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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
日本怖すぎだろ、第15話。普通に国内で人身売買の取引オークションが行われていたとは……ヤクザさんの商売も随分大胆である。 さて後半戦。1週間の休憩を置いての仕切り直しは、いつも通りにエダマメのやめるやめる詐欺から始まった。いや、本人はいつだって本気のはずなのだけども……シンガポールの時にこのくだりで懲りてなかったんだ、っていう。いや、その時にも疑問は呈したのだけど、何故ローランがこれほどまでエダマメに固執するのかはいまだによくわかってないんだけどね。特別技能的に優れた部分も無いし、彼の「優しさ」みたいなものが意味を持った展開ってそこまで多くない。一応最初のロスの時のサラザールの扱いなんかはエダマメの功績だったのかもしれないけど、シンガポールにしてもロンドンにしても、別にいなくても問題はなかった気がする。まぁ、今回はサブタイトルからして日本が舞台のお話になりそうなので、ようやくエダマメの地の利が活かせる舞台になったのかもしれない。地元特派員として使い倒すつもりでローランが引っ掛けていたのなら、かなりビジネスライクで悪い計らいである。まぁ、あんなシンプルな心理誘導に乗せられて就職しちゃうエダマメ側にも問題があるが……人間の人生、そんなに簡単にコントロール出来るもんかね? そして今回一番驚いたのは、まさかのクラーク再登場であった。そういう風に過去のエピソードとの繋がりを持たせるっていうシナリオ展開は予想していなかったので、お話またぎで活躍するキャラが登場したのは嬉しいサプライズ。シンガポールの時にも言ってたけど、純粋に善人でしかないクラークが兄のとばっちりで人生をめちゃくちゃにされるのは流石にかわいそうだったので、苦しいながらも彼がちゃんと生きており、変わらず飛行機にも乗れていることがわかったのはちょっと嬉しいのである。さて、日本でのヤクザさんのシノギに、シンガポールの飛行機乗りがどう関係してくるものやら……。
PR ヤベーやつがヤベー役でホッとしてる、第4話。本人曰く「中の人まんまだったけどディレクション通りだから問題ない」とのこと。そんなキャラだったのかよ……。 前回まででスールを形成するまでのお話だが、今度はチームを結成するお話。なんで1チーム9人という枠があるのかはよく分かんないけど、多分校則を読むと「ラブライブと同じ人数で取り回しが良さそうだから」とか書いてあるのだろう。実際に視聴者サイドから見ると9人ってぇのはいささか人数が多くて、まだまだ4話目では把握しきれてないキャラクターもたくさん存在している。今のところシナリオに絡んできたのってメインの2人とサポート2人、それに工廠課ののじゃロリの5人がせいぜいだからなぁ。残りの4人をどこから引っ張ってくるのか、というお話になってくるわけだ。そこでヤベーやつが最終的に加わることに……なるのだろうな。 で、今回はそれとは別に海外渡航組をスカウトするお話なわけだが、そこにいくまでのパートがかなりコメディ色強めで思いっきりキャラを崩す作劇になっているのに対し、後半の外国人2人パートはちゃんと見せるところを見せられるようにキュッと締めていて対比が気持ちいい。狙撃シーンまで持ち込む流れはちょっと突飛だった気もするのだが、まくし立てるように一気に10発の狙撃を行い、ラストの「狙撃返し」で見せる踊るような剣舞(銃舞?)もキマっている。最後に気づいたけど、帰ってきた弾を切り裂いて防いだから、ラストシーンで梨璃たちの背後で山から煙が上がってんのね。リリィの破壊力ってのは間違いなく常人では太刀打ちできないレベルなのだろう。 ちなみに個人的な興味で言えば、今回仲間に加わった王(この呼び方でいいんだろうか?)というキャラの中の人は遠野ひかる、そして梨璃の中の人は赤尾ひかる。謎のコンビが形成される。そしてショウバイロッカーとしてみればこれでヒメコのレギオンにほわんが合流した形(ラメカもいるよ)。少しずつ何かが揃ってきた。いや、何かは分からんが。とのつむも形成されそう。この辺りのキャストの使い回しというか、顔出しで飛び道具みたいな使い方が出来る若手声優って、ごまんといるとは思うのだけど使われる人材はやはりその中でも一握りよね。 次回あたりでレギオン完成までいくのだろうか。ヤベーやつがどういう手管で丸め込まれて加入するのかが気になるところだが、やつが最後まで粘って「うちも入れて9人や」だと腰砕けではあるな……。
今回の日程。 20時開始→ 22時過ぎまで諸々の企画。その後のたほいや4題。まぁ、我々脳活ができれば文句はないですからね。ちなみに本日の企画は「いらすとやゴジラ王」×2、「グラフクイズ」「google翻訳書籍クイズ」「闇クイズ」。
まーた人外で星をどうにかしようとする……第3話。あ、ごめんなさい。始祖様の中の人の話です。どうしてもね、そこはね、触れておかないといけないのでね……。ちょっと油断すると世界とか他人の人生とかめちゃくちゃにしがちなので気をつけましょう。ちなみに、個人的には精霊の国の方の女王との組み合わせも無視できないポイントなんですよ。霧香とクロエ、サンシャインとムーンライト。どうにも致命的な関係性の多い2人が支配しているのが、この作品の精霊王国なのです。 というわけで、中の人の話だけすれば満足なんですが……なんか予想しない方向に動いてきた。いや、これもある意味自然な流れなのかな? ロミジュリ的ドラマなのだから「惹かれ合う二人」と「引き裂く運命」の2つが必須であり、「惹かれ合う二人」の方は、「お前らさすがにどやねん」と思うくらいにあっさりと急接近。中立都市だって決して小さい街でもなかろうに、一切予定を合わせずに何となく行ったらすぐに会えるって、そりゃ確かに運命だろうよ。これで「お休みの日に自然と落ち合うようになってた」とかなら理解はできるんだが、主人公のイスカは訓練を休んで行ってるってことは普通に仕事の日だからね? かたやお姫様だから勤務日とかはないかもしれんけど……そこはもう「運命」と割り切ってさっさと関係性を構築してしまえってことなのだろう。 そうしてお互いの目的の確認が行われ、互いの後見人の見ている前でトントン拍子で話を進めていくお似合いカップル。「平和を望む」というのは当たり前の若者像だが、イスカサイドの「ちっちゃい女の子が不当に逮捕されてたから逃しただけだお」というのはちょっと短絡的なエピソードな気もする。戦時下での敵国の人間、年齢やら何やらはあんまり関係なしに危険なものは危険だ。開放するにしたって、戦争法に則って正しいルールで行うべき……って、多分この世界にそんな法律も国際条約も無いからなぁ。まぁ、脱獄させた云々のお話って、結局この手のラノベ的設定として主人公が一度はみ出し者になる必要はあるから設定されてるんだろうね。そうして一度ドロップアウトさせておいて、「平和のためには権力もいるんだよなぁ」という欲求が出てきたところに「敵国の姫を捕まえてきたら口聞いてやるぜ」という餌をぶら下げる。これで「引き裂く運命」の方は準備が進む。さらに姫様サイドについても、話し合いに持ち込もうと思ったところにいきなりの切り札「始祖様」が投入され、文字通りに問答無用で和平など無理なことを叩きつけてくる。まぁ、ここまでされたら、どれだけ脳内お花畑の若者でも「流石に無理すぎるかー」ということは再認識したはず。いや、多分すでに嫌という程分かってたんだろうけど。こうして無理ゲーとも思えるタスクを積み上げられて、二人はハッピーエンドに向かうことができるのだろうか。 まだ未完の作品らしいのでアニメでは完結のしようもないだろうが、作品としてまじでロミジュリにするのか、ちゃんとめでたしめでたしを用意するつもりなのかは気になるところよね。まー、ラノベって作者が力尽きて完結しないことも多いって聞くしなー(過去に珍しく原作を購入して一気読みしたラノベを思い出しながら)。 ヨーロッパの軍部には玄田哲章がいがち、第3話。これで大塚芳忠もいるなら存在Xが暗躍していることを危惧しなきゃいけなかったのだが、流石にそこまでじゃなかった。 さて、本格的に再始動した501であるが、坂本少佐の退場に合わせて、劇場版キャラだった服部静夏がレギュラーに昇格。正直劇場版の内容はそこまではっきり覚えてるわけじゃないんだけど、だいたい芳佳ちゃんのことを見て「なんやねんこのほわほわ軍人は」って思ってたけど、最終的に根性で覚醒する先輩の強さを見せつけられてコロッと転げちゃう展開だったことはなんとなく覚えている。これで501に所属している「芳佳ちゃんファンクラブ」の人間は、名誉会長の坂本さんを除くなら、現役会長にして不動の正妻ポジションのリーネちゃん、暗躍するシスコンファイター・バルクホルンおねーちゃん、ツンデレの鑑・坂本少佐のおまけ要素としてみてたペリ犬さん、そして新入りの静夏ちゃんということになる。ことに静夏の場合は露骨なすきすきオーラが顕著なのだが、いかんせん正妻の御前である。なかなか強く出られないというのでこのままいったら三角関係からの昼ドラ展開待った無しだったのだが、少なくとも今回に関しては、ボーナスステージで特権的スキンシップを図れたことでかろうじてSAN値を正常に保つことが出来た。ただ、今後もリーネちゃんが自重する予定はないため、日増しに静夏が闇落ちするリスクは高まっていくかもしれない。同室であるという最大のアドバンテージを活かせるかどうかだが、その部屋を作ってるのもリーネちゃんだしな……下手したら部屋じゅうに盗聴器仕掛けたり、最新鋭のGPSつけて追跡してる可能性すらある。 まぁ、そんなこんなで芳佳ちゃん争奪戦は激化していくわけだが、そんな芳佳ちゃんだって無敵のヴァルキリーではなかったようだ。2期以降はすっかりウィッチとして覚醒していたので気にしてなかったが、そういやいっぺん魔力の出力でトラブっていたのだったね。すっかり忘れていたが、どうやら3期はこの「芳佳ちゃんの魔力トラブル」というのが物語の中心に置かれそうである。このまま坂本少佐を追うようにして引退、なんて最悪なパターンも無くはないが、まぁ、負傷退場ってのはその後のカムバックのための伏線みたいなもんでね。最終回で劇的に返り咲くのか、それとも今回の騒ぎは静夏ちゃんのための単なるボーナスイベントだったのか。あんまり「動きたいのに動けない!」っていう時間が続くのは視聴者的にも勘弁してほしいんだけどね……。 まぁ、そうして主人公がくすぶっている間は、他のキャラたちのエピソードで埋めてもらうしかないだろう。このまま静夏をメインにした展開も多くなりそうで、流石に2期もやってると個々の隊員のエピソードだってすでに天丼気味。そこで静夏という新しい視点からメンバーを見直すことで、また新たな魅力を引き出す流れがあるんじゃなかろうか。次回はいきなりシャーリーメイン。つまりルキ公も大活躍に違いない。一番の飛び道具を真っ先に味わって、静夏は何を思うやら。「こんな飛び道具が先陣切るのかよ」って思ったけど、考えてみりゃ501っておねーちゃんとかジチョウシナイネンさんとか地雷が多いので、どっから入っても大差ないな……。 ちなみに今回のエピソードでの新発見は、「え、この世界に下半身がらみの羞恥心って存在するの?」ということである。頑なに露出しなきゃいけない文化なのに、流石に尻見せは恥ずかしいのか。謎である。
2シーズン続けて女の子が魚をさばくアニメだ、第3話。こっちは放課後こくぼう日誌ですね(うまいこと言うた)。朝からお造り食べ放題とか、なんて贅沢な職場なんだ。 冗談はさておき、しんみりと見せてくれるお話で、動きはなくてもきちんと興味は維持できるようになっている。そしてあっという間にミコちゃんの株がストップ高になってしまっており、実にヒロイン度数が高い。いや、メインヒロインはクラウのはずなのだけど、今作の場合ヒーローがクラウでその周りにヒロインをはべらせるハーレムものみたいな見方をする方が正しい気がするんだよね。今回はがっつりミコちゃんの魅力を提供してくれるお話になっており、1話目で見せた「火の玉ノータリン娘」みたいな印象は全く無くなり、女子力高めで慈愛に満ちたワルキューレの鑑にまで登り詰めている。なんとしても最終回まで生き残って欲しいと願うばかりだが、この作品の雰囲気からして、メインキャラが何人か死んでもおかしくないのがすごく怖いんだよなぁ。散華するときはワルキューレ五箇条を叫びながら散っていくとかになると涙が止まらない。 中盤では調査任務を謳いながら女の子が単に休日デートに洒落込む様子が見られるおかげで「結局脳みそ空っぽの萌えアニメになるのでは?」みたいな不安をよぎらせていたのだが、そこからラストのエピソードに持ち込むことで高低差が激しくなり、よりずっしりとミコちゃんの覚悟が伝わるようになっている。ここで興味深いのは戦乙女たるワルキューレの威名をそれぞれのキャラがどのように捉えているかという部分で、オーディンとの繋がりが密なクラウの場合、どうしたって背負わされた運命の重みばかりを意識しがち。常に最前線に立って戦い続けているのだから「周りの味方がどんどん死んでいった」というのは半ば当然の事実のはずなのだが、それでも「死神」と言われれば、やはりダメージは受けてしまうだろう。 しかし、そんな「死神」という呼び方も、館山基地に来れば随分印象が変わる。何しろ、ミコちゃんがやっている「看取り」の行為も、間違いなく「死神」なのだ。おそらく館山ではこれまでにも何人もの兵士が犠牲になっているはずだが、その犠牲者の死の床には、いつだってミコちゃんがいたはずなのだ。常に死者を看取り、命を吹き消していくようなその振る舞いは、まさに死神である。そしてもちろん、そんな彼女の行為を責める人間は誰一人いないだろう。一番苦しいのはミコちゃん本人だということは明らかであるし、彼女が「死を看取る」ことは、救いでこそあれ、そこに神への冒涜や憎しみは介在しないのだ。女の子に「私のいいところは」と訊かれて「自分よりも長生きしてくれるところ」と答える今回の兵士さん、枕元の写真の存在も含めて、あまりにも劇的である。単なるモブ兵士のドラマではあるが、今作の世界観を見せるのに効果的なストーリーテリングだったのではなかろうか。 マジでゆに様パート見てると、別に悲しくないはずなのに涙が止まらない、第25話。だってさぁ、健気すぎるんだよ……しかも、別に間違ったこと言ってないんだよ……。悪夢通販でわざわざ買ったハウツー本で人付き合いのお勉強。そして彼は本に書いてあったことをきちんと実践していて、そこに何も間違いはないのだ。それなのに、どうしたって杉山先輩との関係性には今後暗雲が立ち込めるであろうことが予測できてしまう……今作がどれだけはちゃめちゃな展開であっても構わないとは思っているが、最終回時点でゆに様が笑顔になっていない場合には、俺はスタッフを絶対に許さない。 さておき、そんなゆに様をめぐる状況も含めて、グルグルと思い切り局面が動いたお話。「そんなあっさり行くんかい!」というツッコミすら許さないのが今作の持つベクトルの大きさ。れい君とみゅーの出会いをお空の国にセッティングするというのはちょっと意外ではあったが、言われてみれば朝陽たちの接点をそこに作るのは何の問題もなかったのだ。たまたま悪夢サイドが動き出した結果ゆめちゃんがパワーアップを迫られ、その解決策として夢を見たらそこで話が進むってのは、ある意味で実に見事な展開の回し方なのかもしれない。まぁ、そんなところも「何となく勢いで」みたいに見せているのはこの作品の矜持なのだろうが。 そして、新必殺技を編み出すときにも徹頭徹尾「どないやねん」を叩きつける貪欲な姿勢。あらゆる必殺技の行程が最初からマニュアルに書かれているとか、プリキュアだったら絶対にあり得ない展開である。今回は特にゆに様の涙ぐましい努力によってとりせつにスポットが当たっており、みゅーのマニュアル、れい君のマニュアルなど、実は最初からメイト側の運命は全てが提示されていたというわけだ。その上でお空の上の女王様は「思ったより悪い方向に進んでいる」と言っているのだから、ゆに様はこれまで失敗ばかりしているように見えていたが、それなりに成果は出せていたってことなんじゃなかろうか。そう思わないとやるせないもの。ゆに様頑張ってる。ゆに様可愛い。ゆに様なでなでしたい。 ちなみに今週の無駄にツボだったポイントはイケメンオーラを放ち続けるぺこですかね。多分あれ、中の人は「適当に繋いでアドリブで」って言われてると思うんだけど、エフェクトがかかるところと声がぴったり一致してたので、多分アフレコ時点でキラキラはついてたんだと思うんだよね(もしかしたら後から撮影スタッフでエフェクト合わせた可能性もあるが)。相変わらず後ろでガヤをやってるぬいぐるみ軍団がウルセェので、本当に退屈する暇が一切ないのである。今回のコンテ、大地丙太郎&今千秋っていうわけのわからない布陣になってるんだよなぁ。もう、日本のアニメのある部分の粋が集まりきってる作品である。 あと、個人的には先生コンビのあれこれも好き。スザンヌ先生の中の人、あれだけの高音で喋り続ける役やってるの見たことないぞ。 ○「禍つヴァールハイト」 6 前クールに比べて一気に本数が増えた今期新番チェックもおよそ一段落。「およそ」ってのは実際はまだ1本残しているためだが、これがあと2週間ほど先ということなので、とりあえずここでまとめておくと、今期新番チェックはこれで39本。1本はすでに視聴を断念したため、これに前クールからの引き継ぎ分8本を加え、トータル47本(+ショートアニメ)が今期視聴分ということになる。全盛期の60本に迫るにはまだまだだが、コロナ下の春・夏クールはどちらも40本前後だったことを考えると、だいぶ回復したと見ていいだろう。でもどうなんだろ、国内もこんな状況で、回復したように見える本数を回すだけの力が業界にあるのかどうか……。そして、それだけの本数を観るだけの体力が私にあるのかどうか。待て続報(待たんでエエ)。 さておきこちらの作品。「君と僕の〜」に続いて、いわゆるナーロッパ的中世世界でなくて車も走っているし近現代の銃火器もある世界観。ラノベ原作かと思ったけど提供がKLabってことでどうやらソシャゲ原作らしい。最近はそれとわからないソシャゲ原作も増えてきてて、今作も「キングスレイド」同様にちゃんと「物語的な」側面が見える作劇からのスタートになっている。その上で、なんと表現したらいいか悩んでしまうようなスタートになっている。無味無臭というか、引きも抵抗も薄いというか……。何だろう、この感じは最近の作品ではあまり味わったことがない第一印象である。 出来事の羅列としてみると、非常に淡々と物語が進んでいくので心惹かれる部分はあまり多くない。世界情勢の説明などもセリフを中心にして積み重ねられるし、その世界で起こっている出来事についても、「まぁ、いつだってゲーム世界は不安定だよね」というくらいのもの。「君と僕の〜」のロミジュリ要素のように、あからさまにこちらを引きつけようという断片的な要素が全く無いのである。ただ、そうして「惹きつけられない」というのは間違いなく事実であり、少し意識をそらすだけでスルッとお話が抜け落ちてしまいそうな不安もありつつも、その裏面として、「嫌な匂いがしない」という解釈もできる。淡々と進む物語の中には、すごく美味しそうなものがあるかは分からないが、少なくともイラっとするような要素がなく、見ていて不安になる要素もない(強いて言うならこの構造自体は不安だが)。おかげで、「結局何が起こってるんだろう?」という部分が気になるのでいつの間にか最後まで観てしまうことになり、ラストの展開で「うわぁ……」とちょっと背筋が伸びることになる。ふむ、こういう作劇の1話目は、なかなか勇気がいるんじゃなかろうか。 制作が「横浜アニメーションラボ」というところで「聞いたことがないスタジオやな」と思っていたら、実は「Lapis Re:LiGHTS」と同じところらしい。なるほど、ラビスリもKLabの作品だったし、ソシャゲ制作から立ち上がったスタジオ構造なのだろうか。ラピスリと同じということは、映像のクオリティはかなり期待できるということになるのかもしれない。まぁ、作品全体を見れば「お前、ラピスリも初期配点高かった割にしりすぼみじゃなかったか?」という不安はあるのだが。まぁ、それはシナリオ部分の問題なのでスタジオの巧拙とは関係ない。さらに今作は監督に久しぶりの細田直人がクレジットされており、何かやらかしてくれそうな期待感はある。1話目で言えば、細かく、決して派手ではないがキュッと締めてみせるアクションシーンの作画などは細田さんらしい気配りのある見どころと言えるだろう。なんだか全体的にわからないことは多いのだが、ちらほらと「期待してみてもいいのでは?」みたいな印象が漂っているのだ。まぁ、多分ラストシーンの「うわぁ」の要素が一番大きかったとは思うのだけど。 ここからどうなるかは全く予想できない作品なので、速やかに流し見コースに突入する可能性も充分にあるのだが、せっかくの触れたことのない作品なのだから、多少注意を払って見守れたらとは思う。
沢さんの尻のアップ〜〜〜、第22話。やはりそこは容赦無く描写する。しかし、中学生女子のケツに軟球を当てるシーンがここまでクローズアップされるアニメもなかなかあるまい。NHKがやるにふさわしい健全なアニメである。 サブタイトルからも分かる通りに圧倒的藤井姉妹のお話。アイキャッチの姉妹の図が尊すぎて何も言えなくなってしまうが、よく考えればわずか1歳しか離れてないんだからそんなにメンタリティに差は無いはずなんだよな。その割に千代姉はやたら大人びてて、千里の方が異様に幼く見えるのは、やはり家族という役割を与えられる時、姉は姉らしく、妹は妹らしくなってしまうということなのだろうか。まぁ、さらに年の差が無い某氷川姉妹も、定義上施されたにすぎない姉と妹という地位のせいで随分性格にも差が出ちゃったしな。やっぱり、長女はしっかりしなきゃっていう意識が強くなるものなのである。ご家族もそんなおねーちゃんの苦労を分かってあげられればいいのだが……どうもな、今の千代姉のコンプレックスはどう考えても藤井の野郎が原因で構成されてるんだよな……多分藤井の性格からして悪意もなければ純粋な愛情からの接し方だったんだろうけど、考えなしのお父さんのせいで姉妹の関係性にヒビが入るなんてのもよく聞く話である。 そうしてちぐはぐになった姉妹の関係性だが、結局気にしているのは姉の方ばかりで、妹はいつでもどこでもおねーちゃんにくっついてればいいと思っていた。しかし、そうしてのらりくらりと生きてきた天才タイプの妹が怒ることが2つだけあった。1つは、野球でやる気を失うこと。某姉妹はこれがギターに置換されたわけだが、せっかく姉を慕って始めたはずのものを、自分が理由で姉が先に諦めてしまうなんてのは許せない話。そして、自分はそれなりに努力して続けてきた野球に帰ってきたと思った姉が、グラウンドで手を抜いていればそれは怒りの対象にもなる。「見損なう」というのは、千里がこれまで発言した中でもかなり強い言葉であろう。そして、千里が見損なったのは「野球で手を抜いたから」だけではない。もう1つ許せないことがあるとするなら、それは信頼する姉のことを、姉自身が一番信じられないというその事実である。やればできる、それを知っている妹は、自分の姉を馬鹿にされるのが一番許せない。たとえ、それが姉自身の諦観だったとしても。そうして妹にケツを叩かれ、千代姉は、なんとか一歩目を踏み出すことに成功するのである。 あとはトントン拍子だ。特に大吾とアニータ、それに仁科の選球眼は素晴らしく、きっちり見たらそれなりにレベルの高い投手が相手でも打破することが可能。気づけば想定以上に追加点を重ね、ぶっちゃけ風林野球部の練習試合としてはこれだけでも充分という成果である。相手チームはそんなピンチに奥の手を繰り出してきたが、正直、風林からすれば今ここでマリオを攻略できなかったとしてもあまり問題はない。あくまで練習試合なのだし、圧倒的格上と思われる相手を実戦で見ることができて、いくらかでも食らいつければ万々歳だろう。まぁ、そこで「少しでも勝てる可能性があるなら……」と思えてしまうのが、10点ハンデのかえってややこしいところではあるのだが。 しかし、こうして強豪が出てくることによって、「風林中、いっそお色気作戦で中学生男子の別な何かを刺激した方が勝ち進みやすいのでは?」という可能性が浮上してくるのである。今んとこ、女の子相手だからってちょっと気が抜ける展開を経てないチームが1個もなかった気がする。沢さん、このままおねーさん的ムーブに磨きをあげて、本来なら同い年くらいの対戦相手を次々手玉に取って欲しい。そういう薄い本が欲しい(オーダー)。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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