最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
くそ女のくそっぷりが本当にくそで最高にくそ、第3話。もう、このままの悪逆を突っ走ってほしい。僕もうえしゃまボイスの可愛い子に思い切り弁当を投げつけられたい(富山の名産品とかが入ってるとなお良い)。 「今週はアカネちゃんがどんな表情を見せてくれるかな」というのが本当に楽しみな作品だが、彼女は彼女なりに色々と頑張っているようで、前回突然サムライキャリバーというイレギュラーの乱入により屈辱の敗北を喫したことを受け、今回はなんと自立思考型の新型怪獣を生み出し、「相手がパワーアップするなら、それを受けて全部コピーして対抗してやる」という現実的(?)な打開策を提案。デザイナーとしてもエンジニアとしても実に優秀な人材である。唯一欠点を挙げるとするなら完全な気分屋だし、テンションの乱高下がひどくて倫理観が欠如しているところは問題ではあるが、まぁ、容姿とおっぱいで充分埋め合わせが効くんじゃないかな(弁当ぶつけてくるのはご褒美なのでノーカン)。 しかし、そんな自立思考型の怪獣という新機軸が、たまたま無関係な軽口だった「もしも相手が人間だったらどうする」という発想に合致してしまったことで裕太は攻撃をストップ。攻撃の主導権が裕太にあるのかグリッドマンにあるのかはよく分からないのだが、キャリバーの支援を受けながらも結局は「敗北」してしまう。その後彼が一体どういう状態になっていたのかは本人たちのみぞ知るだが、しばしの休憩ののち、新たに参加した(これまた癖の強そうな)ヘルパー連中の助けを受けて無事に敵を打破。この「相手もグリッドマンの出方を覚えて対策を打ってくるけど、さらにそれを有り余る武器の力でやりかえしていく」というのがグリッドマンの基本構造。なんだかコンピューターウィルスとワクチンソフトのいたちごっこを見ているような印象である。 それにしても、今回登場した「アンチ」という身もふたもない名前の怪獣少年、変身後の姿は間違いなく初代グリッドマンに登場したシノビラーがベースになっている。ぶっちゃけ他の怪獣はあんまり覚えていないのだが、シノビラーは確か最初の再生怪獣だったり、その後も複数回登場したりと、やたら扱いが良かった(?)ので印象に残っているのだ。一応スピードが武器だったりする部分も先輩を踏襲しているはず。この辺りの戦闘スタイルはアニメでも描きやすいのが嬉しいね。そして謎のげんこつウェポンを装備したグリッドマンとのガチどつき合いシーンのむやみな迫力。これがやりたくてわざわざアニメ化したんやろなぁ。特撮とアニメの融合ってのも課題の多いジャンルだとは思うが、ここまでやりたいことをやってくれる特撮オタクがいるなら、もう文句もあるまいよ。 PR ポルポの監獄の便器って絶対あいつ使えないよね、第3話。全盛期の小錦も、トイレでうんこした後は付き人や奥さんにケツを拭いてもらっていたらしいが、ポルポの場合は……想像するだけでもなんかヤだな。 さて、尺にも限りがあるためにサクサク進んでおりますジョジョ。幸い、4部の時のように1つ1つのエピソードにはっきりと区切りがあるという物語でもないので、こちらの方が詰め込みの加減は調整しやすいようで、現時点ではあまり急いでいるようには感じない。そのくせ5部で真骨頂を迎えるジョジョの持ち味である二転三転大逆転のどんでん返ししまくり祭りが炸裂しているので、すでに3話目だというのに刺激がたくさんあって本当に濃密である。改めて見て思ったが、「ジョルノはなんでわざわざライターをパンにぶち込んだんだろう?」って思ったら、そうか、その後で蛇が噛み付くところの伏線が必要だったからなんだね。Gエクスペリエンスが便利すぎるので忘れがちだが、能力で作った動物って、別にジョルノの思い通りに動くわけではないからな。ルールとしては、一応ジョルノによってくる性質がある(康一のカバンカエル)、さらに誰かの身体の一部に生命を与えると持ち主のところに帰る(こないだのブチャラティの歯、そして今後でてくる某スタンド使いの死因)。それ以外は一応アンコントローラブルなので、「たまたまパンにさしてたおかげでライターを運ぶことができた(未遂)んだよ」っていうのが重要なのだね。 そのほかにも色々とギミックが仕込んであるのだが、それ以上に愉快なのは、この時点で荒木先生がどこまで考えて書いてるのかよく分からない勢い任せの描写の数々である。読むたびに思い出して「結局これなんやってん……」と思うポルポの指食べちゃう描写。あれって能力と一ミリも関係ないよな。本当にただジョルノが「見間違えただけ」っていう。なんとなく「このデブは怖いんだぜ」っていうことを示すための描写なんだろうけど、ただでさえスタンド能力の謎を解くバトルに傾倒していくんだから、意味のない余計な描写すんなよ。まぁ、楽しそうな荒木先生は全部許しますけど(贔屓)。この時点ではポルポにもっと別なことやらせる予定だったのかしら。 そのほか、あれだけ物品の持ち出しに口うるさかった看守さんが何故か花はOKと言ってくれる謎とか、ブラックサバスの再点火の定義がガバガバなところとか、なんかもう、とにかく雰囲気さえ楽しければそれでいいや、っていう勢い任せなところがほんと素敵。シリアスな中に混ぜ込むギャグもいかにも荒木的センスに溢れており、カメラを持ち出してピラミッド作りながらカメラマンがいない謎の部員たちなんかは本当に「らしい」1コマ。あれ、確か原作だとジョルノは「後でいいですか」って言ってた気がするんだけど(うろ覚え)、セリフ変えられてたかな。そして、そんなギャグっぽいシーンで出てきた掃除夫の爺さんが実はそのあとのシナリオにも絡んでくるっていうよく分からない伏線の仕込み方ね……爺さんが「日頃の行いが云々」って言ってるのがいかにも皮肉で愉快である。 さて、記念すべき正式なスタンドバトルの第1戦はブラックサバス戦。こちらも5部から本格運用となる遠隔自動操縦型スタンドとの戦闘。4部のシアーハートアタックやチープトリックあたりで手応えが良かったのだろう、5部にも印象的な遠隔自動操縦のスタンドが何体も登場する。このブラックサバス戦はその口火を切る戦いであり、4部までではっきりしなかったルールを明示し、明快な「ルールを読み解き、打破する」戦闘に特化している。そのあたりの妙味がアニメでどのように生きてくるか。えも言われぬブラックサバス独特の移動・変形形態の描写にも注目したい。 「絵なんて描いたことないし」って言ってる人間があんな絵描くなよ、第3話。あのな、本当に絵心がない人間ってのはな、いきなりデッサンなんてできるわけがないんや。目の前の事物をそのまま描き出すことがどれほど難しいか……(別に熱望もしないけど、時たま絵心が欲しくなる人間並みの感想)。 戯言はさておき、今作は「絵」がテーマではなくて「色」がテーマである。3話まで見てきて感じたことは、正直筋立てだけでいうと今のところそこまで注目するようなこともなく、人間関係の構築もシンプルだし、画面構成にしてもそこまで野心的なことをやるでもなし、本当にただ「なんとなく甘酸っぱい青春小説を紡いでいこう」くらいの印象しか受けない。まぁ、どうしても比べてしまうものが「凪のあすから」になってしまい、あちらは鬼才・岡田麿里が常に刺激をぶん投げ続ける脚本になっていたので、それと比べて「おとなしい」と感じるのは至極当たり前のことなのだが。 そうして割と「普通」っぽい作品なのでシナリオ部分について語りたいことは特にないのだが、その分、徹底してこだわりぬいた画面の色彩構成には嫌でも目がいってしまう。これまで数多くの佳作を世に送り出してきたP.A.WORKSの制作スタッフが、今作ではとにかく「色」の描画に全力を注いでいる。タイトルにもそのことがよく表れており、画面が切り替わるごとに鮮やかに飛び出してくる色合いの変化を見ているだけでも退屈しない作品だ。特にオープニング映像におけるモノクロとカラーの変化・対比の展開は自身の目を疑ってしまうような幻想的な変容を投影しており、普段からどれだけ「色」という曖昧なものをいい加減に享受してきたかを思い知らされる。色の演出とは突き詰めれば光の演出でもあるわけだが、「凪あす」でも鮮烈に描かれていた「光」の世界が、今作ではより一層の存在感を持って飛び出してくるのである。 主人公・瞳美の「色が分からない」という設定は、そういう意味では非常に挑戦的な設定である。作中では「色盲」という言葉が一度も使われていないのはポリコレ的な配慮もあるんだろうが(いま調べたら、Wikiには近年から「色覚多様性」という呼称も現れたと書かれていた)、まぁ、旧来の考え方で言えば間違いなく「欠損」と認識されていた特徴を主人公が持ち合わせているのだ。そのことがコンプレックスで、引っ込み思案な性格になってしまっている状況も設定としてはかなり重要で、彼女の「他人よりも足りない」「世界はつまらない」という自己意識が物語を構成する大きな要因になっている。 この「色盲」がいわゆる先天的な体質なのかどうか、実は2話目まででは判断がつかなかった。再三「モノクロの世界」が描かれており、それが瞳美の視界であることは自明だったが、その「色の無さ」が実質的(生理学的)な色の欠損なのか、それとも彼女の心象風景としての抽象的(精神的)な色の「褪せ方」なのか、その辺りが判断できなかったのだ。しかし、今回改めて彼女の口から「色が分からない」という事実が明かされ、それが絵を描く際の絵の具の選択という端的な情報から明示された。現時点では彼女の「盲」を認識しているのは本人と葵の2人のみ。今後は間違いなく色を獲得するお話になっていくと思われるが、世界における「色」の実質的な意味合いと、瞳美の中での主観的な意味合いを、どのように画面の「見え」で紡いでいくのかが今から楽しみである。 生徒会選挙ってそんなに候補者が出るもんなんやな、第3話。私がいた高校の場合、そんなめんどくせぇ仕事は誰もやりたがらなかったので、大体は教師陣が目星をつけた相手にプレッシャーをかけて無理やり任命していた。選挙演説なんてなくて所信表明だけやってた気がする。生徒会長とか、やっても何の得にもならんからなぁ。 そんな本筋とは関係ない話題はさておき、着実に進行する安定感と緊迫感が内包している作品。先に百合要素について処理しておくと、本作はすごく普通のものとしてそこに同性間の感情が転がっているのが何だか不思議でもあり、自然でもあり。事前の配置として、侑の友達が「つい最近男にフられた」という事実が提示されることで、まず「通常の」恋愛観がそこに示される。しかし、そこでさらに友人が「好きだって言い続けてれば、そのうち相手だって好きになるんじゃね」というアドバイスを提示し、侑はごく自然に、そのアドバイスを自分と燈子の関係に重ね合わせるのである。そこに、あまり同性間であることの障壁は感じられない。さらに侑のねーちゃんがやたらと「彼女か? あぁ? 彼女か?」と迫ってくる謎テンションを持っており、別にそれでもよくない? という後押しの役割を果たす。もちろん、家庭の中で唯一の男性であるお父さんだけはチクリと「常識的な」けん制をしたりもするのだが、音量も小さく、侑にほとんど響いていないことを考えると、やはり、彼女の中での「恋愛対象」という代物は、「現時点で何もわからない」という点において男だろうが女だろうがニュートラルな状態なようだ。もちろん、それを利用して何の抵抗もない間接キスをかましたり、程よいサービスを先輩に提供してあげるあたりがナチュラルボーンジゴロである。 アニメになって、こうした侑の持つ「強さ」「したたかさ」「異質さ」みたいなものが際立つ演出になっている気がする。いや、多分原作でも同じ内容は読み取れるはずなのだが、私が流し読みしてしまうようなファクターもアニメだと立ち止まって見る必要があるので、原作の意図がより強く浮き彫りになっているというべきか。乙女恋愛の主人公としては異質な強さを持つ侑。どんな仕事でもやろうと思えばそつなくこなす強さを持ち、才色兼備の燈子の前でも物怖じせず、むしろ支配的なポジションにすら立っているその様子は、恋愛漫画としては主人公というよりも攻略対象の属性が多い。そして、今作が異質なのはそうした「ボスキャラ級主人公」である侑の中での変質を描く物語になっているからなのだろう。まぁ、見方によっては子供が大人になる物語でもあるけども。 一つ、今回の放送を見てとりとめの無いことを考えるに至った。それは、今作のタイトルについててである。サブタイトルもなかなか憎らしい名付けではあるが(「まだ大気圏」っていいよね)、そうではなくてメインタイトルの「やがて君になる」の方だ。英語タイトルだと「Bloom into you」となっているのだが、ここで注目すべきは「君」という言葉の扱いである。実は日本語において、二人称の人称詞というのはかなり特殊な立ち位置にある。日常会話での出現頻度が、他言語に比べて著しく低いのだ(個人の感想です)。わざわざ「君」「あなた」と呼称するのは、よほど「相手」について意識的である時に限定される。「目の前に対象となる他者がいること」を明示する「君」という語。その前提条件は、その「君」を認識するための「私」である。今回の放送では何度か「一人称」視点のカットが挟まれており、そうした視点の取り方を考えさせられる演出になっている。例えばわざわざ侑の家にお土産を届けに行ったときの燈子の視点、そして演説のために登壇するときの侑の視点。それぞれの1人称視点は、「君」を見るための視点だ。 また、侑がこだわっている「特別」という言葉の意味にも気をつけたい。「特別になる」というフレーズで思い起こされるのは何と言っても黄前久美子嬢と高坂麗奈さんの2人だが、彼女たちのいう「特別」とは、基本的には「何物にも埋もれない唯一無二の私」を指すものである。それを象徴的に示していた田中あすか(CV:七海燈子)の存在が、彼女たちの描く「特別」をはっきりと示している。それに対し、今作の侑が思い巡らせる「特別」は決してそんな秀でたものを表す言葉ではない。あくまで「燈子が唯一自然に接することができる唯一の存在」が「燈子にとっての特別な自分」であり、さらにそんな自分に気づかせてくれた燈子は、やはり侑にとっての「特別」なのである。そうして「私」と「君」の間でのみ成立する「特別」な関係。これこそが、今作で描かれるべき「君」という言葉の目標地点ということになるのだろう。「やがて私になる」ではなく、「やがて特別になる」でもない、2人の目に映るお互いの姿こそが「やがて君になる(Bloom into you)」。なるほど、うまいタイトルを考えたものである。 そんなことを考えながら見てみると、また少し、違った画面が見えてくるのかもしれない。なお、目がキラキラする侑は、目のサイズがでかいのでちょっと怖い。 たえさん? 第3話。何故そんなCVになったのやら……結局最後まで生粋の都民だったやんけ。佐賀の地元出身声優を起用する気配はカケラもないな。まぁ、方言指導はちゃんと入ってるけども。しかし、ここで三石琴乃を起用した意味とは……(絶対後で何かネタを仕込んでくると思う)。 「3話目はもう何が起こっても不思議じゃないわ!」と覚悟していたら、まさかの覚悟を覆す普通のアイドル回だった。これはこれで驚きではある。でもま、ライブシーンだけバリバリのCGモデルでぶつけてくるあたり、むしろ「現代アイドルアニメのパロディ」みたいな側面もあるのかもしれない。来週以降も普通にこのモデルだったら、今回がようやく1話目みたいな認識でいいんだろうけど、絶対そんなことしないと思うよ。最終的に心温まるアイドルアニメになったら……がっかりするよな、多分。 さておき、もともとプロデューサーは毎回「ライブやってこい」って言ってるわけで、過去2回がおかしかったのは偶然の産物。今回みたいに当たって砕ける初ライブが狙い通りだったのかもしれない。一応元アイドル2人との友情イベントという側面もあるが、改めてチーム内での立ち位置を確認するためのお話という意味合いが強いだろうか。前回友情タッグを結んだサキちゃんに加えて、一応ゆうぎりさんとリリィも「こっち側」の仲間。みんなしてアイドル稼業はよくわからないが、それぞれのモチベーションでレッスンに励んでくれるようになった。サキちゃんみたいな単細胞がのせられたのは分かるし、もともと芸事に興味があるだろうゆうぎりさんの謎テンションもまぁいいとして、元子役だったというリリィが案外素直にライブ活動に乗ってきたのはよくわからんね。彼女もアイドル活動がやりたいタイプの芸能人だったのかしら。 個人的には前回から特に注目していこうと思っていたのはゆうぎり姉さん。今回改めて衣装を着替えたせいで尋常じゃないおっぱいのサイズがよく分かるようになった。そして基本的には周りの人間のノリに合わせてくれる気のいいおねーさんなのだが、何故かあのシーンだけよく分からないテンションでさくらさんの「いい感じのセリフ」を強奪するというわけのわからない所業に及んでいる。いや、本人もさっぱり意識してなかったんだろうけど、なんか、こう、ひどいな。この人はおおらかなんだろうが、そのおおらかさが周りを不幸にするタイプの人だったのかもしれんな。今後もこうしてナチュラルボーンひどいことを展開してくれることに期待しよう。なお、絶対に前に出てダンスするよりも三味線使わせた方が舞台映えすると思うんだけど、誰もそんなことは指摘しないのである。 そして、何故かこのタイミングでCVが明かされたたえちゃん。周りの面子を考えれば、何故ここで? というぶっ込み方なのか間違いないし、わざわざこれまで隠していたのに何か意味があるのか。現状、別に何も起こらないが……もしかしたら「伝説の声優」とかなのかな。うわ、ありそうな話だな……それにしても、現状では意思疎通が図れるはずもないのにそこそこライブでダンスパフォーマンスに対応してるのは偉いよな。たえちゃんが偉いのか周りが偉いのかはよく分かんないけどさ。よく見るとパフォーマンス中もずっとフリーダムな動きをしているので、ライブアニメとしてみるとそこだけ異質でちょっと楽しい。 次回予告で奈央坊から「ブタ野郎」って罵られた時点で色々吹き飛んだ、第3話。毎回次回予告で「いけずですね」って言ってたどこぞのアニメと同じ趣向だな(ダメージはだいぶ違う)。 何だろう、キュッとくるお話でしたね。すごく分かりやすい展開。多分、人生で何度か見たことがある話な気もするし、解決に特に説明もないのでお話として成立しているかと言われたら疑問も残るはずのシナリオだ。でも、なんかキュッとくるわね。多分、根本的にこういう構造に弱いってのはあると思う。「何度か見たことがある」気がする割には明確に同じような話はなかなか思い出せないけど、最近だったら「刻刻」のラストの展開みたいに、「一人が誰知らず犠牲になれば周りの人たちは平穏無事」っていう状態で忘れ去られていく存在。アルティメットまどかとかも近いものがあるかな。そういう展開って、「あいつが死んでも、みんなの心には生き続けているんだ……」っていう(少なくとも外から見ている人間にとっての)救いが無くなってしまうので、その齟齬を考えるだけで何ともいたたまれない気持ちになってしまうのだ。今回の先輩の場合は犠牲というよりも単なる被害だが、そうして人が消えてしまうという事実を、何よりも本人が受け入れてしまった状態で進行させるというのは一層心の痛むものである。 こうして大仰な問題を扱ってはいるのだけど、実際に描かれる事象は身の丈にあったストーリーテリングなのでラノベ特有の「青春」の文脈に噛み合ってるのが響く要因なのだと思う。そりゃラノベ世界なんだから異世界に飛んでガチバトルでもいいが、我々の想定する「高校生」のキャラクターで身近に感じられる「戦い」と言えば、例えば眠い時に絶対寝ちゃいけないという頑張りだったりするのである。こんなにも卑近で、痛いほどわかる気持ちがあるだろうか。我々は誰だって、「絶対寝ちゃいけないけど眠くてしょうがない」という経験を2度や3度はしたことがあるはず。まして、「寝たら人が1人存在を消される」なんてとんでもない状態になってしまったら、その重圧もひとしお。「完全徹夜でバイトに出勤するのって、高校生でもしんどいやろなぁ」と思っていたらさらに2徹3徹と重なっていくので、そのしんどさを想像するだけで怖気が走る。まさに「少年少女の戦い」を描いた迫真の物語であった。 あとはまぁ、先輩がちゃんと可愛いし、主人公の咲太も青春ブタ野郎の名にふさわしい青春っぷり。強引極まりない解決法だったわけだが、そこに至るまでのプロセスは理解できるものだし、それをやることが、異世界で魔王を討伐するのと同じように、男子高校生にとってとんでもない冒険だったことも理解できる。立派に主人公の責務を果たしてくれて、先輩も先輩で返礼の一発目がビンタというひでぇ対応がいかにも「らしい」あたりが憎めない。冷静に考えたら出来立てほやほやのカップルが全力でイチャイチャしているだけのシーンを見せつけられるという最低のシチュエーションなのだが、まぁ、この2人ならしょうがないかな、と受け入れられてしまう。 ところで、咲太は絶対に家に帰ったらバニー衣装でクンカクンカするよね。しない? するよね? 詐欺やんけ! 第2話! 記事を立てる作品は面白い作品なのだが、本エントリーは単なる抗議文だ! コンチクショウ! いや、別にさ、アニメで(しかもこんなしょうもない絵のアニメで)セックスが見たいとは欠片も思わんのだが、さすがにあの1話目で、この売り文句なら、どう考えても本番まで行かない理由がないだろ。行けよ、そこはどんな適当なごまかし方でもいいから、ヤれよ。やらんのかい。ドリルせんのかい。むしろ斬新だわ。タイトルに魔法少女って書いてあるのに主人公が変身しないアニメくらい斬新だわ。 しかし……なんでやらんかったんやろなぁ。こんなもん、適当に「数時間後……」みたいな描写にすればヤったことになるはずなのに、あえてそれを回避して事後であることを全否定するってのは訳がわからんな。なんの一線を守っているんだろう。元になるゲーム版だとそのあたりはどうなってるんでしょうね。一応CEROだとC(15歳以上対象)になってるな。 そしてゲーム性を感じさせるためにいきなり登場したダンジョンと戦闘。急激にシステムを感じさせる展開になり、もうエロがどうとかいう要素は本当にどうでもよくなり、急激に「これ、とにかく子どもを殺されて攻略していく覚えゲーやんけ」という全然関係ない興味が湧き始めるという。なんだこれ。もう、あとはクソタヌキの暴言を見守るくらいしかエロ要素残ってないぞ。肝心の女の子とのコミュニケーションもすげぇ適当だし、十二人も捨てキャラ出して使い潰すとか、どんだけ贅沢な判断だ。まさかヒロイン勢も一気に教室(?!)に集めてまとめて登場させ、その後も雑に付与した個性を雑に垂れ流すだけの展開になるとは思わなかった。なんか、ハーレムゲーにおける「真似しちゃいけない導入」の見本みたいな展開だ。おかげで今回スポットが当たった蟹座も含めて、キャラがさっぱり印象に残ってないわ。まぁ、どう考えても映像がガタガタで全く可愛くないっていうのが最大の問題だとは思うけども……一応、アスミスボイスの双子座とゆきよボイスの魚座だけは認識しましたが、多分あまり意味はありません。どこの世界でも双子座って二重人格よね。 次週以降も一切期待しないという諦めがついた訳だが、むしろこのクソっぷりを研ぎ澄ました先に何が待っているのかは気になるかもしれない。このままゲーム攻略に重点を置き、突如として主人公が効率的な育成理論に目覚めて各ヒロインとの乱数調整とかに走り出したら笑うわ。いっそそうであってほしい。ちなみに、オープニングもエンディングも無駄に格好いい曲が採用されており、相変わらず私はWEST GROUNDの楽曲が大好きだということがよく分かるのだが、エンディングに至ってはダンガンロンパみたいなサイケデリックな映像が流れているので曲の雰囲気は完全に無視。オープニングは一応オープニングっぽい映像だけどクオリティがお察しなので全く曲が映えないという。ナノやぬーさんサイドは抗議してもいいレベル。 アイキャッチのわんこが可愛い、第2話。やっぱ和犬はあのコロコロもふもふしてる感じが良い。いとしいムーコ。 注目の第2話。あんな絶望的な状況から、一体どんなミラクルがあれば箱根駅伝に出られるようになるのかと思ったら……すげぇ力技だった。まずは全員のモチベーションを最低限のところまで引き上げなければいけないわけだが、ほぼ全員やる気ゼロの状態から、1人1人を脅し、誉めそやし、釣り上げる。あの手この手で各人のパーソナリティにあった勧誘(もしくは恐喝)を展開していく様子は、なるほどこの手の「スポーツもの」ではお馴染みだし、「長屋もの」としては各人の自己紹介パートとしてこれ以上ない導入になっている。おかげで野郎ばかり10人というとんでもなく高い記憶ハードルがあるにもかかわらず、2話目の時点で既におよそメンバーについてはクリアできてしまいそうだ。こんなに導入がスムーズなストーリーテリングって、実はそれだけで結構な技である。 今回誰よりもキャラが際立ったのは、無論言い出しっぺのハイジであろう。1話目では「気のいいあんちゃん」くらいの印象だったのに、このわずかな期間で見事にサブタイトル通りの「鬼」の称号を獲得。特に王子に対して退去を迫る様子などは、完全にこの日のために伏線を張ってきた狡猾さ、無慈悲さが出ていて実に外道である。まぁ、多分入居の時にも(違法にならないレベルで)説明はあったんだろうけども。でもさ、入居から数ヶ月単位で何も言われなかったら「あ、これでええんやな」って思っちゃうよね。そこにつけこむのはやはり外道のやり口である。 そして唯一の外国人枠であるムサに対する手管も同じ手法だが、こちらは本人が「一番弱いところ」と評されるくらい精神的に脆弱なお人好しだったため、実質何も手を下さずとも落ちたようなもんである。あとは10人中で一番バカだと思われる双子については「女の子にモテる」の一言で秒で陥落。まぁ、この2人はコントロールするの簡単そうだからな。 一番わからんのは、学内でねちっこく勧誘されていたクイズ野郎(キング)と秀才くん(神童)の2名。キングについては「就職に有利やで」という誘い文句を使っていたが、現時点で4年生なら、今更そんなとってつけたような実績が欲しい時期でもないような……多分、駅伝の練習するよりもその時間で片っ端からエントリーシート書いたほうがいいと思うぞ。まぁ、キングはそこまで走ることへの抵抗がなかったってことなのかな。そして神童の方は、「テレビに出たら田舎のご両親が喜ぶぞ」というよくわからない誘い方をしていたが……いや、さすがに帰るんじゃね? そんなにしょっちゅうは帰れないかもしれないけど、さすがに大学の学部生なら年に1、2回くらいは帰省するやろ。それだけじゃ足りない何かがある家庭なのか……まぁ、こちらも基本的には「いい人」っぽいので、単にハイジの執念に口説き落とされただけかもしれないけど。 そして残るは3人。まだ「落ちて」いないのが、法学部の才媛であるユキ。こちらが一体どんな流れで陥落するのかは次回以降に持ち越し。そして、なんだかんだで年の功を見せつけるのが、不思議な存在感を見せつけるヤニ中毒のニコチャン先輩。こちらは陸上経験者ということに加えて、ハイジの必死の様子を見続けていたというシンパシーからも走ることにはそこそこ積極的な様子。多分この人が正式に参加を表明すれば、その流れでツンデレくさいユキも落ちることになるんやろなぁ。 そして最後のボスであり、チームの最有力候補でもあるカケル。どうやら過去に所属していたチーム(高校時代の陸上部か)で何やらいざこざがあった様子だが……出会ってそのすぐ後でそんな過去の履歴まで調べて迫ってくるハイジって本当に怖いな。さらに負けず嫌いの意地っ張りなところまで見透かされてるし……現時点では対等なように見えてはいるが、実は既にハイジの掌の上な気もする。対人関係に慎重なタチのようであるが、果たして、犠牲にならずに逃げ切ることができるだろうか(出来るわけないやんけ)。 さぁ、これで10人。意外とあっという間に臨戦態勢に入りそうだ。しかし、モチベーションがクリアできたとしても実力は短期間で埋め合わせられるはずもない。作中でもいわれていたとおり、「選ばれた者たちが、日々必死の練習を繰り返しても一握りしか残れない」という過酷な競技なのだ。そんなところに一朝一夕で出場してしまったら、それこそ侮辱になってしまうだろうし……さて、どういう構成になっていくんでしょうね。 「進撃の巨人Season3」 ー→ー エンディングでびびらすのやめーや。マジで何が起こったかと思ったやんけ。 これが今期最後の番組感想になるのだが、特に終わってもいないのでノーコメント。どうせすぐ帰ってくるし。こうして切れ切れでの放送なのに話数のカウントがしっかり通しで継続されていて、しかも他局で放送したのも全部一緒くたで「過去分」として括られてる作品ってのも珍しいな。まぁ、それだけメディアで大事にされてるコンテンツってことなんだろけども。なんだかたらい回しにされてる印象しかないけど……4期もNHKでよかったね(よかったのか?)。 正直、もうどこで何が起こってるのかもよく分からなくなってるので、今度実家に帰ったら妹が買ってるコミックス一気読みして今回のぶんも復習します。 今期形はどうあれまとめた番組感想は43本。秋クールなのでそれなりに多くはなるが、随分切ったつもりでもまだまだ元気だなぁ……半年後はこれが何本になってるかなぁ。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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