最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
交番に大量のドル札はそれだけで事案なのでは? 第5話。とりあえずの大団円。およそ「そうなるやろな」っていう展開なのでそこまで驚きも無いはずだが、ちゃんとドキドキしながら観られたし、これはこれで良しである。 まさに「これしか落としようがない」という展開になっていたので、(先週までは不安でしかなかったので予想してたなんて口が裂けても言えないが)妥当な決着。固唾を飲んで見守っていたが、ローランたちが撃たれたところでこのエンディング以外の選択肢がなくなり、一気に解像度が上がったのでホッとしたような、拍子抜けなような。まー、こういう作品ってのは「騙し」をどこまで持続するかっていうのはどこかで諦めなきゃいけないことなのでね。シリーズアニメの場合は「まだ5話目だしなぁ」っていうメタ情報がどうしても働いてしまうのもある(流石にここでローランたちが死ぬわけがないことは誰にでもわかる)。そのあたりは痛し痒しだが、「詐欺師もの」のドラマとしては欲しいものはちゃんと提供してくれたんじゃなかろうか。 こうして5話に渡って1つの事件を観ていると不思議といろんなところに愛着が湧くもんで、「サラザールさんはギリギリ許されるレベルでなんとかなってよかったなぁ」と思うし、「流石にカッサーノさんが救われなさすぎてちょっとかわいそう」とかも思っちゃう。いや、彼のこれまでの悪行を考えれば当然の報いではあるのだろうが……視聴者目線だと、単なる「クソ映画好きのおっさん」なんだよな。声が斧アツシだからなんか憎めないしな。あの歳でおそらく2度とムショから出てこられないっていう人生はキツかろうなぁ……吐き出した1億ドル以外に隠し財産とかあればなぁ……。 まぁ、そんなところまでちょっと見入っちゃうくらいには良いお話でした。しかし、ローランの一味はここまで大規模な犯罪組織なのだとすると、こっから先はなんでもありやね。今回の事件だって相当な規模だったわけだが、ここから残りの話数でどんなお話が展開することになるのだろう。金銭的な部分だけで見れば、1億ドルってもう行き着くところまでいっちゃってるから、これ以上の金額出されてもピンとこねぇしなぁ……。あとはエダマメの成長物語だと思って楽しめればいいのかしらね。 今週のまとめ:アビーの水着、貧乳だけどエロい。 PR 祝・クレナイさん生存、第5話。先週時点で絶対死ぬと思ってたので、彼女からしたら世界の在りようはショックではあろうが、とりあえず生き延びたことを素直にお祝いしたい。その分、ナツメとお友達になれそうだった隊の別な子は何人か死んでるみたいだが……まぁ、そうなれば、そうなるやろ。 今回は割と真っ当な展開、というか、このアニメが始まって以来、ようやく想定内と言えるお話になった気がする。カブラギさんがどこまで無茶するかは定かでなかったわけだが、結果的には、一番分かりやすく「次に繋がる」処理になった。まぁ、まさかカブラギさんだからってあの化け物ガドルを殺せるとは思ってなかったが……。普通、敗北確定のイベント戦闘なら、ボスモンスターは無敵に設定しておくよなぁ。今回のミッションは運営側からすればアルファガドルが死んじゃったら終わりなわけで、わざわざ「殺せる」ステータスを与えておく意味がない。まー、運営側もまさかチート兵器抱えた内部人間が突撃してくるなんて思ってなかっただろうし、とんでもないイレギュラーが介入してしまった結果ってことなんだろうけども……。カブラギさんのリミッター解除、そこまで人知を超える効果があるのかよ。そりゃ限界の先も見えるわ。 結局、カブラギさんは最悪の選択をしてしまう。しかし、戦地に乗り込んだ後の彼はほとんど迷っているような様子もなく、乗り込むと決めた時点で、自分がどういう処罰を受けるかはもしかしたら覚悟していたのかもしれない。ナツメの行動次第では、単に彼女だけを確保して逃げ出すことも可能だったのかもしれないが、やっぱり最悪の展開を迎えてしまい、ガドルは殺す以外の選択肢がなくなった。それでも、カブラギさんは躊躇もせずにサクサクとガドルを殺してみせた。もう、この世界とかシナリオとかはどうでもよくて、自分を「救って」くれたバグのために、新たな一歩を踏み出すことを決めたのだろう。かつて自分のせいで失ってしまった仲間への贖罪の意味もあったのかもしれない。その結果が順当な「処罰」だったとしても、別にそのことを悔いるようなこともない。 ただ、1つ気がかりなのは今回のことではっきりとナツメの存在が表沙汰になってしまったということである。これまでも「なんであんなにおおっぴらに人生を謳歌しているバグのナツメが処分されてないんやろ?」というのは疑問だったのだが、今回カブラギさんはミナトに対して「ナツメが理由で動いてるんやで」ということをはっきり見せてしまい、「運営側も想定してなかった大チョンボ」の原因がたった1人のバグであることがこれ以上ない形で示されてしまっている。事実上唯一の擁護者だったカブラギさんが退場してしまっては、ナツメは処分待った無しだと思うのだが、運営側はどのように落とし前をつけるつもりなのだろうか。 ちなみに今回のコンテ担当は「幼女戦記」の監督を務めた上村泰氏。確認したらあの作品も同じNUTの制作なのね。丁々発止の空戦バトルの充実っぷりは、いかにもってん感じでしたわ。
酒乱の顧問のくせにCVが伊藤静じゃないだと? 第5話? おかしい、野クルなら100%伊藤静のはずなのに、そんな酒乱なんて他にいるわけが……あみっけか。ならしょうがない。 再スタートから改めて見直して、ぼちぼちエンジンがかかってきた作品。いや、エンジンをふかしたところでずっと徐行運転みたいなお話なので何がすげぇとかいうことは一切無いのだが、今期はこうした「日常モノ」テイストの作品はこれだけなので、ホッと一息つける感じはやはり安心するのである。メインの4人もぼちぼちキャラが固まって可愛く見えてもくるしね。個人的には大野先輩にはもっと色々はっちゃけてほしいと思っているのだが、この人は本当に裏表のないまっすぐなメガネなのだろうか……。 というわけで、そんな4人で完結していたていぼう部に、新たな核弾頭として投入されたのが顧問である。保険医って高校内でどういう扱いになるんだっけ? 養護教諭も部活の顧問とか受け持てるのか、とか色々疑問が出てきたのだが、まぁ、その辺はさしたる問題ではない。最大の焦点は、夕方からビールをかっくらってくだを巻くような人物だったという部分である。高校生がメインの作品でここまで堂々と飲酒を繰り返すキャラもなかなかいないよな。しかも単なる「酒乱」ではなく、なぜか「ビールバカ」という種類を特定されたバカになっており、実際にテーブルに並んでいるのは「酒類」ではなくて全てビール。しかも単なる缶ビールだけじゃなくて地ビールと思しきボトルも各種取り揃えてあるという……高校生の前でここまでガチで自分の趣味を貫ける人物ってのは強いな。最近の若い子はそんな先生を見ても「じゃぁ私も一杯」とかいう発想にならないっぽいのは大変健全である。 ちなみに個人的なツボポイントは、顧問(小清水亜美)が大野先輩(明坂聡美)に「大野ちゃん、嫁に来てくれ」と言っていたシーンである。うむ、これで2人とも一気に片がつく。素晴らしいアイディアなのではなかろうか。
サーフェさんって体重どれくらいなんやろ、第4話。体長がざっと人間の2倍くらいと考えて、さらにあの尻尾ワークの有能っぷりを見るに、おそらくかなりの筋肉量だと考えられるわけで、どう少なく見積もっても余裕で3桁はありそう。倒れてしまったサーフェさんを誰が運んだのかは謎だが……まぁ、馬がおったからな、馬なら荷物運ぶのはお手のもんやな(ひどい)。 まだ4話だってのに最終回みたいな構造のエピソード。何しろこれまで治療してきた面々は全員登場して、「ここは俺に任せて先に行け!」を展開しているのである。まぁ、4話目だから当然それでも3人だけだが……いや、でもあそこでティサリアさんが出てくるのはさすがにビビるわ。「診療所にいなかったから駆けつけた」っつってたけど、隠密行動でわざわざ運河を移動してた一同にあの早さで追いつけるのは尋常じゃねぇぞ。まぁ、馬やからな。馬なら走るのはお手のもんやな(ひどい)。そんなティサリアさんは持ち前の馬上槍ならぬ馬用槍を巧みに使いこなし、長物武器は刀なんかに負けねぇよの法則をきっちり体現。その際に敵対勢力との問答があり、どうやらこの世界はまだまだ戦禍のおさまらぬきな臭い情勢であることも確認できる。こんな中で武家の出であるティサリアさんがまっすぐな娘に育っているのは良いことだ。ちなみに彼女とお付きの子が登場すると、スタッフロールが「ブリドカットセーラ」→「ファイルーズ」という急激なカタカナ並びになるのでちょっと笑う。 そして毎週登場してるマーメイドのルララちゃん。先週「変な声の人魚を毎週出せ」と要望したが、まさか叶えられるとは思わなかった。今週も変な声だったし、謎のウォータースプラッシュという新たな特技でどさくさに紛れて戦力にまでカウントされた。この街、普通の傭兵とか普通の暗殺者じゃ通用せんやつが多すぎるな。そもそもゾンビ相手に切った張ったやらなきゃいけない時点で人間側が不利すぎるしな。 さておき、そうしていろんなフレンズとどったんばったん大騒ぎした結果の今回の事件は、ハーピーと卵という、どこぞの異世界では超マニア向けの性風俗として紹介されたジャンルである。おあつらえ向きにラミアも一緒に登場してるし、当然のように産卵ショーも展開されるので、やってることはあっちと同じと言えなくもない。ただまぁ、こっちは厳然たる医療行為だし、他人の卵管いじってるお医者さん(主人公)を見てメインヒロインが惚れ直すという、なかなかに倒錯した恋愛感情も良い感じ。サーフェさん、今週だけで「超変顔」、「チート級の戦闘力」というヒドイン要素を確実にコンプしていってるんだけど、彼女の場合はほんとのほんとに純愛なのでなぁ。まぁ、多少Sっ気が強すぎるのでいざとなったらショタじみた先生を文字通りに食べちゃいそうになるのが元祖ヒドインとは違うところだけど。こんな状況でも冷静な先生はやっぱり偉いな。 今回のお話でおそらくサーフェとグレンの関係性については説明終わりってことで、しばらくはなあなあのままでいくことになるのだろう。次回はまたケウンタウルスに戻ってくるみたいだし、ひとまず今回のお話で「絆に揺らぎようがないね」という保証を与えておいて、しばらく放置ってことになりそう。彼らの関係性の是非は他のモン娘たちがどれだけ先生の子種を強奪したいかにかかっているわけだが、この世界なら多分問題なさそうね。 今回の結論:尻尾が最強。 だんだん僕らのアイドルまいらちゃんが花柳香子さんと区別がつかなくなってきたな、第14話。いや、まいらちゃんはちゃんと自分から動ける子だと思いますよ。今回たまたまサボり気味だっただけで。そう信じたい。 久しぶりにマシンガンなテンポが戻ってきた感がある。この人を人とも思わないペース配分ってかなり意図的に展開しないと実現しない無茶な芸風なんだけど、毎回コンテ切ってる人が同じってわけでもないし、詰め込み方の無茶は脚本の時点で出ているだろうし、やっぱり監督の強大な呪いがスタッフ全体にまで及んでいるということなのだろうか。いや、こんなもんをスタッフ全員で共有できる時点ですげぇんだけど。目安としては、「バンクシーンに入ったときに突然テンポが落ちたことが分かるのですげぇほっとして気が休まる」というのが地獄テンポ回の特徴ですね。まぁ、今回はそんなん見なくても、どのシーン取ってもトチ狂ってましたけど。合唱部の長谷川先輩のトークパートが特に無理やりで、ピアノの前でときわちゃんに事情を説明してるシーンと、ラストシーンでネタバラシするところがどっちもキャストのこと考えてない尺で、心底役者泣かせな作品である。まぁ、この現場さえ乗り越えられたら、他のどんな現場でも尺に悩むことはなくなるだろうから……。 何がすげぇって、こんだけ早回しで展開してるのに、世界観としては早回しは一切認識されてないってところ。この世界では、このテンポの会話劇がごく普通の光景として常に展開されているのである。まぁ、毎日こんな壮絶な処理を迫られたら、そりゃゆめちゃんじゃなくても慣れるわな。マイペースなゆめ、さらにマイペースなまいら、さらにさらにマイペースなことこ先輩はこの流れでも問題ないとは思うが、現時点で「とにかく才媛で真面目」というキャラ設定のときわちゃんは、この狂った世界でどんな爪痕を残すことになるのだろうか。世界が狂ってるせいで、頭いいキャラ設定なのにおかしい人にしか見えないのは問題があるよな……。 今週は一応「歌バトル」という新ギミック(?)が導入されていたが、これって別に毎回ゆめちゃんが歌うよ、っていうマクロス世界線になったわけじゃなくて、単に合唱部の話だから歌っただけよね。ゆに様の歌はもっと聞いてたかったツギ。おもむろに主人公チームがオープニングテーマを歌い出して相手をなぎ倒していくという理不尽、どこか「ファンタジスタドール」に通じるものがあるな。なんだろ、狂気を孕んだアニメと歌は相性が良いのか……。 今週のツボ:こんだけハイテンポで進んでいくギチギチアニメなのに、突如スクリーンセーバーみたいなのが登場してやたらのんびりと4拍子のリズムを刻むシーン。無駄に長い。よく分からん尺の取り方。ほんと、そういうとこだぞ。
卜部……卜部よぅ……第11話……。個人的には、風林には負けて欲しかった。どう考えても、卜部・アンディのバッテリーの方が将来性がある気がするので。ここでの敗戦が卜部の野球人生の豊かな糧となれば良いのだが……。 なんだかんだで風林野球部のいろんな要素が詰まっていたラストイニング。前回の予告時点で「3番から始まってどうやってこの打線でラストの大吾まで回るんだよ!?」と思っていたのだが、沢さんは特になんの伏線もなしに余裕のヒット。この人、スペックがよく分からんのだが一番地味にコワレキャラなんじゃなかろうか? そしてアニータは手首の怪我にも負けず、根性で外野まで持っていくフルスイング。やはりフィジカルナンバーワンはこの人らしい。恵体は羨ましいですな(いろんな意味で)。すでに役目を終えていた睦子は当然のように三振。もともと打撃成績はそこまで悪いわけでもないだろうが、ここで打たれたら卜部に立つ瀬がないのでしょうがあるまい。そして大注目のデブ。安定のデブ、やっぱり何もしてないぞデブ。まぁ、そういうキャラクターを置いとく方が今後の成長物語にいろんな含みが持たせられるのでね……こいつも恵体っちゃぁ恵体なのだが……。かわいそうな仁科くんが「俺より打順が上なのが納得いかねぇ」って言ってたけど、ほんまにそうだと思う。大吾の采配でよく分からん部分っていったらこの打順くらいだよな。デブも当たれば一発が大きいという期待なのかもしらんが……打率0割台の外国人選手置いとく感じなのかなぁ。 前回それなりに株を上げた仁科は、これまでの経験を活かして打撃でもいい仕事をする。おそらくピッチャー心理は理解できるはずで、さらにメンタリティは割と卜部に近い部分もある男。初球に狙い球が来ることはある程度ヤマ張ってのスイングだったのだろう。しかし残念ながら「持ってない」仁科にはそこで卜部にプレッシャーをかけるのが精一杯。逆転の決定打には繋がらない。絶望の中で迎えた丹羽さんの打席は完全にお通夜ムードだったが、なんとまぁ、ここで卜部が勝手に崩れてしまった。まぁ、球数も増えていただろうし、アニータのエラーと合わせて考えればトントンってところだが……これをきっかけに丹羽さんが打撃でもそれなりの活躍が見せられるようになったりすると面白いかも。というか、やっぱり下位打線に使えない前提の連中並べてるよりは可能性が見えた方がいいよ。 そして迎えちゃう大吾の打席。卜部とアンディが雁首そろえているホームに向かうシーンが色々と感慨深いし、その後、卜部との回想、アンディとの回想で小学校時代に世話になったあれこれが嫌でも脳裏をよぎる。うーむ、思い返すに、やっぱりいいキャラだったよなぁ。アンディにはもっと上を目指して欲しいなぁ……。 ゲームとは非常なもので、必ず勝敗は決する(そして顧問の休日も潰れる)。さて、大吾はすでに決勝までを視野に入れてるらしいのだが、今度の問題は……沢さん?
固法先輩が放置されたのかと思って一瞬焦った、第17話。一応救助されてる描写はちょっと入ってたけど、完全に蚊帳の外だったもんだからもしかしたら犬以下の扱い受けてたんじゃねぇかとひやっとしたのよね。 御坂さん登場シーンがゼロという、本作では稀によくある展開。「とある」シリーズを通算したら下手したらカエル医者の方が登場シーン多いんじゃねぇかと思うときすらあるな。まぁ、今回はそれくらいにがっつり黒子回になっているということである。普段と違って美山というショタ要素が追加されたおかげで完全に「先輩」として振る舞うことが可能になっており、普段から言われている「ジャッジメントの仕事してるときだけは真面目で格好いいんだけどね」という黒子の凛々しい一面を切り取ったお話。まぁ、「おねーさま」だって中学生なんだし、ちょっとくらいの年齢の差なんてものはあまり問題にならない世界ではあるのだが、こうして完璧に仕事をこなしてる黒子を見てると、この世界での年齢の認識は不安になってくるな。固法先輩だって一部分だけ高校生とは思えないところがあるしな。 そういえば全然関係ない話だが、今週はたまたま固法先輩のルームメイトの人(柳迫さんというらしい)が登場し、同じタイミングで「リゼロ」のスバルのかーちゃんが登場したことで、最近ではちょっと珍しい、柚ねぇキャラ2連発という謎のコラボが発生していた。長期シリーズになっている作品はこういうところで安定した仕事が聞けるのでありがたいわね。柚ねぇも高校生やるのなんて久々だったかもしれんしな。そして中の人的な話でつなぐなら、こうしてシリアス展開で聞いてると、やっぱり黒子の声ってのは唯一無二だなぁ、と再確認するのである。最初のうちは「ババア声」と言われ続けていた黒子。そりゃま、現在だってババアには違いないのだろうが、こうしてキャスト全体が年齢を重ねてもみんなしてブレないキャラクターがあるのを見ると、やっぱり声優のお仕事を見るのは楽しいなぁ、と思うのである。 中の人の話ばっかりになっちゃったけど、まぁ、今作の場合は大体の中身は知った上で観てるのでしょうがないね。なお、次回はバストアッパーのお話であるが、今作は黒子・御坂のまな板コンビが中の人と全然一致しないというのも有名な話だったりする(最後まで中の人の話だけだな)。
まだまだ絡まる、湧き出る陣営、第4話。どこが本当か、どこが嘘なのか。分からない状態で観てると本当にやきもきさせられるな。展開から考えてぼちぼち次回あたりで決着だとは思うのだが、最後に笑うのは一体誰なのだろう。 ローランサイド、カッサーノサイド、そして警察サイドの三つ巴の争いかと思われていたところだが、ここにきてさらに、サラザールという不確定要素までが介入してきた。ここでぽろっと「全部が全部カッサーノの思い通りになってるわけじゃない部下」がたまたま直属の護衛にあてがわれているのは正直都合が良すぎる気もするのだが、ここで親子の浪花節が介入する余地がないと、エダマメが活躍する余地がなくなってしまうのでしょうがないところだろう。自分の過去をサラザールの家庭に重ね合わせてしまったエダマメは、自分の身代わりとして、何としても息子のトムには幸せになってほしいと思ってしまった。ここでの人情が最終的に諸々の詐欺師連中の思惑をひっくり返す不確定要素として活きてくるものにならなければ、物語としては成立しないだろう。 サラザールさんは割と常識的な人物なのは間違いなく、現時点では「詐欺から守る仕事ではない」というよく分からない理由で見逃してくれているが、もちろんそこで自分に害が及ぶようならエダマメごときは切って捨てるに違いないし、あまり積極的にエダマメに肩入れする理由もない。一応息子との繋がりで多少の親近感は持ったかもしれないが、息子の件が一番大事となれば、まず守るべきはカッサーノとの信頼関係。そのためなら非情に徹することも厭わないはずである。そう考えるとエダマメはかなりギリギリのラインで踏みとどまっている状態で、さらにローランとアビーがどこまでサポートしてくれるものか、一切の保証がない。ここに一本の蜘蛛の糸として垂れてきた警察サイドからの提案を飲むのも、ごく自然な成り行きと言えるのではなかろうか。 ただ、やっぱり先週時点で思った通り、どう考えてもあのやり手のねーちゃんが裏でローランと繋がってない限りは詰みっぽくはあるのよね。ローランがこの状況で全然焦ってないのも、まだ奥の手を残しているからというのが一番の理由な気がするし。もしそこにさらなる欺瞞が隠されているなら、ローランたちはロス市警すら騙くらかしていることになるわけだが……どんだけ大規模な作戦なんだよ、って気はするんだよな。うーむ。 まぁ、こうして「何もかも信用できねぇや!」ってんでドキドキしながら見守るのが楽しいところ。全方位に警戒しちゃってるので多分とんでもないサプライズなんてのは来ないとは思うのだが、それなりに納得できるゴールがあることを期待しよう。
クレナイさんとパイプが同時にしゃべってると訳のわからないことになるよね(ならない)、第4話。最悪、2人の声が同じことが伏線になったりしねぇかな、って期待してるが、もし実現したらかなり絶望的なことになりそうなのでやっぱりいいです。 設定もすっかり馴染んだので、あとはこの世界の中でどんな話を回していくかっていう部分にじっくり注力できるようになった。そしていきなりのクライマックス感。基本的に出し惜しみは考えない作品なのよね。今作をみていて面白いな、と思ったのは、よくよく考えりゃ、この世界の設定って「SAO」とかのバーチャルゲーム設定と全く同じなのよね。その上で、何が違ってこんな味わいになっているのかを考えてみると色々と気づきがある。 そもそも、「SAO」にしろ「ログホライズン」にしろ、ゲーム設定の作品が抱えている課題に「いうてもゲームだしなぁ」という切迫感の欠如が挙げられ、これを解消するために「ゲームで死んだら現実でも死ぬで」という設定を加えると、「じゃぁゲームである必要がないのでは……」というさらなる煩悶に巻き込まれる。SAOはさらにこれが一歩進んで、いつのまにやらキリトさんたちがゲームキャラたちと共同生活を始めるようになり、次第に現実レベルがゲーム内に引き落とされていく。最初のうちは「別にAIが死んでもなぁ」みたいな引っかかりはあったものの、前クールあたりからそのような印象もだいぶ薄まり、「ゲーム世界でも生きてるものは生きてるって言えるんだな」という認識を生みつつ、最終的には「あんまりゲームの外とか中とかいう話は本質的ではなかったかもね」という気づきに至る。まぁ、それら積み重ねを全てかなぐり捨てた「防振り」みたいな潔い作品もあるが、とにかくこの手の設定ってのは色々と課題と興味対象が多いということだ。 そして、今作の場合は視点レベルが最初から「ゲーム内キャラ」に落とし込まれた状態でのゲーム作品だったと言える。これがもし、一話目からずっとギアたちの視点が中心だった場合、タンカーはあくまで「ゲーム内の一要素」でしかなく、初期のSAOと同じような問題を孕んだ可能性があった。しかし、最初からタンカー目線で話が進み、その後に2話目で一気に「天上」に話を引き上げるというデザインになっていたため、「ゲーム内」と言えるデカダンス内での命の価値についても、色々と真に迫って考えることができるようになっている。また、単なるゲームデータという処理ではなく、あくまでもタンカーたちは「普通の人間」として間違いなく生きている存在であり、視聴者と同じ次元での「生命観」で言えばむしろタンカーレベルの方が「リアル」であるというのも設定の妙だろう。サイボーグ次元の「上の」レベルについてはかなり大胆にシステマティックな処理がなされ、むしろそちらの方が無味乾燥なAIの風味を醸し出しており、「ゲーム外にはゲーム的生命体、ゲーム内には生身の人間」という倒錯した状態を生み出しているのが、今作最大の妙味と言える。 この設定のおかげで、割り切れるような、処理しきれないような、なんとも言えないもやっとした感情が醸成されるのがまだまだ気になる要素になっており、例えば「実際は攻略不可能の全滅イベントなのさ。基本的に参加プレイヤーみんな死ぬわ」とか言われると、現実レベルなら「ひでぇイベントや、そんなんあるか?」程度で片付く話なのに、この世界でそういう展開にされると、なんとも心が痛むものになる。今回、ナツメ以外だと初めてと言っていい「血の通ったタンカー」としてのクレナイさんが掘り下げられ、おそらく彼女はこのイベントで死んでしまうのだろうことを考えるだけで、なんとも心が痛む。また、それを見たカブラギは当然ショックを受けつつも、仲間内の会話では「まぁ、ゲームのことだし、そうアツくなってもしょうがないよね」みたいに取り繕っているのがなんだか薄情にも見えてしまって心が痛む。彼は彼なりに、ナツメの命だけは守ろうと苦しい内情を必死に片付けながら頑張っているのだが、どこまで言っても「神の視点」を持つ彼らの気持ちがナツメに届くはずもないというすれ違い方がまた辛い。サイボーグ連中からすれば、ゲーム内の一要素(しかもバグ)でしかないナツメに感情移入してしまっている時点でカブラギさんの方が異端なのだ。そう考えると、改めて我々は「ゲーム内の生命に感情移入して物語を楽しめるのか?」という命題を、根本から問い直されているかのようではないか。 色々と悩む部分はありつつも、間違いなく作戦は進行していく。外から見れば単なるクソイベ、中から見れば人類の存亡をかけた総力戦。カブラギさんがここでどう動くかで、今後の展開も大きく変わってくるはず。常に来週が気になるアニメであるなぁ。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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