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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 海賊さん優しすぎワロス、第5話。そもそも「海賊」っていう名称からして変だとは思うんだけどね。まぁ、「空賊」っていう名称が生まれるかどうかはその世界次第だけども。当然この世界だって「船」→「飛空船」っていう順番で開発されているだろうから、歴史的には先に「海賊」がいたのだろうし、それの空中版で「空中海賊」になるのはOKといえばOKではある。

 そんなわけで海賊がやってくるお話だが、なんか色々とツッコミどころがあるな。特に海賊さんが予想以上にショボく、お前らよくこれまで商売やってくられたな、と感心する。まぁ、確かにミカが規格外なのは間違いないだろうけど(カチコミシーンは問答無用の格好よさだ)、略奪行為で生計を立てようとしてる連中なら、もうちょい肉弾戦で対応できるくらいの戦力は持っててもよかったのでは。略奪が目的ならどう頑張っても「相手の船に乗り込んで直接制圧する」っていうくだりが必要になるわけで、あれだけの人数差がある状態でノされてしまうようではお話にならないし、銃の使い方もかなりお粗末である。これまで襲った相手はたまたま銃を見てビビっちゃう連中ばっかりだったんだろうか。そもそも捕龍船っていう時点でそこに乗ってる連中だってそれなりの腕っ節のはずなのだから、襲いかかる時点で相当覚悟が必要なはずなのだが……。

 あと、興味深いのは「船」の存在。いや、空飛ぶ方じゃなくて、海の方の船。上述の通り、当然世界の歴史としては海→空の順で開拓されているのだから船は当然あるだろうし、現実世界と同様、船と飛空挺が用途に合わせてどちらも使われているのは別に問題ないのだが、じゃぁ、何の目的で普通の船って運行してるんだろうな、ってのは気になるところ。現実と照らし合わせるなら大規模輸送が目的だとは思う。どうしたって空を行く方が燃費は悪かろうし、重量の問題もあるからそこまで多くのものを輸送することはできないだろう。ただまぁ、その割にはこの世界の飛空挺技術は飛び抜けて進んでいるようにも感じるのだけども。どうなんだろ、見たところかなり現代的な船だったが……技術レベルはちゃんと調整できてんのかな。

 かてて加えて、まさにご時世だからこそ思っちゃったのは、「人の気配が感じられない不審な船に無警戒に乗り込むのは危険じゃね?」ということ。船旅での全滅事件の可能性の1つとして「疫病」ってのは想定されるわけで、何の防備もなく船内に入っちゃうと……ねぇ。検疫検査とか待った方がよかった気もする。そして、「人のいない漂流船を餌にして襲ってくる空中海賊」っていう設定……だいぶ面倒臭そうだな……あの海賊たちは、船が見えるどこかで待機してたってことなんだろうけど、「たまたまどこかの飛空挺が船を見つけて確認しにくるところを狙う」ってのと、「その辺をたまたま通りかかった飛空挺に直接襲いかかる」ってのでどれくらい成功率が違うもんだろうか。別に変わんなくない? 謎である。そして相変わらずこのアニメの飯はうまそうである。いいよね、パストラミ……。

 

 

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 次回予告映像で今週の内容全部吹っ飛ぶ第3話。来週の「話数固有商品」は是非ともチュチュ様のアイマスクでお願いします。

 ほんと、六花を主人公に設定するだけですげぇ普通の成り上がりアニメになるなぁ。考えてみたらこれってポピパが「主人公の尊敬する存在」に自然に持ち上げられているので、ある意味で至極真っ当な「後継作」のデザインではあるんだよな。まぁ、ポピパ自体が「先代」と呼んでしまうのは差し支えある状態なんだけども。ポピパのあれこれは1期2期で散々描き切ったので、すでにポピパは「六花を盛り上げるための英雄」として取り扱われているわけで、少なくとも前半戦はドラマの中心にはなりそうにないな(後半に本気でバンドどうしの優劣を競う展開になるならまた中心に戻ってくることになるんだろうが)。

 それにしたって、今回のイベントの詳細はよく分からんな……近郊のライブハウス・楽器店が多数協賛して行われるフェスみたいなものなんだけど、武道館というどでかい餌を吊り下げた結果やたら狭き門になったとかなってないとか。「上位2チームだけ」っていう縛りがよく分からんのだけど、GALAXYからの選出枠が2つってことでいいのかな? でもいろんなところでライブは繰り返し出来るらしいし、枠の選出ってどうなるんだろ? 「2」っていう数字がガチなのだとしたら、どう考えても最後はポピパとRASが残らなきゃいけないわけで、そうなるとRoseliaがとんでもないかませ犬ポジションになってしまうような……。「私たちの目標はここでは無いのよ」とかケロッとしていう友希那さんは見たくないんですけど。前作と同じように、最終回は全バンド勢揃いライブになる方がいいんだけどなぁ……。ほとんど気配さえ感じられない残り3バンド大丈夫かなぁ……。

 それにしても、今回のキーパーソンは圧倒的におたえ。そりゃまぁ、話題騒然のお風呂シーンはもちろんだが(このキャラデザだとエロさはかけらもないけど)、ポピパとRASをつなぐ架け橋の役割を果たすのがおたえだし、こういう切羽詰まった状況でも何一つためらうことなく突っ込んでいくので話の展開が早くて助かる。そして何より、ここでしか補充できない貴重なたえ×レイ成分が補充できるのも良い。考えてみりゃ、今んところRASで一番出番が少ないのがレイヤなのよね。彼女にもうちょい明確なパーソナリティを与えてあげたいので、頑張れおたえ。

 そして、そんなおたえの気遣いがものすごくインスタントに形になり、ライブという機会を完全に私物化したポピパは六花へのエールを新曲で叩き込む。フットワーク軽すぎるしどんだけ練習する時間があったのかと不思議ではあるが、ますます曲数が増え続けるのがポピパの業である。今回は演奏スタイルもパリッと分かりやすいので、今後ライブ映えしそうな曲だわね。ちなみに有咲の漢文はいつ新曲になるんでしょうかね? そして千曲川は尊い犠牲となったのだ……(なんで千曲川?)。

 さらにポピパ新曲に負けじとクライマックスとなるのが六花リトライ。あの変態じみたギターはひょっとしたらりこぴん本人が演奏したんじゃねぇかと期待してしまうがどうなんでしょうかね。やりかねないからね、この子はね。さすがにアニメの音響だと無理かね。

 あと、どうでもいいことだけど「ますきさんのジャンパー、実は単に可愛いな?」っていうのに今週初めて気づいた。さらに「2期の文化祭の時もますきさんがバイク出してくれてればおたえは間に合ったのでは?」とも思った。まぁ、あの時はおたえが勝手にかけ出しちゃったからしょうがないかぁ。

 あ〜来週はRASがラウクレ衣装になる〜。

 

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 こっちでも堀内賢雄が堀内犬雄になってもうた……第4話。いや、あっちが犬でこっちは飼い主か。なんにせよ、今まで一応シリアス寄りだったエンさんまでころっとファニーに落ちたので、もうブレーキ役が一人もいなくなった感がある。

 もう、「残酷な描写があります」のワーニングもどうでもよくなってきた感があるな。今回も天井から死体がプラプラしてたけど気にならなくなってきたし、この世界の文化に慣れているのか、グロくなりすぎずにきちっと見せられる描写の妙のおかげか。強いて言うなら死体復活時の目玉グリッのところだけちょっとうえってなったけど。基本セット版の「困窮」を思い出すやーつ。まぁ、そのちょいグロだってあとになって犬の仕業だったと判明したしな。……あれ、犬でいいのか? ちなみに犬(キクラゲ)のCVが鵜殿麻由だったのはおそらく監督繋がりかと思われる。

 今回はカイマン側の描写控えめでひたすらエンさんサイドのお話だったので、いつも以上にそっちのファニー成分が多くて嬉しい。今までよくわからない状態だったエビスがますますわけのわからん状態になってるんだけど、彼女自身は楽しそうなのでよしとする。そしてシンとノイのよくわからない関係性ね。シンさんは肉人形作りの際にパッと浮かんじゃったのがノイだったのはまだわかるんだけど、全裸の彼女を見て慌てふためき、本人との遭遇を必死にブロックしてたのは一体どういう感情の表れなんだろう。絶対に男女の関係には無いと思うのだが、そういうのをちょっと匂わせるだけでもニヤニヤしてしまうな。

 そして肉人形作りの際の工程のわけのわからなさもこの作品ならではの部分だろうか。「魔法」が許されてる上に個々人でその使い方が違うので描写もフリーダムなのだが、「あり得ないもの」の描き方が本当に独特で、「なんで丁寧に料理すんねん」とか「なんで鴨やねん」っていうところから突っ込み始めるとキリがなさそう。作ってる側のCVが三木眞一郎ってのもなんだか「らしい」雰囲気で笑ってしまう。ミキシンが出てきてさらに子安まで出てきたので「キャスト濃すぎるやんけ」って思ってたら子安が即死したのは笑った。なんやこの贅沢な使い方は。

 しかし、「七面鳥(ロースト)のマスク」ってどこに売ってんだろうな……。

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 コンテ神戸守かよ、第5話。なんかもう、やりたい放題になってきたな。いいぞもっとやれ。

 ロボ回。その割に序盤はちょいサスペンスホラー回。映像の光量を落とした場合って作画が楽になるのかしら? なんてことも気になってくるのが今作の面白いところ。暗がりの描写って色彩設定は楽になるような気もするけど、結局いつもと違う設定作らなきゃいけなくなるから面倒なのかしらね? 

 前回の一件で映像研創立に関するすったもんだは一段落したので、今回はステップ2といったところ。都合よくロボ研とかいうよくわからない集団とのコネクションが繋がり、次のアニメ制作はロボットものである。文化祭のテーマがロボットってのも意味のわからんところだが、そもそも先祖代々のロボットが受け継がれてる意味が一番わからん。まぁ、それが許される高校なのだろう。学生が自由に出入りできる謎の地下ピットとかある世界だしな。こんだけ舞台がファンタジー風味溢れてるのに、そこからさらに空想を広げてアニメを作りたがる映像研の罪深さよ。

 当然今回の見どころはロボ関連の作画部分ということになるのだろうが、個人的にはロボにあんまり思い入れは無いので感情は金森の方に近いかもしれない。空想と現実の間でいろんなもの(時に自分自身)と戦い続けるロボットマニアの人たちはご苦労様としか言えないが、現代アニメにおいてそこまでカルトなロボット信奉者って生き残ってるものなのでしょうかね? 昨今のロボアニメの衰退っぷりを考えると、こういう暗い熱情ってある程度世代が上のイメージがあるんだけども。ロボの歴史ってガンダムからエヴァに引き継がれて、そこで一つの終焉を迎えてしまったイメージなんだよな(エヴァをロボットものにカテゴライズすると怒られる場合もあるらしいが)。そのあとの世代で歴史にインパクトを与えるロボットものって何かあったのかなぁ。スーパーロボット系ならグレンラガンがあるが、リアルロボットだと……個人的には「クロムクロ」が印象的なんだけど……多分世間的な認知度が桁違いだしなぁ……。

 まぁ、どうせドリームが先行するならいつの時代だって夢の方向性は変わるまい。相変わらずノリノリの浅草・水崎両名に、今回は「触らんとこ」みたいな金森氏のちょっと引いた態度が印象的。金森さん、金が絡んだ時の本当に真っ当な倫理観が高校生とは思えないところが素敵だし、発する言葉の重みがいちいち図抜けているのでほんと好き。「開かない扉があってたまるか、扉は開くのが仕事だろうが」とか、普通の脳だったら出てこないセリフですよ。この子が浅草氏と長い付き合いになってるのって本当に謎だよなぁ。

 

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○「ヒーリングっど♥プリキュア」 5

 最速で最短で、一直線にお手当しそうなプリキュアだ……いや、でも変身中に歌が流れなかったな? あれ? なんかおかしいぞ、先週までは歌があったのに……(混乱)。視聴しながらソシャゲのシンフォギアやると脳がバグるのでオススメだぞ(誰にだ)。

 とまぁ、そんなわけでプリキュアのスタートである。毎度のことながら、1話目でプリキュアの真価などわかるはずもないし、毎年「さぁ、始まったなぁ」と居住まいを正すだけである。まぁ、どうしても今作は中の人のことが気になりすぎるわけだが……地球のお手当っていうか、人類の救済も何回か経験してるからなぁ。今更リスタートされてもなぁ。いや、でもマジで「弱かった自分を乗り越えるために、困っている人のためなら自分の命すら投げ出す覚悟で人助けする主人公」って、立花響さんなんですよ。隣の未来さんに怒られるレベルの1話目でしたが、どうやらこちらの並行世界では気にかけてくれる正妻が存在していないanother響のようである。ちなみに相棒となる妖精は最強と呼ばれるWIXOSSプレイヤー・小湊るう子である。もう、どんな世界でも救えるコンビの誕生だな(更に言えば、1話のゲストだったお花のエレメントはフラワーフェアリルでもある。中の人ネタばっかりだ)。

 一応例年と比較して1話目の雑感をひねり出すなら、「原点に戻ってきたようなシンプルなプリキュアだな」という印象。ここ2年くらいは割とインパクト重視でびっくりするようなプリキュアが飛び出していたような気がするのだが、今回は非常に丁寧に「魔砲少女契約するプリキュア」の1話目になっている。変身の経緯もスタンダードだし、次回予告を見る限りでは来週はまだ一人体制で戦う様子。当座は3人プリキュアになるはずだが、2人目3人目の登場までしばらく間が空くデザインでかなりゆったりとしたシナリオ運び。強いて驚くべき点を挙げるなら、妖精サイドで主人公に対して「待ってたのお前じゃないんだけどー」っていうのはなかなか見ないパターンではあるか。あと、ステッキに妖精が憑依するデザインがあまりにダイレクトすぎてちょいグロく見えたりもする。あれはグッズのデザイン上しょうがないんだろうけど……すぐに慣れるかな……。あそこまでダイレクトに妖精のサポートを受けての戦闘スタイルが展開できるのは珍しいので、今まで以上にコンビネーションが重要なプリキュアになるのかもしれない。「心の肉球」とかいうパワーワードを活用していこう。

 

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2月1日 ドラフト模様(THB×3)

ピック順 【Chrolony】→【Logical】→【Sea-chcken】→【Thraxi】→【Tanaka

 

 環境3回戦。なんかブログ更新が止まってたせいでどのくらいのスパンが空いたのかもよくわからなくなってるな(ブログ中心人生)。今回はなんだか日程が取れなそうだったので危うく中止になりかけたのだが、「ドラフトが楽しみで1週間生き抜いたのに」と涙ながらに訴える者が現れ、飛び入りで一人加わってくれることになったのでギリギリ成立した。おかげであんまり見ない5人の組み合わせになっている。まぁ、お約束通り、やっぱりやったらやったで「5人戦って……なぁ……」ってなるけど。なんだか、単色推しだったエルドレイン以上にみんなしてピックが馬鹿になってるけど大丈夫か?

 

 次回開催はこれを書いてる時点で調整中。何もなければ普通に土曜。

 

 


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 ファーーーーーーーーーーイティーーーン!!! っとくらぁ! ブログの復旧状態のせいで先週の丸山彩ライブと同時にこの記事を上げざるを得ない僕です! これ書いてる時点で復旧するかどうか分かってないので、もしかしたら来週のCrazinessも同時にあげることになってるかもしれません!(追記:なりませんでした) ライブざんまいやんけ! というわけで、実は昨年のWasser以来となるRoseliaの単独ライブでございます。まぁ、「追加公演」と銘打っているので基本的には去年のラウクレと同じ構成ではあったんですが、「ちょちょっと詰めて、約束なんかを入れて」(くどはる談)構成されたリストは、改めて見てもやっぱりハイカロリーすぎてげっぷが出る仕上がり。今回は多少の休憩というなの本編も入ったが、それでもやっぱり演者からすればヘビーな内容だったのは間違いないだろう。もちろん、観てる方にとってもいろんな意味でヘビーではあるのだが。とにもかくにも、「けじめ」という言葉をあいあいが使っていたこのライブ、全力で走りきることができたことを喜ぼうじゃないか。

 

 


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 やっぱこの緊迫感良いなぁ、第4話。展開分かった上で見てると壮大なミスリードというか、どんでん返し展開ではあるわけだが、その上での余計なまでのサスペンス要素は実に良い引き。まぁ、後になって考えると「そこまでせんでもよかったのでは?」と思わなくもないんだけどさ。シスターズが絡むとどうしても学園都市の暗部との絡みが避けられないので問題が必要以上に重くなるよな。

 個人的にツボるのは佐天さんが珍しく初春のことを「飾利くん」って読んでるところ。たまに話題に出るところだけど、この世界って珍妙な姓名が一般的なので名前の呼び方が現実世界とは歪んでて、「初春」「佐天さん」呼びってすげぇ親しそうに見えるのに実際は「山田」「田中さん」っていう呼びと同じだっていう。初春佐天レベルの関係でもこの距離感ってのはなんとも不思議な感じだけど、佐天さんはたまーに下の名前でも呼んでくれる。ちなみに佐天さんの別な友達は普通に佐天さんのことを「涙子」って呼んでるシーンがあるので、単に初春たちが他人行儀なだけという話もある。

 さておき、いよいよ物語が回り始める、すなわち食蜂が動き始めたシーン。彼女の能力はレベル5の中でも実にねちっこいタイプのチートなのでやり方次第ではまさに無双状態になれる能力なのだが、とりあえずそれを敵に回したらどうなるか、っていうビジョンが描かれていく展開だ。御坂のパワーは食蜂に正面からぶつかればたやすく突破できるくらいの差があるはずなのだが、それができないようにしてしまうのが彼女の強み。中でも今回描かれたような「これまでの人生を全否定されるようなダメージ」を叩き出せるのは彼女ならではだろう。こうして包囲網が形成されていく様子は実にわかりやすいサスペンスの筋立て。まぁ、こうして黒子をリセットしてからもっかい関係構築をしていく今後の展開がより強固な2人の関係性を示すエピソードになるあたりが心憎いところではあるが。

 そして、今作でグッときちゃったもう1つの要素にエンディングテーマがある。岸田教団の手による今期エンディング、曲調とか雰囲気はこれまでの超電磁砲っぽくないのだが、歌詞をよく見るとこれがゴリッゴリに食蜂のイメージソングになっていることが分かり、一つ一つのシーンのつながりを思い起こすだけでちょっとうるっときてしまう。こういう重ね合わせがあるのが純正アニソンの良いところだなぁ。

 

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 なんか不思議な魅力があるよね、第4話。今期は割と無視できずにじわじわ楽しい作品が結構あって、実はこれと枠続きの「うちタマ」も微妙にくせになってる部分があるんだけど、アニメ的に素直なのはこっちだろうか。全ての要素が綺麗に収まるべきところに収まっている感があって、派手さは無いけどどこか落ち着く作品になっている。こういう「ちょい斜め方向の日常系」みたいなアニメが最近のトレンドになるのかもしれない。

 いろんな部分が「うまいな」と思わせてくれる作品である。具体的に「何が」っていうのを切り出すのは難しいのだが、全体的な雰囲気の作り方というか、ピントの合わせ方が自然で非常に見やすいのだ。1話目時点では割とド派手な空中戦要素を主眼に進める作品なのかと思わせるような展開だったのだが、2話目以降は美麗な背景なんかの要素は保持しつつ、かなり「ほのぼの船上アニメ」の要素が強くなっている。実際、これって別にファンタジー世界の「龍」のお話じゃなくて、日本のどこかの漁港から出発した捕鯨船の話だったとしても同じようなシナリオは作れるような代物。というか、多分今作の大きなモチーフは捕鯨船とか遠洋漁業の船そのものだろう。そこに「空を飛ぶ」という要素を加えて、クジラじゃなくてオリジナル能力をもった龍にすることで「漁」の展開に多少のバトル要素を加えていく。ようは「ダンジョン飯」では狩猟と採集をダンジョンで行なっている部分を、今作では「龍」で補っているわけだ。

 そうして「割と普通のお仕事ものなんじゃ?」ということに気づけば、余計な装飾に気を取られずにドラマ部分をゆったりと見ることができる。今回の絵にまつわるお話なんて、別にあってもなくてもいいようなお話には違いないのだが、それでもクルーの人となりがわかるようなお話になっているし、今回中心となったヴァナベルを外堀から埋めて少しずつ描いていくシナリオラインは丁寧だし、描きすぎてクドくなっていないのも良い。タイトルに「乗船理由」なんておおっぴらに書かれている割には彼女の「乗船理由」は結局よくわからないわけだが、それでもなんとなく「彼女を少しだけ知ることができた」っていう結論が出ればそれで船の中のお話としては完結している。そういう「日常」が見えるアニメなのだ。

 改めて好意的な視線で見られるようになると、ポリゴンピクチュアズの作画はこれまでの種々の作品よりもこなれているように見えてくるから不思議なものだ。現実感の乏しい「空の上」の世界のおかげで、多少なりともCGが浮いていても風味として認識できるし、やはり時代が進むにつれてキャラの表情の付け方とか、細かい部分での作劇のレベルは上がっていると思う。当初は同じような性格のスタジオかな、と思っていたポリゴンピクチュアズとサンジゲンが、今期はこれと「バンドリ」でだいぶ違う方向性に個性を伸ばしているのが見えるのはなかなか興味深いところだ。

 このままのんびり空の旅を続けるだけのアニメでも割と満足してしまいそうだけどなぁ。今後どうなっていくかなぁ。それにしてもいちいち飯がうまそうなので、見る時間帯には要注意である(私は失敗した)。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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