忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[476] [477] [478] [479] [480] [481] [482] [483] [484] [485] [486]

COP CRAFT」 5→5

 愛すべきクソアニメ。なんだろね、もう最近のアニメ産業では「万策尽きるのは前提にして、その中でどれだけ綺麗に視聴者をケムに巻くか」みたいなところに勝負のグラウンドが移ってる気がしますね。

 いやいや、でもこの作品はほんとに嫌いじゃなかったんだよ。クソアニメと言われればクソアニメなのは間違い無いのだろうが、クソ要素の大部分は作画のへなちょこ加減にある。脚本部分に大きな加点要素も無いかもしれないが、やりたい筋は分かりやすかったし、最後にゼラーダさんがきっちりラスボスとして立ちはだかったおかげで「地球人とセマーニ人の融和」という大上段のテーマ設定もかなり見やすくなった。序盤にデニスがあっさり死んだ時には「どんな話やねん」と不安になったものだが、シリーズ全体を通してみればちゃんとこのゴールに向かって走っていたことは分かるし、何よりも一番大事なケイとティラナのバディもの要素はかなりはっきりとセールスポイントとして打ち出されていたのが楽しい。ティラナは素直に可愛いし、「おっさんと世間知らずの少女」のバディものなんて、その設定だけでも楽しいに決まっている。ティラナの不遜ながらもまっすぐな性格とケイのひねてるけど憎めないダメ男体質の組み合わせがほどよく、「よくあるドラマの筋立てなんだろうけど、王道って大事よね」という納得が得られる。そうして描くべき要素がちゃんと描かれていれば、作画が多少へたっていても、最後まで見られるものだ。

 そして何回か感想でも触れたが、今作の場合は「作画がしょぼい」というところは既に制作側もわかっていることで、それを何とか面白くしてやろうと、色々と足掻いているのが分かるのが妙に愉快だ。「どうせ動かせないなら諦めて止め絵で繋いでやろう」とか、「なるべく作画の負担が少なくなるように動きが見えない構図からカットを切ってやろう」とか、まるで昔の特撮が必死にピアノ線を隠すかのように、とにかく手が足りないところを工夫(?)で補おうとしている。こうして必死に足掻くことで、確かに「見たことがない」画面が飛び出してくるのは間違いない事実なわけで、それがいいことか悪いことかは置いといて、唯一無二ではある。個人的には、こうした地獄をこれまでなんども渡り歩いてきた板垣監督がここに来て開き直った新境地なんじゃないかと、ちょっと期待もしている。低予算アニメの名手として、今後いろんなところで手腕を振るうようになったら面白かろう(まぁ、そうならないように業界が調整しなきゃいけないんだけど)。

 こうしてみると、なんで村田蓮爾絵のアニメってのは苦境ばかり味わわされるのかと同情してしまうが、単にアニメで動かすのが大変な画風ってだけなのだろうか。でもCGベースの作品とのマッチングは素晴らしいんだよね。「ラストイグザイル」とか「ID-O」とか。今作もオープニング映像の構成が見事で、イメージ映像に限っては本当に良い働きを見せている。奇しくも我が心の名作オープニングアルバムに保存されている「シャングリ・ラ」のOPと似たような立ち位置だ。オープニングのオサレ感とワクワク感は今期アニメでも屈指なのでこれを見てみんな本編への期待を高めよう(今更)。

 

拍手

PR

○「旗揚!けものみち」 6

 こちらもAT-Xで先行放送してたので拾っておきます。まだOPEDが付いてない簡易版ですね。

 しょっちゅう確認してますが、私は基本的に事前情報などを(積極的には)入れず、ただ無心に放送情報だけを確認してカテゴリが「アニメ」ならレコーダーに録画する「右から来たアニメを左に受け流す」スタイルで視聴しているんですね。そのため、本当にどんなアニメだか知らずに1話目を観るってことも結構多いんです。タイトルくらいはレコーダーに記録されてるからわかるけど、そのタイトルだけが内容を想像する手がかりになるっていう。だから、こんなわけのわからないタイトルだとどんなアニメなのか想像もつかない状態で見るわけなんですよ。

 ……で、どんなアニメなんだこれ……。なんて説明したらいいかさっぱりわからん……。おっそろしく出オチ感が強いのだが、果たしてこの先もこの1話目の勢いを維持することはできるのだろうか?! もう、冒頭から二転三転で揺さぶられまくり。「ん? プロレスアニメ? 今時そんなことやられても……」「あ、違う、これギャグの勢いだ。プロレスギャグとかペットショップギャグってなんだ?」「転生すんのかーい!」

 既にジャンルとしては末期を迎えている異世界もの。もう、完全にネタ優先でとにかく思いついた設定をかたっぱしから異世界に当てはめてしまえる今の時代。何に転生するか、どうやって転移するか、転移してから何するか。およそ人類が思いつくものは全部出尽くしてるんじゃないかと思えるレベルの異世界飽和。そんな中の、誰かが考えた可能性世界の1つ。「プロレスラーが異世界」は割とメジャー路線だろう。転移するのがこっちの世界で軍人だったり格闘家だったり、とにかく「こっちの世界の強者が向こうに行っても無双」は一つのテンプレートだ。どこか、「日本の製品が海外で大人気なんですよ!」を紹介する日本万歳番組みたいな変な負い目すら感じる。しかし、その「プロレスラー転生」に「獣」という要素を足し算したら、あら不思議。単なる変態祭りに。いや、ケモナーってそういう存在じゃねぇだろ……。こうして「主人公にとにかく極まった属性を与える」ってのもラノベ界隈ならお約束の話だが、「極まった属性」を描写するってのはとても難しいことで、例えば「妹さえいればいい。」は本当に妹好きだったのか? なんてところで違和感があったり、言うは易く行うに難い。ケモナーなんてのは実に奥深い(根深い)ジャンルなわけで、そう簡単に描ききれる対象ではないだろう。

 だったら変態にしちゃえという……。このミスマッチ。「ケモナーという概念が存在しない世界」にケモナーが飛んだことで、ケモナーという概念自体が新たな意味を付与され、それがつまり「変態」と同値になった。なんだその禁断の掛け算は。おかげで1話目から王族まんぐり返しだったり濃厚な薔薇プレイだったり、ひどいものしか転がってない。「この異世界を異世界とも思わない悪辣な所業と下品さを前面に押し出す筆致……まるでこのすばやないか……」ってこのすばフォロワーの作品なのかと思ったら、まさかの作者が同じっていう。いや、むしろ納得か。じゃぁしょうがないな!!

 いや、多分最終的にはこのすばの方が好きっていうオチにはなると思うんだけど(三大ヒロインの絶対的存在があるため)、こちらの作品は「別ベクトルにこのすばを発展させたらどうなっていたか」というパラレルワールドみたいな楽しみ方ができそう。「このすばはあれだけで完成形だけど、こっちはこっちで」みたいなぬるっとした引き笑いがいっぱい出てきそう。少なくとも1話目時点ではツッコミが追いつかなくて大変でしたから。

 映像部分はほんと中の中レベル。半裸の野郎がメインなのであんまり真剣に描き込まなくてもいいんだけど、作品の中心要素たる獣については可愛く描く必要があるわけで、1話目のケルベロスなんかは「もうちょいいけないかなぁ」というレベル。ひろゆきはちゃんとかわいい。あとケモミミヒロインもそれなりにかわいい。何かもう1つ突き抜ける要素があると画面にも楽しさが増えるかも。いや、克明な姫の尻とかでなくてな。(まぁ、原作者は既に開き直って「画がユルくても面白いアニメは作れる」とか思ってる可能性もあるが)。

 今回は先行放送だったのでOPEDが無い試写版での放送だったが、今確認したらOPの歌唱がなんと特撮ソングでおなじみのNob氏(と主演のこにたん)である。Nobさんの歌はまじで格好いいので、どんな使われ方になるのか今から楽しみ。新たな異世界の扉が開かれることを期待しよう。

拍手

「戦姫絶唱シンフォギアXV」 6→7

 ご祝儀評点させてもらいます。本来なら今回の1クール分のみを判断材料とすべきだが、さすがに私の身からそれは不可能なので、あくまでも「シンフォギア」というテレビシリーズの総括という意味での評価。本当に、楽しませてもらいました(そしてこれからも楽しみたい)。

 始まった時は単なるネタ枠だったのよねぇ。「バトルアニメ」も「歌うアニメ」も「歌でバトるアニメ」も存在してたけど、「歌いながらバトるアニメ」はさすがに埒外。それを成立させ、さらにオリジナルソングとライブをつなげて総合的な商品としての付加価値を高めた。ソシャゲの展開は本来ならおまけと考えるべきなのかもしれないが、それ以外にもパチンコなんかもあるらしいし、1つのモデルを生み出し、様々なフォーマットへの波及を見せたシンフォギアの世界は、替えの効かない一点物に違いない。

 今期だけの評価でいえば、おそらく作画はシリーズ中最高水準だろう。まぁ、ぶっちゃけこれは他のライバルが大したことないからであり、2期3期を思い出すと、シンフォギアといえばむしろへなへな作画の印象すらある。そこに予算をつけ、ノウハウを蓄積し、今期は文句なしのど迫力おバカバトルアニメとしての地位を確立。これが最後なら、そりゃ満足するしかないだろう。加えてキャロル軍団の参加などの惜しみないファンサービスも(いつものことながら)披露し、シリーズの集大成としての彩りもそれなりのものだった。普段が大馬鹿な作品なので「さらなるバカを!」と期待しているとなかなか頭の上を飛び越えるのは難しいが、今期は充分期待に応えるだけの爆裂っぷりを見せてくれたのではなかろうか。まぁ、最大の難点としてはノーブルレッドたちの扱いの悪さがあるが……ほら、オートスコアラーだって当時はこれくらいのもんだったわけだし。今後のシリーズでの再登場を期待するしかないよね。

 今後について考えると、やはりアニメというメインコンテンツを終了させて今後シンフォギアが続いていくのかどうかは不安である。最大の柱がソシャゲになるわけだが、さすがにソシャゲ一本ではここから510年とファンの心を繋ぎ止めるのは難しいだろう。スパッと終わりを告げられるのはもちろん辛いけど、こうして一縷の望みを残した状態でコンテンツが続いていくのもなかなか微妙な気持ちではある。おそらく展開を続けていく中で最大の問題は「いくら何でもライブをやり続けることはできない」って部分だと思うので、もうライブ展開は諦めてもいいので、できることならソシャゲストーリーのOVA化とか、そういう負担の軽い方法で今後も末長く愛でていけるフォームが提供され続けることを祈りたい。金子さんにしろ上松さんにしろ、多分そのうち「あー、シンフォギア文法でなんか書きたい!」って思うタイミングが来るに違いない。シンフォギア的な欲求を発散できる場所は、シンフォギア以外にないのだ。僕たちは、いつまでも帰りを待っている。「だとしても」の続きへ。

拍手

「MIX」 ー→5

 ぬるっと来てサラッと終わった作品。なんだろね、やっぱり嫌いじゃないんだよ、この温度は。

 「試合展開のほとんどを実況の語りだけで進めて映像すらろくにない野球アニメ」という、ある意味超次元の存在となった一本。野球アニメの作画が大変なことは前シーズンの「シンデレラナイン」が嫌という程教えてくれたし、実のところ「ダイヤのA」なんかも試合シーンをフルに動画で動かすなんてことはなく、あちらは印象的なコマをなるべく劇的な演出になるように見得を切って迫力を出そうとしているわけだが、そうして「なんとか躍動感を見せよう」という努力が存在しないのがこの作品。スポーツを主題にしたアニメでなんでそんな暴挙が許されるのかといえば、それはもう、「あだち充作品だから」。

 高橋留美子作品の時にも感じることだが、やっぱりサンデーの古参作家の独特の空気感ってのは不思議な味わいがある(いや、この2人だけかもしれんが)。とぼけてスカして熱を持たせず、それなのにどこか気になるような会話劇を中心に引っ張るあだち充の芸風は、おそらく大昔から変わらないものだ。わたしゃ「タッチ」を履修してないので今作の懐古要素が今ひとつ刺さっていないのは間違い無いのだが、それでも「クロスゲーム」なんかで見ていたあだち充的世界観が変わっていないことは分かる。悲劇の兄弟を描いたタッチから一転、こちらも複数の兄弟関係が描かれ、そのどれもがすごく日常的なものの延長にあり、悲壮さも緊迫感も無い。それなのに、全然素直じゃなくて真正面から対話しようとしないそのヒネた台詞回しなんかが、やっぱりちょっとクセになる。野球漫画である必要が一切感じられないが、野球やってるとなんか落ち着く、それくらいのアニメである。

 そうして「野球部分はそこまで大事じゃないんだ」ということが明示されてしまえば、「じゃ、別にいいかな」ってんでユルい画面の扱いも全然気にならなくなる。むしろ、これで突然猛スピードで動き始めたらそっちの方が気になるだろう。能や狂言のように、伝統美を守りつつ、「お約束」の中で視聴者がもっとも見たいものをじっくりゆっくり見せる。アニメという文化にも、そういう分野が生み出されているということなのかもしれない。いや、能狂言にさっぱり詳しくないけど。

 というわけで、やっぱり「土曜日にピック表見ながら横目で見る作品」としてはちょうどよかったです。読売のこの枠はいっつもそれくらいだからホッとするんだけどね。次はまたヒロアカかぁ。ヒロアカはこれの真逆で動画モーションで見せる作品なので、あんまりピック表向きじゃないんだよなぁ(ちゃんと観ろよ)。

拍手

9月28日 ドラフト模様(ELD×3)

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Sea-chcken】→【Mei】→【Logical】→【Thraxi】→【Tanaka】→【Alessi】→

 

 新環境じゃい! エルドレインじゃい! 当日は無事、予定通りにプレリ出場から直でドラフトにこぎつけることができました。おかげで終わった後は凄まじい頭痛だったのだが……まぁ、なんとか回せてよかったよ。ちなみにプレリの方については特に参戦記事をあげないのでよろしく。ぶっちゃけ、強行日程だとプレリのことまで覚えてられないねん。

 さて、そんなわけで新環境だが、最近は何かとエキスパンションががちゃがちゃしてたので、こうして1つのブロックが独立してやってくるのは久しぶりな気もする。今回は流石に邪魔は入らないだろうから、ここから2月まではじっくりのんびりこの世界と付き合っていくことになるわけです。願わくは、途中で飽きてしまうようなくそセットではありませんように。幸い、1回目のドラフトは特に悪感情が出てくるようなこともなく、新ギミックやら見慣れないカードやらでどったんばったん大騒ぎでした。初回から8人戦だったもんだからいろんな要素がコントロールしきれねぇや。具体的な環境分析などは今後の課題である。

 

 そして、そんな風に新セットで盛り上がろうとしてたところで申し訳ない話だが、今週末はドラフト無しである。別に誰かが忙しいとかじゃないんだけど、諸事情でね……正規の発売日にドラフトできないってのもどうかと思うが。翌週の予定に関しては、また改めて連絡を回すのでよろしくお願いします。

 なんかドラフトやれるっぽい? 予定変更して、やるわ。

 

 


拍手

「凹凸世界 Season2」 *→5

 まぁ、別に真面目に観ているわけでもないのだけども。不思議と、興味がなかった1期目から比べると少しずつ愛着が湧いていってるような気もする。

 我ながらスタンスが定まらねぇな、と思うのは、今作がやっていることってぶっちゃけ「ナカノヒトゲノム」と同じなのよね。わけのわからないゲームを次々に打ち出し、ゴールも目的もよくわからないままに参加者たちに命がけの戦いを強いていく。ゲームのルールは一応説明されるがふわっとしてて視聴者側からはよく分からんし、そこまで頭を使って解決する風でもない。とにかく「なんか競って争ってるな」という雰囲気が出ている程度である。「ナカノヒトゲノム」をつまらんとこき下ろしたのだから本作だってつまらんはずだ。まぁ、実際そこまで面白い作品とも思わないのだが、こちらの方がゲノムに比べると嫌な部分が少ないというか、それぞれのお話の中でのすったもんだはこちらの方が見ていて真に迫ってるような感じがする。このシーズン2ではクライマックスでジンとシドウゲンの関係性が注目され、ようやくお話もスパイスが効いてきた印象。おそらく3期がスタートするなら2期よりももっと楽しめるものになるんじゃなかろうか。

 まぁ、映像の独特のテイストにすっかり慣れただけ、という話もあるかもしれないが……これがもし中国本土で売れまくってたりしたら、今後日本で作られるアニメの作風に影響を与えたりしないもんだろうか。無いかな……。

 

拍手

 ぐはァァァ! なんやこのアニメ! 最終話! なんかもう、ほんと幸せじゃない。ハッピー要素しかなかったくせして、おじちゃんちょっと泣いちゃったよ。いいなぁ、この全方位に幸せを振りまいてくれる感じこそが、きららアニメの真骨頂よなぁ。

 まるまる1話かけて、シャミ子とモモがお互いにプロポーズしあうというインスリン必須の高血糖展開。シャミ子、ほんとすげぇよ。あれだけのことをモモに面と向かって言っておきながら、一切プロポーズしてるつもりないからね。一切意識せずに殺し文句を垂れ流す天然ジゴロみたいなムーブだからね。ここまで濃密かつ丁寧な愛の告白、なかなかきららワールドで展開できる次元の物語じゃないでしょ。そしてそれを受けたモモの方も、一度は頬を赤らめながら受け入れるかと思いきや、ギリギリでご先祖の悪巧みを見破り、魔族サイドをきっちり抑え込みながら、今度は逆プロポーズのムーブを仕掛け、シャミ子の脇の甘さを利用して籠絡している。こちらは多少なりとも意識的な仕掛けであるが、モモの独自のセンスからすると本当に魔法少女としてのお仕事の効率化と、自分の大願を果たすための優先事項をピックアップしたらこうなったという形。シャミ子を籠絡しようという意識はあまり無い。お互いに目的がはっきりしているのに、結果としてその手管がプロポーズじみて現れるという。なんやこれ。二人は幸せなキスをして終了か。

 まぁ、ぶっちゃけ先週立ち上がった問題が何か解決したってわけでもないのだが、すでに過去10年で終わってしまったことはしょうがないんだから、現状を受け止めてこれから先の未来で最善を尽くしましょう、という取り決めが交わされた状態。そうして過去を受け止めながらも、前だけを見るまっすぐなシャミ子の目を見て、モモも大きく勇気付けられた。魔法少女のお仕事は大変……うん、多分大変なんだろうけど、それでも魔族と一緒にこの世界に残された忘れ物を1つずつ取り戻していけるんじゃないだろうか。そして、シャミ子の生活水準だって少しずつ上がっていくんじゃないだろうか。まぁ、シャミ子から貧乏不幸属性を抜いたらなんだか物足りなくなりそうな気もするけど……。98円?

 吉田家の秘密もだいたいは明かされたし、内なる問題が片付くのでこの後はいよいよ外の世界へと広がっていくことになるのだろうか。モモ・ミカン以外にもきっと魔法少女はいるのだろうし、吉田家の外にも魔族に連なるものが存在しているはず。そうした新たな世界を見ることで、二人のパートナーシップはより強固なものになっていくのだろう。プロテインの量も増えていくのだろう。やっぱり健康が一番ですからね。ご先祖も自堕落な生活ばっかり送ってないで、ちゃんとしゃかしゃか運動しような。(最後、回収されてないよね……)

 

拍手

「グランベルム」 6→6

 よろしかったんじゃないでしょうか。毎週の感想でも分かる通りに、およそ楽しませてもらった作品である。最近はよく「1クールアニメという枠内でまとめるクオリティ」っていう話をすることがあるが、今作は身の丈にあった尺で、穏当にまとめた佳作という評価になるかと思う。

 新番チェックの時にも触れたが、そもそも「デスゲーム系」「バトルロイヤル系」の設定が無条件に好きなので、「魔法少女たちの仁義なき生き残りロボットバトル」という斬新なようで最近じゃベタな部類の設定の時点で割と好みの作品。ただ、今作はあんまりバトルロイヤル要素は掘り下げられることなく、最小限の参加人数の試合で丁寧に人物関係を掘り下げるところに旨みを求めた。何しろグランベルム参加者がわずか7人に絞り込まれており、バトルだけなら2話に1人程度の退場で問題ない。バトルフィールドがやたらぼんやりしているおかげで、この7人という人数に物足りなさを感じることも特になく、あくまで「1対1の人間関係」を描いていく中での入退場を認識させることでバトルの結果を伝えていくデザイン。どっちかというとバトルものよりも原典(?)となる「まどマギ」の魔法少女の5人と対比する方が正しいのかも。

 今作の展開は本当にまどマギ的な要素が多く、流石にここまでの共通点があると「フォロワー」と呼んで差し支えないレベルだろう。これはもちろん「パクりだ」と貶める意図があるわけでなく、過去の傑作を下敷きにしてどこまで新しいことができるかを模索した挑戦であったと位置付けているだけである。まぁ、ぶっちゃけ大胆な追加要素だった「ロボットもの」の部分はあんまり機能してなかった気がするのが残念ポイントではあるのだが……多分本作の明確な瑕疵はそこに集約されるんじゃないかね。ロボを追加したことで誘致要因が増えたとはあまり感じられず、逆にとっ散らかってしまった感はあるのよね。まぁ、私はロボにあんまり興味がわかないタイプの人種なので、もしかしたらどこかに刺さった層もあるのかもしれないが……。

 ただ、そうして追加要素があまり劇的な足し算にはならなかったが、下地の部分でのシナリオラインは安定しており、頻繁に不安になった「マギアコナトスが万能すぎたら何をやっても茶番なのでは?」という不安についても意識的に作中で埋め合わせるようにできていたので救われた。「宿命の人形」たる満月を主人公において、新月の方をヒロインに設定した視点の置き方も中盤の盛り上げにうまく貢献していたし、終わってみればきっちり「新月の物語」として着地できた全体像もスマートだ。こうして全体を見た時に大ネタが機能するように配置し、合間を細かい刺激(アンナ劇場とか)でつないでいく構造が、やっぱり1クールアニメとしては無難なものなのだろうな。

 ぶっちゃけ数年後にも語り継がれるような名作とは言い難いレベルではあるが、単発の1クールアニメを楽しむという目的なら、これくらいのクオリティの作品が量産される世界になれば僕は不満はありません。頑張れオリジナルアニメ。そして頑張れロボットアニメ。

拍手

「とある科学の一方通行」 5→4

 次だ次! はよ超電磁砲もってこい!

 いや、別にこの作品が悪いって言ってるわけじゃないけどさ。あんまり真面目に見られないくらいの訴求力の作品だった、としか。すげぇ勝手な話なんだけど、禁書3期よりも先にこっちをやってくれてたら、まだもうちょい興味が維持できた気がするんだよね。あっちを2クールやって絶望的な置いてけぼりで疎外感を助長してしまい、「どうせあれと一緒で分かんない展開でしょ?」みたいな諦観が生まれたり、あっちで描かれた一通さんの姿がちらついてこっちの姿と齟齬があったり、メインの筋がサブの筋を侵食してしまった感がある。

 やってることは「いつもの学園都市のとんでもないトラブル」の1事例。いっつも思うんだけど、この街でアンチスキルに就職してる連中って自分の命について軽く考えすぎなんじゃなかろうか。それとも、過去に起こったハザードに関しては情報統制でも敷かれて「平和な学園都市」のイメージは保持されているのか。普通に考えてレベル0以下の人間がこの街で治安維持に励もうなんて思想はよほどの命知らずじゃないと出てこないと思うんだけどね。まぁ、とにかくそんな街での大災害の新たな1ページ。ここで作品の個性を出すためには何としても「超電磁砲」と差別化を図る必要があるのだが、どんぱちの大枠はレールガンと大差ないんだよね。ゾンビを巡る事件の全体像も意外性に乏しく、「とある食傷」状態だった身に染みるほどのプラスアルファは感じられなかった。一応、一通さんが生涯背負うカルマであるシスターズ大量虐殺が筋に絡んでる部分だけはそういう努力の表れだったわけだから評価する部分か。

 ただ、やっぱり一通さんのキャラが空回りしてんだよね。「自分が悪いやつだって口では言い続けてるだけの普通の正義の味方」だから、ワルぶってツンツンしようとしてる様子がかえって滑稽だったり、まだるっこしかったり、キャラの魅力を上乗せする方向に機能していない。ちゃんと「悪なりの正義」みたいなものが光る部分があれば良いのだが、今回の事件だって、御坂が解決したとしても何の不思議もない構図だし、一通さんだからこそできた、というお仕事ではない。単にラストオーダーが頭の片隅にちらついて「そうそう、この人ロリコンだった」ということをたまに思い出すことだけがアイデンティティである。どうしてこんな骨抜きヒーローになってしまったのだろうなぁ。まぁ、スピンオフのキャラ造形ってのが一筋縄ではいかないことがよく分かる事例ではあるか。

 まー、ラストオーダーが可愛いのは良い世界ですよね。女の子は満遍なく可愛いしエロいのはこの世界全体の良いところではある。蛭美のCVが真野あゆみっていうのも加点要素にしておこう。そしてスカベンジャーの面々の活躍も一足先に展開。彼女たちは「超電磁砲」のコミックでもいいキャラしてたので、今後の活躍にも期待である。ということで、

 次だ次!

 

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[07/13 デュッセル]
[07/13 デュッセル]
[07/12 seachicken]
[07/09 とみしの]
[07/07 NONAME]
バーコード