最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
観測すれども関与せず。第4話。この世界、人間関係について超然とした連中が多すぎる気がするんですが、さらに外側から見ている人間からするととても助かる配置になっていますね。挟まれるんじゃない、ただ、見るのだ。 インモラルな生徒会室。誰もいなくなった夕暮れの中、素直に気持ちを吐露する燈子に対し、まんざらでもない形で答える侑。「キスしていい?」「別にいいですよ」「どうして?!」っていう流れは笑ってしまうが、結局、後で言われていたように侑の中にも、確実に燈子に向かう感情は育ちつつある。「自分はそういうことが分からないのだ」という認識を持つ侑はそれを自覚できないし、仮に感じたとしても否定するだろうが、その気持ちに向き合えば向き合うほどに、具体的な形を成していくことになるのだろう。 そうして実現してしまった再びのキス。直球で勝負してくる燈子のおかげで、スキンシップは思いの外ダイレクト。こうして考えると、祥子様と祐巳の関係性とかって、すげぇプラトニックだったんだな。恋愛関係と明示されるかどうかの違いはあるが、同じ女性同士の想いにしても、時代を経てその描かれ方も少しずつ変化しているのかもしれない。 しかし、ダイレクトな行動もTPOをわきまえなければならない。あんだけ大っぴらな場所にある生徒会室だ。いかに人が少ないとはいえ、偶然覗かれてしまうことは一応考えなければいけなかったはず。見られた相手次第ではマジで薄い本みたいな悲惨な展開になっていた可能性もあるわけだが、幸か不幸か、偶然目撃したのはハイパー客観視大好き人間の槙くんだった。「マネージャー体質」というだけならば何となく分かるのだが、さらにそこに「活躍するのはお前らなんだから観客の俺に関与しようとするな」という斜め上の感情が混ざるという難物である。いわゆる「百合を見ていたいだけで、そこに挟まれる気は一切ない我々」と同じスタンスのようにも見えるが、よく言われるその理念は、「男が挟まったら百合が百合で無くなる」という事実に起因しているものであり、根元的な動機が「観客と主役の分化」ではないだろう。人間関係の機微にはすごく興味があるが、その舞台には絶対に立ちたくないという槙の心理は、考え始めると結構な泥沼である。 しかもこいつが面倒なのは、本当に客観視を決め込むのであれば一切の不干渉を決め込むべきなのに、あえて侑に対しては「見てたんだよ」と突っ込んでいくところ。おそらく、「関与することによって歪みが生じる」というリスクよりも、「現時点で主演女優が何を思っているのかを把握しておきたい」という好奇心が勝ったのだろう。もしくは、自身の関与で揺れ動くならばそれもまたドラマだと受け入れる度量があるのかもしれない。邪魔するつもりはかけらもないし、もっと続きを見たいから極力応援するつもりだが、自分という観客があることは告げておき、そのカメラの前で振る舞えと侑に迫っているわけだ。悪意がない分だけ、余計に面倒な反応である。侑もそんなモンスターを前にして最初は怯むわけだが、案外「自分は舞台に立たない」とずっと思っていた自分との共通項も感じたのかもしれない、すぐに槙の思考と反応に対応し、改めて自分の立ち位置を定めるに至るのである。うーむ、まだ若いくせに、そういうところでやたら老練してる感がある高校一年生だよなぁ……。 もう、こうなったら燈子は侑や観客の前で理想の「可愛いあの子」を演じるしかないわけだよな。大丈夫かな、また別の覗き穴から本妻(仮)が憎々しげに見ているけれど……。 PR 足湯の後にみんなして足突っ込んでたあれって何なの? 第4話。当然、疑問に思った時は調べられるのが現代ネットの便利なところ。……足蒸し湯、そういうのもあるのか……。聖地がわかりやすいアニメですが、さて、巡礼者はどれくらい現れるもんなんでしょうか。 4話にして温泉回。しっかりとセオリーを押さえた模範的な萌えアニメの構成だな! まぁ、ゾンビだけど……。メインでサービスシーンを披露するのが製薬会社のおばちゃん広報っていうのが斜め上すぎるわ。おばちゃん、微妙に乳あるのがかえってムカつくわ。まぁなぁ、さくらちゃんたちに欲情しちゃったらそれってネクロフィリアの領域なわけだしなぁ……。ゾンビをタイトルにしてるくせに彼女たちが「どの程度ゾンビなのか」っていうのは全然触れてくれないのでさっぱりわからない状態で、果たしてお湯につかってもいいのか、本当に腐乱臭はあるのかなどなどの情報は曖昧なまま。腐乱臭があるような状態だったら、温泉に入ったら確実に悪影響が出るでしょ。腐乱死体が入った湯なんて言われたら、嬉野温泉も営業妨害で訴えていいところだ。幸い足湯で実験したときにはお湯に影響もなかったようなので、全身浸かった時にも何もなかったと思いたいものだが、どうやら湿布+温泉の相乗効果で代謝(腐敗?)が進行し、うっかり首がもげてしまった様子。……やっぱりダメだったのでは……。ちなみに「久中製薬」は実在の企業なのかどうかはもちろん確認したが、残念ながらこれは架空。というか久光製薬に正規で許諾を取れなかったってことらしいな。久光製薬は佐賀が本社。こんなにもどうでもいい知識もなかなかないな。 さておき、そんなエピソードでアイドル成分についてはだいぶ固まってきた。さくら・サキ・リリィの騒がし3人組のポジションがはっきりし、そこに愛と純子が歩み寄る形(ゆうぎりさんとたえちゃんは相変わらずフリーダム)。今回言われて初めて気づいたんだけど、純子ちゃんは「昭和のアイドル」ということで、グループではなくてソロ活動してた子だったのね。昭和の常識で考えればそれが当然なのだが、すっかり現代のアイドル事情に思考が染まってしまっていたため、てっきり彼女もグループ活動してるもんだと思ってた。山口百恵とか、そういうタイプのアイドルだったのね。とりあえず、昭和と平成、どちらのアイドルも一応活動に理解を示し、今後は本格的にフランシュシュの活動が見られるようになるのだろう。まぁ、パフォーマンスが安定しちゃうと例のCGになるからあんまり面白くないのだが……CGモデリングの純子ちゃんのなんか違う感じが気になるよぅ。 そして、端々に残された「なぜ彼女たちはゾンビになったのか」という謎。折に触れてその話題になってるし、おそらくその部分のネタは今後回収されることになるんだろうな。「だって日本って火葬でしょ」って、今更そんなところを掘り返すのかよ、ってちょっとびっくりした。確かに、トラックアタックをくらったさくらがどうやって幸太郎に回収されたのかはわかってないんだよな。幸太郎のグラサンの下の顔がなぜか描かれなかったり、一応その辺りにも謎は残っているような、そうでもないような。たえちゃんがその鍵を握って……いるかなぁ。どうかなぁ。
○「叛逆性ミリオンアーサー」 5 だいぶ時間はかかったが、ようやく今期最後の新番チェックにたどり着いた。今期執筆記事は43本。ヘヴィーな秋新番の割には数は抑えた方だろうか……と思って確認したら去年の秋は本数が39本って書いてあった。……ダメじゃん。 さておき、こうして時間が空いた理由はよくわからないが、他の番組からは約一ヶ月遅れでスタートしたタイトル。「ミリオンアーサー」という名前はどこかで聞いたことがあるけど全然知らない、というレベルで、持っている知識は「なんか、どっかで実写が盛り上がってる話を聞いた」「ちょぼらうにょぽみが漫画描いてた」の2つだけ。その情報だけではアニメを観るときに何の役にも立たんやろなぁ、と思ってたら……まさかの最重要ポイントは押さえてたことになるな! これはあれだろ、ラスト2分を観るための壮大なネタふりを残り20分でやってるアニメだと思えばいいわけだろ? ソシャゲアニメ的なやつだと割り切っていたのでぶっちゃけ一切期待はしていなかったし、現時点でもあまり期待はしてない。「ソシャゲ原作アニメあるある」はほぼコンプする勢いで網羅しており、「1話目でとにかくキャラが乱立する」「金があるのか、やたらと作画がパリッとしてて見やすい」「キャラ付けが嘘みたいに適当」「声優が無駄に豪華」などなどの要素が確認できる。本当に雑なネーミングとどこかテンプレ臭が抜けないキャラ設計にあまり愛を感じないし、テイストはだいぶ違うが、前クールで言ったら「ロードオブヴァーミリオン」とかと同じ末路を辿る作品なんじゃねぇかな、というのが普通に導かれる結論である。幸い、あれよりはギャグに振り切っているので空気作品になることはないだろうが、ネタにするにしてもすでに「ラストピリオド」というこれまたおかしな前例があり、なかなかそっち方面でブレイクするのも難しいだろう。「まぁ、作画がそこそこ見やすいからややマイナスくらいか……」で落ち着けようと思ったら、最後の2分だった。うん、こういうときに「無駄に声優が豪華」は純粋に武器になるよね。いや、これが楽しみたいなら、わざわざ30分アニメを見ずに「あいまいみー」を見てればいい気もするが……。悔しいけど初回は爆笑してしまったのでご祝儀がわりに加点しておいた。来週以降もそんな精神的余裕があるかどうかは分かりません。 それにしても、「ミリオンアーサー」って雰囲気でつけてる名前なのかと思ったらまさかダイレクトに意味があったのかよ……こんだけひどい扱いを受けて、草葉の陰でアーサー王も泣いておられるわ(多分、随分前からしとどに泣き濡れてるから涙も枯れ果ててると思うわ)。 ちなみに、エンディングを聞いてると何となく「ウィッチ☆アクティビティ」を思い出しません? 歌ってるユニットも当然豪華だが、なんか「改訂版i☆Ris」って感じもするな。これ、全メンバー集めて歌唱できたら相当なもんだぞ。そしてオープニングがへご。やっぱソシャゲキャスティングってやりたい放題だな。 いきなり劇場版のCMが入ってビビる、第4話。リアルタイムで放送開始時にすでに劇場放送も決まってる作品ってすげぇな。そんだけヒットする自信があったってことなのかなぁ。まぁ、今のところ確かに好きな作品ではあるのだが、これを劇場に観に行くのかどうか……。 「エンドレスいくつだよ」っていうツッコミはおそらく世界中で叫ばれているだろうから置いとくとして、すっかり定番となったループものに突入した。今作は結局「思春期症候群」という便利な名前を使って青春物語にちょっとしたSF的設定を絡めて行く作品になるわけね。それこそハルヒ的な構造と言えるし、ふと「ココロコネクト」あたりを思い出しもした。世間的には「物語シリーズ」と似たようなもんだ、なんて話もあるし、考えてみりゃ案外定番の構成なのかもしれない。 でもまぁ、そこまでマンネリになっているという気もしないな。作者だってエンドレスエイトがあれだけ話題になったことは承知の上で作劇しているわけで、似たようなもの、下位互換を作ろうとは思わないだろう。今作の場合、「ラプラスの魔」と認定された奈央坊ボイスの後輩ちゃんの気分次第で日付を進行させることが可能になっており、決してエンドレスなシックスではなかった。わざわざ月替わりの週を選んで舞台に設定したのはそのあたりを見せつける狙いもあったのかもしれない。まぁ、最終的に「思春期の少女の問題を解決すれば時間が動き出すよ」っていうのはまんまハルヒなわけだけども。 そうして後輩ちゃん(名前は古賀朋絵というからちゃんと覚えよう)との関係性を深めて行くことになるわけだが、ラッキースケベならぬラッキープロポーズみたいな流れで自然に付き合ってるふりをする展開。そんなアプローチあるかよ、とは思うのだが、朋絵の面倒臭い精神性が提示されると、こんなアホみたいな展開でも何だか丸め込まれそうなのが不思議だ。「一人でいるのは辛い・悲しいじゃない。恥ずかしい」というメンタリティ。私のような永年おひとり様体質には絶対に理解できない心理だが、現代女子高生がそうしたコンプレックスを抱くのは何となく理解できる精神性だ。そして、それを避けるために必要以上のコストを支払ってしまうのも女子高生らしいアホらしさの表れであり、ただ自己欺瞞のためだけに変な先輩を犠牲にし、より面倒臭い関係性の構築へと転がり落ちて行くのである。こんな無茶苦茶な言い分に付き合ってあげる咲太は本当に優しいんだな……。 もちろん、咲太には先輩というド本命がいるので心が揺らぐ心配も無いだろう。その辺りも戦場ヶ原一本の「物語」シリーズと被るところがあるが、こうして「すでに本命がいるから有象無象の女の子たちともフラットに、友達以上ナニカ未満でコミュニケーションをとるよ」っていう関係性が作れるのも、ある意味でオレツエー的なオタクの憧れなのかもしれない。難聴になっていちいち告白を断る必要もないからな。やっぱり、そう考えると西尾維新の作る設定は先駆的である。まぁ、この世界に千石撫子が現れるかどうかはわからんが……。白衣ちゃんはどういう立場なんだろね。あの子も文句なしで可愛いので、やっぱりこのナチュラルハーレム設定はずるいとしか言いようがないな……。 そして、こんな様々なヒロイン勢に立ち向かわねばならぬ桜島先輩も色々大変。幸いにしてこれまでの3話で充分アドバンテージは稼いでいるのでしばらくは適当に咲太を転がしておけば筆頭からは陥落しないだろうが、どこに伏兵が隠れているかわかったもんではない。週一くらいでバニーコスで誘惑するくらいの手心を加えてもらったほうがいいかもしれない。主に俺のメンタルに。デレ成分の配置が阿漕な先輩は可愛いなぁ。
次回のサブタイトルis 何、第4話。本編中で「今回までがキャラの紹介、これで一段落」ってハッキリ言っちゃう姿勢、好き。 本当にどこまでもふざけた作品。今回も前々回のように余裕でサブタイトル詐欺をぶちかますし、なんでもいいから視聴者の思惑を外してやろう、という稚気にあふれている。ネタが引っ掛けようという意識ばかり先行してしまうとこっちが置いてけぼりになってしまう恐れがあるが、なんか悔しいが笑ってしまうくらいのさじ加減で留められてるのが憎らしいんだよな。燿司さんのナレーションが完全にバカにしてる感じなんだけど、やっぱりどこか笑える要素になっているのは間違いないだろう。しばらくはシリアスないですよ、って言われてるみたいで安心するんだよな。 そして、4話目となる今回はようやく「トラヴィスズエンジェル」と呼ばれる(ほんとに呼ばれてる?)女性チームの活躍を描くお話になった。メインのダグとキリルの関係性がどこかメインストリームから外れるような珍妙な関係性なのに比べ、今回スポットが当たったケイとディーナの関係性は、「これこそバディものの初期状態やなぁ」みたいな非常にオーソドックスなものになっているので見ていてわかりやすい。ベタベタな展開ではあるのだが、普通なら野郎にやらせそうな破天荒系のキャラを、早見沙織演じるぶっ飛び系のケバ女にやらせるというのがなかなかの采配。みさおは今期これまでのイメージとかけ離れたよく分からんキャラがまとめて降りかかってきているのだが、楽しそうで何よりである。こうやって既存のイメージも何もかもぶっ壊せるのが声優という職業の最大の楽しみよな。 一方のケイはCVがちかぺであるが、こちらも酔っ払った時の様子が……いや、だいぶ可愛かった。音域高めなので、壊れた時のガンギマリのちかぺのイメージとはかけ離れている(当たり前だ)。こうして普段とは逆(?)の「やんちゃ・委員長」関係になっているコンビというだけでも割と楽しいのである。まぁ、ケイさんも前回の様子を見てるといろいろヘンテコなところはあるみたいだけども。たっぷりと女性の「バディもの」が楽しめたので、とりあえず長らく求めていたものが得られた感があってホッとしています。いや、別にダグたちのコンビだけでも楽しいことは楽しいんだけどね。やっぱり華やかな部分があった方が落ち着くというか。まぁ、いきなりロボットだったりしたけど……。 お手本のようにして4話まででほぼメンバー紹介を終えることができた(マックスだけよくわからんけど)。さて、ここからどういう方向に話が転がり出すのか……これ、何クールあるかによっても構成はだいぶ変わるよね。タイバニよろしく2クールならゆっくり見られるんだけど。 女の子は正義、第3話。タイトル見てなんのことやねん、って思ったけど、そのまんまズバリで女の子が出てくるで、っていうお話やった。なんとなくだけど、珠莉ちゃんってこういう男に囲まれて周りを盛り上げる役でよく見かける気がする(ニルアドだけかもしれん)。 少しずつメンバーをからめとっていく「人鬼」・ハイジの暴虐が淡々と重ねられていく。「こんなもん、どうあがいても無理やんけ!」という印象は1話目からずっと続いているわけだが、現時点ではさらに具体的な数字がどんどん出てきて、無理レベルは上がる一方だ。まぁ、そうだよね。わざわざ数字を出されなくても「無理!」ってわかってる話だからね……。しかし、寮の連中も意外に頑張るもので、無茶苦茶な早朝ランニングでもなんとか10キロは走れる人間がほとんど。俺、多分大学一年生に上がりたてのタイミングで5キロ走れって言われたら多分王子よりもひどい結果になってたと思うよ。5キロで確実に膝壊してたと思うよ(受験勉強で人生で一番太ってた時期だし)。そう考えれば、絶望的な状況でもちゃんとゴールにたどり着いてる王子はそれだけで偉いといえば偉いんだよな。 しかし、そうは言っても素人レベルの「偉い」で通用するわけがないのが箱根。現時点ではそのレベルに手が届く可能性は一切見えていないのだが、ハイジは何か秘密兵器でも用意してあるのだろうか。残り10ヶ月とは言っていたが、ちょうどこないだ予選会云々というニュースを見たので、本物の箱根に出場したいなら期間はもっとずっと短い。ここから心身ともに鍛え上げる手段は……ないやろなぁ。どこまで頑張って「嘘」を薄めてくれるのか、今後の展開が見ものである。 そして、そんな「嘘」の一端となるのが、今回登場した女の子・葉菜子ちゃんである。今キャラ表で名前確認したんだけど、八百屋の娘だからってこの名前はどうかと思うけどな……幸い本人は真っ直ぐな子に育ってくれているようで、地元商店街のよしみなのか、ハイジの途方もない夢にボランティア感覚で付き合ってくれている優しい子。他の連中の反応を見るにルックスも充分可愛らしいようだし、かなりハイスペックなマネージャーポジション。彼女の影響を一番受けているのがキングみたいだが、双子も彼女の存在を呼び水にコロッと落ちてしまっているし、最後まで抵抗していたユキについても、ハイジの脅し+「こっちにきても一応女の子がいるという事実」の合わせ技が意外と馬鹿にできなかった。もう9人中2〜3人は落ちてる状態なので、最後の砦であるカケルさえ落ちてしまえば……いや、でも王子はどうすんだあれ……。 ○「ツルネ-風舞高校弓道部-」 5 まさかNHKで京アニ作品を放送するなんて! って思ったけど、考えてみりゃ「日常」っていう立派な前例作品があるんやな。こないだの「聲の形」も伏線といえば伏線。 さて、「Free!」が終わって次にやってきた、明らかに女性向けとわかる京アニ作品。毎度のことながら女性向けは「対象層じゃないから」という理由で割と敬遠することが多いのだが、今作に関しては、非常に個人的な事情で無視できない要因がある。それは、何を隠そうわたしが弓道経験者であるということだ。高校時代の部活が弓道。今はすっかりこんなおっさんに成り果てたが、高校時代は日々の部活に精を出し、それなりの青春を送っていたのである。残念ながら高校を卒業してからは弓に触れる機会も無くなってしまったが、あの頃の記憶が蘇ると、時たま「弓を引いてみたいな」と思うこともある。他の運動をさっぱりやらないこともあり、弓道という競技に関しては、それなりに思い入れがあるのである。アニメ作品で弓が出てくるといわゆる「弓道警察」がどこからともなく湧いてくることがあり、私もいわばその一員ではあるはずなのだが、正直、「艦これ」の時の弓とか、そういうものって弓道とは全くの別物だし、戦国ものなんかで使う「武器としての弓」は競技弓道とは別物だと思っているので、基本的にそういうものに口を出すつもりはない。しかし、今作は勝手知ったる競技弓道である。となれば、どうしたっていろんな気持ちがムズムズと動き出すのが止められない。 だがしかし、だがしかし。ここで出てくるのが毎度おなじみ京都アニメーション。よりによって京アニがこんなマイナー競技を取り扱おうというのだから、その描写に落ち度があるはずがない。今までいくつかのアニメで弓道競技を見たが(CCさくらとかな)、ここまで念入りに、微に入り細を穿つ弓道描写というのはさすがに歴史上初めての試みだろう。まず、普通のアニメでカケ(作中に出てきた弓道用革手袋)の着脱にここまでこだわった作品なんて見たことがない。オープニングではカケがハラハラと外れて紐になって束縛するなんて謎描写も登場する。他にもオープニングでは的貼り作業(弓道に使う的は木枠に和紙を貼り付けたもので、部活で使う的は定期的に部員たちが手作業で紙を貼る)が出てきたり、競技中の看的(矢が的に当たったかどうかを○×で表示する掲示板)が動いているところが描かれていたり、弓道経験者からすると「当たり前だけどアニメになるとビビる」という情景が大量に盛り込まれている。 そして極め付けは主人公の問題提示である。なんと、彼が高校で弓道をやりたくないと思ってしまった最大の理由は早気(はやけ)!!! 懐かしい言葉だなぁ! 早気ってのは、本来ならしっかりと弦を引いてこなきゃいけないはずのところで、中途半端に手を離して矢が飛んで行ってしまう症状のことを言う。ラストシーンで主人公が「綺麗な会(カイ)だ」と行っていたが、「会」とは、十分に弦をひきしぼり、気力を充溢させた状態でしばらく静止すること。これをしっかり行うことが、射法では重要とされているのだが、様々な精神状態により、この会に耐えられない、もしくはそこに至ることすらできない場合に「早気」と呼ばれるトラブルがおこる。正直いうと、私は3年間でこの早気に悩まされたことがないので作中のモブ同様に「なんでそんな風になるの?」と不思議だった人間なのだが、同じ部活の仲間でも、1学年に3人とか4人とか、結構早気に悩まされ、改善まで時間がかかる人間はいたものだ。ちなみに、逆の症状としては会に入ってしまってから手を離せなくなる、っていうパターンもある。正式名称があるのかもしれんが、我々はこれを離そうとしてキャンセルしてしまう動きから「ビクり」と呼んでいた。まぁ、とにかく単純そうな動きに見えて、意外と色々メンタル面での戦いがあるのだ。 そんなクソマイナーなところを攻められたおかげで、私としては「早気でこんな悩むアニメとかwwww」ってめっちゃ盛り上がってしまったのだが、ふと気づいた。これ、何も知らない人が見て面白いか? ……どうなんだろ……なんか顔がのっぺりしてて特徴にかけるので、京アニ特有の華美な派手さもあんまり感じない画面なんだよな。意図的にそうした鮮やかさみたいなものを抑えた演出にしているのは間違いなかろうが……うーむ、「向きじゃない」こと以上に、何かここから炸裂するような印象があまりなかったのは気になる。まぁ、とりあえずせっかくの弓道アニメだし、楽しめる限りは追いかけていこうと思う。 劇場版やんけ! 第37話。よくもまぁ、これだけのものを通常放送でやろうと思ったよな……それもこれも、プリキュアシリーズの始祖的存在とも言える佐藤順一監督作品という保証があってこそか……。いや、別に始祖でもなんでもないけど。なんかこう、やっぱりニチアサといえばサトジュンなんだよ、俺の中では。 というわけで、本当にやりたい放題の30分だった。作画リソースも相当量注ぎ込まれているおかげで、細部まで真剣に何度も見直さないと全体で何が起こってるかは分からないだろう。2周目を見始めるとキリがなさそうなので、とりあえず初見の段階で覚えていた絡みだけでも書き上げていくと、個人的に一番嬉しかったのは「ブロッサム」と「フローラ」という花咲くプリキュアツインの組み合わせ。ブロッサムはその直前のシーンでずっこけてカッコ悪いところ見せてたけど、フローラとの絡みなら立派に戦える。あとは実際やったらウルセェだろな、と思ってた「弦楽器縛り」というわけのわからないコラボも実現。ギタリストの中にバイオリンやハープが混ざり込むカオスっぷりがたまらん。そして一箇所だけ空気が違うと言われていた「年配プリキュア組」。すげぇ、この並びだとゆかりさんでもまだ若手に見える! 定番の色合わせでは青が大体水系・氷系で統一されているのに、黄色プリキュアは性格付けが2チームに分かれ、ほまれが率いるのはどっちかっていうと「ちゃんとしてる方」の黄色組で、ひまりが代表するのは「頼りない方」の黄色。当然ピースはこっち側だ(なぜかいおなさんも「ちゃんとした黄色」組に混ざっていたが)。 他にもソード組とかシールド組のような武器での分け方やら、「お菓子を作ったいちかに羨望の眼差しを送るゆうこさん」やら本当に小ネタは枚挙にいとまがない。キュアペコリンを含めた特殊プリキュアまで集められるだけ集めてくるなんて、誰が想像するかよ(ただ、追加プリキュア云々で言い始めるとハピチャの全部が該当するのでキリがなくなるのが問題だが)。レジーナさんの姿が確認できただけでも泣きそうになったわ。これ、劇場版でやられると見直すの大変だけど、地上波放送だと何回でも確認し直せるので助かりますわね。 これらの大挙したプリキュアを統制するのは最終的に現役チームのお仕事になるわけだが、それ以上に「初代」の存在感が圧倒的で、最終的にあの2人がやってることが最大の正義だ、みたいな構図である。まぁ、アカレンジャーが戦隊全ての統括を行なっていたのと同じだと考えれば初代の特権的立場ってのは本当に強いってことなんだろう。いつもの三角飛び、そして爆風煽り飛びといった「オープニング技」も後輩に伝授し、今後もプリキュアの力は脈々と受け継がれていくのだろう。 ……ここまでのことをやってのけたトラウムさんはほんとすげぇよ。しかも退場時もルールーとの絡みで綺麗に幕引きしたしな……お疲れさんです。 10月20日 ドラフト模様(GRN×3) ピック順 【Chrolony】→【Thraxi】→【Sangriter】→【Serra】→【Tanaka】
せっかくの新環境だというのに1週間空けての第2試合。まぁ、前回は勢い余って1日に2戦もやっちゃったので3度目ではあるんですが。さらに今回も勢い余って一気に2戦したので実質4回やってるんですが……(2回目の方は記録残さないやつだからね)。みなさんどう思います? この環境は良い環境ですか? それとも、クソ環境ですか? この環境の良い点を挙げるとするなら、レアの影響力がすこぶる低いという点だ。試しにピック表を見てもらえばわかるが、今回1パック目で開封したパックからレアを引いている人間は5人中2人のみ。そのうちデッキインできたのは1人しかいない。その後のパックでもボムと呼べるレアはせいぜい2〜3枚といったところで、他はごみか、せいぜい「有用なパーツ」といったところ。開けたレアがさっぱりデッキの完成度に影響を及ぼさないのは、試行回数が多くなるドラフトでは良い傾向である。 逆に気にくわない点を挙げるなら、やはりアーキタイプの少なさが挙げられる。特に我々は5人戦が中心なので、理想としては5人がそれぞれのギルドを分担してピックを進める展開になるわけだが、その際、黙々と色のあうカードを引くだけになると、結局他者への介入が薄くなり、みんなで5つのシールドデッキを作ってるみたいな状態になりかねない。まぁ、実際はそこまでうまくいくわけもないのだが、私としてはできればもっと幅の広いドラフトを心がけていきたいところである。それくらいの間口は、ちゃんと製作チームが広げてくれていることを祈るばかりだ。まぁ、これっぽっちのトライではまだ何も分からないので、しばらくは手探りで可能性を見ていきたいと思いますよ。 次週は通常開催。開始時刻を遅らせるっていう案もあったんだけど、結局無しになりました。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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