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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんだこれ、第7話。急に違うアニメになったぞ。そりゃまぁ、放送時期が8月なんだからエンドレスになるのも自然な成り行き……な訳ない。

 前回の香×双回で完全にパターンに入ったと思った今作だったが、そうは問屋が卸さない。ここまでで構築してきた定型を全てぶち壊し、視聴者を更なる混乱の中へと叩き落としていく。一体何者なのだ、大場なな。

 つまり、今回のお話だけで簡単にまとめると、「実際は舞台の才能が頭抜けてトップなんだけど、高みを目指しててっぺんを取りたいというモチベーションが一切無いのでレヴューでは表に出てこない。それどころか途中からB組に抜けてサポートに回ろうとか言い出す(これはひかりが来た影響か)。しかし、レヴューに勝てば好きな舞台が作れるとキリンに説得された結果、一番の憧れであった『1年生の時の舞台』を再び完全な形で再現するため、トップの舞台構成権利をタイムリープのために費やしている究極の現状維持体質」。なんだそれ。意味わからんぞ。

 いや、意味は分かるんだ。ここまで、例えば香子の怠惰な様子やまひるの引っ込み思案な体質など、9人のプレイヤーの中でも「弱い」キャラの側面はいちいち掘り下げられてきた。今回スポットが当たったバナナの場合、それが「現状への依存」という形で現れているというお話。私のような人間は必要以上によく分かるが、現状への強烈な依存心は「ずっと今という時に甘んじていたい」という停滞への欲求となり、変化に対して激しい抵抗を感じるようになってしまう。もちろん、それが悪いことだと断じることはできないが、少なくとも常に上を目指し、成長を続けていく舞台少女にとって、このバナナの欲求は全くもって不適当な精神である。

 まぁ、それだけならお話としてはそこまで特別なものでは無い。華恋との関係性を壊されたくないと必死に抗ったまひるの精神性だって共通する部分はあるのだし、「成長・変化を拒む」という要素はキャラクターのドラマとしていくらでも描きようがあるものだ。しかし、このバナナが「依存」を描くために用いている手法があまりに斜め上すぎる。「成長したくない、させたくない」という願望を実現させるために、なんと手近にはタイムマッスィーンがあるという。そして、それを行使できるのはトップスタァに輝いた1人だけだと分かると、それを奪うために隠された強キャラ設定が発動するという。……エエエエェェ、だってお前、今までそんな様子おくびにも出さなかったじゃん……っつうか、個人的には中の人のスキルも相まって、「実はバナナが天堂さんすら片手で捻り潰す最強キャラでした」って言われても納得いかんよ……びっくりするネタではあるが、それはさすがにびっくりさせることを目的に無茶しすぎじゃないですかね? せめてもう少し伏線があればしっくり来たんだろうけども……。いや、それを隠せるからこそトップなのか? 今までなんとなくで納得してきた「オーディションで勝つのは舞台上でのスキルが高い人間」っていう今作の根幹をなす設定が、今回のバナナの暴虐で大きく揺さぶられることになってしまった。

 さらに今回、突然「トップスタァになったら舞台を好きなように作れるで」という謎設定が明かされた。今までそんなこと言及してたっけ? いや、そもそもなんで戦ってるのかすら作中では明示されてないんだけども。なんとなく、「オーディションで勝てば今年の舞台で主演やで」っていうことだけで暗黙の了解があったはず。しかし、バナナだけはそこに「勝ったら超常的なパワーで舞台どころか世界まで好きに作り変えていいよ」という権利が示され、ものの見事にそれを使いこなしているという。他の連中は「自分が主演の舞台」が理想の舞台だから、たまたま「主演=オーディションの勝者」っていう構図が自然に当てはまってただけだったってことか。

 何度も繰り返す2017年。その中でバナナは、最初に自分が体験した「1度目の舞台」を目指してエンドレスなセブンティーンを繰り返しているという。……ヤバすぎるやろ。普通の神経だったら、1周目で「自分は何かやっちゃいけないことをやっている」っていうことに気づきそうなもんだ。そもそも、エンドレスエイトだろうがシュタインズゲートだろうがまどマギだろうが、ループものってループ自体がなんらかのペナルティ扱いされることがほとんどなのだ。同じ時を繰り返すという状況は、普通の神経を持つ人間にとっては苦痛以外の何物でもないはずなのだから。

 しかし、大場ななという人間は、それをすすんでやりにいく。満足いくループが出来るまで、ただひたすら繰り返す。いや、彼女にとってすでに「2年目の舞台」は不必要なわけで、再び満足いく舞台が見られたとしても、このループを抜け出す気がない可能性すらある。他の面々の意識には上らないだろうが、彼女は自分を、クラスメイトを、そして世界をも自分の安寧という牢獄に閉じ込め、飼い殺してしまっているのである。なんだコイツ。完全にイカれてるやんけ。こいつに比べたらまひるさんのハードレズなんて赤ん坊みたいなもんや。

 こうして「バナナ・ザ・ワールド」だったことが明かされてしまった学院の舞台。その呪縛は(形式上)トップに君臨している天堂さんにすら打ち破ることができず、このまま無限の円環を描き続けるものかと思われた。しかし、流石にそれではまずいと誰が思ったのか(キリンだろうか)、新たな世界に投じられた一石の名前は神楽ひかり。彼女が入って9人になるA組。バナナはここからどんな舞台を望むというのだろうか。そして、ひかりはこのバナナ帝国を打ち崩すことが出来るのだろうか。

 なんのアニメだこれ。わかります(わかりません)。

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8月25日 ドラフト模様(M19×3)

ピック順 【Thraxi】→【Chrolony】→【Alessi】→【Tanaka】→【Serra】→

 

 お盆休みの影響で本当なお休みのはずだったけど、急に変更になって発生したドラフト。まぁ、あんまり空きすぎると全部忘れちゃうからこれくらいで助かった。ちなみに、その影響もあって(?)来週がお休みになります。現時点での予定を確認しておくと、次回は9/8の予定でここは確実にM19が余っているのでそれでプレイ。残りのドラフト回数が最大3回(15日、22日、29日)なんだけど、果たしてここはどっちのパックになるのか……今のところ、某デュエリスト奴が試合で勝ち取ってくるパック次第みたいなとこあります。3戦連続でできるならギリギリで箱買いしてペイ出来るのだか、それ以下になるとパックを個別で買わなきゃいけなくて効率が悪いので、早めに予定は固めたいところだが……正直、「今更ドミナリアに戻って覚えてるか?」みたいな気もする。

 それと、今回1つ思いつきでちょっとした変更を行った。実はこの記事読んでて初めて知ったんだけど、「アメリカではカジュアルなドラフトだとパックをどんどん流す」って書いてあって、「確かに、わざわざ待ってる意味ないよな」ってんで、今回試験的に「引いた人からどんどん流す」っていうスタイルでのドラフトを実施。まぁ、我々のコミュニティの場合、パックの取り回しが雑なので気をつけていても取り違えとかミスが連発するので微妙なところなのだが……実際、今回も1ヶ所ミスが出ました(1枚拾い忘れてしばらく無視されたカードがあった)。でもまぁ、そこまで大きな混乱もなくピックできたので、ある程度場所が確保できて、注意力のある人間だけでやるならこの方式でも問題ないかもしれません。

 個人的に注目したい副次効果として、「無駄口がなくなる」っていうのがあります。我々のドラフト、いくら注意しても無駄口が多く、時には「それ、反則やろ」っていうような発言まで出たりするんですが、今回の方式だとみんなして急かされるようにピックする上に「ほとんど人間が暇」っていう時間が減るので、無駄な発言の頻度が下がります。あと、あくせくするので他人の余計なセリフに耳を傾ける余裕がなくなるっていう。ただ、ピック中の無駄口も含めてドラフトの醍醐味だと考えると味気ないとも言えるかもしれません。すげぇ作業感が強くなるので。五人戦であっさり終わってしまう試合の場合、せっかく集まったのにこれだと物足りないっていう気持ちも無くはない。今後は様子を見てですかね。

 さらにさらに、今回から少しずつ「全員でBrowlのデッキを持とう」という企画もスタートすることにしました。一応5人で色が被らないように調整しようと思ったんだけど、気づいたら黒を選ぶ人間が1人もおらず、私が黒単を担当することに……まぁ好きだからいいんですけどね。今から黒に変えたいという人も募集中ですのでお気軽に変更申し出てください。まだ何も始まってないので自由自在です。

 あと(今回連絡事項が多いな)、夏休みの暇な時間で、長年ほったらかしにしていたこのブログ右柱部の「ドラフト通信」っていうリンクを使いやすく更新しました。どの環境でどれくらいドラフトしたか分かりやすくしました。こうしてみると、10年くらい前と比べてもさすがに回数は減ってますね。

 

 


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 魔女の本領発揮、第7話。喜久子お姉ちゃん、最近まともな優しいお母さん役がだんだん減ってイカれた役が増えてる気がするんだけど、何やっても飲み込んじゃうから関係ないんだよな。

 いよいよ「真相究明編」みたいな展開になってきました。今作はスタート時点でこそ「割と安易なサイコものやろ」みたいに軽い気持ちで見始めたんだけど、出て来るキャラが全員頭がおかしいっていうフックの利かせ方が割とツボで、キャラが増えれば増えるほどに楽しくなっていました。特に太陽くんの残念っぷりがお気に入りで、「花江くんは純正イケメンもいけるけどこうしてトチ狂った声出してる時は本当に楽しそうだなぁ」って思って見ている。というか、今作は全員トチ狂ってるし、石川くんも、ぺっちゃんも、そしてもちろん花澤香菜も楽しそうである。唯一(少なくとも現時点では)イカれてないのは久野ちゃんだけなんだよね。久野ちゃん、こんな現場に放り込まれていつも通りに幼女やってるけど精神おかしくならんかな。

 そんな中の人の話はさておき、物語もいよいよ転機を迎えたところ。正直いうと、数回前あたりから「あれ? なんか叔母さんの描写に違和感があるし……ひょっとして?」と薄々感づいてはいたので驚きはなかったのだが、こうしてしっかりとサプライズを盛り込んだ作品になっていたことは感心した。アニメ演出もそうしたサスペンス部分を最大限に盛り上げるように意識して構成されているし、久しぶりに「原作読んでなくてよかったなぁ」とリアルタイムで楽しめている。これ、原作でも冒頭からちゃんと伏線(というか矛盾の出ない描写)を心がけていたのなら、最初からこういう展開を想定して話を作ってたってことなんだよな。まぁ、どっちにしろさとうの行動にはまだまだ謎が残っているのだが、叔母の存在が明らかになったことでますます火種が増えて刺激的な展開になることだろう。

 また、そんな展開の中でしょうこちゃんの「友情」というテーマも容赦なく掘り下げられており、前回あれだけ華々しく覚醒させたはずの「真の友情」が、今回の騒動により無残に散らされる様がなかなかにエグくて良い。そりゃな、脳内で勝手に妄想してるトラブルと、現実に叩きつけられる家族トラブルでは密度が違うからな。一度は脳内で「それでも友達じゃん!」という理想の展開を思い描きながらも、理想通りに動けず目を逸らすだけになってしまったしょうこの非情は、誰も攻めることができない「しょうがない」話である。まぁ、だったらハナから首突っ込んでんじゃねぇよ、っていう話になるんだけども。彼女はこれでフェードアウトになっちゃうんですかね。しかし、ここまで首突っ込んでしまった人間をさとうが放っておくとも思えないし、こんな半端な状態でしょうこ自身もスパッと割り切れるとも思えないのだが……。

 で、やっぱり触れておきたいのは冒頭でも書いた井上喜久子(17)の相変わらずのご活躍。どこまでいっても搾り取らんとする魔のもの。この人の限界はどこにあるのだろう。17歳の人間にこんなエロいことさせていいんですかね?! 日本は良い国だ。

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 子安意外と弱かった、第7話。まぁ、前半戦を締めるラスボスポジションだったってことなんでしょうけど。この作品は狼にしても吸血鬼にしても、どの程度身体能力が優れているかがはっきりしてないのでバトルの時に何が致命傷になるかよく分からんよな。ユーリィはあれで翌日ピンピンしてるし。

 というわけで前半戦が終わり、次回からは「極寒樺太編」が始まるとか始まらないとか。V海運の力を借りて日本国内での抗争を描くのは今回限り。まぁ、冷静に考えれてみりゃエフグラフも割と早い段階で「箱は日本にねぇな」って気づいていたみたいだし、日本国内にとどまる意味ってあんまり無いんだよな。これで教授たちは一度ロンドンへ、そしてユーリィだけが樺太へゴーっていう流れになるんだろうか。問題は突然ユーリィがいなくなってお嬢がどこに行ってしまうかだよな。あの娘、絶対にカバンひとつ抱えて北方行に挑むよな。

 そして、今回は無残な最期を遂げたカーシュナーさんの口から、教授とユーリィの関係性についての重要な秘密が明かされた。いやでも、確かに衝撃的ではあるんだろうけど、そもそも教授は当時途方に暮れてたユーリィをどうやって懐柔したんだろう。たまたまドックヴィル界隈を怪しげなヴァンパイア研究者がさまよっていて、たまたま拾ってくれたとでも思ってたんだろうか。「教授、あの日あそこで何してたんですか」って10年も聞かなかったユーリィさんサイドにも問題はあるよな。そして、よくある「恩人だと思ってた人が実は……」みたいな葛藤展開なのだが、正直、ここまでのお話でユーリィと教授の関係性ってそこまで掘り下げられていないので、今回の展開はそこまでグッとくるようなものではなかった。そりゃ拾ってくれた人なのだから恩義はあるだろうけど、「別に直接村に火をつけたのは教授じゃないんだし、やっぱりお互い吸血鬼の被害者っていう認識で仲良くすればいいんじゃねぇかな」と思う。実際そうなったけども。今回カーシュナーさんがあっさり油断してやられてしまったことも想定外だったし、なんか、思ってたのとだいぶ違う方向に物語が進んでる気がしますわ。まぁ、1クールのお話だったらこんなもんかぁ。

 あとは最終的に「箱」がなんなのかっていうのが焦点になってきますね。ここまでで誰一人としてその実情を知ってる人間がおらず、すげえぼんやりしたものを追いかけさせられている。これで「ホントはそんなお宝無いよーん」とか言われたらキレるとこだが、実際、そういうオチでも誰も文句を言えないのだ。そのくせ、ユーリィは知りもしない箱を探して守ることが一族の悲願である、みたいなスタンスになってしまっているし、果たしてどんなものだったら満足できるようになるのか……日本軍まで本気で動き出しちゃったし、それなりに情報の後ろ盾はあるんだろうか……まぁ、エフグラフさんがなんとかしてくれることを祈ろう。

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 メガネが光るぞ委員長、第7話。この手のサポート系委員長ヒロインの割に真っ当に可愛い委員長。無事に白石さん(年増)の魔の手から宗矢を守ることができるか?!

 折り返し点を過ぎて綺麗に第2部スタートといったところだろうか。ややこしい三つ巴が見所だった本作だが、竜の勢力が潰えて封印派VS穏健派の構図がはっきりしても、テンションが落ちた様子がないのはありがたいところ。相手を代表してるのがどこかヌけてる印象の白石さんなのでシリアスになりきらずに今まで通りのお茶の間ヒーローっぽさも残しているしね。しかし、銀子と白石さんの関係性は一体どうなってるんだろう。「先輩」呼ばわりってことは同族出身? でもあんまり同じ流派にも見えないんだよな。銀子が受信感度の高いテレバスであるのに対し、白石さんの方は問答無用で送信する催眠系テレパス(なぜか委員長に効かない)。似ているような気もする2人だが、単にネビュラに所属した順番で先輩後輩って言ってるだけなのかね。「黄金」と「銀子」だと順位づけは決まったようなもんだけどさ。

 そんな銀子の過去についても今回明かされることになった。彼女は宗矢の源流となる種族、シリウスに一度は星を滅ぼされかけた人々。その代表となる「姫」が銀子であり、普段着のメイド服ももしかしたらそんな「姫」の表れなのかもしれない。たまたま先生に救われたことで即座に弟子入り(就職活動)を志願し、そのまま現在の師弟関係にある。まさに先生は「先生」だったわけだね。先生の崇高な精神に感化されたおかげなのか、本来なら侵略者であるはずのシリウス・宗矢に対しても慈悲の心を持ち、似たような状況にある地球に対しても「穏健」である。やっぱ銀子いいやつやな。おちゃらけ口調じゃない真面目な銀子さんはそれなりに凛々しかったし。今後は先輩とのバトルがバチバチするのかどうか。

 そして、前回の局長の死でもって竜の勢力が完全に途絶えたのかどうかも気になるところだ。さすがに封印派の連中も2回続けて見逃すなんてポカはやらないと信じたいが……局長の存在が何を表していたのかが確定していないので油断できないんだよな。さらにもう1つ、謎の勢力である「楽園の民」も出てきたし……さらにスケールアップして新章がどのように展開していくことになるんでしょうね。

 それにしても、大迫力のスペース・バトル・ファンタジーのはずなのに、若本犬が一切緊迫感のないビジュアルで重厚な戦闘してるのは笑えるよな。

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 おっぱい!(挨拶) 地元帰省中に観た映画は「カメラを止めるな!」に続いて2本目。地元でゴロゴロしてるだけだと暇だってのもあるけど、こっちだと映画館が近くて移動が楽なんですよ。あと、朝一の上映回で行くと料金が安くなるモーニングショーっていうサービスがあって、これは京都では得られないボーナス。なんと500円引きの1300円ですよ。どうしても値段の高さがハードルになる劇場作品にはありがたい特典です。さて、そんなわけで観てきた「夏」という感じの映画。これがなかなか、一筋縄ではいかない作品だったので、視聴中から感想をどうやってまとめたものかと悩んでいたんですが……まぁ、とりあえず筆に任せて進めてみましょうかね。

 

 

 

<以下、一応ネタバレ要素ありかもしれないので未視聴注意>

 

 


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 あらやだいい話、第7話。何故か邪神ちゃんとメデューサの話はクッソゲスいはずなのにちょっとした百合として受け入れられてしまう。メデューサの優しさがあればこそだが、邪神ちゃんも「不良が雨の日に子犬助けてた理論」みたいなのがあるよね。

 Aパート、腹黒天使ぽぽろんの復讐。完全に逆恨みではあるのだが、それに対する邪神ちゃんも記憶にないわ食い物だけ覚えてるわでなかなかの扱いだ。天使と悪魔の因縁の対決ながら、興味のない相手とぶつかる時の邪神ちゃんの適当なテンションはそれだけでネタ臭くて良い。そしてめでたく2人目の天使の輪っか撃破。「オラワクワクしてきたですの」は文字列としておかしすぎる気がする。

 Bパート、メデューサと邪神ちゃんの痴話喧嘩。なんか、すでにこういう流れだけでも何度も見た気がするんだけど……その度に邪神ちゃんのヒモっぷりの酷さには胸焼けを起こし、無償の愛を捧げ続けるメデューサには胸を痛めてきたわけだが、今回は多少なりとも「いい話」だったので心が浄化された気がします。めでたく人間態を手に入れた邪神ちゃんのおかげで、かなり真っ当な百合カップルデートみたいな絵面が整いましたしね。一度でも足がついて「人間っぽさ」が感じられるようになると、普段全裸の邪神ちゃんってもしかしてすげぇエロいのでは、という気が……あんまりしない。ゆりねのパンツ履いてるのはそれなりにエロい妄想が出来なくもないか? そう言えば、邪神ちゃんが元に戻った時にパンツがどうなったのかはかなり気になります。あとお台場のユニコーン。マジでユニコーンかよ。

 今回普通の格好してたおかげでやたら印象的だったのはメデューサのメイク(?)で、普通の顔に見えて目尻に赤みがあるのって、エジプトっぽいイメージなんですかね?

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 熱闘! 友情! そして勝利! 第8話。いいねェ、アツいねェ。これこそがスポコンアニメの醍醐味ですわ。そして、なぎささん界隈がキラッキラすればするほど、外道主人公の畜生っぷりがさらに際立つわけで……。こいつ、残りの話数でどれだけ禊ぎがあったとしても好感度は回復しないと思うんだが……。

 様々なキャラクターの個人戦を通じて、今作はずっと「スポーツをやる意義」を問いかけ続けている。なぎさの人生、理子の人生、そして前回は薫子の人生。みんな精一杯頑張って、勝つための努力を続けてきた。誰だって負けたくはないのだから、「努力している」というのなら皆同じ。その上で、信念なり才能なり、上にある要素が「勝利」を引き込む。今回主人公となった望も、周りが彼女をどう見ていたとしても、これまで精一杯やれることをやり、文字通り「血の滲むような」努力を続けてきた人物である。なぎさとどちらの実力が上だったのか。たまたまスポーツという世界ではそれが試合結果として現れるが、それぞれの人生を考えた時に、その意義に優劣をつけるべきものではない。

 本当に、なぎさが持っている純正主人公気質は素晴らしい。膝の爆弾というお約束のファクターを抱えながらも、目一杯コートを走り回ってどんな羽でも追いかける。望まざる因縁を抱えてしまったかつてのチームメイトに対しても、屈託なしに正々堂々向き合う。最後には近距離パワータイプの個性を存分に活かして力技で相手の策略を打ち抜くところまで、やっぱり今作の主人公はなぎさで決まりのような気がする。

 そんななぎさの際立ちをサポートした望サイドの奮闘も、決して汚いものではない。まぁ、確かにあのタラコ唇コーチの性格は悪そうに見えたが、「選手に勝たせること」が史上目標であるならば、彼のやっていた指導も決して間違いではない。自分の考える最善の指導でもって、彼もよく戦ったのである。今回はたまたま選手の性格にマッチしなかっただけで、コーチの言う通りにマシンのように動くことこそがベストという選手だって案外多いのではなかろうか。最終的には、なぎさという屈強な壁に阻まれる形で敗れた望。それでも彼女は、自分のやりたいバドミントンを追い求め、成果が得られるギリギリのところまで戦ったのだ。最終パートだったので審判のアナウンスだけに集約されてしまったが、1セット目で吹っ切れた後、2セット目ではデュースを制して勝っていたことがうかがえるわけで、最終セットに体力お化けのなぎさに敗れてしまったのは致し方ないところだろう。お互いに含むところを排除してやりきったフルセット。彼女たちの中では大きな財産になったのではなかろうか。

 さて、こうしてなぎさ戦が本当に清々しいドラマとして見せられると……綾乃さんさぁ……「なんでそんな風になっちゃったの」って、そりゃエレナさんじゃなくても誰だってそう思うわ。なぎささんが対戦相手を鼓舞して互いに最善を尽くすベストマッチを見せている裏で、綾乃さんは面倒臭いという理由だけで対戦相手の心をへし折って駆逐していく。彼女の突き進む「勝てなければ意味がない」というスポーツ観も1つの正道ではあろうが、なぎさと比較して並べられてしまうと、どうしたって彼女の下衆っぷりが際立ってしまう。この2人が再び合間見える時、どちらの信念がへし折られることになるのだろうか。なぎさの膝を痛めた遠因が実は綾乃だったってのもひどい話だけどなぁ……。

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 惜しい、京都駅は登場せずに終わった、第6話。「史上最もアニメの中で登場する回数が多い駅」記録(俺調べ)を持つ京都駅だが、今作ではそこに到着する前に終わってしまったので東京駅止まりであった。それにしても羨ましいくらいにガラガラの新幹線ホームだったな。ナチュラルにグリーン車乗ろうとしてるあたりがどこまでも香子。

 恥も外聞も無い徹底した香子×双葉回。個人的には9人の九九組の中で一番のお気に入りが香子なのでちょっと楽しみだった。なんでお気に入りかっていうと、多分中の人に馴染みがある上に一番演技が安定しているから、っていうのが大きいとは思うのだが、それに加えてこれまでのエピソードの中でも一切空気を読まずにムードメーカーになってくれていた立ち位置が大きいだろう。分かりやすいって大事。そして今回のお話を見て気づいたもう1つの安心要因としては、この2人に関しては、他の連中に比べて圧倒的に「相思相愛である」ことが分かりやすいんだ。今回だってちょっとぶつかってはみたものの、誰が見たって香子には双葉しかいないんだし、双葉には香子しかいない。作品を代表するカップリングは華恋×ひかりなのかもしれないが、あの2人の関係性はまだまだ掘り下げないと真の姿が見えないものであるのに対し、この2人の場合、今回のエピソードだけで全部分かっちゃうくらいにどうしようもなくラブラブなのである。物語には不安要素はつきものだが、こうしてビクともしない不動の関係性があった方が落ち着くじゃないですか。ベタでもなんでもいいのよ。

 それにしても……香子は想像以上にひでぇ奴だった……確かに、「朝起こしてもらう」「寝てる状態でバイクに担ぎ上げられてそのまま輸送されてくる」なんてシーンはこれまでのお話でも描かれていたわけだが、まさかほんとに生活のあらゆる部分、精神的な成長に至るまで、すべて「従者」たる双葉におんぶにだっこの状態だとは思ってなかった。そして、満を辞してのオーディションに到るまでほぼ成長しない子供っぽすぎる精神構造も、目の前にいたら張り倒したくなること請け合い。結局、今回のエピソードでも彼女がわがままを言って暴れたことの始末はつけられていないはずなのだ。何故ハッピーエンドっぽくまとめられたかというと、それはただひとえに、双葉の無償の献身があるからに他ならない。

 普通、こうしたエピソードの場合には双葉サイドの視点も混ぜ込んで「アタシが小さかった頃に、あんたは本当にキラキラしててアタシの憧れだったんだよ」みたいな説得が入るものなのだが、今回、双葉はそうした「持ち上げる」美辞麗句を一切使っていない。ただ1点、「約束しただろうが」と迫るだけであり、もし香子が本当に「自信をなくした」ことが原因で学院を去ろうとしていたのなら、双葉はそれを繫ぎ止めるような行動は何一つしていない。「約束しただろうが」という双葉の主張が表すものはただ1つ、「自分だけの花柳香子を見せてみろ」という要求だけである。

 しかし、結局香子が一番求めていたものはそれだった。オーディションがどうこうじゃなくて、結局双葉が自分から離れていくことが耐えられなかった、それだけのこと。面倒な痴話喧嘩でしかなかったってことだ。双葉だってそれが分かってるから、「ばっか、ちゃんと見てるからよ」と言ってあげることで丸く収まる。もう、そういうバカップルってことでいいじゃない。まぁ、実際に香子は一番馬鹿だと思うし。こんだけムカつくことやってるのに最終的に憎まれ役になってないのは人格という他ないなぁ。

 今回2人が経験したオーディションは「約束のレヴュー」。オーディションの私物化、わかりません。まぁ、前回だって「愛の告白」で私物化されてたからいいんでしょうね(キリンは寛容なのである)。香子の武器は「京都の名家」ってことで薙刀なのは必然だろうが、面白いのはそれと対をなす双葉の武器がハルバードだったこと。用途も形状も全然違うのに、2人して似たような長柄の武器を振り回してるあたり、やっぱり通じ合う部分があるのだろう。お互いのレンジが大体同じなので、正面からバチバチにぶつかり合う殺陣の見栄えも引き立って良いマッチメイクである(どうでもいいけど純那さんの弓術はスキルが高くなりすぎだよね)。他にも、今回は徹底して香子のイメージに合わせているので舞台は和風の装いで、「ミュージカル」というよりも「歌舞伎」なんかの伝統芸に近い趣。クライマックスでババンと場面転換する方式も日本古来の「どんでん返し」をモチーフにしたものだろう。龍虎相見える屏風絵の見せ方なんかも自然にバトルに溶け込んでいて、香子の薙刀は龍が如く天から見下ろすように構えられ、双葉の長槍は虎が如く地に伏すように構えられている。こういう1枚1枚の画を切り取った時に文字通り「絵になる」構図が切り出せるのは、やはり「ミュージカルアニメ」を意識してるが故の恩恵だろう。回を増すごとに「これ、実際の舞台で見たら面白いだろうなぁ」という気持ちが高まっている。ちなみに蛇足ついでに触れておくと、今回のコンテは佐伯昭志氏である。ほんと、気合入ってる作品だよなぁ。

 終わってみれば「鉄板カップルが公認を得てますますイチャイチャするようになった」というだけのお話なのだが、こうして1人ずつ補強エピソードでクラスメイトの構図を固めていくのはやはり王道展開である。「ラブライブ」は1期だけでは9人全員を描くのに時間が足りなかったけど、今作はペアリングで処理する部分も多いので充分間に合いそう。個人的にはもっとクロちゃんが輝く姿が見たい。あと、もっと振り切れた香子も見てみたい。そうか2クールやればええんやな。あんじょうよろしゅう。

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