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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 圧倒的町おこし! 第5話! もう、ここまでやってくれたら佐賀県もこのアニメを味方であると認識して全面的に応援すべきじゃないでしょうか。アニメによる町おこしは数々の失敗事例があれども、ここまでやってくれたら文句もないでしょう。これ、別に街の経済にほとんど影響は与えないんだろうけど、街が潤っても、無視されても、アニメとしてはネタになるからオールオッケーなんだよな。

 さぁ、ここまでも久光製薬(仮)などたっぷり地元感を演出してきた作品だが、ここにきて最大級のコラボを繰り出してきた。町おこしで全力を出したコラボを行えばどうなるかというと、当然、「地元以外の人間にはさっぱりわからない」という状態になるのである。そこまでやらなきゃ意味がない。みんな知ってるようなものをアピールするんじゃない。誰も知らないものを全国に伝えていくんだ。そして、そこまでわかった上で言わせてもらおう。なんやねんドライブイン鳥て!!! 当然のように視聴後にググりましたからね。おそらく、ドライブイン鳥開業以来、もっとも検索されたのがこのアニメの放送後でしょうね。それくらいに、気になってしょうがないドライブイン鳥。もう、この文字列を入力させた時点でアニメとしては勝ちだろう。ちなみに一応検索した結果わかったことは、本店が伊万里に1店、支店が福岡に1店。……大した規模の店じゃないやんけ!!!

 この「どんなやねん!」というわけのわからなさが絶妙なラインを攻めており、少なくとも佐賀県にかけらも興味のない私のような人間にとって、「佐賀といえば?」という質問をされたら「ドライブイン鳥」と答えるしかないくらいのインパクトになっている。たとえこの店を知らずとも、きっと日本人なら自分の地元に似たような存在の店があるはずだ。他県の人間に「は?」っていう顔されても、「いや、そういうもんなの」っていうしかない絶妙なノスタルジーがあるはずだ。まぁ、この店が佐賀県民にとってそういう存在だとも思えないのだが……。とにかく、CMとしては間違いなく成功。おそらくこのアニメの宣伝効果によって、ドライブイン鳥にわざわざ訪れるアニメファンが、年間3人くらいはいるに違いない。よかったな、ドライブイン鳥。もちろん、このアニメが最終的にガルパンクラスの爆裂聖地アニメになれば、もう巡礼先としての当選は確実だ。……地図見たら、どう見ても行きにくそうな場所なんだけど大丈夫か……。

 でもまぁ、扱い方も押し付けがましくなくてちょうど良いあんばいだ。絶賛するわけでもなく、田舎臭いしょぼさを指摘しつつも、食べ物はちゃんとうまいと言えるアイドル。まぁ、田舎の食い物ってだいたいうまいもんだけどね。佐賀オリジナルとして「焼肉って言ってるけど鶏」っていう部分をさりげなく売り出しつつ、地鶏のブランド紹介にもなる。うーむ、程よい。確かに食べてみたい気はしてくるよね。よし、今度佐賀県に行ったらよってみるよ! 一生のうちで訪れる機会があるかは知らんけどな!

 ナイスコラボの後は、こちらは多少有名なイベントであるガタリンピック。これなら以前ニュースかなんかで見たことがあるからちょっとは知ってるやつ。駆け出しアイドルの活躍の場としてはちょうどいいし、今回はいよいよたえちゃんの過去に切り込むターニングポイントとなりそうな部分でもあり、ギャグの中にしっかりゾンビネタ、アイドルネタを仕込む抜かりのない脚本である。たえちゃんは相変わらず扱いが難しいが、無駄クオリティの鶏のマネとかで三石成分を活用してるのはいいんだか悪いんだか。今後、彼女の正体が判明した時に中の人ネタも活用されたりするのかなぁ。

 そして中の人ネタといえば、今回はようやくキャストも佐賀成分多めの回。いや、ドライブイン鳥の社長はいいとしてな。インタビュアーの子も佐賀のご当地キャストになっているらしく、確認したら本人のツイッター上で今作の方言監修を行なっていることが明かされていた。やっぱり色んなところから持ってくるもんだなぁ、方言監修。そして、よかったゆーきち、出番があったよ……いや、さすがにちょい役すぎないか?! 佐賀が生んだエースやぞ!(個人の感想です) シグマセブンの核弾頭やぞ! もっといい役よこせよ! なお、今回はゆーきちの出演に合わせてか、スタジオの連帯感に定評のあるシグマセブンからはよっちんと安元も参戦している。いや、レギュラーよっちんのバーターが残り2人って可能性もあるけども……。まぁ、多分スタジオではゆーきちがいつものように先輩のおにーさん2人に可愛がられていたことでしょう。佐賀といえば吉田有里。そう言われるくらいに頑張っていこう。ゆーみんに馬鹿にされても負けるんじゃない。

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 久しぶりの劇場アニメ。前回から二ヶ月以上空いてしまっている。その間にもちょいちょい気になる作品はあったのだけど……経済的に映画に行く余裕がないという、とんでもない理由で足が遠のいていました。今回だって劇場に向かうためにお金おろそうと思ったら、残高にとんでもない数字が表示されて「ひっ!」ってなったからな。ダメだよ、この生活。こんな状態で映画とか楽しむ権利ねぇよ……。まぁ、観に行くんですが……。さすがにこれを観ないと寝覚めが悪いでしょう。劇場版なのはさん後編。ぶっちゃけ、前作を見てから一切復習してないのでさっぱり覚えてなくて、「おっさんの貧相な記憶力で申し訳ないな」って思ったんだけど、確認したら前作はすでに1年以上も前やんけ。そりゃ覚えてねぇわ。こうしてブランクが空いちゃうのはセールス的にも問題があると思うのだが、制作体制ってそう簡単に動かせないもんなんですかね。

 

 

<以下、ネタバレ含みの感想になりますので、未視聴の方は自己責任でお願いします。今回はそれなりに注意>

 

 


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 えっ、シリアスでも面白いんじゃね? 第5話。しかも1話目からの展開が伏線になって絡むのかよ。適当ギャグだと思って油断してた部分に何仕込まれてるかわからねぇぞ……。

 まぁ、多分キリルとデリックの出会いがしょうもなかったのは本当のことなんだろうから無視してもいいと思うんだけど、シナリオ運びが無茶苦茶なのにスッキリしてる不思議。「しょうもないので割愛する!」って言われたら、本当にしょうもなくても気になっちゃうし、その上で描かれるメインシナリオがちゃんとしてるから憎らしい。今回の事件、二転三転からしっかりおとすところがキマっていて実にクールだし、ハードでボイルドな成分もいい感じに機能している。ダグさん、割とまっすぐにヒーロー気質の行動様式なのに、「だらしない」っていう安全弁がうまく機能してるおかげか、なんか押し付けがましくない格好良さなんだよね。「過去の事件のことになるとアツくなりすぎて相棒にたしなめられる」なんてちょっとした欠点も教科書通りの見せ方のはずなんだけど、キリルがメタ発言連発であのタイミングまでギャグかましながら持っていくので、唯一にして最大のコンビプレイがすごく際立って見えるんだ。なんだろ、バディものとしてはもしかしたらタイバニよりも楽しいかもしれない。タイバニは割と序盤から「2人がくっつく姿が容易に想像できる……」ってなってたんだけど、ダグさんが完全にデレた状態になるのがなかなか想像できないので、今後の2人のパートナーシップが気になっちゃうのよね。バディものの典型からのひねり方が絶妙だわ。他の「ダブルデッカー」も全員こんなんだと、関係性が厚すぎて困っちゃうけどね。早くエンディングでレズキスしてる2人にスポット当たらないかしら。

 そして、今回は初めてオールシリアス(?)で展開したわけだが、メインシナリオとなる部分も厚みも期待大だ。バンブーマンだけだとタイバニのジェイクとそんなに変わらない存在感かなぁ、と思っていたのだが(それでも充分だが)、そこにさらにもう1枚重ねることで凄みを出していく。青山穣の怪演も相まって実に良いキャラクターになっていたザベル。バンブーマンの方も常軌を逸したアクションシーンで恐ろしいほどの強さを見せつけ、様々な側面からエスペランサの底の深さを見せている。近年稀に見るくらいに絶望的な強さの敵キャラだったのだが、フリーザ様が見せるような「ちょっと避けるだけで銃弾かわせるんだよね」描写とか、急激な重力加速(?)による想像もつかないような移動の重みとか、さすがのサンライズと唸らされるアクション演出の数々が気持ちいい。今回の演出の妙って、別に動画枚数じゃないんだよな。CGをフル活用してる部分もあるんだけど、どっちかっていうと構図とか、効果とか、そういう部分から「人知を超えた」イメージがついてくる。好きだなぁ、こういう仕事。

 なんか、いろんな部分で楽しませてもらいました。今後の展開にも期待したい……ところなんだけど、また元の路線に戻るよね! まぁ、それでいいんだけどね! すげぇどうでもいいことが気になったんだけど、なんでスタッフロールであえてタブル小山を並べて記載してるんでしょうね。かつては「綺麗な小山と汚い方の小山」なんて言われてたけど、今となってはどっちも大して綺麗ではない気がしちゃう小山。

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 できちゃう、友情できちゃう、第4話。ヤベェ、なんかいい話っぽい流れで10人がまとまりつつある。ハイジからしたら今回の外野の乱入劇は全く想定していなかった事態のはずなのに、それがきっかけで何かの歯車がくるくると回り始めている。

 いよいよカケルの過去話。ただ、具体的に彼が何をしでかしたのかまでは具体的に描かれていない。高校時代は成績優秀だった様子で、周りの部員よりも贔屓されていたことはわかっているが、そこからどのように転げてしまったのだろうか。コンビニでパンに手を伸ばすシーンの意味も現時点ではまだ断定できない。嫌味を言ってきたやつ(榊)の様子を見る限り、カケルのやらかした何かのせいで競技自体がポシャってしまったようではあるが……。

 もちろん、カケル以外の部分でも相変わらずハイジの計画は着々と進行している。すでに神童は落ちたようなもの。むしろ持ち前の才能でもって周りにまで影響を与え始め、今やハイジの右腕である。マネージャーとしてハナちゃんを導入した効果は思いの外大きく、双子とキングの完全攻略も時間の問題。もう、こうなってしまえばムサの恐れていた通りの過半数突破だ(過半数って言葉も知ってるんだな)。ニコチャン先輩も黙っているとは言え確実に肯定側だし……。そして、今回決定的だったのは王子の心変わりである。いや、ボロボロの状態だったから本人も何言ってるか分かってなかった可能性もあるが、「漫研の人間なんだから漫画を使って篭絡しよう」というハイジの単純極まりない作戦で精神を揺さぶられ、さらに榊が演出したあまりにも漫画みたいなシチュエーションがやけにツボってしまったらしく、持ち上げられた状態から自分の憧れの漫画の世界へダイブしてしまった様子。うーむ、これだからオタクはちょろい……。

 これで、すでに抵抗勢力は今やユキのみ。ムサの性格ではこれ以上の抵抗も無理だろうし、流れでカケルが傾いてしまった場合、あっさりと折れてしまうだろう。おやぁ、思いの外スピーディーにここまできてしまったぞ……怖いなハイジ。こんなにも邪悪なスポーツ漫画の主人公(?)ってなかなかいないよな……いや、小説だけども。

 とりあえず、すさんだ心は全部アイキャッチのイッヌで癒すべし。ほんと、あそこが無条件で可愛いのがずるいんだよな……。

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 まさかの展開に?! 第2話。いや、最終的にはそうならずにホッとしたようながっかりしたような……まぁ、京アニっぽい展開ではないからね。そっちに行っちゃうとね。

 というわけで一瞬のサプライズはあったが、順当な進行を見せているシナリオ。やっぱり展開は地味地味&地味なのだが、さぁ、一般視聴者はどれくらいついてきているのだろうか。おっちゃんは弓道的ノスタルジーに浸りながら、なんとなく観てしまっていますよ。いちいち「あるあるwww」ってなってしまうのが小憎らしい。唯一「あれ?」って思ったのは、今のところ弓から弦が外されている描写がほとんどないこと。普通、使わないタイミングでは弓は弦を外した状態で保管するものだが、少なくとも高校の道場にある弓は全て弦が張られた状態で置かれていた。まぁ、練習中の風景ばかりなので、すでに張り終わった状態で置かれているのだろうが……どこかで弓張りのシーンは出てきますかね。

 逆に、今回のお話で一番「ウワァ、あるわぁ」って思ったのは、主人公・湊の中学校時代の回想シーンで、的前に立った湊が競技開始時に「なんか、当たる気がする」って思っていたこと。そうなのよ、調子のいい時って、よく分かんないけど「今なら適当に引いても多分当たるわー」っていうよくわからないゾーンみたいな状態になる時がある(ほんとはいかんのだけどね)。本当にメンタル勝負の競技なので、こればかりは説明がつかないのだが……ちなみに、高校時代の私の最大連続的中は二十射皆中。結構立派な記録ですよ、これ(21本目で外した時に響いた道場全体のため息が忘れられない)。

 逆に、本作で問題になっているのは当たらない側のメンタルゾーン・早気である。こればかりは作中でも言われた通りに「なったことがないとわからない」やつなのでどうにも困ってしまうが、湊が責任を感じているのも、そうした「よくわからないもの」が他人に迷惑をかけてしまったという意識によるものなのだろう。チーム内に早気の人間が混ざったりすると、単に延々外れ続ける(点数が下がる)というだけでなく、全体での射のリズムが崩れるという問題もある。弓道は基本的に団体戦。三人立ちと五人立ちがあるが、大体、「前の人間がこの動作に入ったら俺はこうする」っていうリズムがある。チーム内でこの統制を徹底し、どんな時でも同じような状態で引けるようにするのが理想なわけだが、目の前のやつの離れが早ければ、それだけでも後ろに与える影響はあるだろう。そのあたりも鑑みて、湊は自責の念に駆られているのである。

 まぁ、本当に精神的な問題になるので、どうやってかかるのかも分からなければ、どうやって治るのかも分からない。そんなもんでよくドラマを作ろうと考えたな、とは思うが、京アニらしい執拗な描写からの精神的な葛藤の描きかたがあるのかもしれない。細かいカット割にも色々と面白い要素が紛れ込んでいるのは注目してほしい部分で、例えば、滝川が最後の1射のために湊に弓を手渡すシーン、まっすぐに伸びた弓の向こうに的がちらりと見えるこの構図は、専門用語で「的付け」と言い、実際に狙いを定める時の視界である。的付けの正確さ、そして手の内の作り方、引き・離れの正確さが的中率に大きく影響する部分。まずは湊が「狙いを定める」ところからのスタートである。

 ところで、この作品の女の子は顔が薄い割に案外キャラが濃そうなので気になる。あんな喋り方のやつが高校にいたら怖いな。そこだけやたらラノベっぽいんだ。

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10月27日 ドラフト模様(GRN×3)

ピック順 【Serra】→【Alessi】→【Chrolony】→【Tanaka】→【Thraxi

 

 ラヴニカ環境第3戦。さぁ、「環境がつまらない」と言われてしまった我々は一体どうしたら良いものか。この閉塞したドラフト環境に風穴をあけることはできるのか。っつうか、そもそも閉塞してるのか。まだ分からない。誰にも分からない。ディミーアの天下はまだ続く? どうなる!?

 

 なお、すでに欠席者が1名報告されているので、追加人員が発生しない場合は今週はお休み、次回は1110です。誰か来てくれる場合は早めの連絡をお願いします。

 

 


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 公式が率先して薄い本支援する姿勢なんなの、第4話。別にいいんだよ、そこまでお膳立てしてもらわなくっても。僕らは冒頭のアカネちゃんの足の裏とか、脱ぎたての臭そうなタイツだけでも生きていけるんだよ。守りたい、あの笑顔。

 毎度毎度刺激の絶えない作品。今回のポイントは原作から引き続きの「怪獣ものなのに何故かご町内」というシチュエーションの合理化。ウルトラマンのシリーズの場合、基本的に主役は科特隊に代表される防衛チームなので、日本全国どこで怪獣騒ぎが起きても対応可能。しかし戦隊モノの場合はその限りではないし、少年少女が主人公のグリッドマンの場合も、そんな広域に出撃できるわけがない。その割に、敵勢力が襲ってくるのは何故か主人公の周りばかりで、戦隊モノの場合は「なんでよ?」という素朴な疑問が生じてしまうわけだ(まぁ、ウルトラマンの場合も「なんで怪獣って日本にしか来ないの?」という疑問はあるわけだが)。グリッドマンは、そうした疑問についてはそもそも電脳世界へ飛んでしまうのであまり問題にならなかったのだが、さらに「実は敵がめっちゃ身近にいるだけやぞ」というネタを仕込むことによって自然に解決していた。今作の場合もその部分が全く同じなので、どれだけ巨大な怪獣であろうとも、同じご町内にひたすら登場することになんの問題もないわけだ。

 そして、独自の展開として「主人公サイドがその不自然さに気づく」というギミックが盛り込まれた。そりゃそうだ。あれだけの怪獣が毎度同じ街の中にしか現れないのだから疑問に思うのは当然のこと。しかし、意外とそうした部分に突っ込む特撮もの・ロボットものってのは多くはなかったんじゃなかろうか。六花さん、エポックメイキング。もっとも、霧の設定とか「街と外界に接続している印象が全く無い」とかいう怪しげな伏線というか違和感も存在しているので、もしかしたら「ゼーガペイン」における舞浜みたいな可能性もあるんじゃないか、という更なる追加攻撃も想定する必要はあるのだけど。

 そんなご町内怪獣バトルの立役者であるアカネちゃんの次なるモチベーションは、明確な敵対者であるグリッドマンの背景を確定させること。キャリバーさんのおかげで割とバレバレになっている裕太たちグリッドマン同盟だが、だからといって確証にまでは至らない。さすがにその辺の高校生が正義のヒーローというのは、冷静になれば荒唐無稽なのである。でもまぁ、アカネちゃんは「その辺の高校生が悪の枢軸」なわけで、「裕太=グリッドマン」説にもそこまで抵抗はない様子。ことの真偽を探るために幼馴染の六花へ近づくことになる。そうかぁ、ご近所だから幼馴染なんやなぁ。どうやら六花さんは昔のようにアカネと仲良くやりたいと思っているようだが、性格の不一致からなのだろうか、そこそこリア充気質の六花はぼっち気質のアカネからは敬遠されてる様子。幼馴染なので悪感情にまでは至っていないのかもしれないが、下手したら敵対心を持たれても不思議じゃないくらいのソリの合わなさだろう。目的のために近づくアカネは、その実裕太のことが知りたい。接近された六花はもっとアカネの現状を知りたい。そして気づかぬうちにキーパーソンになってしまった裕太は六花の動向が気になってしょうがない。なんか、変な形の三角関係になってる(アカネちゃんを気にしているもう1人は無視することにする)。

 結局、「大学生Youtuberと女子高生の合コンイベント」とかいうエロ漫画の定番シチュエーションはアカネちゃんの堪忍袋がミニマムサイズだったためにあっさり終了。ストレスの種にしかならず、結果この世からウェーイが3人消えるだけで終わった。これ、別に誰も悲しくないハッピーエンドだな……。いや、人命に貴賎無し。ウェーイだから殺していい道理はない(一応)。「合コンで近すぎだし肩が当たったのがムカついた」という前代未聞の理由で殺されたYoutuberの無念を晴らすために出撃するグリッドマン(ストーカー支援者)。孤軍奮闘のアンチが出撃したおかげで2対1の変則マッチになったような、ならなかったような妙な展開だったが、さらに「味方ウェポンが全員出撃したら容量オーバーでフリーズする」とかいう前代未聞すぎる理由でピンチを迎える。すげぇな。こんなところで「オールド作品のリメイク」っぽさが加速するとは。確かにジャンクはその名の通りのジャンク品。原作時点でも色々と不具合の多い機体だったが……そうか、CPUがしょぼすぎて新しいダウンロードコンテンツが入れられないのか……うちのスマホみてぇだ……。復旧方法ですら「電源引っこ抜き+物理攻撃」というやっちゃいけない案件目白押しで突き進み、ヒーローとしてはむしろ新しすぎるグリッドマン。ほんと、スタッフは思いついたネタを全部ぶっ込んで来てる感があるよな。まとめて登場したウェポン軍団もいちいちキャラが濃くて、特に導入説明もされてないくせにすでにめっちゃ馴染んでいる上に笑えるし。マスクの人、どうやってトースト食ってたのかよくわからんな。ゴブリンスレイヤーさんかよ。そしてお茶目ナンバーワンのキャリバーさんのナチュラルな可愛さ。パン屋で大量にパンをトレイに積んでるのが可愛い。

 なんかもう、いろんなところに見どころがあって視点が定まらぬのが悩ましい作品。他にもグリッドマンの「円谷ヒーロー的ジャンプからのチョップ」とか、特撮としても文句なしの見せ方になっているし、画面に退屈がないのは本当に素晴らしい。あとはもう、いちいちアカネちゃんの可愛いところをひたすら見せ続けてくれればそれでいいです。六花派とはわかり合う気は無いです。

 そういえばバスに乗るときのICカードにうーさーがいて笑ってしまったのだが、今作ってCGパートがウルトラスーパーピクチャーズに製作協力してもらってるのね。こないだの「働くお兄さん」でグリッドマンとカーンデジファー様が出て来たのはそういう繋がりだったのか。

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 ピザという概念が揺らぐ、第4話。やっぱりどう考えてもポルポ空間はデッサンの時点で色々おかしい……。漫画だと(ハナから色々おかしいせいで)目がいかないディティールもアニメになると際立って現れるから目がいってしまいますねポルポの着てる服(寝巻き?)の「POL」「PO」っていう意匠がちょっと可愛い。デザイナーズブランドとかで商標化したらいいと思う。

 ブラックサバス戦。影の中を移動するスタンドということで、当然アニメのでも注目すべきは光と影の演出である。相変わらず色彩感覚がぶっ飛んだ表現は荒木ワールド全開でたまらない画面になっており、単に黒と白だけでは分けられない世界の玄妙さを表出しているかのようである。黄金色をベースにした日向日陰の演出、なんか見覚えがあると思ったら、どことなくPS版「黄金の風」のゲーム画面に似てるのかもしれない。あれのポルポ戦も結構苦労させられた記憶があるなぁ……なんかね、このゲーム全体的に敵が硬いんじゃよ……。

 実際にブラックサバスは強い。さらにゴールドエクスペリエンスが弱い。何しろこの時点では「ものに生命を与える」能力しかなく、もう1つの武器である「感覚を暴走させる」は、強い弱い以前に「よくわからない」という難点がある。前の試合でブチャラティがどこをどういじられて負けたのかもぶっちゃけよく分からないし、実はこの時点でジョルノが自分の能力を把握して相手に叩き込んでいることもおかしいのである(ブチャラティ戦で「今まで人を殴ったことなどない」って言ってる)。考えられるとしたら、ブチャラティと和解した後に「ねぇねぇ、G.Eで人殴ったの初めてだったんだけど、あん時どうなったん?」って(ぶん殴られた直後の)ブチャラティに直接聞いたっていう可能性しかないんだけど、そこで親切に「いやぁ、感覚が暴走してさぁ、めっちゃゆっくり殴られたし、痛みがゆっくりやってきて大変だったのよ〜」ってブチャラティが教えてくれたのかと想像するとちょっと可愛い。まぁ、その説明で自分の能力が把握できたとしたらジョルノの理解力もすごいが。

 とにかく、スタンドを直で殴った時の能力がイマイチ使いこなせないG.E。5部ではよくあることだが、ここで路線変更が決まったようで、もう「感覚暴走」能力はなかったことにして(ついでにダメージ反射能力もなかったことにして)、しばらくは純粋に「ものを生物に変える」力だけで戦っていくことになる。まぁ、今後はチーム戦がメインになるからジョルノの能力がぼんやりしてても次々に新しい能力が出てきてなんとかなるからな。こうして振り返ると、最初からあまりブレずに1つの能力でバトルのバリエーションを作ってたクレイジーダイヤモンドって偉いよな。

 さらに、前回も少し触れたがブラックサバスは「新しい遠隔自動操縦の定義」という役割も果たしており、康一くんの口を借りて設定を確認(または上書き)している。「能力者の意思がほぼ介在せずに自動で動く」はまぁいいんだけど、「破壊されても本体にダメージがいかない」って、実は全く新しい設定なんだよね。シアーハートアタックは割とダイレクトに「キラークイーンの左手に接続している」っていう描写があるわけで。さらに吉良にどんな影響があったかは本人の口から直接聞いたわけでもなく、あくまで康一&承太郎が見た吉良の様子から判断したものであるはず。だとすると、得ている情報は「真剣にジムで体を鍛えなきゃいけないと思ったよ。でも、ガチムチがちんぽいじった手で触ったバーベルを使うのは嫌だな」っていう吉良の感想だけである。やっぱり、ダメージあるよ。いろんな意味で。

 幸い、ブラックサバスはこの「新ルール」第1号なので実際に一切のダメージがない。もし彼の能力がシアーハートアタック同様のもので、エコーズの影響で「手が重くなる」ダメージを本体にも及ぼしていたなら、さすがのポルポも「ジョルノがなんかしてるな?」ってことぐらいは気づくはずで、そうでなかったのは全くのラッキーである。あと、2回目の入室の時にライターがチェックされなかったのもラッキーである(また花に変えて持ち込んだんだろうか。さすがにチェックゆるすぎるやろ)。まぁ、このあたりのお話は本当に勢い任せで、まだまだ行き当たりばったりのところが多いからね……。アニメ版は康一くんの後日談など、そのあたりの「勢い任せ」の部分をちゃんとフォローする作劇になっているのでとても好感が持てるわ。

 さて、次回はそんな行き当たりばったりの化身とも言えるフーゴを含むギャング団の登場である。お茶が……お茶が飲める回だよ……。

 

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 耳フェチ、わかります、第4話。耳ってさ、女性の場合は普段露出してない場合が多い、体内に直接つながる受容器官で、高感度の性感帯なので実にエロいんですよ。間近で見せられるとドキドキするのも全然おかしくないと思いますね。まぁ、ぶっちゃけどこの部位だろうが間近で見せられたらドキドキするんですけどね。

 真打ち登場、すべての発端であり元凶、諸悪の根源のばあちゃん、月白琥珀さんの登場だ。本渡ちゃんが成長すると島本須美ボイスになるというのも驚きだが、この性格のばあちゃんの血を継ぐ孫があんな性格というのも何だかびっくりだ。まぁ、60年で2世代繋げば性格なんて全然違うものになるだろうけども。それにしても、こうして時代を超えて親族が同じくらいの年齢で出会い、「おばあちゃん」「おばあちゃんはやめて!」みたいなやりとりをする作品ってどっかで見たことがある気がするんだが、何だっただろう。直近だと「刀使ノ巫女」の衛藤・十条親子の設定なんだけど、その記憶でいいのかしら。たまたま本渡ちゃんボイスだからそれを思い出しただけな気がする。

 シナリオ部分の進展を確認しておくと、ばあちゃんが出てきたことにより、いよいよ瞳美がこの時代に送られた真の目的の探索が始まったことになる。当然この時代の琥珀は理由なんて全然知らないわけだが、パラドキシカルのはこの時2人が築き上げた経験が、60年後の琥珀に「瞳美を過去に送らねばならない」と思わせるだけのものになっているということであり、彼女の人生に欠かせないほどの重大事になることは間違いない。ばあちゃん目線から「絶対に有益な経験だ」と判断されてのことなので、ハッピーな結末を迎えることが確定しているというのはそれだけで少し安心できる。まぁ、実は琥珀がすげぇ利己的な人間で、「瞳美を送り込むことで自分の人生がすごくいい方向に転がるんだ」っていう目的があったとしたらちょっと変わってくるけども。セワシがのび太にドラえもん送りつけるみたいな感覚で。まぁ、現時点では琥珀がそんな人間だとは思われないので大丈夫だと思うけどね。

 強いて気になる部分があるとすれば、どう考えてもこのお話はラヴでロマンスな部分があるということ。すでに半分くっついてるレベルの耳フェチカップル、密かに部長を見つめるあさぎの片思いなんかですでに部内の恋愛感情は固まっている部分があるが、そこにメインとなる瞳美・唯翔の関係が生まれ、さらに琥珀が突っ込まれたことですったもんだが生まれることが想定されている。琥珀はすでに「将来的に結婚して幸せな家庭を築く」ことが約束された人間なわけだが、それがこの高校時代の思い出と関係するのかどうか。まぁ、さすがに唯翔が祖父だったら瞳美が気づくからそんな展開はないだろうけど。最終的には瞳美は元の時代に帰らなきゃいけないので、今の時代で恋愛感情を得てもどうしようもないというのも難しいところ。最終的には色覚と自分に対する自信を手に入れてエンド、なのかなぁ。

 シナリオ部分はさておき、今回も本作最大の売りである色彩の妙がたっぷり堪能できる仕上がりになっている。常に挑戦的な画作りを続けるP.A.作品らしい展開は、何とナイトショットへの挑戦である。今回の画面は、夜の校舎を舞台にした極端に明度が低い画面が続く。アニメでも暗いシーンというのは珍しいものではないのだが、長時間にわたってここまで暗いシーンを続けて、最終的に夜景へつなげる色と光の展開は、今作の持つ問題意識がはっきり表れた構成になっている。特撮なんかでは常識だが、ナイトショット(夜景撮影)は明度が落ち、当然それに伴って彩度が落ちる。画面映えに欠けるのでカメラ技術としては難しい部類に入り、あえて続けるメリットは少ない。しかし、「彩度の低下」というのは本作においては瞳美の持つ欠損と直接的に結びついてテーマを補強する役割を果たしており、夜の世界になることで我々の視界も自然に瞳美のそれに近づく。そう、「色を失った世界」などというと何だか大仰なイメージがあるが、我々は「夜」というごく当たり前の日常の中で、これに近い世界をいつも見ているのである。そうして作り上げた「瞳美の世界」から、カメラ技術などを解説しながら夜景の見え方(彩度の高い美しい景色の見方)をレクチャーすることで、「瞳美が色を取り戻すための行程」を自然に視聴者にも体験させている。こうしてわざわざ難度の高い画面演出に挑むあたりが、本作最大の魅力と言えるだろう。

 そして、こうした「色褪せた世界」と「色づく世界」の対比が瞳美と琥珀という2人の月白の性格の対比ともそのまま重なり合っていることは自明だ。鮮烈な存在感を放つ「ラスボス」琥珀の魔法は、まるでそこにあるかのように写真の情景を映し出すフルカラーの世界。そこに現れた蒸気機関車は、黒一色の中に不安定な歪みを抱えながらも、どこかに抗いがたいエネルギーを感じさせる瞳美の魔法の一端を見せる。そんなモノクロの象徴たるSLが、ラストシーンでは夜空に浮かんだ光の集合となって再び現れるのである。琥珀と唯翔という2人の「色」を持つ人物に触れて、瞳美の世界は、どのように変化していくのだろうか。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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