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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」 6

 世界を壊す、歌があるッッ! もう、実質シンフォギアじゃん。ちなみにそういうことを言うと冷静な人から「それを言ったらシンフォギアだって実質マクロスだろ」みたいなことを言われるわけですが、フォニックゲインに侵された脳は「……だとしてもッ!」と答えるしかないのです。最短で、まっすぐに、一直線で。

 さておき、放送後から私の周りでもなんかザワザワしてたのでおっかなびっくりだった作品。「ヒプノシスマイク」という名前は当然前から聞いており、例えばカラオケの新譜一覧だとか、ヒットチャートだとか、そういう類のところで「超ブーム」みたいな話も聞いていた。女性向けの「アイドルもの」と言えば一昔前の大看板はうたプリのイメージだったが、今は(もうアイドルでもなんでもないが)この作品が席巻しているということだろうか。当然私はさしたる興味も無いので一切チェックせず、むしろブシロードの陰謀に巻き込まれてアルゴナビスを見ながら「これが流行りなのかな」とかぼんやりしていたわけだが、何とまぁ、まるで違う世界のものがこんな形で醸成されていたとは。

 ぶっちゃけ、いわゆる「ラップ」というものに全く興味がないために二の足を踏んでいた部分はあり、現時点でも「やっぱラップって何がいいのかよくワカンねぇよな」とは思うのだが、本作の場合、そうした「よくわかんない奴」にも届くように、行き届いた配慮がなされている。いや、イカれてんのは間違いないし、「なんやその世界観」とは思うのだが、初めからそうして吹っ切れた世界観を提示しているために、もう細かい設定なんかはどうでもいいんだというのがよくわかる。ヤクザもチンピラもお医者さんも、とりあえず懐にマイクを忍ばせて、いざとなったら全員で抜く。そういう世界なのである。最初の説明で「人の心を操る」みたいなことを言ってて「あ、ヒプノシスってまんまの意味なのかよ」って思ってたのに、いざバトルが始まるとスーパー戦隊ばりの爆発で敵が四散するのもあまりにも馬鹿馬鹿しい。まぁ、あれもオルケストラ的な「イメージ」なのだろうけども。でかいスピーカーが空から降ってくる図とか、ダンガンロンパでしか見たことねぇよ。

 そして、最大の見せ場となるのはやはりバトル中の演出だろう。1話目はいわば4本のMVを叩きつけられたような形であり、その部分に一番気合が入っているのは必然。上で「ラップとかよく分からんし」と書いていたのだけど、ラップがわかりにくい大きな要因として、無駄に早口だから何言ってるかわかんねぇってのがある。一定時間に人間の脳が許容できるワード数なんてのは限界があるわけで、「歌」として認識するならそれを超える意味を込めてもしょうがないだろ、と思っていたわけだが、今回の演出を見るだに、本当に言葉の「意味」を見る文化ではないのだな、ということがよく分かる。いわゆる韻の部分がわかりやすいように文字を並べて、ちゃんと視覚から認識した上で音の重なりを体感できるようになるというのは、ラップの楽しさを勉強するのにはベストな見せ方な気がする。あとはこれがどのくらいバリエーションを持つかの勝負だね。インパクトは絶大だが、毎週これをやるだけなら流石に飽きてはくるだろうし。いや、でも別にシンフォギアで飽きたって事実はないな……。大丈夫かもしれん。

 そうしてよく分からん世界を振りかざしてる人間が結局シンフォギアの監督じゃねぇか、って分かるのが最後のオチ。しょうがないでしょう。これは、愛なのですから(ツッコミ待ち)。

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○「いわかける! -Sport Climbing Girls-」 5

 いろんなことを女の子にやらせてみようシリーズ。まぁ、ボルダリングは割と女性の間でも人気のスポーツのようなので、これは「おっさんの趣味を無理やり」みたいな感じはしないけどね。

 最近は何かと話題にものぼりやすいボルダリングを題材とした漫画原作アニメ。ボルダリング漫画があるっていう時点で割と新鮮だが(なんか別タイトルも見たことあるけど)、それがさっさとアニメになるくらいの作品だっていうのも驚きである。サンデー系のweb漫画かぁ。アニメ化まできたら大成功だよなぁ。一応スポーツものだが、4人の女子高生が集まって楽しげに趣味を満喫している様子は、むしろ「放課後ていぼう日誌」なんかに通じるものもあるな。試合が始まってガチンコの対抗戦になったら「はねバド!」とか「はるかなレシーブ」みたいな感じになるのかもしれん。

 ボルダリングは、私も興味はなくもないんだけど遊ぶタイミングもきっかけも度胸もないので「何となく面白そうだなー」って思ってる止まり。近くにジムがあるんだけど、そもそも10メートル走るだけで息が切れるような人間が参加できるとも思えない。昔遊びでやった時にはマジで開始1分で握力が死に、その後数日間、トイレでケツを拭くのすらしんどかったという苦い思い出がある。まぁ、素人が適当にやるより、ちゃんとトレーナーに指示してもらえば無駄に握力勝負に持ち込む必要もないのだろうけど。いつかどこかで改めてチャレンジしてみたいもんですね。

 そんなわけで、何となくボルダリングに対するイメージはあるのだが、この1話目は「ボルダリングの楽しさ」を描くことを第一目標としているので、初心者がつまづくそもそもの体力要素はすっ飛ばしている。一応主人公は「バレエ経験者だから体は柔らかい」「パズルゲームが超好きなので盤面がパズルに見える」という2点については強さの秘密が説明されているのだが、多分普通の初心者がプレイした場合、この2つの条件があってもあんなにスルスル登れるわけがない。中学時代はゲームばかりやっていたと自白しているし、体力なんて絶対に無いはずなのだ。まぁ、もしかしたら彼女も夜になったらトイレでケツが吹けずに悶絶してるのかもしれんが。そのあたりのハードルを一気に飛び越えすぎたのはなんだかなぁ、という感じ。まぁ、そこをこだわって体力づくりから始めてもアニメとして面白くなかろうから、しょうがないとは思うのだが。

 映像製作はこれまで下請けを主に担当していたスタジオらしく、今作がほぼ初の元請け作品となる様子。映像部分はしっかりしてたし、ちゃんとスポーツとしての体裁も成立していたとは思うので、映像部分については今後の期待はできるだろうか。バレーボールとかサッカーなんかと違ってとんでもない動きが必要なジャンルでもないので、見せ方のセンスがより問われることになりそうね。あとはぁ、おっぱいを柔らかそうに描くとか、そういう部分じゃないでしょうかね。

 

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○「ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」 6

 スクールアイドルくらいになると、人間であってもオルケストラなど簡単に実現できるのである。やっぱり、こうしてみるとアイドルアニメって純粋に魔法空間だよな。

 さて、ついに始まったラブライブ3作目。……ただ、ラブライブはアニメ以外の媒体をフォローしてないのでよくわかってない部分もあるのだが、巷の噂では何やらこれが3作目にクレジットされるかどうかってのは割と解釈の違いがあるらしいとか何とか。こちらの「虹ヶ咲」はソシャゲの方で始動したグループだが、すでにその次(4作目)のタイトルおよびアイドル勢が発表されており、こちらを3期だとするなら、「3期のアニメもまだ片付いてないのに後輩たちがとっとと出てきてしまった」という不思議な状態。それならば今作の方を「アプリ限定の外伝的存在」としてカウントに含まず、次のグループを正史としての3期、こちらはいわば2.5期みたいな扱いにしよう、という動きも見られる。実際に公式がどのようにアナウンスしているのかは謎だが、何も考えずにみる分には、こんだけのクオリティでアニメ化してるんだったら文句なしにこいつらが3代目なんじゃないかとは思うね。

 ただ、これを別枠としたい気持ちも分からないではなくて、μ’sAqoursと続いた流れからはだいぶ雰囲気の異なる作品世界になっているのは間違いない。まずもって通ってる高校が超ビッグスケールで廃校の危機が感じられない時点で諸先輩がたとはスタンスが違う。キャラクターデザインなんかもこれまでとは随分違って、別作品だと言われても納得できる。映像製作はサンライズで変わらずだが、監督を含めて座組みも全く異なるため、アニメ単体で切り取るならば、確かに「違うタイトル」と考えてもいいだろう。まぁ、どうせ骨子となるセールス思想は同じであるはずなので、作品が進んでいけばどの辺りで折り合いをつけるかという融和策は見いだせるんじゃなかろうか。

 最大の特徴として、今回は「9人アイドル」ではなく「9人+1」となっている設定だ。黒髪ツインテの主人公はゲームでは「わたし」であったらしく、アイドルユニットにはカウントされない観客であり、プロデューサーでもある枠。今後彼女がユニットとどのように絡んでいくのかは気になるところだが、これまでのラブライブプロジェクトはどうしてもシナリオがワンパターンになりがちだった部分を、構造そのものから変えていくことができるかもしれない。1話目ではいきなり親友の子との過度な友情プレイを披露しており、流れている空気が早くも怪しげである。考えてみれば、主人公を取り巻く環境ってのもこれまでの作品だと「3・3・3」という学年構造のおかげで「みんなの穂乃果」「みんなの千歌っち」であったが(もしくはコトホノウミやヨウチカリコなど、平等の精神があったが)、今回は初めて「10人」になったことにより、綺麗に2で割れるようになった。つまり、今後はメインの2人の濃厚な絡みを維持しても不平等が生じなくなったわけだ。なるほど、新たな時代のメイクラブライブが見られるかもしれない。

 あとは、限られた時間の中でこの「10人のユニット」という大所帯をどのように処理していくか。先輩方は2クール前提だったのでお当番回をゆっくり分配して見せることが可能だったが、今回はどうなるだろう。これまでの経験からすると、あまり急かさずにアニメは「結成までの物語」と割り切ってもらった方が実入りが大きい気がするが……。でもこの学園、放っておくといくらでもネタが掘り出せそうでなぁ。流しそうめん研究会だけでアニメ作れそう。あと、演劇部の部長が放っておくとスタァライトしそう。

 

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 丹波さん……第20話。一応それなりに世話になってた人なのに、こんなにあっさり退場してしまうとは……これもまた丹波さんらしいかなぁ。

 そして、丹波さんが引退するにあたり、再びメンバー不足に陥ってしまう大吾たち。練習試合のためにも何とか「9人目」を確保する必要があるのだが、新年度でもないタイミングでいきなり新入部員を探すなんて、野球部じゃなくても至難の業。即戦力になるような人間がその辺に転がってるなんて都合のいい話があるはずが……ある。謎が深まる藤井家のDNA、そして、かつて仁科とつるんでいた有象無象のうちの1人。都合のいいやつが2人もいた。

 もちろん、どちらもすんなり行くわけではないのだが、どうやらどちらの候補も鍵を握っているのは、なんと仁科である。片方は仁科経由で接続したのだから当たり前だが、まさかの藤井姉よ……まぁ、確かに仁科はイケメン……なのか? この世界の美醜の基準なんてわからんよ。まぁ、少なくとも「美女軍団」って言われてたから女の子たちは可愛いのだろう。あれで可愛くなきゃ嘘だもんな(誰か1名除く)。そう考えると、まじで大吾はハーレム状態だったわけだな。

 仁科ルートからきたキノコこと千葉は、キャラとしては入部当時の仁科と大体同じ。まー、普通に考えて「女だらけの野球部」に入ったら、そりゃイキりたくなるのもわかるけども。しかし初期の仁科にしろこいつにしろ、何とも底が浅そうなのがな……。ただ、このキノコも単なるお邪魔要員というだけではなく、たまたまボジションがショートだったので「相楽の発奮材料」という意外な副次効果も発生したとか。さすがの相楽も、沢さんとの黄金二遊間を奪われるとなっては本気を出さざるを得ないだろう。キノコ、割とマジで「百合に割って入ろうとする男」じゃん。そりゃギルティだわ。しかも平気で更衣室はいりよるし。どうせならもっといいタイミングでドア開けてくれ。それくらいの視聴者サービスはやってもいいやろ(NHKです)。

 ただ、正直キノコは残るかどうか微妙なんだよな……だって現時点でスタッフロールが別ページなんだもん……来週以降に丹波さんが抜けたらそこに入れる可能性はあるかな? それに対し、先週も触れた通りにがっつりキャストロールの1ページ目に名を連ねるのが藤井姉である。なんやかんやあって野球から離れているとのことで、戻ってくるまでに一悶着あるかと思ったら……漫画的には一番手っ取り早いモチベーション使ってきたな……。175くらいありそうな長身女子が、年下の男の子を食おうとするシチュエーション……なかなか良いですね。しかし、そんな姉を見ても一切普段と様子が変わらない妹の存在が本当に不気味である。やっぱりあいつ、どっかおかしいよ。実の姉に対する態度としてもなんかおかしいよ。どんな姉妹なんだよ。藤井家、謎が多すぎるよ……。

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○「半妖の夜叉姫」 5

 このタイトルだとピンとこないし、素直に「犬夜叉2」って書いといた方がいいと思うんだけど。一応ロゴの演出としては「犬夜叉」と全く同じデザインで「夜叉姫」だけが表記されて、その上に「半妖の」がくっつく形。

 さておき犬夜叉である。確認したら犬夜叉シリーズはアニメで200話近くあり、一時期は読売系列の看板アニメみたいな印象があったが、今となってはどこぞの名探偵の印象が強すぎて過去の作品というイメージしかない。かく言う私は、そもそもサンデー読者じゃなかったというのもあるが、当時は夕方アニメもあんまりみていなかったこともあり、ちゃんとこの作品をフォローはしていない。まぁ、何となく読んでた時期もあるし、そんなに変化のある作風でもないので何となく知ってる程度でも別に問題はなかろうが……。今回、改めて「あれからの犬夜叉」の形で最終回以降と思しき挿話が展開され、ちゃんと新たな時代(令和なのか?)への接続をサポートしてくれている。本編ラストがどうやって終わったのか知らないのでいくつか「へぇ」と思ったこともあるのだが、現時点で知らんことをざっくりまとめておくと「へー、四魂の玉ってなくなったんだー」「弥勒、風穴ないの?」「結局殺生丸との関係性ってどうなったんや?」などなど。あと「犬夜叉がブラックホール作れるようになってるんだが?!」というのもびっくりであるが、まぁ、その程度の疑問があるだけで、1話目の視聴に大したトラブルもなかったのは、マンネリズム漫画の真骨頂といったところだろう。どこからみても、何となくわかるのは親切。こっそり途中から「境界のRINNE」に切り替わっても気づかない可能性がある。どうせならそっちの方が僕は嬉しい。

 いやまぁ、人気作品の続編なのだから、今作が製作されたことが嬉しい層も一定数いることだろう。ありがたいことに製作はきっちりサンライズが引き継いでくれているし、同様にこの土曜夕方枠でおなじみのタツノコに比べてもやはりクオリティが一段上か。このまま、新たな世代の物語を真面目に作り上げてくれるなら、ここから改めて犬夜叉ワールドを追いかけることもできるんじゃなかろうか。まぁ、名作漫画の2世タイトルって、なかなか成功させるのが難しいんだけどね。個人的には、それなりに歳を重ねたであろう珊瑚さんがいまだにブーメラン投げ続けてるのがちょっと笑ってしまった。

 中の人は、主人公と思しきところだけ名前を見ても思い出せず「どっかで見た名前だが……」と悩んでいたのだが、調べたら「この音とまれ!」の来栖さんの中の人だった。なるほどね。あとはみかこし、ころあず。まぁ、男女どちらにでも振ることができる万能タイプのキャスティングか。辻谷さんが欠けてしまったことは残念ではあるが、後任を託されたヤスがきっちり仕事をしてくれるだろう。いや、そもそも前作メンバーはもうしばらくでない気もするけど。

 

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○「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」 5

 種さん、2作品連続で龍の血を引く(ネタバレ)。なかなかまともな人間役が回ってこないが、こうして少年役でも普通にメイン張れるのは強いよねぇ。

 さて、放送前から私の周りのおっさんたちが賑わっていた作品である。かくいう私も幼い頃は楽しく読んでいた作品ではある。当然アバンストラッシュはやった。めっちゃやった。ただ、自宅にコミックがあるとかではなかったので基本的にジャンプでリアルタイムで読んでそれきりの作品で、細かい筋立てとかシーンまでくっきり覚えているような熱心なファンでもない。中盤以降の流れとかはあんまり覚えてないので、案外新鮮な気持ちで楽しめるんじゃなかろうか。実は一番覚えているのが1話目にあたる「デルパ・イルイル」だったりする。当時はまだ「モンスターを使役して戦う」というシステムがドラクエ自体に存在しなかったため、「スライムとかを引き連れて戦える」というドラクエのifストーリー自体がめちゃめちゃ心踊るものだったし、その他にも少年心を引きつける「こんなドラクエがあったらいいな」要素がてんこ盛り。読み切り作品だったのにやたら印象に残ってるということは、おそらく「デルパ・イルイル」は本誌の時点で擦り切れるくらい読んだからだろう。ちなみに読み切り2作目の「ダイ爆発」はそこまで印象がなかったりする。

 まぁ、そんな感じの付き合いの作品なので、さっぱりフォローしてなかった「魔法陣グルグル」や「封神演義」のリバイバルよりは理解がある状態で視聴することが出来そうだが、ここで「封神演義」の名前を出すのはちょっと縁起が悪いな。リバイバル作品がズタボロの状態になっちゃう展開はありがちなわけで、今作も土曜の朝に放送される作品ってことでどこまでスタミナが保つかは気になるところだろう。幸か不幸か、今作は東映アニメーションが制作担当している作品である。ポジティブに考えれば長丁場の作品制作に慣れており、朝アニメのスタジオとしては大看板である。ネガティブに考えると、そんな東映はプリキュアでもなんでも、シーズン途中で省エネ回をぶっこんでくることはお約束なのでヘロヘロになる可能性もある。

 ただ、1話目をみる限りでは今作はどうやらかなり気合を入れて(つまり資金をぶっこんで)回しているプロジェクトであるらしい。原作が古い作品であることはある程度意識してか、つるっとした今風の塗りの中にもちょっとくすんだ風合いを持たせたデザイン面は配慮が感じられるし、開き直って思いっきりCGで描いたモンスターたちも、もともとが「そういうデザイン」のゲームから飛び出してきているわけで、ある意味これ以上ないくらいに「原作通り」である。私はドラクエ文化から離れて久しいが、久しぶりに見たモンスターたちに懐かしさもあるし、ヌルヌルと違和感なく砂浜を移動するマドハンドをみて吹いてしまった。スライムのコロコロプニプニ感なんかも悪くないし、きちんとスクエニの監修が入った中での進行なのだろうということをうかがわせてくれる。出来るならこのままのクオリティを維持してほしいところだが、さて、どれくらいの長さの作品になるのか……。

 個人的にはニセ勇者一行のキャストまでちゃんと行き届いてるところとかはお気に入り。何も知らなかったら「なんでこんなところでwww」ってなるところだけど、ま〜、そりゃね。続くキャストも発表されてるし、今後の展開にも期待したい。個人的には、当時のお気に入りキャラはフレイザードだったんですけど(あんなイカれたデザイン、普通思いつかんやろ)、そこに奈良徹がキャスティングされてるのがドンピシャすぎて笑うんですよ。いい仕事してくれそうだなぁ。あと、ゴメちゃん役がルビィなのも笑った。ついにピギャァだけで一時代作るのか。

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○「100万の命の上に俺は立っている」 5

 てっきりなろう系の文脈なのかと思ってたら、これってマガジンの連載漫画なのね。まぁ、最近はマガジンが積極的になろう文化に寄せているという話も聞いたことがあるので、もしかしたらその草分け的な漫画なのかもしれない。いや、単に異世界ファンタジーっていうだけならはるかに昔からあったけどね。なんとなくデスゲーム系のニュアンスも残してるあたりがマガジン風味。

 実は原作は読んだことがある……気がする。おっ、このパターン久しぶりか? なろう的作品ではおなじみの「なんとなく漫画喫茶で手にとってみたけど、別に興味が惹かれなかったから1巻だけでやめた」パターン……だと思う。はっきり覚えてないんだけど、まぁ、この作品は流石に同じようなスタートの作品も少なそうだし、多分読んだはず。

 で、そんな頼りない記憶と照らし合わせながらの視聴だったわけだが、改めて「なろうじゃなかった」という正しい認識でみていると、案外新しい部分もあるのかな、という気はする。イキり系のコミュ障っぽい奴がゲーム的世界に転送されるというところまではお約束だが、今作のポイントは「周回制」という珍しい方式をとっていること。何度かミッションをこなす間に異世界と現世を行き来することで、双方から謎に迫っていくというデザイン。また、死に戻りってほどじゃないが死んでも救済されるルールがあり、「覚えゲー」みたいな展開も可能だし、30秒ルールのおかげで死の恐怖は維持したままでの「周回」が可能になっている。こうしてみると、結構面白そうな要素が転がっている気はする。

 ただ、残念ながら原作コミックの2巻を手に取るには至らなかった。何故だと問われれば「なんとなく」なのだが、一番の要因は「主人公が微妙にムカつく」というところだろうか。自分が弱いと言う認識からスタートしてるので決してチートキャラでもないしイキってもいないのかもしれないが、それでもやっぱり臭ってくる「なんか友達になりたくない」感じ。アニメ1話でも女子への態度がとても悪いので好感度は低いし、こいつのプレイしてるゲームの先が全く見えないので、見守っていて面白くなるかどうかも自信が持てない。割とだらだら続きそうで、スタート時点で3人なのに最終的に10人って言われてるってことは、同じような流れをあと7回繰り返さなきゃいけない。まぁ、これもワンピース的な仲間集めの過程なのだとは言えるのだが、その間に与えられるミッションが全てGMからの押し付けであり、いわば「都合のいい難題」を適当にでっち上げて押し付けられるだけ。そこにはドラマ性は乏しく、ゲーム的な義務感が強く感じられてしまう。その辺りの「お約束を無機質に処理してしまっている部分」にもう一工夫出てきて、今作だけのシステムが有効利用できるようになれば、もしかしたらデスゲーム的な面白さは増していくのかもしれない。

 まぁ、今期も週末はとにかくアニメの量が多いので、よっぽどの引きがない限りは流し見対象になりそうだけども……。

 

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「モンスター娘のお医者さん」 5→6

 気づけばすっかりお気に入りになっていた作品だった。今期終了分で言えば、開始時からの好感度の上げ幅で言ったらこれがトップだったと思う。なんでなのかはよく分からんけど。

 毎週感想を書いていたのでその都度のテンションの高まりはそっちを確認してもらう方が早いが、単なるゲテモノに終わらず、きちんと「モンスター娘」という設定を活かしつつの交流劇で、独特の世界観が味わいになる作品だった。いわゆるハーレムものに分類されてはしまうのだが、ちゃんとそれぞれの女の子たちがグレン先生に惚れ込む理由は納得できるし、理不尽な恋愛脳になるだけではなく、それぞれの個性を守りつつ、独自のアプローチで恋愛を楽しんでいる様子も微笑ましい。まぁ、アラーニャさんのは楽しんでいいのかどうかよく分かんなかったけど……ティサリアさんの甲斐甲斐しくも凛々しい貴族の交際は、「そりゃ家臣からの信頼も篤いわー」と納得できるものになっている。そしてサーフェさんの純愛っぷり。出会いが複雑だったので後ろめたい部分もあったようだが、途中から当て馬が増えすぎたおかげで隠すこともせずにまっすぐな求愛を始めるサーフェさんが可愛らしく、適度に混ざる蛇のような執念深さとか、奇怪さもネガティブな要素にならずに魅力に転じている。結論は「異種族まとめてよっといで」である。

 評価を分ける点があるとするなら、CGを積極的に取り入れたキャラクターデザインが肌に合うかどうか。ちょっと浮いている部分はあったので未だ「硬い」という印象を与えてしまう可能性はあったかもしれないが、個人的にはそのあたりも「異種族であるが故の違和感」みたいなものを表出しているのだと好意的に解釈したい。結局、サーフェの胴体部分はどれだけ溶け込ませようとも人間から見たら「異質なもの」であることに違いはないのだから、そこはいっそ際立たせる方向で見せるっていう演出方針はありなんじゃないかと。やっぱりアラーニャさんのボディだって普通にキモいはずだし。そのあたりを誤魔化さずに真っ正直にデザインを立ち上げ、それをある程度まで世界に溶け込ませてみせたのだから、功罪でいうなら功の方が大きかったと思うのだ。

 心配があるとすれば、こういう作品で心のガードを下げられて、マジでモンスター性癖が目覚めてしまう人がいないかどうか。いや、別に目覚めてもいいけども。私は大丈夫でした。何しろ最終的に一番ストレートに可愛いのが人間に近いスカディ様だったから。一個人に摂取できる種﨑成分には限界があるので、用法容量を守って正しく使用してくれ。

 

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○「ハイキュー!! TO THE TOP(第2期)」 6

 今期はジャンプアニメが連続して詰まっているのか。ちょっと珍しい現象。かたや気鋭の新作、そしてこちらは押しも押されもせぬ大看板。面白い対比だ。

 長期シリーズになってるので名前がややこしいが、一応「TO THE TOP」のクレジットは公式には「第4期」。そしてその4期目の分割2クールの2期目。書いてても何がなんだか分からなくなってくるな。とりあえず、毎回同じようなことしか書けないのであんまり記事を立てる意味はないんだけど、やっぱり観ていて楽しい作品である。もう視聴者側も勝手に着いてくるだろ、ってんで、シリーズ再開にあたっても特に振り返りなど無しでいきなり試合の真っ只中からのスタート。作画も作劇もフルスロットルで、ここまで分割やらなんやらを気にせずに好きにやってもらえるとこちらとしても清々しい。そりゃね、試合中にあれこれを叩きつけられるのが一番気持ちのいい展開ですからね。今回は更に「応援団のあり方」という試合そのものの要素としてもややメインから外れるようなことを取り扱っているが、きっちり音として要素が入ってくるのはアニメならではの楽しみだ。1話目を観て「あぁ、今まで通りにちゃんとやってくれるだろうな」って思えるだけで何も問題はない。やっぱジャンプアニメは恵まれておるのう。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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