も万全である。 試合が終われば、7話目8話目の中盤戦といえば、萌えアニメなら水着回や温泉回が挟まるのがお約束だが、今作は萌え担当が御杖さんしかいないので(生徒会長は今回おやすみ)、男子中学生は海なんかには行かずにBBQである。ちゃんと御杖さんも参加してるし、なんなら彼女が一番堪能してるけど、若い男の子には肉、というのもわかりやすい餌である。ついでに何故か王寺まで参加して練習談義にも花が咲き、2話目あたりのだるだる部活はもはや見る影もなし。来週以降にもう一周ステップアップをやって、ラストに公式戦の流れですかね。まぁ、その間に色々と人間関係の面倒なやつが入ってくるわけだが……。今度はPTAからのクレームかぁ……。
オープニングのラストカット!! 第21話!!! もう、その一瞬だけで泣きそうになったわ。晶さん、ほんと良かったよ晶さん……。 というわけで、晶さん大立ち回りのお話。もう、一切の迷いがなくなってる。こんなにも清々しい光景を目にする日がくるなんてなぁ。既にあらゆるネガティブ要素は振り払われ、残っているのはババアのみという状態まで醸成されていた環境だったが、その最後の懸念材料だったババアを晶さんがまさかの正面突破。まー、ババアの方もあんな議題の持ち出し方で一体どれほど鳳月の一族を動かせると思ったのかはよくわからんが……今回の顛末だけを見てると、確かにさとわちゃん絡みのお話では良い印象がなかった鳳月会だが、構成員全員が腐ってるわけではなく、あくまでさとわママがちょっと壊れちゃったが故の不幸だった様子。いまやその内部には晶さんという浄化装置が組み込まれ、さらにさとわちゃんの方もますます背筋を伸ばして過去と向き合う体勢が整いつつある。このままいけば、まもなく家元の攻略も可能になるんじゃなかろうか。投函したのは多分大会当日の招待状だろうしねぇ。「独りじゃなく、全員でさとわちゃんの過去に立ち向かうのだ」という箏曲部の姿勢が、さとわちゃんの最後の背中を押したのだろう。 こうして晶さんが完全無欠のコーチとなり、さらにもともと滝浪というチート兵器も擁していたわけで、本当に短い期間での猛特訓にはなったが、時瀬の演奏は確実にレベルアップを果たした。その過程には部員同士の数々のドラマがあり、皆が前を向いて、仲間を信じて励んだことから生まれたものである。 サネは、前回の時点で既にチカと肩を並べるという目標を大きく持って前進を始めていたが、今回はさらに晶さんの貴重なアドバイスを受けて「自分の役割」を見出すに至った。まぁ、その前の時点で滝浪がポジションの重要性に気づいていたってことなのだが、それを直接滝浪から言われるのではなく、「努力の人」である晶さんから実感を込めて伝えられたことで、サネはより一層自分の存在価値を噛みしめることができたのだろう。チカが「さとわと同じになっちゃダメだ」と気づいたのと同じように、サネも「チカと同じじゃダメだ」と気づき、十七絃チームは演奏の中心として、より大きな仕事を果たせるようになった。 ブラッシュアップを果たしたのはそれ以外のチームも同じ。特にムカムカするくらいなのはやっぱり来栖さんと武蔵のカップル。もう、来栖さんは武蔵を褒める時にも照れがなくなってきとるやんけ……。少し前なら自分の本心をうっかり漏らしてしまった後に思い切りごまかしていただろうに、今や武蔵のいいところを見つけて褒めることになんの抵抗もない。そして武蔵は自分の唯一の取り柄を褒められ、屈託のない笑顔の来栖さんを見たら流石に胸キュン。ヲウヲウ、隣にいる女の子のいいところにようやく気づいてんじゃねぇよ。さっさと爆発すればいいのに。 そしてさとわちゃんは、素直に聞き入れることで晶さんの練習方法を吸収し、さらにいよいよ自分の過去の怨念をも取り入れ、より高みを目指す最後の一手。チカの働きかけで「天泣」に必要な最後のピースを提供し、これで部員全員の中でわだかまりは一切なくなった。どうでもいいが、昔話を聞いて来栖さんがさとわちゃんに抱きつくのはいいけど、そこに光太も混ざってんのはどういうこった。その場所代われこんちくしょう。 みんな、いい顔するようになったよなぁ。大会、どうなるかなぁ。
作画ェ……、第5話。まー、今作はこれまでのシリーズでも完全な作画で走りきったことはないからね……因果な作品。今回は頓狂な放送スケジュールになってるもんだからてっきり作品パッケージはすでに完成しているのだと思っていたが、このご時世にそれはなかなか難しいらしく、結局やたらしょぼいキャラ作画の回が出てくるといういつものパターンになってしまった。まぁ、旧作に比べるとダメージは小さい方だとは思うが……唐之杜さんや六合塚さんのような綺麗どころの顔が残念な造形だとツラい。そしてところどころ出てくる「歩き方がめっちゃ変」なカット、むしろお笑い要素にしか見えない。 さておき、都知事選終了後の世界ということで一応新展開。ただ、今期は2期と同じようにシリーズ全体で一本のお話をやっている傾向が強く、小さな事件が解決したとしても、その後ろに流れている問題意識というのはずっと続いている。舞台裏の答えを見ればそれはビフロストの存在ということになるはずだが、残念ながら公安側はまだそこまで手を回せてはいない。一応「狐」というキーワードについてはそれなりに内偵捜査が進んでいる様子なのだが、先代監視官がぶっ壊されてしまったことなどからもわかる通り、まだまだ内実には食い込めていないのが現状のようだ。さらに、これまであまりスポットが当たってこなかった「最後の一人の執行官」である如月真緒(CVかもさん)が狐サイドと何か関わりがあるようで、ラストに決まったミハイルとのタッグではもう一波乱起こりそうな様子である。 「狐」と称された暗躍する組織の中で、現在公安の手が届きそうなのは梓澤一人だけ。彼もあくまでインスペクターの1人なのでゴールってわけでもないのだが、それでも肉薄するまでまだまだかかりそうなのが大変。今回の騒動ではどうやら取り沙汰されていた3人の宗教家の中にインスペクターが含まれているようなのだが、さて何処の誰なのでしょう。ぶっちゃけ、視聴者目線で見て事件のディティールまで考えを巡らせるのは不可能な作品なので、今回の宗教騒動で誰が何を企んでいるのかを知るためには、ただ成り行きを見守っていくしかないのである。現時点で「どうやって犯罪者が色相を感知されずに現場に乗り込んだんや?!」っていう謎について「死んでたからだゾ」とか「催眠状態だったみたいだゾ」とかろくでもない答えしか出てきてないのは気になるトコではあるんだけど、そうして適度にシビュラのザル要素を用意しておかないと、突き詰めきったシビュラ世界じゃそもそも犯罪自体が起こせないっていう全くアニメに向かない世界になっちゃうからしょうがないのよね。何度も繰り返してるけど、「開国のゴタゴタでどうにもシステムが整備しきれてない」ってんで納得しておくしかなかろう。 そして、そんなシビュラが移民を受け入れたからこそ起こった新たな問題が「宗教とシビュラ」。宗教に限らずとも、過去に何度か「心の拠り所となるもの」とシビュラの関係性ってのは題材として扱われたことがある。たとえば施設内の管理システムとか、あとは国の信条とか。小さなコミュニティやシビュラの外側でそうした「信仰」が起こってもある程度はシビュラとのすり合わせは可能だったが、この度は移民の受け入れ、つまり異なった文化的価値観を持つ人間をシビュラ内部に取り込むにあたって、「シビュラの内部に新たな信仰対象を取り込む」という行程を求められることになった。別にシビュラは神を標榜しているわけではないが、やはり「異なる価値基準」が明確に並立するのはあまり望ましいことではないだろう。一応「色相安定のための装置」と考えることで(それこそスポーツや格闘技と同様の理由で)あくまでもシビュラの監視できる範囲内での運用を認めることになったようであるが、どうしたって警戒レベルは上げざるを得ないし、「特区」という事実上の隔離政策でお茶を濁したのもやむなしといったところ。もちろん移民側はそれで完璧に納得することなどないわけで、火種になってしまうのもある程度は避けられない。しょうがないので都知事は安全策で現地に行かなかったし、公安だって最大規模での警戒を怠らない。そこまでして初めて「シビュラの中の神」を擁立することが可能になるということだ。 幸いこの世界でも日本人の宗教観は割と軽めなので入ってくるものに対してはあまり抵抗もなさそうだが、悪いこと考える人間は火種と見ればそれを利用するわけでね。どうやら現実世界とは一味違った形での「宗教戦争」が巻き起こるようである。しかし、黒人の坊さんは「ブラックラグーン」のダッチみたいで逆に説得力があるよな。 卵の話、なんやねん、第7話。まー、こういう何気ないサイドストーリーでも適切な狂気がほとばしってるのが今作の最大のセールスポイントといえるのかもしれないが。ニワトリにとっての卵って一体どんな存在なんだろう。一応「無精卵」っていう概念はきちんと認識してるんだろうけど、彼女は将来的に子作りしたいと思うことがあるんだろうか。「我が子を売りに出す」認識があるのかないのか……謎は深まるばかりだが、友達の反応を見るとどうやら彼女だけがイレギュラーめんどりのようでもあるし……そもそもこんな社会設計で「鶏卵を食す」文化が一般に流布してるのがおかしいよな。 閑話休題、そんなアバンとは一切関係なしにメインストーリーは進んでいく。そして、こちらはわかりやすく「三角関係」へと発展していくわけだが、「男ー女ー男」という関係性に「肉食ー草食ー草食」という関係性も上乗せされているのがこの世界の面倒臭いところ。いや、でもどうせどれだけ真剣に恋愛したところで「狼×うさぎ」も「鹿×うさぎ」も生涯の伴侶たりえないっていう意味では大差ない気もするけど。問題は行為の最中に食殺願望が生まれるかどうかに絞り込まれるんだよな。ルイとハルは単にセフレという関係性が成立するが、レゴシの場合はその関係性を構築することすらままならないという。いや、むしろ身体の関係が成立しないからこそ、精神的な部分での繋がりが重要視されることにもなるのだが。 レゴシの目の前にはジュノというわかりやすい「もう1つの餌」がぶら下げられており、純粋な青少年的衝動や生殖本能だけを考えるなら、こちらのメス狼に惹かれるのが当然の反応。レゴシ自身が「同族間の接触には特別な作用がある」と解説している通り、これだけカオスな世界では「同族である」というステータスはそれだけで大きな意味を持つということだ。まぁ、単にリラクゼーション効果があるっていう話しか出てないけども、あくまでそれは学術的に証明された範囲でのお話であって、生物種としての本能を考えるなら、同族間に生まれる感情はもっと強烈なものでもおかしくないはずだ。ジュノの方がレゴシに抱いている感情はわかりやすく思春期の乙女のものなのかもしれないが、普段からぼんやりして他の種族には人気もないレゴシにジュノだけが惹かれているのだとしたら、やはりそこには特質的なものを見出すべきであろう。それを彼女が「恋愛感情」と認識するかどうかは、おそらくこの世界の謎の深淵に至る最大級の問題なのだ。 ただ、「同族間なら無条件で惹かれ合う」という前提を置こうにも、肝心のレゴシの方が何処吹く風なのでなかなか難しい。確かに本人の申告通り、あれだけ熱烈なジュノからのアプローチにも余裕のスルーっぷりは鈍感系主人公の最先端をいく「よくわからなさ」だ。ジャックのあの反応を見るに、おそらくレゴシはこれまで部屋にエロ本を置いとくことすらしなかった純正の「そういうことがよくわからない」キャラであろう。そんな彼がぽっと出の後輩にどれだけモーションをかけられたとて、その意味に気づかないのも致し方なしだ。 そして、そんなレゴシの鈍さゆえに、ラストシーンでの「気づき」のインパクトがいや増すことにもなるわけだ。三角関係ってのは非常にわかりやすく「埋もれていた感情」を引っ張り出す舞台設定になるわけだが、普通の世界なら「そうか、俺もあの子が好きだったんだ」(トゥンク)と胸キュンシーンになるはずなのだが、ラストカットのレゴシの表情は、そんなものとは縁遠い禍々しいものになっている。それこそ、彼が初めて自覚的に見せた肉食の顔。まさかそれがこのタイミングで表に出て来ようとは。この「肉食の顔」は果たしてどちらに向けられたものなのだろう。好きだと気付いたハルの方か、はたまた恋のライバルだと認識したルイの方に向けてか。ルイがどれだけ尊大に振舞っていたとしても、レゴシとの「肉食と草食」という関係性を覆すには至らない。初めて見出した感情をきっかけに、レゴシはルイとの付き合い方にも変化を見せていくことになるのかもしれない。
気づけば学園祭イベントも久しぶりやなぁ。確認したら一応去年の秋もしゅが美のイベントいってるから1年ぶりではあるんだが、ちゃんと抽選応募しての参加だと2年前の京大のころあずイベント以来か。おじさんもなかなかフットワークが悪くなってきて、学生たちのイベントにも参加しにくくなってきてるのでねぇ。 ただ、流石に今回は見ておきたかった。何しろゲストは今をときめく小原好美である。ぶっちゃけ、最近は声優ラジオとかもさっぱり聞かなくなってしまったので人となりについては全く知らない状態だったのだが、むしろ「役を通して」という(声優としてはごく真っ当な)接し方だけでたっぷりとインパクトを与えてくれる小原好美という人物をいきなり生で拝めるチャンス。さすがの京大、毎年ゲスト選びがシュートである。そりゃもう、女房を質に入れてでも見に行かねばなるまい。しかも今回は当選通知を見たら席がめっちゃ前、めっちゃセンター。もう、特等席でしたよ。この距離で声優が見られるイベントなんてそうそうないと思います。近さと軽さは学園祭イベントの最大の魅力ですね。
最悪だったな……第7話。もう、それ以外に言うことねぇよ。 ただただ現実を受け止めるしかないエピソード。制作側も番組冒頭にアテンションを入れるなど配慮しており、今回がどれだけ最悪な回なのかがよくわかる。曲世愛というキャラの凄まじいところは、これだけのことをやっておきながら、そこに確固たる理由が存在しないという部分だろう。いや、理由ははっきりある。「正崎に自分のことを見てもらうため」だ。しかし、そんな狂人の論理を受け止めきれる人間が世の中にどれだけいるものだろうか。いたらいたで問題だしな。 今作で刺激として打ち出しているのは、こうした曲世の働きかけも、たった一つの倫理観のひねりから生じているものであるということ。ネット上でよく見かける画像に「からくりサーカス」のフェイスレスの名言「夢はいつか必ず叶う」があるが、今回の曲世もこれと似たようなもので、「言ってるのがお前じゃなけりゃいいセリフなのに」シリーズだ。「同じ人間同士、きっと分かり合える」と訴えて自分の「悪」を見せつける曲世。それはまさに、「人間はきっと分かり合える」と訴えて自分の正義を貫き通し、敵キャラをねじ伏せる正義のヒーローの裏返し。倫理観のどこか一部がちょいと捻れただけで、曲世は圧倒的な「主人公」になれる崇高な行動を起こしているわけだ。ただ1点、それが「悪」であるということを除いて。 この「転化」を面白おかしく描いているのが第2部の最大の眼目であり、「死」の是非を問う大義名分から、突然曲世・正崎間の「善悪の論理」へとスコープが絞られている。そして今作の場合、最後の最後に見せつけたいものは「正義は勝つ!」ではなく「純粋な信念こそが勝つ」なのである(まさに「愛は勝つ」だが)。ある意味で最高のカタルシス。そして、最低の最悪だ。 ラストシーンは、これでもかなりソフトにまとめ上げた方だとは思うのだが、制作チームも色々と議論を重ねたのではなかろうか。その結果として「正崎家のキッチンとシーンをリンクさせる」というより一層最悪な演出方向になったのはどうしてくれようか。「正崎の家族」は、この第2部が閉幕した今、本当に唯一残された正崎の拠り所となるものである。これが史上最悪のシーンと重なり、徹底して露悪的な今作の趣向がさらに掘り下げられた感がある(当然イメージのリンクはアニメオリジナルである)。3部に入ると、この家族という存在が……うぅん。 そして、幸か不幸か、その3部はなんと1ヶ月以上も先の放送になることが正式に発表された。ここまで順調に進んできた今作だったが、ここにきていわゆる「万策尽きた」状態か。風の噂では何やら制作現場が超厳しいということも漏れ聞いているので、むしろこの節目のタイミングまでよく頑張ったと見るべきなのか。ここでかなり大きく期間が開いてしまうのは……むしろいいことかもしれん。ぶっちゃけ、原作も3部の開始時(三巻の冒頭)に「は?」ってなったので、アニメ視聴組は1ヶ月後に同じような「は?」を味わってほしい。もしくは、この1ヶ月を利用して原作を1巻から追いかけてしまうのも手かもしれませんね。 ちなみに今回「瀬黒がどうなっちゃうんだろう……」というので視聴前から胃がキリキリしていたのだが(そして案の定M・A・Oの苦悶の演技で変な性癖が醸成されそうだったが)、個人的にはその前の九字院さんの渾身の射精談義の方が凄まじすぎて呑み込まれてしまいましたな。流石の櫻井孝宏といったところか。あんだけ情感と切迫感で「男ならわかるでしょう」って言われちゃうと……なぁ。 |
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HN:
Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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