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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 満遍なくファニー、第2話。なるほど、こういう不条理な雰囲気で突き進む作品なのね。会話を「流れ」で把握できないシナリオになっているので、ちょっとでも目を離すと何してるかわからなくなる可能性がある。そして、ちゃんと見てても何言ってるか分からないときだってある。それが面白い。

 グロの部分は容赦無くグロいんだけど、こうしてみるとやっぱりグロとかホラーとか(そしてエロとか)って、周りの雰囲気作りが大事なのだな、ということがよくわかる。今回だって「ゴミ袋の中に生きてる人の首」なんてシチュエーションだけで考えればかなりのホラーだしグロな描写があったはずなのだが、周りの連中がそのことに対して一切の畏怖も恐怖も持っていない。ただ淡々とその事実を受け止めて、それが当たり前であるかのように対処している。だからこそグロくもなければ怖くもなく、むしろ「なんで首だけやねん」とファニーになったりもする。この世界にはまともな頭のやつの方が少ないようなので、誰のどんな面相を見ても、だいたいが「普通」か「ギャグ」かに分類されてしまうのも不思議な感覚だ。

 そうしてエキセントリックな画面で見た目にはファニーを強く打ち出す内容になっているのに加えて、どうにもネジの外れた連中が多いので日常会話までがファニーだ。いや、これを日常というのもどうかと思うが……彼らにとっては普通に世間話だったり、仕事の話だったりするのだろう。そんな中に魔法が平然と関わってくるせいで、彼らの常識は我々のものとはかけ離れてしまい、通常の「会話のキャッチボール」すらろくにやる気がない。まだカイマンの方がよっぽど理解できる行動理念になっており、敵サイドの謎のご陽気食事会のシーンは、ことごとく会話があさっての方向に飛んでいく様子が実にファニーである。こういう「狙って外す会話」って、書こうと思うと結構難しいものなのだが……今作の場合にはそれがきちんと「ずれてるゥ!」って気になるし、笑いに繋がる構造を作り上げている。こういう楽しみ方ができる作品は良いなぁ。

 アニメスタッフの方もそうした不条理は強めに押し出せるように作劇しており、「どこをとってもなんか変」っていう賑々しい画面は一筋縄ではいかない。ふざけたように見えるけど、これだけ雑多な画面に必要な情報がきちんと乗っている現状はお見事である。このままの調子で、ずっとクオリティを維持してくれるといいなぁ。

 

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 ごめんなさい嘘です……作品タイトルは「メイドインアビス 深き魂の黎明」です……。いや、でも正直「マルルクちゃんを観た時点で逃げ出した方がよくない?」とは思ったよね。あのほんのちょっとの幸せを胸に抱えたまま平穏に帰ろうかとは思ったよね。オーゼンさん、久しぶりにみたけどほんとに度し難い人で最高だったわ……。ちなみに「マルルクちゃんの日常」はコンテ演出担当が「ゆゆ式」なんかでおなじみのかおり監督なんですよ。それだけでもなかなか良い作品であることがわかると思います。まぁ、作者の性癖の塊みたいなストーリーですけど。で、そんな時間が終わると、本編が待ってるわけですよ……。

 

<一応ネタバレ注意って書いとくけど、どうせみんな原作読んでるだろ>

 


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○「BanG Dream! 3rd Season」 6

 というわけで、無事に今期新番チェックもゴールに到着である(プリキュア除く)。今期新番チェックの本数は38本。ネトフリ下りの2本を除いても36なので一応夏クールよりは多い。そして、多分秋クールよりもずいぶんカロリーが高い。これに継続作品や記事立てしていないショートアニメなどを含む総勢54本が今期チェック作品ということになるが、さて、どのように調整していったもんか……。まぁ、ケセラセラ。

 さておきバンドリである。まぁ、あんまり冷静な判断はできない作品なので雑に6点つけて様子を見るが、多分思い入れゼロならもう1点2点下げててもおかしくないんだろうなぁ、という気はするんだ。ほら、CGは癖があるし、キャストに棒も混ざってるし(てか多いよな)。普段だったら拒否反応を示す要素は多いんだけどね。今作に関してはちょっとね。贔屓するからね。むしろ「なんでレイチェルさんこんなに無難に仕事できんの?」っていう方を褒めていくスタイル。

 何がずるいって、アニメの制作期間だったこの1年で、リアルバンドの方でRASの好感度を爆上げしているという事実だ。我ながら本当にちょろいが、ここ1週間は延々「約束」と「Hell! or Hell?」をリピートしている人生だ。そんな状態にいよいよRASのエピソードを叩きつけられて、楽しむなって方が無理な相談だ。この辺りももしかしたら木谷社長はじめブシロードの狡猾な運営陣の仕込みのなせる技なのかもしれんのだが、1年前に予想してた「2期目でRAS結成エピソードをやる」っていう展開だったら、正直そこまで入れあげてなかった気がする。まだRASについては色眼鏡で見てたし。「そんな脇役バンドの話されてもなー」くらいだった気がする。しかし、この1年でどうしたことか。私はヤベーやつに取り込まれた結果、「アニメ1話で一番盛り上がったのってますきさんのセーラー服姿だよね?!」と目をグルグルさせながら飛び上がるくらいになってしまっている。いや、でもますきさん、ずるすぎませんかね、あの造形はね……。中の人のことを知れば知るほどに、プロジェクトの推している「虚構と現実のブレンド」戦術にどんどんハマっていく私。チョロい。チョロすぎる。

 でもさー、ほんとにRAS最高なんだよー。助けてよー。チュチュ様がほとばしり、パレオがキーボードメイドとかいう謎の役職を名乗る。そして最終的にロックがRASで一二を争うやべーやつになるまでのエピソードが描かれるんでしょ? なんだよそれー。そりゃ見るわー。まぁ、まさか1話目でこんなにあっさりチュチュに見つかるとは思ってなかったけども……今回は流石にポピパがゴタゴタすることもないだろうし、ドラマパートをメインで牽引するのは六花ってことになるんでしょうかね。あんまりうじうじせずにスパッとブチギレギターをかき鳴らして欲しいもんですけど。ただ、そうして六花とRASを掘り下げれば掘り下げるほど、今度は絡みにくい残り3バンドは空気になる気もするし……悩ましいね。個人的には、別に全てのバンドに気を使う必要もないし、ここは開き直ってRAS・ポピパ・Roseliaの3バンドを中心にした展開でもいいとは思うんだけども。

 まぁ、どうせ今期だってえげつないくらいに商売っ気をフル回転させてとんでもない展開を用意してくれるに違いない。3月まで放送して最高のテンションで5月のドームに繋げるのが理想だろうし、ここでヘタは打たんよ。とりあえず、今期の放送で何曲くらいRAS曲に映像がつくかが一番の注目ポイントです。チュチュ様の活躍が見られるようにするにはやっぱり EXPOSEがいいな……いや、新曲推しならドラクレでもHellHellでも。

 最後に書ききれずにはみ出た1話のツボポイント。その1、おたえともちもち。幸せだ。その2、エンディングの猫まみれ友希那さん。隣のチュチュは猫と喧嘩してたんかな……。

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 ハラキリサンシャイン?? ハラキリサンシャイン!!! 第3話!!! まさかこんなところで再会できるなんて!!! いやー、びっくりしすぎて三度見くらいしたわ。いや、実は実際に画面に登場したときには「あれ?……まさかね……」ってスルーしちゃったんだけど、キャストロールで流れてきて三度見した。まじでお前だったのか。こんな形でこっそり生き続けるキャラクターって……。

 いやぁ、それでもやっぱりいっぱしの大森貴弘ファンなら無視できない事象でしょう。あの不朽の名作兼迷作である「サムライフラメンコ」からすでに7年もの時が経っているというのに、監督の中ではきちんとハラキリサンシャインが息づいているのだ。なんだかそれだけのことで嬉しくなってしまうね。なんだったらアンサンブルーとかも出てきていいのよ? いや、どうやって出せっちゅうねん、って話だが。これ、絶対に原作には出てきてなかったわけで、原作サイドにはちゃんと断って出演させてんのかなぁ。そして、日本全国でどれくらいの人が気づいて、さらにどれくらいの人が嬉しいのかなぁ……まぁ、気にしない人はスルーするだけだし、私みたいに刺さる人間がいればそれでいいのか。

 というわけで、ハラキリサンシャインの名前が出したかっただけで記事立てしたのだが……難しい作品ですね。結局「他人の記憶に入り放題、さらにそこからヤマとタニを見つけて割と簡単にいじり放題」っていう設定なので、どこで現実と空想の線引きをするかが難しいのよね。チート能力なのは間違いないし、今のところ司たちを邪魔する勢力なんてのも出てきてないので、能力持ちの人間はやりたい放題。まぁ、ある程度の制約というか、能力を使うための条件があるってのはここ二回で説明されているわけだが……どうしても急ピッチで話が進んでしまうので、あんまりハードルになってる感じがないんだよね。今後はそこにハードルが立てられるのか、それとも能力持ちどうしでいざこざが進んでいくことになるのか。ラストの展開からすると多分後者になる気はするんだけども……まさかメイン2人の関係性や桂木との関係性にまであんな歪みをはらんでいるとは……ほんと、何を信じていいのかわからなくなってくるアニメだよなぁ……。

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 食堂のおばちゃんのキャスト誰やねん、第3話。ただでさえキャストの少ないアニメで突然見たことのない名前が出てきたからびびったわ。

 さて、今期新番組もあらかた放送されて落ち着いてきたので、3話目から個別感想を書く作品を模索していくことになるが、第一印象で抜きんでていた今作はどうだろうか。毎度毎度本当に刺激的な画面を見せてくれるのだが、残念ながらこちとらアニメーション技術については大して詳しくもないので、なかなか今作についての有意味な感想が書けないのがもどかしい。結局大半のアニメファンなんて「なんかすげぇ」で終わってしまうものでなぁ。

 それにしても、今作の場合は本当に「アニメを作ること」という楽しみに内容が肉薄しているおかげで、1つ1つのツールの意味合いが際立っているのがおいしいし、ありがたい。普通のアニメでどれだけ作画がほとばしろうとも、受け取る側が流してしまえばそれでおしまいだが、本作では作品内でダイレクトに「動画とは如何様なものか」ということを繰り返し話題にしているため、視聴者側はどうしたって動画に注目せざるを得ない。前回の風車のシーンもそうだったが、「女子高生たちが色々言ってるけど、実際に日本のアニメーターはそんなことできんの?」ってな意識が強く立つわけだ。そんな風にしてどこまでも自己言及的なアニメーションなので、あげまくったハードルを乗り越えるのは大変なことだと思うのだが、幸いにして今作はその辺りの任を見事にこなしてみせている。これがNHKマネーの力なのか、単に湯浅さんのスタジオに地力があるおかげか。

 作中では浅草氏と水崎氏の理想のアニメーションが語られ、設定厨の浅草氏が見せる、ギリギリで現実と嘘がせめぎ合うアニメーションの面白みに加え、水崎氏が思い描く「動きの妙」がこれでもかというくらいに自己主張を繰り返す。この作品の宿命として、そうした「ネタ見せ」以外のパートでも何気ない動画にどうしても目を光らせてしまうが、それこそ作中でバラされていたような省エネ作戦も駆使しつつ、文句なしで成立するレベルに引っ張り上げているのは偉い。個人的には手足の長い金森氏がどんな動きになるのかっていうのが一番興味のあるところだったが、例えば電車に乗るときにちょっと頭をかがめて入るところとか、そういう動きには文字通りに「筆を割いて」いるのがわかるのである。

 あとは大見得を切った「動画勝負」のパートを堪能するだけ。今回の演出でいうと、たとえばスケッチブック旅行のシーンなんてのは遊び心に溢れていてとても良いし動画用紙のラフが駆け回るところなんかも「省エネ」のはずなのにやたらとカロリーが高いのは笑いどころかも。そして水崎氏の渾身の訴えからの様々なモーション作画の妙。アニメーターさんが机の上で刀をいじる何気ない仕草からお侍さんの大立ち回りシーンにつなぐことで様々な作画のカロリーの違い、見せ方を意識した時のアニメの力というものを見せつける配置。本当に今作「ならでは」の展開だ。

 思い返すと、こうして「アニメ製作」そのものをテーマにしたアニメ作品って、あんまり目立った成功例がないんだよなぁ。多分筆頭に出てくるのが「SHIROBAKO」だと思うが、あちらはどっちかってぇと「製作」じゃなくて「制作」のお話だったしね。そういやあちらも劇場版の放映が近づいてきているらしいが……なんとも奇妙な巡り合わせ。今年はアニメofアニメの年になるのかしらねぇ。

 

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「ライフル・イズ・ビューティフル」 5→4

 まだまだ残ってるぜ、前クールの放送終了がッ! あと2本あります。ぶっちゃけるとバビロンとアズレンなんだが、後者は3月終了予定なので、正直チェックするの忘れそうだし、チェックしたとしても感想書けない気がしますね。

 さておきこちらは総集編1回挟んだだけだけど、放送スケジュールのせいなのかここまでずれ込んでしまった作品。他の作品と違って、全体的に悲壮感はない出来上がりだったのであんまり万策尽きた感も無かったのだが、ダメなものはダメだったようだ。残念無念。ただ、先にフォローしておくと「題材の割には頑張ってたアニメ」だとは思う。これだけ地味で、共感も起こらず、起伏の乏しい内容であるにも関わらず、部活もののドラマとしては程よく成立しており、一応は1クールを満了している。そのこと自体は評価されても良いとは思う。

 ただ、やっぱり致命的に地味すぎるのである。まるでアニメ業界における「美少女動物園」というジャンルに挑戦すべく、どこまでコンテンツを削ぎ落として「単に女の子がきゃっきゃうふふしてるだけでアニメって人気が出るんだろ?」というテーゼに挑戦しているかのようである。本当に「なんとなく」レベルでのライフルの緊張感が得られることは得られるのだが、やはりそれとて添え物程度。結局勝負は「女の子が何を考え、どう動くか」という部分に集約されていく。それだけの内容で興味を引っ張り続けるってのは並大抵の難題ではないだろう。今作は、さすがにそこまでのパワーを持つに至らなかったというだけの話である。

 せめて競技自体にもうちょい動きがあれば……というのが最大の悩みだが、それ以外にも、競技が個人戦にしろ団体戦にしろ、なかなか人間関係を形成しにくいというのも問題で、全国大会の会場で様々な高校が集まってキャラが大挙していたが、結局最後までそれらの外部の人間との接続は虚ろなままであった。もう、ここまできたら割り切って広島に行かずに2校かせいぜい3校くらいの関係性でまとめてしまうのも手だった気もするが……それだとますます起伏がなくなってしまうかなぁ。どういじってもこれ以上の結果は望めないような気が……。

 まぁ、とりあえずやってみることが大事だ。「ツルネ」に引き続いて、今度は女の子版の射撃スポーツでも今ひとつという結果に、今後も業界はこうしたジャンルの扱い方を考えることになるだろう。多分、あんまり取り扱わない、っていうのが正解なんじゃないかな。

 

 

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1月18日 ドラフト模様(THB×3)

ピック順 【Thraxi】→【Metallica】→【Alessi】→【Serra】→【Logical】→【Tanaka】→【Chrolony

 

 新環境ゥゥゥゥゥ!!! というわけで、さっさと年に4度のスペシャルイベント、新環境に突入だ。もう、最近はいろんな媒体でガンガン先行してるせいで先行販売のこのドラフトすら大して先んじてる感が無いのはどうしようもないな。参加者のうち何人かはすでにアリーナとかMOで触ってから参加してるしな。「アリーナやり続けてたせいで、ほぼ寝てないんです」とかいうアホもいたしな。ちなみに僕はBOX先行購入のためにプレリに参加しなきゃいけなかったわけですが、プレリの方は「もう、こんなもん全勝しかないやんけ」みたいな訳のわからないパッケージを渡されて逆にきつかったです。何しろレアだけで「ウーロ」「タッサ」「クラーケン」「狼のまとい身」「ネシアンの猪」と5枚イン。もう、他のパーツが適当だったとしてもドローしたらどっかにレアが混ざってるわけで、そりゃ勝つわ。まぁ、2−1だったんですけどね……。そんな状態でのドラフトでしたが、まぁ、最初はみんなしてレッツ迷走だよ。全体的に「この環境、どうなの……」みたいな空気になるのもお約束といえばお約束……かなぁ。

 次回は通常通りに土曜昼開催予定です。レギュラーですでに1人欠席予定者が出てるけど外から1人参加予定がきてるから、結局6人かな?

 

 


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○「理系が恋に落ちたので証明してみた。」 5

 サブタイのイメージが「僕勉」に似てるせいか微妙にイメージがかぶる。内容は特に関係ないけど、どうしても理系キャラのテンプレートって偏るよね。まぁ、あっちの理系は割と不遇だけどさ……。

 原作はちょっとだけ既読、お約束の漫画喫茶パターン。手元の履歴によると2年ほど前に単行本1巻を読んだ記録が残っている。確か、このくらいの時期にウェブ広告がやたらと目につくようになっていて、試しに1巻だけ読んだものだと思われる。特に悪い印象もなかったのだが、そこから続刊を読んでないってことは、まぁそれいくらいのものだ。正直、漫画喫茶で無数の選択肢の中から続刊を追いかけるモチベーションってかなり大きなものじゃないと無理なのよね。そういう意味で今期のアニメ作品は「ケンガン」「ランウェイ」とかなり原作が良いものが多いとわかる。

 で、そんな何となくみたことがある1話目だが、漫画を通読しなかったとはいえ、別に印象が悪いわけではない。そりゃもちろん「理系のことバカにしてんのかwww」みたいなツッコミは当然入るわけだが、同じような過程はすでに「オタリーマン」みたいな作品でも通過している部分であり、戯画的に嘘を固めた「キャラクター」としての理系像はいちいち突っ込んでいても意味がない。作者だって、ある程度その辺は分かった上でギャグとして成立させるために作っているわけで、極端な話、ボーボボ相手に「鼻毛は伸びねぇよwww」って文句を言うのと一緒である。この漫画を「あるあるネタ」として楽しむのは無理があるが、あくまでキャラ物のラブコメとしてみるなら問題なく成立している。

 まぁ、だからと言って面白いかどうかはさらに別問題になるわけだが、少なくとも「ラブ」の部分の可愛らしさは嫌いじゃない。だってヒロインの造形の阿漕さは萌え要素を各種複合してる状態なわけで、好みに合致するならニヤニヤできる部分はあるだろう(多分、分野が理系に近くて真面目な人間ほど、「こんなキャラありえない」ってんで嫌悪感が強くなる可能性はあるのだが)。まぁ、身も蓋もない話をするなら、「タイトスカート+ストッキング+シャツ+白衣のコスチュームってエロくね?」という個人的な嗜好が大きくプラスに働いてる気はするのだが。ほら、オープニングテーマのPVの天さんの白衣とかすげぇいいじゃん(個人の感想です)。つべにわざわざPVの長いバージョン探しにいったのに、なぜか白衣の時の足元が全然映らないんですけどタイトスカート+黒ストじゃないんでしょうか、どうなんでしょうか。

 何の話かわからなくなってきたけど、とにかくこうしてツンデレのバリエーションみたいなものをずれたシチュエーションで楽しむだけの作品なので、特にここから発展的な面白さなんかは期待するものではない。その分だけ気楽に追える作品なんじゃなかろうか。まぁ、15分枠とかでええやんけ、って気もするけど。ところで、何で初見で最初に連想したのが「30歳の保健体育」だったんだろう。いやまぁ、似てるっちゃ似てるかもしれんが。

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○「ドロヘドロ」 6

 一昔前までの認識だと2クールものの主軸となる春・秋クールの方が気合の入ったアニメが多く作られる印象があったんだけど、今期は明らかに秋クールよりも作り込んだ作品が多い。一連のネトフリ下りの放送も重なってるけど、やはり少しずつアニメ制作側の姿勢も変化してるってことなんだろうな。

 原作未読。タイトルだけなら小耳に挟んだこともある気がするのだが、タッチする機会はなかった。せっかくなので確認したけど、スタートが「IKKI」でそこからいろんな雑誌を転々として最終的に「ゲッサン」ってんだから、そりゃ見る機会ないわな。おかげで先入観無しで見られるわけだが、そんなところに出てくるのがこんな素っ頓狂なものだとやっぱり度肝を抜かれる。いや、トータルではそこまで驚きってほどでもないんだけど、露骨に人を選びそうなデザイン性は実にチャレンジング。そして、思い切りダークで、アラートが出るくらいにグロ方向にまで寄せた世界観だってのに、どこかコミカルで憎めないところもある一筋縄ではいかないこの空気。まだまだ何一つわからないってのに、どっか気にさせる導入はお見事だ。こういうのが「よく分からんけどそれでも構わない1話目」のお手本みたいなもんじゃなかろうか。

 前クールの作品だと「ノーガンズライフ」が近いといえば近い。ヘンテコ頭の主人公が下町の事務所で暴れてなんかデカイ組織とバチバチする設計。さらに異界との接続関係なんかを見ると「血界戦線」あたりも近い作品に数えられるかもしれない。「異質さ」を強めに出せる画面作りが徹底すれば、オンリーワンの魅力をこれからも引き続き発信することが可能だろう。製作はMAPPAだし、監督の林祐一郎という人は「賭ケグルイ」なんかの監督も務めているので全体的なディレクションはあまり心配していない。

 中の人の話は不要かと思うが、でもやっぱり触れたいのは主人公役の高木渉だろう。「ノーガンズライフ」の十三が諏訪部ボイスでがっつりハードボイルド風味を醸し出していたのに対し、こちらはあからさまにコメディに寄せるためのキャスティングだってのがわかるようになっていてありがたい。やっぱ一言で空気を持って行っちゃう役者っているよなぁ。ヒロイン役には近藤玲奈が配されている。メインで活躍できたのが「スロウスタート」くらいしかないのであんまり印象がないのだが、ヒロイン割と可愛いっぽいので期待したいね。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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