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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 事実上のバンドリ、第16話。まぁ、バンドメンバーがその辺でひろった陰キャっぽい連中っていう時点で違うけども(有咲は陰キャだけど)……この手の作品でバンドメンバーの構成を一切気にせず、三人をモブで処理するってのもすげぇ展開だな。

 この世界は、基本的に物語の機微ってものに細かい配慮はしない。「なんやねんそれ」と言われても、王道ストーリーを行くために不必要な説明は基本的に省く。だからバンドメンバーも川で拾ってくるし、なんなら伝説の落ちぶれシンガーだって川で拾えるのである。出会いの妙なんてことは一切気にしないのだ。これまでの展開を振り返ってみても、「数奇な運命」を演出してちょっと出会いに雰囲気を持たせたのなんて、せいぜいキャロルの親父さんぐらいじゃなかろうか。他の連中はだいたい「偶然会ったけど便利だからそのまま」みたいな状態か、ガスがよく分からんところからコネを繋いできたかのどっちかしかないからな。まぁ、その辺にドラマは必要ないってことなんでしょう。

 前回登場したデズモンドのCVが山寺宏一、そして今回登場した伝説のシンガー・フローラが林原めぐみ。いわばナベシン監督的には「ビバップ」キャスト繋がりである。惜しげも無くキャストをつぎ込み、「この辺に登場してるキャラはとにかくすごい奴らなんやで」というのを強引かつ簡潔に説明してくれている。ガスとフローラが「若かりし頃」と「現在」を演じ分けているのを聞くのも色々と興味深く、めぐさんも年相応の役が回ってくるようになったもんだなぁ、としみじみしてしまう。

 今回の出会いがキャロチューの2人にとってどんな意味があったかと言われると正直微妙で、フローラに対して特別な敬意を持っているキャロルの方もそこまでお熱というわけでもなさそうなので、あくまでも彼女のモチベーションを高め、しっかりと音楽を続けていくことの補強程度のものだろうか。彼女たちに「音楽業界で生きていくこと」の恐ろしさを垣間見せる役割もあるにはあったが、すでに大手プロダクションのオファーを蹴っているキャロチューである。「自分たちがやりたくないことはやらない」をモットーに、ある程度自由な音楽活動を続けることは可能だろう。2人が力を合わせれば、今後どんなに悪い大人の意思が渦巻いたとしても、キャロル&チューズデイは楽しいユニットになってくれるはずだ。

 どちらかといえば、今回の物語はキャロチューのためのものではなくてガスのためのもの。これまで良いことも悪いこともひっくるめていろんなプランを展開してきたガスだったが、彼の才能の片鱗がようやくここで確認できたし、彼なりにアーティストをどのように扱うかっていう信念もうかがい知ることができた。キャロチューはこれまで一度たりともガスの手元から離れるようなそぶりは見せていないので「独立してお払い箱」みたいな展開は心配されていなかったが、ガスがことさらにアーティストの自由にこだわりながらマネジメントを続けてきた理由が改めて確認できたことで、これまで以上に信頼関係を強固なものにすることができたと見ていいだろう。単なる呑んだくれ親父ではなく、見る目もあるし、思いやりもあるおっさんだったことがわかって一安心である。

 さて、問題は今度はアンジェラの方へ。こちらもなかなか問題が尽きないわね……。

 

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 猫アレルギーが治る素晴らしい世界、第6話。いや、別に俺は猫アレルギーでもなんでもないんだけど、姪っ子がどうやらアレルギーらしく、他の兄弟が猫で遊んでても遠巻きに見ているだけらしくて可哀想でさ。猫好きの猫アレルギーほど残酷なこともないので、この世界のように完治できる技術があれば世界はもっと平和になるだろう。

 別に猫アニメではなくて、バディアニメである。ここまでのところ、大きな事件を2つ解決してそろそろ作品としてのまとまりも見えてきたくらいの時期だろうか。ぶっちゃけ、アニメとしての質はそこまで高くないっていうか、ミルパンセ的な過酷な製作状況をいかにしてクリアしていくかっていう要素が一番ハラハラしている作品なのだが(そしてクリアできてない回がすでにあった気もするのだが)、今回はそんなハラハラも交えつつ、いい具合にこなれてきて印象がよかったお話だった。基本的にシリアス少なめで、ケイとティラナが仲良く喧嘩しつつ関係性を深めていく描写が多かったのが楽しかった要因だとは思う。バディものの醍醐味といえば、やっぱりそうした部分ですからね。

 いまだに世界観がよく分かってないので、事件そのものの扱いは割とどうでもいいんだ。前回の吸血鬼事件とか結局なにが何だかよく分からないままに終わってしまったし、その前の大きな事件についても「それでええんか?」みたいな肩透かしの終わり方だったので、あんまり事件&解決についてはこの作品には期待してないんだ。今回だってポルノの横流し商売のなにが悪いのかよく分からんし、「あっち」と「こっち」の関係性がまだまだ成熟してないってんなら、おそらくポルノ以外にもっとダイレクトに稼ぐ手段があるはずなのにその辺りがガバガバなのは気になる部分(それこそ、もっと先進的な技術提供の方が大きな商売になるだろうよ)。でもまぁ、それは別にいいんだ。今回ポルノがメインで扱われたのだって、単に「ティラナに見せることを考えるとそれが一番楽しい」ってだけだし。

 セクハラしつつ、ケイの方には車関係のあれこれで同じようなハラスメント(パワハラなのかしら?)を味わわせて、お互いに嫌よ嫌よを好きへと変換していく。今回はティラナの表情の1枚絵なんかも可愛い描写が多く、きちんと村田蓮爾のテイストを活かせている部分が見て取れた。相変わらず動画部分にアラは目立つのだが、むしろそうした動画の拙さをいかに誤魔化していくかっていうところがむしろ面白みになりつつある。コマ送り風にして動画枚数を削るなんてのは遥か昔の作画崩壊アニメでもお約束のものだし、描くのが面倒くさそうなシーンは、別アングルの止め絵でごまかして一切描かないなんてのは、ダメっちゃぁダメなんだろうけど、むしろ潔くて笑えてくる部分。そりゃね、車の爆発シーンなんて、真面目に描いたら作画もエフェクトも面倒だからね。そこは音だけで表現して、絶望するケイの顔だけ見せれば伝わるんだ。ケイが新車で到着するシーンを待ってる側の顔の止め絵だけで表現してるとこなんてシュールすぎて笑ってしまったけども。もう、この作品はこれでいいんじゃないかな。

 あとは細かい世俗の描写がなんだか変な距離感があって笑えるってのも、いいのか悪いのかよく分からないポイント。原作執筆が約10年前で、その時点での「現代的な異世界」の描写ってことなんだろうが、ケイが「ググれ」って言ってたってことは、この世界にはGoogleがあるってことなんだろうか。いや、あっても何の問題もないんだけど、「そこはそれでええんか」っていうのが妙におかしくて。今回みたいなお茶の間(?)ドタバタ劇が増えて身近な話題でケイたちの日常が描かれるようになれば、愛着も増していくかもしれません。

 あと、個人的には折笠富美子がぬるっとレギュラーで出てくれてる作品ってのが微妙にプラスポイント。ケイの仕事場、折笠・中原・麻里奈っていうやたら俺に刺さる世代の贅沢なキャスティングなんだよな。なんでこの3人が集まってるのかが本当に謎。あ、ティラナはティラナでちゃんと可愛いですよ。

 

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 こわっ、なにこの展開こわっ、第6話。今期がテレビシリーズの最終章になるってことは分かってたことだが、今までの4シリーズ全部をひっくるめて飲み込もうってのかよ。もう、相当コアなファンじゃないとついていけない展開なのでは。

 ということで、細かい言葉の意味とかいちいち覚えてない私みたいなトリ頭も、一体なにが起こっているやらと混乱するばかり。今まで登場した聖遺物やらのキーワードが乱れ飛んでおり、もう、どの時点で誰がなにを狙っていたのかもよく分からなくなっている。基本的に今作の悪の組織ってのは出てきては消える一発屋だらけだという認識だったのだが、毎回一応「それぞれの事件は繋がってるんだけどね」っていう注釈は入れてるんだよな。たしかアダムの事件の時もキャロルの話やフロンティアの話が出てきてたはずだし。前回の時点でこのXVに接続していることが確定していたのは、一応アダムたちだけだったはず。パヴァリアの「残党」と言われているわけで、ヴァネッサさんたちがパヴァリアの暗躍とつながっていることは理解が及んだ。

 そして、今回はそこに2期と3期も特盛上乗せ。まぁ、未来さんの拉致監禁は2期からの接続と考えればそこは納得できる部分ではある。あの時のシェンショウジンの立ち回りは、果たしてどれだけ計算されたアクシデントだったのだろう。そして、マリアさんが振り回されたフロンティアの一件の陰には、今回の事件につながる何かが隠されているという。まさかここで「Apple」からセレナの記憶が立ち上がってこようとは。あの施設でなにがあったのか? そしてマリアさんが感じているものは何の予兆であるのか(シラキリは大丈夫なのか?)。

 そしてエルフナインの拉致監禁から浮かび上がってきたのは3期の影。具体的にはキャロルが暴れまわった一件の裏で、様々な聖遺物が動いていた痕跡。シャトーの復活は中心的な出来事なのでその象徴として君臨していることは理解できるが、ここでまさか、久しぶりにヤントラサルヴァスパの名を聞こうとは。ぶっちゃけ、あんまり印象の無い名前だった上に「XD」でギアの名称として出てきたこともあり、「もう、これってソシャゲオリジナルの要素だったんじゃ?」くらいに思ってたので、改めてここで飛び出してくるのは本当にびっくりである。キャロルの意思がここで立ち上がってくるとなると、全世界2兆人のシンフォギアファンが待ち望んだキャロルの復活もあながち夢物語ではなくなってきたぞ(その場合、エルフナインがどうなるんだって話だが)。

 こうなると、あとは残すのは1期の話、つまりフィーネのみということになるのだが……そもそもフロンティアがフィーネの意志の続編みたいなもんだしなぁ。フィーネに関してはXDの方でも大きな存在として現在進行中のシナリオに関わっているので、今期はそっちは取っておく方向性になるのかな。いや、もしかしたらまじでフィーネ・ウェル・キャロル・アダムのラスボス四身一体攻撃みたいな現象が実現しちゃうかもしれんな。XDで頑なにキャロルの実装を先送りにしてきたのって、このXVのクライマックスのためだったのかもしれん。

 まぁ、そんなこんなで勝手に盛り上がっているわけだが、どっちかっていうとエルフナイン&未来さんよりも防人の方がヤバい。あの陽動催眠ってジジイにもトリガー管理権があるのかよ。このまま闇の防人として響たちの前に立ちはだかる展開も無くはない。防人の面倒を見てくれそうだと思ってたマリアさんが個人的な事情で勝手にテンパりだしたからな……もう翼に歯止めが聞かなくなってる気がするわ……。あと、NINJAにも歯止めが効かなくなってるわ……。突っ込まない、突っ込まないぞ……。

 あ、ちなみにサブタイトルの「ゼノグラシア」は、どうしても我々からするとアイマスのイメージになってしまうが、正しくはこういう意味らしい。……よくわかんねぇな。今回のマリアさんのAppleについての記述ってことかしら。

 

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8月10日 ドラフト模様(M20×3)

ピック順 【Logical】→【Tanaka】→【Alessi】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Serra】→

 

 通信の形ではお久しぶりです。約1ヶ月も空くってのは流石に初めてのこと。あんまりやってなかったってのもあるけど、実際はダウナー期に1回だけドラフトやって記事をあげなかった回があります(多分、通常のドラフトをやって記事をあげなかったのは初めて)。「今回は通信書かないからピック表いらないよ」って言ったのに完全に癖でピック表を自主的に書いてる奴がいたのはちょっと笑った。

 さて、M20ドラフトを順調に消化していますが、次回はまだ未定です。来週は私が帰省しているのでおやすみが確定、再来週もすでに誰か休みの報告が入ってた気もするけど、まだ未定です。まぁ、次のエルドレインまではまだまだ時間があるので、余ってるパックを適宜消化していく作業をしていきましょうよ。

 

 


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 性をテーマにした作品の入浴シーンは性的じゃない、第6話。いや、作中で言われてる通りに菅原氏の裸体はそりゃぁエロいのだろうが、あくまで「同性から見た美しさ」を見せるための画面でしかなくて、そこにはあまりセクシャルなニュアンスが含まれない。もーちんの裸なんかも、絶妙にもっちゃりしててリアルといえばリアルな女子高生像なのかもしれんが、そういうところは徹底している作品なのである。

 彼女たちは男性視聴者がどう見ているかなんて興味も無い。あくまで自分たちが男をどう見たらいいかが気になるだけだ。ここまではとにかく5人全員が満遍なく悩みを撒き散らしていたが、今回はその中から3人が特にピックアップ。菅原氏は例のロリコンさえ絡んで来なければ超然とした姿勢は崩れないわけで、通常状態ならほぼ無敵には違いない。そして意外にも変な方向に振り切れちゃったのがもーちんで、男への幻滅から、どうにも異性への興味そのものが減衰しているようにも見えるし、諦めにも似た感情が、根拠のない諦観や達観へと向かわせているようにも見える。まぁ、今回は特に和紗の問題が大きくなってしまったので、彼女の心配だけで気づいたら1話が終わっていたような感じなんだろうけど。相手の男がいないと、そこに対する反応は普通見られないはずだからね。

 ただ、例外的に「男」との関係性を飛び越えた悩みを抱えてしまったのが、かわいそうな我らが和紗ちゃん。何しろ菅原氏が私怨からちょっとした意地悪を発動してしまったのだ。いざとなったらネタバラシすればいいだけだし、菅原氏サイドから見れば些細な問題には違いないのだが、それでぐるぐるぐるぐるしてしまうのが和紗の可愛いところでもあり、面倒なところでもあり。彼女が急速に育てているコンプレックスと対抗心は、おそらく彼女が今までの人生で抱えたことのない感情なのだろう。泉のことだけでも処理しきれずにテンパっていたというのに、そこに菅原氏という傑物まで絡んできてしまっては、和紗の脳のキャパは完全に超えてしまっている。できればかわいそうなので菅原氏はそろそろ助けてあげてほしいところだが……彼女のお怒りはどれくらいのもんなんでしょうかねぇ。

 そして、相手の男がはっきり見えているのが残りの2人。曽根崎部長の方は、順調にダメ女への道を突き進んでいる。案の定、男がバカなのが良くも悪くも効果を発揮しており、裏がないだけに彼女を責め立て、わかりやすいだけに反応に苦慮している。相変わらずトンチキなことしか考えられない部長だが、これでも彼女は大真面目なのである。どうにもズレてしまっている彼女の恋愛観も全てひっくるめて、男がフォローできるかどうか。普通に考えて、脳より本能で動きたがる男子高校生に、あの面倒臭いのを適切に処理できるとも思えないのだが……。

 対して、男の方が多少はわきまえているのが本郷・ミロペアである。こちらは一応男側にも弱みがあるとはいうものの、やはり年の差の影響は大きく、基本的には顧問主体で関係性が展開していく。「メディアの向こう」の関係性ばかりを夢想してしまうひと葉女史は、考えれば考えるほどに「自分が主人公」であることを「恋愛感情の義務化」に置き換えて考えてしまっている節がある。自分が中心にいて、青い春を謳歌しなければ作品に反映されない。となれば、自分は誰かを好きになる必要がある。そして、都合よく目の前に転がっている男は顧問1人だけ……。そんな不純な状況から、果たして彼女は本当の意味での青春を手に入れることができるのか。そもそも彼女はそれが欲しかったのか。こちらも随分倒錯した関係性。なお、作中で一番羨ましいのは当然このミロ・ポジションである(私は基本的にMなので)。三白眼の女子高生(CV黒沢ともよ)に跨られるような人生があるのだとしたら、それはもう青春とかの域を超えているではないか(この物語はフィクションです)。

 

 

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 エンディング怖すぎワロエナイ、第6話。こういう特殊エンディングはそれだけでワクワクするものになるので非常に効果的なのだが、歌ってる人からするとどう見えるんだろうな。

 「才能」についての情け容赦ないお話。こうして持つ者と持たざる者の差が歴然と見せつけられてしまう展開ってのはあまりに残酷で、その根本が「生まれ持ってのもの」であるがゆえに本当に救いようがないのだが、お為ごかしでない分だけ切実さがある。ここ最近で完膚なきまでに打ちのめされた「才能」の物語といえば「ユーフォ」関連の一連の流れがあるのだが、よく見てみりゃ、今作は(中の人的に)たいそうユーフォ的な展開である。何しろ新月の中の人は才能の象徴たる鎧塚みぞれ。そして打ちのめされたアンナの中の人はというと、北宇治ではいち早く才能に見切りをつけて退部を選択した斎藤葵である。葵ちゃんはさっさと自分に理由をつけて退部したおかげでその後のあれこれに巻き込まれずに済んだのである意味ラッキーだったが(原作を読んでるとあの後で田中あすかにボコボコにされる描写がでてくるのであんまり救われてない気もするが)、こちらの世界の葵ちゃん=アンナの方はというと、才能の無さには一切気づかず、自分は「持つ」方だと信じ切った上で新月に刃向かい続けていた。

 これまでの戦闘描写を見れば、彼女の努力はそれなりに結実していたようにも見える。第1話では新月をそこそこ追い詰めていたようにも見えるし、その後のバトルでも一応無視できない戦力としてカウントはされていたはずだ。まぁ、こないだの寧々戦では完全に「なんかうるさいノイズ」くらいになっていた気もするし、水晶の暗躍が進むに従い、道化としての側面がますます強調されてはいたが……一応はグランベルムで勝ち残った人員の1人のようには見えていたはずなのだ。

 しかし、あまりにも残酷な過去の真実を母親に打ち明けられ、最も憎むべき敵である新月に情けをかけられ、アンナは完全に崩壊した。まぁ、これまでの時点でもすでにぶっ壊れてはいたのだが(リアルで斧もちだすのはやばすぎるやろ)、今回一番タチが悪いと感じたのは、別れのシーンでは笑顔を見せて新月を見送っていたところである。おそらくあの時点では心情が整理できず、アンナはぐちゃぐちゃになっていたはず。そこでもう一度斧をかついで殴りかかってくるようなら、まだわかりやすい分対処のしようもあったかもしれない。しかし、その時点で完全にアイデンティティが崩壊してしまったアンナは、新月を一度は見送り、その後で改めてくすぶっていた感情を燃え上がらせた。その心の矛先は、ただただ憎むべき新月に向かう。もちろん、そんな新月に加担して自分を辱めた母親を許すわけにもいかないし、彼女は賢いので新月たちが語った真実の「意味」を理解していないわけではない。だとすれば、自分が現実をぶっ壊す手段は1つしかない。ドーピングでもなんでも使って、ただ相手を滅ぼすことだけを考えるのだ。もう、勝ち負けなんてどうでもいい。これまで自分が長年依って立ってきたプライドを守り抜く為に、彼女は最後の戦いに赴くのである。

 まぁ、新月さんの方もこの事実をアンナに打ち明けるのは本当に辛かったとは思うのだが……もうちょい早めに決断して欲しかったところだよなぁ。おそらく彼女も満月との出会いで多少の成長があったおかげで前に進むことができたのだろうけども。次週、どれだけ誠実にアンナの介錯をしてやれるものか。そして、魔石の力でイカれたアンナがどれくらいのパフォーマンスを発揮するものか。水晶の動向も気になるし、まだまだ不穏な要素ばかりが目白押しだな。

 

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 夏のたほいやだよ。散々ゲームやった後に日付変わったタイミングでスタートしているので、いい具合に参加者は出来上がっているよ。

 

 

Round1・「いつつのかりもの」

1、人の子は五歳までは神から借りたものとして大切に育てなければならないという教え。

2、人の肉体。仏教では人体を万物と同じように地・水・火・風・空の五つから成り、死ねばこの五つに還るという。

3、五体は父母によりさずけられた物であることから、身体。

4、西洋の言い伝えで、花嫁が結婚式の際に身近な人から借りて身につけるとよいとされる五つの物。古い紙幣、新しい髪飾り、青いリボン、白い宝石、赤い口紅。

5、結婚式で仲人がしばしば用いる定番表現。結婚生活で借りるべき五つの事物を、手・肩・金・部屋の順に述べたのち、虎の威で笑いを取るのが通例。

 解釈のしようがないので方向性は皆同じ(?)。 ②仏教だと地水火風空なのね。空ってなんやねん。 ③ほぼ同義だが解釈が違うのは面白いところ。 ④ゲームのお使いイベントみたいなラインナップ。不思議と人気になった選択肢。 ⑤定型表現になってたら笑いは取れないのでは。

 

 

Round2・「ぷっち」

1、寺田寅彦考案の、アイザック・ニュートンの愛称。「プリンキピアの著者」の略か。

2、ポルトガルの宣教師。フランシスコ・ザビエルの師として知られる。

3、暴動。一揆。

4、プリン値の略。P値との差別化を図るためこう呼ばれる。

5、(チップの転)慰謝料。

 ぷっちょではない。天国への行き方を求めた神父でもない。 ①「これこそまさにぷっちょやんけ」 ②そもそもキリスト教が師弟制度かっていう話で。 ③響きの割に物騒すぎる意味だ。訳出が「一揆」ってなぁ。「ベルサイユ体制を振り払うためには、ドイツ民族全体による統一国家こそが必要なのだ!」「ぷっちをやりましょう」 ④ぷっちンプリン。「プリン値ってなんやねん」「なんかこう……柔らかさとか」 ⑤チップは「ありがとう」って言って渡すやつ、プッチは「ごめんなさい」って言って渡すやつ。

 

 

Round3・「せいむりあ」

1、(西)私塾。

2、ペルム紀前期の北アメリカに生息した両生類の一。手足は爬虫類的だが、頭骨や歯はなお両生類的。全長約六十センチメートル。

3、ドイツ中部、魔女狩り発祥の地。

4、(セイがキリスト教、イムが仏教、ムリがイスラム教、リアがアーリア教を指し)世界中の雑多な宗教の意。

5、禅問答の一。

 どうにもならん響きの言葉。そういえば今回は「言葉にリが入ってますね」みたいなやりとりがなかった(多分あいつがいないから)。 ②「ペルム紀のアメリカ」表記などに疑問が出るも、我々は過去に「すみろどん」で学習していた。「なお両生類的」って良い日本語ですね。 ③現地では魔女狩りまんじゅうや魔女狩りストラップなどを買うことができる。 ④全ての文字を重ねて使うっていう努力賞。まぁ、無駄な努力だが。 ⑤最も議論を呼んだ解答。「禅問答の1つってわざわざ載せるのか?」「そもそも何語なんだよ」「インド由来ならこの発音もありえるのでは??」みたいに喧々囂々であった。ちなみに答えは「Say・無理・啞」で、「唖者に無理と言えという」で難しいことを聞いているのが禅問答っぽくない? といういつも通りの流れだった。ちなみに一票だけ票を入れた左脳人間は全てに漢字を当てはめ、自分なりの説明理論を展開。かわいそうな子。

 

 

Round4・「しりくせ」

1、(尻隠せの縮)雷。

2、大小便などをもらす癖。

3、知らぬのに知ったようなさま。

4、長時間座した際に敷物などにできるへこみ。

5、尻の軽さ。

 これの前に出題しようとしていた「しりうちまつり」について、「どうせ尻を叩く祭りだろ?」「嫁の尻を、棒で叩くんだろ?!」と大きく圧をかけられた結果断念。これが出題されてもなかなかのものだった気もするが……。 ①「尻を隠すのって河童に会った時くらいでは?」 ②「など」って何、っていうのがしきりに議論された。「まぁ、股間から漏れるものなんて大小便以外に色々あるからな」「脱腸とか?」 ⑤ここで、我々おっさんが話していた尻軽女の画像をご覧ください。

 

 

Round5・「ままのてこな」

1、わがままで梃子でも動かない童の呼称。特に女童を指す。

2、キク科の多年草。

3、下総国葛飾郡真間にいたという伝説上の美女。多くの男子に言い寄られ、煩悶して投身。

4、(飯の弟子であることから)菜葉の異称。

5、食膳のうち、主菜となる品々。特に獣肉。てこな。

 この日唯一の全外し。これまた意外なところから現れるものだ……。 ①「テコまではわかるけど、ナはなんだろう」「女のナでしょ」セツメ!!!(この日はアレがいなかったので、代わりに私が担当しました)「まだまだ声の汚さが足りない」。 ②禁じ手。末代まで恥じるべき行為。 ③「葛飾って下総じゃなくね?」「さすがにテンプレすぎね?」「ラノベのあらすじかよ」などなどの非難囂々。日本人のスピリットなど、古代から現代まで変わらないもんなのだ。処女性について議論されてるあたりはまさに現代オタク文化そのもの。まぁ、最近は入水とかさせると鬱展開ってんで読者に嫌われるらしいから。 ④飯の弟子ってなんだ。 ⑤「飯の手込菜」(飯の中で最も手の込んだおかず)の意。

 

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 あまりにもスピリチュアル、第15話。そういう方向の話は掘り下げないとばっかり思ってたんだが、ここにきて一度きっちり触れておくのだな。

 端的にいえば「歌うとは何か」という哲学のお話である。これまでのキャロチューの成り立ちを考えると、彼女たちが「何故歌うのか」「何を歌うのか」というWhyWhatの部分についての言及というのはほとんど存在していなかった。一応チューズデイはわざわざ田舎の幽閉生活から逃げ出してまで音楽をやりたがったわけだし、キャロルも毎日のように路上で弾き語ってたんだからモチベーションが高いのは間違い無いのだが、その裏にある目的意識については「好きだから」くらいしか理由がなく、2人が出会ってからは「お互いに相手と一緒に歌うのが楽しいから」という大きな理由が追加され、これがメインの「Why」になっていた。

 しかし、そうした漠然とした目的だけでは通用しない次元に2人は上がってきたのだ。これまでだって職業意識というか、プロ根性はあって然るべきだったのだろうが、デビューからメジャーになるまでの遍歴があまりに急で、なおかつ適当だったため、2人がそうした環境の変化を意識するタイミングがあまり無かったのであろう。前回のエピソードでいよいよ有名プロデューサーの手が入り、さらに本格的な「商品としての音楽」を打ち出すにあたり、2人は「自分たちはミュージシャンとしてまだまだ足りないものがある」と意識し始めた。「今期のアニメは筋トレ要素が多すぎないか?」とかどうでもいいことを考えたりもしたが、これまでの2人なら「楽しければいい」のだから歌うための体力づくりなんて発想自体が出てこなかったはず。責任が生まれ、意識が芽生え、2人の中で何かが変わったということである。ただ、それでも2人のコアとなる部分がブレるのはよくないので、「今のこの時を歌うのが楽しい」というポイントについては、きちんと確認を入れている。

 そして、そんな2人の意識の問題をもう1段上にあげて「火星全体の」次元に至らせるために登場したのが、今回の中心人物たるデズモンド氏である。彼(彼女?)が一体誰で、今まで何をしてきたのかなんてことはよく分からない。今作のお約束として、どんだけ有名な人間だろうと作中では初登場のぽっと出のキャラだということを理解した上で、周りの反応をあけすけに見せることでポジショニングをさっさと済ませる方向に描写されている。あのガスが思わず泣いてしまうほどに切なく胸を打つ歌を歌えるデズモンド。彼の歌が本物であることの証左であり、彼の一言一句が重みを持っていることの示唆。まぁ、阿漕な描写ではあるのだが、そこはそういうものだという雰囲気で納得する方が良いだろう。

 そうして神秘性を高め、正当性を保証されたデズモンドは、あまりにスピリチュアルで、なんともナチュラリストな意見を唱え続ける。身も蓋もない言い方をすれば「よくある自然主義的な論旨」でしかないので「まぁ、そういう人もいるよね」って話でしかないのだが、「この考え方が本作ではとても大事で、今後のキャロチューを支えていくものですよ」というのが、大仰な彼のキャラ付けと舞台設定で説明されるのである。これまで漠然と「アンジェラのAI音楽」に対抗する位置付けだった「キャロチューのナチュラル音楽」だったが、デズモンドの太鼓判をもらうことによって、この火星における自然主義の象徴にまで成り上がったのだ。まぁ、あれだけサインが書かれてたんだからデズモンドが後押ししてるアーティストは他にもたくさんいるはずなのだが……。

 「なんのために歌うのか」に対し、「誰か1人のためでいい」という後ろ盾を得たキャロチュー。これによって、「2人で歌うことは楽しい」がはっきりとした大義名分として定義された。そして「何を歌うのか」についても、「ただ1人を思って歌えばいい」という言葉からは「互いに愛を歌えばいい」という答えが導き出される。それが友情だろうが愛情だろうが、人を想う心を乗せて歌うというのが、「歌う」ことの唯一にして最大の意味なのである。別に2人はその部分で悩んだりもしなかったのだが、はっきりとしたビジョンを与えられたことにより、彼女たちの「自然の歌」は今後もさらに異質な存在として、火星を揺さぶることになるのだろう。ここに今回登場しなかったアンジェラがどんな風に絡んでくるのかが注目ポイントだ。

 そして、皮肉にも自然派の友愛ソングに乗せて進行していく選挙戦。チューのおかんはもう止まることが出来ないところまで来てしまった。火星の民にとって、地球との断交は自分たちの起源を絶つことと動議である。ガンダムシリーズの「地球に魂を縛られた云々」とは違うかもしれないが、「母なる」ものを拒絶し、空に飛び立った人たちが母星を拒絶することは、自然派の立場から見たらどう映るのだろう。チューズデイが実の母とぶつかり合う時、どんな表情を見せることになるのかも気になるところ。兄ちゃんに頑張ってもらわんとなぁ。

 

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 ウインナーが食べたくなる飯テロアニメ、第4話。なんなんだろね、タコさんウインナー的なサムシングって、お高いソーセージには無い魅力があるのよね。レモンバジルで焼きたてのタコさん、きっとうまい。

 個人的には「オウ、おかんに続いて肉屋のおねーちゃんのキャストまで最高かよ、俳協さんありがとうございます」作品になりつつある。いや、あの肉屋の人が今後出てくるとも思えないけども。シャミ子ママン(清子)の方はきちんと毎週登場するし、絵に描いたようなドジっ子ママなのでそれだけで萌え度が高くて大変結構なのである。最近ハードな役回りが多くてあんまりぽやぽやしたあらあらうふふが聞けてなかったもんだからさ。まぁ、今作はどこをとっても全体的にぽやぽやしてるので幸せレベルは高めなんだが。

 そんなぽやぽや空間の中で、かろうじて殺意というか、熱量を維持していたかに思われていたご先祖様(リリス)だったが、今回はいよいよモモの前に現れて直接対決が実現。今まであのあやしいディルドみたいなスイッチに気づいてなかったシャミ子もさすがだが、スイッチ入れちゃうモモ、そして速やかに避難が完了している周りの友人2名の動きについても、すっかりシャミ子の魔道ファンタジー設定に馴染んだ感がある。いや、むしろシャミ子側が魔法少女ファンタジー設定に飲み込まれてしまっている感じかしら。結局、月4万の食費ではどうにもならない虚弱ボディをご先祖が扱えるはずもなく、展開としては「ご先祖様の居住空間にもNHKの集金ってくるんだろうか……」という謎だけを残して終了。座椅子とテレビだけの暇つぶしにも限界はあるだろうけどな……なんか、あの空間にお供え以外の栄養源も結構転がってた気がするんだけど、他の入手方法はあるんでしょうかね。

 そしてBパート、シャミ子バイト編。吉田家に課せられた無情な呪いのディティールが明らかになりつつも、健気にバイトに勤しむシャミ子。稼いだバイト代を借金の返済にあてなきゃいけない時点で女子高生の物語としてはかなり不憫な部類だが、そんな女子高生が健康ランドに行ったってのにそこの描写が一切無いってのは我々視聴者側も不憫である。いや、そういうの求められてない作品なのはわかってるんですけどね。せっかくだからね、ね。

 結局Bパートではウインナーの美味しさばかりが伝わってくる結果となったが、気づけば魔法少女の覚醒イベントとかいうよくわからないミッションもこなしていた。此の期に及んでモモがさらに強くなる意味があるのかどうか。どう考えても今のままだとわざわざ変身したモモにニーズはないんだよなぁ。デザインがちょっとナニなのはモモ自身は気にしてるんだろうか。魔法少女ってのはああいうデザインだと割り切ってるんだろうか。過去の魔法少女パロディアニメに比べてもそのあたりへの言及は少ないので、魔法少女の存在意義については今後の成り行き次第ということになりそうだ。せめてレゾンデートルを付与するためには、もう少しシャミ子が筋トレ頑張らないとな……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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