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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ラメカおるやん! 第11話。もしかしたら今までも気づいてなかっただけで街のどっかでナイスショッ!してたのかしら。しょばふぇす始めてから格段にミディシティの解像度が上がった気がするわ。

 フェスが開幕するかと思いきや、その前日〜当日までのワクワク感だけでまるまる1話。贅沢な話ではあるが、やっぱり遠足は準備が楽しい理論は真であるか。今回はもう、とにかく露骨に隠そうともせずイチャイチャが繰り返される甘々展開。シートン学園なら確実に発情期に認定されるレベルである。特に今回はほわ×ヒメという定番カップリングに加えて、それに続く形でのルフ×デルがかなり濃密に描かれていたのが注目ポイント。これまでもこの2人のどこかふざけたような付き合い方は匂わせ以上に描かれていたのだが、今回はわざわざデルミンのご自宅をうかがっての絡みを披露。「天井のシミ」は何を表した物言いなんでしょうかね。本当は69個あるのに39個しか見つけられなかったルフユさん大丈夫か(まぁ、デルミンの視力が他の種族を超越している可能性は大いにあり得ると思うが)。

 よく「バンド内恋愛は解散の原因になりやすい」みたいな話を聞くことがあるわけだが、4人バンドがカップル+カップルの形で分かれてる場合にはどうなんだろう。まぁ、そもそも同性4人の時点で関係ない気もするけど……今後ともシンプルで的確なほわ×ヒメ、ならびにルフ×デルの供給をよろしくお願いしたい。ルフ×デルはまだふざけあってる感じに若々しさが感じられるけど、ほわんの場合はもう熟年夫婦みたいになってんのがなぁ。味噌汁が売りのメインヒロイン、今時ずるくない?

 その他、レイジンの面々の不敵な様子が描かれたりもしたし、トップバッターを飾ることになったドコユビ4人の茶番もいつも通り。ハッチンが本当にはちみつを出せるかどうかが、今後のバンドの命運を左右することだろう(多分しない)。まぁ、そもそもヤスの実家のお手伝いをしてる時点で、この4人に何か問題があるとも思えないけどな。

 さて、いよいよ次回で最終回かしら。

 

 

 

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「アズールレーン」 6→4

 1クールぶりの終了やね! これ、時期的にコロナ案件じゃなくて単に万策しただけのはずなんだけど、なんか冬クールとごっちゃになったおかげで色々どうでもよくなった感はあるよな。

 半年ぶりに新番チェックの点数を確認したら初回が6点だったってことで少なからず期待していた部分はあったのだろうが、終わってみれば「ソシャゲアニメに成功無し」の一例に新たに名を連ねるだけに終わってしまった。これはまぁ、最終回までの時期が開いて完全にモチベーションが消失したこともマイナス点にはなるのだろうが、やはりアニメとしての構造自体が、ソシャゲアニメの難を解消する方向に動いていなかったことが最大の理由であろう。話の筋はわかりやすいものになっていたので余計な混乱を招くほどではなかったが、結局美少女動物園に終始してしまうと一見さんがキャラへの愛着を抱くようなものにはならないのである。まー、新規層と固定ファンのどっちを大事にするかって言われたら、やっぱり選択の余地はないのかねぇ。

 映像部分に関しては、例によって比較対象になる「艦これ」アニメに比べれば良い出来にはなっているが、スケジュールがこんな状態で良くなってなければお話にならないだろうし、力尽きる直前には相応の限界を感じさせるものにもなっていた。こうした作品群を見ていると、もはや日本のアニメ全てに万全の作画を望むのは贅沢な話なのだろうと諦める部分もあるな。でもまぁ、ラスト2本で締めるべきところを締めてくれたのは悪くないところではあるのかな。海上戦闘って迫力のある演出は難しそうだし、見せ場になる部分に迫力があったのは素直に評価して良いところだろう。

 あとはあんまり入り込めなかったシナリオラインのお話になるわけだが、個人的には「茅野愛衣が中原麻衣に人生狂わされる系百合展開」という部分だけで加点してるきらいがある。しょうがないじゃん。この2人、直接関わってはいないけど「やがて君になる」でもキーパーソンになった2人なんだよ。何回だって言うけど、俺の中で中原麻衣は百合営業の金字塔なんだよ。彼女に人生を狂わされる女の子キャラがたくさんたくさん出てくるなら、それはとっても嬉しいなって。まー、こうしてみると見どころになってるのがメインの方じゃなくてレッドアクシズサイドばっかりだったってのも構造としてどうなんだって話だが……。

 さぁ、どこかで「成功するソシャゲアニメ」を生み出せるコンテンツは無いものか。今のところ一番の成功例って……「ラストピリオド」とかじゃね?

 

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「うちタマ?!〜うちのタマ知りませんか?〜」 5→6

 このアニメの点数あげるのはなんだか癪なのだが……楽しかったのだからしょうがない、畜生、こんな安易な餌に釣られタマ〜。

 スタート時には「まーた安易な擬人化企画かよ。せっかくコンテンツとして成立してる良いキャラクター商品に泥塗るような真似しやがって!」という憤りにも似た気持ちはあったのだが、なんとなぁ、決して「安易な擬人化」なんかではなかった。そりゃま、タマとポチがどっちもオスで、それを人型にしてしまったらそっち系のデザインになってしまう部分も少なからずあるのだが、今作の場合、「単に人型にして笑いのタネにする」っていうのではなしに、あくまでも動物たちの心象風景としての人型を設定することで、これまでの蓄積を破壊することなく、新たな味付けを追加することに成功している。いや、それにしたってやり過ぎの部分はあるのだが……。なんだろう、可愛い系キャラクターコンテンツということで、「マイメロ」とか「ジュエルペット」みたいな「子供向けアニメが孕む無邪気な狂気」みたいなものを内包することに成功している感じだろうか。可愛いキャラに許される構造に、やりたい放題の深夜枠特権を調合したことによって生み出される、奇怪なキメラである。

 そして、「人型と動物型を併用する」という作品独特の構造をシナリオラインにきっちり活用するという貪欲さも「安易な擬人化」とは程遠い理念である。大胆な叙述トリックで度肝を抜かれることもあったし、「この世界でそんな話までするのかよ!」というサプライズが突然降ってくるので油断ならない。既存のキャラアニメだったら「再生産」で終わってしまうところだが、今作の場合はきちんと深化を見せているので文句のつけようがないのである。個人的には、「こんなキャラになっちまった!」とショックを受けていたベー(幼少の頃はベー推しだったため)が、最終的に他の誰とも違う謎のステータスを付与されたのが痛し痒しであった。まー、この三丁目次元でちょっとくらいの不思議は誤差みたいなもんだが、それをキャラ属性として肯定してしまえるベーの存在は「それありなのかよ」という悩ましいものである。それ以外にも、ノラがあのストーリーを展開したのもびっくりだったし、モモやブルのキャラ設計も謎が謎を呼びクセになる代物である。うーむ、こうして書き上げていくと、俺、普通にファンになっている気が……。

 まぁ、これも懐かしさ補正ってことでどうかひとつ。

 

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 普通のええ話やないかい、第11話。そりゃそうなるやろ、っていう展開だったけど、最後にはちょっとうるっときちゃうのズルいな。

 結局、今作における「龍捕りと龍の関係性」ってのは一筋縄ではいかぬものなのだ。そりゃミカみたいに貪欲に、利益を超えたところで龍を捕ることに命をかける奴だっているだろうし、船に乗ってる連中はみんな生活のために必死に龍を捕ろうとする。つまり、殺そうとしている。ただ、それは別に龍が憎いからではないし、長らく空で暮らしているからこそ、龍への敬意だって人一倍持ち合わせてもいるのだ。そうした精神性は、以前ミカが立ち寄った爺さんのところでタキタの前に提示されていた。確かに龍を殺すし、その肉は美味しいものとしてありがたくいただく。しかし、決して感謝は忘れてはいけないし、ただ殺すことに邁進するべきではない。この辺りの「獲物と猟師の関係性」ってのは、太古の昔からどんな文化にも根強く存在しているものに違いない。

 今回、タキタはひょんなことからこの「命と、関係性と」を徹底して考える必要に迫られた。ちょっと浮かれ気味で遭遇した龍の群れ。そこで荒稼ぎできるかと思ったらわずかな油断から命の危機。その命を救ってくれたのは紛れもなく龍であり、命の恩人たる龍の残していった子供龍は、敵意もなくタキタに懐いてしまう。これでずっと一緒に旅を続けられる関係性だったらなんの問題もなかっただろう。そうして「狩ったものの子供」を引き取って育てあげ、最高のバディになっていくお話なんてのも割と定番ではある。ちょっとニュアンスは違うけどトリコとテリーみたいな奴だ。できることならタキタも龍の子供との親交を深め、ゆくゆくは「龍を駆り、龍を狩る」なんて謎のドラゴンライダーになって欲しかったものだが、残念ながら龍の生態系がそれを許さなかったようだ。こうして人間と一緒に生活できずに「群れにおかえり」するのも、これまた王道の感動ストーリーであろう。龍は単体だとあまりにも得体がしれないのでどうなることかと心配になったが、マタギのおねーさんと一緒に様々な世界をみることによって、タキタと龍の関係性も十二分に掘り下げることができた。これでまた、「龍捕り」タキタが一回り大きくなったことだろう。

 しかし、これでクインザザはまた赤字だけ抱えることになってるんだが……そろそろやばいんじゃなかろうか? この後で目の色変えて群れを狩りまくるのもなんか違う気がするし……悩まし。

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 何気に恵比寿のおっぱい丸出し、第10話。まぁ、そっちを見せられても……って感じではあるが。その準備段階でニカイドウがあれしてああなってたから。これが格差社会なのだ……。

 おっぱいはさておき、ある意味性癖ダイレクトの話ではあるはずなんだ。何しろ事実上の催眠NTR案件である。物が物なら壮絶なエロ漫画展開には違いないのだが、どうにもこの作品ではそういう見方はそぐわない。今のところいいようにやられてしまっているニカイドウも、なんやかんやで助かるんじゃないかという期待があるのだ。いや、どう考えてもエンさんたちの方が組織としては格が上だし、何をしたらいいか分からないカイマンが一人で頑張ったところで太刀打ちできる気はしないのだが……味方が丹波社長だけではちょっとなぁ。

 いや、ニカイドウの救出なら、もう一つの勢力が動いていた。それが今回もやたらと強キャラ感を醸し出していたカスカベ博士。すっかりレギュラーとして定着した謎の巨大ゴキブリ・ジョンソンを従え、アクロバティックな方法で監禁から脱出、藤田を完封してこのまま逆転……と行きたかったところだが、残念ながらそこに現れたのは契約も真新しいシンノイコンビ。うーん、この2人じゃなければなんとかなったかもしれないのだが……一瞬で絶望的なムードである。今回は先生も一瞬でキノコにされてたし、味方キャラの命についても容赦なさそうなんだよなぁ(先生が死んだかどうかはまだわかんないけど、流石にあれは死んでる描写じゃねぇかなぁ)。二転三転で状況がハイスピードローリングしすぎなのだが、このDon’t Thinkなテンポこそが真骨頂って気もする。カイマンたちが刑務所行って面会するくだりとか、内容はすげぇ大事なはずなのに時間にしたら一瞬だからな。これだけの圧縮展開なのになんとなく話が繋がってるように見えるのは神業的だ。いや、実際には繋がってない可能性もあるんだけどさ。生き急いでる奴らが多すぎんよー。

 そしてエンディングは改めて曲が変わり、映像はこれまでのエンディングのマッシュアップの様相。これをみると、ぼちぼちこの1クールも終わりが近いのかなぁ、なんて早くも寂しくなってしまうね。もう、ずっとこのテンションでやってくれりゃいいのに。

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 関係性のスパイダーネットか、第8話。もう、無限にこういう話だけでもつなぎ続けられるだけのコンテンツ力があるんだよなぁ……。2者間の関係だけでもこれまで25C2分だけあったわけだが、今となっちゃぁそれが35C2だからな……。

 8話で「温泉回」という教科書通りの流れになっているのだが、今作は話数が少ないはずなのでまさに「のんびりしていてよいのでしょうか」って感じではある。しかも温泉回の目的って「萌えアニメで視聴者に飽きられないように中盤でテコ入れする」ってのがもともとの意義だったわけで、今作みたいな作品にはぶっちゃけ必要はない。というか、温泉であるメリットはほとんどなくて、入浴シーンはチョイ見せどころか首から下は一切表示すらしないという鉄壁のガードである。まー、このCGキャラでエロそうなことされても多分あんまり嬉しくないだろうから必要はないのだが、「そんなら温泉じゃなくてもええやん」とは思うよな。壺の中の友希那・紗夜・蘭については、もう映像自体が完全なギャグだし。今後はどこかでエロ方向に配慮したバンドリコンテンツが発信されることがあるのだろうか……(公式絵が一番エロいやないかという話はある)。

 さて、そんなわけで「ちょっとした非日常空間でこれまで以上の関係性をつむぎましょう」というのが今回のテーマ。チュチュとパレオを差っ引いても28人もの女子高生が押し寄せることとなり、温泉宿もきっと普段とは全然違う異質な空気に包まれたことだろう。就寝シーンや食事シーンなどすらないので「温泉宿で何してたのか」がよく分からないという潔すぎる構成であるが、描かれた中に限っても4人も湯あたりしてぶっ倒れているのはほんと迷惑な集団だ。あの後で友希那さんが無事に出られたとは思えないし、下手したら救急車が駆けつけてる可能性すらあるな。

 とにかく人が多すぎるので、今回は片っ端からチェックしていくしかないが、中でも相変わらずのMVPっぷりを見せているのがマスキングであろう。ますきさんは今シーズンになって当然のようにグイグイスポットを集めているキャラであるが、今回も出発前の集合場所から謎の存在感を発揮している。さらに花音を引っ張って助けてあげる優しさを発揮したり、麻弥に対して謎すぎる敬意を見せたり、容赦無く多方面へとベクトルを広げている。そしてそんなますきさんの手広い活動のおかげで実現したドラム会議。前に4コマで「ギター揃え」の回があったけど、こういうパートごとの横のつながりっていいよね。ドラムはパートの性格が割と出る楽器かなぁ、と思ったけど、こうしてみるとやっぱり六者六様か。ただ、花音や沙綾のように一歩引いて監督するポジションになりやすいみたいなので、そのあたりの付き合い方を見てますきさんも思うところがあったかもしれない。

 そのほか、考えてみたら意外と接点がなかったなぁ、と気がついた異色の取り合わせとして「友希那×薫くん」がある。いや、今回も一切接触はしてないんだけど、まさか決め台詞の子猫ちゃんに反応するやつが出てくるとは思わなんだ。友希那さん、こういう回だと無限にポンコツ要素ばかり発揮されてしまうのはどうなんでしょうね。まぁ一応「やたら長風呂に強い」という新たなステータスは無事ゲットしたことにしましょう(いるか?)。

 友希那さんを一人でほったらかして、保護者たるリサ姉はなにしてたのかというと、一人思い悩むレイヤとの会談を行っていた。レイヤの学年がようやく判明してサプライズになったりしてたが、相談しにくそうなことも軽々と飲み込んで対話できちゃうあたりは流石のリサ姉といったところか。そしてレイヤは、さらなるコミュ力モンスターの愛美、じゃない、香澄に絡め取られていくことになる。あの流れでちゃんと「キラキラとか分からんが」って言えるレイヤさんはまだ正常な方なのでなんとか香澄スパイラルに巻き込まれないように頑張って欲しい。ただ、おたえというヤベェ媒介者がいるから多分そこに容赦はないんだよな……。そういやレイヤは有咲とも接点があったんだっけ。ガルパ本編では、新規加入のバイオリンが燐子との関係性を匂わせたりしていたし、「子供の頃の音楽スクール」って意外と伏線として機能してますね。

 とりあえず今回のお話で、間違いなくRASが「6番目のバンド」としてガールズバンド集団の中に取り込まれた。唯一の異分子となったのは今回一緒に活動できなかったチュチュ様だけということになるのだが……どうなんだろう……チュチュ様、今回追加された属性が「風呂嫌い」だけやぞ。一応「シャワー派みたい」とかいうフォローはもらっていたけど、今後はキャラ設定が「臭そう(いい匂いしそう)」で埋め尽くされることになってしまうぞ……。

 

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 観てきたよ。ジオウ関連作品はこないだのライダー映画を無視してしまったのでどうしたもんかと思ってたんだけど、ゼロワンじゃなくてジオウの単品タイトルなら何も問題なく観られるし、考えてみりゃゲイツってキャラの中じゃウォズとならんで最推しなので、観ない理由は何もなかった。ゲイツくん(顔が好き)の勇姿を拝むのである。

 

 

<以下、今回は割と大事な要素もあるので、ネタバレ注意です。気になる人はちゃんと劇場で見ような!>


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 牛乳は背を伸ばすなぁ、第11話。いや、実際には大した因果関係は無いけども……つい最近どっかで「牛乳はめっちゃ飲むけど背が伸びなかった」キャラを見てた気がするんだけど、誰だったっけ?

 今回もなかなかに気になるファクターが提示されている。中でも一番の注目は、これまで描かれていなかった浅草と金森の馴れ初めだろう。なんとまぁ、例の「二人組作ってー」がきっかけだったとは。中学生時代から既に完成形にたどり着いていた金森氏、当然たまたま一緒になった浅草のことなんぞ大して興味もなかったのだろうが、たまたま利用価値を見出したのか、それともなんらかのシンパシーを感じたのか。コミュ障の浅草に改めて声をかけて関係性を作っていった。まぁ、単に使いやすい手駒っぽく見えたということなのだろうが、そこから関係が切れずに今の状態にまで進歩しているということは、おそらく浅草の持つこだわりが金森のセンサーに触れたということなのだろう。浅草の行動原理は金森からすれば理解の及ばないところにあり、彼女なりに「価値があるか無いか」を考えたときに、浅草という存在には観察の価値があると判断した。実際、巡り巡って金を産む存在になり始めているわけで、やはり金森氏の目は確かなのである。

 そして、そんな金森氏だって一応は(ほんと一応は)普通の女子高生でもあるということがわかるのが今回のお話。こんなにも「鬼の霍乱」という言葉がしっくりくるシチュエーションも無いよな。事前にやってた水路探索が悪かった……わけでもないのだろうが、特に前振りもなく突然風邪で倒れる金森氏。まぁ、他の2人以上に仕事量も多いだろうし、学校側や生徒会とのバチバチの状態は少しでも気を抜いたら良からぬ方向に転がりかねない案件だけに、精神的な疲れも溜まっていたのだろう。それでも事態が固まるまで倒れず、勝利がほぼ固まってからようやく離脱するあたり、彼女のタフネスも大したものである。

 そうして生まれた作品は、浅草独特のマインドがたっぷり詰まったものに仕上がった。やっぱり、作品の舞台となっている芝浜がそもそも充分ファンタジックで魅力的なのはずるいよな。あんな地形があるわけもないのに、何気ない描写でしれっと出てくる探検コース。あんなにいろいろと刺激的なスポットがあるのに、なんでこの世界の住人はもっと探検しようとしないんだろうな? まぁ、高校生の面々を見ていると、それ以上に魅力的なアクティビティが多い世界でもあるのだろうが……ほとんど全てのキャラが生きてて楽しそうなのは羨ましいな。

 「水」のモチーフを徹底的に突き詰めて生まれた新たなカッパストーリー。そして金森の根回しが結実して学校側の封殺にも成功。順風満帆でスケジュール通りに完成した作品だが……どこでトラブルが? 音響は百目鬼に任せているのだとばかり思っていたが、どうやらSE以外の劇伴音楽部分に関しては、業者に委託していたようだな……それにしても、こんなミスあるかぁ?

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 なんかJOJO6部のクライマックスみたいになってきたな、第12話。収束してんだかどうなのかもよくわからないが、とにかく盛大に関係者が死にまくっているのは事実である。まぁ、イドの中での死がどの程度現実に影響を及ぼすかはわからないが……名探偵以外は30%でアウトな気はするよな……。

 さぁ、いよいよ動き出すぜ! と思われていた、ジョンウォーカーこと早瀬浦局長。飛鳥井木記を解き放ち蔵全体をミヅハノメへと変質させ、帰還直後の鳴瓢たちのところへ。一体何をするのかと思ったら、なんとコクピットに入ったまんまエクストリーム自殺を繰り広げてそのままイドに引きこもってしまうという斜め上の行動に出た。現時点で彼の目的はまだ判然としないし、飛鳥井との関係性もよくわかっていないために動機は謎のままである。時系列がよくわかっていないんだけど、ミヅハノメが「飛鳥井の特製そのものである」とするなら、彼女がタイマンの被害者として救出・保護された後で彼女の力を囲い込むことでミヅハノメが生まれ、そこから蔵が設立されたっていう順番なのだろうか。だとすると、ここでわざわざ局長がちゃぶ台をひっくり返して自分のイドに逃げ込む意味もよくわからないのだが……なんかその辺はみんなして頭のネジが外れてるせいであんまりストンと落ちる理由づけは出てこない気がするなぁ。

 とにかく、ジョンウォーカーは「自殺と同時に自分のイドに潜る」というウルトラCを使うことで「定着した自分のイド」を完成させ、イド嵐すら回避して永遠に「自分のイドの名探偵」の地位を確立した。あとを追うのは当然酒井戸・穴井戸の名探偵コンビ。どうやら早瀬浦のイドは「拡張したミヅハノメの中で、他の人間のイド(つまり殺人衝動を持つ人間の中)へとワープすることが可能なようだ。早瀬浦がこれまで局長として黙々と思念粒子を回収して様々な殺人犯をコレクションしていたのは、もしかしたらこうした自身のイド特性ゆえのことなのかもしれない。イドの中では仮面を介して他人のイドへとワープする。これが「CHANNELD」の世界。今回真っ先に飛んだのがいきなり初出の本堂町のイドだったってのがなかなかのサプライズであったが、サクサク転移するので本堂町ワールドはあんまり出番がなかったのがちょっと残念だったね。

 複数のイドが交錯し、それぞれをつなぐことが可能になった早瀬浦の世界。残念ながら強引に巻き込まれてしまった一般人は現実の記憶を引き継ぎつつ、その中で襲いくる殺人の脅威から逃げ惑うしかない。対抗できるのは名探偵、つまり殺人犯だけである。まずは自我を得るために自分のイドに飛ぶ鳴瓢。そこでの妻や娘との邂逅は、最後の別れとなるか。そして自分のイドで死を待つのみだった本堂町を救出したのはなんと富久田であった。彼はコクピットを介した入場ではなく、飛鳥井の能力による昏睡からイドへとダイブしているようだ。すっかり良い仲になった富久田と本堂町はしばらくイチャイチャしてお互いの目的意識を確認していたが、突如現れた「墓掘り」、井波の凶弾によって富久田が倒れてしまう。彼が死んでしまうかどうかはまだわからないが、なんでこの2人がやたらうまくいっていたのかっていう部分のちょっとした謎解きに本堂町の「疾患」が関わっていたことなんかが明かされた。穴が開こうが閉じようが、正しい姿が見える本堂町にはあまり問題じゃなかったっていう。まさに破れ鍋に綴じ蓋である。

 そうして改めて殺意を発現させた井波は、自分を形成したオリジンともなる「墓掘り」を遡って数田のイドへ向かうも、悲しいかな、そこにはジョンウォーカーも待ち構えていた。彼女の扱いがどういう意図を持っているのかは正直よくわからんのだが、これで名探偵の権利を持つ人間がミヅハノメから少しずつ排除され、最後の2人に託されたことは間違いなさそうだ。単にそのためだけに退場させられたとすると井波さんはちょっと可哀想ではあるが、彼女がいると本堂町と富久田のカップルがやたら引き立つんだよな。

 そうしてイドの中の対決構図が明らかになり、それを外側からまとめ上げる任務は復活の百貴に託された。果たして飛鳥井とは何者なのか、そして百貴は部下の命を救うことができるのか。無限の存在と化したジョンウォーカーを、正義の名探偵2人が追い詰めることができるのか。わからないなりの盛り上がり、黙って見守るしかないぞ。

 

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