最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
やっぱり引き込まれるなぁ、第4話。まるで、本当に一片の舞台を観ているかのようである。今回からコンテ演出が監督の手を離れたのだが、類まれな空間デザインのおかげで、きちんとチームで演出意図が統一されているのが伝わってくる。 ここで書くべきでは無い余談なのだが、ぶっちゃけ、今期のアニメはあんまり感想を書きたくなる作品が無い。今週はどこぞのリークのせいで忙しかったこともあるのだが、それ以上に、「わざわざ記録せんでも……」くらいの印象のアニメばかりだったのでまるまる1週間、何一つ感想が書けなかった。流石にこの状態はあまりよろしくないので来週以降はもうちょっと身を入れてアニメを観ていこうとは思っているのだが(視聴体制が適当だとインプットも適当になりがちなのでね)。でもなぁ、こればっかりは無理やりやることでもないしなぁ……。考えどころだ。 閑話休題、そんな悩ましいシーズンの中で、群を抜いているのはやはり今作。正直、原作をリアルタイムで読んでいた時には感じられなかった重みみたいなものが嫌という程上乗せされていて、息をするのも苦しいくらいの展開が続く。まぁ、例によって私は漫画を読むのが下手なので、単に原作の持つ魅力に気づけなかっただけなのかもしれないが。 前回は草食の「生まれ出ずる悩み」を抱えたルイを中心とした展開だったわけだが、そのルイが一時退場し、今度は肉食側の「生まれながらの罪」の話へとスイッチする。常に「被害者」側である草食と違い、いわば「上位存在」である肉食はそれ単体では悩みとはならず、あくまで法の下で縛られることでの苦悩が立ち現れる。そのため、スタンスの違うレゴシとビルという2人の肉食獣を文字通り「対峙」させることでそのレゾンデートルを掘り下げていくことになる。「善人」として生きることを望み、それ故にどうしようもない裏側を抱えるレゴシに対し、ビルはある程度タガを外して肉食の人生を謳歌しようと誘いかける。レゴシの一晩の過ちを刺激するかのようなウサギの血の存在が、理性と本能をどうしようもないくらいに分け隔ててしまう。 肉食側のスタンスとして、正しいのはビルなのかレゴシなのか。その答えは簡単に出せるようなものではなく、彼らの持つ「道理」は激しいぶつかり合いの中で二転三転する。前日のリハの時点で異様な熱を感じさせる2人だったが、当日の本番直前、トイレのシーンでは本作の特徴である強めのライティングが二人の心理を抉ってくる。小さな窓から差し込む光を背に「光ある方へ」と訴えるビルに対し、暗がりから摑みかかるレゴシ。しかし、実際には光源の位置の関係で顔に光が当たるのはレゴシの方。ビルはその「後ろ暗さ」を体現するかのように顔に光が当たらない。しかし、掴みかかったレゴシを振り切るために、今度はビルが露骨にそのポジションをスイッチさせる。「俺を見ろ」と、自分にスポットを当てに行く。レゴシはその手を振り切ることができない。 転じて舞台上。今度は二人のメインキャラに等しくスポットライトが当たるが、突然現れたレゴシがマウントを取り、トイレで背負っていた「後ろ暗さ」をそのままに、スポットを背負って狂ったように殴りつけるシーンになる。象徴的な血の赤が彩る中で、舞台の上ではその色が極力見えないよう、小瓶は舞台袖に、そしてレゴシが負わされた背中の刻印もライトからは陰に。同じ身体に違う志を抱えた2人の肉食獣の正義はどこへ行くのかと思わせておいて、最後にライトを浴びるのは、やはりルイだ。ラストでビルが退場する際、さりげなくルイたちが舞台の上手と下手を入れ替えているのが非常に印象深い。突然のハプニングの中にあっても、ビルは直感的に理解してしまったのだ。「この場では、ルイこそが主役なのだ」ということを。ビル自身、舞台人としては一流のセンスを持った人物なのだと思うが……その野心の矛先を見誤ってしまったか。 毎回入れ替わるエンディングテーマもなんだか印象的で、1つ1つの要素に隙がない本作。ちなみにビル役の声優さんが誰だかわからなかったのでキャストロールに注目していたのだが、出てきた名前が「虎」島貴明という人だったので笑ってしまった。
PR
<無色> 血統詐称者 Bloodline Pretender (3) U アーティファクトクリーチャー・多相の戦士 2/2 多相 〜が戦場に出た時、クリーチャータイプを1つ選ぶ。 他の選ばれたタイプのクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。 アーティファクトで誰でも使えるお手軽多相クリーチャー。部族環境ではこうしたアーティファクトのサポートが入ることはままあり、オンスロート環境では「変幻の機械」なんて地味なカードが存在していた。流石に単なるバニラでは今のご時世では使えないので、こちらは味方クリーチャーによるサイズアップ機構が与えられ、部族シナジーにさらなる意味を持たせてある。どこにも属さぬコウモリ野郎だが、世の中そういう利便性を持ったやつの方が概して勝つものである。 巨大な鋤 Colossal Plow (2) U アーティファクト・機体 (6/3) 搭乗6 〜が攻撃するたび、(W)(W)(W)を加えて3点のライフを得る。ターン終了時まで、あなたはステップやフェイズの終了時にマナを失わない。 何とも珍妙な機体……っていうか農具。農業機械。搭乗6と尋常ならざる人手がかかる上、乗ったところでパワーの合計値が上がらず、タフネスが3とかなり壊れやすい。おそらく乗ったところで1回目の攻撃で相手にスクラップにされてしまうだろう。しかし、その1回の攻撃さえ通ってしまえば問題ないのである。ライフはおまけだが、パワー6の時点で最低1体はクリーチャーを相打ちに持ち込めるはずだし、その過程で生まれる3マナは破格のマナブースト。仮に4ターン目くらいにこれに乗り込むことができたなら、そのターンに7マナまでステップアップできるかもしれないのだ。一気に大物を狙う、山っ気の強いプレイヤー向けのカードである。そして明らかなデザインの狙いは「巨大雄牛」とのコンビネーションだろう。そうだ、鋤なんてものは家畜に引かせてなんぼなのだ。2ターン目にこれ、3ターン目に牛を出すことで3ターン目にパワー6で殴った上でマナもライフも増えるいきなりの収穫祭に。よし、牛をかき集めろ! ここからは牛の価値がストップ高だ!(当方、投資結果の責任は一切とれません) 星界の霊薬 Cosmos Elixir (4) R アーティファクト あなたの終了ステップの開始時に、あなたのライフがゲーム開始時のライフ総量よりも多ければ、カードを1枚引く。そうでないなら、2点のライフを得る。 コスモスエリクサー、超強そう。エリクサー以上にゲームクリアまで絶対使わないだろうけども。とりあえず、置いとくだけで自動でドローを提供してくれるかもしれない爆アドマシン。しかし、使いこなすためには万全の体調が必要で、20点以上のライフを確保しておかないと、「カードなんかよりまずライフでしょっ」っておかんみたいな余計なことを言って2点のライフをくれるだけ。流石にライフ2点とカード1枚なら後者の方が欲しいのだが、そのあたりはおかん気質なのでどうしようもない。当然ライフゲインデッキや徹底的に守り抜くコントロールデッキなどでの運用が想定され、特にライフゲイン系のデッキのアドソースとしてかなり魅力的に見える。何しろその手のデッキは白がメインになることがほとんどで、どうしても直接的なアドバンテージ構造は不足しがち。そこで、序盤から軽量の絆魂クリーチャーや「不動の女王、リンデン」などで畳み掛け、4ターン目にこれを置いてどさくさドローを狙う構造にするのだ。まぁ、4マナは決して気楽に置けるコストではないのだが……ドローできないならライフゲインシナジーと絡むのでそれはそれでよし。まぁ、おそらくは「有利がさらに有利になるだけやんけ」ってんでデッキに残らないタイプのカードな気はするが、試すって大事。 葬送の長艇 Funeral Longboat (2) C アーティファクト・機体 3/3 警戒 搭乗1 とてもとても普通の機体。つまりとてもコメントに困る。こういう何の変哲も無いステータスの機体って実は歴史的にもそんなに多くなくて、2マナでこれと並べて判断できるようなカードがあんまりない。一番近いのはバニラの「小綺麗なスクーナー船」かな。……あんまり使われてるの見たことない機体なんだよな……。今回は一応ドワーフ達が機体シナジーを持っているので、数合わせとしてその手のデッキの補強に。ちなみに、イラストを見る限りでは死者を流すための小舟なので、乗った奴は帰ってこない前提である。怖い。 金脈のつるはし Goldvein Pick (2) C アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 装備したクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、宝物トークンを1つ生成する。 装備(1) 他人を殴ると宝物が湧く、「もぎ取り刃」の亜種。装備コストと設置コストが逆転し、タフネスにもボーナスがつくようになった。基本的に装備品は装備コストが軽い方が圧倒的に強いので、先輩と比べると2段階くらいパワーアップしたと見ていいだろう。あっちは「他人から強奪する」っていうフレーバーで宝物が湧いたが、こっちは地道に金鉱を掘って宝物を得ているあたりに違いが見えて面白い(まぁ、もしかしたらこれで他人の頭をカチ割ってるのかもしれないが)。「もぎ取り刃」は宝物関係なしにもそこそこ使われていた装備品で、今回はさらに装備品シナジーが多いので利用価値は高まっている。手軽な増強装置として、様々なデッキで22枚目くらいの候補になるんじゃなかろうか。
仮面林の結節点 Maskwood Nexus (4) R アーティファクト あなたのコントロールするクリーチャーは、すべてのクリーチャータイプである。あなたが唱えるクリーチャー呪文や、戦場にない、あなたがオーナーであるクリーチャー・カードも同様である。 (3)(T):2/2で多相を持つ、青の多相の戦士・クリーチャー・トークンを1体生成する。 クリーチャータイプを自在に操るカードってのは何か特大シナジーが隠れているような気がして私は大好きだったりする。過去にはこのブログでも「奸謀」の名前を挙げていることがちょいちょいあるし、「秘儀での順応」もやたら登場する。それくらいに、コンボポテンシャルがあるのだ。そして今回はそんな「秘儀での順応」の効果に、面倒クセェから全員多相にしちゃえばよくね? という大雑把バージョンが登場。これにより、1つのデッキの中に様々な部族シナジーをぶっこんでも全部が最大限に発揮されるというマルチカルチュラリズムが実現することに。これだけでもリミテッドなら案外バカにできない気がするが、加えて多相トークンが割とリーズナブルなお値段で作れるオプションまであり、さらに部族シナジーの効果が高まることに。これは夢が広がること限りなしである。なんとか使ってみたい気はするのだが……結局、構築デッキの場合は「こんなん使うくらいなら最初からその部族で固めたらいいんじゃない?」って言われて終わる場合が多いのでなぁ。複数の部族にまたがることで生まれるコンボってないかなぁ。「好きなウィザードを戻すカードに好きなエルフが出せるカードを組み合わせる」みたいなやつ。下の環境なら絶対あると思う。
英雄たちの送り火 Pyre of Heroes (2) R アーティファクト (2)(T)、クリーチャーを1体生贄に捧げる:あなたのライブラリから、生贄に捧げたクリーチャーと共通のクリーチャータイプを持ち、点数で見たナマコストが1大きいクリーチャーカードを1枚探す。それを戦場に出し、その後、あなたのライブラリを切り直す。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられる時にのみ起動できる。 いわゆる「出産の殻」の系譜の新作。狙ったカードを状況に応じてピンポイントで発掘できるので、「出産の殻」や「異界の進化」などのカードは様々な環境で暴れまわっているわけだが、今作もその可能性があるだろうか。無色のアーティファクトという最低限の設計になっているのはクリーチャータイプという縛りを設けたため。これで無茶な運用はできないやろ、ということだが、それなら多相持ちを使えばいいんじゃないかって話もある。狙ったコストまで2ステップ踏めるなら、「エルフ」→「多相」→「神」みたいなずるチェーンだって繋げるのだ。なーんか悪いことしそうでしょうがないカードである。というか、悪いことしたい。 略奪者のカルフ Raiders’ Karve (3) C アーティファクト・機体 (4/4) 搭乗3 〜が攻撃するたび、あなたのライブラリのトップを見る。それが土地カードであるなら、それをタップ状態で戦場に出しても良い。 カルフってのは古代ヴァイキングが使っていた侵略のための船の一種とのこと。実は攻撃時の効果は「探検者の望遠鏡」と全く同じで、この船が「新しい土地を探して上陸しようとしている侵略船だ」ということがよくわかる効果になっている。搭乗3とやや運用に手間がかかるが、その分3マナ4/4とサイズがでかく、アドバンテージが直接的なので苦労には見合っている。あとはせっかくの効果なので占術なんかで確実に利益が出るように調整したいところだが、そこまでせずとも戦力としては足りているだろう。ちなみに「探検者の望遠鏡」がゼンディカー世界の装備品だったことからもわかる通り、「攻撃したら土地が出る」は上陸能力との相性が抜群によい。何か次元を超えたシナジーが組めないものかと思ったんだけど、「アクームのヘルハウンド」にしても「山火事の精霊」にしても、まず自分が殴りたいからいちいち船に乗ってる暇ないんだよなぁ。 鴉の翼 Raven Wings (2) C アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは+1/+0の修正を受けるとともに飛行を持ち、他のタイプに加えて鳥でもある。 装備(2) 毎度おなじみ、飛行付与装備品。今回は飛行に加えてちょっとパワーも上がるようになった豪華版で、「帆凧」とほぼ同じ。ただでさえダメージ効率が上がる飛行にパワーまで付いているのだから利用価値は高く、これまた今まで以上に採用される確率は高そうだ。ついでに何故かがっつり種族が鳥になったりするのだが、まぁ、ゲーム的には一切影響は与えないフレーバーのみの効果である。装備品で鳥になるって……怖くない? テーロスでは鳥になりたがったイカロス(イカロスではない)が必死に装備品をつけても鳥にはなれなかったというのに……。 複製する指輪 Replicating Ring (3) U 氷雪アーティファクト (T):好きな色のマナを1つ加える。 あなたのアップキープの開始時に、〜の上に夜(night)カウンターを1つ置く。その後、〜の上にnightカウンターが8個以上置かれているなら、それらを全て取り除き、無色で「(T):好きな色のマナを1つ加える」を持つ、「Replicated Ring」という名前の氷雪アーティファクト・トークンを8個生成する。 指輪も、北欧神話には欠かせないモチーフだろうか。「ニーベルングの指輪」みたいな名前は聞いたことがあるんだ。まぁ、どんなお話なのかは知らんけど。多分この指輪だって、きっと元ネタとなるお話があるのだろう。普通に使うと単に色マナをだすだけの「マナリス」である(正確には氷雪マナリス)。氷雪であるというだけでも意味は大きいのでマナリス性能だとしても文句はないが、このカードはアンコモンなのでもう一手間。やたら長いテキストを読み解くと、「8ターン後に急に増えるよ」と書いてある。何それこわい。しかもコピートークンじゃなくて「複製する指輪」から「複製された指輪」が出てくるっていう。まぁ、コピートークンだと16ターン後に「業者か!」って突っ込まれるぐらい指輪が増えてしまうので、こんな斬新な設定になっているのだろう。いや、8個でも充分「業者か!」ってなるけども。現在、時折「真夜中の時計」が入っているデッキを見かけることはある。つまり、8ターン後という設計もそこまで夢物語ではない可能性があるのだ。まぁ、時計は6ターンで溜まるし、効果そのものが単純に爆アドで強いって方が理由の大部分を占めるとは思うが、こいつだって爆アドはなくても爆マナはある。もちろん、一気にアーティファクトが8個も増えるところを何かに利用してもいいかもしれない。類をみないカードには違いないので、電波系のデッキビルダーとかが「指輪WIN」みたいなデッキを作ってくれることを祈ろう。まず、カウンターを倍速で増やすためにヴォリンクレックスさんを出して……。 ルーンの冠 Runed Crown (3) U アーティファクト・装備品 〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリや手札や墓地から、ルーン・カードを1枚探して、それを〜に付いた状態で戦場に出しても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直す。 装備したクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 装備(2) 新たに登場したカードタイプ「ルーン」をサポートする装備品。ルーンはそのまま人に付与してもいいが、装備品にくっつけて機能を追加できるのが新しい部分。こちらのカードはそんなルーンを直接掘りこんじゃおうという一粒で二度美味しいお得な商品だ。例えば青の「飛行のルーン」をサーチしてつければ、これは+1と飛行を与える装備品になり、なおかつカードが1枚引ける。デッキに複数のルーンが入っていれば、状況に応じて好きにカスタマイズできるのだ。まぁ、ルーンは全部2マナなのでコスト面での得はそこまで大きくないのだが。 嘲笑の人形 Scorn Effigy (3) C アーティファクトクリーチャー・カカシ 2/3 予顕(0) なかなか思い切ったデザインのアーティファクト。その存在意義はただ1点、「0マナで唱えられる」ことにある。単に2マナで予顕して3ターン目に0マナで2/3が出てくるだけでも一応損はしていないが、「2ターン目にタップ状態で出る2/3」よりちょっと弱い(召喚酔いがあるから)。つまり「よろめくグール」の下位互換だ。しかし、このカードに求められるのは肉体的なステータスではなく、何か呪文を唱えたというその事実のみだ。つまり、白黒の「1ターンに2つ」シナジーに組み込むことで、必要最小限の手間で恩恵を味わうことができる。そっち方面のデッキなら、おそらく普通に3マナで出せるタイミングでもグッとこらえて予顕に回すことが多くなるだろう。本当にその部分にのみ存在意義を特化しているため、必要なデッキはかなり限られてくるはず。白黒ユーザーは何枚くらいこれが回っているかに気を配りたいところ。 風化したルーン石 Weathered Runestone (2) U アーティファクト 墓地やライブラリにある土地でないパーマネントカードは戦場に出られない。 プレイヤーは、墓地やライブラリから呪文を唱えられない。 ひたすら1つのコンセプトを邪魔することだけに人生を捧げるアーティファクト。似たような立ち位置のカードには「減衰球」や「減衰のマトリックス」なんかがあり、基本的にリミテッドでは邪魔なだけのカードだった。今回も割と似たような立ち位置で、せいぜい黒でリアニのような「墓地からなんかする」系のカードが多い相手にサイドボードから入れてみるくらいだろうか。これで追放領域からも唱えられなくすると予顕封じになってかなりゲームが変わってきたのだが、流石にセットの目玉となるギミックを潰すカードは(まだ)印刷しないわな。構築レベルではこれで脱出能力やら「ジャイルーダ」なんかを封殺できるようになるのだが、最近はそれらも下火だし、他にも対策になるカードはちょいちょいあるので、わざわざそれ専用の不器用なカードのためにサイドボードを割くかと言われると微妙。
わーい、行ってきたよ。まぁ、新作でも何でもないのでわざわざ記事を立てる必要もないのだが……一応劇場に行った回数を記録する意味でもね。4D映画は高いのでなかなか足が向きにくいのだが、私はauマンデーを使うことでこれを乗り切ることに成功(それでも通常の映画よりずっと高いが)。やっぱり4DXってのは楽しいのでなぁ。そしてこれがガルパンという作品にドンピシャでハマることも前作で体験済み。是非とも1回くらいは観ておかなきゃ、と思っていたのですよ。ちょうど1話目の記憶も薄らいでいる頃だし、まとめてみられるならそれはそれで振り返りにちょうど良いし。そして、勝手な印象だけどやっぱりせっかく劇場で見るならこの100分くらいの時間がちょうどいいな。1話50分だとなんか勿体無い気はするから。残りはいっそ3話+4話、5話+6話の二部構成にまとまらないもんですかね。え? 発表までの期間が無限に伸びるだけ? ……頑張ってくれよ。
<ネタバレ注意……はしなくていいのかな。一応4Dのギミックネタだけバレ注意?>
またしても、またしても鎧塚みぞれの前に立ちはだかるというのかッ!! 傘木希美ィィィィ!!!!! 第17話!! やめて! その二人が揃うと私のライフはゼロ未満よ! ……いやぁ、単なる中の人ネタではあるのだけども……どうしてこうも因縁深いか種﨑敦美と東山奈央。思春期症候群になったのも二人してほぼ同時だったりしたしなぁ。今回は、すでに呪縛が解けかけているみぞ先輩(さとわちゃん)のところに現れる過去の幻影たるのぞ先輩(堂島晶)。この2人の作る音楽が、無事で済むわけがない(個人の感想です)。 というわけで、さとわちゃんが未来を作るため、改めて対峙する過去のお話。そうかぁ、確かに部活でのさとわちゃんがあまりにキラキラで幸せ過ぎてすっかり忘れてたけど、さとわちゃんの家庭事情は何一つ解決してないんだった……。年頃の女の子が家族と絶縁したまんまで一人暮らしって、そりゃ健全な状態とは言えんわなぁ……。それでも強く生きていけるようにさとわちゃんがまっすぐ成長してくれたのは箏曲部のみんなのおかげ。家族は大事だと思うし、何よりも大切にしてほしいとも思うのだが、それでも世界中のみんながそんな幸せな家庭に育つわけではない。こうして、家庭以外の環境に救われる子供だってたくさんいるのである。 しかし、さとわちゃんはそうして「家庭から離れて健やかに青春を送りました、めでたしめでたし」というわけにはいかないのである。彼女があれだけの事件を起こしながらも箏に戻ってきたのは(チカの力もあるだろうが)最終的に母親と和解し、あの時伝えられなかった気持ちを伝えるため。母との絶縁を決定づけたものが箏であるのは事実だが、最後に残された繋がりが箏なのもまた事実なのだ。それをわかっているからこそ、さとわちゃんは望みを捨てずにいるのだ。そして、意外なところから現れた過去の亡霊。まさか滝浪がこのタイミングであの因縁の演奏を引っ張り出してこようとは。偶然とは恐ろしいものである。 しかし、一時は拒絶反応を示したさとわちゃんも滝浪・チカのまっすぐな反応に態度を改め、今一度過去の演奏と向き合う決意をする。その下支えを行ったのはもちろんチカで、相変わらず「ほしい言葉を一番ほしいタイミングでくれる」という神がかったフォローは健在。これにより、かつての自分がいかに青臭く、視野の狭い状態だったかを思い知らされるさとわちゃん。いや、おそらくそれに気づけるようになったのも、彼女の大きな成長なのだろう。改めて彼女がかき鳴らした新曲の冒頭ソロ部分の演奏。確かにそこには新たな息吹が宿っているように感じられる。「みんなに笑ってもらえる演奏」。どうやらこのお話のゴールは(少なくともさとわちゃんのゴールは)そこにある。母親に気持ちを伝えること、そして全国大会で周りを唸らせる演奏に仕上げること。全てが1つのラインの上に乗せられた。 しかし不穏なのはみぞ先輩……じゃなくて、どうやら鳳月の分家筋らしいババアとその娘・晶の存在。ババアの性格が悪いのは一目瞭然で、さとわちゃんを容赦無く針のむしろへと放り込んでいたが、より恐ろしいのは表立っての悪態の少ない娘の方だろう。間違いなくさとわちゃんには敵愾心を持っており、その刃を振るわず抱えている状態なのがなんとも不気味。これ以上鳳月の家に近づかなければ安全なはず……なんだけど、どうにもオープニングの様子を見ると今後も関わってくる人物になりそうなんだよなぁ……。さて、のぞみぞ戦争の顛末やいかに……。
お腹の毛まではわかったがその下はどうなってるのだろう、第3話。いや、その先は絶対見せない作品なのだろうけども……モノまでそれぞれの動物がそのまま再現されてるなら、異種間での関係を持つのはますます難しい気がするな(エロ漫画のせいで無駄に人外のペニス知識蓄えることになるオタク特有の傾向)。 相変わらずヘビー級の密度。お話自体はじっとりと着実に進めているだけなので格別性急な印象はないのだが、気づけば30分が過ぎていて「もう終わるのか」とドギマギしてしまうような作品である。今回はまさにサブタイトル通りのお話ではあるが、中心に据えられていたのはむしろルイの方だろうか。彼に巣食う煩悶の根源には「自分が草食だから」という如何しようも無い生まれの呪いが込められているのが本作で一番厄介なところだ。 普通、(ほんとの意味での)ヒューマンドラマの場合、まずキャラクターを規定するために用いられる生得的条件といえば性別であろう。男か女か、相手はどっちか。それだけのことで無限にドラマが作られているのが人類の歴史。互いに決して理解し合うことがないだけに、性差というのは無限の迷宮を生み出す人類最古の「キャラ付け」である。そして、それ以外の要素で「生得的」であると思われる要素というのはほとんどない。一応今作に寄せて考えるなら「人種」は生得的なキャラクター性と捉えられなくはないが、残念ながらそれをテーマに落とし込むには現代社会は色々と制限が多すぎる。ことに閉鎖国家日本においてはなかなか人種がテーマの作品は生まれないだろう。 そこで登場したのが、「それなら人種以外の種ならいいのでは?」という今作である。生まれながらに与えられた「生物種」という束縛。「男」と「女」だけでも無限のドラマが生み出されるというのに、狼とウサギと鹿とキリンと象とマングースとトラとアリクイとネズミでは、突き詰めていったら収拾がつかない事態になるのは必然である。本作は間違いなくそうしたカオスな側面も持っているが(やっぱり同じ廊下をレゴシたちとネズミのお嬢さんが同時に歩いてるのはおっかなすぎるが)、それでも飛んで散ってしまうような作劇にせず、あくまで「肉食と草食」という二分法にまとめられている。そして、「男女」と違って「肉食と草食」という二分は、間違いなく「加害者と被害者」の関係性なのである。生まれながらに絶対的「上下」が確定しているというあまりに残酷な設定。強いて現実世界で比較するなら生まれた家の貧富のような「階級差」はこれに近いものがあるかもしれないが、本人の志次第で後から覆す可能性がある社会的な要因と違い、彼らの持つ「種」はどう頑張っても抗えない。そのことを最も強く意識し、唾棄しているのが、本作ではルイだったわけだ。彼の悲壮な決意と壮絶なその顛末は、今作における「種」の意識の1つの縮図と言えるのではなかろうか。 対して、現時点ではそこまで切迫感のないレゴシ。もちろんあんなことをされてしまったのでこれまで以上に意識することになるし、「オスオオカミ・出生」とされている通り、新たな自分の側面を見つけたのは間違い無いのだろうが、それでもまだそうした「運命」に抗おうという意思は無いし、困惑こそすれ、自己嫌悪にまでは至っていない様子。何より端的にそのことが現れたのは生態時間の後の1コマで、自分の感情がどうなっているのかを確認するために尻尾を見て「あぁ、自分は喜んでいたのか」と認識するという。理性ではまとまらないような複雑な感情も、自分の身体(本能)に聞けばその答えは出ている。レゴシは今のところそうした自分の「身体」に従うことを忌避しようとはしていないのだ。まぁ、そうして「自分」を受け入れる肉食獣は、周りから見てどんな風に映るのかはまだわからないのだが……。「自己と他者の線引き」という観点からすると、ルイがレゴシの爪を食い入るように見つめるシーンが印象的。今作は画面を分割しての演出が多いように見受けられるが、分かたれた画面にどうしようもない「種の相違」が現れている。ルイの焼け焦がすような視線を受けて、レゴシがその熱の意味に気がつくのはいつのことになるだろう。
奴が来た。突然奴が来た。しかし時代の流れとは残酷なものなのか、かの大看板の来訪にも、残念ながら訪う人は無く。結局、遊び相手もおらず、自然解散の流れになる悲しき空間。そこでなんとか泣きの一回。流石にここで一度も広辞苑を開かないのは遠方で餌を待つ雛鳥に申し訳が立たぬというので、禁断の技である3たほを展開。あいつがもっとカリスマを有していれば、ちゃんと成立するだけの人数が集められていたのだろうか……。そして3たほは急激に体力を奪うので、当然1回で限界なのです。せめてものこの輝き、どこかに届け。
Round1・「めろさい」 1、女を罵って言う語。 2、無能なローマ皇帝を罵倒するローマ市民の俗語。 3。オカピの異称。 4、製麺機を原因とする労災の総称。 5、19世紀ヨーロッパの巨大郵便企業。主にイベリア半島を拠点とした。 6、(迷路の中で犀突猛進することから)難しい状況でも頑張る様。 ①②とりあえず罵っておけばいいというお約束。いや、②は何がおきてるのかよくわからないけど。 ③流石にオカピをサイと呼ぶのは無理がありすぎる。 ④麺労災。総称するほどに件数が多いのだとしたら、多分製麺機メーカーが訴えられてると思う。 ⑥ぱっと見でスルーしがちだが、よく見てもらいたい。「迷路でサイ」だから当然「猪突猛進」ではなく「“犀”突猛進」なのである。なんて読むのかは不明。調べたら「サイ・セイ」などの音があるのでやっぱり「サイトツモウシン」なのかな。
Round2・「しっとうぇる」 1、アメリカ人向け高級娼婦を指す卑語。パンパン、オンリー。 2、世界三大オナニストの一人。ジーザスは自慰座す者とうったえ、自慰にふけった。 3、(座るに良し、を英訳したもの)(学生語)座布団。 4、糞尿涌き出る井戸。転じて人間。 5、ウェールズの使徒、ウェズラムの俗称。じゃがいもをつかさどる。 6、イギリスの女流詩人。詩における立体派の主導者。詩をジャズのリズムに近づけた。原爆の詩もある。 当然「Shit Well」で「上手にトイレに行けるかな?」というのは事前に潰されている。さらに「第1義を出題します」っていう最近でお約束の流れになり、「こんなもんに2義も3義もあるかい!」って話も。 ①「She does it well」なんだそうで。略しすぎちゃう? ②「自慰にふける」っていう表現好きだよな……。残りの2人が気になるところだが、訪ねてみたら「あんただよ」って言われた。 ③「Sit Well」 ④「Shit Well」。結局だいたいそういうことになる。 ⑤「使徒 of ウェールズ」。つかさどられても。 ⑥そんなちょっとした補足説明ある??
Round3・「すふぉるつぁ」 1、アメリカ西部開拓時代に行われた決闘での敗者をいう語。後に広義の死傷者を指すようになった。 2、(英)難読語。読み難い子音を並べたもので、語そのものに意味はない。 3、イタリア北部の貴族の家門。傭兵隊長の出身で、ルネサンス期にビスコンチ家に代わってミラノを支配。 4、シュヴァイツァーの末妹。主婦シュヴァイツァーの転か。 5、スンドゥブのフォンドボー。 6、ロシアで見られた一連のネズミ連れ去り事件。地球外生命体のしわざとされた。 個人的には「フォルツァ!ひでまる」のおかげでなんとなくイメージはあったんだけどね。 ①「数歩でLoser」。 ②「sfrth」くらいかな。 ④「何言ってんの?」「なんも出てこなかったんですよ」「だとしても何言ってんの?」 ⑤個人的に本当にお気に入りの一品。もう、とにかくなんども口に出して言ってみて欲しい。スンドゥブノフォドボー、すんどぅぶのふぉんどぼー。濁りすぎ。 ⑥アルファベットに分解したら「suforutsa」でufoとratsが出てきたという。 これでしまいやで。
○「ハイスコアガールⅡ」 5 ようやく、今期のゴールにたどり着いた。今期の新番チェックはトータル40本。前クールの33本から大幅増で、減衰期は単なる一過性のものだったのかと悩ましいところだ。今期はこれらを含む52本が視聴対象ということになる。50本超えは3期ぶりなのでこれまた久しぶりといえば久しぶり。ただ、現時点で注目作というか気に入ってる作品は原作付きの物が多いため、どれくらい感想が書けるかは微妙である。 さておき今作。せっかくラストを飾る作品なのだが、ぶっちゃけ全然新番として見ることができない。というのも、まず1期の放送が1年前、そして、その際には何故か12話まで放送されたのち、13〜15話はOVA扱いとなり放送は無し。今回第2期のスタートにあたり、10月頭からこのOVA3本が順次テレビ放送され、ようやく今回のスタート(つまり16話)にこぎつけた形。つまり、一応今週が新番組ではあるのだが、私としちゃぁここ数週間はずっとこの作品の「あいだ」を観ていたのでさっぱり新番じゃないってわけだ。なんか不思議な放送形態だが、まー、ファンからしたら結果はどうあれ順調にアニメ化が進んでいるのだから喜ばしいことなのだろう。 基本的には1期からの差別化はほとんどなく、スタッフもほとんど同じままで続いている第2期。つまり印象も評価も1期と完全に同じになるわけで、1期の時の最大の印象は「権利関係、今度はちゃんと注意したんやなぁ」くらいだった私からするとそれ以上でもそれ以下でもない。そこまでゲーム云々に共感を得られない身としては、「このデザイン性は本当に振り切れてて楽しいなぁ」という部分こそプラスだが、癖の強いCGデザインのキャラデザとの融和で「これを楽しんでいいやらなんやら」という半端な印象を抜け切らない。まぁ、ちょい甘酸っぱい青春絵巻として、なんとなくで追いかけさせてもらえればそれでよかろうよ。 ちなみに個人的に楽しいのは大野役の鈴代紗弓の存在である。初登場時、この大野役が「初主演」というなんとも不可思議な状態で、「主演も何も、しゃべらへんやんけ!」となっていたのだが、その後わずか1年の間に「ぼく勉」の武元をはじめとしていくつものメインキャラを演じ、気づけば若手注目声優の1人になっている。「大野役がきちんと次のキャリアにつながったんだろうか……」となんとも不思議な気持ちである。
すんません、拍手コメを頂いた場合にさらに返事する場所がないのでこちらに急ごしらえで書かせてもらいます(ブログの設計自体に問題がないか?)。
えぇと、多分ご当人に伝わればそれで充分だと思うので若干ボカして書きますが、なんか突然のお申し出ありがとうございます。びっくりしました。 いや、でも流石にね。それはね。ご好意だけありがたく頂いておきます。純粋に善意で言っていただいているのは重々承知しているのでほんとうに嬉しかったですが、流石にそこまで甘えるわけにもいきませんので。お手間もありますしね。自己責任ですしね。現時点では「このまま面白くなりそうなら普通に製品版の購入も考えますので」っていうことにしときましょう。 改めて、お気遣いありがとうございます。今後とも御贔屓にしていただければ。 やぁみんな! サイコパス大好きおじさんだよ!! ……あかん、いつも通りのテンプレートで書いたらやたら怖い字面になってしまった……。でもでも、やっぱり大好きおじさんだよ! 今期注目作の1つと言っていいだろう。もちろん、あの人気シリーズPSYCHO-PASSの完全新作という部分もそうだが、なんと今作はノイタミナの謎パワーを利用して(?)、毎話1時間の8話構成という史上類を見ないデザインのテレビ放送になっているというじゃないか。この設定がどれほど効果的に活かされるのか、今後の展開に期待である。考えてみれば過去にも1時間放映作品というのはわずかながら存在しており、特に同じくフジテレビ枠だった「刀語」はその放送形態自体にも意味があり、傑作と呼んで差し支えない作品に仕上がった。今作はぶっちゃけそこまでの狙いがあってのデザインではなかろうが、これまで見たことないものが出てくるのは歓迎すべきことだろう。単純計算で30分アニメ16話分になるわけで、8話といえども1クールアニメよりもたっぷり楽しめるのは間違い無いのだ。そして今作は1つ1つのエピソードの情報量が残酷なくらいに多いので、できることなら短期間でドドっと走り抜けてもらった方がありがたいのも事実だろう。是非とも、この形式で完成させたことが有意味だったと思えるような作品になってほしいものである。 そんなわけで、1話目はたっぷり1時間で1エピソードやるのかと思ってたら、なんと、特に綺麗には終わらず普通に続いた。一応「主人公バディ2人の顔見せ回」という狙いはここまでで完結したとは言えるので、あとはズブズブと世界の深みにはまっていくことを楽しみにして待てばいい。今作の良いところは、「続編」と言われるアニメって前作の人気要素をそのまま借りてきてなあなあのままで作られることも多いのに対し、容赦無く旧作を刷新し、新たな体制で攻め続けてくれるところである。 1期から2期への変更もそうだったし、劇場版展開での視点のスイッチも新鮮だった。そして3期に入ってさらに作中での時間は進む。どれくらい設定を引き継ぐものかとドキドキしていたが、なんとあの霜月美佳さんが課長に!!! すげぇ! やったぜ美佳さん! そしてこの昇進が一体どういう背景で行われたのかもなんとなく想像できるように作られているのがニクいところ。劇場版三部作の1本目で大活躍していた美佳さんだが、2期の頃の最高にみっともなくて素敵すぎる美佳さんがさらにワンランク成長し、「シビュラの犬だけど、犬なら犬らしくせいぜい生き抜いてやる」という根性がすげぇ格好いい方向にブラッシュアップ。その上で、常森・狡噛という鉄壁の2人はシビュラからすれば痛し痒しの存在であるのに対し、霜月さんはいつだってオール・ハイル・シビュラであることに変わりはない。いきなりシビュラの根源的存在とも言える局長とのツーショットで登場して阿吽の呼吸で話を進めているあたり、もう、彼女は「シビュラの犬」ではなく「シビュラと公安を繋ぐ窓口」として完全に地位を確立したと見ていいのではなかろうか。その上で、新キャラたちの無茶苦茶にも理解を示すという「器のでかさ」まで見せつけ、もう、この世界を代表する「シビュラの外の人間」のエースと言って差し支えない。常森・狡噛・そして霜月。彼女たちが見据える未来に、新たなシビュラの世界が待っているのではなかろうか。 まぁ、そんなわけで体制側もすっかり安定したのだが、そのほかの続投はなんと雛河のみってのがびっくり。まぁ、ギノさんは海外を舞台に暗躍しているようだし(狡噛さんと連絡とってるんかなぁ)、東金さんもいるわけないのだが、須郷さんはどこに行ってしまったんだろうか。あと六合塚さん。唐之杜さんは相変わらずなんだから、どこかで久しぶりにねっちょりしたレズプレイを見せてほしいものだが……彼女も多分ギノさんたちと同じようなポジションで出向してるんだろうね。「開国したシビュラ」って、それくらいに影響力のでかい設定だからね。 というわけで、ほぼ新人ばかりで固められた舞台になるわけだが、なんかありえんくらいにキャストがクドい。執行官が諏訪部・大塚・名塚って、これだけで国が転覆できそうな陣容なのだが、今後どんだけ悪さするつもりの連中なのだろうか。まー、東金さんがある程度「内部で暴れまわる」パターンはやっちゃったし、むしろ今回の2人はあんまり腹芸が得意そうには見えないタイプなので、少しずつメインの2人に信頼を寄せていく普通の刑事物っぽい展開になるのかしらね。今回は(今回も?)敵ははっきりしてて、今までにない「集団でシビュラをだまくらかそうとする連中」という設定のよう。槙島・鹿矛囲の場合は一応個人が相手だったわけだが(鹿矛囲は「個人」というのは無理があるが……)、チーム戦みたいになって相手サイドにも巨大な脳が控えているとき、シビュラの持つ絶対性はどこまで保てるものだろうか。 とりあえず、僕はこの「シビュラを中心に据えた世界でどったんばったん大騒ぎ」という設定がとにかく大好きなので(だからシビュラがほとんど関係ない劇場第1作はあまり好きじゃなかったので)、是非とも今回の敵サイドには大胆に日本の中枢に切り込んでもらいたい。そして、もしシビュラの絶対性が揺らいでしまった時、霜月美佳がどんな顔をするのかを見せてもらいたい。世界は、彼女のために回っているのだから。まー、残念ながら彼女本人はそんなこと言われても一切嬉しくないだろうけども……。
|
ブログ内検索
リンク
最新記事
(02/23)
(02/21)
(02/19)
(02/18)
(02/18)
(02/17)
(02/17)
(02/17)
(02/16)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|