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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なぜあいつらがくる時には、必ず雪が降っているのだろうか。散々いろんな遊びをした後で、さぁ広辞苑を開こう。まぁ、開始時刻が夜10時を過ぎていたので、そんなに精力的には回せないけども……。なんかもう、うつ患者の治療の側面がどんどん肥大化している気がする。

 


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 ディアボロ役はこにたん! 第18話。なるほどいいところを持ってきましたな。確認したらこれまでのディアボロ役は最初のゲーム版が宮本充、最近のゲーム版が帝王森川だったようだが、少しずつ若返っている感がありますね。まぁ、個人的には「ジョジョシリーズでも屈指の情けないボスキャラ」な気がするので、ラストバトルがらみでこにたんがどんな仕事を見せてくれるのかが今から楽しみです。あとはドッピオが誰になるかやね。

 ベイビィフェイス戦からギアッチョ戦への繋ぎ。やっぱりこうしてみるとベイビィフェイスはかなりお手軽に片付けられた感があるなぁ。本来ならジョルノのパワーアップイベントとして大々的に扱われるべき(原作ならそれなりに迫力ある展開になってる)なのだが……尺の問題というよりも、やっぱりこの辺のバトルは微妙につじつまが合わないところもあるので、強引に勢いで流してしまおうとした結果とも言えるか。ベイビィフェイスの能力、結局ディティールではわかってないことも多いしな。一応フォローしておくと、アニメではメローネが絶えず電車移動している描写が挟まっているので、「案外ジョルノたちの近くまで移動してたのかな」っていうニュアンスが出せてるとこ。まぁ、「ローマの駅」って言っちゃってるんだけどさ。毒ヘビの移動速度なんて本当に些細なもんだろうから、時間的に絶対あそこで毒ヘビに襲われることはないはずなのだが……まぁ、その辺の都合が仕方なかったのは前回触れた通りである。ちなみに、原作だとギアッチョはメローネがやられたことに気づいていないような描写があるのだが、アニメ版ではきちんと理解した上での復讐劇になっている。いや、全然メローネのことは振り返ってないんだけどね。仲良かったのかどうかも微妙な関係性だが、暗殺者チームは今更仲間の命なんて省みてられないからなぁ。

 その分追加されたのが、わざわざ写真を再生してギアッチョに指令を送ったリゾットの描写。原作だとこの時点でまだリゾットの姿は登場していなかったのでそのあたりの裏事情は隠されていたが、アニメでは遠慮なく裏側も描けるため、ギアッチョがすぐさまジョルノたちを追跡できるようになった過程が補足されている。地味な追加だがリゾットファンには嬉しいところだ。ちゃっかり能力のお披露目してるあたりもニクいサービスである。

 ついでに触れておくと、そんな写真を持ち込んだペリーコロさんの動向については、実は結構謎が多い。ジョルノたちが駅に到着する数時間前にペリーコロさんは亀の中に入ってメッセージを残している。どう考えてもその後で鍵を外して「犬の床絵」のところまで運んだとは考えにくいので、おそらく亀のスタンド(ミスター・プレジデント)を発動するためのキーは複数存在するのだろう。何らかの「ぴったりあう鍵」さえはめ込めれば、亀の内部に用意された同じ部屋に入ることができると考えられる。ペリーコロさんが自害し、死体を外に出した時点でそれを回収するチームの別な人間が必ずもう1人存在していたはずで、そいつが鍵を外して持ち去ったのだろう(ただ、その場合にペリーコロさんが命を賭してまで守ろうとした機密性に疑念が生まれてしまうが)。おそらく死体を片付けた何者かは、本当に詳細を知らされずにただ片付けだけを行ったのだと思われる。そのために写真を燃やした灰にまで注意が向けられず、リゾットたちにヒントを与える結果になったと、そういうこと……なのか? そういや、以前リゾットが駅構内で何かを見つけている描写があったけどあれが伏線だったわけだね。

 ついでに触れておくと、今回ムーディーブルースで「ペリーコロさんの死」を再生しているが、ムーディーブルース再生時の対象の状態は、アバッキオ本人には影響しない。これは以前ナランチャがソフトマシーンでペラペラになった時にも証明済み。ついでにナランチャの時のヘッドフォン、そしてペリーコロさんの写真とライターのように、体に触れているツールも同時に再生可能。しかも遡る時間に制限はなく(巻き戻しに時間はかかるが)、人物を認識せずに「場所」で捕捉できる。そして一度対象を認識すればどれだけ遠くても再生可能と、やはりムーディーブルースはかなりのチート性能である。ペリーコロさんが写真も含めて再生できると理解した上でこの効果を活用しているということは、ボスもかなり入念にムーディーブルースの使い方を研究したと思われる。そんな奴に裏切られたら、まぁたまったもんじゃないわな。ついでにスタンド能力について触れておくと、ジョルノのG・Eについても、今回「超遠距離で毒ヘビが解除されて元に戻ったことを知覚する」という反則じみた能力を見せている。これってもう、完全に遠隔自動操縦の域なのだが、主人公なので色々と優遇されているようだ。

 さぁ、そして待ちに待ったギアッチョ戦。バトルの迫力、二転三転する展開の妙、荒木節全開のふざけたキャラ造形など、個人的には5部のベストバウトに上げて良い一戦。これがまぁ、ベイビィフェイス戦同様にアニメ化が大変なバトルで、今回描かれた範囲だと「高速移動する車の内外でのバトル」という構図が非常に難度が高い。さらに「瞬間的に凍結する物体」というのもなかなか描きにくいオブジェクトであり、この辺りの表現も荒木的作画スキルが遺憾無く発揮されているところ。幸い、アニメでもその辺りはがっつり再現されており、今回のバトルだけでも手に汗握るシーンの連発。非常にハイカロリーである。次回はさらに「水中での駆け引き」なんて面倒な要素も増えてくるし、まだまだ見どころ盛りだくさん。でも最終的には目にゴミが入って何も見えなくなるかもしれないけどな!

 

 

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 全員で指差してパン選ぶやつでチョココロネを選んでりみりんを発狂させたい、第6話。あそこで全員違うパンを選ぶのはポピパの個性と相性の良さを示しているんだろうけど、そこは我らが花園さんが容赦なくコロネに行くべきところだろう。いや、単に好きじゃないだけかもしれないけど。今回だけで、作中でいくつのチョココロネが消費されたというのだろうか……。この作品のコロネとコロッケにかかる負担は異常。

 そんな要素とは関係なしにafterglow回である。afterglowは個人的に「作中で一番影が薄いバンド」だと思っているのだが、今回も割と軽めの扱いでした。キーワードが「いつも通り」の時点でなかなか特別感を出しにくい制約がかかっているのだが、そこをいかにして特別に見せるかっていうのがシナリオのポイント。今回は商店街という完全ホームグラウンドでの試合、さらに「雨がふってちょっと困る」なんてシチュエーションも過去のシナリオでやったやつなわけだが(スマイルソイヤで雨雲を吹き飛ばすくだりはやらなかったですね)、それにバンド結成時の話なんかを振り返りつつ、いつまでも同じ空の下で活動し続ける「同級生バンド」というくくりがうまいこと個性としてまとめられていた。「いったいどれくらいの『いつも』を過ごしてきたのだろう」っていうフレーズ、実に印象深くてafterglowの良さを端的に示す表現なんじゃなかろうか。

 ゲームのシナリオイベントの場合、どうしても誰か1人のメンバーにウェイトがかかることが多くて、視点が一箇所に集まってしまいがちなのだが、今回は本当に満遍なく、第三者視点からのafteglow。一応つぐが中心にはなっていた気がするが、普通に活動するとつぐは分身してしまうのだから目立つのは当たり前のこと。普段通りのひまりとか、要所で赤面してみせる蘭とか、そこにいるだけで存在感をにじませるモカとか、やっぱり画面をフルに使えるアニメはいろんなものが見られて良いですね。また、今回はゲーム中であまりフィーチャーされない「ポピパからみたafterglow」という視点での描写が多く、同い年のバンド、しかも全員同じ学校の仲間だけで組んだ純正学生バンドというかなり近い存在をどんな風に見ているのかが確認できるのは興味深い。ポピパからすると、やはりキャリアが(ちょっとだけ)長いafteglowは敬意の対象になってるのね。

 今回のライブ演奏曲が「Y.O.L.O!!!!!」なのは意外といえば意外。何しろこの曲、作中ではafterglowがパスパレのために書き下ろした曲という設定になっているのだから。普通に考えたら、バンドリ次元においてこの曲はアイドルユニット・パスパレによって演奏されるものであり、afterglowが晴れ舞台で大トリの曲として演奏するのはなんか違和感がある。まぁ、単純に「間も無く発売される新曲」っていう大人の事情があるだけという気もするが……個人的にはせっかく夕焼け空をいつも以上にがっつり意識させる場面になってたんだから、「scarlet sky」で良かったんじゃないかって気もする。まぁ、曲調がハードなのでYOLOの方がPV映えしそうってのもあるかもしれないけどさ。

 あと、今更なんだけど……沙綾の私服、エロすぎない? ほぼ乳見えるやん、あんなの。ゲームだとそこまでじゃなかった気がするんだが、アニメだと露出がでかい。

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 えっ、何これ、こわっ……第5話。こういうのが突然飛び出してくるから、現代アニメってのはあらゆる番組にアンテナ張ってないと後悔するんだよね。歴史に残るとんでもない回だった。

 呆然としながらスタッフロールを見ると、なんと今回は一人演出・作監回だという。担当したクリエイターの名前は伍柏諭(ご・はくゆ)氏。台湾系のアニメーターで、過去にもアクション系の作画で評判が高いとのこと。ただ、個人的には注目すべきはアクションパート(だけ)ではなかったけども。「なんか今回ヤベェことになってるな」って認識が確定したのはいちいち細かすぎる浅桐さんの表情芝居のところ。M・A・Oのきっちり噛み合った演技プランも相まって、アニメーションでここまで掘り下げるか、というとんでもない粒度に仕上がっていた。そりゃこんな作劇ばっかりやってたら、日本のアニメ業界は人手と予算不足で立ちいかなくなるだろう。あまりにも贅沢で、視聴者ともども、憑き物が落とされるような一本だった。

 まぁ、ここが中盤のクライマックスということで制作側もかなり力を入れて作った話数ということなのだろうが、そんな大事なエピソードで単独構成を任され、あまつさえ作監作業までやってしまうとなると、相当信頼に厚い期待のクリエイターということなのだろう。確かに、その期待に十全に応えるだけのものを叩きつけてくれているのだから文句の出しようもない。こういう思い切った采配が可能な作品ってのはそれだけで恵まれてるよなぁ。

 あ、今作も本当に霊幻が格好いいのがずるい。ここまでシリアス多めだから今のところ全話に渡って格好いいんだよなぁ。

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 エンドカードがややこしい、第5話。サターニャだけどサターニャじゃなくて、サターニャっぽくない方がサターニャなんだ……一迅社ぁ!

 いよいよ「わたてん☆5」が正式に揃ったお話という認識でいいのだろうか。前回あたりから割とメインに食い込んできた残り2人の小学生、小依と夏音。かたやノア以上に面倒臭い自己中タイプで、もう片方は小学五年生とは思えないほどの思慮と包容力を持つ、今流行りのママみを持つロリである。そして、この2人の関係は「なるほど百合姫」と納得するような、割とダイレクトに濃密な関係性。みゃー姉まわりの関係性が「これは百合……なのか?」という状態だったので、この2人が独自に築き上げるワールドは掲載誌を意識させてくれる明確なものだ。別に当人たちにそうした意識はかけらも無いのだろうが、2人して着衣のまま風呂場に行ってぬるぬるしながら最終的に浴槽にダイブする展開なんかはいかにも「らしい」セッティングである。2人のうち、どちらが先に「向こうの世界」が見えるようになるのかは興味深いところである。

 2人だけでも充分関係性が完結しているが、これが既存の3人と結びつくことでどんな化学変化をもたらすか。まず、ノアちゃんは完全にツッコミ役に回った。みゃー姉の前だと程よく小学生っぽさを見せる時もあるのだが、周りにかき回し役が多いと自然にツッコミに回らざるを得ないようだ。一応、より大人レベルの高い夏音が加入したことで同じようなポジショニングのキャラが増えたのだから仕事が分担できるかとも思ったのだが、残念ながら夏音ちゃんはすべての事象を飲み込んでしまう圧倒的な包容力を持つため、特にツッコミに回ることはなかった。今回彼女が受け入れられなかったのはみゃー姉のフルスロットル状態くらいである。そして、単に食いしん坊属性を加速させるしかなくなってしまった花ちゃん。大丈夫か、一応メインヒロイン(?)じゃないのか?

 そして、そんな追加された幼女を見て我らがみゃー姉が何を思うか……。うぅん、すげぇ、小学生相手に土下座からの泣き落としを繰り広げられる大学生ってのもなかなかの逸材だ。本当にこの人は駄目だな……でもまぁ、初対面の相手とちゃんと対話が成立していたわけで、一昔前よりも成長していると考えてもいいのかしら。相手が夏音ちゃんたちで本当に良かったな。心無い小学生だったらどんな対処になっていたことか……。まぁ、おかげで全開放したみゃー姉を見て夏音ちゃんはあの通りだったわけだが……すでに受け入れてるノアって考えてみりゃ強い子だよな。

 そうそう、一応今回、夏音ちゃんたち2人という第三者から、正式に「みゃー姉はちゃんとした格好してれば可愛い」という言質が得られたのは大きな収穫である。やっぱりメカクレしないで綺麗にしてれば素材はいい人なんだよ。こりゃきっとひなちゃんも将来美人になるぞ。そして、なんとCパートではそんなみゃー姉の大学の話への接続が……みゃーさん、ちゃんと大学行ってたんだ……。

 

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 声だけで言ったらリヴィジョンズの方が圧倒的に上位選民感がある、第4話。ぴかしゃだけじゃなくて芳忠さんに17歳の人まで加わって、生身の人間に勝てるわけねぇだろ。

 未だ状況はたゆたい続けている。何一つはっきりしないまま事態が進んでいるが、まぁ、実際にどうしたらいいかわからない状況に放り出されているのだから、手探りになるのは当たり前なのだ。とりあえず、現時点ではアーヴとリヴィジョンズのどちらが正義なのかすら確定していないというのが一番恐ろしいところ。それは大介たちの目線でもそうであろうし、我々視聴者目線でもなんとも言い難い。まぁ、少なくともリヴィジョンズの連中が3人で話している内容を聞いていれば、連中が「過去人」たちを健全な目的で呼び出したのではないことは間違いないのだが……「餌」と言ったり「ボディが完成する」言ったり、彼らの目的はものすごく個人的で限定的なものなのだろうか。

 一応ウィルスに対抗する手段を見つけるための生存戦略を練っているということなのだろうが……「未来のためなら過去の人間なんてどうでもいい」ってことなのかな。そして、「なるべく未来の時間軸に影響を及ぼさないようにする」ってのはアーヴだろうがリヴィジョンズだろうが変わらないはず。自分たちが過去に干渉したせいで目標達成以前に「現在」がぶち壊されては話にならないからだ。つまり、今回「帰還」させようとした人類はなんらかの要素で未来の彼らにつながっているメンバーということになるのかな。だったら大人しく元の時代に戻せよ、という気もするが、逆に拉致ってしまったんだよなぁ。やっぱり遺伝子情報とかが目的なのかなぁ。渋谷の限られたエリアだけを未来に転送したのは、この規模だけなら何をやろうとも(人間をぶっ殺そうとも)自分たちに大きな影響を与えない容量だったのかもしれない。

 リヴィジョンズの目的がきな臭いのはもちろんのことなのだが、だからと言ってアーヴの方が信頼できるかというとそうでも無いのが悩ましいところ。もし信頼できる組織であるならば、ミロ以外の構成員が出てきてもっと積極的にアーヴの打倒に動いてもいいはずなのだが、それをせずに動向を傍観している印象がある。さらにミロが行なっていた意味深な通話。半分しか助からない救援って一体なんやねん。そもそも、ミロがアーヴの上の方の意思をそのまま伝えるエージェントなのかどうかも怪しいのだけども……このタイミングで「過去に飛んで大介たちを救え」の指令が出たらしいし、なんかもう、時間軸がぐっちゃぐちゃだ。何をどう信用したらいいのかもよくわからんわ。

 こうしてややこしい話ばかりになると、行動原理がシンプルな区長(総理)みたいなムーブの方がありがたく感じるよな……完全に悪役扱いだったけど、彼の選択がハズレだっていう保証もあの時点では得られなかったはずなんだよね。もしかしてもしかしたら、本当に現代に帰れてたかもしれんわけだし。大介たちの介入により交渉は破綻したけど、あれだってリヴィジョンズの要求に応えなかったせいで反応が怪しかったわけで、もし本当に素直に従ってたらどういう処理になっていたかも定かでないんだよな。まぁ、無理だったんだろうけど。こういう展開になると、本当にバカで何も考えていない大介が正しいのかそうでないのか……とりあえず、パペットの操縦はみるみる上手くなっているようなので、その辺りだけは褒めるべきだろう。ほんと、その辺りだけだけど。

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 ハナちゃんかわええなぁ! 第15話! 今作で唯一にして最高の女の子。こんなヒロインがいたらそりゃみんなして頑張ろうって気にもなるよな! 今回はやたらとあのシーンの作画も気合入ってたし。

 クライマックスへの高まりを着実に感じるお話。やれることは全てやりきり、あとは予選会を残すのみとなった面々。人事を尽くしたとはいえ、自分たちが決して飛び抜けたチームではないことも知っている面々。期待もあるが、やはり不安が大きいのは仕方ないところだろう。それでも、今となっては誰一人として「駄目で元々」なんてことは言わなくなった。双子のように「優勝!」なんて大きなことも言えないが、それでも、努力の量は自分たちが一番知っているのだ。せっかくの練習が無駄にならないよう、どうせなら「参加することに」ではなくて結果も伴ってほしいと、誰もが切実に願っているのだ。

 本番の会場を下見した帰り道、珍しくハイジがカケルに対してちょっと弱音めいた感情を吐露した。充分な練習をしたとはいえ、世の中にはもっとずっとハードな練習をしている連中だってたくさんいる。それこそ、カケルの高校時代はもっともっとスパルタで、しんどい練習をしたからこそ今のカケルがあるのは事実だろう。そうして無理にでも走らせて、やれることをやり切った方がよかったのか。メンバーの心情を優先するより、機能と効率を求めた方がよかったのか。すでに残された時間が少なくなったからこそ、そんな思いが脳裏をよぎるのはどうしたって仕方ない。しかし、ハイジの選択は正しかったのだと、カケルは考えている。彼のことだ、きっとその言葉は気遣いなどではなく本心だろう。少なくとも、カケル自身はそうしたハイジの指導方針があったからこそ救われたのだ。今の10人があるのは間違いなくハイジのおかげ。そう考えれば、やはりここまでの道のりは最善のものだったと信じられる。

 あとは無理やり詰め込めるものもない。ハイジの指導も、よりメンタルやコンディションについての現実的なものに集中した。補欠のいないアオタケ組の場合、1人でも不慮の事故で参加できなくなったらそれでおしまいなのだから、当然の配慮であろう。そして、狙ったようにして色々な不安要素もここで舞い込んでくるのである。もしかしたらテレビの取材を受けることだってメンタリティに何か影響を与えるかもしれないくらいのものだが、よりダイレクトに、例えばユキのところにはこれまで全く表に出てこなかった両親の影がちらつくし、双子は双子でハナちゃんとの関係性は一体どうなっているやら。ハナちゃん、流石に男は選んだ方がいいぞ……お世話になってる後援会の人の娘に手ぇ出したりしたらそれこそ問題だけども。それにしてもニヤニヤしてるムサの顔はムカつくな。

 まぁ、ここまでの道行きで様々な困難を乗り越えてきたメンバーなのだから、きっと今回だってそんな苦難も吹き飛ばしてくれるはず。予選会当日のえもいわれぬ緊張感は今作ならではのもので、駅伝の予選会なんて実際に見たことないのに、まるで本当にその場にいるかのようにピリピリしたムードが伝わってくる。ただみんなして並んで走るだけのシーンでも、ハイジを中心にメンバー内で様々なやりとりがなされており、これまでの練習での練度や、細かい計画性などが確認できて、やはりスポーツってもんはただ身体を動かせばいいってもんじゃないことも何となく見て取れるのである。そして、どれだけ計画を密にしても避けられないトラブルも……。

 流石にここで事故に巻き込まれることはないと思うが……よりによって危ないのがハイジってのが怖いよなぁ。頑張れハイジ、そして頑張れ王子。

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 エエエエエエェェェェェエエエ!! 第7話! なんやこの構成?! びっくりしたわ。腰抜かしたわ。まさかこんなことになるなんて……。

 いやいやいや、まさかの展開。なんと、十二宮ハイパーダイジェスト回である。まさに「3分でわかる十二宮の死闘」。数々の名シーンが1カットで全て処理されていくこのスピード感。原作知らない人間からしたら何が起こってるか1ミリもわからないざっくり感。すげぇや。そりゃ先週いきなりトレミーだったのも納得だわ。今作は、十二宮は、関係ございません!!!

 なるほどなぁ、前回の時点で「これ、十二宮が始まってその裏でセインティアが戦いを繰り広げてる様子が描かれるんやろ? アテナはその間暇やなぁ」とか言ってたけど、むしろ暇なのはセインティアの方だった。当時、この「聖闘士星矢」が連載している時期は人生でもっとも長い12時間のようにも感じたわけだが、今回は人生でもっとも短い12時間。ちょっと待て、苦しんでた翔子はまだしも、脇の二人(+マユラさん)は12時間ずっと翔子がうなされてるのを見てただけなのか? すげぇなおい。逆に辛抱強いわ。とにかく、翔子さんの魂が十二宮上空から星矢たちの激闘をリアルタイム実況し、セインティアの戦いはそれだけで終わってしまった。いやまぁ、先週抱えていた問題はある意味で全て解決したんですけどね、「1、セインティアが戦ってる間アテナが暇じゃない?」→「そもそも戦わなかった」。「2、結局セインティアって聖闘士よりも戦力として格下なわけで、そんな連中が戦える相手って誰なん?」→「そもそも戦わなかった」。「3、今までは黄金聖闘士がらみとかで懐かしネタが多かったから盛り上がったけど、今後オリジナルのバトルになったら盛り上がるんだろうか?」→「そもそも戦わなかった!」。なんて斬新な解決方法なんだ。

 まぁ、茶化すのはこれくらいにして……多分、私の認識が間違っていただけで、「十二宮からが本番」ではなく、「十二宮以降が本番」だったわけだね。来週からが、ほんとのほんとにセインティアオリジナルの戦いになるんだろう。そうだよね? エリスの神殿も出てきたしね? ちゃんと登るよね? もう、次に何がおきても驚かないぞコンチクショウ。でもまぁ、10分程度にまとめられた十二宮編を、現代の文脈で改めて映像化してもらえたのはそれはそれでありがたかったかもしれない。現代版サガがあの名シーンをもう一度見せてくれたし、何よりもアレンジ版の「ペガサス幻想」が流れてるところで星矢が流星拳を撃てばどんな状態だろうがテンションは上がるんだよ。もうそれでいいじゃん。どさくさに紛れて、最終決戦のサガが白サガに責められて葛藤してるシーンに翔子の意志まで介在していたような演出になってたけど、僕らの知らないところで、実はあのシーンにはセインティアも絡んでいたっていう新事実なんだよ。車田先生だって驚きだい。

 あー面白かった。そして、そこから始まる真のエリスとの対決が……。うーむ、どの時間軸になるんだろうな。ムウやミロたちの様子を見る限り、今回のエリス神殿大建立の儀は、本当に十二宮の始末が終わった直後、それこそまだサガがほんのり温かいくらいの時間帯で行われたものだと思われる。多分、アテナは復活直後にあのエデンの園に繰り出してきたのだろう。少なくともポセイドン編が始まる前に決着つけないといけないわけだし。原作だと十二宮とポセイドン編の間ってどれくらいの設定だったっけ……。アニメだとアスガルドが挟まるわけで、それくらいの余裕(?)はあるのか?

 改めて黄金聖闘士の忠誠を受け取った沙織さん。それでも何故か戦女神は前線に立つことをやめようとせず、せっかくアルデバランたちも「一緒に戦いますよ」って言ってくれたのになぜかミロだけ連れてエリスの下へ。お姉ちゃんの復活に一喜一憂していた翔子さんが棒立ちだったのはしょうがないとして、ミロさんはまたしても目の前でエリスに出し抜かれてしまうという大失態を喫した。まぁ、多分丸腰でほいほい前線に出てくるアテナが一番悪い。せっかく黄金の矢が消えたその胸に、今度は黄金の林檎がダイレクトアタック。一切休みなしで新たなタイムリミット設定をつけられてしまった。ピーチ姫なみの誘拐監禁率である。結局これじゃ翔子と沙織のコミュニケーションができないままでシリーズを進めていかなきゃいけないことに変わりないじゃんね。

 さて、そんなわけで改めて仕切り直そう。次回からが本当のスタート。セインティアがエリスとの戦いを繰り広げることになるぞ。とはいえ、メンバーはセインティアだけなら3人。マユラさんはあんまり参加してくれる感じじゃないので、あとは黄金聖闘士の残り連中が少しは働くんだろうか。アルデバランはソレントにぶっ飛ばされる前にもう一仕事していた事実が判明するのかも! わぁい! 

 

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 「働きたくない時だって人生にはあるっス」、第4話。メイさんはいつでも良いことをいうなぁ……魔法使い役なのに難しい言い回しがよくわからない頭の悪さも際立つなぁ……。

 すげぇ雑多な内容に無数のツッコミどころを散りばめた謎アニメになりつつある。どこが売りなのかは全然わからないけど、このゆるさが満遍なく何かを満たしてくれそうな、そうでもなさそうな。まずもって水着回だというのに別段エロくもないというのがな。まぁ、普段から水着並みの露出度の格好してるせいだけども……。なんでセイは今更ファイのおっぱいに引け目を感じてたんだろう。毎日嫌という程見せつけられてるやないか。

 浜辺でのモンスター観察、当然全てツッコミ待ち。ヒョウザンノイッカクガイは「氷山の一角」と「イッカク」をかけたダジャレだが、あんな生態の生き物が浜辺に埋まっている意味がわからない。そしてその擬態がもたらす効果が「蹴ろうとするとめっちゃ痛いっス」だけなのも謎である。そして最強生物であるスイカモドキ。なんの擬態にもなってねーのになぜか浜辺に生息していると言う謎。神が与えたもうた最強ステータスをメンタル面だけで台無しにしている謎。……メンタルってなんやねん。人語は解するのかよ。

 まぁ、どこまで言ってもネタでしかないのだが、さらにタンノ君みたいな半魚人(キモい)まで登場したので、多分パプワ島なみに突っ込み無用の世界であることがわかるな。あのデザインで泳ぐときは平泳ぎなんだもんな。魚のくせにCVは鳥ちゃんだしな。サバァ。そして海中深くには会いに行けるタイプのお手軽な邪神ちゃんまで完備。今期はなぜか海の中にいくアニメが多いよな(こっちのタイトルをバミューダトライアングルにしてしまうのはどうだろうか)。

 邪神との対決は一応シリアス要素もあるはずの戦闘シーンなのだが、「勇者の剣に選ばれしユーシャ」という要素だけであっという間にフラグを回収して終わってしまった。まぁ、すでに魔王討伐の実績がある(?)勇者なのだから当然なのだが、この世界における「運命」ってのはどの程度のものなのだろうか。邪神の無敵自慢は「魔王すら凌駕する」と言っていたわけだが……まぁ、これまた一瞬で食われたので単に死亡フラグだったという見方もできるわけだが。むしろ、そんな状態の邪神を食べても腹を壊さないチビがえらいってことなのかな。チビってフルネームは「ちびドラゴン」なのね。あいつ、もしかして最終的にラスボスポジに落ち着くのか? だとしたらちょっと面白いな。CV西明日香のラスボスなんて、史上初じゃないですか(結愛先輩を除く)。

 ほら、感想までとっちらかっちゃった。まぁ、可愛いからオールOKです。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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