最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
マジでアカネちゃんは六花エンドっぽいな、第11話。以前拍手コメで「これ、百合終わりがあり得るよ」って情報もらったことがあるんですが、裕太が向こうの世界に行ってしまうとしたら、そりゃ六花はそこに落ち着くしかないもんな。いや、アカネも消滅する可能性はあるけども。 サァ、いよいよ世界の核心に踏み込んだ……んだけど、やっぱりよく分からないままだった。とりあえずアカネは打ちひしがれて神としての全ての業務を停止。怪獣も作りたくないし、怪獣が復旧しないから街もリセットされず、住民たちはてんてこ舞いの中でも記憶を維持したまま。まさに「怪獣アニメ」の住民としてのアイデンティティを手に入れたことになる。そんなアカネは自分の世界を台無しにしてしまったグリッドマンへのやり場のない思いを解消するためにカッターナイフを持ち出し、まさかの裕太へダイレクトアタック。どこまで考えての行動かは定かでないが(多分ほとんど衝動的なものだが)、結果的には今回「裕太がグリッドマンだった」というよく分からない真相が明かされたため、ダイレクトアタックは唯一にして最大の解答であったことが分かる。これで「ちゃんと刺して」いればパーフェクトだったのだが、普通に考えて女の子の細腕で得物がカッターナイフではなかなか致命傷まで持って行くのは大変である。ある程度の深さまで刺さっただけでもよくやった方だ。打ち所が良かったのか(もしくは悪かったのか)出血だけは大層なものだったが、ほんの半日寝てたくらいですぐに起き上がれる程度の傷にしかならなかったのである。まー、アカネ側の心情を考えれば、本気で裕太を殺したいとも思ってないわけだしなー。 とにかくそんなドタバタですっかりぶっ壊れてしまったアカネ・ワールド。アカネの意思が途切れてしまったとはいえ、そこで生活する住民たちの意識は何も変わらずに続いていくのだ。そして、この世界の窮状に対して積極的に動けるのは事情を知っているグリッドマン同盟だけなのである。なんとかしてアカネを取り戻そうと奮起する六花さんだったが、諸々の処理でなかなかかけ出せず、いざアカネに出会ったら煙吐いてるおっさんから妨害を受けるなどなかなかうまくいかない。内海に至っては何をしていいのかも分からず、せいぜいアンチにいちゃもんをつけるくらいである。さすがに今回の内海の不甲斐なさは可哀想すぎるので、最終話で何か大きな活躍があることに期待したい。 そして、神のくびきから逃れて自分のやりたいことが好きにできるのはわずかに2名。1人は当然アレクシスさん。結局何がやりたいのかは未だに分かっていないのだが、「ありもの」の怪獣でもまとめて出したら街がやばい。というか、以前もちゃんと苦戦してた怪獣を一気に復活させちゃうのは怪獣作品としてはタブーとも言える暴挙である。まぁ、ちゃんと「前よりは楽に勝てる」ようになってるのもセオリー通りではあるのだが……。そしてそんなアレクシスに唯一対抗できたのは、神の創造物の中でも最新バージョンを更新したアンチくんである。正式にグリッドナイトの名を拝命して一人ぼっちの最終戦争。怪獣軍団相手に一歩も引かない戦闘力はさすがだが、いくらなんでも多勢に無勢。ピンチヒッターにも限界はある。ここで打ちのめされてピンチを演出するのも、「2号ヒーロー」のお約束といえばお約束か。 立花ママに見守られながら、再びの復活を遂げたグリッドマンが真の姿を取り戻し、あとは勧善懲悪の大団円へまっしぐら……のはずなのだが、最後の怪獣は……うーむ、だから本当にアレクシスさんは何がやりたい人なんだよ……最後の最後まで明かされずにここまできたなぁ。他にも空の上の街なんかもまだ回収されてない話なんだが、最後に「アカネの世界」はちゃんと落とし前をつけられるのだろうか。アノシラスの再登場はもうないのだろうか。そして、ここにきて「実は一番強かったのって立花ママじゃね?」っていう説も上がっている気がする。やっぱりあの存在感は伊達じゃない。
PR 鳴子VS小野田戦決着、第11話。考えてみりゃミスタもアバッキオもブチャラティもみんなして総北高校関係者やんけ。五部は事実上の弱虫ペダルだった?! まぁ、実際には自転車じゃなくて自動車が大変なことになるアニメです。前回圧倒的テンションでお送りしたオリジナルパートのおかげでナランチャの激闘もちょっと影が薄くなってしまったが、今回はまるまる1話分の時間をとってその激戦を描いている。この尺でちゃんと最後まで収まるんやな。どこぞのサーカスアニメに爪の垢煎じて飲ませたいゆとりである。 とは言え、個人的に虫の類が本当に苦手なので、今回のお話は(原作当初から)結構見ててキツい話だったりする。「足が5本以上あるものは苦手」というのが私が常々言っていることなので、虫はもちろんダメだし、いわんや蜘蛛をや。まぁ、今作の蜘蛛は若干デフォルメが施されて「実際の蜘蛛」というよりもいくらかクリーチャー寄りに描かれてはいるのだけども。4部では露伴に食われてるし、どうにも荒木先生は蜘蛛というモチーフも割と思い入れがあるような気がする。ちなみに今回は「猫」も登場して相変わらずひどい目に遭っているし、本当に生き物に対して容赦ないな荒木先生。猫が何をしたっていうんだ。 そんなわけで、逼迫した状況での人間VS蜘蛛の戦い。バトルシーン自体はそこまで大した映像ではないはずなのだが、ガラス瓶の外からチャチャを入れるでっかいホルマジオとの対比など、充分「ミニマムスケールでの戦い」の緊迫感は出ている。もちろん、「微妙にサイズ比が合わないけどどうやって瓶の中に入れたの?」とかいう疑問は20年前になかったことにされているので無視しよう。一応どこかで見た推理だと「リトルフィートは小さくするのには時間がかかるけど戻すのは一瞬。つまり、ナランチャは本当は瓶の口から入るくらい充分小さくなっていたが、その後ホルマジオは蜘蛛とそこそこ戦えるサイズにまでナランチャのサイズを戻したんだ」っていう説があるので、それを採用しておけばいいじゃない。他にも「ホルマジオさんはなんで常にピンセット携帯してるの?」とか細かい謎はあるものの、多分、彼は今回みたいな「小さいものをいたぶりまくる状況」というのをしょっちゅう経験しているわけで、おそらく小さいもののための拷問道具や、小さいものを相手にするときに使えそうな小道具はいろいろ持っているのだろう。蜘蛛を入れてた瓶もその辺から拾ってきた可能性はあるが、もしかしたら自分の持ち物なのかもしれない。何しろどんなものでもリトル・フィートで米粒大にして携帯可能なのだ。何を持っててもおかしくない(便利なやつだなヲイ)。 で、そんな「能力を使いこなせるやつ」であるホルマジオ相手に、基本的に脳筋一本槍のナランチャがどのように戦うか。アホのはずのナランチャでもバトルの時はなんとなくお利口に見えてしまうのが五部マジックである。ちゃんと学校に通ってたから、最低限の化学の知識くらいはもってるんだよ。自分のスタンド能力がなぜか「二酸化炭素の探知」なんてカテゴリになっちゃったし、習得後に最低限の使い方はブチャラティあたりから指導を受けているんだろう。二酸化炭素についての最低限の知識はあるけど掛け算ができないのは、多分「ブチャラティのための勉強(つまりスタンドの強化)」なら頑張って続けられるっていうナランチャの忠誠心の表れなんだと思ってるよ。 もちろん、それに対するホルマジオも負けてはいない。狙ったように爆発の直撃を受けてしまったせいで大火傷を負った瞬間に「自分の血液を体外に噴出させ、リトル・フィートの影響外に出してから速やかに小さくなることで消火する」という複雑なプロセスを一瞬で実行できたあたり、やはりホルマジオは自分のスタンドを使いこなす特訓を欠かしていない。ふざけたやつに見えるが、やはり組織でも一番の重たい仕事を任されている連中なのだから、そのくらいの覚悟と気合いはあるのだ。ただ、残念ながらあまりのことにびっくりしてナランチャへのスタンド能力を解除してしまったのは油断してしまったためか。あとあと登場するプロシュート兄貴がペッシに見せつけた「覚悟」と比べると、ホルマジオは残念ながら一歩及ばなかったということだ。この辺りはスタンドアローンのホルマジオとバディで動いていた兄貴のメンタリティの差もあるのかもしれない。 ナランチャがホルマジオを出しぬき、その機転をさらに覚悟で返すホルマジオ。すでにどんでん返しが二度も三度も起こっており、普通のバトル漫画ならお腹いっぱいになるはずのところ。最後の一手はホルマジオの勝ちかと思われたのに、さらにもう一手、ナランチャは「任務のためなら街一つぶっ壊しても構わねーぜ」というぶっ壊れた考え方でもう一歩上を行った。この辺りは、登場シーンでいきなりフーゴにナイフを突きつけていたナランチャの「短慮なキレキャラ」という設定が残っていた部分だろうか。五部の根底を流れるテーマの1つに「ヒーローだけどダーティ」というものがあり、ナランチャの決死の戦いは、そうした五部に独特なギャングの戦いをこれ以上ない形で見せつけるものになっている。もちろんラストは「抜きな、どっちが早いか」という定番の決着シーン。うーむ、どこまでいっても絵になる戦いである。 本当に今更なんだけど、エアロスミスを回収するあの手のモーションって飛行機と滑走路をイメージしたものなんだね。漫画だとピンとこなかったけど、アニメになってそのあたりがよくわかるようになったのも嬉しいところだった。さて、次回はいよいよフーゴが……どうだろ、ヤツが暴れまわるパートまではまだしばらくかかるか? ぶっちゃけ、フーゴって「スタンド使いの味方キャラ」じゃなくて「凶悪すぎるステージトラップ」みたいな存在だからな……。頑張れイルーゾォ。
そんなクソ重い設定いきなり言われても……第11話。絵の中の世界にもほいほい入っていくような無敵の魔法エネルギーが蔓延している状態で、「時の間」とやらがどれだけ危険な存在なのかもよく分からんがな。 ゴールに向かって強引の拍車をかけ始めた展開。まぁ、なんとかして瞳美を送り返す大義名分が必要になるわけで、これまで構築してきた様々な人間関係を放り出してまで元の時代に戻る動機としては「命が危ない!」というのが手っ取り早いとは思うのだが、もうちょい前の段階で確認できても良かった気がするのだが。一応、琥珀の対応を見るとなんとなく知識としてはしってたのかなぁ。 まぁ、そうして急を要するトラブルが起こったこと自体はドラマの要請として矛盾があるわけでなし、そこまで大きな問題ではないのだが、最大の難点は、元々の問題が琥珀自身の手によって生み出されたものであるということだ。琥珀ばあちゃんスパルタすぎるやろ、という要素もあるが、視聴者目線で言えば、「まぁ、琥珀がわざわざ送り出してきたんだからバッドエンドになるわけないんだけどね」ということがわかりきった状態で見ていて、さらに、舞台設定を考えればこのことはキャラクターたちにも容易に想像できる部分なのである。タイムパラドクスやパラレルワールドの問題を考えないとするなら、六十年後の琥珀は間違いなく「孫のためになる」と思って瞳美を過去に送り出している。この時代に何があったかを全て知っている、「終わった後」の琥珀が。それなら、どこをどういじっても、彼女の望まぬ結果になるはずがないのである。まぁ、若い方の琥珀さんが精一杯努力をしてギリギリで条件を達成するというノルマは必要なのだろうが、それでも最終的には成功するはずなのである。それが分かっているなら、少なくともそんなに慌てるような深刻な事態ではないのだ。まぁ、一応最悪の事態として「実は六十年後の琥珀が瞳美を殺すつもりで送り込んでいた」っていう超絶バッドエンドなら万が一もあり得るのだが、この作品でそんな展開があるわけないしなぁ。 「琥珀が良かれと思ってやったことである」という事実に覆しようがないので、緊迫の時間転移もそこまでの大問題に見えない。おかげで、残念ながら視聴者目線だと今ひとつ緊迫感に欠け、キャラクターの心情に寄り添いにくいのである。そして何より、やっぱり急な展開なので「もうちょっと上手いこと帰るための動機を作れなかったものか」と首を傾げてしまうことになる。まぁ、「自信がない」と言っている琥珀がわざわざ時間魔法を使うためには、これくらいの勢いで尻を叩く必要があったということなのか。 そして、そんな一分一秒を争う深刻な事態の中、当の瞳美さんは何を考えているかというと、お別れしてしまうこの時代でやり残したことの処理である。唯翔との関係は、今や瞳美をこの世界に留めおくほどのパワーを持ってしまっている。それを強引に断ち切らなければいけない事態というのだから、彼への感謝の意を示し、ついでにその一段階上の感情についても、ここで完全燃焼させておく必要があるだろう。間も無く離れ離れになることが確定している辛い展開ではあろうが、流石にこれを残したままの別れはあり得ない。勇気を出した瞳美さんの謎魔法にほだされて、思わず唯翔さんも駆け出してしまいました。うむ、一種の吊り橋効果みたいなもんかもしれんな。2人の今後の人生に、この度の経験はどんな影響を及ぼすことになるのやら。 そして最大の問題は、わざわざここまでして追い求めた瞳美の「色」がどうなるのか。先週、色を失った心因性の何かの正体には触れていたが、すっかり憑き物が落ちた状態で未来へ帰ることができるのかどうか。今のところ、そこにゴールの設定はされていないのだが……。まぁ、魔法があるんだからなんとかなるんかな?(適当)
意外とある……第11話。意外って失礼だなヲイ。まぁ、視聴者の大半は同じこと思ってるけど。3人並んでると大中小の品評会みたいになるかと思ったのに。 ABパートで質量に随分差があるので片腕だけ持っていかれそうになるお話。Aパートは「絶対に笑ってはいけない生徒会合宿」みたいな趣きの「三角形の重心」。重心なので、3つの頂点があってそのおかげでバランスが取れ、どこにも傾かないということが凄くわかりやすいのだが、この3点の距離感がとんでもない上に、侑←→沙弥香っていうインタラクションがほとんど存在しないため、どっちかっていうと三角形っていうよりもヤジロベエなのではないかという気もする。間にいるはずの橙子さんが全く悪びれもせずに脳内ピンク色なのは本当に業が深いですけども。ただ、やはり合宿という非日常は女子高生にとっても興奮度の高いイベントになっているらしく、今回ばかりは沙弥香さんの脳内もかなりお馬鹿だし、侑さんも傾き始めた自分の気持ちにギリギリで制御をつけているような状態。どこか1点でも崩れてしまったらそこからガラガラと行ってしまいそうな危うさがある。それに比べて男子部屋のなんと心安らぐことか。……この2人に事件が起こる方がむしろ刺激は強い気もするが、残念ながら片方が槙だからなぁ……。 一応「サービス回」と言ってもいいお話で、3人の下着のディティールなんかもこだわって描かれているあたりは流石なのだが、基本的に本作はいわゆる「男性向け」の消費を主目的とした作品ではないので、過度に扇情的な描写にはなっていない。あくまで「同性から見る女性の裸」のはずなのだが……なんなの、やっぱりそれだけでアウトなの? ムラムラして止まらなくなっちゃうの? 僕は常々「百合は良いものだ。女性のことを好きになる気持ちはとてもよく理解できるからだ」と思っているわけだが、さすがにフィジカルな欲求というものがどの程度同性間で発生するかまでは共感することはできない。沙弥香さんが持っていた「もう我慢できない!」というお気持ちは、我々野郎が女性に対して抱く劣情と同じものなのだろうか、どうなのだろうか。まぁ、なんとなく「燈子が侑に対して持ってるのは完全に男目線でのソレ」だという気はしてるんだけど。侑さんもチラッと見た燈子の下着姿でフリーズしとるしなぁ……燈子さんは沙弥香さんと一緒に更衣室使うのも考えた方がいいかもしれませんね。なお、男目線から見るとお風呂上がりのメガネ沙弥香さんは非常にポイントが高いです。風呂入る前はきちんとした格好で座布団に正座して読書してるのに、風呂上がりはちょっとラフな格好になるので足崩して本読んでる沙弥香さんが非常に「らしい」状態でとてもよろしい。やっぱり普段から色々と完璧な娘なのよなぁ。 そんなボーナスステージのようなAパートを終え、いよいよ核心に迫るBパート「導火」。このサブタイトルもいつもながらに悩まされるネーミングになっており、なかなか日常生活で「導火」という言葉を単体で取り出して用いることはない。「導火線」の形で使われることがほとんどだろう。「導火」とはそれが主体となるものではなく、そのあとに待ち構えている「着火」の前段階である。いわゆる「口火」と呼ばれるものと同義だが、今回の出来事が、何か次の段階の爆発に至るきっかけになりましたよ、ということだけが触れられている非常に不穏な響きを持つフレーズなのだ。 何が起こったのかは自明である。姉の旧友という新たな存在に出会い、燈子の心はいとも簡単に揺れる。これまで疑いようもなく、ひたすらに盲信し、追従し続けた姉の背中。その実像が確認できる絶好の機会が訪れるのと同時に、これまでの自分の人生が思った通りの結果を伴っているかが分かる裁定のタイミングでもある。周りの期待に応えようと、ただひたすら姉の模倣を続けてきた人生。そこに久しぶりに出会った「知り合い」が現れ、彼は一体どんな答えを吐き出すのか。 しかし残酷なことに、姉の旧友・市ヶ谷はそんな燈子を見て「あんまり似ていない」という衝撃的な裁定を下した。もちろん彼に悪意などあるわけもないし、一般的には「似ている」も「似ていない」もどちらもほめ言葉になりうるのだから、素直に彼女なりの頑張りを評しての言葉でもあったのだろう。しかし、それは燈子が望んでいた言葉とは真逆のものだ。彼女の姉の幻影に対する感情は、すでに致命的な域に達しつつある。市ヶ谷との挨拶のシーンでは、姉の知り合いだとわかった途端に「裁定」の瞬間を悟り緊張した面持ちになっていたし、練習終了後にわざわざ市ヶ谷を追いかけてまでことの成否を尋ねてしまうあたり、「成すか成さざるか」はまさに死活問題なのである。そのことを十全に理解しているのは、おそらく沙弥香だけだったのだろう。燈子にとって、この度の一件は相当な負担になってしまった。 打ちひしがれる燈子、そしてそんな燈子の様子を見てどうしていいかと煩悶する侑。しかし彼女はまだ燈子と姉の関係性にそこまで深く突っ込んでいるわけではない。みんなが見ている合宿という状況もあり、なかなか声をかけるには至らない。そこに攻め込んできたのが、やはり我らが佐伯沙弥香さん。もちろん、今回のことは彼女にとっても賭けだった。前日までの様相を見れば、侑もいる状況なのでこれまで以上に自分自身にブレーキをかける必要があり、チャンスというより、むしろ自制心を試される試練のような場。しかし、いざ燈子の様子がおかしいとなれば、そこで放っておくこともできない。これまでは「必要以上に踏み込まない」というスタンスが故に燈子との関係性が成立していた沙弥香にとって、あまりにリスキーで、大きな一歩。 姉の話を持ち出し、ただ神に祈るのみの沙弥香。しかし、そんな沙弥香に対する燈子の返答は意外なものだった。なんと、一歩踏み込んだ沙弥香に対し、後ろに引かずに応えてくれたのである。少しだけ開いた燈子の扉。その一瞬が信じられず、沙弥香は呆けたような表情になっていたのがなんだか滑稽ですらあった。「沙弥香だから許せる」という殺し文句とともに、一歩詰まった距離感を確認し合う2人。もちろん燈子は沙弥香と「同じような」心算でこそないだろうが、これまでだったらガードをあげていたかもしれない状況で、素直に対応したことは、彼女の中で大きなものが崩れ、パラダイムシフトが起こり始めている証左なのだろう。 チリチリと焦がれる線香花火。その火種は燃え尽きて落ちるしかない。燈子に灯った小さな「導火」は、この先、一体誰と、どんなものを弾けさせることになるのだろうか。
もしかして、たえちゃんって最後までたえちゃんのままなの? 第11話。この話数で全く触れられずにあの状態ってことは……やっぱり伝説の山田たえは伝説の山田たえのまま……。ぶっちゃけ、最終回のオープニングはたえちゃん加入バージョンを期待してるんですけどなんとかなりませんかね? 数週間前に想定していた、「ゆっくり全員の個別回やって最後は盛大にライブやって終わるんやろな」という方向性からはだいぶズレた展開になっている。いや、「最後に盛大なライブ」はやるんだろうけど、そこに至るまでの段階で想像以上にさくらさんが主人公だった。まぁ、あんまり良い方向に目立ってないのがなにだけども。尺を取られたゆうぎりさんとたえさんは……うん、だからやっぱり第2期をやるしかないな。 ゆうぎりさんに関しては、今回突如現れた芳忠さんが謎の伏線を張ってくれたのでもしかしたらもうひとネタあるかもしれない。幸太郎の先輩(?)なのかなんなのかよくわからないバーのマスターは、どうやらゾンビのことを全部ご承知のようで、もしかしたらネクロマンシーの師匠にあたる人なんじゃないかと勝手に想像できる。いや、幸太郎って本当に多芸だからネクロマンシーの師匠じゃなくて超絶メイク術の師匠だったり、伝説のアイドルプロデューサー だったりするかもしれないけど。少なくともフランシュシュの現在の活躍が幸太郎の手によるものであることは知っていたご様子。今更これ以上の設定の回収なんて別にいらない気もするが、今後、幸太郎のバックグラウンドがどこまで明かされるのかは気になるところだ。 それに対し、かなりオープンになったのはさくらのバックグラウンド、というか過去エピソード。うーむ、「持ってない」の意味がそこまで重たいものだったとは……。ゾンビ化前のさくらって、我々は1話目冒頭の情報しか知らなかったわけで、あの謎テンションがさくらの全てなのかと思ってたら随分ヘヴィーだったっていうサプライズ。どこぞの学園都市で不幸だーと言ってる人よりもよっぽど不幸体質のさくらさんは、因果応報なのか、本当に純粋なバッドラックなのか、とにかく夢をへし折られまくりの挫折人生。ある意味で志半ばだった愛ちゃんや純子ちゃんよりもひどい末期である。何しろ成功体験が1つもない状態で死んでいたのだから。普通なら、そんなどん底状態の人間を復活させても意味がないし、もしさくらが万全の状態で復活していたら1話目の段階でこれだけのダウナーテンションを繰り広げていただろうから、もしかしたらフランシュシュは存在していなかったかもしれない。あの時点で彼女が記憶を失っていたのは偶然なのか、それとも何者かの意図が介在していたものか。まぁ、うまいこと記憶だけぶっ飛ばして才能の塊だけ残すなんて器用な轢き方は難しいだろうから、おそらくさくらの記憶の変遷は偶然の産物だろう。となると、やっぱり奇跡みたいな展開だったんだろうな。 しかし夢は覚め、取っ替え引っ替え説得に回る他のメンバーの頑張りも全てから回り。純子ちゃんの昭和すぎる言い訳とか、何もできずに凹んじゃう様子がなんとも可愛らしくて阿漕である。ゆうぎりさんについては……相変わらずどこまで本気なのかよくわからない御仁だが……この人は一切ふざけてるつもりはないんだよな。ナチュラルにあれをやってしまう人だからこその面倒くささである。そして愛ちゃんについては、何しろさくらの人生をひっくり返した張本人。当人にその意識はなくとも因果は深い。かつての輝いていた愛ちゃんが戻ってきたことを見せてやれば、もしかしたらさくら復活のきっかけになるのかも。 そしてトドメをぶちかましたのはやっぱり幸太郎。「私は持ってないから」に対して「俺が持ってるから」という返答はなんとも不遜だし、冷静に考えりゃ意味もわからんのだが、そのパワーこそが巽幸太郎である。いや、別に格好良くは聞こえないんだけど、多分別な人が言ったらもっともっと素敵なシーンになっていたのではなかろうか。いわばカミナの「俺が信じるお前を信じろ」みたいなもんですからね。やっぱり有能なやつなんだとは思うんですよ。なんでピンポイントでずっこけることをやるんだろうね。そういう生まれ持った何かがあるんでしょうね。 さて、あとはさくらさんの復活劇を待つばかりだが……最終的に「持っていない」方が勝つのか、それとも「持っている」方が勝つのか。結果は見えているが、それを納得いく形で見せるのは案外難しそう。最後の一山、いかに超えるか。
まさかのメシマズ設定、第10話。ハナちゃん、八百屋の看板娘のご飯が毒物なのはちょっと……。なんであの2人だけ抗体持ってたんだろうな……。 王子にがっつり踏み込むお話。前回ぶっ倒れたハイジだったが、案の定の過労である。まぁ、ただでさえ足にメスを入れてる人間がこれ以上身体にとんでもない疾患抱えてたらさすがに箱根なんて言いださないだろうしな。後腐れのない原因だろうということは分かっていたことだが。むしろ雨降って地固まるというか、彼にどれだけの負担をかけていたかを察したメンバーたちが自発的に自治に取り組むようになり、このタイミングでますます連帯感は増している。もともと世話好きのニコチャン先輩あたりは自己管理を含めて全体の管理状況の見直しを図ろうとしていたし、先を見通すだけの洞察力をもつ神童は、ひとまずハイジがいない状態でも部活が回るように色々と打診して回っている。そういや彼は後援会の勧誘・宣伝活動なんかも担当してたっけ。この辺りの面々が、ハイジがいなくなってもやっていけそうな比較的お利口なメンバー。 残りの連中はてんやわんやではあるのだが、そんな中でなし崩し的にリーダー代理を務めることになったカケルは、持ち前の責任感で改めて最大の問題である王子とぶつかることに。ハッピーアイスクリームな状況が続くあたり、決して相性が悪いわけではないのだろうが、それでも持って生まれた気質の差だろうか、簡単に協力体制にまとまることはできない。まぁ、考えてみりゃ王子はどこまでいっても巻き込まれ型の被害者な訳で、本来だったら残りの連中ともなあなあの関係になるのはおかしいんだよな。なんとなくとはいえ、部活に参加してくれているだけでも随分な優しさである。 そして、そんな王子が一応は歩み寄ろうとしていることを嫌でも感じさせるルームランナーのノイズを聞き、さらにはニコチャン先輩の年の功による含蓄あるお言葉もいただいたことで、多少なりとも融和を図ろうと試みたカケルの中で、少しずつ王子の見方が変わってくる。なるほど、確かに頼りないのは間違いないし、チームのお荷物ではあり続けるのだろうが、決して不真面目なわけではないし、何か1つのことにどこまでも熱心であり続ける姿勢は、ある意味で体育会系のマインドに近いと言えるのかもしれない。なんとかそのメンタリティを理解しようと2人で漫画を読み、そして走る。 そんな中でちょっとだけ前に進める要素が見つかったのは、必然だったのだろうか。漫画を読んでれば前が向けるとか、もう両腕の形が漫画を読む形で進化しちゃったとか、人類としてのカテゴライズも大雑把で凄すぎる王子。そんなミュータントを少しずつ走れるようにチューニングしていく作業は、大変ではあるがやりがいもある。案外「理想のアスリートを作ろう!」みたいな感じで一から仕込んでいったらとんでもない逸材に仕上がったりするのかもしれない。まぁ、そのためにはどう考えても時間が足りなすぎるのだが……。
12月8日 ドラフト模様(UMA×3) ピック順 【Mei】→【Sea-chcken】→【Thraxi】→【Alessi】→【Chrolony】→【Tanaka】→【Serra】
Yeah! ようこそマスターズ、そしてさよならマスターズ! 「史上最後のマスターズ」(最後とは言っていない)、アルティメットマスターズの登場だ。ぶっちゃけ万年金欠の私にはなかなかハードルの高いイベントなのだが、今回も条件反射でとりあえず一箱確保したら、なんか、どこか遠くのお金を持ってるおじさんがホイとお金を渡してくれたのですごく楽な値段で実現することができたぞ!! ありがとう、遠くのおじさん!! ちなみにおじさんは当日予定がつかなくてドラフトには参加してないんだ。何でお金出してくれるんだろうね、おじさん!! 今後ともよろしくお願いします!! さて、そんなこんなのアルティメットマスターズ。こういう機会も今後は減るかもしれないと思い、わざわざ先週記事まで書いて備えていたんだ。その結果がどうなったかは……個別デッキ参照。まぁ、マスターズの楽しさって、懐かしいカードたちの顔を久しぶりに拝める部分にあるからね。実際にどんなデッキが出来上がるかはそこまで大きな問題じゃないのさ。ないのさ……。 そして、当然気になってくるのは一箱開けた結果の収支である。そりゃま、これでプラスになるような現象はそう簡単に起こるわけはないし、そもそも手に入れたカードをあんまり売ることは考えてないからプラスもマイナスもないのだが、私のくじ運の無さを発揮するちょうど良い機会でもあるのだ(ダメじゃん)。以前のマスターズでも掲載したが、せっかくなので今回登場したレアについての収支報告もまとめてみた。下記の価格は、どれもWisdom Guildに記載のトリム平均価格である(執筆当時)。サァ、約3.6000円の箱を買った結果は……。
活発な野生林 97 バザールの大魔術師 125 崇敬の壁 127 僻地の灯台 134 黄金牙、タシグル 161 今を生きる 176 荘厳な大天使 376 森滅ぼしの最長老 553 ギャンブル 579 災火のドラゴン 583 忍び寄るタール坑 998 撹乱する群れ 1,012 納墓 1,215 トロウケアの敷石 1,220 大爆発の魔道士 1,711 ルーンの光輪 1,792 封じ込める僧侶 1,927 黄泉からの橋 1,950 トレストの使者、レオヴォルド 2,994
引き裂かれし永劫、エムラクール 4,677
仕組まれた爆薬 5,118
貴族の教主 6,674
合計:34,199!!!
おっ、意外といけた。実際は未開封のパック、そして泣く子も黙るBOX TOPPERの金額もここに加算されるわけで、単純な額面だけで言えば収支はプラスだ。ちなみにBOX TOPPERは「トレストの使者、レオヴォルド」。こちらはトッパーなので価格は正確には決まらないが、一応ツイッターに流れてる某店の買取価格だと6000円で、トッパー全体で言えば中の上くらいか。まぁ、これこそ絶対売らないやつなんですけど。下の環境がよくわからんので、「へー、これこんなにするんや」って意外なカードが結構多かったですね。ってか、教主いつの間にこんな値段になってたんや。
登場後一発目の技がトペの怪獣ってどないやねん、第10話。あの気持ちの悪いモーションは怪獣の歴史に残るぞ……いや、怪獣にカテゴライズしていいのかどうかよく分からんが。とにかくモーションが恐ろしくて、本作の最大の売りである特撮&アニメの融合形態としては最高にアツいバトルだったのは間違いない(キモかったけど)。 見事にサブタイ通りの展開となっている崩壊の序曲。何が壊れるのかと思ったら、完全にぶっ壊れたのは「アカネの世界」であった。いやはや、何が起こってしまったのかさっぱりだが……。 世界創造のモチベーションを失ってしまった「神」。いや、ここではもう、創造の力が欠けてしまった「元・神」とでも称した方が良いのだろうか。世界を管理し、意のままに操ることを楽しんできたアカネだったが、度重なるグリッドマンの妨害によって世界はほころび始め、絶対的な統制機構であったはずの怪獣もことごとく対処されてしまう。万能感が消え、責務を負わされた作業になってしまったら、楽しかった怪獣づくりも単なる苦行。「なぜ怪獣を作っていたのか」も定かでなくなり、提出したタスクは期限を守るだけのズタボロクオリティ。それでも一応ノルマを果たしたってことでアレクシスさんが製品化したわけだが、元々なんのモチベーションもない怪獣が暴れたところで世界に影響を与えられるはずもない。瞬殺されたというよりも、「さっさとお家に帰りたかった」ぐらいの方が正しい表現だったのかもしれない。 神がやる気を失ってしまった世界。そのまま自動運転で世界は進んでいくわけで、怪獣も出てこなくなったのなら平和そのもので万々歳のはずなのだが、残念ながらそこはアレクシスさんの意思が介在してしまう。今回の怪獣が一体どういうシステムになっていたのかはよく分からないが、まさかの「中の人」が登場。そのあまりに機敏な動きは完全に怪獣の範囲を逸脱しており、もうアカネなりのポリシーも何もあったもんじゃない存在。アレクシスが「中の人」と称していたのは単なるおふざけだったのか、それとも、アレクシスが過去に具現化させた怪獣もああして中に「なんらかの動かす人」を導入していたという意味なのか、そのあたりは定かでないが、確かにあの動きの機敏さとアクションの大仰さは怪獣の中にいるべき「アクター」の動きを彷彿させるものである。実際にはそのアクターが「アカネの持つ悪意そのもの」であることが関係者筋のアンチ君に語られており、おそらくアレクシスは、そうした人間の巨大な負の感情をエネルギーにして、怪獣を作り、動かしていたということなのだろう。今回は「がわ」があまりにも脆弱だったため、薄弱になり、目的意識すら失ったアカネのどうしようもない悪意が、あのような形で暴走したということなのだろう。感情をそっちに持って行かれてしまったアカネさんは、もう、何の感情もなく、ただただ自分の作った街をあてどもなくさまようばかりである。 そして、ヒーローと戦う怪獣という美学、いわゆるプロレスを失ってしまった怪獣は、かえって強い。何しろ守るべきルールが何一つないのだ。怪獣は「序盤優勢、最終的に敗北」とかいう不文律があるし、ヒーローがやるべき格好いいいことを全部受けきらなきゃいけないというかわいそうなノルマがあるが、今回の怪獣はそんなこと一切気にしない。登場直後からいきなり先制攻撃で容赦なく殴ってくるし、せっかくの装備(普通に考えたら一番売り出すべきおもちゃだ)を容赦無くひっぺがし、生身のグリッドマンを殴る蹴る。ちびっこが一番望まない展開を平然とやってのける。枷が外れてしまった「アクター怪獣」を前に、グリッドマンはマジで敗北寸前だったわけだが、そこで今回2つ目の「崩壊」要素であるアンチくんが登場するわけだ。 考えてみりゃ、コピー怪獣という彼の特性もこの展開の布石といえば布石か。憎くて憎くて、ひたすらコピーを続けてきた永遠のライバルが、いつのまにかヒーローそのものに同化し、感情移入しているという。うーむ、ヒーローと怪獣じゃない文脈ならこれ以上わかりやすい設定もないくらいのものだが、この二人の関係においてはなんとも歪で、ぶっ飛んだ展開になっている。勝手にグリッドナイトとかいう名前をつけられちゃったアンチくんは不本意なんじゃなかろうか。でも、この「設定崩壊」展開も、アカネがアンチに自由行動の許可を出したが故に起こったこと。どんどん神の手から離れた「設定」が一人歩きし、アカネの世界で好き放題に振舞っているのである。これまで散々アンチをいびり倒してきたアカネがすべての感情を失い、ただ茫漠とアンチを解放するシーンの言いようのない切なさは、アカネ派の人間には本当に苦しいものがある。 そして、神の意志を離れて明後日に飛んで行ったわけのわからない展開を見せられた「元・神」は、この世の理不尽を嘆く。どこで間違ってしまったのか。せっかく作った理想郷は何が足りなかったのか。別にそんなに思い入れがあったわけじゃない。絶対に守りたいとマジになってるわけでもない。何事にも本気になんてなりたくないアカネは、ズルズルと落ちていく自分の立場について、もう、どうでもよくなってきている。理不尽な社会への鬱憤を晴らすために作ったこの世界が、再びの理不尽で塗り替えられていく。いったい誰が悪いのか。グリッドマンのせいか? 裕太のせいか? アレクシスが悪いのか? はたまた自分が悪いのか? 考えることが面倒になってしまったのだろう。アカネは問題をシンプルにするために、今まで踏み越えなかった一線をサクッと踏み越えてしまった。 神の手を離れた筋書きは、最後にどこに行き着くのだろう。
Wow! That’s amazing! 第10話! こういうオリジナルの入れ方してくるのかよ! すげぇなアニメスタッフ! もう、今回はホルマジオ戦云々を全部ぶっ飛ばしてオリジナルパートのことで頭がいっぱいだ。なかなか原作ありのアニメってオリジナル要素でいじりにくいのだが、こういう程よい追加エピソードが入れられると、それだけでかなりお得感がある。完全オリジナルでの一遍ではなく、原作にあった要素を少しだけ膨らませて小話を挟むくらいのバランスが良いね。がっつり同人誌出すんじゃなくてコピー誌でちょっと妄想を垂れ流すくらいの感覚。いや、ちゃんと責任持ってアニメ作ってるんだから同人じゃなくてバッチリ公式なんだけどさ。20年以上ぶりに公式から新たな燃料投下してもらったようなもんやろ。俺らだって20年間ずっとみたかったんだよ。暗殺チームの連中がイチャイチャしてるところはさ。 それぞれのキャラを先取りして、ちょっとずつその素顔を紹介することで、今後のVS暗殺者チーム戦はかなり印象が変わることになった。原作では「またとんでもなく癖が強いのが出てきたぞ!」っていうのを各パートの最初に繰り返していたわけだが、今後は「形はどうあれ、すでに紹介されたキャラクターにいよいよ出番が回ってきた」という形で新キャラが登場するのだ。ぶっちゃけジョジョレベルの作品だと「アニメが初見」っていう視聴者は少ない気もするが、もしそういう人がいたなら、原作組とどのくらい受け取り方が変わってくるかは気になるところだ。 せっかくなので、わざわざ筆を割いてもらった各キャラについてちょっと触れておこう。今後の戦闘順で見ていくと、まずはホルマジオの掘り下げ。リトル・フィートがしょうもない能力だと実際に言われているのは史上初公開だったわけだが、その使い方が……エグすぎるやんけ……。そりゃもう、暗殺者チームもクソもないな。いや、ぶっちゃけあそこで飲み物の中に入れるものはミニカー(仮)だろうが、毒物のカプセルだろうが結果は同じわけで、特別リトル・フィートが「ならでは」の活躍をしたシーンではないのだが(あそこで何かを入れられるようなターゲットなら、他の方法でいくらでも殺害できるはずだから)、わざわざ自動車を使ってやるというところに、ホルマジオのこだわりというか、自分のスタンドへの自負みたいなものが感じられてゾワっとする。工夫次第でどうとでもなるスタンド使いのセンスみたいなものが、こういう形で発揮されることになろうとは。 チームの中ではそこまでキャラが濃くない方(?)のイルーゾォ。CVはなんとナリケンさんである。うわぁ、声がクドぉい……。それだけで充分ですわね。ちょいと神経質な感じとか、こちらもかなり癖の強いスタンドの持ち主なので、なんかこう、ちょっと鬱屈した劣等感とか、自尊心みたいなものが強く出ていそうなキャラなのである。彼がチームの中で何かをしている描写は原作ではなかったはずなので、わずかな時間でも和気藹々としてくれているとそれだけで救われる気がしますね。こいつら、ちゃんと「チームへの愛着」「仕事への責任感」を見せてくれるから憎めないんだよなぁ。 アニメ絵で見せられるとクリーチャーにしか見えないとんでもない造形のペッシ。CVは木村昴で、なるほど、間違いなくキャスト陣の中では「マンモーニ」ではある(容貌からはそうは見えないけど)。彼の場合、チームの中でのいじられ役、パン買って来させる後輩みたいな立ち位置が最大のポイント。原作ではプロシュート兄貴との絡みだけだったのでごく自然に「かわいい後輩」で落ち着いていたが、今回他の連中と絡むことで、「こいつらの下で仕事覚えるの大変そうだよな……」という彼なりの苦労みたいなものも滲み出ていた気がする。ホルマジオにいじられてるシーンとか、「まぁ、愛されてるんやろけどな」という微妙な距離感が見えるのもいい感じだ。しかし、なんでこんな能力、こんなメンタリティなのに暗殺チームに抜擢されたんだろうな。もしかして、チームの仕事とは関係ないところでプロシュートとは付き合いがあったのかもしれない、なんてことも妄想できる。なんかこう、ペッシのお父さんがプロシュートの恩人だったとか、そういう繋がりでプロシュートが面倒見てあげてる的な。 そんなプロシュート兄貴は、なんとCVが鈴木達央である。つまり、ゲーム版のギアッチョがプロシュートである。なんやそのややこしい関係性は。ギアッチョからのプロシュートって、なんか格が上がったような気もするし、そうでもない気もするし。いかにペッシに人生訓を叩き込む説得力を持つかが勝負のポイントである。ちなみに、みんなが集まっているシーン以外でも兄貴はずっとペッシと行動を共にしている。バディで動くのが基本のチームなのかもしれないが、その場合って残りが「メローネ&ギアッチョ」「ソルベ&ジェラード」になって、リゾットはリーダー格だから単独で動くとして、残ってるのが「ホルマジオ&イルーゾォ」なんだよな……あんまりイメージわかんな……。 女性の足(ハイヒール)を見て舌なめずりをする純正キモ野郎、メローネさん。CVはマジ兄ぃ。違うよ、マジ兄はハイヒールじゃなくて単なるニーハイフェチだよ……いや、キモさという部分では負けてないかもしれないぞ。ディモールト良いかもしれないぞ。メローネさんのセクハラシーンは5部の見どころの1つといっても過言ではないので、マジ兄のいつも通りの(?!)活躍に期待が高まるばかりである。それにしてもメローネさん、普通に考えたら体育会系のギャング連中の中では確実にいじめられそうなキャラなのに、特に違和感なくチームの席に座っているのは才能なのかなんなのか。もしかしたら、誰から見ても問題児のギアッチョを押し付けられ、面倒見ているうちに割とコントロールできるようになり、「ギアッチョの子守役」みたいなポジションで居場所を見つけたのかもしれない。ギアッチョ、割とメローネになついてる描写は原作にもあるんですよね。普段からベイビィフェイスの世話をしてるメローネさんは、面倒な子のお世話が得意なのかもしれません。 そしてそんなギアッチョは、CV岡本信彦っていうだけで全部が片付くっていう。もう、完全にキレ芸声優やん……。今のところ、キレてる内容は全部普通のことばかりでしたね。あんだけキレやすい人間がクレバーさを求められる暗殺チームで仕事を続けられてるのはスゲェと思うんだけど、やっぱりメローネのおかげなんだろうか。アニメカラーのギアッチョさん、殊更に髪が青いので怖い(まぁ、スタンドのイメージなんだろうが)。 そして、こんな大変そうなチームをまとめ上げるのが、冷静沈着なリーダー、リゾットさん。CVの藤真秀さんという人は唯一初めて名前をチェックすることになった役者さんだが、どうやら外画メインの人のようだ。今後のお仕事に注目したい。リゾットさんについては、今回はあまり表に出て来なかったですね。まぁ、ぶっちゃけると今回リゾットを前面に押し出しちゃうと「ボスの脅しに屈したチームのリーダー」っていう印象が強くなって後から登場した時の「ボスに反旗を翻した野心の男」っていうイメージが揺らいでしまうので、彼は出番まではひっそりしてるんじゃないでしょうか。後はまぁ、面倒臭いチームメイトを抱えて胃が痛くなってるだけかもしれません。 そして、ソルベとジェラート。まぁ、別にキャラ云々は特にないんですが、「デキてるって噂だった」っていうのが、「まぁ、事実なんやろな」っていうレベルまで引き上げられたのは収穫なんじゃないでしょうか。「お揃いのペディキュア」とか、完全にもう…………ね。まぁ、そんな事実をペッシだけが認識してたってあたりが意外で面白いところなんだけど。あの2人がペッシに「いやぁ、この色見てヨォ、オソロなんだゼェ」とか言ってたって考えるとそれだけでざわざわしません? やっぱりペッシはチームの中ではかなり愛されキャラだったんだろうな。そうそう、作中でも屈指のアレなシーンとして有名な輪切りのソルベだが、改めて見てて、「30枚以上もわざわざ丁寧に並べ替えなくても、だいたい分かった時点でやめろよ」って思ったよね。結構パーツが細かいし、額縁にナンバーでもふってないと並べるのに手間がかかったはずなんですよ。途中でなんだか大体わかった時点でやめときゃいいのに、ご丁寧に完全再現までさせたのは、その後の埋葬処理なんかのことも考えてのことなんでしょうか(処理業者も辟易しただろうな)。でも、みんなでわいわいしながら「そのパーツこっちじゃね?」とか「そこ順番逆だろ、これ先に置けよ」みたいにパズルを並べてるチームのことを考えると、なんか変な笑いが起こる。いや、本人たちはそれどころじゃないだろうけども。 うーむ、やっぱりこれだけのキャラがまとめて出てくると情報量が多すぎて大変だったわ……。ナランチャVSホルマジオは来週も続くのでそこでまとめて片付けましょうかね。あ、でも1つだけ書いておくと、多分見てる人はみんな思っただろうけど、「電話でかすぎね?」(身長50センチ台のナランチャの3倍くらいはあったので、あの公衆電話1台で人の身長くらいのサイズがあるぞ)
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