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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんて展開だ……第8話。誰も得をしないバトルになるあたりがいかにも今作らしいところだが、かわいそうな日笠があんな目にあっちゃうのが一番の災難だったと思われる。ハッピーバースデーの歌って300年後にも歌い継がれてるんでしょうかね。

 このままじゃ人類もジリ貧だ、ってことで決まったリヴィジョンズ基地特攻作戦。今回ミロも確認していたが、基本的に「機は熟した」っていう作戦ではなく、「もう、それくらいしか残された手が無い」という作戦。偶然にも大介の叔父さんが基地の場所を把握してたおかげで実現したわけだが、多分これがなければお手上げだっただろう。それにしても、大介の叔父さんの胡散臭さもなかなかのものである。まぁ、単にCVが櫻井なせいだと思いたいが……「完全に収監されてたはずのリヴィジョンズ基地から単身で脱出」「その後無事に渋谷まで逃げ切る」「その道程と基地内のマップをばっちり覚えている」「その後渋谷の活動の取りまとめを申し出る」。これだけ揃ってるんだから、普通に裏切り者事案ですよ。まぁ、現時点では現代人がリヴィジョンズと手を組む意味はほとんどないし、リヴィジョンズの連中もわざわざ「餌or資材」である現代人のことなんか気にしないとは思うのだが……。

 叔父さんのことは深く考えないことにして、いよいよ今回のオペレーションである。一番びっくりしたのが、大介を取り囲む面々が割と和気藹々としていたことである。前回までの顛末を考えれば、別に大介が反省したわけでもないし、奴へのヘイトが下がる理由はないのだが、明らかに「大介と一緒に頑張りましょ」みたいな空気ができている。マリマリは抱えている感情を考えれば仕方ない。慶作もいつも通りのノリだからよしとしよう。分からんのはルウだよな。なんかこいつ、最近いきなり大介寄りのポジション取るようになったよな。何も考えていないのか、それとも案外気を使うタイプだったのか。そんなルウが容認してるもんだからガイの方も渋々受け入れるしかなく、気づけばみんなで肩組んで円陣作っちゃうくらいに団結していた。まぁ、そうでもしないとこんな急ごしらえの作戦の勢いがつかなかった、というのもあるかもしれないけどさ。

 人質解放任務は実にあっさり完了。ただ、残念ながらすでにぶっ殺してしまったシビリアンに関しては人質を生かしておく必要もなくなってしまい、一部の人員は燃料タンク送りになっている。そして、その中には慶作のおかんも含まれるという。ニコラスの暗躍により、目の前で実の母を溶解されるという最悪のシチュエーションを目の当たりにしてしまった慶作。かわいそうすぎる。今までだって一番嫌な部分をおっかぶされてきたというのに、此の期に及んで天はなお慶作に試練を与えるというのか。さすがの慶作も唯一にして最大の拠り所を失ってブチギレてしまい、大介が止めなきゃいけないレベルの暴走モードへ突入。そのまま止まることなく、たまたま目に入ったチハルさんをぶっ殺すという、大金星なんだか破れかぶれなんだかよく分からない展開に。あの流れはどう見てもニコラスが狙っていたようにしかみえないのだが、やっぱり踏んづけられてイラついてたんですかね。一部の性癖の人間からすれば日笠ボイスのハイヒールに踏んづけられるのはご褒美でしかないのだが……。別にあのボディだったらダメージもないんだから放っておけばいいのにね。

 そんなリヴィジョンズの内ゲバ(?)もあり、多分チハルさんは存在抹消。そのついでに慶作もどっかに行ってしまった。人質の大部分を解放し、当面の問題を解決できたのだからオペレーションとしては成功だったと思うのだが、それでも大介は「運命の敗北」とまで言って自分の不甲斐なさを嘆いている。これまでだって散々失敗してきたくせにイキり続けてきたが、目の前で慶作を失ったことが今までにないダメージになった様子。そういう意味では、慶作の果たした役割ってやっぱり大きかったし、大介にもいっぱしの仲間意識はあったってことなんだよな……。現時点では、こないだ襲ってきた謎の存在の正体も解明されておらず、まだまだ問題は山積している。結局、どうやったら現代に帰還できるようになるんだろう……。

 

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 王子頑張ったよ……第19話。もう、それだけで何もいらない。

 今回は1区2区3区。ただひたすら駅伝で走る選手を写している画面が続いているのに、一切緩むことなくドラマが紡がれる30分。単に勝負をしているわけではない。それぞれが何故走るのか、どこに向かって走るのか。そこにドラマがあるのだなぁ。

 王子の走りは、誰もが「できるだけ周りから離されないこと」を目標だと考えている。当たり前だ。これまでの王子の実力を見れば、完走するだけでも儲けもの。順位だのタイムだの、そんなことを気にするレベルには無いはずだった。しかし、これもレースの運なのか、1区は例年よりもスローペースで勝負が進み、王子もギリギリ集団に食らいつくことができた。気づけば最後にはフォームもぐちゃぐちゃになり、他校が勝負をかけた時にはさすがに着いていけなかった。しかし、そんな絶望的な光景を見ても、王子は走るのをやめなかった。いつも通りに悪態をつき、ただひたすら好きな漫画のことを考えて走る。それが彼なりのモチベーション維持法、これまで1年近くもの苦行を支えてきた心の支え。しかし、いつしか彼にとって仲間たちが力に変わっていた。王子に気を遣うハイジも、中継所で待つムサも、王子の一歩をしっかりと支えている。ただ走るだけなんて馬鹿げた行為に、王子は無情の喜びと達成感を得る。彼の人生に、かけがえのないものが芽生えたことの証である。ラストには滅多に見せない笑みを浮かべながらの完走。走りきった王子の精根尽き果てた表情は、疲労の中にもこの上ない達成感に満ちていた。

 そんな王子の走りを受けて、「エース」ムサが激走を見せた。やはり元々の素養があったのだろう。仲間の走りに刺激されて普段は穏やかな走りを維持していたムサのリミッターが外れる。彼の脳裏には病身の神童の姿もあったのだろう。背負った役割を全うし、ムサは最高の結果を叩き出した。周りの評価も、似たような姿の同郷人の活躍も関係ない。ムサは、ムサにしかできないことを成し遂げたのだ。

 そしてジョータへと襷が渡る。王子の激走、そしてムサの快挙。お調子者のジョータにとって、こんなにもテンションの上がる出番もなかろう。しかし、意外にも彼の心中は穏やかなもので、そこには直前のキングとの対話も関係していた。来年もまた走れるのかどうか。それを考えた時に、ジョータはどうしても弟のことを考えてしまう。これまで全く同じだと思われていた双子。しかし、そこには本人たちにしか分からない歴然とした差があったという。走ることで見つけたそれぞれの道。兄はここで、弟の背中を叩くためにせめてもの花道を飾る……

 だけかと思ったんだけどね! 来ちゃったね! ハナちゃん来ちゃったね! 彼女は果たして何を考えていたのか。そして、それを襷と一緒に託しちゃったお兄ちゃん。次の弟は、一体何を考えて走ったらいいのやら。そしてさらに、レースは山道へと続いていくことになる。次回のサブタイトルは「壊れても」。神童さん……。

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 ローナ姫の名前の由来ってもしかして「RPGでさらわれる姫」のパイオニア的存在であるロー○姫なんでしょうか、第8話。だとしたら最終回は延々ユーシャちゃんにお姫様抱っこされた状態で「ゆうべはおたのしみでしたね」とか言われることになるんだろうか。

 なんだかシリアスとギャグの間の、確実にギャグ側なんだけど微妙に隣の匂いもする不思議な領域を突いてくるようなお話。毎回そんな雰囲気を感じながら「まぁ、そんなはずないんだけどね」と思っているわけだが、一応「宿敵の魔王を倒すための存在である勇者」が主人公なので、いきなりまじバトルになる可能性もゼロではないんだよな。まぁ、その魔王が完全に指導者としての保護者責任を感じてしまっているので、もしラストバトルがあるとしたら誰と戦ったらいいのか分からないのだが(だからチビと戦ってほしい)。どこかに封印しごろの邪神でもいないのかしら。

 今回はどっちかというとユーシャパーティよりもマオの活躍が目立ったお話。ちゃんと手に職を持ち、人間としての規則を守って清く正しく生きるマオちゃん先生。やろうと思えばまさに魔王らしく「ほしいものは力づくで」奪えるとは思うのだが、そうはせずに労働から賃金を得て生活しているため、私室が質素でなぜかローナとの対話も木箱の上。先生なんだからもうちょっと内装には凝るくらいの収入があってもいいと思うのだが……むしろ帰って寝るだけの部屋にあまり興味が無いタイプなんですかね。こないだのお話だと冷蔵庫(?)の中も空だったし、仕事の後は酒場で管巻いて寝るだけなのかも。そしてローナの誘いには乗り気でなかったのに、積まれた金の額で心が揺らいでしまうという俗っぽさ。まぁ、どちらかというと王室の方が圧倒的に俗物だけど。この国の王室、大丈夫なんでしょうかね。四天王は優秀みたいだけどさ。

 そして、まさかのタイミングで実現してしまった「現時点でのユーシャVS魔王」の図式。戦闘と言っても完全なワンサイドゲームで、なんと開始数秒で3人を無力化。かつてマオが経験したユーシャ戦とはえらい違いだが、もしかしたらあの反省を活かしてユーシャたち4人が連携できないように処理しただけなのかもしれない。多分あのまま本気で攻撃してたら今のユーシャは太刀打ちできずにそのまま人類が滅ぶ可能性もあったのだが……マオちゃんは別にそういう部分に興味は無いのね。「どうせこいつを倒しても次の勇者が来るしなぁ」くらいの気持ちなのかもしれない。餌をぶら下げられても結局スルーしたのはマオもそうだし、ローナもそうだし。さて、勇者ってのはどれくらい実動する職業なのか……。

 次回は待ちに待った(?)メイのメイン回だろうか。今週はドヤるべきタイミングでどやってたので文句は無いんですが、カルタードの歴史について、もしかしたらマオちゃん先生はその成り立ちを知ってるかもしれないんだよな。実際のところ、あれってなんなんでしょうね。

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3月3日 ドラフト模様(RNA×3)

ピック順 【Chrolony】→【Alessi】→【Thraxi】→【Serra】→【Sea-chcken】→【Tanaka

 

 もう、週末がせわしなかったせいでドラフトで何があったか覚えてないわ。歳をとってからめっきり記憶力とスタミナが弱くなってのう……。そもそも前日にたほいややって3時間睡眠でドラフトに挑んでその後すぐにセカンドたほいやに入ってその日のうちに譜の作成したりしてんだから、そりゃ合間に入ったドラフトの記憶なんて無くなって当然だよな。まぁ、朦朧としたままでも出来るのがドラフトのいいところです(?)。

 

 さて、今後はどうやらしばらく「春休み」の期間に入りそうである。一応確認しておくと、今週(3/9or10)は、現時点で1名不足、さらに日曜日は成立が困難ということで事実上の中止になりそう。最近は割と遠方組に来てもらうことも多かったが、さすがに何処かの誰かに3週連続で登場願うのも無理があるだろう。万が一土曜日程で可能だという遠方組はご一報を(ただし5人戦になります)。

 その翌週、(3/15or16)は私がいない予定。別に私がいないところでドラフトしてもらっても構わないけど、まぁ、多分無理でしょう。

 さらにその翌週(3/22or23)についても、こちらはGPが開催されるということで1人が抜ける。さらに、遠方から他の目的の面々が姿を表す予定も確認されており、ドラフト以外の週末になるんじゃないかと思われる。こちらは一応まだ要調整。

 つまり、これらが全部不成立になれば次のドラフトは3/29or30ということになり、一ヶ月近く空くことになります。まぁ、ここしばらくそれなりの人数での卓が成立していた方が珍しいくらいなので、ちょいと大きな揺り戻しという感じだろうか。3月末になると、もしかしたら早ければ次の「灯争大戦」のリークなんかも出始めるかもしれませんね……。まったく予想がつかないセットは久しぶりなので楽しみですね。

 


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 悲報・鬼語結局出てこなかった、第8話。まぁ、尺の問題を考えれば真っ先に無くすべき要素だもんなぁ……せっかく音声で聞けると思ってたのに残念無念。まぁ、カットされてがっかりするのはそんな要素じゃねぇだろ、という話ではあるが。

 相変わらずの高速展開であり、いろんな要素もザクザク削られているので、やっぱりピンとこないお話になってしまうなぁ。シンデレラが2話分割だったんだから桃太郎も2話使ってもよかったと思うのだが……改めて見ると、2話やるような中身も無いのかなぁ。前回の雪の女王でシェインのお当番回が終わりという扱いになり、その分今回はタオが中心でシェインの心情なんかはあんまり掘り下げられなかったんだよな。どっちにとっても大切な話だったんだけどね。また、「先代」の描写が自然に盛り込まれていたが、各々の想区でお約束の「歴史は繰り返される」ことのシステム上の効果や問題についても、あんまり触れられずに流されている。先代桃太郎とタオの絆って結構大事な要素になってて、次に御伽草子の想区に行くときには欠かせないはずなのだが……まぁ、どうせアニメだと御伽草子まで行かないしね……。うぅん、こうして「1期だけで終わって絶対に続きなんて作られないぞ」っていう使い捨て感満載のアニメ化を見せられるとやっぱり辛いんだよな……アニメで、ファムを、見たかったな……。

 まぁ、想像の範疇のクオリティだったのであんまり関係ない話で埋めておくと、一瞬「?」ってなったのがジョンシルバーの扱い。いや、こないだ会ったんだからコネクトしてもいいんだけど、タオがコネクトしたってことはディフェンダーのシルバーなんだよね。確認したら無印の時のシルバーってディフェンダーじゃなくて大剣じゃん。なんでそこだけリページ版なんだよ、っていう(まぁ、タオにコネクトさせたかったからなんだろうけど)。他の連中が☆5ヒーローにコネクトしてるのに☆4にコネクトしてるとちょっと損した気分になるし。まぁ、ゲーム序盤は☆4がメインの戦力になるからね……。そういえば、私も最初期は鬼姫(☆4)にはかなりお世話になったもんです。やっぱり最初は片手剣が一番使いやすいんだよね。私がプレイし始めた当初は石を集めるのがめちゃめちゃ大変だったのでなかなか☆5なんて集まらなかったけど(確か最初にもらったのはモルテ卿)、今は割と簡単に石が稼げそうだから☆4とか☆3はあんまり出番が無いんだろうか。あ、でも☆5は進化させるの大変なのかな。

 もう、昔を懐かしむことが主目的になりつつあるアニメだよ。お嬢の腹ペコムーブに癒されながら生きていこう。

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 後半戦、1人抜けたけどそれでも6人戦、眠気のせいもあってだいぶテンションがおかしい試合になっていますが、それが解答に反映されているかどうかはわかりません。

 

 


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 うあー、やっぱりいい話だー、第21話! 今週末は忙しかったから記事立てせずにスルーしようかと思ってたけど、やっぱこの話は無視できないよなぁ。次回が総集編っぽいので、名実ともに節目となるエピソードである。

 キングクリムゾンの能力云々についてはここではもう触れなくていいだろう。ブチャラティとのタイマンを通して能力の概要を説明し、その能力の強みと弱点を確認する。何が起こってるのかわからないのはもうどうしようもないことなので、そういうもんだと思って受け入れるが吉。どさくさに紛れてジョルノのG・Eの能力もどんどんアップグレードされており、一体どうやって部品を作り出したのかもよくわからないし、血液だろうがなんだろうが作れたり、「亀の細胞を植えつけて生命を誕生させたらスタンド能力もコピーできた」なんて訳のわからない展開も。あの亀(2世)下水に流されちゃったわけなんだけど、ジョルノが解除しなかったらずっとどこかでスタンド亀のクローンが生き続けることになるんでしょうか。将来的にベネツィア界隈で謎の人間消失事件とか起こしてるんじゃなかろうか。

 さておき、そんなことよりもBパート以降の決断と決別のシーンである。原作時点でその重要性は認識していたつもりだが、改めて大々的なドラマとして描かれるとそのインパクトもひとしおである。荒木先生の性格からしてこれを全て計算尽くで描いていたはずもないのだが、結果的にこれだけ収まりの良いドラマが作り上げられているあたり、まさに天の配剤ともいうべき奇跡であろう。

 注目すべきは、それぞれのメンバーの動機と決断である。まず、ブチャラティは組織の幹部にこそなったものの、生い立ち全てが「正義の人」である。麻薬というわかりやすい表層はあるが、その精神を考えれば、麻薬取引が絡まずとも、いつしか組織とは袂を分かつことになったのではなかろうか。今回はそんな積もりに積もった組織との齟齬が、トリッシュをきっかけに爆発した形。損得感情ではなく、あくまでも自らの正義に則り、正しいと思う方へ、光さす方へ進み続けるのがブチャラティだ。そしてその陰には、彼の背中を押した……というか思い切り蹴り上げたような格好のジョルノというフィクサーがいる。ブチャラティと並んで「黄金の精神」の代表とも言えるジョルノだが、今回の顛末だけをみれば、ブチャラティの決死の覚悟と比べると、ジョルノの場合は「野心」という要素も加わってくる。最初から「ボスを倒す」ことをモチベーションにして活動していた人間なので、今回の裏切り劇についても一切迷う必要もなく、それゆえに一番冷静に現場を観察できているあたりもなかなか興味深い。

 そして残りの4人。ブチャラティの告白を受けて、主に発言をしていたのはフーゴとアバッキオの2人だ。フーゴはここでは「理屈」の象徴として機能している。台所事情をみれば「強すぎるフーゴを退場させるための口実」なんて側面も当然あるが、それを不自然な物語にするのではなく、むしろ必然にまで昇華し、さらに個々のキャラクター性の違いから、それぞれの正義の構図を作り上げる作劇には舌を巻く。フーゴが「どんだけ正義っつっても、今まで俺たちだってギャング団やってたんだから五十歩百歩じゃないか!」と訴えているのはまさに正論なのである。人間賛歌を謳うジョジョシリーズにおいて、はっきりと「社会悪」の方向から主人公を描いているのはこの5部の最大の特徴であり、他のジョースターの血統とは明らかに異なるテーマ性を持っている。ここでフーゴを通して描く「正義という矛盾」は、荒木先生が単純な二元論に逃げることなく、「悪い奴なんだけど、彼らにも正義はあるし、愛も希望もあるのだ」という部分を伝える重要なファクターであろう。フーゴの信念も、他の誰にも否定できない、立派な生き様なのである。

 アバッキオの動機は「ブチャラティ」だった。最年長の彼は、フーゴと同様に最初は「理屈」を説いた。ブチャラティの選択がどれだけ愚かなもので、理屈に合わぬ愚策であるか、それを示して見せた。「俺が忠誠を誓ったのは組織に対してであって、あんたに対してじゃねぇ」というのも理屈だ。常に組織の命令を優先し、理知的に振る舞ってきたアバッキオであるからこそ、最上位権限を持つのは一体なんなのかを明示することは欠かすことができないだろう。そうして理屈を提示した上で、「しかしよぉ」となる。組織の一員としてならブチャラティについていくことはできない。しかし、アバッキオという1人の人間にとっては、今や組織よりもブチャラティの方が重要になっている。そんなことを、恥ずかしげもなく本人に言えちゃうあたりがアバッキオの恰好よさなのだろう。「理屈」を超えた友情が、そこにはある。

 ミスタの動機は「自分」だ。どこまでもわかりやすく本能に従って動く男。普通に考えたら、自分の身を守るためには組織を裏切るよりもおとなしく長いものに巻かれた方が安全なわけで、本当に命だけを最優先させるなら、ミスタはフーゴと同じ判断をしただろう。しかし、ミスタの場合はそうして易きに流れてつまらない選択をすることは「自分らしくない」のである。また、ブチャラティに対して絶対的な信頼があるため、彼についていくことの方が利益が大きいという判断になったのも面白い。アバッキオが「ブチャラティについていくこと」そのものを理由にしたのに対し、ミスタは「ブチャラティについていくことで得られる利益」を理由にしたのである。もちろん、ブチャラティがこのタイミングで裏切ることになってしまったのは不慮の事故であり、計算の上で成り立ったものでないことはミスタだってわかっちゃいるだろうが、それでもなお、「ブチャラティ側の方が最終的に自分に向いた面白い結果が出る」という判断を下したわけだ。ちなみに、完全にネタバレになるが、ミスタはぶっちゃけこの時点で「まぁ、自分はまだ死ぬ運命じゃないんだけど」ということをなんとなく知っているはずなので、多少リスキーな判断を下しても大丈夫、という安易な判断もあったのかもしれない。その上であえて危険な方に踏み込めるあたりがミスタらしいのだが。

 そして、ナランチャの動機は「トリッシュ」だった。まぁ、トリッシュを通して自分自身を見ているのでトリッシュという女性そのものが動機というわけではないが、ブチャラティが彼女を救う選択をしたことで、ナランチャはブチャラティの方に「自分が生きる道」を見出したわけだ。彼だけがおびえながら悩みに悩み、最後にはブチャラティに命令まで懇願することでそれぞれの「魂の強さ」が見え隠れするのも面白い部分だ。結局ナランチャは、これまでの人生で「自分で決断する」という行為を経験したことがなかったのである。そこでこんな生死を分ける判断を迫られ、唯一信頼の置ける判断基準にも突き放され、ただ立ち尽くすだけだった少年を突き動かしたのが、自分の身の上を思い起こさせる女性だったというのは、本当ならそこからラブロマンスに発展してもいいようなシチュエーションではある。まぁ、残念ながらナランチャとトリッシュにそういう展開はないのだけれど……。

 こうして、新たな目的のために動き出したブチャラティチーム。さぁ、まずはベネツィア脱出ミッションから。一週間空いてしまうが、予告がわりに謎の電話がスクアーロを呼んでましたね……ティッツァーノはCV斉藤壮馬。スクアーロは誰になるんでしょう。好きなだけイチャイチャするがよい。

 

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 カレンダー的にはひな祭りですが、春は別れの季節とか。今回は、たほいや文化の影の立役者、モラルハザード氏のお別れ記念回ということになります。東京に行ってしまうのだから本当にお別れのはずなんだけど、いつも通りのノリなのでさっぱり悲壮感はないね。ちなみに、遅れてきたので2問目からの参戦。弁舌がキレッキレで覚えきれないくらいの名言至言を連発していたのだが、覚えきれなかったので大体忘れた。今後苦しいことがあったら彼の漏らした「馬上やり○○試合」という言葉の力強さを思い出して頑張っていくよ。

 


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 きたよ、いつもの連中が。一応今回はこの春でお別れする某氏の送別会という名目ではあるが……主賓はおらんな。前夜祭みたいなもんよ。ちなみに今回は全く予想外の珍客が訪れて、マジで数年ぶりに参加してくれました。壊れかけのたほいやbotbotなどを見て、もういっそ感心してくれていたんだ。失っちゃいけないものが色々と学べる場所だよ。

 

 

Round1・「せついじょう」

1、刹那より少し長い時間のこと。

2、道理に反する思想に染まった者。

3、出雲大社の宮違えの際の祭事の一。宮司総代の断食を伴う。

4、(主に論語にいう)節の末。

5、白いオウムをいう。

6、脱衣嬢に対し、露出は多いが決して脱ぐことのないお嬢。

 1問目はストック処理なんですがそれでも割と重め。 ①「刹那以上」。ちなみに「るろ剣によれば刹那は1/60秒」と説明したので「1フレームだ」という意見を多数いただきましたが、確認したら1/75秒でした。お詫びして訂正いたします。 ②これはスルーしたので詳細不明。 ③なんか丸め込まれたけど「宮違え」などという祭事は無かった。 ④「節は以上」。 ⑤詳細不明。「雪衣嬢」との表記。 ⑥「脱衣嬢」の時点で騒然となったのに、さらにラストが「お嬢」で締めているという、非常にハイソサイエティなお答え。脱がせてるけど。

 

 

Round2・「みやすずめ」(②の意味)

1、人家に巣を作る雀。

2、(猫がよくそれを獲ることから)猫の餌。

3、巫を装った遊女。大淫婦。

4、紫式部が清少納言を卑しんで呼んだ称。

5、神社に仕える身分の卑しい者。また、神職を卑しめていう語。

6、宮のそばに現れる乞食のこと。

 最近ではすっかりおなじみになった「第2義以下からの出題」。「みやすずめ」の1つ目の意味は当然「宮殿に住む雀」であり、それに続く意味が問われている。この時点で漢字は「宮雀」で確定なので、あんまりそこから広げようがない。「みやす/ずめ」とかで切れない(切るなよ)。 ①⑤⑥まぁ、この辺りがせいぜいだろう。なかなか絞りにくい。 ②「宮殿の雀に他の意味を与えよう」と追加の意味を与えたのに、「これはもうミャーすずめですよ」などとやっちゃばされてわけがわからなくなった。「やっちゃばされる」っていう言葉を説明なしで使うようになったけど、このブログの姿勢として正しいんだろうか。知らない人は「やっちゃばパターン」でググれ(いや、こっちです)。 ③「大淫婦」っていうパワーワードだけで満足してたけど、ちゃんと宗教用語としてあるのね。 ④2人の仲が悪かったという話はあるが、どんな風に呼んでたのかは不明。多分呼んでない。調べると色々と関係性を表すエピソードは発掘できるが、女の戦いは怖いのであまり触れないでおく。紫×清の同人とかもどこかにはあるのかもしれん。

 

 

Round3・「とくいんがい」

1、純粋論理を用いて直面した問題に対処した時に得られる満足感。

2、女王に捧げる男娼。

3、東京都のうち二十三区外の地域。

4、(十、九、人偏からなることから)伜の隠語。

5、幕内御法度の令のこと。

6、特殊飲食店の立ち並ぶまち。

 「特別に淫乱なGUY」というのは最初に潰されました。潰す意味あるのか。 ①「解く+クイーン+甲斐」。 ②「To queen guy」。 ③都区外。「インは?」「いや、inの、外でしょう」「あらゆる外はinの外だよ!」 ④頑張って漢字を分解してもなかなか正解にはならないパターン。ガイはどこに行ったのか気になるが、もしかしてこれもせがれだからGUYなのか? ⑥特別飲食店とはいわゆる風俗のこと、つまりは赤線区域のことらしいです。「出題者がお前ならこれが正解だと思った」。

 

 

Round4・「くれのみみず」

1、「みみずくの」の尻言葉。尻言葉は語数を多く使うため、不合理であるとされる。

2、年越しの前に器の水を飲み干すこと。器に入ったまま翌年を迎えた水は飲んではならぬという。

3、脱水症状。

4、蚕の古名。

5、酉の日の縁起物の一。注連縄を解き、細く縒り直して炭の粉で染めたもの。

6、大晦日、床につく前に飲む水のこと。

 屈辱の全外し問題、最終的にこれの出題者が6人戦(全体でチップが60点分)で35点くらい持ってたわ。 ①枕詞じゃなくて尻言葉。新しすぎる概念だが、ググったら尻言葉を作ってる人たちがいた。まぁ、想定してたのと全然違ったけど。世の中には色々と無意味な記録を残す人がいるもんやなぁ(遠い目)。 ②⑥「暮れ飲み水」。なんとしてもミミズは避けようという意識が見て取れるため、結局ミミズは1つしかない。 ③「くれ!飲み水!」 ④詳細不明。一応「呉」のミミズらしい。 ⑤「くれの(紅野)」という文字列から「酉年」を思い浮かべるみなさん、4月から期待半分不安半分ですね。

 

 

Round5・「こっとい」

1、小さいさま。

2、コトイの転。

3、(南東北地方で)芳醇な。濃密な。

4、古くなることで価値の高まった湯のみ。

5、(雀)刻子でつくる役から、対々。

6、特級の牛。

 「たっぽいなら知ってるけど……」。つかみどころのない出題だが、気づけば4人に当てられて今日一番の惨事。久しぶりの参加者にも容赦はない。 ②広辞苑によくあるやつ。 ③「山形県は南西東北なので、実質虚無」とか言われる。 ④「骨董まではわかるけど、なんで湯のみ限定なの?」「いいか、よく見ろ、こっとウじゃなくてこっとイなんだ。つまり『ウがイ』。うがいをするから湯のみなんだ」「?????」「いいかみんな、しっかりしろ、俺も何を言ってるかわからん」。 ⑥山口県の地名にある「こっとい」を「特牛」と書くことを知っていたのがこの人だけでした。一応調べてみると、元々の発音は「ことひうし」で、それが詰まって「こっとい」みたいですね。

 

 

Round6・「ぷろちょいす」

1、→ルイス・フロイス。

2、文筆を生業とするムスリム教徒。

3、妊娠中絶をめぐる論争で、産む・産まないを選択する権利は女性にあるとして、中絶の権利を擁護する立場。

4、質問法の一。予め用意された選択肢からのみ選ばせ、任意の回答を許さないもの。

5、撰択に先立つ撰択。

6、パブロ・プロチョイスが開発した鎮痛剤。眼底筋弛緩の副作用アリ。

 どう見ても「pro choice」でしかないのだが……。 ①流石に無理がある。 ②「プロの著・イスラム」。イスラムもノルマなんで……。 ③なんかすげぇ概念だな、と思ったけど、割とホットワードだったのね(当然出題は昨年発売の第7版から)。我々がどれだけ時事ネタに弱いかってことですよ。 ④マルチプルじゃないチョイス。いや、マルチプルか? ⑤プレ・チョイス。「よし、選択するか、選択しないかを選ぶぞぉ!」 無限ループって怖くね? ⑥鎮痛剤に自分の名前つけちゃう人ってどうなの? 「この人、この薬しか開発しなかったんやな」。

 

 以上、ギブミー睡眠時間。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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