忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[445] [446] [447] [448] [449] [450] [451] [452] [453] [454] [455]

 情熱大陸か、第10話。大手術に至るまでになんで別エピソード挟むんだろう、と思ってたら、なるほど、手術道具の開発者のお話ね……一応体調不良の「患者」は出てきたけど、相変わらず症状が軽いっていう……。

 しかし、今回はず〜っとサイクロプスの生態について考え続けてたらあっという間に終わってしまった。単眼族がいること自体は別に良いのだが(まぁ、蜘蛛の目と人間の目の数の差に比べれば大差ないですからね)、その種族がどうにも現代社会で生きにくそうにしているのがかわいそうである。「目はいいんだけど遠近感が掴みにくい」とか、「目はいいんだけど動くものを見るとすぐ酔う」とか、長所をすぐにデメリットで消してしまう生き様がなんだかかわいそう。そりゃ自虐キャラにもなろうってもんだ(「レビュアーズ」でも自己承認度が低かったよなぁ)。まー、ああやって工房に多数のサイクロプスがいたことを考えれば、その目の精度のおかげで手工業でなら職人に向いてるってことなのだろうけど。これが機械制になってくるとどんどん厳しくなりそうで不憫だ。いつの時代もこういう職人芸は残っていくことになると思うのだけど、アラクネ族とかの棲み分けがどうなっていくのかが気になるところだ。

 他にも、「元々の生態的な意義を考えたらその眉毛おかしくね?」って思いながらずっと見てたんだけど、まさか最後に自分から眉毛をいじってくるとは思わなかった。「目を保護するのが目的なんだったら、(人間における)片目の方に寄ってるのはおかしいのでは……って思ったら、自ら「偏ってるんですよ〜」って申告してきた。いや、親方の眉毛も同じように偏ってたぞ。あれって自分で手入れした結果なんですかね? 他にも「火花が飛ぶ危険性の高い工房にあの目のサイズは死活問題じゃね?」とか、「そもそも危険の多い工房で働く服としておかしくね?」とか色々出てきたんだけど、まぁ、この世界は元から色々おかしいんだから、ディティールを気にしていては角を矯めて牛を殺す結果になりかねない。むしろそういう部分はおおらかに受け止めて、細かい「異種族もの」のテイストを味わうのが正しい見方であろう。個人的に気に入ってるのは、そんな風に遠近感に欠けて一点集中で見つめちゃうメメちゃんに対して、目の数が数倍も違うアラーニャさんの視界の広さがこっそり描写されてる部分。後ろを歩いてきたサーフェのお茶を振り返りもせずに受け取れたのって、あれは蜘蛛の目が後ろにも効いてることの表れなのよね。

 そんなわけで、それぞれの種族が個性を活かしながら、自分たちの分野で頑張っている。来るべき大手術に向けてクトゥリフ先生も少しずつ準備を進めているが、さて、触手ってどれくらいの周期で生え変わったりするんでしょう。そしてどんな味がするんでしょう。自分の恩師の足をかじれって言われたグレン医師はどんな気持ちなのか……まぁ、昔からずっと同じようなやり取りをしてるから慣れちゃってるんだろうけど。先生から教育されて触手をかじることに抵抗がなくなり、寝ぼけてうっかりサーフェの尻尾を噛んじゃうグレン医師とか良いかもしれませんね。サーフェさんもそういう設定なら喜んで受け入れてくれそう。今回も嫉妬するのに忙しかったサーフェだが、そろそろグレン先生がそういうところで一切心配する必要が無いのだっていうのは理解してほしいもんである。まぁ、今回のメメちゃんの場合、目以上にでかいものがあったので、その部分は不安もあったかもしれないが……いや、でもサーフェも十分でかいんだよな(アラーニャもでかければクトゥリフ先生だってでかいぞ。助けてルララちゃん!)。おっぱいぐりぐりされても顔色ひとつ変えずに注意する主人公、現代アニメだとレアすぎる。

 さて、そんなサイクロプス成長物語を挟みつつ、いよいよ次回がクライマックスとなりますか。問題は竜闘女様をどうやって説得するかだが……もう方策は考えてるっぽいわね。

拍手

PR

 ゆに様ですら永遠の夏休みが終わったというのに俺ときたら……第20話。永遠に求められない夏休みも辛いもんだにゅい。ほんとゆに様は正しいことしか言わないにゅい。明日から、明日から頑張るにゅい……。

 正直、以前ねねが増えた時点で「こんなもん、画面の映像情報の量だけでもパンクするんじゃねぇの?」と心配になったものだが、まだまだこんなもんじゃおわらねぇ。まだネコが増えるんだ。れいくんは初の男の子(っぽい)キャラ。そしてCVがダルイゼン。こないだシンドイーネさんが出撃してきてたし、確実にこの街はビョーゲンズに侵食されている。これでグアイワルが来れば完璧だな、って思ったけど、番組のカラー的にグアイワルは来ない気がする。むしろバテテモーダはワンチャンあるか。いや、知らんけど。とにかくまた1体キャラが増えて世界観が渋滞起こしてんのは間違いない。

 でも大丈夫だ、この世は無情、数多のキャラクターは刹那的な消費の激流に流されていく。せっかく当て馬として登場した森村さんだったが、朝陽が不自由な二択で苦し紛れの返答を頑張った結果、わずか2週で撃沈。んなアホな。もうちょい頑張ってくれ。いや、今回のことはどう考えたって友達の子(ミカ)が悪いんだけど……なんやあのアホ毛指は。あいつがおらんかったら森村さんはなかなか告白まで踏み込めなかっただろうけど、ロングスパンでの関係構築には成功したかも知れんのに。まー、森村さんも思いっきり切り替えてたみたいだし、後の事考えたらこれがベストの形なんだけどねー。さすが幼女向けアニメ、ドロドロ三角関係で長い事引っ張ったりはしないのだ。これを見た幼女たちは、将来的にもダラダラと引っ張らずに切り替えて男を探すようになれるな!(如何かと思う)

 こうして、当て馬で適度にお互いのことが意識できるようになったゆめと朝陽だったが、そこに余計なまでの後押しをする刺客として差し向けられたのが新キャラのれい君だ。いや、なんの目的で地上に降りたかはさっぱり分からんけど。そもそもお空の上のドリーミーキングダムに王家があるのかどうかも分からんけど。でも、女王様は間違いなくいるんだよな。女王様とれい君は関係者なのだろうか。絶対違うよなぁ。人間型の王家とネコ型の王家が並立してる政治体制なのかもしれんな。正直、そんなこと考える意味は一切ないのだろうけど、今作に関しては妙なところにあとあとの伏線貼られてるんじゃねぇかって余計なことを気にしてしまう。最悪、今回れい君が朝陽に言った「君も選ばれし王子だ」が伏線だったらどうしようってちょっと心配してる。そうなると、朝陽のママさんも女王ってことになるのだがCVだけで考えれば女王でもおかしくないんですよ(どっちかっていうと魔女だが)。もうダメだ、ただでさえ処理案件が多いのに余計なことしか考えられねぇ。

 伏線といえば、個人的には勝手に「伏線であってほしいなぁ」と思うのはときわちゃんの「恋愛してみたいなぁ」発言ですね。彼女は想像以上の脳筋だったので多分そういうことは現時点で一切考えてないと思うが、43話くらいで「ときわちゃんの初恋」っていうエピソードが挟まったらドキドキしません? 出会いの場はスポーツジムとかでいいんじゃないでしょうかね。他にも意味深に登場を匂わせることこ先輩の新メカとか、なんで今作は気になる要素がダラダラと垂れ流されているのでしょう。マジで勘弁してくれ。

 ちなみに一番勘弁して欲しかったのはラストの夢占いでした。先生、私未だに、学生時代の「やべぇ、宿題終わってねぇ」とか「テストの対策してねぇ」みたいな夢を見ることがあるんですけど……さっさと仕事を終わらせるみゃ。…………どの仕事でしょうか……。

 

 

拍手

 沢さん?!?!?! 第17話。この人、ホンマにどこまで……。風林中、変なところに隠し球多すぎ。

 まー、相楽の反応を見れば、おそらく肩痛めたりしてピッチャーやめたんやろな、っていうのは想像できるけど、ショートリリーフでへばった千里が1イニングぽっきりだったのに対し、すでに沢さんは2イニングを抑えてしまった。もう、ワンポイントでいいからちゃんとピッチャーとして登録しておこう。最悪打者1人相手に使って下げるとかでも充分強いと思うぞ。大吾は全く知らなかったからそんなアイディアは思いつくわけもなかったのだが、前のイニングの相楽の突発的ハッスルによって沢さんにも何か変化があったのだろう。今まで黙ってきたその封じ手を、沢さん自ら明かすこととなった。これも何かが伝染した結果だと思えば、色んな人に感謝せねばなるまい。こうして沢さんが真面目モードになっちゃうと、相対的に一番適当に見えるのが千里になるっていう……こいつ、ほんとに藤井の娘か?(よっぽど箱入りで育てられたか?)

 しかし、沢さんの覚醒があったとしてもあくまで相手の攻撃をなんとかしのげるだけ。未だ残る3点という点差をどうにもしようがない。そりゃな、この打線は基本的に穴だらけなわけでな。まぁ、相手側にしても「ミチル案外打たれてるやんけ……」とは思うけど。今回は沢さんに軽くヒットを打たれ、さらにアニータもきっちり打ち返せている。なるほどリトル出身者は充分強い。そして、リトルで出てきた人間にぽんぽん打たれてるってことは、残念ながらミチルちゃんはそこまで上を狙えなかったということにもなるので……なんか色々残酷だ。まぁ、大吾くらいなら抑えらることを考えると、軟式はやっぱりちょうどいいのかもしれない。

 結局追い詰められる風林。しかし、最後の望みをつないだのはなんと睦子。これこそ女の維持と維持のぶつかり合いか。次回予告を見る限りでは、どうやらこのまま沢さんまではつながってしまう様子(千里は相変わらずうまいことやってんな)。女の戦いばかりがクローズアップされて、大吾にはしっかりしてもらわなきゃいけない、と思ってるところでいよいよおとさん登場。いや、登場したところでどうなるもんでもないが。あ、今週も仁科は元気でした。

 

拍手

 リーダーめっちゃしゃべりよるやん、第23話。もう、中の人は2ヶ月分くらいの仕事を一気にこなしたんじゃなかろうか。兎にも角にも、スカベンジャーの最大の見せ場である。

 本当に両極端な作品で、リーダーが演じた戦いだって、本当に生きるか死ぬかという意味での「死闘」だった。だけどそれはどこか冗談めいたところがあり、ギャグをベースにトントンと転がるコメディ路線。そしてリーダーの戦いの果てに訪れたのは、科学の生み出した巨大な化け物と天下のレベル5の怪獣大決戦。このミクロからマクロへの振りのギャップが凄まじい。これを1本のシナリオの中にまとめ上げるとなると結構なバランス感覚が求められることになるだろう。もしかしたら今回コンテ演出がどっちも3人ずつで分配されていたのは、パートごとに担当を変えての緩急を生み出していたのかもしれない。ゴジラパートだけでも見せ方に色々とやり方はあるもんな。

 改めて、今回は放送時間の半分くらいしゃべり続けてたんじゃねぇかっていうリーダーの声を聞いていると、頭の中のイメージよりも随分優しい印象がある。藤田茜ボイスはもちろんどこかやんちゃな要素を作ってはいるのだろうが、まんまショタな印象の外見やアウトローな考え方からイメージされる声よりもいくらか穏やかである。チームの他3人が突き抜けたキャラなので、リーダーは緩衝役としてこれくらいの性格の方がまとまりがいいってことなんだろうな。考えてみりゃ、今は落ちぶれてるとは言っても一応は暗部でのし上がったチームであり、ナルや清ヶといった問題児を抱えながらも仕事をこなしていたことを考えるなら、やっぱりリーダーの才気と人柄はなかなかのものなのである。一応データを調べたら能力としてはレベル3らしいのだが、彼女の能力、割と汎用性も影響力もでかいので、環境次第ではまっすぐに未来を担う人材になってたのかもね。

 今回はやっくんに出番が回ってきたが、純正戦闘要員のナル・清ヶと組み合わせてのチームバランスも割と良いのである。個人的にお気に入りなのは今回契約現場から退散するときに乗ってた謎の乗り物で、あれってナルが紙で造形して、清ヶが摩擦をなくして、最後に薬丸の起爆で推進力を得るっていう、(リーダーを除く)全員がいないと使えない乗り物なのよね。もちろん、リーダーの発案で生み出されたチームワークの賜物なんだろう。そういうところに、語られざる絆みたいなのが感じられるのがとても好き。リーダーの戦いぶり、実に立派でございました。ひとまずお疲れ様です(まだ出番終わってないけどね!)。

 そして、一応は対立組織でもある暗部の活躍を中心に描かれながらも、一切好感度を落とさないのが我らが御坂美琴。今回も彼女のまっすぐな性格がリーダーの胸を打って後の展開に影響を与えていますからね。なんだかんだでうまく行ってる食蜂との関係性も含めて(リーダーの妄想内の百合構図も含めて!)彼女は本当に人間関係には恵まれていて、その中でまっすぐに育っているのが実に眩しい。あんだけ人知を超えたチート能力持ってんのに、御坂さんってありえないくらい常識的なセンスの持ち主なのよねぇ。まぁ、自販機蹴ってたりはしたけど……。おそらくそこに影響を与えている一人が黒子なんだろうなぁ。

 そして、そんなミラクルヒロイン御坂美琴(CV佐藤利奈)といよいよぶつかります、質量の化け物ドッペルゲンガー(CV種﨑敦美)。この2人をメインにしてド迫力の巨大戦が展開されるなんて誰が考えるだろうか。圧倒的俺得空間。ドッペル合成体のデザインとCGの作り込み、流石に気合い入ってて「劇場版レベル」になってたのすごい。来週はほぼ全編巨大戦になるはずなのだが……作画力は大丈夫かしらぁ。

 

拍手

 そんなんありかよ、第10話。まー、落とし所としては非常に綺麗ではあったが……このレース、割といろんなところでガバガバだな……。

 気になるのは、ローランがどこまで読み切って今回のヤマを作っていたのかということ。相変わらず飄々としているのでよく分からないが、今回の件は本当に綱渡りの連続で、どこかでちょっとでもタイミングがずれていたら水泡に帰す代物だった。サムという人物がどのように動き、それを見たエダマメたち構成員がどのように行動するか。特に今回はルイス(とアビー)という非常に直情的で謀略に向かない連中が因子として組み込まれており、そのあたりが暴走したら一巻の終わりになっていた可能性もあるだろう。まぁ、そういう不測の事態に対応できるようにしたからこそのギリギリのスケジュールだったのだろうが……。

 これまでの動きを見れば、ルイスが最後に代打を務めることはほぼ決定していたのだろう。そうでなければわざわざローランがルイスを呼んでくる意味もないわけだし、アビーは決勝に挑む緊張感も感じさせていなかったので、おそらく事前にルイスに代わることは承諾していた。しかし、普通レースイベントでそんなことが許されるはずもない。カメラの存在だってあるのだし、何より運営はサムの息のかかった連中が担当しているのだ。むしろ、これまでローラン側がやってきたように、事前にサムがアビー側の飛行機に何かを仕掛けたりする恐れだってあった。そんな中で、ぬけぬけと替え玉が実現してしまったのは本当に謎である。よっぽどサムが熱くなって現場が見えないようになっていると読んでいない限りは打てない手だっただろう。サムは登場後は割とクレバーなキャラで見せていたはずなのに、250万を失ったあたりでどんどん頭に血が上って冷静な判断ができなくなってたよな……そこまでがローランの仕込みなのだとしたら、もうラプラスの悪魔なんじゃねぇかな。

 一応、シナリオ上の満足感があるとすれば、サムはとにかくけちょんけちょんにされてしまったが、弟のクラークは長年の夢を叶えて、一応の満足を得られたことであろうか。もちろん、大損害を受けた兄のとばっちりでこれからの人生は今までとは全く違うものになってしまうだろうが、案外クラークは兄のやらかしはどこかで覚悟していたかもしれない。彼の人柄で、また一からやり直すことができるだろうか。

 そして、アビーの物語にも一応のけじめをつけることはできた。ルイスとの関係性がそんなに簡単に解消するとも思えないが、少なくともエダマメとの友情は少し深まっただろうし、ローランの金儲けだけでなく、パイロットたちのプライドをかけた一戦に直接触れて、何か感じられるものもあっただろう。次の事件でアビーがどのような関わり方になるかは分からないが、今後は少しエダマメに対して優しくなってくれればいいかな。

 まぁ、あのまんまのファッキン少女でも可愛いからいいんだけどね。

 

拍手

 週一ペースだとゲームの進化速度が速くて大変です。進化とは果たして正しいことなのか? そんな命題を問い続ける集団です。

 


拍手

 悩み多き第10話。まぁ、まさに1クール作品の10話目って感じの展開になってきたな。ここまでの展開、ディティールは割と雑なんだけど今回はとりあえず置いといてのダウナー展開。流石にナツメの心情を整理するのには1話まるまるかかるよね、ってお話。

 そもそもの発端がカブラギさんの衝動的な無茶行動だったわけで、残念ながらその先まで見据えたような計画にはなっていなかった。おかげでガドル工場破壊までは何とか成功したものの、それ以降の展開には全く責任が持てない状態。そんな中で案外何とかなったのは、地下施設からの脱出プランである。多分今作で一番設定がガバガバなのがこの地下施設に関しての部分で、まずもって何でそんなもんが存在してるのかよくわからない施設だったのだが(キン肉マンの超人墓場みたいなもんなんだろうか)、そこを起点にしてデカダンスそのものをぶっ壊してしまうようなクーデターが起こったにも関わらず、システム側からの対処は割と適当。一応討伐部隊が派遣されたが、大した規模でもないし、あっさりと出し抜かれてしまった。まー、ジルさんが有能すぎるってのもあったのだろうけども。結局、なんでジルは施設内であれだけ好き勝手やれてたのかもよくわからんし、脱出不可能だと言われてた施設を抜け出し、車まで調達できてたのはほんとに意味がわからんのよな。湖の底深くだから脱出できないっていう壁はどうやって乗り越えたのだろう?

 まぁ、とにかくそっちは全部がトントン拍子でうまく行ったわけだが、うまくいかないのは地上サイドのお話である。まず、本来なら良かれと思い、ナツメのためにやったことだったのだが、それを知らされたナツメさんは「知りたくなかった」と素直な感想。まぁ、ことの真相は女の子一人でいきなり飲み込めるようなもんでもないので、彼女の反応は致し方ないところだろう。急に世界の真実を知らされ、それをカブラギはずっと黙っていたということだけがわかる。彼が何故それを話さなかったのか、今までどんな人生を送ってきたのかなどのバックグラウンドが分からずに最短コースで答えだけ叩きつけられても、そりゃ納得しろという方が無理というもの。

 加えて、今回明らかになった父親の話もある。これ、今まで出てこなかった話だと思うのだが、いきなり知らされた「真実」の中に、「秘密のせいで父親も死んでたんやで」とか言われたら、そりゃ全ての負の感情をカブラギに叩きつける以外に無くなってしまうだろう。想像以上に理不尽な世界に、ナツメさんはにっちもさっちもいかない状態。そして、そんな状態になることをカブラギはどれくらい予想できていたのか。「悪いことしたなぁ」で立ち去るだけでは、追跡者フギンからナツメを守ることもできない。施設内で顔を合わせて完全に面が割れているのだから、フギンがナツメを放っておくはずがないことくらいは想像できそうなものだが、カブラギさんはそれを考えずに「お前は大丈夫だ」とか適当なことを言ってお別れしてしまった。そりゃいくらなんでも無責任だ。

 しかしまぁ、そうしてカブラギさんがショックを受けて突き放した行動があまりにも無茶過ぎたせいか、前向きノーブレーキ少女のナツメさんはそれを発奮材料にして立ち上がることは出来た。むちゃくちゃ過ぎる自分の人生を振り返り、「むちゃくちゃにしたのがお前らなら、責任とれやボケ」と逆ギレからの開き直り。まぁ、とりあえず再び歩き出す気力が湧いたなら結果オーライ……だったんだけど、やっぱりフギンさんの目はごまかせなかった。そりゃね、システム側からすれば、一度認識したら追跡は容易なわけでね……これ、どう頑張っても詰みの状況なんだけど、あそこからどうリカバリーするんだろう。

 そして、おそらく最後のむちゃくちゃ要素についてはシステム側も感知していなかった部分。全滅させたはずのガドルの遺伝子が残り、あろうことか全てを吸収して「特大バグ」としてデカダンスの前に立ちはだかる。どういう状態なのかはさっぱり分からないが、おそらくサイボーグ内になんらかの細胞的な奴を残して、全滅プログラムからの抗体を得た「サイボーグ由来のガドル」みたいな存在なのではなかろうか。流石に「万が一ガドルが全滅させられた時のためのバックアップ」なんてものをシステムが用意していたとは考えにくいので、こればっかりは純正のイレギュラーであろう。

 さて、問題はシステム側がこのイレギュラーにどう対処するかである。もちろんタンカーを守るためにはこれを排除しなければならない。しかし、今回の一件はいわばタンカーサイドが暴れやがったせいで起こったトラブルであり、システム側も「もう面倒だし、デカダンスごと廃棄しよっか」という選択になってもおかしくはない。システムにとっては、それでも別に痛くも痒くもない。せいぜい、システムエラーでしばらくゲームサーバーがダウンし続けてるくらいのもんである。わざわざ助けてやる義理はない=タンカーだけでなんとかしなきゃいけないということになるが……まぁ、多分ミナトさんは手を貸してくれるとは思うよ。ラストはデカダンスの特大パイルパンガーパンチで決めきれるのかどうか。うーむ、最終回が近いのなぁ。

 

拍手


 
 昔はフルスポイラで雑多なコモンが大量に判明したもんだが、今はもう出がらしみたいなカードが残ってるだけだな。
 
 

拍手

 しゃべったあぁぁぁ! 第9話。いや、そらしゃべるだろうけども。今までキャストクレジットは出てたのに全然声聞こえなかったからね。ずっとアフレコ現場にいたとかだったら笑っちゃうけども。まさかあんなに可愛い声だったとは……種﨑マジック、まだまだ進化中。

 というわけで、竜闘女様の治療がいよいよスタートする。きっちりあつらえたようにクライマックスへの動線が出来たわね。今まで風邪だのなんだのと割と適当な病気ばっかり診察してあんまり医者としての特殊技能を活かしきれていなかったグレン先生だったが、今回ばかりは突然のブラックジャック。心臓に寄生する新手の腫瘍とか、いきなりレベルMAXのベリーハードである。そのしんどさは師匠であるクトゥリフ先生もひるむほどで、おそらくこの世界における医療行為でも最難関くらいの捉え方でいいのだろう。ただ、よく分からないのは、この難しさってのが「単に技術的な難度」によるものなのか、それとも竜という種族があまり医療行為に関わってこなかったが故に情報不足なだけなのか。後者だったらまだ解決策はあるんだよね。今後スカディ様がなんとか打ち解けて、丁寧な問診や検査から打開策が見つかれば手術の難度も下がるかもしれないし。ただ、現時点でグレン先生がある程度施術の方向性を定めてしまっていることを考えると、見た目からわかる以上の情報は得がたいってことなんだろうね。となると、あとは常識を超えたこの世界なりの超技術で正面突破するしかない。そうなると、たかだか人間のグレン先生がどの程度貢献できるものだろうか。クトゥリフ先生が「手数が足りない」って言ってたのが、文字通りに物理的な「手の数」も含んでるからね。そりゃ触手生物軍団の方がマルチタスクで有利なのは間違いないだろうけどさ。

 グレン先生に与えられたタスクは、むしろそういう実務的な部分ではなく、メンタル面からスカディ様を前向きにさせることなのだろう。親友を自称するクトゥリフ先生でもダメだった部分なのだからハードルは高いが、親友だからこそ届かない側面だってあるのだし、何よりも「人間だから」という違いはこの世界では案外大きな武器になるのかもしれない。アラクネの縫製工場でのあの反応を見る限り、むしろこの世界では人間の方が特別な存在みたいだしね。まぁ、だからこそサーフェさんもあれだけ必死になるわけで。今週は本当に多方面に嫉妬を全開に回していかなきゃならなかったので大変でしたね。スカディ様にお痛した(と思われた)グレン先生への懲罰、苦無&サーフェとかいうフィジカル最強パーティにバラされたら、そらグレン先生なんてひとたまりもないわ。ちなみにフィジカルに関してはクトゥリフ・アラーニャなどなど、今後も強敵は続々増えていく。サーフェさん、頑張れ。

 さて、アーニャへの約束を取り付け、少しずつ手術への外堀を埋めていく展開。これはあれかな、やっぱり今まで治療してきた面々が再登場して別々の役割を果たすやつかな。今週珍しく登場しなかったティサリアさんとか、ちゃんと活躍して欲しいしな。……とか思ってたら、来週はサイクロプス? また関係ないところから出てきてなぁ。単眼、見てるだけで不安になるから個人的に苦手なのだが……。

 

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2025/11 12
S M T W T F S
14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[11/12 とみしの]
[10/29 とみしの]
[10/22 とみしの]
[10/15 とみしの]
[10/10 とみしの]
バーコード