最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」 5 パタパタママとか今の若い子ら絶対知らんわ!!!! それこそファミコン世代の曲やんけ! って思って確認したら、発売年だけで見たら俺すら世代じゃなかったわ……あれって相当なロングランの曲だったのね。 なろう的なタイトルだが正確にはなろうではなくて単なるラノベらしい。まぁ、そこに線引きする意味もあまりなさそうだが、一応「異世界転生(転移)」ではなく、あくまでゲーム内突入型の設定なのでどっちかっていうと「SAO」とかに分類されるやつである。いや、そっちともだいぶテイストは違うが。ノリの良さというか軽さでは「このすば」に勝るとも劣らない。あっちは女神持参で異世界、こっちは母親同伴でゲーム世界。女神アクアに尋ねられた「異世界に一個だけ持っていくならどんなチート能力がいいですか?」という問いに、有無を言わさずママンが付いてきた形である。 内容はさっぱり知らなかったのでタイトルから勝手に中身を想像していたのだが、どうやら思ってたのとは割と違った。まず2人してゲーム内に入るってのが想定外だったし、お母さんキャラも「実は最強でした」的な隠れた才能を持つチートキャラではなく、ゲームの設定上パラメータがおかしな設定にされてしまったというだけで、当人にあまりチート意識が無い状態。ゲームの経験という意味ではズブの素人であり、一応息子の方からフォローできる要素があるというのは2人の関係性を維持する上では重要なポイントになるんだろうか。ぶっちゃけ、ここまで思い切ったタイトルにしたなら、もう全部が全部ママの手の内ということにしてしまって「すのはら荘」や「仙狐さん」みたいに完全に耽溺するような甘やかし作品にしてしまった方が良いような気もするのだが、今後はこのポンコツお母さんをネタとして転がしつつ、ママみとギャグの二本柱で進めていくということなのだろう。 出オチ作品だけど出オチで終わらずにギャグとしてのラインをつないでいるのはありがたい部分。まぁ、「実母」設定ってのは相当高いハードルなので、なかなかそこを超えられるファンもいない気がするのだが、ヴァーチャル設定を利用して「ママみ」だけを維持したうまい関係性を構築できることを願うばかりである。まぁ、すでに年齢設定と外見の齟齬がおかしすぎる気はするんだけども……ファミコン世代ってことは、ママさん一体いくつなんだろう? 作中では明言されてないけど、最低でも30以上だし、ファミコン直撃世代ならそこから10くらいは増えてもおかしくないんだよな……。コロコロ表情が変わる様子は歳を感じさせずに可愛らしくもあるが、なんかデフォルト状態の目が怖いのが気になる。そこかしこで「このお母さん、ガンギマリなのでは?」と思うようなカットがあってちょっと不安。でもまぁ、監督は岩崎さんなので、そのあたりのディレクションで大きな取りこぼしは無いものと信じたいね。 そして何よりも、やはり今作で注目すべきはそのキャスティングだろう。テレビCMの時点で「宜なるかな」という印象だったCV茅野愛衣。本人は「よくママって言われる。産んだこともないのに」と愚痴っていたわけだが、まぁ、世間の求めているニーズに合わせてくれるのはありがたい話ですよ。これが10年前だったら確実にCVは井上喜久子お姉ちゃんになっていたわけだが(いや、今でもありうるが)、彼女の場合はリアルに産んでるちゃんとした「お母さん」だったのに対し、かやのんはあくまでヴァーチャルお母さんでしかないのである。ちょいと目を移せば隣の枠ではイガリマを振り回しながらポールダンスを披露している声なのである。まぁ、最近は私の応援している世代の声優も続々婦人会を結成してママさんになっていますので……かやのんも……どうなるかなぁ。まぁ、突然「実は子持ちでした」って言われても荒れるどころか「最後のピースが埋まったッ!」って安心するファンの方が多い気がするけども。ちなみに、お知らせする白瀬さん(の中の人)も当然ママさん声優の代表格である。いっそのことこのままママさん声優がママさんキャラを大挙してやるような一大母親エンターテイメントになってしまえば面白いのだが……それこそニーズが無いよなぁ。シスタープリンセスはあってもマザープリンセスは無理だよな。そもそも「突然12人の母親が」の時点で不穏だしな(「HAPPY LESSON」を思い出しながら)。 PR 7月14日 ドラフト模様(WAR×3) ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Metallica】→【Thraxi】→【Mei】→【Tanaka】→【Alessi】→
一応新環境! まぁ、基本セットだけどさ。今回は前回の告知通りにM20でやるやでー、って言ってたら、なんか知らんけど突然人数が増えて7人まで膨れ上がった。この突然のパンプアップが可能なのが謎空間である。ただ、それ以外にも突発的に事故があってスペースが使えず、例によってカラオケボックスに避難してのドラフトになったのだけど。カラオケに行って1回もマイクを握らずに出てくるの、本当に身体に悪いんやけど……。 さておき、初めての環境だし、基本セットってことでしょんぼり要素も無いことはないのだが(基本的にピックが粛々と進む)、言うほど悪い環境でもないかもしれない、くらいの最低限のレクリエーション性はあった模様。とりあえず来週分のパックを確保する目的もあるし、しばらくはこの環境で行ってもいいかもしれないです。つまり、もう1箱くらいは買っておくかってことだ。
次回も日程はいつも通りの土曜昼です。基本セット好き寄っといで。
情報と感情のキャパを考えろォ!!! 第2話!!! 無理やろこんなもん! 用法用量を守って正しくお使いください!!! すげぇな、シンフォギアっていうとだいたい1話にピークを持ってきてその後の消化試合みたいな中盤の展開は個々のネタこそ面白いが惰性で展開するもんだと思っていたのだが、今回はむしろ2話目にピークを合わせてきた感じだろうか。だってもう、ほんとに情報量が……えぇい、こんなもんいっぺんにまとめきれるか! 順番に見ていくしかないのか。エックシブ、毎度おなじみクリス(の中の人)のくしゃみ。どうやらクリスちゃんの誕生日イベは終わってしまったようだが、まぁ、誕生日関連はソシャゲの方でいくらでも見られるから良しとしよう。ツンデレ道を極めた不良学生クリスちゃんも、無事に進学先が決まって卒業間近だそうな。なんだかんだでこの世界でも時間は流れているのですよね。推薦決まってるってことは当然リディアンから音楽専門の道に進学するってことなんでしょうね。声楽科を経由して声優を目指してみるのはどうだろう。同じ事務所にたまたまサンジェルマンが所属してくる可能性があるが。 ステージのリハに身が入らない翼さんからの回想シーン、案の定、南極で発掘された遺骸を巡って錬金術師が暗躍する。今回襲ってきたのはCV:市ノ瀬加那の新キャラ、名前はエルザというらしい。今回敵になる三人組はどうやら人体変成を得意とするようで、こちらの子は猫耳アンドケモ要素を武器にする。割とまっすぐな性格だが、三人のボス格と思しきヴァネッサ(CV:M・A・O)との関係性は怪しく、なんだか飼い猫みたいな状態だ。錬金術師特権としてアルカノイズ生み出し放題という特技も持っているので単体で襲撃してきたが、こちらは待ち構えていたシラキリコンビによって返り討ち。新たな3人が奏者たちとどんな因縁を構築していくのかも見どころである。 それにしても……切ちゃん………………。通常バンクがクソエロバンクで壮絶動画の切ちゃんは好きですか? 私は大好きです。切ちゃんはさぁ、作品的にはお気楽にゃっぴー枠のくせに6人の中でも屈指のエロさを誇るところに大きな問題があるんだよなぁ……まぁ、六人全員エロいんだけどさ。今回のバンク(バンクだが2回以上流すとは言ってない)は、確実に切ちゃんをそっち方向に売り出している禁断の作劇。もう、ほんと何考えてんだ製作スタッフ。残りの四人のハードル爆上げしてるからな。クリスちゃんは、クリスちゃんはどうなってしまうの?!! そして毎度おなじみシラキリ連携が今回も冴え渡る。あらゆる方向に「遊び」が際立つのがギアっていう武器の特徴ではあるのだが、やはりシュルシャガナ・イガリマの2つはそんな中でもトリッキーでファニーな変形・効果が目立つ。元が丸ノコと鎌っていうわけのわからないデザインのくせに、この2つの「刃」が自在に合体してギミックを生み出すってんだからそりゃやりたい放題にはなる。絶対に玩具として発売できないのが残念なところだ。今回は船上での初戦でこれまで通りのオーソドックスな技を展開し、敵に引き込まれた狭い船内で新たな用途を見せるという二段構え。切ちゃんメインのはずがいきなりピンチになってどっちかって言うと調の見せ場みたいになってたのは笑うが、それでも今夜はハンバーグ。イガリマをフルスイングして真芯でミートするのってすげぇ難しそう。流石にこんだけやりたいようにやられたら、錬金術師も空気を読んで退却するしかなかったな。 濃厚なシラキリ連携で今回はもうお腹いっぱい、と満足したところで、さらにたたみこむツバマリ展開。こちらもファンからしたら垂涎の一席だ。だってもう、来年開催されるであろうライブのトップが決まったようなもんですからね。ほんとにこの2人のユニゾンは最高なんや……2期のフランメの時の衝撃が蘇るかのようですな。成長した防人、そして心も裸になるマリアさんの勇姿。よかったよかった、マリアさんも、これで表立ってまた活動できるようになるに違いない……。 と思いきや、二転三転大逆転。ここで襲いくるノイズの魔の手。そうかぁ、ノイズさんたちって単に穴を埋めるための雑魚ユニットじゃなかったんだよなぁ……奏者以外が相手なら普通に致死性の鬼性能だもんなぁ……(なお、NINJAは死なない)。長きに渡るシンフォギアの歴史の中で、ここまでの大虐殺シーンが描かれたのはおそらく初めてのことだろう。当然、翼の脳裏に蘇るのはあの日の地獄。大切な友を失い、世界が変わってしまったあの時のライブ。時代は変わったとはいえ、一人でできることには限りがある。次々と虐殺されていく一般市民を見て、天羽々斬の広域殲滅能力の低さを呪うしかなかっただろう。マリアさんだって頑張ってはいるのだが……こればかりは多勢に無勢。セッティングの時点で負け戦が確定している。誰の責任かと言われたら……S.O.N.Gがもうちょい警戒レベルを上げていれば……なぁ。 そして現れる次なる刺客、ミラアルク(CV:愛美)。中の人で見れば新旧歌姫対決といったところで、ブシロードが繰り出す新たなコンテンツの覇者を決める戦い。ミラアルクは奇怪な見た目の幻獣・魔獣系への変身を得意とするパワー型のようだが、怒り狂った防人相手に純粋な武力ではやや劣勢。そこではっきりとその立ち位置を示すための堂々とした悪の道。ほんのわずかな手合わせの間に、見事にトラウマを叩きつけての退却である。翼さん、4期では割と安定した先輩ポジションを維持できていたが、ここにきて大きく揺さぶられることになりそうだ。風鳴機関の動向もなんだか怪しいし、まだまだ火種は眠っている。マリアとの関係性でどれだけサポートされるかが勝負を分けるか。 さぁ出揃った地獄の門口。次の感情は、どこから爆裂するのだろうか。 ○「とある科学の一方通行」 5 ねぇ、佐天さんはどこにいるんですか? あと初春も。科学と魔術を交差させないなら、せめてパンツと金属バットを交差させてほしい。 つい最近まで本編のアニメをやってたわけだが、あちらはもう、マジもんのフォロワー以外は完全放置で明後日の方向行ってしまった。本編の壮大すぎる(?)話にはついていけないので、せめて学園都市に戻ってきてよろしくやってほしい、という願望を叶えるための作品がこちらになります。いや、知らんけど。私から見たら「あぁ、まだ理解できる世界……」っていうだけでちょっとホッとしますね。まぁ、時間軸がいつのことで、みんなの立場がどうなってるかとかはよくわかんないんだけどさ。 とりあえず、1つの事件にとっつきやすいのはありがたいし、スタッフは本編とも「超電磁砲」とも違うけど制作スタジオは同じくJ.C.なので画面も見慣れたものだ。いや、正直言うとラストオーダーの顔のデザインがちょっと違う気がするんだけど、多分気のせいだろう。そういうことにしておこう。できることなら「禁書目録」ではなく「超電磁砲」の時のクオリティを維持して放送を続けてほしいもんである。この作品、ちょっと油断すると作画がクッソ面倒臭いシーンしか出てこないから大変なんだよなぁ……。 そしてシナリオ面だが、最終的に「岡本信彦はロリが好き」ということがわかればそれでいいというだけの話なのだが、一応こっちはこっちでメインシナリオみたいなものが展開することになるんだろうか。ただ残念ながら、1話目だけ見てもなんか微妙なプロットだな、という印象。だって、今回襲ってきたあいつが何やりたいのかよくわからんもんな。てっきり一通さんに個人的な恨みがあってそれを晴らすためにぶっ殺しにきた人なのかと思ったら、遺伝子情報だけ手に入れた時点であっさり撤収。その後も「あれさえあれば億万長者」とかすげぇ俗っぽいことをほざいており、どうやら本当にそれだけが目的だった様子。だとしたら、わざわざ他所の工場を襲撃して大して効果も高くない兵器を奪い、鳴り物入りで病院に突撃してくる意味なんて一切無かったと思うのだが。それこそこっそり病室に侵入して枕に張り付いてる髪の毛でも拝借した方がよっぽど成功率は高いだろう。何がやりたい敵キャラなのかがよく分からんかったのは「いかにも『とある』シリーズだなぁ」という感じではあるが。 まぁ、もしかしたら今回の襲撃も今後の展開の伏線になってるのかもしれないし、あまり短絡的にならずに可愛いラストオーダーを見守っていければそれでいいんじゃなかろうか。シスターズとラストオーダーががっつり絡んでる描写って、実は今まであんまり多くなかった気がするし。あんな普通の病院に大量のシスターズがまとめて顔だしてるのはいいんでしょうかね?
切れ味鋭く、第2話。やっぱ色々と笑ってしまう部分が多い。こんだけのテーマ設定なのに、むしろ軽めにあしらって笑いや勢いにつなげる作劇はお見事やなぁ。 1話目の時点で既に方向性ははっきりしていたお話。ここからどのように「青少年の性」という問題を掘り下げていくかって話なのだが、今作の場合は最終的に主人公の和紗と気になるアイツ・泉の恋愛感情をどう処理するかっていう話に収束していくことになるのかしら。まぁ、まだ原作も完結していないそうなので、そうした中心のラインを見ながら、5人のヒロインそれぞれに話が広がっていくことになるのだろうけど。 やっぱりキャラが濃すぎて胸焼けしそうになる文芸部員の面々。一応、配置としては和紗よりも「試合巧者」として設定されているのが2人、和紗にも増してそういう方向に奥手の人間が2人という布陣だろうか。まず、引っ張れる側のしたたかさを持つのが2人、自称美少女の菅原新菜と、謎の作家先生・本郷ひと葉。今回は特に新菜の方の掘り下げが進み、奔放ながらもちゃんと和紗のことも考えてくれている優しい友人であることがうかがい知れる。自分のことを「私って可愛いでしょ、美人系」とまとめてしまえるくらいにしっかりとした自己肯定を持ち、さらに「男とはこういう生き物である」という知識も蓄え、5人の中ではもっとも現実に即した「男女の付き合い」に対処できそうな人物。今回冒頭で声をかけてきたのも本当に見ず知らずの男だったようだが、手慣れた様子でばっさりと切り捨てており、日常的にこうした「男の処理」を求められているであろうことが確認できる。多分和紗が出てこなくてもあの場は問題なく片付けられたのだろう。ただ、そうしてしたたかな顔をしているだけに、彼女自身がどの程度異性に対する興味を持っているのかは気になるところである。「男についての知識がある」とはいえ、あくまでそれは劇団譲りの「又聞き」みたいな状態であるし、多分にフィクションや主観を含んでいる可能性もある。彼女が演劇を超えた「生の」関係性を見出した時に、彼女の中の女性性は一体どんな方向に弾けるのだろうか。 そして未だ謎に包まれているのは作家先生のひと葉の方。どうやらオーラだけでなく本当に作家としての活動は行なっているようなのだが、そんな彼女がぶち当たる「リアルな性」という問題。素直にチャラい編集の提案に乗るのかどうかは定かでないが、どうにも負けん気の強い彼女は「自分に書けないなんて許せない」の精神で探求を続けていきそうな気配がある。そして今回もっとも意外だったのは、文芸部の廃部告知を受けて一番声を荒らげたのが彼女だったこと。ドライな関係性に見えていたが、どうやらひと葉も文芸部という場を大切なものだと感じていたようだ。 転じて「和紗と同等か、それ以下の性的な気構えを持つ」2人。ぶっちゃけ親友の百々子についてはまだディティールは分かっていないが、現時点では「私たちは清いままでいようね」と二人三脚で進んでいる印象。ただ、今回和紗が泉に対しての恋心をはっきりと自覚してしまったため、彼女たちの同盟にも有意差が生まれてしまった可能性がある。はっきりと変化を自覚して戸惑う親友を前に、百々子はどんな感情を抱くのだろうか。 そして作中ではもっとも度し難い人物、部長の曽根崎り香。ぶっちゃけキャラの造形としては一番「ありえない」アニメ的な人物になってしまっているが、その分だけ彼女の立ち位置と狙いはわかりやすい。ここまで露骨に「性」というものを嫌悪し、唾棄する彼女に、いざ現実の「男」の問題が降りかかってきたら、彼女はどうやって自分の気持ちとの折り合いをつければいいのだろうか。もっとも忌み嫌っていたものが自分の中にも眠っていることを自覚した時、彼女はどのような自衛行為に至るのだろうか。ある意味で、彼女のジレンマもまた、青少年の持ちうる「性への態度」のわかりやすい縮図ではあるのかもしれない。 こうしてずらりとならんだ五者五様の女子高生たち。彼女たちが今後どのように互いに影響を与え合い、成長していくのか。無限の刺激と無限の可能性が楽しめそうである。
紐神様はまだまだ元気。それが確認できただけでも充分じゃなかろうか。巨乳女神役を貧乳声優が担当し、貧乳女神は巨乳声優が担当する、そんな倒錯の世界。 確認したら1期は2015年の春クール。つまり4年以上の時を経ての第2期。その期間に「ソードオラトリア」が挟まっているのであんまり懐かしいという感じもしないのだが、「ソードオラトリア」は本当に何がやりたいのかよくわからない挿入だったので、久しぶりに神様とベルくんのコンビがちゃんと帰ってきたというのは喜ぶべきことだろうか。 流石にこれだけ間が空くとスタッフもちょこちょこ入れ替わっており、監督も橘秀樹になっているので正直不安が先に立つのだが、1話目を見る限りでは「まぁ、1期もこんなもんだったかな」というくらいの印象。ぶっちゃけディティールなんてさっぱり覚えていないのだが、わかりやすく新しい問題が勃発する2期スタートなので、あまり以前の関係性なんかは覚えてなくても問題は無いだろう。ざっくりメインパーティとヴァレン某のことさえ覚えておけば多分大丈夫だ。いや、なんの保証もないけど。今回周りでわちゃわちゃしてる神様たちなんかは「まあ、こんな奴らもおったんやろな」くらいでスルーしても、今後そんなにメインには絡むまい。それにしても下世話で俗っぽい神しかいない世界なんだよなぁ。 とりあえず、初見の印象では「可もなく不可もなく」というしかないところだが、でも大丈夫、ヘスティア様が可愛ければなんとでもなる。今期も紐がほとばしる。ほんとどうなってんだあの衣装。
○「ギヴン」 6 Magicプレイヤーなら確実に某PWと見間違えるであろうタイトル。人知を超えるアニメになるだろうか。 まず最初にこれだけ言わせて。エンディングずるくない?! アニメと全然関係ないんですけど?! 毎週このエンディング観るためだけでも価値があるんですけど?! ずるいわぁ……あのテンションからのピアノのインスト曲ってだけで「おっ、面白いやん」って思ってたのに映像が延々あれだからね……くそっ、可愛いは正義なのだ……。 閑話休題、バンドアニメでございます。「何ル&何ズデイだよ」みたいなスタートだったが、その後すぐにバンドメンバーが出揃って構図ははっきりした。唯一主人公(?)の佐藤のキャラだけが「お前、ついさっき異世界から転送されてきたのか?」みたいなむちゃくちゃな設定になっているのだが、それ以外の部分は地に足をつけた「高校にいそうなバンドのにーちゃん」の話になっている。全体的にキャラが可愛らしく、主人公(?)の上ノ山がツンツンしながらも最終的に佐藤を気にかけちゃう様子なんかは、あんまり阿漕にならずに素直に「お前、なんだかんだでいい奴やんけ」っていう気持ちにさせてくれる。最終的に野郎どうしのアレな関係性がいきすぎた作品になる気もするが、少なくとも1話目時点での関係性は観ていて楽しいものだった。 製作はラルケなので無難な仕上がり、背景の丁寧さなどを見るに、ノイタミナの枠ならここからも品質は安定しそうなので心配はない。監督は事実上これが初めてみたいな人のようだが、来歴を見ると「銀魂」やら「おそ松さん」やらで製作に携わっており、筋金入りのそっち系な感じもする。まぁ、入念にやってくれるならジャンルがどっち方向であろうとも価値はあるか。 そして、個人的に引き込まれたのは実際の演奏シーンである。「バンド」がテーマのアニメは男向け女向けでいくつか例があるが、実は「楽器」部分に焦点を当ててしっかりと描いたものってのは案外数が少ない。どうしたってバンド全体の成果を見せる形になりがちで、そうなるとボーカルパートにばかり目が行きやすいのはしょうがないところだ。今作はギターを通じての出会いが最初にあり、ジャムに至るまでの過程が描かれることで、個々の楽器がきちんと活きていることが伝わってくるシーンが印象的。このまま「バンドもの」としてもなるべく解像度を高めて描いてくれれば、面白いものが出てくるんじゃなかろうか。 あと犬。犬の解像度。犬の尻穴は×だけで描けるのでポルノではない(当たり前だ)。
○「異世界チート魔術師」 4 だからタイトルよ。おかしくない? 推理小説のタイトルで「密室殺人事件」ってタイトルつけないでしょ? 何一つ内容語ってないじゃないの。え?「雪密室」ってタイトルのミステリがあるって? まぁ、それはそれで……。 タイトルの時点で心構えが出来るというのは、ある意味では非常に親切な設計と言える。ただ、残念なことに(?)今作は並みいるナロウ作品の中では、そこまで悪くないクオリティに仕上がっている。いや、筋立ては相変わらずではあるのだが、考えてみりゃ「押さえるべき前提を淡々と抑えていく出だし」ってのは当然必要なものであって、馬鹿にされるようなものでもないだろう。どうやって異世界に転移したのか、主人公たちがどのように状況に順応するのか、そしてどんなスキルを持っているのか、1つ1つ明かしていくくだりはむしろ丁寧な部類で、1話目時点で主人公たちがどんなチートなのかまで判明しなかった事例ってのは割と珍しいんじゃなかろうか。丁寧さという点においては、初回を一時間スペシャルで放映した「盾の勇者」に負けないくらいの誠意は感じられる。映像についても、少なくとも「うちの娘。」「魔王様リトライ」と並んだヘルプミーな作品群と比べるとはっきりと優位であり、最低限の視聴に耐えられるレベルになっている。オープニング動画なんかも(非常にベタではあるが)しっかりしているし、「アニメとして一番見ていられそうなのはどれか」と聞かれたら、迷わずこの作品を選ぶだろう。女の子だって可愛いといえば可愛いし、エロいといえばエロいのである。 でもまぁ……やっぱり水晶玉のくだりとかはどうしても怖気は走るんだよな……。いや、下手に言い訳しないで「チートなものはチート」と割り切ってしまった方が後腐れなく応援できるようになるのかもしれない。どうあがいてもこの手の作品はステータスシステムから逃れられない運命なのだろうが、今のところ今作では「レベルがいくつ」とか「能力値の数字が」みたいな会話はそこまで多くない(最後にちょろっと数値って言ってたけど)。なんとか、少しでもテンプレから離れたところに着地できれば、せっかくのアニメ化までこぎつけた意味は見いだせるかもしれない。 ただ……多分、本当に「多分」なんだけど、俺、これの原作コミックの1巻は読んでる気がするんだよね……。例によって漫画喫茶の記憶だし、似たようなものをいくつかつまんでいるので本当に全く記憶にないのだが、全体的にデジャヴュだらけというか、「一回経験してる」お話だから……もう、おじいちゃんにはなろうの区別が付かんのだ。そして、もしこれが読んだことのあるものだとしたら、当然「記憶にない」「2巻に手を出していない」でお察しだ。まぁ、そらそうだよな。開幕一番に自分のことを「チートだな!」とか言ってる主人公が面白いわけないもんな……。いや、ヒロインに期待しよう。頑張ってくれ。 個人的に釈然としない要素は、自分の好きな役者がなぜか異世界に導かれやすいってことで、そりゃ出演作が多いのはありがたいが、応援するためにはこれからずっと観なきゃいけないってことなのよね。こないだは森川智之の配下として孫と戦ってた。今度はチート主人公の師匠のポジションとして登場した。……まぁ、「魔女っぽい声」ってあるからね。
○「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」 4 なんでへごの配役がそこやねん。まぁ、多分オープニングタイアップしてるから後にメイン役で出てくるんだろうけども。もし出てこなかったら豪華なゲスト出演だ。 なんとも時代がかった設定でスタートしたアニメ。確認したらラノベ原作らしいし、そのラノベの刊行も2017年スタートってことでむしろ最新レベルの作品のはずなのに、色々と古臭いというか、懐かしいというか。そうそう、ラノベ粗製乱造期って、こういう作品ばかりで飽き飽きするとか言われてたんだよなぁ。今となっちゃぁ異世界に行かないだけでも新鮮に見えるわ(新鮮には見えません)。なんの説明もなしにメインの男キャラが1人いて(そしてちょっと皮肉屋で情報通の友人がいて)、その周りには属性をそれぞれ分担するヒロインたちが意味もなく配置され、理由もなく主人公に好意を寄せる。その中に妹も混ざっているあたりに安定感があって、ホッとすると同時に虚しくもなる。今の時代にも、こういう作品ってのはきちんと作られ続けているのだなぁ。まぁ、オチ部分から考えると、多分他のヒロイン勢もどこかでおかしな部分を抱えた連中ってことなんだろうけど、残念ながらあんまり伏線っぽいものは見当たらないんだよな。先輩のネタばらしも割と唐突だったし。いや、そこは別に下準備する必要もないからいいんだけどさ(むしろ完全に隠してた方が秘密っぽさが出るという考え方もあるな)。 そんなわけで「古式ゆかしい」と言ってしまって問題ない設定の作品だと思うのだが、作品全体をどう評したものかは悩んでしまう。なんだろう、全体的にちぐはぐなのだ。映像部分を例にとると、たとえば各ヒロインを中心としたキャラクターデザインについては陰影の処理などでかなりのこだわりが感じられて、「気を使ってるんだろうな」というのはわかる。動画はかなりヘナヘナなのだが、まぁ、そこを求めるような作品でもないので目をつぶろう。しかし、全体を覆うデザイン性というか、構図の取り方みたいなものにクセが強い。なんかパースが変なところも散見される。これが意図的に空間を歪めて引きを強くしているのか、本当に作画スタッフの拙さからきているものなのかが判然としない。数分に1回くらいは「おっ」と思うような構図なんかもあって、テクニカルな匂いはするのだが、やはり全体的に低調なので良さなのかアクなのかが決めがたい。なんとももやっとする作品である。 監督の名前はどっかで見たことがあるな、と思ったら「あいまいみー」などのショートアニメで監督を重ねていたいまざきいつきだ。当然、そうなると制作スタジオはショートアニメでおなじみのスタジオセブンということになり、今後の作画クオリティの伸びはあまり期待できないだろう。ネタ要素で振り切れて本筋が魅力的に映るようになれば良いのだが……うぅん。女の子が可愛いのか、可愛くないのか、それも決めかねる状態なのよなぁ……。 キャスト面で何か補強できればという思いはあるが、まだ各ヒロインが強く出てこないので保留。最初に攻めてきたのは新妻・竹達であるが、このキャスト陣だと竹達が「先輩」になるのかと思うとちょっと感慨深い。まぁ、ほたるさんとかもやってたしな。今回の相手はヒロ・シモノなわけだが、この男の存在感というのもいわく言いがたい。なれてくると「はいはい、下野下野」くらいで終わるのだが、最近だと「鬼滅」の善逸みたいな役を聞くとやっぱり無視できない存在感があるし。この作品の現場では、周りを取り囲む女の子相手にどんな先輩として振舞っているんだろうか。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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