最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「魔王様、リトライ!」 3→3 「俺は何を見せられているんだろう……」って思い続けて1クール作品その2。意義の分からないものでも1クール見られるのって、才能なのか、喪失なのか。ながら見でも一応見ていたという実績と失われた時間、プライスレス。 「なろう系だから、つまらない」というのは順接にしてはいけない。必ずそうなるとは限らないのだし、そんな一般化をするほどなろうに通じているわけでもないからだ。だから、この作品がもしつまらなかったとしても、「なろう系だからしょうがないよな」というまとめ方ではいけない。そして、そもそもこの作品はなろう系のスタンダードからは逸脱してしまっている気もする。いや、とっかかりはそりゃなろうだったんでしょう。それこそ「OVERLORD」の設定をベースにした「魔王もの」と呼ばれる(?)ジャンルであり、多少のピカレスク風味を交えつつも、結局やることは圧倒的オレツエー。そうして「魔王」という言葉だけで安易かつ簡便に言い訳を用意したのが「魔王系」だ。今作は間違いなく「魔王系」をベースにスタートしている。 しかし、その魔王の力が、世界から少しずつそれていく。もしかしたら、作者は設定から出だしの部分をちょいちょいと書いて満足してしまったのかもしれない。「もう、この世界で異世界ファンタジーしてもしょうがないな」と思ったのかもしれない。その結果、現代日本にある技術を適当に異世界に持ち込み無双するという、「設備投資オレツエー」という意味不明なジャンル。確かに和風の温泉旅館を経営しようと奮闘する魔王ものなんてのは見たことが無いので「唯一無二」の作品になったのは間違い無いのだが、何故これまで地球上にそれが存在しなかったのかを考えれば、果たしてこれに意義があったのかは自ずとわかるのではなかろうか。 創作小説・漫画・アニメで「天才」を描くのは難しいという話はよく話題にのぼるもので、同じように「圧倒的な強さ」というのも筆力で勝負しようとしたらとても難しい。実力を発揮するにふさわしい障害を用意し、そこにぶつかる動機を用意し、巧みなぶつかり合いを描くための文筆力を用意する。本当にたくさんのものが必要だ。そして、世の「魔王もの」はこうしたハードルを乗り越えるために様々な努力を積み重ねてきたのだ。そんな歴史の地層を前に、作者は怯んでしまったのではなかろうか。「普通にやったら面白くなれない」と諦めたのではなかろうか。その結果としての、温泉旅館だったのではなかろうか……。なんじゃそら。 いや、完全にそういうネタに振り切れるなら別にいいんだよ。異世界ですっかりジャパニーズアイテムのブローカーの才能を開花させたカジュマさんみたいなキャラだっているのだし、見せ方次第でなんぼでも「魔王の温泉経営マンガ」は面白くできるはず。過去に「魔王がハンバーガーショップでアルバイト」アニメはそれなりに楽しかったのだし、へんてこ設定からファニーを導き出すのもセンス次第だ。しかし、今作はそうして「笑ってくださいよ」というネタの提供のほとんどの部分を安易なパロディなどで逃げようとしている。キャラの名前とか、台詞回しのテンプレとか、そういう部分でお茶を濁そうとしている。そういう作風が気に入らんのよな。恥ずかしがるくらいなら、やるなよ。「何ギャグにマジになってんの?」と、予防線を張るなよ。ボケるなら全力でボケて、全力で笑わせてくれ。それがどれだけ難しいかは、やってみなけりゃ分からないだろうけれども。 結局、CVがツダケンだからって許されるレベルを超えてしまっている残念感。最終的に「ツダケンがあいなまを喘がせるアニメ」という記憶への残り方になる気がするが、そうして供養してやるのがせめてもの情けなんじゃなかろうか。アニメスタッフは、いったいどんな気持ちでこの作品の映像を作っていたんだろう。ちなみに個人的に一番許せないのは桐野悠の存在である。「マッドサイエンティストで魔王にすら容赦しないドSの最強女」という設定のキャラにサトリナをキャスティング。「おっ、これはファインプレイ!」と期待したものの、何故か既存の設定に「魔王に理由もなくベタ惚れ」が追加されて台無しになった。上等な料理にハチミツをぶちまけるがごとき愚行。違う、ほんとそうじゃない。私はこれを作ったスタッフとは魂レベルで分かり合えない。何故、男として生まれ、サトリナに踏まれたいという欲求をぶつけられないのだ。 ちなみに今作の最大の印象は、「オープニングのきゃりさんの歌のサビ、アスラクライン2のオープニングに似てるよね」。
PR 「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」 4→5 きっちり最後に落としてきたぞ。期待してなかったからオラちょっと驚いたぞ。 なんなんだろう。変化球のようであり、その実どこかの時代のラノベ文化ではド直球のようであり……いや、やっぱ曲げてんのかな……。もう俺にはこの辺りの文化のスタンダードがよくわからんのよ。あえて1つだけ言えることがあるなら、「実は意外と悪くないのでは?」であった。長き歴史を持つ「妹系ラノベ」の系譜を継ぐものとしては、これでも結構良い作品になってる気がするんだ。いや、「妹系ラノベ」が何なのかは書いてる俺自身が一番わからんのだが……。まず「俺妹」があるわけでしょ。「妹さえいればいい。」があり、「この中に1人、妹がいる!」なんてのもある。「新妹魔王の契約者」も妹系ラノベといえばそうかもしれない。「おにあい」「いもちょ」それにお兄様だって妹ラノベといえば妹ラノベであろう。さらに調べていけば「ノゲノラ」「はがない」「SAO」だって全部妹。世に妹はここまではびこっている。人類総妹である。そうして「いかに可愛い妹を作るか」という実験が日々繰り返されてきた中で、本作は比較的恵まれたクリーチャーとして、爆誕したのではないかと思うのだ。 本作の重要な点は、ギリギリまで「妹ラノベである」ことが伏せられていたこと。いや、露骨に妹推しの部分もあったが、一応ミステリ的な要素で妹は陰に押し込められており、自然に主人公のサポートをしつつ得点を重ねることで、着実に力をつけてトドメの一撃のチャンスを伺っていた。そうしてじっくりコトコト煮込んだ妹スープを最後に流し込む手法は素直に意外性があり(まぁ、伏線もクソもないんだから意外に決まってるが)、妹ものとしては軽いショートフックが綺麗に顔面に入ったような感じ。なるほど、妹可愛い文化は、まだしっかりとアニメ文化の奥底で息をしていたわけだ。 そうしてメインのギミックが「案外味がした」ことに加え、アニメ全体としては作画が低調であるにも関わらず、どこか無視できない求心力も持っていた。キャラデザなんかを見ると意地でも譲らない一線があるようで顔の描き込みで「可愛い」と思わされる部分も多かったし、「変態を描く」という大義名分で開き直っているのでエロの描写も清々しい。なんか、省エネの覚悟を決めて、低カロリーでも伝えたいことを残せる作劇とでも言えばいいのだろうか。わかりやすいところだとオープニングの作画があって、手拍子するカットなんてあからさまに枚数が少ないからカクカクした動きになってるのに、まぁ、そこはそんなに気にならず、「ちゃんと可愛く動けてるやん」って思えるんだよね。この辺りは動画に対するセンサーの感度にもよるのかもしれないけども、私としては「分相応の頑張りじゃあるまいか」と不思議な納得があった。 そして、個人的にイチオシ(?)なのは、今作でもやはりキャスト。最終的に「ほら、本渡ちゃん可愛い」でファイナルアンサーなのだが、残り4名の揃え方がどこまで意図的なのか分からない揃い方になっていて、世が世なら「全員妹」なんだよ。竹達はラノベ業界では終身名誉妹みたいなところがあるし(高坂家&桐ヶ谷家)、日高里菜は言わずとしれたロリの巨塔。野水も最近はそうでもないが、四糸乃やニンフといった妹系キャラが原点の声優である。そういう意味では作中屈指のロリキャラを担当していたへごが一番妹度数が低いが、それでもロリ的キャパのでかさは疑いようがない。つまり、今作は歴戦の妹が集まり、それぞれの変態芝居を競いながら戦う「妹大戦」だったのである(あくまで個人の感想です)。誰が勝ってもおかしくなかったな(全員負けたという話もある)。そして、妹と関係を持つヒロシモノという、「何ガノソラだよ」というからあげ大使の活躍。なんだろね、この「永遠の童貞臭」みたいな個性ってのは、やはり業界でも唯一無二のものがあるんだよな……。癖の強いヒロイン勢ばかりが集まってピーチクパーチクやってるだけだととっ散らかった印象になりそうなのだが、その真ん中に下野が入ると、全てがずるずると下野空間に吸い込まれていくような、そんな奇妙な安寧がある。そんな彼も来年で40歳だってよ……マジか……。本渡ちゃんは24歳だってよ……わっかいなぁ……。 「からかい上手の高木さん2」 5→5 まぁ、特に何かが変わることもなく。いや、変わってんだけどね。やっぱり、流石にエンドレスで同じようなことをやり続けるというわけにもいかず、本当にちょっとずつちょっとずつ、二人の関係は前に進んでいるんだ。 この2期になって敢えて「変わった」というなら、多分高木さんのアプローチがどんどんダイレクトアタックになっている点が変化だ。もう、一歩間違えたら単なる痴女なのでは? みたいな攻撃が増え、いくらなんでもそこまでやっちゃうとからかいじゃなくて単なるセックスアピールだろ、みたいな展開が多くなっているように感じた(個人の感想です)。まぁ、それだけ突っ込んでいかないと反応しない西片に大いに問題があるっちゅう話だが……というか、今作をこれだけ見ていて考えたのは、むしろ高木さんは「介護する側」としては割と普通の人間関係を構築しようとしていて、どちらかというと西片の精神性の方が異常なんじゃないかってことだ。こいつ、中学生男子だったとしてもちょっと精神年齢がおかしくないか? 「ホントは好きな子の前だから素直になれない」補正を間引いて考えたとしても、およそ中学生レベルの知能指数ではないような気がする。いちいち遊びの提案が幼いし、高木さんにやり込められるときのアホさ加減も単なる「頭の悪い中学生」というには病的すぎる。そりゃ高木さんだって心配になって「からかい」という名の問診もするんじゃなかろうか。そうとでも考えないと、高木さんがなぜ西片に熱視線を送るのかがよく分からないんじゃよ。 ガキどうしの恋愛にムキになるなって? 別にね、あんな中学時代も楽しかろうと思って妬いてるわけじゃないんすよ。僕の中学時代の思い出? そうだね、柳生十兵衛(サムライスピリッツ)のモノマネをする友人の水月刀に危うく足を折られたかけたこととかですかね……。
「胡蝶綺〜若き信長〜」 5→5 大河ドラマだった。ただ、想像以上にちゃんと「若き信長」のところだけやってたのは意外だった。いや、タイトルで言ってんだから当たり前なんだろうけど。桶狭間で終わるのは尻切れ感があるのだが、まぁ、これ以上やると「若くもない信長」になっちゃうから。人生五十年いうてる奴の「若い」ってどれくらいなんだろうか。 どっちかっていうと信長よりも信勝さんの方に感情移入しちゃうっていうデザインはどうなんやろうと思ったが、あれだけ信勝が徹底フィーチャーされてこそ信長の人格が形成されたのだって考えると、若き信長を決定づけた魔の遺伝子として信勝が永遠に語り継がれるシナリオラインは理念に基づいたものなのか。他にも帰蝶の扱いが若干ブレたとことか、戦国時代の割に合戦描写は割とおとなしかったところとか、なんか期待してたのと違う部分はあったのだが、その辺は描きたいもののズレってことだろう。これはこれできちんとヒューマンドラマとして成立していたのだから文句を言うのもお門違いってやつである。 あとはまぁ、不満があるとすれば「全員単なるイケメンだから顔の区別がつけにくい」ってのがあって、これは毎度毎度のディーン製作そっち方面向けアニメなので致し方なし。露骨なラブ要素とかがなかっただけ助かったと思おう。考えてみりゃ、戦国時代の武将云々なんて衆道上等なんだし、よりダイレクトにBLを描いてもおかしくないジャンルなんだけどな。割と女の子もきちんと描かれてる作品だったのよね(織田家のCVは東山奈央)。 さて、これが無事に終わって、何かここからさらなるプロジェクトの進展はあるもんだろうか……。
「ナカノヒトゲノム【実況中】」 3→3 「俺は何を見せられているんだろう……」って思い続けて1クール。気づけば終わっていた1クール。うん、まぁ、求めていた方向性が僕の考えるものとズレてただけなんだろうね……。 デスゲーム設定は嫌いじゃないと再三言っている。何かしらルールを設定した中に突然放り込まれて、智謀知略で戦っていくお話というのは好みだし、それこそ「バトルロワイヤル」みたいな友情や愛情、策謀と裏切りに満ちたドラマだって好きですよ。最初に設定を説明された時点では、きっとそういう作品の1つなのだろうと思って見始めたのに、1話目の時点ですでにそれが裏切られていたっていう。まぁ、その時点で視聴姿勢の方向転換すれば受容体制も整えられたと思うんですが、問題は、「じゃ、これって何を目指したアニメなの?」っていうのが分からなかったことである。 いや、マジでこれ何がしたかったんだろう。タイトルからすると「ナカノヒト」であるから、いわゆるゲーム実況の面白さやつまらなさがテーマになっているはずだ。しかし残念ながら、今作においてプレイヤーたちが「実況している」と感じる瞬間は1秒たりともない。みんなして単に訳のわからない事態に巻き込まれ、その場その場で生き残るための方策を考えているだけ。外に「視聴者」の存在があることなど考えている様子はない。「いや、でもビュアー数が伸びることが目標って言われてるし」と設定を思い出してみるも。ここが一番の謎。もし我々視聴者と異なったメタレベルで、今作のドタバタを「見ている」ビュアーがいるとして、どう考えてもこのコンテンツは面白くなさそうである。だって俺が見て面白くないんだもの。何してるかわからんもの。なんで視聴数が伸びるんだよ。その視聴者数だって、毎週最後にカウンターが回るところでちょっと意識されるぐらいで、そのカウンターが何を基準に回っているのかも一切説明がない。ゲームの内容が何であれカウンターは回るし、出場者の行動に左右されるとは思えない。「人気ゲーム実況者」という設定がここでは1ミリも関係しない。 それじゃ、もう開き直ってゲームそのものを楽しむ頭脳戦バトルアニメとして楽しめばいい。しかし残念ながら、ゲームで何をやりたいのかがさっぱりわからない。ルールもわからないし、目的も楽しみ方も分からない。「どう考えてもこんなん実況して面白くなるわけないやん」という取ってつけたようなルールのイベントが散逸的に展開されるのみで、そこに頭脳を使う余地もないし、そもそもルールがよくわかってないので見てる方も何が起こっているのかよく分からない。ありとあらゆる事象が「よく分からない」なのである。想定される全ての面白みが抜き取られたような、虚無のアニメである。 まぁ、そんな中で一応眼目としては「個性的な若者たちが次第に打ち解け、友情を育んでいく」というドラマ部分が一番みるべき点になっているだろう。キャラのどこかを好きになれれば、もしかしたらそういう方向性だけは楽しむことができるようになるかもしれない。まぁ、残念ながら私はそうなれなかっただけで。一応ナカノヒト補正もあってユズさんは割と好きなキャラではあるんだけどね。 SILVER LINK+大沼さんというお約束の座組みなので画面に馴染みはあるのだが、今回は作画力も並だし、演出もパッとせず。面白みは感じられなかったのだが、単にエネルギー不足だったのか、こちらの受け取り方が変わってしまったのかはよくわかりません。結論:アルパカよりキリンの方が強そう。 色ほとんどついてない麦茶……第11話。よそのご家庭で出されたくない飲み物のかなり上位に食い込むんじゃなかろうか……まぁ、氷がたくさん入ってるから多少はね?(冷蔵庫、ちゃんと搬入できたんやな) なんと、こんな作品でも(こんな作品だからこそ)クライマックスにはちゃんとシリアスめのシナリオが入ってくる。しかし、そんな大切なシリアス展開であっても、いつも通りのユルさを忘れないのも本作の素晴らしさ。それまで完全なギャグだったのに突然どんな反応したらいいかわからないシリアスになって微妙な印象になっちゃうアニメってのは結構な数があったと思うのだが、今作はそうした状況でもテイストをいじることなく、あくまでもシャミ子とモモの友情と、魔族と魔法少女の争いの歴史の延長線上にシリアス要素を置いている。互いを思い合う気持ちはこれまでいくらでも掘り下げてきたテーマであるし、「取ってつけたようなシリアス」ではなく、「いよいよ待ち望んでいた核心に入り込んだ」という印象である。シャミ子の行動原理が矛盾してるってのはこれまでも散々言われてきたことだからね。魔法少女を倒さなきゃいけないのにどんどん仲良くなっていく過程を、「シャミ子ならしょうがない」「シャミ子が悪いんだよ」だけで説明できてしまう現在のシチュエーションが何の抵抗もなく受け入れられるのは、培ってきたキャラの人徳ゆえであろう。 そういう意味では「夢への侵入」っていう悪逆非道な方法も、すでに伏線が張ってあったのはやっぱり周到だな。前回は「モモの調子も悪いみたいだし」という理由で大ごとにならないように説明がなされ、今回は大ごとにしようとして飛び込んだけどモモが元気だったせいで返り討ちにあうっていう。でも、強引にお互いの胸の内を知るための方法としてこんなにダイレクトでわかりやすい手段もないよな。普通だったらエロ漫画の一手法っていうイメージなので、モモさんが非人道的なあれこれを思いついちゃうのもしょうがない。単にシャミ子がピュアすぎるだけである。 そして、そんなピュアすぎるシャミ子の背後で糸を引いていたのは、なんと清子っ!! まじか、ここでシャミ子ママが重要人物として浮かび上がるのか。まさかそんなキャラだったとは思いもよらず……。いや、別に今までと何一つ変わってないんだけども。少しずつ町の歴史と吉田家の因縁が語られ、「まぁ、そういうこともあるのかもしれんな」と納得しかけたところに落ちてくるみかん箱という特大のサプライズ。なんやそれ。すげぇ設定だなヲイ。確かにけろっとした顔で隠してた清子さんは見た目以上の曲者ではあったわけだが……別に悪気があったわけでもないんだよなぁ。お母さんが娘を思えばこその話だし、そのことで一番苦労して戦ってきたのは清子さん本人だしなぁ。貧乏魔族の貧乏生活、シャミ子にとっては確かに重い事実の積み重ねであったが、結局シャミ子は良い子なのでそこまで気にしてないっていう。むしろ事実を知ってしまったモモが必要以上にそのことを抱え込んでしまったのがシリアスの原因。さて、特に命の危機とかがあるわけでもないシリアスクライマックスだが、一体どんな結末を迎えることになるのだろうか。そして、吉田家の家計はどうなってしまうのか!? 「荒ぶる季節の乙女どもよ。」 6→7 大好きな15ページだった。特別枠のシンフォギアを分けると、個人的に今期はこれがベスト(の中の1つ)です。本当はもう1点加点するつもりだったのだが、さすがにあの5話近辺の作画は褒められたものではないので減点している。これで制作状態が完璧だったら、もう、ピンズドで私の中へ。 結局ね、好きなんですよ、岡田麿里の作風が。芸風が。彼女の脚本の妙味は「絶妙に使いこなしているおっさんが中にいる」感じなんです。男だから女だからとかいうとセンシティブな時代になってしまっているが、それでも「男にしかできないこと」「女にしか作れないもの」が世の中に存在しているのは間違いない事実。そして、彼女のセンスは、どうあがいても男には届き得ないものになっている。質感というか、肉感というか、やはり経験するというのは最大の武器になるもので、彼女が実際にどんな青春時代を送ったかは(再現ドラマでしか)知らないが、それでも我々男連中よりは、和紗たちに近い思考を辿ったこともあるだろう。そうした「女子高生の生の中」が見え隠れするような、どこか犯罪的な匂いがまずもって上手い。そして、それだけだと男というのはドン引きしてしまう可能性もあるのがわがままなところなのだが、彼女はそこでうまく手綱を握る。自分の中のおっさんを覗かせてくれる。そこで「男が見たい図」へとくるりと翻して、「生っぽさ」と「萌え」を接続させるのである。秘密を盗み見ているようであり、それでもどこか「オタクアニメ」の極致であり。そういうバランス感っていうのは、本当に岡田麿里オリジナルなんじゃなかろうか。 そして今作の場合、そうしたテーマ設定が「This is Mary」だったことに加えて、おそらく原作漫画の時点で生み出されている絵の良さもあるんじゃなかろうか。どのキャラも余すことなく個性を出し尽くしているキワモノ揃いなのに、みんなしてちゃんと可愛いという。主人公の和紗がふと眉ぱっつんのくせにめちゃくちゃ可愛いのは反則クラスだが(残念ながら、よりもいのキマリに一足先にこの魅力はさらわれてしまったが)、初見では「どないやねんこいつ」と思っていたひと葉にしろ部長にしろ、これが最終話では見事に可愛い女子高生に成り上がっている。最初から輝いていた菅原氏に至っては、むしろ転げることで人の身に墜ちて可愛くなるという神業である。1人1人の心情を舐め回すように追いかけたからこそ得られる圧倒的な「萌え」の成分は、おそらくキャラデザや各シーンの構図の取り方など、視覚的な要素が大きく効果を発揮した部分である。いちいちスカートの翻し方とか、太ももの覗かせ方がズルいのよ。そりゃ「性」がテーマの作品なんだからそういうところで手を抜かないのは当然の心構えではあるのだが、言うは易く行うに難い。キャラの心情がしっかり見えて、あけすけな表情の全てが「可愛い」につながるというのは、並々ならぬ苦心の果てに得られる成果であろう。 こうしたあけすけな可愛らしさが得られる理由は色々と挙げられるだろうが、今作で注目したいのはどこか妄想とも言い切れない近しさじゃなかろうか。結局、男女の悩み、性の悩みってのは誰しも一度は抱えたことがある人類普遍のテーマであって、それをどこまで自分の身に近づけて考えられるかってのも熱量の差が出てくる部分だと思う。今作は岡田麿里作品にしては珍しく、作中に一切ファンタジー要素がない。幽霊もいないし不老不死もない。あくまでも「普通の女子高生」を描いており、普段以上に「あぁ、そういう気持ちって……なぁ……」みたいな身をよじるようなもどかしさが肉薄してくる。その中で最終回の「色鬼」みたいに「なんじゃそら」っていう突飛なものも出てくるし、「ヤろうと思ったら三枝の鼻毛が気になってしょうがなかった」みたいなどうしようもなく身近な要素も出てくる。そうして右に左に揺さぶられることで、我々は「フィクショナル女子高生」に埋没していけるのである。 そうして作り上げられた偏執的な岡田麿里の世界を、しっかりと構築してくれた安藤監督には改めて賛辞を送りたい。よかった、信じていて本当によかった。そして、当然のことながら大役を果たしたのは制作スタッフだけでなく、キャストの皆々様も。本当に無駄弾が1つも無い布陣なんだよなぁ。むしろ割とキャラが読みやすかった菅原氏あたりの方が演技プランとしては楽だったんじゃないかと思えるようなヘヴィな役どころばかりで、みんなしてどれだけ入り込んでいたかは想像するだけでも恐ろしい。とりえあず、MVPは素直に和紗役の河野ひよりで良いと思います。だって和紗可愛かったもの。こんなにキュンキュンさせられるラブコメもなかなか無いわよ(コメでいいのか?)。そして重篤なところを任される北宇治コンビとか、実は影の立役者だったかもしれない三枝役の咲野さんとか、本当に刺激が多い素敵ワールドでございました。 結論:エロい女子高生を大切にしていこう。 9月21日 ドラフト模様(M20×3) ピック順 【Serra】→【Thraxi】→【Chrolony】→【Alessi】→【Mei】→【Tanaka】→【Logical】→
環境最終戦ッ! と言っても、前回まで灯争大戦やっといて今回久しぶりにM20なのであんまり説得力もないのだが……なんか随分ごちゃついてしまいましたなぁ。来年の基本セットはもう少しまとまったプレイ環境を整えたいところですね。どうにもモダホラのせいでリズムが狂ってしまってな。ん? 来年もドラフトやってんのかって? ………………神の味噌汁。
さておき、来週の日程についての確認です。予告の通り、来週は「私が土曜日にプレリに出る」→「先行販売のBOXを買う」→「エルドレインを剥く」の流れになる予定ですので、土曜の17時開始と設定しておきます。プレリの進行具合や私のスタミナなどでもしかしたら開始時刻が多少前後するかもしませんがご容赦ください。っつうか、プレリでスタミナ使い果たしてその後ドラフトとかできるのかって話なんだけどな……。もう、ドラフトせんでプレリで組んだデッキそのまま持ち込もうかな……(そっちの方が弱いので辛い)。現時点ですでに1人追加参加表明してるやつがいたので、残りの枠はあと1名です。参加希望の方はお早めのご連絡ください。なお、不測の事態でパックが手に入らなかったり、開催に到らなかったら……ごめんね。
緒川ブラザーズ、だとッ!? 第12話!!! こんな土壇場でそんなサービスせんでも……。捨犬は一応ゲーム内で顔が出てきたけど、長兄の頭領に至っては顔すら初登場やんけ。 さぁ、たたむのだよ、風呂敷を。ぶっちゃけ、「おかげでクリスちゃんのアマルガムが完全におまけ扱いだったやんけ!!」という不満が非常に大きいのである。何しろアマルガムで相手を撃破すらしてない。単に人命救助するためだけのアマルガム。今期はほんとにクリスちゃんの見せ場が無くてやきもきしているのだが、ここにきてそのしわ寄せの最大級のやつである。まぁなー、こんだけド派手な展開を毎回繰り返して、6人の奏者+αの全員にスポット当ててるとそれだけでグダグダになるからしょうがないんだけどなー。今回は一応風鳴の家と、ちょこっとマリアさんがメインのシリーズだったということでクリスちゃんについては諦めよう。一応4期がメインといえばメインだったからな。 そしてなおざりといえばどっかなおざりに終わってしまったノーブルレッド。前回ミラアルクが最大限の見せ場を作ってくれたが、同様に活動しようとしたお姉ちゃんは見事に大破。ひびクリのツープラトンを相手にしてるっていうだけで損な役回りなのは間違い無いんだけどさ。ヴァネッサはギミックを派手にできるんだからもう一つ上のレベルの馬鹿馬鹿しいギミックを見せてくれてもよかったのに。そして、最終的にはここで正式退場。結局この3人は歌唱要員じゃなかったということか……なんか、勿体無いよなぁ……。いや、オートスコアラーだって歌わずに退場したんだからそういうパターンもあるんだろうけどさ。どうもサンジェルマンさんが恵まれていたのでその辺は期待しすぎたわね。 そんな感じで、風呂敷を畳んでいく過程なので「もう終わっちゃうのかぁ」という残念感が強い展開が多いが、まぁ、その辺りの「あ、終わるの?」という感じも諸々含めてのシンフォギアである。今回ももちろんクッソアツい展開は色々と用意されており、特に「マジで絶叫するタイプの聖句」のところは今までアンタッチャブルだと思ってた要素に無遠慮に突っ込むギミックだったので驚いた。今期は変身バンクを割と丁寧に使っていたが、ここでぶっ壊すための伏線だったともいえるかもしれない。 そして、改めて本当に悪役顔が似合う未来さん。シェンショウジンのギア特性を活用するなど、力の使い方がやりたい放題で、エネルギー不足のキャロルも何するものぞ。こうして復活した過去の強敵が雑魚化するのが寂しい部分はあるのだが、キャロルはもともとエネルギー源に問題を抱えていたわけで、あそこでめっちゃ強かったらそれはそれで怖いのである。ここが最後の見せ場だったということで、おとなしく地に伏していてもらおう。大丈夫、登場回で5億点分くらい盛り上がってたから。 そして最後は、宇宙空間から帰還する奏者たちのエクスドライブで締め。もう、カットがいちいちイケメンすぎて困りますね。シェムハが唱えていた「流れ星、墜ちて燃えて尽きて」は1期最終話のサブタイトル。「そしてー」。
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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