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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 スルーしてたけど、前回のって「ねこざんまい」だったのかよ、第3話。いや、流石にそこまで言葉の意味がかかってないとは思いたいが……。

 少なくとも今回は「ざんまい」が「さんまい」とかかってましたからねぇ。「キスを3枚におろすのが好きだったんだ」って意味わかんないんだけどさ。そして今更、なんで主人公チームが3人構成なのかも理解するっていう(皿三昧→皿三枚)。まぁ、今回はちょうど「3皿目」だったわけだしね……。はこざんまい、ねこざんまい、きすざんまい、毎回異なる2文字ワードをサラが提供し続ける展開になっているが、このパターンがどこで崩されるのか。

 今回は徹底して燕太サイドのお話が描かれ、前回確認できたバンク部分もおよそそのまま。どうやら「何か業の深い欲望を抱えて警察に捕まる奴がいる」→「警官チームがそこから『欲望の抽出』を行う(その際に被害者は変死体となる)」→「カパゾンビによって町から対象のものが消える」→「知らせを受けた一稀たちが尻子玉搾取からさらざんまい」→「カパゾンビを退治して皿ゲット」というのが基本的な流れになっているらしい。そして今回新たに出現した「帝国の声」とやらに黒田崇矢がキャスティングされており、警官コンビの目的もなんだか見えてきたような、そうでもないような。一応「欲望搾取」からなんらかのエネルギーを抽出して上層部に送っている(?)ということらしい。カパゾンビがフルで活動できれば問題ないのだが、ここ最近は見事に邪魔されているので活動がはかどっていないとかなんとか。ということはケッピと警官たちは対立関係にあるってことなのかしら。

 警官側のトレードマークとなっているのはソイヤソイヤなカワウソ(看板のおもて面が「ア」なのがよくわかってなかったんだけど、あれって浅草の「ア」ってことでいいんだろうか)。「かわうそとカッパが対立する意味ってあるのか?」と思ってググったらすでに考察サイトっぽいのがいっぱいヒットしてしまったので(あまりよそで先入観を得たくないので)あんまり調べられなかったのだが、一応「カッパはもともと、その正体がかわうそだと思われていた」ってことでいいのかな。それが直接浅草の事件に関わっているかどうかははわからないが、カッパ(ケッピ)がカワウソの活動を阻止しようとしているのは事実であり、さらにそのカワウソ側の活動は人間社会に悪影響を及ぼしているのだから、一応カッパが正義の味方ということになるんだろうか。やってることはえげつないし、救世主となったはずのヒーローは「秘密を漏洩される」という1ミリも得しない処遇なのだが……これで銀の皿ごときで埋め合わせができているのかは甚だ疑問である。最初だけ金の皿が出てきた時にカッパ巻き頼んじゃったからなぁ。

 多分「かっぱ」が「かっぱらう」とかかってるんだから、すぐに「かわうそ」と「嘘」もかかってくることだろう。そして、現時点でカパゾンビサイドはあんまり「うそ」はついておらず、どっちかっていうと嘘にまみれていたのは主人公サイド。だからこそ次々と嘘が漏洩されてとんでもないことになっているわけで、どちらが「嘘つき」なのかはわかったもんじゃない。むしろ欲望を解放してゾンビ化の手助けをしているカワウソ側は(欲望に)正直な陣営といえる。まぁ、流石に3人に残された秘密なんてもうそんなに残ってない……と思いたいが……久慈がまだ残ってんだよなぁ。あとはハルカにも嘘があるのかどうかとか、その辺も気になるところではある。「一稀はハルカの前でも笑わない」っていう現状が明るみに出てしまい、単に「弟が大好きで、彼のためならなんでもやろうとしている」っていうだけの構図ではなさそうなんだよな。「釘宮ボイスの弟キャラ」っていうだけで、どこぞの熊が思い出されるので気になってしょうがないしなぁ……。

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 傘木希美の後頭部……。(ダイイングメッセージ)

 

 どうも、僕です。2回目です。今回は相談所と可愛い後輩でした。ここまで着実に欲しいコースターを引き当てているので珍しく運がヤバいです。正直いうと3週目のコースターが本番なんだけど(滝センと女の顔した麗奈)……。問題は来週も行けるかどうかなんよなぁ。

 

 

(一応2度目なのでもうどうでもいい気もするけど、一応未視聴注意)

 

 


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 従者っぽいポジションでツダケン出てきて「こんなとこになんで?」って思ってたら仕えてる相手が芳忠さんで笑った、第3話。なんか一気にキャストが吹き出した感があるな。子安に迎えられて麦さんと出会うとかさ、なんか色々濃いよ。

 キャストの話題から入ってみたものの、正直作品としてはまだまだとっちらかっていて先が見えない状態。前回の時点で「妖精がらみで取り締まりを行ってる警察のフリーと、反逆者として立ったロウ(細谷)が対立する話なんやろな」くらいに思ってたんだけど、今回はそんな細谷サイドの話がほとんど出て来ず、新たに峰不二子みたいな寿美菜子が現れた。この世界における妖精兵ってのはかなり貴重な存在だよ、みたいな話が出てきた直後に「予期せぬ妖精攻撃」を食らう展開で、なかなか焦点が絞りづらくなっている。

 見るべきポイントはとにかく美麗な世界設定と、そこに鋭く光るアクションの妙味という、いつも通りのP.A.WORKSではあるのだが、やはり描かれている実態が把握しにくいので身が入らないんだよな。ヒロインのノエルちゃんがフリーと一緒に事件解決に挑むバディものの側面は間違いなくあるはずなんだが、全然「コンビ」って感じではなくてフリーが勝手に動いてるように見えるのでノエルの影がすこぶる薄い(ワイングラスを抱えて飲んでしまう育ちの悪さはなかなか愛おしい)。その上でキャラがバシバシ出てくるので戸惑ってしまうのも致し方ないところだろう。まぁまだ序盤だから、と言えばそれまでなのだが、「まぁ、設定はまだ出揃ってないやろ」と思ってのんびり構えてたらそのまま一気に終わってしまった「天狼」という作品もあるのでなぁ。何か1つでも「これをみていたい」と思える要素が出てくれば良いのだが。

 そういう意味で候補になるのはやっぱり峰不二子っぽい子なんだろうけど、顔がバタ臭いのであんまり可愛くないのが……CVが美菜子なので、そのうち可愛い女の子が出てきたら手を出してくれないかと期待している(するな)。

 

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 よかった、2話目もちゃんと気持ちいい、第2話。正直、今期は感想書きたいアニメが全然出てこなくて不安だったんだ。これも2話目でトーンダウンしたらどうしようかと。幸い、2話目もちゃんと1話目で受けた印象がそのまま維持されている。

 とはいえ、お話としては本当にまっさらというか、まっすぐというか、「音楽を志した2人の少女が最後には最高に輝く物語」と言われて想像する展開をしごく当たり前になぞっていくようなシナリオラインである。今回は例えばチューズデイの生まれ育ちをキャロルが確認するくだりが挿入され、「実はめっちゃええとこのお嬢様やんけ……」と呆然とし、キャロルはキャロルで全く家事ができないポンコツぶりを披露して箱入りっぽさを強調。そうした展開の細部に関しては、本当にテンプレ通りのパーツを組み合わせているので筋立て自体に新鮮味はない。まぁ、逆に言えばこれこそ王道展開で何も悩まずに見られるということでもあろうが。そうした王道部分にどれだけなおざりにならずに手を費やせるかが質の向上につながるというものだ。

 意外だった点といえば、流石に(自称)プロデューサーと出会うのが早すぎるってことくらいだろうか。もうちょい成り上がるまでの手順には段階があるかと思ったら、トントン拍子で話が進んでSNS拡散までの流れはあっという間だった。まぁ、今のご時世、世間的にバズるってのはこういうことを言うのかもしれないが。ちょっとしたネット上の情報から一瞬にして本名から住所まで割れてしまうスーパーハカーっぷりは恐ろしかったが、冷静に考えてみりゃ「たまたま自分が撮った動画から顔認証+画像検索で類似画像をサーチ」→「インスタの写真で同一人物がヒット」→「写真うpするときに位置情報消してないやん」なんてくだり、やろうと思えば現代技術でも充分可能な展開なんだよな。なぜか今作の「火星」では意図的に「現代っぽい道具立て」がそのまま残されており、普通に考えたら「未来感」を出すためにいじってきそうな要素も平気で使うという特徴がある。火星がテラフォームされて隆盛するご時世までインスタやらツイッターが残ってるとも思えないのだが、その辺はわかりやすさ優先ということなのだろう。まぁ、確かにそんな部分でひねっても別に旨味はないし、「そうやな、やっぱりイケてる女の子を見つけるためにはインスタやな」という妙な納得感がある。

 そうして記念すべき成り上がりロードの第一歩を踏み出したキャロル&チューズデイ。こうしてみると、もうこの段階で音楽的に完成しているってことは前提条件なんだな。1話目時点で二人がなんとなくで合わせたセッションがすでに完成度が高かったわけで、どこかで猛特訓するとか、音楽理論を学ぶなんてこと無しでも2人の音は世間に通用する。言ってしまえばオレツエーみたいなものだが、なぜ2人の音楽がこうまで人の心を惹きつけるのか、という部分については、もう1人のアイドルっぽい子の存在が対比的に示してくれている。CV神谷のAI人間が諭しているように、この世界ではすでに音楽作成は人間の手を離れた文化になっているようだ。このあたりの絶妙な「それっぽさ」も作品の見易さに繋がっている部分で、作詞部分についてはどうなのか微妙だが、作曲なら確かに「パターンの構築」なのだからAIの得意分野といえる。おそらく現代技術でもある程度「人気楽曲のパターンを学習してAIが作曲する」と言う工程は可能だろう。もちろんそれがチャートを賑わすほどになるかどうかはわからないが、その部分だけお話的に「盛った」状態の火星の音楽業界は、なんだか不思議と納得できる部分が多い。そうして「機械が作った音楽」が市場を席巻しているこの世界において、「なんだか分からないけど吐き出したい」という気持ちを抱えた思春期の青臭い女の子2人。彼女たちの音楽は、計算や理論で成り立ったものではない「心の音楽」として、逆に新鮮さを与えていると言う設定なわけだ。

 まぁ、我々視聴者からすればそれは単なる「やたら完成度の高い曲」でしかないのだが、それでも狙っている方向性は理解できるし、素直に気持ちのいい音楽に仕上がっているのだから文句はない。普段は粗野なキャロルの奏でる繊細なピアノ、そして普段はトンチンカンなチューズデイが舞台の上で堂々と爪弾くギターと歌唱。その魅力が火星の人にも、現代のアニメファンにも、平等に届くように感じられれば面白い作品に仕上がるだろう。

 あとはまぁ、百合的な要素とか。キャロルは幾ら何でも無条件でチューズデイを受け入れすぎな気はするが、こんな2人だからこそできるセッションってのがあるんだろうなぁ。お嬢だということが判明してもチューズデイをおもちゃにしてるキャロルは悪い子じゃないのは間違いないし。今後、あのおっかないオカンが出張ってきたときに彼女がどういう反応するかが見ものである。

 

 

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 わーい、暗殺者チームの皆さんだー、第27話。今回が最後の登場シーンになりますかねぇ。ここにきて最後に仲の良い様子が見られたのは嬉しかったよ。ほんと、アニメ版はチームの仲の良さがやたらと強調されてたよな。

 さぁ、ボス対リゾットの大決戦。実はこの戦い、絵面としては割と地味なんだよな。リゾットが本当に「暗殺向け」というか、派手にドーンバーンする能力じゃないので、実際今回ドッピオはほとんど一箇所に座った状態で試合が展開している。釘だのハサミだのと使われている道具立ては派手なのだが、アクションとしてはかなり地味。だからこそ原作での盛り上がりが際立つわけだが、アニメでも色々と工夫を凝らして少ない動きでメリハリをつけようとしている。メスをクルクルさせて場所を特定しようとするアクションとか、ドッピオがなんであんな器用なんだよ、っていうくらいに動きがシャキシャキしてんのね。あと「黄色い血」がちょっと黄色すぎるのがかえって怖かったり、リゾットさんが最後の一撃を見舞おうとして「メタリカァ!」って叫んだ時の謎ポーズと謎演出とか、見どころは本当に多い。

 もちろん、もし初見の視聴者がいたとしたら、疑問に思う部分も多いことだろう。「は? 人体の鉄分だけでそんなにカミソリだのハサミだの作れるわけないやろ」とか「鉄分が操れるのとカメレオンみたいに背景に溶け込むのにどんな関係があんねん」とか。まぁ、そうだな、当然の疑問だな。でもさ、ほら、それってすでに20年前に出てるやつだから、諦めてくれまいか。なんかこう、良い具合に、ほら、そういうやつだよ。一応、リゾットが非常な努力家で、あんまり強くなさそうに見える自分の能力にもめげたりせず、鍛錬を積んでなんとか暗殺に役立ちそうなスキルにまで能力を昇華させた結果がこれ、っていう理解はしている。カメレオン能力は微細なメタリカそのものを活用できる能力として一応思いつくだろうし、わざわざ人体の鉄分をカミソリやハサミに模して成形するのは、多分その方が能力としてイメージしやすかったからなんじゃなかろうか。ほら、クラピカだって念能力を鍛える時に1日中鎖を触っていたっていうし、漠然と「なんか鉄分を動かす」っていうよりも「体にハサミを作る」の方がイメージしやすくて、トレーニングが捗ったんだよ。まぁ、その割にカミソリとか釘とかかすがいとか種類は豊富なんだが、たまたま身の回りにそういうものがいっぱいあったんだよ。

 そうして身につけたリゾットの能力をフル回転させて戦ったわけだが、最終的には「予知部分と腕だけ」というキングクリムゾンのパーツだけに敗北してしまう結果となった。こうしてみるとやっぱりドッピオの戦術眼もなかなか優秀である。キンクリの腕で殴る描写はどんな風に描かれるのかと思ったが、予想以上にダイレクトに「腕」だったな。ちょっと面白かったわ。そしてようやく現れた主人公チーム。ここの展開でいっつも気になるのは、荒木先生は今回のバトルの展開をどこから着想したんだろうっていうこと。「ラストをエアロスミスで決める(少なくともブチャラティチームの誰かの能力で決める)」ってのはおそらくアイディアとしてあったのだろう。三つ巴みたいな状態で、2者が争っているところに意図せぬ第三勢力が関与し、知らないうちにどちらかに与していた、なんてのはいかにも面白い展開だ。そして、当然「意図せず」の部分を重要視するなら遠隔で半自動攻撃ができるナランチャが選ばれ、エアロスミスが絡むならば「二酸化炭素で感知されないボス」が必要になる。そこから逆算することで「体内のヘモグロビンが機能していない状態」を思いつくわけだが……いや、思いつくか? そんな変な能力でこんな大事なバトルを作ろうと思うか? ……やっぱり荒木先生の頭の中は謎なんだよなぁ。いや、面白い。

 さて、次はどうなるのかといえば……サブタイトルなぁ……ジョジョの歴史の中でも屈指の名タイトルとなる次回の展開。もう、ここからはノンストップだな。

 

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4月20日 ドラフト模様(RNA×3)

ピック順 【Thraxi】→【Chrolony】→【Alessi】→【Tanaka】→【Metallica】→【Serra

 

 「献身」環境最終戦!(予定) なんとかゴールまでたどり着いたこの環境。最後はみんなの予定が合わない中、あれこれと日程調整をして土曜の夜という変則日程で粛々と行われる予定だったのですが、稀人(まれ?)が予想外の来訪、めでたく6人戦にすることができました。来るのが一週間早いんじゃねぇかと思ったら、どうやら来週もくるらしい。新幹線の代金だけでも大層なもんになるんだが、大丈夫か?

??「JRはもっと新幹線を安くすべき。自由席よりももっとキツい不自由席っていうのを作って2000円くらいで売るように打診してみようか?」

 

 とにかくこれでギルド門の飛び交うラヴニカらしい世界とはお別れ。来週は、私がプレリに参加出来ればそこで先行発売の「灯争大戦」の箱を購入するつもりなので、そちらのドラフトが開催されます(不測の事態で箱が買えない場合は本当に申し訳ありませんが、献身ドラフトにするしかないと思います)。日時はこれまた変則で日曜深夜23時開始となります。現時点でレギュラーメンバーで欠席報告が1人出ているんですが、その代わりに上述の通りに東京1名、さらに神戸1名と三重1名もすでに参戦意思を表明しており7人戦の予定。愛知が来るかどうかは知らない。もし来ても、席は空いてますよ。

 

 

 


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 欲望ノンストップ、第2話。知ってたよ、ブレーキなんて無いってことくらい。しかし覚悟の上を軽々と乗り越えてくるなぁ……。

 幾原作品第2話は非常に重要なポイントである。いや、全話大事なのは当然なのだが、第2話には特別な意味があって、「1話目と見比べて、どこからどこまでがバンクシーンになっているのかを確認する」という作業が入るからだ。まぁ、今作の場合は特に厳密な意味でのバンクはあまりないのだが(全部早回しにされたから)、どの画面、どの演出がルーティンとして存在している部分で、どこからが「今回の話数で切り取られた事象」なのかを判断し、作品のベースを探っていくことになる。今回で言えば、「尻子玉搾取シーンは変身バンク扱いなのかよ!」とか、「毎回歌うのかよ!」とか、そういうことが確認できるわけですね。まぁ、だいたいにおいて、こうして「バンクだ」と認識したシーンも最終的には意味が変質し、破壊されていくことの方が多いのだけど(ユリ裁判しかり、生存戦略しかり)。

 あとはまぁ、2話目までで注意する必要がある基本設定を確認し、今後の展開の焦点を絞っていくことが目的だろうか。幸いにして、今回のお話の表層部分は比較的シンプルになっており、本当にルーティンだけのお話だと割り切れば旧作に比べるとわかりやすくはなっている。基本構造は「ケッピに目をつけられた主人公トリオが、毎回指令を受けてカパゾンビを退治する」という構造。プリキュア的といえばそうだし、戦隊ヒーローものに近いとも言える。一応カッパ形態での演出を見れば古式ゆかしいヒーローもののテイストは意識しているだろう。無理やり幾原作品に繋げるなら、ほんとのほんとにこじつけて「ウテナ」の構造に近いともいえるかもしれない。いや、無理があるけど。

 主人公チームは3名、メインとなる一稀は1話のテーマとなった「ハコ」を抱えた男の子。この世界の「箱」は秘密を隠し持つことの暗喩として使われており、おそらく同じように「容器」としての性質を持つ「皿」がこの作品のタイトルにまでなって重要な位置を占めることと対比をなす。「箱」は「何かを入れて、蓋をして、閉じる」ところまでが前提とされるが、「皿」は載せられたものが常に開示された状態で、むしろ陳列することを目的とし、外界との「つながり」を持つ。「箱」が開かれ、「皿」にのせられることが、今作では「秘密の開示」につながるわけだ。おかげで、「箱」の主人公たる一稀には秘密が多い。1話目の時点で最大の秘密が明かされたんじゃねぇかと思われたのに、2話目でもナイスピッチでとんでもないネタを投下してきた。ぱっと見には善良そうな主人公が、文字通り「蓋を開ければ」どんどん悪行を吐き出していく様子を「漏」の一文字で表現しているのはなんともシニカルである。

 チーム2人目は目つきの悪い久慈。あっという間に手繋ぎデートにまで発展した関係性には笑うしかないが、彼はアニメの主人公としては珍しいくらいにストレートに悪いことに手を染めている。1話目では大胆に車上荒らし、そして2話目では兄貴とつるんで人を湯船に沈め、さらに麻薬(野菜??)の密売にまで加担しているようである。ここまでストレートにあくどいことをしている人間なのだからどう考えても「正義の味方」然としたさらざんまいに参加できるとも思えないのだが、なぜかそこはファニーな関係性ばかりが目立ち、気づけばトリオの息も合っているという。彼のあくどさは、上述した一稀の「隠されたあくどさ」との対比の意味もあるのかもしれない。すでに2話目時点で本人の口から「大して変わらない」という言葉も出てきているしなぁ。ちなみに久慈兄弟を象徴するアイテムとして「金属製のものさし」があるのだが、ここにも意味があるのかどうかは現状では不明。

 そして残る3人目はメガネの燕太。彼だけは1話目時点でキャラが薄く、2話目でも3人の共通項として確認できた要素は「弟」というキーワードくらいだろうか。一稀は弟のために身を捧げ、久慈は弟として兄貴に信頼を寄せている。そして燕太も、お姉さんがいる「弟」であることだけは確認できているのだ。そしてそんな彼には別に何もないのかと思っていたら……Cパートである。あれまぁ、本当に綺麗なカットでしたわよ。こういうところで全力の作画を使ってくる制作チーム、本当に心得ている。そうかぁ、ベストコンビって言ってたしなぁ……。彼の行動原理の一端が見えたわけだが、今後この3人の「チーム」にどんな変化が生まれるのか、その辺りが主なシナリオの焦点になっていくのかしら。

 そのほかにも、今回いよいよ正式に参戦したいい声すぎる警察官コンビの立ち位置もまだまだ謎のままだし、ケッピが何者なのかも実は一切説明されていない。冷静に考えりゃ変死体が出ている時点で浅草はかなり殺伐とした状況のはずなのだが、この大事件は収束する方向に進むんだろうか? 多分、そういう部分はあまり問題にならないくらいにもっとでかいお話になっていくんだろうなぁ。とりあえず、猫はいじめるな。

 

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<無色>
 
順応する煌めくもの Adaptive Shimmerer (5) C
クリーチャー・昆虫
0/0 瞬速
〜は+1/+1カウンターが3つ置かれた状態で戦場に出る。
 今回3体だけ登場する、無色クリーチャーの1つ。無色トリオは全てコモンで提供され、マナコストはそれぞれ1、3、5でこいつが一番重たい。特殊な無色クリーチャーが環境に採用されているのは、ただでさえ色が混迷を極める3色環境において、少しでもコモンからの選択肢を増やせるようにという配慮だろう。こちらのクリーチャーは3/3瞬速と、色付きクリーチャーなら大体3〜4マナくらいの性能。色がないので当然見劣りするが、ステータスがカウンターで定義されているのは重要で、当然、ここを基盤に変容することを想定してのことだ。ただ、ここをスタートにすると変容デッキだとしてもちょい重いのは事実。できれば青黒の瞬速シナジーと組み合わせたいところだ。
 
彼方見 Farfinder (3) C
クリーチャー・狐
1/1 警戒
〜が戦場に出た時、あなたのライブラリから基本土地・カードを1枚探し、それを公開して手札に加える。その後、あなたのライブラリを切り直す。
 この世界における「這い回る偵察機」。別に「巡礼者の目」でもいいけど、普段ならアーティファクトクリーチャーでやっている仕事を、今回はわざわざ無色というイレギュラーなクリーチャー枠を使って行なっている。これはまぁ、フレーバー的な要素が大きいんじゃなかろうか。この次元の人間たちは、わざわざ新しい土地を探そうとして機械を作ったりはしてないんだろう。「偵察機」に比べるとタフネスが下がった代わりに警戒がついた。「1/1に警戒がついても意味ないやんけ」というのが普通の世界だが、今回は変容の土台にすることで警戒付与の役割もこなしてくれる可愛いやつである。多色化が進む世界なので、やはりこの能力の安心感は格別だ。
 
不思議な卵 Mysterious Egg (1) C
クリーチャー・卵
0/2
このクリーチャーが変容するたび、これの上に+1/+1カウンターを1つ置く。
 ゴジラアートではなぜかモスラの繭になるカード。これを変容させることで「なんか生まれた!」っていう雰囲気が醸し出せるし、その後も成長期な感じが出せる。変容は必ず土台となるクリーチャーが必要になるので、こうして先において選択肢が増やせるのは案外大事なのかも。ちなみに、サブタイプに「食物」は無いので注意。食べられません。
 
 
<白>
 
刃による払拭 Blade Banish (3)(W) C
インスタント
対象の、パワー4以上のクリーチャーを追放する。
 「勝利への躍進」の3ライフゲインの部分が追放効果に切り替わったもの。もともと「大物潰し」にはどっちもついてなかったんだからこれでも上位種だが、この環境はそこまで追放効果は大きな意味を持たないので、なんで「勝利への躍進」と逆にしてくれなかったんだよ、という気もする。まぁ、その辺は大人の事情だ。この世界だって怪物はすくすくと大きくなる。相手が手塩にかけて育てた大物をこいつで一撃。逆に言えば、相手が白を使っている場合、自分のクリーチャーをパワー3以下で止めるのも選択肢の1つってことだ。ところで、こちらのカードのイラストにはなんと放浪者さんが……。この人もきてるんか。

 


検問官 Checkpoint Officer (1)(W) C
クリーチャー・人間、兵士
1/2
(1)(W)(T):対象のクリーチャーをタップする。
 紛れもなくタッパー。揺るぎなくタッパー。2マナ1/2のタッパーというと、やはり我々にとっては「おとりの達人」のイメージであり、紆余曲折を経てタッパーは原初へ回帰してきているのだ。まぁ、起動コストだけは時代性が表れているけども。起動に2マナは現代の感覚ならそこそこだが、対象の制限なしのタッパーなのでやはり大切なお仕事には違いない。今回はコモンでこれが手に入るので、あまり一点豪華主義で1体のクリーチャーを特盛変容しちゃうのも問題なのかもしれない。ところで、なんかイラストの顔だけ微妙にコラっぽくない
 
揃った突撃 Coordinated Charge (4)(W) C
インスタント
あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+1の修正を受ける。
サイクリング(2)
 「鼓舞する突撃」にサイクリングがついたら1マナ重くなった。本当にそれだけの呪文。まぁ、どうせ使う時には勝ちっていうタイミングも多いのだし、1マナくらいの差はそこまで問題じゃない。むしろ使える局面が限定される呪文なので、序盤にさっさとサイクリングできる選択肢はでかい。これなら2枚以上入れても心が痛まないので、いざという時に引く確率もあげられるのだ。横並べ戦術には欠かせない存在。
 
幼獣守り Cubwarden (3)(W) R
クリーチャー・猫
3/5 絆魂
このクリーチャーが変容するたび、1/1で絆魂を持つ、白の猫・クリーチャー・トークンを2体生成する。
変容(2)(W)(W)
 猫の王様。イコリアの元のアイディアではクリーチャータイプが重要な役割を果たし、その中で白に分配された中心種族が猫だったらしい。なんでそのまま開発が進まなかったのかと思うが、その名残で今回割とネコ科の動物は多そうだ。そしてこれがそんなネコ科の親玉的存在。4ターン目変容なら3/5絆魂を送り出しつつ、ついでにトークンが2つ。合計サイズは5/7の大盤振る舞いだ。変容の大きな弱点である「パーマネント数が増えないので対処されると一気にヤバい」という問題を猫的に優しく解決してくれる。単体でも問題なく強いし、横に伸ばす戦術が取れるので各種人間ギミックとの相性も良さそうだ。
 
日勤隊の指揮官 Daysquad Marshal (3)(W) C
クリーチャー・人間、兵士
3/3
〜が戦場に出た時、1/1で白の、人間・兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 いや、そりゃ名前の意味はそうなんだろうけど、なんか急に普通のサラーリマンめいちゃったな。ちなみに黒には似たようなギミックの「夜勤隊」がいます。人間たちは昼夜を問わず、頑張って壁を守っているのだなぁ。4マナで3/3と1/1。性能としては「大使の樫」と一緒。「凛々しい騎兵隊」とはいとこくらいの関係性。どっちも人間なので「眷者」ギミックのサポートができないのは残念なところだが、横並べ戦術なら素直にパーマネント1つ分をありがたく受け取っておこう。
 
神聖なる矢/Divine Arrow(WAR)」 C
 灯争大戦ではオケチラさんがギデオンに向かって放った矢が描かれた呪文だったが、今回は普通の呪文。もう2度と「ギデオンの叱責」っていうカード名は使えないのだなぁ。2マナ4点とすこぶる効率は良いので相変わらずリミテッドならお世話になるはず。しかし……人間強くね? 魔貫光殺砲撃てるの?
 
ドラニスの癒し手 Drannith Healer (1)(W) C
クリーチャー・人間、クレリック
2/2 サイクリング(1)
あなたが他のカードをサイクリングするたび、1点のライフを得る。
 サイクリング応援団、癒し担当。1枚1点と大した量じゃないので本当におまけ程度に。ただ、こいつが2体3体と並び始めると全部のカードが「新たな信仰」扱い。あれ? そう考えると結構強い? こうして応援団自体にもサイクリングがついてるのは、リミテッドでデッキを組むときにコンセプトがまとめやすくて助かりますね。まぁ、出したい欲求も強くなるのが悩ましいが。
 
ドラニスの判事 Drannith Magistrate (1)(W) R
クリーチャー・人間、ウィザード
1/3
対戦相手は、手札以外の領域から呪文を唱えられない。
 ヘイトベア最新作。いや、ステータスはベアじゃないが。もう、白の2マナで明らかに「これ、下の環境狙ってやがるな」みたいなカードは全部ヘイトベアでいいじゃない。手札以外の領域ってことは、一番多いのが墓地、たまに追放領域、もっとたまにライブラリということになるだろうか。「スタンには大して影響ないやろ」って思ったけど、そういえば出来事クリーチャーが出てくるのが追放領域から。さらに赤の得意技も追放領域からの呪文で、「舞台照らし」や「僻境への脱出」が無意味になる。狙いすましたサイドボードにいかが?
 
一心同体 Fight as One (W) U
インスタント
次のうちから1つか両方を選ぶ。
「対象の、あなたのコントロールする人間クリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに破壊不能を得る」
「対象の、あなたのコントロールする人間でないクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに破壊不能を得る」
 イコリアには怪物がいる。それと戦う人間がいる。そしてそれとは別に、怪物と心を通わせ、ともに過ごす人間もいる。彼らは「眷者」と呼ばれ、みんなして自分の相棒の獣のイメージをかたどったコスチュームを着ているという。なかなかフレーバー溢れて二次創作が捗りそうな設定。そんな「眷者」たちを支援する(テイストの)呪文も今回はそれなりにあるらしく、人間と非人間を同時にコントロールしている時のこの呪文の効率は1マナとは思えないもの。まぁ、片方だけでも充分なんだけども。君は誰とキスをする?
 
繁栄の狐 Flourishing Fox (W) U
クリーチャー・狐
1/1
あなたが他のカードをサイクリングするたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。
サイクリング(1)
 密かに人気のサイクリングギミックの下支え。まぁ、こいつがチビチビ大きくなる程度ではそこまでの見返りとも思えないが……自分にもサイクリングがついてるのはとても健気。潤滑油ポジションかなぁ。
 
駐屯地の猫 Garrison Cat (W) C
クリーチャー・猫
1/1
〜が死亡した時、1/1で白の、人間・兵士・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
 怪物との戦いに明け暮れる人間たちのマスコット的存在。多分。胸毛のもふもふ具合が良いよね。1マナ1/1、死んだらおかわりという性能は現在もたまに見かける「追われる証人」とだいたい同じ。ただしこちらはトークンがバニラなのでちょい弱い。リミテッドでとにかく命の数が欲しい横並べやサクり系向け。猫デッキだと「聖なる猫」の方が優先されるのが辛い。それぞれの可愛さがあるのに。
 
らせん樹の滑空獣 Helica Glider (2)(W) C
クリーチャー・ナイトメア、リス
2/2
〜は、飛行カウンターか先制攻撃カウンターのうち、あなたの選んだ1つが置かれた状態で戦場に出る。
 リス・ナイトメアとかいうこの世界ならではのタイプ。ちなみにこの世界におけるナイトメアの特徴は「目がいっぱい」「多脚」「なんか煙を吹く」など。おかげでせっかく元がリスなのに……。さておき、3マナ2/2飛行はコモンでは花形だし、2/2先制攻撃はボチボチといったところ、総合すればボチボチの塊である。好きなカウンターが選べるので変容の土台に最適。普通に考えたら飛行を選ぶ方が良いだろうが、次に変容するのが飛行クリーチャーならわからないのだ。後のことを考えた育成プランを。
 
猟匠ライガー Huntmaster Liger (3)(W) U
クリーチャー・猫
3/4
このクリーチャーが変容するたび、あなたがコントロールする他の各クリーチャーはターン終了時まで+X/+Xの修正を受ける。Xは、このクリーチャーが変容した回数である。
 プロレスラーみたいな名前やな。「ナイレアの猟匠」の時に入力が煩わしくて辞書登録した「猟匠」っていう変な言葉が無駄にならずにすんだぜ。目玉ギミックの変容をサポートするため、今回はこうして「このクリーチャーが変容するたび」という効果がいくつか用意されているらしい。この猫を上にしても下にしても、常にこの能力は保持されるってのがポイント。変容デッキの土台にすると、それだけでみるみる自軍を膨れ上がらせることが可能だが、こいつにペタペタカードを貼りつけながら横にも軍勢を広げるのは結構大変なような……。
 

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 必殺技で例えるなら、「スカーレットニードル」みたいな作品でしたね……。絶対分からない人の方が多いだろうから解説しますと、スカーレットニードルはさそり座の聖闘士の技。針のような鋭い一撃を人体急所に見舞うために激痛を与えるんだけど、死には至らない程度の痛み。さそり座の聖闘士は慈悲深く、この苦痛に耐えられずに改心する悪人は容赦するんですね。ただ、何発も撃ち込み続けて、それでもまだ屈しない相手には、最後の15発目、アンタレスを心臓に撃ち込んでトドメを刺す。そういう技。今回の劇場版は、まさにこのスカーレットニードルのような展開でした。ただ、最大の問題は、ラスト20分くらいでアンタレスを連打してくるんですよ。いや、死んでるから、もう死んでるから。

 

 

<以下、一応ネタバレを伴うので未視聴注意>

 


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