最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
悲報・鬼語結局出てこなかった、第8話。まぁ、尺の問題を考えれば真っ先に無くすべき要素だもんなぁ……せっかく音声で聞けると思ってたのに残念無念。まぁ、カットされてがっかりするのはそんな要素じゃねぇだろ、という話ではあるが。 相変わらずの高速展開であり、いろんな要素もザクザク削られているので、やっぱりピンとこないお話になってしまうなぁ。シンデレラが2話分割だったんだから桃太郎も2話使ってもよかったと思うのだが……改めて見ると、2話やるような中身も無いのかなぁ。前回の雪の女王でシェインのお当番回が終わりという扱いになり、その分今回はタオが中心でシェインの心情なんかはあんまり掘り下げられなかったんだよな。どっちにとっても大切な話だったんだけどね。また、「先代」の描写が自然に盛り込まれていたが、各々の想区でお約束の「歴史は繰り返される」ことのシステム上の効果や問題についても、あんまり触れられずに流されている。先代桃太郎とタオの絆って結構大事な要素になってて、次に御伽草子の想区に行くときには欠かせないはずなのだが……まぁ、どうせアニメだと御伽草子まで行かないしね……。うぅん、こうして「1期だけで終わって絶対に続きなんて作られないぞ」っていう使い捨て感満載のアニメ化を見せられるとやっぱり辛いんだよな……アニメで、ファムを、見たかったな……。 まぁ、想像の範疇のクオリティだったのであんまり関係ない話で埋めておくと、一瞬「?」ってなったのがジョンシルバーの扱い。いや、こないだ会ったんだからコネクトしてもいいんだけど、タオがコネクトしたってことはディフェンダーのシルバーなんだよね。確認したら無印の時のシルバーってディフェンダーじゃなくて大剣じゃん。なんでそこだけリページ版なんだよ、っていう(まぁ、タオにコネクトさせたかったからなんだろうけど)。他の連中が☆5ヒーローにコネクトしてるのに☆4にコネクトしてるとちょっと損した気分になるし。まぁ、ゲーム序盤は☆4がメインの戦力になるからね……。そういえば、私も最初期は鬼姫(☆4)にはかなりお世話になったもんです。やっぱり最初は片手剣が一番使いやすいんだよね。私がプレイし始めた当初は石を集めるのがめちゃめちゃ大変だったのでなかなか☆5なんて集まらなかったけど(確か最初にもらったのはモルテ卿)、今は割と簡単に石が稼げそうだから☆4とか☆3はあんまり出番が無いんだろうか。あ、でも☆5は進化させるの大変なのかな。 もう、昔を懐かしむことが主目的になりつつあるアニメだよ。お嬢の腹ペコムーブに癒されながら生きていこう。 PR うあー、やっぱりいい話だー、第21話! 今週末は忙しかったから記事立てせずにスルーしようかと思ってたけど、やっぱこの話は無視できないよなぁ。次回が総集編っぽいので、名実ともに節目となるエピソードである。 キングクリムゾンの能力云々についてはここではもう触れなくていいだろう。ブチャラティとのタイマンを通して能力の概要を説明し、その能力の強みと弱点を確認する。何が起こってるのかわからないのはもうどうしようもないことなので、そういうもんだと思って受け入れるが吉。どさくさに紛れてジョルノのG・Eの能力もどんどんアップグレードされており、一体どうやって部品を作り出したのかもよくわからないし、血液だろうがなんだろうが作れたり、「亀の細胞を植えつけて生命を誕生させたらスタンド能力もコピーできた」なんて訳のわからない展開も。あの亀(2世)下水に流されちゃったわけなんだけど、ジョルノが解除しなかったらずっとどこかでスタンド亀のクローンが生き続けることになるんでしょうか。将来的にベネツィア界隈で謎の人間消失事件とか起こしてるんじゃなかろうか。 さておき、そんなことよりもBパート以降の決断と決別のシーンである。原作時点でその重要性は認識していたつもりだが、改めて大々的なドラマとして描かれるとそのインパクトもひとしおである。荒木先生の性格からしてこれを全て計算尽くで描いていたはずもないのだが、結果的にこれだけ収まりの良いドラマが作り上げられているあたり、まさに天の配剤ともいうべき奇跡であろう。 注目すべきは、それぞれのメンバーの動機と決断である。まず、ブチャラティは組織の幹部にこそなったものの、生い立ち全てが「正義の人」である。麻薬というわかりやすい表層はあるが、その精神を考えれば、麻薬取引が絡まずとも、いつしか組織とは袂を分かつことになったのではなかろうか。今回はそんな積もりに積もった組織との齟齬が、トリッシュをきっかけに爆発した形。損得感情ではなく、あくまでも自らの正義に則り、正しいと思う方へ、光さす方へ進み続けるのがブチャラティだ。そしてその陰には、彼の背中を押した……というか思い切り蹴り上げたような格好のジョルノというフィクサーがいる。ブチャラティと並んで「黄金の精神」の代表とも言えるジョルノだが、今回の顛末だけをみれば、ブチャラティの決死の覚悟と比べると、ジョルノの場合は「野心」という要素も加わってくる。最初から「ボスを倒す」ことをモチベーションにして活動していた人間なので、今回の裏切り劇についても一切迷う必要もなく、それゆえに一番冷静に現場を観察できているあたりもなかなか興味深い。 そして残りの4人。ブチャラティの告白を受けて、主に発言をしていたのはフーゴとアバッキオの2人だ。フーゴはここでは「理屈」の象徴として機能している。台所事情をみれば「強すぎるフーゴを退場させるための口実」なんて側面も当然あるが、それを不自然な物語にするのではなく、むしろ必然にまで昇華し、さらに個々のキャラクター性の違いから、それぞれの正義の構図を作り上げる作劇には舌を巻く。フーゴが「どんだけ正義っつっても、今まで俺たちだってギャング団やってたんだから五十歩百歩じゃないか!」と訴えているのはまさに正論なのである。人間賛歌を謳うジョジョシリーズにおいて、はっきりと「社会悪」の方向から主人公を描いているのはこの5部の最大の特徴であり、他のジョースターの血統とは明らかに異なるテーマ性を持っている。ここでフーゴを通して描く「正義という矛盾」は、荒木先生が単純な二元論に逃げることなく、「悪い奴なんだけど、彼らにも正義はあるし、愛も希望もあるのだ」という部分を伝える重要なファクターであろう。フーゴの信念も、他の誰にも否定できない、立派な生き様なのである。 アバッキオの動機は「ブチャラティ」だった。最年長の彼は、フーゴと同様に最初は「理屈」を説いた。ブチャラティの選択がどれだけ愚かなもので、理屈に合わぬ愚策であるか、それを示して見せた。「俺が忠誠を誓ったのは組織に対してであって、あんたに対してじゃねぇ」というのも理屈だ。常に組織の命令を優先し、理知的に振る舞ってきたアバッキオであるからこそ、最上位権限を持つのは一体なんなのかを明示することは欠かすことができないだろう。そうして理屈を提示した上で、「しかしよぉ」となる。組織の一員としてならブチャラティについていくことはできない。しかし、アバッキオという1人の人間にとっては、今や組織よりもブチャラティの方が重要になっている。そんなことを、恥ずかしげもなく本人に言えちゃうあたりがアバッキオの恰好よさなのだろう。「理屈」を超えた友情が、そこにはある。 ミスタの動機は「自分」だ。どこまでもわかりやすく本能に従って動く男。普通に考えたら、自分の身を守るためには組織を裏切るよりもおとなしく長いものに巻かれた方が安全なわけで、本当に命だけを最優先させるなら、ミスタはフーゴと同じ判断をしただろう。しかし、ミスタの場合はそうして易きに流れてつまらない選択をすることは「自分らしくない」のである。また、ブチャラティに対して絶対的な信頼があるため、彼についていくことの方が利益が大きいという判断になったのも面白い。アバッキオが「ブチャラティについていくこと」そのものを理由にしたのに対し、ミスタは「ブチャラティについていくことで得られる利益」を理由にしたのである。もちろん、ブチャラティがこのタイミングで裏切ることになってしまったのは不慮の事故であり、計算の上で成り立ったものでないことはミスタだってわかっちゃいるだろうが、それでもなお、「ブチャラティ側の方が最終的に自分に向いた面白い結果が出る」という判断を下したわけだ。ちなみに、完全にネタバレになるが、ミスタはぶっちゃけこの時点で「まぁ、自分はまだ死ぬ運命じゃないんだけど」ということをなんとなく知っているはずなので、多少リスキーな判断を下しても大丈夫、という安易な判断もあったのかもしれない。その上であえて危険な方に踏み込めるあたりがミスタらしいのだが。 そして、ナランチャの動機は「トリッシュ」だった。まぁ、トリッシュを通して自分自身を見ているのでトリッシュという女性そのものが動機というわけではないが、ブチャラティが彼女を救う選択をしたことで、ナランチャはブチャラティの方に「自分が生きる道」を見出したわけだ。彼だけがおびえながら悩みに悩み、最後にはブチャラティに命令まで懇願することでそれぞれの「魂の強さ」が見え隠れするのも面白い部分だ。結局ナランチャは、これまでの人生で「自分で決断する」という行為を経験したことがなかったのである。そこでこんな生死を分ける判断を迫られ、唯一信頼の置ける判断基準にも突き放され、ただ立ち尽くすだけだった少年を突き動かしたのが、自分の身の上を思い起こさせる女性だったというのは、本当ならそこからラブロマンスに発展してもいいようなシチュエーションではある。まぁ、残念ながらナランチャとトリッシュにそういう展開はないのだけれど……。 こうして、新たな目的のために動き出したブチャラティチーム。さぁ、まずはベネツィア脱出ミッションから。一週間空いてしまうが、予告がわりに謎の電話がスクアーロを呼んでましたね……ティッツァーノはCV斉藤壮馬。スクアーロは誰になるんでしょう。好きなだけイチャイチャするがよい。
カレンダー的にはひな祭りですが、春は別れの季節とか。今回は、たほいや文化の影の立役者、モラルハザード氏のお別れ記念回ということになります。東京に行ってしまうのだから本当にお別れのはずなんだけど、いつも通りのノリなのでさっぱり悲壮感はないね。ちなみに、遅れてきたので2問目からの参戦。弁舌がキレッキレで覚えきれないくらいの名言至言を連発していたのだが、覚えきれなかったので大体忘れた。今後苦しいことがあったら彼の漏らした「馬上やり○○試合」という言葉の力強さを思い出して頑張っていくよ。
きたよ、いつもの連中が。一応今回はこの春でお別れする某氏の送別会という名目ではあるが……主賓はおらんな。前夜祭みたいなもんよ。ちなみに今回は全く予想外の珍客が訪れて、マジで数年ぶりに参加してくれました。壊れかけのたほいやbotbotなどを見て、もういっそ感心してくれていたんだ。失っちゃいけないものが色々と学べる場所だよ。
Round1・「せついじょう」 1、刹那より少し長い時間のこと。 2、道理に反する思想に染まった者。 3、出雲大社の宮違えの際の祭事の一。宮司総代の断食を伴う。 4、(主に論語にいう)節の末。 5、白いオウムをいう。 6、脱衣嬢に対し、露出は多いが決して脱ぐことのないお嬢。 1問目はストック処理なんですがそれでも割と重め。 ①「刹那以上」。ちなみに「るろ剣によれば刹那は1/60秒」と説明したので「1フレームだ」という意見を多数いただきましたが、確認したら1/75秒でした。お詫びして訂正いたします。 ②これはスルーしたので詳細不明。 ③なんか丸め込まれたけど「宮違え」などという祭事は無かった。 ④「節は以上」。 ⑤詳細不明。「雪衣嬢」との表記。 ⑥「脱衣嬢」の時点で騒然となったのに、さらにラストが「お嬢」で締めているという、非常にハイソサイエティなお答え。脱がせてるけど。
Round2・「みやすずめ」(②の意味) 1、人家に巣を作る雀。 2、(猫がよくそれを獲ることから)猫の餌。 3、巫を装った遊女。大淫婦。 4、紫式部が清少納言を卑しんで呼んだ称。 5、神社に仕える身分の卑しい者。また、神職を卑しめていう語。 6、宮のそばに現れる乞食のこと。 最近ではすっかりおなじみになった「第2義以下からの出題」。「みやすずめ」の1つ目の意味は当然「宮殿に住む雀」であり、それに続く意味が問われている。この時点で漢字は「宮雀」で確定なので、あんまりそこから広げようがない。「みやす/ずめ」とかで切れない(切るなよ)。 ①⑤⑥まぁ、この辺りがせいぜいだろう。なかなか絞りにくい。 ②「宮殿の雀に他の意味を与えよう」と追加の意味を与えたのに、「これはもうミャーすずめですよ」などとやっちゃばされてわけがわからなくなった。「やっちゃばされる」っていう言葉を説明なしで使うようになったけど、このブログの姿勢として正しいんだろうか。知らない人は「やっちゃばパターン」でググれ(いや、こっちです)。 ③「大淫婦」っていうパワーワードだけで満足してたけど、ちゃんと宗教用語としてあるのね。 ④2人の仲が悪かったという話はあるが、どんな風に呼んでたのかは不明。多分呼んでない。調べると色々と関係性を表すエピソードは発掘できるが、女の戦いは怖いのであまり触れないでおく。紫×清の同人とかもどこかにはあるのかもしれん。
Round3・「とくいんがい」 1、純粋論理を用いて直面した問題に対処した時に得られる満足感。 2、女王に捧げる男娼。 3、東京都のうち二十三区外の地域。 4、(十、九、人偏からなることから)伜の隠語。 5、幕内御法度の令のこと。 6、特殊飲食店の立ち並ぶまち。 「特別に淫乱なGUY」というのは最初に潰されました。潰す意味あるのか。 ①「解く+クイーン+甲斐」。 ②「To queen guy」。 ③都区外。「インは?」「いや、inの、外でしょう」「あらゆる外はinの外だよ!」 ④頑張って漢字を分解してもなかなか正解にはならないパターン。ガイはどこに行ったのか気になるが、もしかしてこれもせがれだからGUYなのか? ⑥特別飲食店とはいわゆる風俗のこと、つまりは赤線区域のことらしいです。「出題者がお前ならこれが正解だと思った」。
Round4・「くれのみみず」 1、「みみずくの」の尻言葉。尻言葉は語数を多く使うため、不合理であるとされる。 2、年越しの前に器の水を飲み干すこと。器に入ったまま翌年を迎えた水は飲んではならぬという。 3、脱水症状。 4、蚕の古名。 5、酉の日の縁起物の一。注連縄を解き、細く縒り直して炭の粉で染めたもの。 6、大晦日、床につく前に飲む水のこと。 屈辱の全外し問題、最終的にこれの出題者が6人戦(全体でチップが60点分)で35点くらい持ってたわ。 ①枕詞じゃなくて尻言葉。新しすぎる概念だが、ググったら尻言葉を作ってる人たちがいた。まぁ、想定してたのと全然違ったけど。世の中には色々と無意味な記録を残す人がいるもんやなぁ(遠い目)。 ②⑥「暮れ飲み水」。なんとしてもミミズは避けようという意識が見て取れるため、結局ミミズは1つしかない。 ③「くれ!飲み水!」 ④詳細不明。一応「呉」のミミズらしい。 ⑤「くれの(紅野)」という文字列から「酉年」を思い浮かべるみなさん、4月から期待半分不安半分ですね。
Round5・「こっとい」 1、小さいさま。 2、コトイの転。 3、(南東北地方で)芳醇な。濃密な。 4、古くなることで価値の高まった湯のみ。 5、(雀)刻子でつくる役から、対々。 6、特級の牛。 「たっぽいなら知ってるけど……」。つかみどころのない出題だが、気づけば4人に当てられて今日一番の惨事。久しぶりの参加者にも容赦はない。 ②広辞苑によくあるやつ。 ③「山形県は南西東北なので、実質虚無」とか言われる。 ④「骨董まではわかるけど、なんで湯のみ限定なの?」「いいか、よく見ろ、こっとウじゃなくてこっとイなんだ。つまり『ウがイ』。うがいをするから湯のみなんだ」「?????」「いいかみんな、しっかりしろ、俺も何を言ってるかわからん」。 ⑥山口県の地名にある「こっとい」を「特牛」と書くことを知っていたのがこの人だけでした。一応調べてみると、元々の発音は「ことひうし」で、それが詰まって「こっとい」みたいですね。
Round6・「ぷろちょいす」 1、→ルイス・フロイス。 2、文筆を生業とするムスリム教徒。 3、妊娠中絶をめぐる論争で、産む・産まないを選択する権利は女性にあるとして、中絶の権利を擁護する立場。 4、質問法の一。予め用意された選択肢からのみ選ばせ、任意の回答を許さないもの。 5、撰択に先立つ撰択。 6、パブロ・プロチョイスが開発した鎮痛剤。眼底筋弛緩の副作用アリ。 どう見ても「pro choice」でしかないのだが……。 ①流石に無理がある。 ②「プロの著・イスラム」。イスラムもノルマなんで……。 ③なんかすげぇ概念だな、と思ったけど、割とホットワードだったのね(当然出題は昨年発売の第7版から)。我々がどれだけ時事ネタに弱いかってことですよ。 ④マルチプルじゃないチョイス。いや、マルチプルか? ⑤プレ・チョイス。「よし、選択するか、選択しないかを選ぶぞぉ!」 無限ループって怖くね? ⑥鎮痛剤に自分の名前つけちゃう人ってどうなの? 「この人、この薬しか開発しなかったんやな」。
以上、ギブミー睡眠時間。
つらい、第9話。マジでつらい。何がつらいって、渦中にいるのが花園たえさんであるという事実。これ、ボケて逃げられないやつだ。 正直、まぁ大丈夫やろうとタカをくくっていた部分はある。ダメなものはやっぱりダメだったという現実を突きつける展開、このショックはなんだろう、全然シチュエーションは違うんだけど受け取る印象は初代ラブライブの3話「START:DASH」のときに近い。「どうせアニメだしなんとかなる展開だろ」と思ったら、そうではない空っぽの講堂を突きつけられるっていう。あの時の3人はそれをバネにして頂上へ走り始めるまさに「START」になるわけだが、一周年ライブという節目を迎えられなかったポピパは一体。 先にポピパ以外の部分でどうしても拾っておきたい要素を確認しておくと、「突然Roseliaが上がってきて演奏を始める文化祭」って超すごいな。いや、この世界のRoseliaは私の知ってるRoseliaとは若干意味が違うが……。とんでもないサプライズだったのは間違いないだろう。日菜のギターを受け取る紗夜さんってのも驚きのシーンだが、それを見て(?)友希那さんが選んだのがデタミネってのもどうかと思う。結局、このデタミネがポピパにも叩きつけられるっていうのが、あまりにも残酷で、友希那さんの恐ろしさが垣間見られる選曲になっているわけが……どうなんでしょ、偶然だと思いたい。 閑話休題、ポピパについて気になるのは、現在の状態をそれぞれの関係者がどんな風に見ているのかという部分である。誰がどう考えてもおたえがやってしまったのは「悪いこと」だ。ダブルブッキングはしょうがない、それでスケジュールがきつくなり、各所に負担を与えてしまったことについても、問題が解決する範囲ならよしとしよう。しかし今回の件に関しては、アンコールのタイミングではっきりと断れずに向こうを飛び出せなかったおたえの弱さである。普段は空気を無視する能力に長けているのだが、ことライブに関してはそういうことができない不器用な子。「チュチュの押しが強い」「レイヤの誘いを無下にはできない」「そもそも任された『仕事』である」と不可避な要因はたくさんあるが、それもこれもひっくるめて、自分が覚悟の上で請け負った負担なのだ。それを事前に解消する手続きも踏まず、ただ状況に流されて「失敗」に至ってしまったことに弁解の余地はない。まぁ、彼女もまだ高校生なのだし、なかなかそうした大人の判断はできず、むしろ学生のうちにこういったことを学んで社会に出て行くための経験にするわけだが……当事者たちには単なる迷惑では済まされない問題になってしまった。 はっきりとは描かれなかったが、おそらくRoseliaの面々はある程度の時間で引き上げ、観客もいきなり乱入したRoseliaを見て「おそらくポピパにトラブルがあったから代役でRoseliaが来てくれたのだ。彼女たちでライブは終わりだ」と判断したのだろう。ポピパファンには残念なことだが、不意打ちのRoseliaはほとんどのお客さんには最高のサプライズになったし、おそらくおたえによって迷惑を被ったお客さんはそこまで多くはないはずだ。幸か不幸か、この後に主催ライブを企画している話は近隣のファンには伝わっているはずで、今回チャンスを逃したとしてもリカバリーもできる。そういう意味では、Roseliaの救援によってイベントとしての瑕疵は最小限に止まっている。しかし、舞台の上でパフォーマンスをする「仕事人」として、出番に穴を空けたことの責任は取らなければならない。負担をかけてしまった生徒会の面々、手を煩わせた他のバンドの人たち、そして、ポピパのメンバー。 生徒会の人たちは、おそらく同情してくれる。身近な人たちばかりだし、おたえが怠けたせいで遅刻したなんて思っている人間は一人もいない。燐子も、日菜も、予定が狂ったことは残念だと思っているだろうが、別に責めようとは思っていないだろう。さて、そうなると残るのはより身近な人間、具体的には、あの時に講堂の中にいた面々。個人的に一番気になるのは友希那さんが一体何を思ったかである。常に演奏を完璧にするというRoseliaの信条は、何も音の側面だけではなく、ライブという時間の全てに及んでいることは、今回のアニメシリーズではっきりしている。友希那はパフォーマーとして、お客に一切手抜かりのない、完璧な「完成品」を見せることを自他ともに要求する。そんな彼女が、一時は六花や他のメンバーの義理もありステージに上がり、異例の「代役」を務めてくれた。しかしその「つなぎ」も無制限にやるわけにはいかなかったのだろう。どこかで潮時とみるや、舞台として成立したことを確認して退場したと思われる。そんな友希那は、全ての責任を負うおたえを一体どんな思いで見ていたのか。ぷいと一瞥しただけの彼女の様子からその全容を確認することはできない。しかし、そのあとに彼女がステージプログラムを剥がしたその挙動からは、明らかに「ステージを逃した」おたえに対する警告や訓戒が込められているように感じられる。一期一会の精神でもって、自分のできる最善を見せる。そのためにステージに立つことすら叶わなかった演者に、友希那は何を思っただろうか。今後の2人の対話が気になるところである(おたえは、とりあえずRoseliaには謝罪しに行く必要があるだろう)。 そして、そんな部外者の心情にも増して問題になるのは、仲間内での関係性である。最悪の事態が現実のものになった今、改めてポピパはその絆が試されることになる。りみはなんとも言いようがない。彼女も今のところはおたえに対して同情以外の感情はないだろう。そういう子なのだ。香澄の場合は、おたえについてどうこうという問題よりも、ステージを放り出して飛び出してしまったことが問題となる。あの状況では、最悪の場合にはギター抜きでの4人での演奏という選択肢はあったはずだ(1年前のステージでは正規のドラムが不在の状態でライブを始めようとしたのだから、それくらいは許容できるだろう)。しかし、香澄が考えなしに飛び出してしまったことで、ステージを成立させること自体が不可能になり、最悪の結果となった。そのことを責める人間がいるかどうかは分からないが、今後のライブとの向き合い方を考える上で、香澄はもっと自身の責任を認識する必要がある。おたえを責める立場ではないだろう。 有咲は、ぐっと拳を握ってそのまま飛び出した。彼女の心情は非常にわかりやすく、あのままおたえと同じ空間にいては、絶対彼女にキツい言葉をかけてしまうことが自分でも分かったのだろう。何か声をかけなければいけない、でも声をかけられない。だから、飛び出すしかない。相変わらず不器用な娘である。ただ、そこでグッとこらえておたえに何も言わなかったのは彼女の最大限の優しさだ。もし、あそこでおたえが罵られる方が救われたのだとしても。 そして、沙綾である。やはりチスパとの関係性で今回の問題に一番心を痛めているのは彼女だ。おたえのダブルブッキングから、「おたえは本当にポピパを続けられるのか」という一抹の不安を覚え、思わず漏らした「ポピパは大丈夫なのか」という一言。残酷なようだが、一番現実が見える彼女が言うしかない言葉である。もちろんおたえは信じたい。しかし、自分自身の過去を思えば、こうした問題は単なる愛情や熱意だけで解決しないことも重々承知している。身体は1つしかなく、時間は有限である。そんな中で、おたえは2つのバンドを掛け持ちでやっていけないということがまざまざと見せつけられたのだ。そこでおたえがどんな選択をするかは本人以外には分からない。また、そうして苦しむおたえを見て、メンバーがどんな言葉をかけたらいいのかも分からない。だから沙綾は苦しんでいる。自分が言わなければならないという責任を感じている分、もしかしたらおたえ本人以上に。 そしておたえは何を思うか。いや、今回はもう思うも思わないも無い。ただただ失敗したのだ。そのことに打ちひしがれて、同じような後悔がぐるぐると頭を回るだけで精一杯だろう。普段はあんな調子ではあるが、彼女だって普通の女子高生なのである。こんなにも明白で、大きすぎる責任がのしかかった時に、彼女は耐えられるのだろうか。立ち上がれるだろうか。 否、立ち上がらねばならないのである。結局、5人1組の「バンド」という存在は、こうした危機を乗り越え続けることで、結束を確かめていくしかない。そのことはこれまでのシリーズエピソードで何度も何度も確認されていることである。ポピパ1章では香澄・沙綾。2章では有咲がその覚悟を試された。いよいよ、おたえの番なのである。けじめをつけろ。覚悟を示せ。叩きつけろ花園ランド。響かせろ絆の音楽。
毎月1日は映画の日。視聴しなきゃいけない作品が増えているので、うまく割引を活用して乗り切りたいもんですね。今月は他にもまだ「ちょっと観たい」くらいの作品も多いんですが、主目的であるコレを観てしまったら想像以上の満足感を得てしまったため、1本でフィニッシュです。先に書いておくけど、今作はかなり完成度が高い。コンセプトが違うから比べるもんでもなかろうけど、僕の好みで言ったらCase.1よりもこっちの方が好きですね。基本が過去話なので1期のキャラ(っていうか親父さん)メインの構成になっており、「PSCHO-PASSって2期でつまらなくなったよな」という(僕とは違う宗教を持つ)オールドファンでも文句なく楽しめる内容になってると思います。オススメ。そしてこれが有本欽隆氏の遺作でもある。素晴らしい仕事を残してくれましたよ。改めて、ご冥福をお祈りします。
<以下、一応ネタバレ注意>
妹は13人までなら合法だから……第8話(何人でも違法じゃねぇよ)。まぁ、3人や4人くらいならセーフでしょ。放っておくとどんどん妹属性のキャラが増え続ける作品だな。いや、しかし妹が増えれば相対的に姉も増えるということになるのか? ひな姉は新しいジャンルたりうるのか?!(混乱) 「新しい服を買いに服屋に行く」という、ヒキニートにとっては難易度ウルトラCのミッションが発令されるお話。どう考えてもみゃー姉のお母さんの心配の方が真っ当だし、家でゴロゴロしてるみゃー姉の主張はとてもじゃないが見てられないレベルなのだが、本当に身につまされるくらいに分かるのがなんとも。家の中で何着ててもいいじゃん、ってのはもっともな話で、そういえばうちの姉貴も家ではずっと高校の部活のジャージとかハーフパンツだった気がする。俺の知ってる女性、割とジャージを有効活用してる人が多い。世の女性ってそんなもんじゃないの? そして、新しい洋服買うのはなぁ……店員がくるのはなぁ……みんなも気配を察知したら逃げますよね? ね? ユニクロ最高。みゃー姉はひなちゃんという外付け警備装置を伴っての出陣であったが、年齢の割に幼いひなちゃんを伴っても別に役には立たない。結局最大の目的であった服は1枚も買わずに生地を買うという斜め上の対処で片付けてしまったみゃー姉。どうなんだろうね、お母さんからしたらやっぱりダメなのかな。流石に全部の洋服ハンドメイドで任せるのは色々心許ないか。もしこれで全部賄えるようなら、非常に経済的で良い娘さんだと思うのだが……年頃のお嬢さんがいるのに装飾品や化粧品に一切お金がかからないのってすごいことですよ。 メインミッションが割と簡単に終わったため、あとは延々ショッピングモールをうろつくだけで一本のお話になってしまうあたりが今作の地力の強さ。花ちゃんとノアが「デート」と称して2人だけでモールを訪れていたのは実は新しいカップリングではあるし、さりげなく描かれているこより&かのんカップルも、休日までずっと一緒に活動していることがわかって実に微笑ましい。そしてさらなる幼女を追加。アンリミテッド幼女ワークスである。幼女の下に幼女がつけば、また新たなロリの魅力が開花するという。まぁ、忘れがちだけどひなちゃんでさえ一応5年生だからね。少し背伸びして「お姉さん」ぶってみたい年頃でもあるんじゃないかしら。松本の妹のユウちゃんはひなちゃん以上にまっすぐな幼女で、ちょっと拳銃で撃つ癖があるくらいで非常に親しみやすい。あのみゃー姉ですら初見で声をかけられたわけだし、松本家と家族ぐるみの付き合いになるのに時間もかからないだろう。もしかして、これも松本なりの壮大の計画の一部なのでは……。んなわけないな。松本も普通に喜んでたしな。 妹にさらなる妹(?)ができたことにより、みゃー姉も相対的に姉の自覚は湧いてきただろうか。そんなに簡単に生まれ変われるものでもなかろうが、こうして少しずつひなちゃんの力を借りてリハビリが進んでいけば、いつしかみゃー姉も社会に適合できるかもしれませんね。本人にあんまりその気はなさそうだけどさ。
半分総集編? 第7話。これまでの状況をおさらいしつつ、ちゃんと進行もしている。普段がジェットコースター詰め込み脚本で、今回みたいなクッションも挟むっていうのはなんとも不思議な構成である。このタイミングで一呼吸おくってことは、あとは最終決戦まで一気になだれ込むってことになるんでしょうかね。 各所での小競り合いは基本的に解決のしようがない。先が見えない状態では、結局何一つ信用できるものなど無いのではっきりとした解決は見いだすことが出来ない。そんな中でおさまる問題もあり、類焼する案件もあり。ざっくり言えば大介周りのいざこざは基本的にあんまり解決しない。まぁ、本人に反省してる様子は無いからな。此の期に及んでマリマリと慶作が大介擁護派に回ってるあたりが良いのか悪いのか。マリマリはしょうがないけど、慶作はそろそろキレてもいいんだぞ。周りに見てる人間がいるとひたすら空気を読んじゃうのが慶作の優しさだよなぁ。ガイははっきり言ってくれるんだけどね。 他にも、クソみたいな一般市民とアーヴの間でも一切すり合わせは出来ないみたいだし、アーヴの中でも上層部とミロの間にも意見の不一致がある。挙げ句の果てにリヴィジョンズの中にすら揉め事はあるという。結局、未来人たちですら苦肉の策での新宿転移に臨んでいるわけで、誰一人正解などわからない状況での争いなのだ。いわんや視聴者をや、である。まー、流れからして今回選択した「リヴィジョンズ本拠地急襲」は多分ハズレの選択肢なんだろうけども……。母親救出の見込みが出て慶作がちょっと浮き足立ってるのがなんかかわいそうだ……。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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