最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「観たい映画がいっぱいあるな!」って思ったんですよ。んで、劇場でまず最初に何を見るか考えた結果……これになりました。アニメじゃない! 特撮でもない! ほんとのことさ。まぁほら、過去には「人狼ゲーム」の劇場感想あげてしまったので、アニメじゃないものの記事立てるのもあんまり抵抗無くなったし。いいじゃない、普段あんまり観ないジャンルを観に行っても。
まず、なぜこれを真っ先に観に行ったのかから触れておこう。単なる自分語りなので、万一映画の感想が見たいという酔狂な人は下のとこまで飛ばしていただこう。 ぶっちゃけ、原作小説は未読だったりする。私が読んだのは、コミック版だ。今作に触れた最大の理由は、私がコミック版の作画担当・熊倉隆敏氏のファンだからである。この名前を聞いてどれくらいピンと来る人がいるかも怪しいところであるが、アニメ視聴者的な説明をすると、過去にアニメ化された「もっけ」という漫画の作者である。私は当時「もっけ」がとても気に入り、アニメ放送後に原作コミックを全て揃えた。そしてその後にこの人の漫画が出たらおいかけることにしているのだ。ただ、残念ながら次にスタートした「ネクログ」は4巻で終了してしまった。打ち切られたのかどうかはよくわからないが……作品の内容を見るに、もうちょっとやりたいことはあったんだろうなぁ、という印象で残念無念。 そして、確か1年ほど前だっただろうか。この「12人の死にたい子どもたち」というショッキングなタイトルが書店で目に入ったのである。「おっ、熊倉さん、仕事してたんやん」と思い迷わず購入。当時2巻まで発売されていたのだが、これがもう、最高に面白い。特に、漫画版を読んだことがある人ならご存知かもしれないが、2巻のラストの展開が想像を絶する引きの強さなのである。もう、こんなん見せられたら「早く3巻を! 早く完結を!」と身悶えしてしまうこと請け合いだ。折悪しく、私が見つけたのは2巻の発売直後のことだったため、3巻の発売まで1年近くも待たされることになった。その間に冲方丁による原作小説を読むという方法もあったのだが、せっかく熊倉さんの再構築してくれた「面白い漫画」が途中で止まっているのに、そのオチの部分を別な媒体で知ってしまうのは勿体無い気がして、グッと1年耐えていたのである。そしてめでたく最終3巻が先日発売され、そのままグイッと最後まで。久しぶりに「いやあ面白かった」と放心できる作品だったのですよ。多分原作小説の時点で充分面白いのだろうけど、やっぱり熊倉さんの作劇が肌に合っており、漫画で読めたことがプラスに働いたんじゃないかな。 そんな作品が間も無く実写映画になるという情報が当然入ってくる。「どう考えてもこの作品を実写映画で出来るわけないやろ」とは思いつつ、興味半分怖さ半分。せっかく素敵な読書体験をさせてもらったのだから、いっそこのまま行けるところまで行ってみよう。たまたま視聴が封切り日になったが、まぁ、これも巡り合わせである。「実写になって面白いわけない」と最初から決めてかかれば、それより下にいくことはないという消極的な姿勢もありましたがね。さて、そんなドキドキ体験でしたが結果はどうなったかというと……。
<以下、ネタバレを含む感想になる可能性が高いです。今作については、未読の人は充分気をつけたほうがいいでしょう>
PR モブが雑に豪華、第2話。まぁ、多分今後メインキャラで絡んでくるキャストがとりあえずモブやってるんだと思うけども。福島潤が野次飛ばしてるのがうるさくて最高。あとキャストロール見ててぴかしゃの名前があるのに「あれ? ぴかしゃ出てきたっけ?」って思ってたらCパートで痴女みたいなのが出てきたときの「あっ(察し)」感。 よし、2話目も一切ブレーキかけずにぶっ飛んでおる。1話目ほどのオカルティックナイン展開ではないものの、やはり要所で「こいつら早口だな」って思うところはあるようなスピード感。それでも前回よりは中身はシンプルになっているので、いくらか心穏やかに観ることもできるようになっている。特に今回は敵勢力とこちら側のロボ・ストリングパペットの戦闘をたっぷり見て欲しいという意図があるだろうから、セリフ先行ではなく画面の説得力でねじ伏せにくる形だ。いきなり理想のおもちゃを手に入れてしまった大介に対して、「マニュアルなら全部pdfでバンドルされてるから」ってんでとりあえず起動して突っ込ませるミロもなかなかエグい。でもさ、最近の機械なんて大体そうだよね。取説みないでとりあえず起動すれば音声ガイドとかがあるからなんとかなるっていう。指示に従ってセットアップすればええねん。ロボットアニメはガンダム以前の昔から「パイロットがどうやって操縦できるようになるのか」っていう重箱の隅を突かれることも多く、マニュアル熟読してみたり、なんでも全部わかっちゃうコーディネーターだったりしたわけだが、本作の大介の「とりあえず使いながら適宜AI任せで身体で覚えていく」ってのは、いかにも現代人らしいファーストコンタクトである。昔の人は想像もしなかったことだが、案外、ロボットものの導入ってこのくらいが未来感のある仕様なのかもしれない。 「パンピーがいきなりロボット乗れちゃう問題」のマニュアル部分についてはとりあえずそれでクリア。絶妙にズレがある音声ガイダンスとの対話が現代におけるSiriとの対話みたいでちょっと微笑ましい。そして、「いくらわかったところで身体がついていかねぇだろ」という問題については、まずストリングパペットがどこをどうみても「直感的に手足を動かせば連動するギミック」であることで解決をみている。あまりにダイレクトに繋がりすぎているシンプルな設計は、おじさんたちが幼い日に憧れたグランゾートとかその辺のロボが限りなく現実的になったデザインだ。まぁ、残念ながらあんまり格好良くもないし夢もないけど……これ、現代で運用されてるサポートフレームみたいな機械の延長線上だもんな。でもまぁ、おかげでわかりやすいし、外から見ても使用者が一発でわかる親切設計だ(防御面は大丈夫なのだろうか)。さらに、そんな直感的なインターフェースに加えて大介自身の「運命の日に備えて鍛えまくってきた」設定がここで活きる。筋トレして、常に敵との対決をシミュレーションしてナイフを忍ばせていた厨二少年は……うん、思った以上に戦えてるわ。大介の「いっぺんやりだしたら歯止めが効かない」性格が、未知の強敵との対決ではうまい具合にプラスに働いたようである。まぁ、同じ勢いで同級生殴ったら退学もんなんですけどね。中途半端に厨二妄想が叶っちゃうという、どこか座りの悪い世界である。 そして、そんな世界は「未来に飛ばされた新宿渋谷」というどうしようもないシチュエーション。タイムスリップ物の中でもかなり規模のでかいやらかし具合で、モブのみなさんの慌てっぷりが滑稽だが、まぁ、実際にこんだけのトラブルが起こったらみんなパニックは必至だよな。最近は日本も災害やらなんやらで「大規模な騒動」が頻繁に起こるようになっており、こうした光景もあながちアニメの中だけではないと思えば肝が冷える。さらっとコンビニに略奪しにいってるおっさんなんて、実際に震災の時にはいっぱいいたらしいしなぁ。おっかない話だが……。でも、今の新宿の様子を観る限り、そんな世紀末ヒャッハーもやむなしか。むしろ警察関係者の一部が落ち着きすぎやねん。てらそまさん(キャラ名がまだわからないから中の人で呼ぶ)は、もしかしたら未来人とつるんでるんじゃねぇかと思うくらい落ち着いて状況に対処してるし、飛田さんもどこかピントがずれてるわりには的確に現状を押さえてたりするんだ。みんなしてパニックの方向性が違うから、野次飛ばしてる連中に対しても「そんなこと言う奴おるか?」みたいな変な引っ掛かりがあるのだが、もう、こんだけパニックになったら誰がどこで何するかわかったもんじゃないもんな。確かに、これだけの事態でも「武器を持って敵と戦うなんてダメだ」って言い続ける輩は実際にいそうだもんな。 なんだかどこかリアルもあって、実に人間臭いダメな要素もさらっとネタにして取り回しちゃうあたりが流石の谷口作品。トントン拍子で高校生ヒーローを作り上げるところまでは進んだが、これ、絶対に大介が思い描いたような格好いい展開にはならずにまた暴れるやつだ。さらなるトラブルに期待大。
ようやくカケル解放イベント、第13話。ここまで随分待たされた感じはあるが、まぁ、周りとの関係性が完成しないとダメだもんな。 ちょいちょいほのめかされていたお話なのでだいたい様子がわかっていたカケルの高校時代の事件だが、今回改めてその全容が描かれることになった。まぁ、身も蓋もない言い方をするなら、「スポ根漫画でよくあるやつ」である。だいたいこの手のお話の場合はクズみたいな監督かコーチか先生がいて、手ェだしてしまったせいで甲子園に出られない、というお話になってしまう。ただ、カケルの場合に気をつけるべきは、そんな出場停止を食らってしまった連中が、あんまり「仲間」っぽくないという部分であろう。もともとサッカーや野球のお話ではないので「チーム」って概念も希薄なのだが、榊を筆頭にした同期連中は、今のところ善人らしい描写が1つもなく、ただ自分に生きやすいようにダメな高校部活をごまかしていただけの連中。普通ならば「仲間への責任」から自分の殻に閉じこもってしまう展開はなかなかその正当性を主張して表舞台に引っ張り戻すのが大変な場合も多いのだが、カケルの場合、はたから見る分には単なるスカッと話であまり気にする必要もなさそうなので、むしろさっさと元気になって仕事しろ、くらいのレベルである。ここまでシンプルに割り切れる状態を作ってくれた純正悪役の榊くんには感謝しないとな。 それぞれのメンバーは今更まだカケルが悩んでたなんてことは気づいてない連中すらいるわけで、もうこのアオタケ10人の絆はちょっとやそっとじゃ揺るがない。小難しい話になるとちゃんと王子がそれらしいフォローしてくれるあたりがスタンスを心得ていて助かるし、最近は本当に影に日向にユキのサポートが見えているので、なんかほっといたらいつの間にかデレに突入してしまったみたいな印象である。ハイジが何かいうとどうしても裏がありそうに見えてしまうので(日頃の行いだゾ)、ひねてるようで実は素直なユキの働きってありがたいですよね。 それにしても、このアニメはせっかくのハナちゃんのお風呂シーンも一瞬で終わってしまうんだ……女子高生のサービスシーンだぞ? もうちょっと尺あってもいいじゃない?! まぁ、その後のほっこり湯上り女子高生だけでもいいという意見もあるな。なんかもう、ソースだけでご飯食べられるみたいな状態になってきた。 次回はいよいよ王子の記録会か……そろそろ規定タイム出していかないときついと思うが、まだ彼の走りを見ても達成できるようには見えないのだが……。 悔しいけど嫌いじゃない、第2話。今期は無いと言われていたきらら枠だけど、実質これでいいんじゃないかな。 本当にただ漠然と「なんか可愛い」を貫き通すだけのアニメ。個人的にはメインキャストの重なり具合が圧巻で、赤尾ひかるを筆頭にして夏川・小澤・水瀬(あと久野ちゃん)って、基本的にロリ役メンツがずらりと並んでいる。これだけ甘々なキャスティングでも誰一人被らずにしっかりメインパーティ4人の個性は出ており、わかりやすい大喜利展開ながらもそつなく、そして阿漕に萌えキャラっぷりを見せてくれるのだ。いわゆるテンプレ的なRPGのキャラ配置なんだけど、例えばおかんだと思われていた僧侶が実はゴミ部屋住まいの女子力低い系だったり、ちょっとしたところのひねりもあったりなかったり(まぁ、なかったり)。エルフっ子はナチュラルにユーシャ相手に頬を赤らめたりしてるんだけど、もう、ここ最近のアニメは「主人公の親友ポジ」の人間が全員自動的に百合傾向に進むように導線が敷かれているのだろうか。あのユーシャには果たして惚れるだけの要素があるのかどうか……。結城友奈さんもこんな世界だったら平和だったのだが……。 他にもちっちゃいモンスターが可愛いとか、しつこいような小ネタでもなんか笑ってしまうとか、全般的に「なんか悔しいけど面白い」っていう段階なんですがね。これ、マンネリになって後半退屈になるか、どんどん癖になるかのどっちかのパターンだな。どうなるかなぁ。 がっつり裏歴史だー!! 第5話! え、ごめん、なめてたわ。4話目まで見てもまだ冗談半分のアナザーストーリーだと思ってた節があったんだけど、完全にこれって正史扱いやんけ。 ここまでがっつり本編の歴史を拾っているということは、この作品は立派な「聖闘士星矢」世界において整合性を持っている(少なくとも持たせるつもりはある)ということになる。星矢たちが必死にギャラクシアンウォーズで兄弟喧嘩をしている間、その裏ではすでにアテナを巡る激しい攻防がスタートしていたのである。まぁ、確かに「聖闘士の戦いを見世物にするような女」なのは事実だもんな。悪いのは財団な気もするけど。そこを指摘され、目立った動きを起こしてしまったアテナに対してサガが動くのは自然の道理だ。星矢たちのところに白銀聖闘士が派遣されるまでもうちょいかかるが(それでもすぐだが)、その前に、すでにシルバー連中は出動していたということである。こういう時に「まぁ、とりあえず動ける駒として描いとこか」という扱いの「なんかよくわからないシルバー連中」は本当に便利だし、どこの世界に何人くらいいるのかがもうわからねぇや。 今の段階で原作と比較して釈然としない部分は、多分セインティアという存在が結局なんなのか、という部分だろう。そのあたりについても今回のトークでだいぶ明かされており、正式に「聖闘士」という称号ではなく、あくまでアテナの従者たる侍女たちが武装した姿がセインティア。星座の称号を持ち、聖衣も与えられているが、それがいわゆる聖闘士の聖衣と同等のものかどうかはまだ不明だ。もし「聖闘士の聖衣」と「セインティアのパチモン聖衣」が同時に存在することが可能であるなら、もしかしたらオメガ次元まで含めて整合性が取れるかもしれない(子馬座が同時に2体存在してもまーまー許せる)。まぁ、オメガは「アニメ版の原作準拠」というスタンスが明示されているので、そっちに合わせようとするとますます大変になると思うけど。とりあえず、アニメ版準拠ならそのうちドクラテスが出陣する頃だが、まだそんなそぶりは見えないのでね。 そうして「聖闘士とは別物としてのセインティア」を認識すると、ちゃんとそのあたりの説明がつくようになっていることがわかる。例えば今回出てきた氷使いのおねーちゃんはセインティアだが、アテナサイドの防人として養成されたにも関わらず、なんかの用事で教皇のところにお使いに行ったらそのまままるめこまれたという。しょうがないんだよな。その教皇、「気高い小宇宙」を持っているのも事実だからな。いいやつだけど悪いやつだからな。そら小娘一人籠絡するのは簡単なことだ。そして、シルバー連中の様子をみる限りではセインティアは同列の「聖闘士」とは見なされておらず、せいぜい大奥を守るために竹槍構えてる女中くらいの扱い。そのあとのマユラ戦でもどう見ても戦力扱いされてない。まともに聖闘士とやりあおうとしても無理なのだろう。スポーツと同じく、男女で競技種目が分かれているのである。 しかし、それでもなお男と同じレギュレーションで戦い、「聖闘士」として認めてもらおうと必死に修行する女性もいる。それがいわゆる「女聖闘士」であり、魔鈴さん、シャイナさん、ジュネさんあたり。この人たちは、レギュレーションを超えたことの証として、「素顔を見られたら相手を殺すか愛するしかない」というわけのわからない制限が設けられているのである。今回ついに本気になったマユラさんもこちらサイドの人であり、もののみごとに本職のシルバーを手玉に取っている。セインティアもできればそこまでの実力が欲しいところだが、なかなかそうもいかないというのはどうしようもないところである。 そして、そんなセインティアを事実上の解雇扱いとなった翔子が、道端で名誉主人公・星矢さんと運命の出会い。偶然出会った女の子に「ペガサス星矢だ!」っていきなり肩書きで名乗っちゃうあたりが星矢の相変わらずのところだが、まぁ、この世界は聖闘士の知名度が高いので、せいぜいリングネームを名乗ってるくらいの感覚なのかもしれない。同じ馬属性の不思議な縁。そして姉を失った者同士という奇妙なつながりで、初対面のくせにやたら意気投合しちゃった二人。確かに翔子の単細胞っぷりは星矢にちょうどいいかもしれない。まぁ、星矢の本命は沙織になってしまうわけだが……。とにかくここで見事に原作と本作がクロス。さらにテレビで大々的に放送されていた中継でドキドキシーンの連発。ゲキとの試合はまだしも、紫龍との試合とか、参加者の心臓止まってるのにテレビ放送してていいのかよ。 さらにさらに、出張してきたアフロディーテによるスタイリッシュ拉致監禁。なるほど、本編では最後の最後まで出番がなくて引きこもってたのかと思われていた魚座さんだったが、こんなところで仕事してたせいで出番が遅れたのね。守ってる宮殿が教皇の間と近いから、教皇の世間話の相手とかも務めていたのかもしれない。この人、本編の扱いのせいでダメなやつだと思われやすいけど、結構したたかだし、いろんなこと考えてたりするのよね。 さぁ、事態は二転三転。少なくとも我々のデータには「アテナは一輝戦よりも前にすでに教皇に拉致られていた!」なんて事実は載っていない。ここからどうなるんだろう。黄金連中が出てきてしまうと、そんじょそこらの下っ端じゃ太刀打ちできないから詰んでしまう気がするのだが……ミロかな? またあの人がなんとかしてくれんのかな?
○「マナリアフレンズ」 5 「とにかく片っ端から予約録画だけしておくけど事前情報は能動的に入れないでアニメを観る」という謎スタイルを貫く私なので、今作のように「いざ始まったと思ったら15分アニメだったし、何がなんだかさっぱりわからない」ということも往往にしてあるもんだ。それにしてもこの作品は……なんだったんだ。 15分で得られた情報は、「女の子が可愛い」ということだけだった。世界観も謎だし、それぞれのキャラクターのオリジンもよくわからず、もっとも重要な2人のヒロインがどういうつながりの何者なのかもはっきりしない。まぁ、会話の中身からなんとなくの設定は想像もつくのだが、その後元気っ子の方が巻き込まれたトラブルなんて専門用語が多くてさっぱりだ。「なんやねんこれ」とぼやきながら視聴が終わったと思ったら、ラストに展開されたエンドカードイラスト…………あ、これ、そういう世界だったの? というわけで確認したら「神撃のバハムート・マナリアフレンズ」って書かれてるサイトもありましたね。なるほど、あの作品の世界だったのか。……いや、わからんけども。少なくとも僕がよく知ってる「神バハ」の世界にこんな百合の園があった記憶はないのだけど。でも、世界は広かったみたいなので、きっとあの次元のどこかで、今作はファバロやカイザルとつながっているのだろう。とりあえずそう思っておけばいいじゃない。 視聴後に世界観がなんとなくわかったところで、やはり作品としての情報はあまり増えていないのだが……まぁ、とにかくサイゲ作品なので映像は綺麗。放送される全てのアニメのキャラデザにこれくらいのクオリティが保証されればいいのに、と心底思うくらいに女の子も綺麗で可愛い。そして、この女の子2人が程よく百合展開を導き出すという。OK、ならば見守ろうじゃないか。どこの誰だかわからないけど、ちょっとした亜人要素を持ったドラゴン娘と爆裂お姫様の恋の行方(?)を見守ろうじゃないか。やがてどこに行くんだろうな。 「ツルネ-風舞高校弓道部-」 5→5 変な時期になってしまったが、とりあえずこれにて今期分の番組感想は一応終了(来週プリキュアが控えているけど)。今期感想を書いた数は32本。ショート枠も増えているが、まぁ、だいたいいつも通りくらいの数じゃなかろうか。最近は少しずつアニメの数を減らすことも覚えたけど、今期はそこまで切れるものがなかったなぁ(泣く泣く切ったのはバーハンターくらいかな)。 さておき今作の話。ぶっちゃけ、ドラマとしてはあまり惹かれるものがない。感想を書いている時にもそのあたりには触れていたと思うが、青春スポーツドラマとして、なんだか淡々とノルマをこなしているような印象で、感情的な押し引きに乏しい。もともと狙っている層の異なる作品なのは間違いないだろうが、「Free!」の1作目はそれなりに面白かったわけで、それと比べてもあんまり見たいと思えるような展開がなかった。ラストで師匠が事故っちゃう展開なんかもすげぇ雑に要素を配置している印象だったし、ドラマとしては点数は下げざるを得ない。 それではなんで点数維持なのかといえば、もう、これは思い出補正というか、弓道経験者にしか得られない達成感みたいなものである。途中で「弓返りさせたい」っていう気持ちとか、早気をガンみたいな扱いにする流れとか、「そんなんあるかなぁ」と思ってしまうような描写も少なくなかったのだが、やはり要所で「あぁ、あの頃の気持ち」と蘇ってくるものがあったのは事実なのだ。それは単に「弓道場でしか見られないものが見られるから懐かしい」というだけでなく、きちんと「プレイヤーだからこそ見える景色」みたいなものを捉えて描いていた気がする。スタッフの中にどれくらい経験者がいたのだろうか、もしいなかったのだとしたら、おそらく原作者がそのあたりのコンセプトをきっちり伝えてくれたおかげだろう。 個人的にはやはりクライマックスとなる決勝戦が見どころで、「お前ら、弓はじめて数ヶ月のメンバー入れた状態で18中とかしてんじゃねぇよ!」とは思うが、あの的中続きの中で生み出される異様な空気と高揚感、そういった感情の流れはどこか懐かしい。特に私は主人公と同じ落ちのポジションだったこともあり、メンバー全員の背中を見ながら、それぞれの個性を思い、練習を振り返り、自分の射に全てがこもっているかのような感覚を覚えたことはあったのだ。人生最後の試合(奇しくも今作と同じ県大会決勝である)の最後の1中、あの時の光景は、多分死ぬまで忘れないはず。まぁ、風舞と違って、他のメンバーの不調もあって割とあっさり負けたんだけど(確か12対10とかそんなんだった気がする)。 そうした「真にせまった景色」を見せてくれたことに感謝して、ちょっと贔屓気味の評価にしておきます。でもまぁ、「真にせまったアニメーション」というのはやっぱり京アニの本領ということでね。ほら、弦の音が鳴り終わったら、次はどこかから楽器の音が響いてくるよ。早く春にならないかなぁ! そして、次の曲が始まるのです。
君は、本当に素敵な女の子だね、第48話。そりゃクライさんだって満足するに決まってますよ……かっけーんすよ、はなさんは……。 ラストバトル。盛り上がらなきゃ嘘の1本で、当然毎年の事ながら思い切りリソースをつぎ込んだ名シーンの連発になるわけだが、もう、本当にしびれますわ。歴代主人公プリキュアの中でも、筆頭候補になりうる存在だと思います、野乃はなさん。まさかの劇場版またぎのアンサー。「私のなりたい野乃はな」の姿である。本当に最初から最後まで一本気で、まっすぐなヒロインだったのだなぁ。 最大の見せ場となったのは、やはり単体での特殊変身シーンだろう。バンク以外の変身は過去のプリキュアシリーズでもそこまで多くないと思うのだが、はなの場合、それが「立ち上がり、前を向き、走り出す」という変身になっている。力強い踏み込みからの劇的な復活の演出。劇場版でも打ち震えたものだが、勝るとも劣らない名シーンである。そして、「みんなからの声援を受けて強くなり、巨悪を打倒する」という展開は毎度のお約束であるはずなのだが、今作のプリキュアはそれだけでは終わらない。そう、彼女は他人からエールを受け取り、そこからさらにエールを返すのである。みんなにもらった力を、さらに世界に届けていく。ここでもブレないエールの信念がある。結局、プリキュアとは象徴なのだ。それは人それぞれの持つ知恵であり、力であり、愛であり、そして元気なのだ。全てを受け止め、全てを捧げ、全てを抱きしめる。そんな存在に、はなさんは「成った」のである。 ちなみに、最後にエールに駆け寄ってみんなで抱きつくシーン、ルールーが抱きついているのははなさん本人ではなくえみる(あとほまれ)であることに注意が必要である。 んむ〜、作画がなぁ〜、第2話。案の定の品質なので実に悩ましいなぁ。なんか話の展開は「ミリオンアーサー」と大して変わらないと思われそうなので、作画分負けているのはどうしようもない気が……。あ、お嬢がリボン外してる絵が見られたのは嬉しかったです。 今回も1話1想区で無理やりお話は片付けた。まぁ、この想区はそこまで話は複雑じゃないし、変態仮面の人が顔見せで登場した以外にはあんまりひっかかるところもないのかな? 一応、カオステラーの類例の紹介、それに「想区の歪み」という概念を象徴するドゥルシネーアの存在などによって、この世界で「想区」がどのように形成されているのかを何となく感じ取る手助けにはなっているだろうか。まぁ、多分初見の人からすると「何でこの世界の住人たちはみんなして自分の運命が全部わかってる状態で普通に生活できるの?」っていう疑問が出てくるだろうけど、そこはまぁ、本筋の方でも根本的に解決はされていないところなので気にしたら負けだ。 一応、この世界は本当に「物語の世界」であるため、モブは徹底してモブを務め上げているという特徴があり、「自分は主人公ではないのだ」と認識している一般ピープルは、あまり悩まずに自分たちの起伏のない人生をまっとうしようとする傾向がある。まぁ、処理精度の低いAIしか搭載されていないと思えばニュアンスは近いかな。その分、主人公に近づいて役割の重要度が大きくなるにつれ、運命の書の記述への疑問が生まれたり、抗って想区を歪ませる可能性は上がる傾向にある気がする。想区全体でそうしたイレギュラーを補正する仕組みを内包している場合も多いが(そしてそれが悲劇の元にもなるが)、そうでない場合にはそれが「カオス」となってしまうのだ。まぁ、その辺りの話もおいおい出てくるかな。前回の赤ずきんの場合は「主人公が自分の運命に争う」というお話で、今回はカオステラー自体はあんまり重要じゃない。次のシンデレラあたりから、少しずつ「役割を全うすること」への疑問も生まれてくるかな。 そんなわけで、次回はシンデレラであり、ようやくゲームでは1話目となるエクスの物語の幕開けが語られる。なぜこの順番になったのかはよくわからないのだが……最初にエクスをアリスにコネクトさせたかったのかな。別にジャックからスタートでもいい気がするんだけど。とりあえず次回がシンデレラで確定。そして、公式の呟きで「エンディングの映像の順番」に言及されていたので、その後は一応「宝島」→「白雪姫」→「雪の女王」→「桃太郎」→「アラジン」→「ジャンヌ」→「アリス」と並んでいるのだが……いや、流石にこの順番はおかしいよな。白雪姫の想区はあの白雪姫の想区ではないな。もしかしたらレイナの物語の本質部分は白雪姫の話から完全に切り離して、アリスの後に「最終編」として持ってくるのかもしれない。勝手に想像してみると、確定している想区は2話目までのものも合計して9個。このうちアリスは流石に2話使う必要があるので10話分。桃太郎も本当は2話欲しいところだが……しょうがない。すると残りの話数で「想区とは独立したお話」が展開できる……かな? 強引に白雪姫まででやるべき話の中身を全部やる……となると、本当に後味の悪いエンディングになってしまうのだが……。いやまぁ、仮に万象の想区までやっても、さらに後味は悪くなるだけだが。エンディングにフェアリーゴッドマザーのイラストが出てくるのだが、こっちは多分来週のシンデレラで顔出しするんだろうね。 ただ、こうして想区を並べてみるとほぼ確定となる要素が1つあり、それは「ファムが出てくる想区はカット」ということである。事前にキャスト発表がない時点で予想はついていたが、おそらくこのアニメシリーズではファム・クロヴィスは登場しないってことなんだろう(エイダ・サードはいうまでもなく)。ファムがいないグリムノーツって、長門が出てこないハルヒみたいなもんだと思うのだが……どうしよう。もし2期が作られるとしたら、その時に西遊記からスタートってことになるんでしょうかね? まぁ、それはそれであり……か? いや、だからさ、もうストーリー進めるのは諦めてさ、もっと今作の魅力が詰まったサイドストーリーをアニメにしようよ。豆の木登ろうよ。カオスヒーローをお仕置きしにいこうよ。絶対そっちの方が人気出るから。 おまけ・今週の俺 : ドロテア登場に満を辞してこれまで貯めていた石を大放出しましたが、170連回してハンスのみゲットでフィニッシュです。来週以降もまだドロテア狙うかどうか……。
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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