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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 牛乳は背を伸ばすなぁ、第11話。いや、実際には大した因果関係は無いけども……つい最近どっかで「牛乳はめっちゃ飲むけど背が伸びなかった」キャラを見てた気がするんだけど、誰だったっけ?

 今回もなかなかに気になるファクターが提示されている。中でも一番の注目は、これまで描かれていなかった浅草と金森の馴れ初めだろう。なんとまぁ、例の「二人組作ってー」がきっかけだったとは。中学生時代から既に完成形にたどり着いていた金森氏、当然たまたま一緒になった浅草のことなんぞ大して興味もなかったのだろうが、たまたま利用価値を見出したのか、それともなんらかのシンパシーを感じたのか。コミュ障の浅草に改めて声をかけて関係性を作っていった。まぁ、単に使いやすい手駒っぽく見えたということなのだろうが、そこから関係が切れずに今の状態にまで進歩しているということは、おそらく浅草の持つこだわりが金森のセンサーに触れたということなのだろう。浅草の行動原理は金森からすれば理解の及ばないところにあり、彼女なりに「価値があるか無いか」を考えたときに、浅草という存在には観察の価値があると判断した。実際、巡り巡って金を産む存在になり始めているわけで、やはり金森氏の目は確かなのである。

 そして、そんな金森氏だって一応は(ほんと一応は)普通の女子高生でもあるということがわかるのが今回のお話。こんなにも「鬼の霍乱」という言葉がしっくりくるシチュエーションも無いよな。事前にやってた水路探索が悪かった……わけでもないのだろうが、特に前振りもなく突然風邪で倒れる金森氏。まぁ、他の2人以上に仕事量も多いだろうし、学校側や生徒会とのバチバチの状態は少しでも気を抜いたら良からぬ方向に転がりかねない案件だけに、精神的な疲れも溜まっていたのだろう。それでも事態が固まるまで倒れず、勝利がほぼ固まってからようやく離脱するあたり、彼女のタフネスも大したものである。

 そうして生まれた作品は、浅草独特のマインドがたっぷり詰まったものに仕上がった。やっぱり、作品の舞台となっている芝浜がそもそも充分ファンタジックで魅力的なのはずるいよな。あんな地形があるわけもないのに、何気ない描写でしれっと出てくる探検コース。あんなにいろいろと刺激的なスポットがあるのに、なんでこの世界の住人はもっと探検しようとしないんだろうな? まぁ、高校生の面々を見ていると、それ以上に魅力的なアクティビティが多い世界でもあるのだろうが……ほとんど全てのキャラが生きてて楽しそうなのは羨ましいな。

 「水」のモチーフを徹底的に突き詰めて生まれた新たなカッパストーリー。そして金森の根回しが結実して学校側の封殺にも成功。順風満帆でスケジュール通りに完成した作品だが……どこでトラブルが? 音響は百目鬼に任せているのだとばかり思っていたが、どうやらSE以外の劇伴音楽部分に関しては、業者に委託していたようだな……それにしても、こんなミスあるかぁ?

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 なんかJOJO6部のクライマックスみたいになってきたな、第12話。収束してんだかどうなのかもよくわからないが、とにかく盛大に関係者が死にまくっているのは事実である。まぁ、イドの中での死がどの程度現実に影響を及ぼすかはわからないが……名探偵以外は30%でアウトな気はするよな……。

 さぁ、いよいよ動き出すぜ! と思われていた、ジョンウォーカーこと早瀬浦局長。飛鳥井木記を解き放ち蔵全体をミヅハノメへと変質させ、帰還直後の鳴瓢たちのところへ。一体何をするのかと思ったら、なんとコクピットに入ったまんまエクストリーム自殺を繰り広げてそのままイドに引きこもってしまうという斜め上の行動に出た。現時点で彼の目的はまだ判然としないし、飛鳥井との関係性もよくわかっていないために動機は謎のままである。時系列がよくわかっていないんだけど、ミヅハノメが「飛鳥井の特製そのものである」とするなら、彼女がタイマンの被害者として救出・保護された後で彼女の力を囲い込むことでミヅハノメが生まれ、そこから蔵が設立されたっていう順番なのだろうか。だとすると、ここでわざわざ局長がちゃぶ台をひっくり返して自分のイドに逃げ込む意味もよくわからないのだが……なんかその辺はみんなして頭のネジが外れてるせいであんまりストンと落ちる理由づけは出てこない気がするなぁ。

 とにかく、ジョンウォーカーは「自殺と同時に自分のイドに潜る」というウルトラCを使うことで「定着した自分のイド」を完成させ、イド嵐すら回避して永遠に「自分のイドの名探偵」の地位を確立した。あとを追うのは当然酒井戸・穴井戸の名探偵コンビ。どうやら早瀬浦のイドは「拡張したミヅハノメの中で、他の人間のイド(つまり殺人衝動を持つ人間の中)へとワープすることが可能なようだ。早瀬浦がこれまで局長として黙々と思念粒子を回収して様々な殺人犯をコレクションしていたのは、もしかしたらこうした自身のイド特性ゆえのことなのかもしれない。イドの中では仮面を介して他人のイドへとワープする。これが「CHANNELD」の世界。今回真っ先に飛んだのがいきなり初出の本堂町のイドだったってのがなかなかのサプライズであったが、サクサク転移するので本堂町ワールドはあんまり出番がなかったのがちょっと残念だったね。

 複数のイドが交錯し、それぞれをつなぐことが可能になった早瀬浦の世界。残念ながら強引に巻き込まれてしまった一般人は現実の記憶を引き継ぎつつ、その中で襲いくる殺人の脅威から逃げ惑うしかない。対抗できるのは名探偵、つまり殺人犯だけである。まずは自我を得るために自分のイドに飛ぶ鳴瓢。そこでの妻や娘との邂逅は、最後の別れとなるか。そして自分のイドで死を待つのみだった本堂町を救出したのはなんと富久田であった。彼はコクピットを介した入場ではなく、飛鳥井の能力による昏睡からイドへとダイブしているようだ。すっかり良い仲になった富久田と本堂町はしばらくイチャイチャしてお互いの目的意識を確認していたが、突如現れた「墓掘り」、井波の凶弾によって富久田が倒れてしまう。彼が死んでしまうかどうかはまだわからないが、なんでこの2人がやたらうまくいっていたのかっていう部分のちょっとした謎解きに本堂町の「疾患」が関わっていたことなんかが明かされた。穴が開こうが閉じようが、正しい姿が見える本堂町にはあまり問題じゃなかったっていう。まさに破れ鍋に綴じ蓋である。

 そうして改めて殺意を発現させた井波は、自分を形成したオリジンともなる「墓掘り」を遡って数田のイドへ向かうも、悲しいかな、そこにはジョンウォーカーも待ち構えていた。彼女の扱いがどういう意図を持っているのかは正直よくわからんのだが、これで名探偵の権利を持つ人間がミヅハノメから少しずつ排除され、最後の2人に託されたことは間違いなさそうだ。単にそのためだけに退場させられたとすると井波さんはちょっと可哀想ではあるが、彼女がいると本堂町と富久田のカップルがやたら引き立つんだよな。

 そうしてイドの中の対決構図が明らかになり、それを外側からまとめ上げる任務は復活の百貴に託された。果たして飛鳥井とは何者なのか、そして百貴は部下の命を救うことができるのか。無限の存在と化したジョンウォーカーを、正義の名探偵2人が追い詰めることができるのか。わからないなりの盛り上がり、黙って見守るしかないぞ。

 

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3月14日 ドラフト模様(MB1×3)

ピック順 【Tanaka】→【Logical】→【Chrolony】→【Serra】→【Sangriter】→【Thraxi】→

 

 (今回は、わかりにくいだろうと思ったので一部カード名はリンク入りでお送りしております)

 なんとも不思議なお祭り騒ぎ、ミステリーブースターの登場だ。最近のWizardsはこうしたサプライにも随分力を入れており、Magicというゲームの多角的な楽しみ方を色々模索しながら消費者に提供してくれている。こちらの商品は、「ドラフト好きなユーザー向けで、そこまでカード自体の価値を気にしない」というまさに我々のようなコミュニティ向けの商品である。ただ、事前の情報ではあまりにカオス過ぎる形態だったこともあり、「多分あんまり面白くないで」と予防線を張っていた。私は基本的にWizardsの開発チームを信頼しており、彼らが時間をかけて作り上げるリミテッド環境を信用している。念入りにレアリティやカード性能を調整した「調整済みの」リミテッド環境に比べたら、こんなごった煮の思いつきみたいな商品でのドラフトが面白くなるわけがない。信頼があるからこそ、逆説的にそう考えたわけだ。

 ……ごめんなさい、割と面白かったです……。まぁ、この面白さの根本には思い出補正も多く関わっており、実際に今回年寄り3人若者(?)3人でパックを剥いたが、ピック中におっさんサイドがとにかくうるさかった。だって、懐かしいんだもん。パックの封入にも悪意があるんじゃねぇかと思えるくらいのプチ奇跡が詰まっており、たとえば私の開けたパックはドラゴンを支援する「帰ってきた刃の翼」と、アーティファクトを支援する「鋳造所の検査官」、そしてなんと蛇を支援する「せし郎の息子、そう介」がまとめて入っていたのである。誰だって「えっ? 部族? なにこれ?」ってなる。他にも「野生の雑種犬」と「象の導き」がまとめて入っている「オデッセイブロック・ファッキンセット」があったり、まったく同じ性能の「フェアリーの侵略者」と「風を跨ぐ者」があったので「これ、実質同じカードじゃん」って言ってるそばから「板歩きの刑」が撃ち込まれて同じじゃなかったり、「大いなるガルガドン」を引いて「流石に待機させたクリーチャーには触れへんやろ」って言ってる目の前を「永遠からの引き抜き」が流れて行ったり、挙句「すみません、バンドってどういう能力ですか?」なんて質問が飛び出して誰一人答えられなかったり。とにかくカオスなのである。

 そうした物珍しさだけの面白さかというと案外そうでもなく、普通のプレイ環境では絶対に巡り会えないようなカードのミラクルシナジーを夢見ることができるのはこの世界ならではの魅力。多分今回はプレイヤーの数だけ夢があっただろうが、例えば私の例でいえば、「エレボスの指図」を持っている状態で「エムラクールの孵化者」が流れてきたら、そりゃぁニヤリともするってもんだろう。さぁ、新たなカオスの扉を開けようじゃないか。一体どんなデッキが完成するか、それは多分、制作スタッフにもわからないのだから。それにしてもピック表を書くのにめちゃめちゃ時間がかかるな!

 ちなみに、「ドラフト中に同じ名前のカードが2枚でない」という売り文句があったが、今回は6人戦(18パック、270枚)で「難破船あさり」と「予報」の2種がかぶったので、一応それなりの確率でかぶることはあるみたいだ。そりゃそうだな。

 

 


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 デルミンやヒメコの風呂場での髪の毛がどこに消えてたのかが気になる、第10話。この世界の住人たちの毛(体毛?)はどこがどうデフォルメされてるのかの概念化が難しいのである。

 まず何より、アプリリリースおめでとうございます。当方、ソシャゲ難民だったのでとりあえずインスコしてプレイ始めておりますが、様子見の段階で課金は出来ないのでやれることがあんま無いですね。まぁ、ましゅましゅとプラズマジカが並列して存在している次元なので見てるだけでも悪いもんじゃないですが。最初回したガチャで出たSRが阿だったのはまだ救いがあってよかった。やっぱ霧幻庵やね。

 で、そんなアプリとの連携も狙いつつ、ましゅましゅの掘り下げに終始したのが今回のお話。やっぱりこの4人でわちゃわちゃしてるだけで楽しいのは良いよね。ほわんとヒメコのカップリングがブレないのは当然として、横に控えしデルミン・ルフユの2人もしっかりキャラが立っているのはとてもおいしい。ルナティックおいしい。レイジンとの揉め事のせいでもうちょいメンバー内に陰鬱な空気が流れるかと思ったが、あんまりそこは問題視してないみたいなのは良かったよ。まー、これで落ち込むようなキャラはあんまりいないけども。ヒメコの悩みがバンドの立ち位置そのものではなく曲作りの方に絞られたおかげで他のことに頭を悩ませなくなったのがかえって良かったのかも。

 まさかの2度目の合宿で友情パワーもフル充填。ストレスが無いのはよいことじゃないですか。さて、レイジンさんたちはこの4人をどんな風に迎え撃つことになるのやら。

 

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 恵比寿可愛すぎやろがい、第9話。多分今期アニメの中でもダントツの純愛要素やで……まぁ、なんで藤田がそんな愛されキャラなのかはよくわかんないけど。

 見た目に反して愛情がたっぷり詰まったアニメよな。今回は念願叶ってついにシンさんとノイの馴れ初めが描かれることになった。まーこの2人らしく色気も何もあったもんじゃない出会いだったけど……お互いに何も含むところがない関係性だから、本当にまっすぐにパートナーシップを育んできたことがわかると微笑ましくなるのよね。そして若かりし頃のノイさん、単なる美少女なんだよな……この数年で何があったんだとびっくりするくらいに華奢だし、当時のフォームなら見目麗しいルックスにもしっくりくる。まぁ、当時から怪力はすでに持ち合わせていたようだが……悪魔候補生とかいうよく分からない立ち位置だったみたいだし、その影響でパフォーマンスが人知を超えていたのかしらね。

 そして若かりし頃のシンさんも単なる美少年ではあるんだ。ホールを出奔した時の話は以前描かれていたが、どうやらそこから魔法の国に転がり込んで流浪の身で生活していた様子。これで使える魔法がミートパイ作りとかなら生活の糧にもなったのだろうが、シンさんの魔法は純正凶器でしかないので食い扶持にもならない。仕方なく食い逃げしてたらたまたまノイと出会って、彼女のまっすぐさに惚れ込んでしまったのだろう。シンさんは生まれ育ちが悲惨だっただけに、裏表なく接してくれるノイの態度は実際以上に輝かしいものに見えたのかもしれない。それがたとえ単なる考えなしの行動だったとしてもね。こうしてみると、彼女がシンのことを「先輩」って呼んでるのもなんだか複雑だよな。あと、シンさんの声変わりの時期が激しすぎるよな。

 そうして二人の馴れ初めを彩ってくれたのが、エンさんの経営するラーメン屋だったという割とどうでもいいお話。ほんと、エンさんはいろんな稼業を手広くやっている様子だ。全国展開してたってんだから当時も荒稼ぎしていたのだろうし、あの様子だと、ラーメン屋はあくまでも稼ぎの一形態であり、他のところでもブイブイ言わせてたんだろう。そんな実業家(兼シンガー?)のエンさんが、たまたま自分のところに売り込みにきたシンを雇ったのも何かの縁か。今となってはこのシン・ノイとは家族同然の付き合いってんだから、まさに縁は奇なものである。そしてその下には藤田と恵比寿も……この二人はなんでファミリーなんだろね?

 そうしてエンさんファミリーの心温まるお話が展開する一方、カイマンの方の捜索も続いてはいるのだが、残念ながら基本的に考えなしの男なので、その行動はいきあたりばったり。偶然の遭遇でエンさんたちの命を救ったりはしたが、当人の目的である栗鼠探しは達成できず、丹波社長にボコボコにされる日々である。丹波社長、見た目通りにストレートすぎるバイオレンス。魔法使ってないけど、彼の魔法も殺伐としたものなんだろうか。隣の従業員の魔法はより一層えげつないけども……。どんなえぐいことをやってもファニーな絵面でごまかせてしまえるのがこの作品のすごいところだ。いちいちセンスがカッ飛んでんだよなぁ。「注射針が敷き詰められたシャンデリア」とか、どんな発想で思いつくデザインなんだろう。

 そして、「顔面がきのこだらけの男」と、「女の子の背中から生えてくるきのこ人間」も……ニカイドウ、ここからが波乱の幕開けかなぁ……。

 

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 良い、最終回だった……第7話。このエンドロールの感じ、完全にシンフォギアなんだよなぁ……。

 というわけで、多分Roselia編が完結した。多分、っていうのは、これから先のRASのシナリオでどんだけRoseliaが絡んでくるか分からないので、もしかしたら後日譚みたいなのがあるかもしれないから。でもまぁ、RASの物語とは関係なしに、あとはフェスに向かって突き進むだけなので友希那さんも目的は達成しちゃった感があるんだよね。完全に王者の余裕でRASを踏み台にしただけだったけども……生真面目な紗夜さんが「そんなことしてしまってよいのでしょうか……」ってんでちょっと心痛めたお話、っていうだけでしたとさ。まぁ、ほんと友希那さんは説明が足りなすぎるとは思うのだけど。これまでずっとリサ姉に甘やかされてたから「別に話さなくてもいいでしょ」ってスタンスが板についちゃったんだろうね。学べ、友希那。こうして周りの人間の忖度能力が上がっていくのだ……。とにかくこれで、FIRE BIRDにもドラマ性が付与されたわけだねぇ。

 さておき、Roseliaの物語については予想通りの心配無用っぷりで、「前回負けたという事実をどうやって払拭するんだろ……」と固唾を飲んで見守っていたが、「負けたけど、だから?」みたいな処理で流石に笑ってしまった。さすが湊友希那、自分たちの音楽以外のことに一切興味が無いので、チュチュの申し出についても「まぁ、これを受けたらまた一歩先に進めるわね」以外のことは考えてなかったようだ。結局、勝とうが負けようが目的に関係なかったから平然としていたという。こうなるとますますチュチュさんの一人相撲っぷりが際立ってしまうわけだが……レイヤさんの様子をみる限り、どこかで一回はチュチュがギャンギャン泣く日がくるんだろうなぁ……。

 そんなチュチュとレイヤの馴れ初めが今回初めて描かれたわけだが、実は漫画版ではすでにこのシーンが描かれてたりする。まぁ、ディティールはちょっと違ってたけど。そりゃさ、野生のレイチェルがその辺でくすぶってたら、敏腕プロデューサーチュチュ様じゃなくたって声かけるに決まってるよね。ロックのときと違って、一切迷う必要のない圧倒的スカウティングである。レイヤさんの方ははなちゃんとの約束もあるのでまだ煮えきってない感はあったが、そうしてチュチュの豪腕だけで引っ張られてきたRASにも、そろそろ一歩立ち止まって考えるタイミングがきたってことなのだろう。まぁ、考えるのは主にレイヤとチュチュの2人だけだと思うけど。パレオは、多分最終的に全部チュチュの教育のためになるように動くと思う。マスキングは……ケーキ焼いてると思う。

 今回も様々なカップリングが繰り広げられたが、中でも注目したいのはあこ×ますき、そしてレイヤ×リサ姉という同ポジションつながり。特にあこマスに関しては新たな無限の可能性を感じさせる異次元のカップリングになっている。あこにとっての「格好いい」ナンバーワンはおねーちゃんなわけだが、新たなサンプルであるマスキングの勇姿を、どんな気持ちで見守っているのであろうか。そしてますきさんの方は、可愛格好いいあこのことをどんな感情から見つめているのだろうか。まー、絶対「本筋」に関わらない組み合わせだろうから、想像するだけなら無限大である。そして、悩めるレイヤとコミュ力の怪物・リサ姉の組み合わせ。たまたま楽器が同じというだけでなく、ベースを始めたモチベーションまで似ているという共通項が見つかった二人。リサ姉の包容力は、レイヤすらも包み込むことができるだろうか。お互い苦労性だし、何かと話が合う部分もありそうだけどね。

 そのほか、今回の中心は当然濃厚なゆきさよだったし、相変わらず出番となれば容赦無く感情を垂れ流す日菜も元気だ。今回は冒頭のノックが先週と全然違っていたあたりに彼女のセンスを感じるし、姉が胸の内に抱える感傷が全てわかった上での接触を図っているらしい様子が空恐ろしい。まぁ、そりゃ誰だって床に伏せる紗夜さんを見たら物珍しさでテンションも上がる気はするけど。紗夜さん、周りにバンドメンバーがいっぱいいるのに安心して寝ちゃうあたりがもうヤバいんだよなぁ。

 さて、そんな感傷も来週には綺麗にリセットかなぁ。何しろ次回予告の内容が……こうして次週を読めないように引っ張ってやきもきさせる手法もシンフォギアなんだよなぁ……(全てに道はシンフォギアに通ず)。

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 去年まではスルーしてましたが、リクエストがあったので一応やってみました。女性編に比べるとだいぶページ数も少ないし、これくらいの作業なら構わないか、と思ってのこと。正直、男性編はめくってても知らん名前は結構いるんじゃないかなぁ、と思ってたんですが、体感では女性編とそんなに変わらないですね。むしろ男性の方が息が長くて「安定のこの人!」みたいな顔が多いので、ページをめくっていて「おおっ、おおっ!」ってなる流れが多かったかもしれません。個人的には怒涛の野島家ラッシュとかが好き。あと塩屋兄弟が全然関係無い汐谷さんが間に挟まったせいで上下にならんで「同じ顔やんけ!」ってなってるとことか。

 一応数字を確認してみると、今年度の掲載人数は595名。去年からの増加が12名である(つまり昨年度は583名)。そりゃま、これでも「多すぎやろ……」って思うのは間違いないが、女性声優の907人に比べりゃまだまだかわいいもんである。こうしてみると男性声優は女性よりも競争が少ないとみることもできるが、その分余ってるパイが少ないハードな業界ともいえる。やっぱりこうしてみると男女で業務形態(というか求められる仕事?)が違ってんだろな、とは思うわね。

 個人的に、男性声優についてはあんまり日頃から興味を持って調べないので改めて名鑑を見てて「へぇ」って思うことが多くて、そのうち1つはこっそりした改名。例えば笹沼晃(ガンダムSEEDのディアッカの人)がいつの間にか「笹沼尭羅」に改名していたなんて事実は初めて知ったし、しかも今回知った理由として「改名して、また戻したから」っていう(最新号でまた「晃」に戻っていた)。そしてもう一人、森訓久が現在「モリノリ久」名義になっている。しかもすげぇ最近の出来事じゃねぇか。何してんだもりしゃん。

 あと、宣材写真は割とこまめに変えている人がいるようで、笑ってしまったのは大ベテランの鈴木清信氏が今年から突然の禿頭になってたこと。出家でもしたんかいな。園部好徳氏もつるつるになってるし、やっぱりね、男性にはね、そういうタイミングがあるんだよね……。なお、中尾隆聖は思い切って染めてますね。こういう歳の取り方は良いなぁ。

 

 

 

 以下、具体的な出入りについてのまとめである。まず、昨年度版に掲載されておらず、今年載っていたのは以下の19名。

 

IN(19名)

五十嵐雅 伊藤昌弘 岩崎諒太 岩中睦樹 小澤廉

北村諒 小西成弥 小林竜之 子安光樹 榊原優希

佐藤元 高梨謙吾 竹内栄治 橘龍丸 徳留慎乃佑

バトリ勝悟 日向大輔 真野拓実 室元気 

 

 真っ当な新人が多いが、女性編に比べるとここに出てくる名前でも平均年齢が高いのが特徴。調べてみると舞台などの他のジャンルから登録されてくる人が結構多く、さらにバンドリプロジェクト「アルゴナビス」関連など、ある程度他分野で実績が出ている人間が声優業務にも関わるという構図がちょいちょい。まぁ、この声優名鑑、萩原聖人やクリカンも載ってるからね……。小林竜之がこのタイミングで掲載される意味もよくわからんのだが、歌唱から役者業に少しずつ浸透してきているという証拠なのかしら。

 そして、そんな中でも一番注目したい、というか注目してしまったのは、「子安光樹」という名前。そう、あの子安武人の息子さんである。そんな奴がデビューしてるなんて全然知らなかったのだが、名鑑を見て行ったら一発で「これ親子やん!!!」ってわかってしまったので笑った。これは似てるわ……ただ、本人が喋ってる動画も探してみたけど、声質はあんまり似てない気もする。まぁ、まだ若いので今後どういう変化を見せるかだが、子安ラインの役者にはならない気がするな。他の2世声優もだいたいそうだけども。大塚明夫が見事に親父さんっぽい声を出せてるのとか、もしかしたらレアなのかもしれんな。

 他にも、女性編と同様にちらっと国際色が感じられたりするのも自然な流れかね。ちなみに、室元気については「えっ? まだ載ってなかったの?」と思って確認したら2014年までは掲載されており、これもおそらく事務所移籍とかの関係で取り除かれ、戻ってくるまでにこんだけかかったってことなんだろう。割と基準が適当ではあるんだよな。

 

 

OUT(7名)

石井マーク 石原壮馬 海老名翔太 勝田久 鎌田匠

徳武竜也 中村正

 こちらは去年掲載されており、今年名前がなかった7名。このうち鬼籍に入ったのは勝田久氏・中村正氏の2名。二人とも押しも押されもせぬ大看板。年齢を考えれば致し方ないところであるが、特に勝田さんの場合は現代声優「教育」ビジネスにおいても象徴的存在だったのである。

 他にも、無期限休業を発表した石井マーク、完全廃業を発表した徳武竜也あたりも割とわかりやすいところ。最近は男女ともに、若手でもスパッと「引退」を宣言する流れも増えてきているのかもしれませんな。まぁ、その何十倍も声も出せないまま消えていく若手が多いだろうが……。

 残りの若手に関しては、なんで掲載されないのかわかんない人もいるけど……「石原壮馬」だけは調べたらなんかやたら黒い理由が出てきてちょっとテンション下がった。まぁ、裾野が広がるとこういう案件も出てくるわなぁ……。

 声優を目指す皆さん、これからも清廉に、精進なさってください。

 

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 どんどん手足が長くなる金森氏、第10話。もう、最終的には身長2メートル超えてきそうな勢い。

 この世界を形作る最大級の「怪物」である金森だが、前回はそのオリジンとなるエピソードが明かされ、さらに今回は、初の「敗北」を喫した。どう考えても頭が固すぎて阿呆のように決まり文句を並べ立てる教師陣の方が悪いというのは誰が見ても明らかではあるのだが、それがまかり通ってしまうのが現実社会の難しいところ。今作の世界が「現実」かどうかはまた別な問題だが、どれだけアナーキーに見える芝浜高校でも、やはりこうした大人による締め付けは存在しているものらしい。

 金森は、彼らの非を叩くことは簡単だっただろう。実際、議論は平行線をたどるどころか金森によって一方的にねじ伏せられた形になり、教師陣は試合放棄とも言える理不尽な押さえ込みで席を立ったのだ。どう考えても悪いのは大人サイドである。しかし、普段の金森だったらそうして「理屈が通じない奴ら」の存在も考慮に入れた上で、「馬鹿ども」を前提として武装することができたはず。この度の論争において、金森が政治を抜きにして正論一本でぶつかってしまったことは、おそらく時間の無さからくるやむを得ぬ対応だったのだろう。もしくは、本人が言う通りに「あまりに馬鹿らしくて」試合放棄する形になったのかもしれない。しかし、その内実はともかく、結果だけを見れば金森は「敗北」したに違いない。

 ただ、そうして金森が半ばヤケになって学校側を無視してしまったのは、もしかしたら生徒会の黒い人との関係性もあったのかもしれない。彼女(さかき・ソワンデという名前らしい)は映像研と敵対する立場にこそあったが、どうやら根本的には「悪いやつ」ではないらしい。むしろその徹底してドライな物の見方は金森の同類とすら言えるし、彼女の狙いを本当の意味で理解できる数少ない人間の可能性すらある(少なくとも浅草・水崎はそのカテゴリに入ってないだろう)。彼女との対話で映像研が示すべきスタンスは大体示すことができたと判断し、金森はさっさと面倒ごとから身を引いた。あとは、実際のイベントで額面をどのようにごまかして実利をとるかの勝負であろう。

 そんな金森氏の苦労も何処吹く風。相変わらず監督と作監はやりたい放題である。まぁ、水崎氏は今回金森の命令に色々と折れていたし(サイクリングに繰り出した時にちゃんと日焼けに配慮した衣装で登場している)、そこまで作画作業で切羽詰まっているというわけでもないので余裕のある状態。問題は全然シナリオ作業が進まない浅草ということになるが、彼女は芯の部分から気分屋の「現場主義」であるため、何かを掘り出すためには机の前で唸っているばかりではどうしようもない。都合よく(?)百目鬼が「音撮り(ハンティング)」に出向くとのことで、ちょっとしたピクニックがわりのロケハン作業だ。作品のテーマを「芝浜そのもの」にしたことで、どこに気晴らしに出かけても取材だと言い張れるのはずっこいな。

 今回見せ場となったのは百目鬼による音のあれこれをめぐる演出。特にわかりやすいのはやたらと長回しだった「音波」を築いていく演出部分で、オシロスコープのような波が作画素材に溶け込んで音を刻んでいく様子な味わいがある。以前は「作画素材画面」になると全てのSEを浅草たちが全部口で言ってたわけだが、百目鬼が加わった影響なのか、今回はその部分にすぐにSEが載せられるようになっていた。どうやら浅草の中で「音からの刺激」も重要な要素になっているようなので、浅草・百目鬼間の連携も今後の見どころの1つなのかもしれない。しかし、こうしてみると黒い人の多い学園だな……。

 

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 ダイソンの掃除機ばりの収束力で設定が回収されていくぞ、第11話。なんでこんな荒唐無稽の世界なのに、各所で回収していく伏線に愛しさを感じてしまうんだろうか。「穴空きさんが何故自分の頭に穴を空けるのか」とか、「今更それ気にするゥ?!」みたいなところから落とし所が生まれるのなんなの。

 前からちょいちょい書いてることだが、今作の裏主人公って結局富久田だったんじゃないか疑惑があるくらいに、富久田がどんどん面白キャラへとランクアップしていく。前回の時点で「実はイドに潜っても記憶が残っててねぇ、ちょっと鳴瓢さんを激おこさせるために悪いことしてみたよ」とか嘯いていたわけだが、イドの世界における富久田さん(穴井戸)の目的は、「死ぬこと」そのものだった。過去には名探偵としての採用試験がわりにちょいちょいイドに潜ったことがあったが、その都度速攻で死んでいたのは、別に酒井戸が特別優秀なことの証明ではなく、名探偵・穴井戸が死にたいと思っていたせい。そんな斜め上の真実に気付けるわけないやろがい。

 そして、なぜ彼が死にたがっていたのかといえば、それは「穴が空いていないから」であり、何故穴を空けたかといえば、自分の脳機能が原因で人生に耐えられなくなっていたから。「数称障害」とかさらっと当たり前のように出てきた概念だけど、なんやねんそれ。調べてみるとせいぜい「数字にものすごくこだわりがある人」くらいの強迫障害っていう事実しか分からなかったのだが、そうして「数が気になる」というちょっとした精神性も、富久田レベルの才人になってしまうと人生を左右しかねない問題になるってことなんだろう。なまじ頭がいいだけに、その「数」の認識が常人よりも圧倒的に広いのだ。富久田はそんな自分の脳に嫌気がさし、解消のために頭にドリルを突っ込んだ。イエー、解決。まぁ、その後勢いで他人の頭にも同じことしちゃうわけだけど……これにて名探偵・穴井戸が爆誕する。

 そうして富久田の真実に気づくことで、鳴瓢はギリギリでジョンウォーカーの目論見の上を行くことに成功する。先週まで潜っていた「第2層」との時間のズレを手掛かりに、「観測されればそれは現実だが、観測の目から逃れれば時間が広がる」というイドの真理を看破。つまり、自分の時間が大きく延長された「第2層」こそがジョンウォーカーの目を逃れつつ真相に肉薄するためのステージであると解釈する。すでにこの時点で「蔵の関係者にジョンウォーカーがいる」ことは大前提だが、まぁ、あれだけ派手に百貴を巡った詐術が使われたのだから、その辺りは3人の名探偵の中でも共通認識だと考えて問題ないだろう。ついに与えられた「犯人の埒外」での捜査を本堂町に託し、鳴瓢はその手掛かりの回収に邁進する。

 一方の本堂町は、鳴瓢が第2層に残した手掛かりを元にジョンウォーカーの犯人像に迫り、その上できっちり「理詰めで」限定を行おうとする。これだけむちゃくちゃな世界の中で、がっつりアリバイ検証から特定していくってのはなんとも偏執的であるが、そのために使われたのが「第2層の富久田」ってのも面白い。もし現実世界で本堂町が穴を空けられていなかったら、今回のような限定は不可能だったわけだ。またこの世界の富久田さんも恐ろしく物分かりがよく、突飛すぎる本堂町の相談を受けてもすぐさまその本質を見抜いて見事なヒントを与えてくれる。やっぱ富久田さんがこの世界の救世主でいいんじゃなかろうか。まぁ、本堂町が「第2層」を去ったあとにあっさり逮捕されているとは思うが……。

 そうして「第1層」である嵐の世界に舞い戻ることができた本堂町。そこに富久田が触ることで穴が蘇るシーンなんて、考えてみりゃひでぇ展開のはずなのに「これが……二人の信頼の証!」みたいにちょっといい話になっているのが実におかしい。我々視聴者も、このイドの世界に完全に毒されてますな。そうして最後にたどり着いた犯人の名前は、「まぁ、そうなればそうなるやろ」みたいな当然の帰結ではあるのだが、この際意外な犯人像でなくてもどうでもいい。何しろ、物語はここで終わるわけではないのだ。

 最後に残された謎は、カエルちゃん、カエルくん、飛鳥井木記。これまで鳴瓢が接触したのはあくまで「第2層での飛鳥井」であった。そして今週ラストには、いよいよ「現実世界での飛鳥井」が登場。ジョンウォーカーが保護していたと考えるなら、カエルちゃんがイドの中で殺されていることこそが、ジョンウォーカーの動機の根幹ということになるが……。

 もう、なんでもいいからとびきり破天荒な解決を見せてくれ! あ、さりげなく色っぽい話になっちゃってる東郷さん、ありがとうございました。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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