最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「七つの大罪 神々の逆鱗」 ー→ー 情報量ゼロの記事立てである。もう、まともに観てないから何か書く意味もないんだけど。一応記録上は。 夕方18時台のアニメなので、「MTGアリーナのデイリーが更新された後にイベント回すのにちょうど良いアニメ」なんだよ。ほんでアリーナプレイしてる時は完全に神経がそっちに行ってしまい、「ながら見」も絶対できない状態で流しているので、気がついたら終わってんだよ。「流石にその消費はアニメ視聴とは言わないのでは?」と言われたらそれまでで、実際に話の中身はさっぱり追いかけてない。加えて今期はエリザベスとの関係性で何やらとんでもない事実が明かされてしまい、ただでさえよくわかってなかった世界観が異次元に突入してしまい、わからないなりに観ていると本当に「なんか戦ってんなぁ」くらいのイメージしか残らないのである。もう見るのやめればいいんじゃないかと思うのだが、まぁ、来期からはそうなるかもしれませんね。しかし、まだ続くのか……。 なんで記事を立てたかというと、なんだか栄枯盛衰を見ていて寂しくなったからである。思い返せば、たしか「七つの大罪」ってMBSの夕方枠で鳴り物入りでスタートした人気タイトルだったはずなんだよな。おそらく原作コミックの方はまだ同じような扱いになってるんだろうが、アニメの方は局も制作も変わって全くもって扱いが雑になっている。今期は特に、くだんのコロナショックの影響もあるのかないのか、作画のレベルが最低にまで落ちてしまっており、かつての勇姿は見る影も無い。なんでこんな雑な作品に成り下がってしまったのかと、非常に残念な思いである。まー、テレ東の夕方アニメは「ブラッククローバー」もそうだったけど、人気雑誌の人気漫画でも扱いがずさんな例はたくさんなるからなぁ。素直な進行でなんとなくでも見守れる「あひるの空」とは随分差ができてしまった気がする。とりあえず、これでスーパー梶裕貴アワーは一旦終了。
PR 「映像研には手を出すな!」 7→7 楽しい3ヶ月でしたね。もう、それだけで充分なんじゃなかろうか。 「アニメ作りのアニメ」という自己言及的な作品の性質上、並大抵のことでは成立しない作品。当然「SHIROBAKO」も同じカテゴリには入るだろうが、あちらはまだ「お仕事もの」という側面があり、より多方面の業態に内容が分散していたため、アニメそのもの以外にも描くべき部分がたくさんある。もちろんクライマックスに用意すべきは「完成した良いアニメ」になるが、強調されるのは「総合力としてのアニメ」のお話だった。それに対し、映像研はあくまで高校生の同好会。そこに試されるのは純粋に個人に帰結すべき技術と、情熱である。こちらの切り取り方は「青春部活もの」の範疇に入り、それゆえに「頑張ってきた結果のアニメ」が示されないことには完結しない。 実にアニメにしづらい作品なのは間違いないのだが、この難題を請け負ったのが個性派監督・湯浅政明というのだから一大事だ。一体どんなヘンテコワールドが出てくるかと思って見ていると……まぁ、やっぱりヘンテコだった。本作は突き詰めれば「ひたすら女子高生たちが自分たちの妄想を披瀝するだけのお話」のはずなのだが、何故かあまり内向的な性質にはならず、常に外に拡散するエネルギーを持っていた。その理由も一言では説明しきれないが、その一端にあるのは、芝浜という奇怪な作品世界の持つ摩訶不思議なアドベンチャーだったのではなかろうか。 いわばファンタジー世界でのアニメ作り。「そんな学校あるかい」「そんな町あるかい」という無茶苦茶な世界の中、さらなる無茶を突き詰めるためにアニメ作りに邁進する女の子たち。そんな無茶に無茶を掛け合わせた設定が、今作の本来なら地味であるはずのテーマをブーストさせていく。ただでさえ不可思議な世界に、さらなる不思議と魅力を上乗せしていく浅草の妄想。それを超現実的ながらも確実に魅力に映る動画へと落とし込んでいく水崎の作画。そしてそれら全ての道具を担ぎ上げ、マネタイズしていく金森のマネジメント。どこまでも空想的なのに、彼女たちの働きに「SHIROBAKO」と同等のアニメへの情熱を感じ取ることができるのは、こうした何段階もの「現実感」を積み重ねた構造そのものの妙味だ。 あとはどれだけ「彼女たちが作ったアニメーション」を実際のものとして画面上に展開するかという部分が課題になってきて、「アニメの中のアニメ」だからといってごまかしが効くものでは無い。むしろ、アニメの中でアニメを描くならば、よりビビットな状態で、はっきりそれとわかるだけの特徴づけが求められる。おそらく本作で一番力を入れて演出が施されていたのが、そうした二重構造の明確化だったのだろう。流石の湯浅政明、異質なものを異質なものとして際立たせ、的確に伝えたい内容を盛り込んでいく。視聴者側は「アニメ作りというのはこういうことをやってるんやで」ということを座学で学びながら、それを実践したサンプルをすぐに味わうことが出来る。なんて贅沢な全部盛りだろう。コンセプト自体のハードルが高いからこそ、それを実現させた時のペイも大きい。これだけの野心作が1クール作品として放送に至ったこと、現代アニメ事情を鑑みるに、どれだけ幸運なことかは噛みしめるべきだろう。 あとはまぁ、最後まで作品を引っ張るためにキャッチーな部分はダイレクトに、阿漕なまでに。個人的には吹き荒れる金森旋風にメロメロであったが、主人公3人はそれぞれに文句なしに魅力を振りまいてくれただろう。個人的には水崎氏役の松岡美里という人が、事実上のデビュー作できちんと求められるものに応えているのが印象的だった。所属はアイムらしいのだが、ここから次の仕事につながることになるだろうか。あとはまぁ、金森氏役の田村少年……ほんと楽しそうで何より。こういう作品、大好きだろうなぁ。 友希那さん(友希那さんではない)のアルバムのCMを見て「あんた、現役時代ヒールじゃなかったやん」ってなる、第9話。どう考えてもメイクが悪役レスラーのそれなんだが……。 毎回CMで本編の内容がわやになる作品であるが、流石に今回のシナリオだと本編の重みの方がでかかったか。いわゆるひとつの、テンションが下がりまくるタイプのギスギス話になってきた。予想通りといえばそうだが……2期のおたえショックの頃を思い出すとどうしてもな。ただ、これまでのバンドリシリーズの鬱展開は「なんでそんなことしてまうねん」というやるせない不条理が多かったのだが、今回は完全に「チュチュのせい」という一元集中型の責任構造になっているので余計な悩みはそこまで多くない。完全に「チュチュが悪いだけやん」ってなっちゃうのでチュチュ様の人気が落ちてしまうのは残念なところではあるのだが、一応おたえや友希那さんみたいなポンコツぶりではなく、チュチュの場合「単に幼いから」という免罪符があるのでなんとか見逃せるくらいのさじ加減だろうか。彼女がとにかくナンバーワンという肩書きにこだわり続けていることは再三描かれているので、残酷なまでに数字が出てしまう現在の状況で焦って見境なくなってしまうのは一応理解の範疇にある。ここまで順風満帆で目標を達成してきたチュチュが、いよいよ人生で初めて大きな壁にぶつかったところなのだ。周りで巻き込まれてる面々には災難だが、彼女の成長のためだと思って、暖かく見守るしかない。 憎たらしいのは、今回のシナリオではそうしたRASの切羽詰まった状況が、同じように「順位を上げたい」という目的を抱えたポピパのキラキラした現状とあまりにも露骨に対比されている部分である。順位を上げるため、過酷なスケジュールでライブの数をこなし、私生活のあれこれを削ってでもスキルアップに努めるという姿勢は、RASもポピパも完全に同じ。チュチュがきゃんきゃん喚いたことと、有咲が繰り返す「乗るしかねェ」は、内容としてはほとんど同じ。実際に香澄とおたえは逃げ出したい課題を無理やり押し付けられて煙を吹いていたわけだ(どこぞのボーカルは逃げたが)。それでも、ポピパの方は前を向いてポジティブにその苦労を受け入れることができたのに、RASの方ではそれがメンバー内での不和の表れとなった。盛り上がりを見せるポピパに興味を持ち、確実に距離が縮んでいたからこそ、その対比はメンバーの目にもはっきりと見える形で出てしまったのだろう(そういう意味では、交流を深めることになった前回の温泉回もきちんとここで効いてるってことである)。 言い方が違っていれば、タイミングが少しずれていれば、チュチュのイライラはいつも通りの「ちびっ子プロデューサーのちょっとした無茶」で済んだかもしれないのだが、あまりにタイミングが悪すぎたが故に、メンバーの中でそれが横暴に映った。感情に素直に眉根を寄せるマスキングを皮切りに、RASの姿勢に疑問を持つメンバーが顕在化する。それを見たチュチュがさらにヘソを曲げる。予定調和のギスギスとはいえ、やはりラストシーンでパレオにかけたあの台詞だけは、チュチュ様が言ってはならぬ一言だったのは間違いない。ここまできてしまうと、もうチュチュ様がきゃんきゃん泣いて土下座でもしない限りは収束できないところなのだが……でも、パレオはこれも全て飲み込んだ上でチュチュ様の情操教育に役立てそうな気もするんだよなぁ……。 そして相変わらず好感度がストップ高になっている今期マスコット筆頭のマスキング氏。もう、彼女がやればなんだって許される世界になってきた。誰やねんマッスーって。語呂悪いやろ。レイヤ&ますきの手によるオッちゃんケーキなど、着実にRASの間でも結束力は高まっているのだ。あとはただ、チュチュ様が少し背伸びして大人になるだけで丸く収まるところなのだが……誰がこの問題を収束させるのか……。なんか、湊友希那のコミュニケーション下手すぎが全部問題だったような気もしてきた。せっかくチュチュは猫耳なのに……。
エンさんのマルチタレントっぷりに吹くわ、第11話。ほんとになんでも出来る人だな。役者・歌手・ラーメン店の経営……この人の人生の目的って一体……。 前回はカスカベ博士の大ピンチで終わったんで「流石の博士もこれは助かりませんわ……」って思ってたんだけど、そうか、そういや博士とシンさんは面識があったんだっけな。こういうところで気がついたらちゃんと義理を果たしてくれるからシンさんってばほんとシンさん。まー、いくらなんでもエンさんと天秤にかけたらボスの方を選ばざるを得ないわけだが、それでもあんだけのことをやった博士を解放して、さらに仲間(ジョンソン含む)全員復活させてくれたんだから、シンさんの立場を考えればかなりの大盤振る舞い。これで満足してとっとと退場してればいいんだけど……それをやらないあたりがカスカベイズムよなぁ。シンさんも呆れ顔だったけど、この後博士はどうすんのかなぁ。流石にシンさんの協力を仰ぐのは無理だろうし、独力で何かしようとしたらシンさんとモロにぶつかっちゃうし……まぁ、放っておいてもカイマンとニカイドウが自力でなにがしかの解決には至りそうであるが。 そして、そんなニカイドウのは謎の自主制作ビデオ鑑賞というレクリエーションが提供された。エンさんの人生、当然のことながら過酷すぎ。もともと膨大な魔力を持っていたっていう主人公気質なので波乱の人生になるのはしょうがないことだが、「地獄の業火に焼かれても生きてた」は流石にすげぇんだろうな(この世界における地獄の設定がよくわかんないから今ひとつピンとこないが)。そしてエンさんのすげぇところは、あらゆるシーンできのこさえ食えば生き延びられるってところである。新生児期にしろ、地獄にしろ。きのこなんてほとんどゼロカロリーだと思うのだが、エンさんの魔法で生まれたきのこは何かしら魔法のパワーがあるんでしょうね。そんな無類のタフネスのおかげで文字通り地獄から帰還した男は復讐を果たし、世のため人のための悪人退治。そこだけ見れば超いい人である。そして、そんなエンさんが過去に元祖と思われるたった1人の「十字目」と因縁を持っており……そりゃカイマンとの縁も腐れ縁以上のものになってしまうわけだよなぁ。二人して「十字目」を探しているという部分は共通しているのだが、エンさんは確実にその男を殺そうとしている。カイマンは自分の生まれの謎のためにとりあえずたどり着かなきゃならない。栗鼠との関係もよくわかってないし、この辺りの謎は最後の最後まで物語を牽引していくことになるんだろうな。 そんなシリアスなエンさんの生い立ちとは別に、突如始まるグルメ対決。この世界でまともに味の勝負になんてなるはずもないのだが、「丹波社長のパイは普通に美味しい」ということがよくわかる試合であった。突発的に自宅で2つのパイ店をぶつけて競わせる企画を立ち上げるとか、エンさんは単なるイベント好きなのだろうか。もしかしたら自社企業で抱える社員たちの福利厚生のため、定期的にこうしたイベントを開いて生活環境の改善を目指しているのかも。そう考えると、やっぱりいい「ボス」であるよな。多少きのこだらけなことを除けばさ。 ノイ以外の女に魅了されるシンさんとか、ちょっと嫉妬混じりでプンスカしてる恵比寿とかは意外な見どころになったわけだが、そんなどさくさに紛れて再会を果たすカイマンとニカイドウ。残念ながらニカイドウは悪魔の契約によってまともではない状態で、今こそカイマンが真実の愛(??)を試されるシーンである。……いや、でもカイマン、割とあっさり諦めようとしてたんだよな……この2人の関係性もなかなか簡単には割り切れない部分があるが……次で最終回かな? どうなってしまうやら……。
「ダーウィンズゲーム」 6→6 なんや! おもしろがったらあかんのかい! ……いや、だから毎度毎度言ってんじゃん。結局わし、デスゲーム設定好きなんだって。 とはいえ、「そういう」作品群の粗製乱造も既にピークを超え、今やアニメも漫画も数多のなろう系に押しつぶされかけているのが現状(まぁ、なろうとの複合作品もたくさん出てそうだけど)。そんな中でアニメ化されたこの作品、1話目時点でそれなりに感触も良かったのだが、見続けているうちに「そう、そう、そう!この感じ!」(CV関智一)ってな感じで盛り上がり、なんとも懐かしい、プリミティブデスゲーム欲求を満たすことができた。そんな欲求がある人類がどれだけ存在してるかわからないけども。少なくとも「ナカノヒトゲノム」で溜まった鬱憤は解消されたはずだ。 ただ、考えれば考えるほど、どういう部分が私自身の求めているもので、何を見たから満たされているのかはよくわからない。別に主人公が飛び抜けて賢いってわけでもないので展開としては御都合主義のオレツエー部分はあるだろうし、「克明に描かれた死の恐怖の描写が!」みたいな筆力を見込んだ作品でもないだろう。どこかに差があるとするなら、強いていうなら「きちんと殺し合いゲームとして描こう」という意識というか、目指すゴールの定め方みたいな部分なのかもしれない。形式上のルールが設定され、それが主人公と視聴者の間で共有され、多少なりともドキドキしながら「死ぬの? 生きるの?」という部分を見守る。そりゃもちろんデスゲームもので主人公が死ぬはずがないことなんてわかってるけど、それを言い始めたら「バトルロワイヤル」だって同じわけだし。どうやって生き延びるんだろう、どんなバトルが展開するんだろうとワクワクしながら見守るこの感じこそ、デスゲームものの真骨頂である。 そして、素直にアニメーションとしての出来もよかった気がする。序盤から見せ場が多かったのはなんといってもシュカの操るチェーンアクション。1話目(2話目か)で初披露された時点で「なかなかいい動き見せるな」と思っていたわけだが、クライマックスまできちんとクオリティを維持していたし、その他のシギルの見せ方もこけおどしにならずに説得力は持っている。まぁ、この手の作品にお約束の「銃持ってる連中、敵は当たりすぎだし味方は当たらなすぎ問題」みたいなものはあるけど、その辺はお約束だからしゃーない。最低限「命張ってんな」という認識さえ与えられれば充分だ。 あとはまぁ、単純にキャラが見栄えするかどうかだよね。クライマックスでは小林裕介VS松岡禎丞という「異世界最強決定戦」みたいなバトルが勃発してたし(松岡くんは別なゲームで斉藤壮馬とも対決中だが)、なんといってもシュカである。上田麗奈である。当方、前世でどんな罪を犯した業なのかはわからないが、「人の命をなんとも思ってない早見沙織」とか、「ゴミを見るような目で見下してくる茅野愛衣」とかが大好物である。そんな中に「彼氏のために他者を惨殺する上田麗奈」は当然入ってくる。うえしゃまボイスで「どうして生まれてきちゃったのぉ? 神様の失敗作なの?」とか言われるご褒美をもらえる時点で、この作品は石版にデータを彫り込んで人工衛星に乗せて射出するだけの価値があるだろう。そういうもんである。 なんかいろんな要素を拾った結果「うえしゃまボイスで昇天OK」という結論にしかなってない気もするが、まぁ、諸々ひっくるめて平均点以上の作品になってたんではないかと。ちなみに、今更どうでもいい訂正を1つ。新番チェック時点で「この作品、読んだ気がする。冒頭のパンダ戦くらいまでは記憶にあるんだけど、続きは読んでないんじゃないかなぁ」と書いていたのだが、アニメを見てたら「あっ、知ってる展開だわ……」ってなったので、子安との対決くらいまでは読んでいた模様。記憶にさっぱり残ってなかった時点で、やっぱり原作はあまり面白くなかった疑惑はあるのだが……まぁ、アニメで印象変わったし、今度漫画喫茶にいったら続きを手に取ってみようと思います(嘘でも買うっていえよ)。
「群れなせ!シートン学園」 5→5 最終決戦で木野日菜VS金朋っていう謎の対決が繰り広げられたのちょっと笑った。やっぱりけものアニメに金朋は必須か。 「馬鹿馬鹿しいなぁ」っていう初回の印象は何も変わらないままだが、そのバカバカしさが案外愛着になるタイプの作品だった。あんまり細かいことは気にせずに、思い出したように「いろんな動物トリビア」を織り交ぜるだけというネタ回しは、もしかしたら余計な神格化が施されなければ「けものフレンズ」がたどり着いていた領域なのかもしれませんね。まぁ、こっちはかなり下ネタが多いので、ああいう全年齢的なイメージにはならなかった気もするし、けものと一緒にのけ者もいるのだが……。住み分けができているなら良いことである。こっちの方が「動物をテーマにしたギャグ漫画」としては至極思いつきやすい設定なので、安易だとは思いつつも受け入れやすかったのである。 初回放送を見て「なんでメスだけ人型なんだよ!」って噛み付こうと思ったら「だってそっちの方が可愛いしエロいだろ!」って言われて「あっ、はい」っていうしかないやつ。「この世界に連中以外の人類とかいないのかよ」って文句つけると「だとしたら問題でも?」って言われて「いや、別に……」ってなる。そういうもんです。 あとは程よく可愛く、程よくゆるく、そして程よくエロく。事あるごとに発情期がらみのネタを展開されるインパラさん(CV高野麻里佳)とかがエロくて良いですね。トランスセクシャルのハイエナ(CV津田美波)なんかも的確になんらかの性癖を刺激してくれるし。そしてなんといってもランカ(CV木野ちゃん)で色々と悪いことをしてる気がする罪悪感。これくらいのカロリーで肩肘張らずに摂取できるギャグアニメは、必須じゃ無いけどあればあったでありがたいものである。 しかし、杉田相手に髪の毛が抜けたりなんだりするお話はNGでは?
「ID:INVADED」 6→7 ハイパーな作品であった。1クールに1本くらい、こうして一筋縄ではいかないオリジナル作品が出てきてくれると、アニメもまだまだ捨てたもんじゃないという気になる。 まー思い切った作品である。普通なら「わけわかんねぇな」っつって設定の不備とか矛盾とか、そういう部分が気になってしまうばかりで、1話目からして強烈に視聴者を振り落としてくるような作り。視聴者の熱が冷めやすく根気もない現代アニメ業界において、こうした冒険的なアニメ作りはリスクが高いせいでなかなかチャレンジする作品がなくなってしまったのだが、今作は容赦無くそれを断行してみせた。改めて1話目での感想を観てみると私はアニメ「C」を引き合いに出して「わけわからんけど気になる」と書いているのだが、もうちょい最近の作品で比較するなら、この分からなさ、手探り感は「迷家」なんかに近い部分もあったかもしれない。あちらはそうした「分からない」設定が実際に視聴者をどこかに置き去りにしてしまったようなのだが(私は最後まで楽しみましたがね)、今作はどうだったんだろうか。 そうした「分かりにくい」先人たちと比べて今作が白眉だったのは、分からない要素、意味不明な要素を、アニメという媒体の強みである「画面の構成」で魅力として叩きつけてくれたところにある。1話目で展開された富久田のイド、バラバラの世界からスタートして「目が覚めたら名探偵」「誰だか分からないカエルちゃん」「支離滅裂な世界の中でしか成立しないロジック」などを、とにかく画面の鮮烈さを押し出すことで展開していく。こうした「頓狂な映像」はダイレクトに今作の魅力につながっていく部分で、その後構築されたイドはどれもこれも「普通のお話を作っていたら絶対に出てこない」画面ばかり。それらのファンタジーともサスペンスともつかぬ非現実が、理屈を追う前段階から魅力として作品に入り込むきっかけを作ってくれた。ぶっちゃけ「トクナナ」を作ったNAZが制作ってことで不安ばかりがあったのだが、今期の作品の中では珍しく、間に総集編を挟むことすらせずに1クールを理想的なクオリティで走りきった(まぁ、今作こそ間に解説のための総集編を入れて欲しい作品だったが)。監督のあおきえいはもともとTROYCAの持ち味である白を基調とした淡い色彩の映像展開が特徴の作風だったが、今作においても余白を大胆に使うシンプルな構成に難解なオブジェクトを多数絡めることによって、カロリー高めの映像部分を効率的に作り上げたようだ。 そうして生み出された「わけのわからない世界」は単なる見た目だけのこけおどしに終わらない。舞城王太郎の脚本はどこかで思い切って踏み外しているはずなのに、ギリギリで片足一本を「ミステリ」の土俵の中に残して踏ん張っているような印象。これで完全にイミフの領域にぶっ飛んだら妄想以外の何物でもないが、視聴者が「ミステリ」としてもみることができるラインを保持することで、興味を引き離すことがなかった。一体どんな発想から今作の設定が飛び出したのかは想像すら出来ないが、ミヅハノメの設定が作られた時点でまず一勝みたいなところがある。ミヅハノメの中において、探偵はすでに「名探偵」であることが保証され、彼らは動機などのバックグラウンドを考慮せず、ただその世界のありようだけを見て「推理」を展開する。そこにあるものは全て手がかりであり、余計な現実がシャットアウトされる。こうして「手がかり」をどのように拾うかはイドに委ねられ、名探偵に委託される。そうすることで、ミステリにありがちな「探偵主観から見えている世界の正しさ」が強引に保証され、短い時間しか確保できないアニメの枠の中で「それっぽいこと」ができるようになるのだ。こうして手がかりと事件をつなぎ合わせる世界構築は、もしかしたら後期クイーン問題みたいな面倒くさいメタ構造への一種の揶揄なのかもしれない。 周到なのは、別にイドの中の事件そのものが現実の解決に直接リンクしないという部分。あくまでイドの中の「名推理」は手がかりを掘り起こすための舞台装置であり、そこから天啓としておりてきた「解決」は、最終的に現実世界での地取り捜査へとフィードバックされていく。この辺りの「刑事物」との接続も絶妙なところで、今作の世界をギリギリ現実に残すための大きな要因となっている。考えれば考えるほど、今作の常軌を逸した設定は、それぞれにきちんと役割を持っているのである。 こうして、アニメオリジナル作品が「映像」と「脚本」の二人三脚でもって綺麗に作品としての完成形を見せたことは、オリジナルアニメの成果として文句のないところ。最終回でミヅハノメが崩壊しなかったことで、この世界の探偵たちはまだまだ捜査を続けることができるようになった。現在はコミック版でも新たな事件を捜査中であるが、もしできることなら、アニメ続編でもまたとんでもない世界を見せて欲しいものである。 3月21日 ドラフト模様(MB1×3) ピック順 【Chrolony】→【Mei】→【Thraxi】→【Logical】→【Alessi】→【Tanaka】→
第2回、ミステリーブースターを開封しようの会。前回やたらテンション高めでおおくりしましたが、今回もやっぱり懐かしさが色々と刺激されて大変なことになっていますね。ただ、前回とちょっと違うのは、予想以上にカードに被りが発生していたこと。前回が箱買い、今回のパックは不足分を補充する形でバラで買ったのでひょっとしたらそれも関係しているのかもしれないが、前回は2種類のみの被りだった部分が、今回は比較的多数の枠で同名カード2枚が登場している。これがコモンなら「まぁ、あったかもね」ってんでスルーすればおしまいだが、何故か知らないがレアで2種、Foil枠でも2種の被りが発生。「再誕の宣言」は前回も1枚登場してたせいで、何故かディセンションを開封したわけでもないのにFoilで3枚揃ってしまうという……。
さて、次回は現時点では未定ですが、今回をラストとしてロジカルニキが遠く異国の地に旅立ってしまわれるため、我らドラフト軍団は再びレギュラー5名の最小規模での運営を余儀なくされています。なんとかもう一人増やしたいところだが……とりあえず今週は欠席表明が1人出ているのでおやすみです。 次週以降は改めて連絡を取り合います。どのパックを開けるかも未定です。店頭に並んでいるうちにミステリーブースター剥きまくりはワンチャンある気もするんですが、どうしましょうね。Twitterでアンケートでも取ろうかしら。
頭ん中もぅ完成形見えてた、最終話! 走り抜けていったなぁ、映像研……。 やることやって終わるっていうラストのなので当たり前のことだが、クライマックスの構造は某作(あんまり隠せてない気がするが)と大体同じ流れでちょっと笑った。でもまぁ、アニメ制作で最後に盛り上がりを作るとしたら、やっぱり納品戦争とクリエイターのこだわりの天秤ってことになるよな。今回は事故のおかげで浅草氏が最後にどうにも引っかかっていた部分を直すことができましたよ、っていう形になっているので、不可抗力からなだれ込むエンディングとしてはやはり鉄板ではなかろうか。結果的に水崎氏のこだわりが若干ないがしろにされている気がしないでもないが、彼女の頑張りは本編のUFO大戦動画にこれでもかとねじ込まれているので我慢していただこう。ラストを飾るべきはやはり部長の作家性だ。 映像だけを見ると「アニメタマゴっぽいな!」って感じになるのは、やはり若手クリエイターが使いたい技術を惜しみなくつぎ込んで好きに作った作品ってことで何かニュアンスが近くなる部分があるんだろうか。今作の製作陣がどういう方向性から「それっぽく」作り上げていったのか、残念ながら具体的な技術論的な部分はよくわからんのだが、確かに観ていると「それっぽい」んだよね。動画の中のモーションの置き方なのかしら。まぁ、今回アニメ本編で流れた映像はおそらく販売されたソフトの中身のダイジェスト部分であろうから、はたして浅草がどのような作品を世に送り出したのか、その詳細は知る由も無いのだが。 最後に見せつけたのは、浅草が最後の最後まで粘り、こだわりを見せて作り上げた作品が、ばっちり消費者たちの家に持ち帰られて「世界」を作ったってことだけだ。浅草が世界を描き、コンテを切り、水崎氏がモーションを生み出し、百目鬼が音を加えたその映像は、文句なしに見栄えのするものだったということ。それが分かるだけでも最終回としては文句のないところだろう。ついでに映像パートを見ればこれまで彼女たちがやりたかった願望もそこかしこに発揮されていることがわかり、「そういえばスタート時点では制限だらけの中で描いた謎のマチェット少女だったんだよな」なんてことも思い出せる。当時は制動が難しくてなかなか描けなかった戦車の描写なんかはすでに一足飛びにUFOにたどり着いており、UFOのモーションについては浅草一押しの「生物形態模写」がふんだんに取り入れられている。エビだタコだと騒いでいた時の経験も、今回のUFOに繋がっているのである。 さぁ、むしろ映像研としては(そして金森としては)、今回の販売戦略はまだまだはじめの一歩なのだろう。これから先、彼女たちはなにを生み出していくことになるのか……原作読むか……。
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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