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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 その天皇はずるい(主に声が)、第6話。一体どういう謂れなのだ?! と訝しんで軽く確認したが、なるほど、対馬に渡った伝説が残っている人なのか。

 相変わらずどこで何が起こっているのかが把握しにくいアニメであるが、どうやらこのあたりで戦局も大きく動いてきそうだ。まず、敵軍が1つではなく2つの勢力であったという事実が思いの外大きかった。佐須の本陣では「高麗人」「蒙古人」が上下関係にあって(多少ギクシャクしつつも)まとまっていたように見えたので「1つの軍」という認識だったのだが、国府側、佐須側に展開した軍の構成員がはっきりと分かれており、この2つの軍勢はどうやらモチベーションも違っているようでなかなか足並みは揃わない。一瞬でそれを察して作戦に組み込む迅三郎の采配も流石だが、実は謎のファインプレイで貢献してるのが鬼剛丸なんだよな。略奪目的の兵卒なら目の前に分かりやすい戦利品を置いとけばそっちに飛びつくって……思いついてもなかなか実践しようとは思わないプランだ。

 しかし、たまたまそうした隙をつくことができたというだけで、相変わらず戦力差は圧倒的。前回は地の利を活かしてなんとか押し返すことができた蒙古軍だったが、相手がこちらの攻め手を把握し、新たに対策を練ってくればいつかは突破されてしまう程度のものだ。弓の腕に優れるという部分で一気に逆転が狙えるかと思ったら、なんと相手が繰り出してきたのは「てつはう」ではなくて本気の「銃」である。まぁ、まだ洗練されていないのでせいぜい「砲」ではあるのだが、それでも見たことがない人間には殺戮兵器となる。哀れ、「これからの男」弥次郎は不意を打つ「砲」の威力の前に帰らぬ人となった。相手サイドも照準すらろくに定まらぬ状態で撃っていたようなので、打ち所が悪かったのはアンラッキーとしか言いようがない。まぁ、ここまで生き延びられただけでも幸せだったのかも……。

 またも輝日姫の下に献上される首級。容赦無く送りつけてくる迅三郎も気が利いてるのやら冷酷なのやら。どうでもいいことなんだけど、首級を取る場合って、切断からの出血はある程度抜いてから持ってくるんでしょうかね。首をそのまま提げたら脳に回ってる血液がボトボト落ちそうだけど、あれってしばらく持っておけばすぐに抜けるのかな。その場合って、顔とかはそのままの状態が保持されるのかしら。なんか、あまりにもホイホイ首が取れるアニメだからちょっと気になってしまう。いや、絶対に見せてほしくないけど(グロ苦手)。

 弥次郎の死も決して無駄だったわけではなく、そこで稼いだ時間のおかげで蒙古・高麗ごっつんこ作戦が可能になった。高麗サイドの部隊長(ウリヤンエデイ)はどうやら高麗軍と目的を共にしている意識はさっぱり無いようで、すでに結構な被害を受けているにもかかわらず、まだまだ無茶をやらかしそう。別に脳筋の阿呆というキャラ設定でもなさそうだが、今後はこのアニメでも三つ巴展開が繰り広げられることになるのかしら。

 そして、突如迅三郎の前に現れた「帝」と呼ばれる人物……うぅむ、いるってことは多分本物なんだろうな……でもさ、今更こんなところで「元天皇」が出てきても戦況には大した影響がない気がするんだけど。敵軍は天皇家云々なんて一切気にしないだろうし……。

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 これホントに6話か? 第6話。普通に考えて12話目くらいにやる話な気がするんだけど、それをやっちゃうのがこの作品なんだろうなぁ。まぁ、三つ巴の状態から1つの勢力が潰えただけだしなぁ。

 理屈も何もない、気合い一辺倒のクライマックスバトル。最後の最後にロボから降りて生身同士でぶつかり合うあたり、「グレンラガン」なんかを思い出すが、戦闘の結果が気合と根性と勢いで決まるあたりもまさに天元突破な印象だ。最終的な決まり手は「正義は下駄よりも役に立たない」だからな。すげぇ言葉だ。少なくとも主人公が言っていいセリフとは思えないが、それでも宗矢ならそれを言ってもいいかな、という気にさせてくれるのが不思議なところ。下駄、大事だもんな。虎居さんに褒めてもらったのは伊達じゃねぇ。

 結局、前回組まれた2つのマッチアップはそのまま解決されるわけではなかった。ジジイVS宗矢はもちろん一発で宗矢の勝ち(決まり手・気合い)。そして局長(龍造寺)VS閣下は閣下が用意された設定を一気にまくし立ててくれた後は尻をまくって逃げたために水入りであった。残念ながらここで封印派との決着には至らず。しかし、結局龍造寺は宗矢に敗れたわけで、閣下があれだけ押されてた状態から逃げた現時点での強さランキングで言えば宗矢>龍造寺>閣下、つまり穏健派>ドラゴン>封印派なんだよな。いや、封印派で最強なのが閣下かどうかも分からないけどさ。「派」って言ってるんだからそれなりに支持している層がいるはずなのだが、現時点では白石くんと閣下の姿しか見えてないから「封印派」って言われる陣容がどの程度のものか想像しにくいんだよな。

 まぁ、とりあえず封印派は一時避難を決め込んだ。曲がりなりにも閣下を押し込み、あわや踏み潰しそうなった龍造寺の正体は、なんの因果か分からないが地球に紛れ込んだ龍の残滓。じじいが流れ星から拾い上げたということは、おそらく封印派が亜空間に飛ばしたと思ったものの断片が、何かのミラクルで地球に流れ着いてしまったということなのだろう。今後その辺りは正式な説明があるかもしれないが、なんとなくで処理してしまってもあまり問題にはならない。とにかく、封印派は「崇高なる自分たちが宇宙全体の安全体制を管理するやで」と言っているくせに、結局ドラゴンの封印に失敗して地球に「武力」を渡してしまっているあたり、割とガバガバな連中であることが露見してしまっている。うーむ、やっぱりそうなると封印派に賛同するのは難しいかなぁ。

 とはいえ、今回の対決では複数の「正義」の構図が正義でもなんでもない感情に負けてしまったのは事実である。封印派ですら「街に害を及ぼしちゃいけないワン」ってんで戦いに気をつけていたくらいなので、三つ巴とは言っても全ての勢力に「悪意」があるわけではない。封印派は封印派なりの、そして龍造寺には龍造寺なりの(独善的な)正義が間違いなくあったのだ。しかし、それをなぎ倒した宗矢は今のところ「正義」という言葉を振りかざしたことはない。それこそ下駄よりも役に立たないものだし、自分が戦っている根源的な動機が「兄や種族全体の仇討ち」であることは自覚している。つまり、身もふたもない言い方をすれば「私怨」である。もちろん地球の住人の被害が出ないように頑張ったり、お世話になった委員長を代表とした地域住民の安全確保は考えているのでこちらも「悪」ではないのだが、宗矢にとって戦う理由の大小などさほどの問題ではないのだろう。まぁ、先生や銀子達だって、未だに何がモチベーションになって戦ってるのかわからない部分があるからね。

 それぞれに振りかざした理由がぶつかり合い、今回はたまたま宗矢が勝った。そしてそれは、現時点で地球からドラゴンという大きな武力が排除されたことを意味するのである。次回のサブタイトルからすると、今後は封印派が目の敵にする「武力」として外宇宙からやってきたシリウスの血が関わってくることになるのだろうか……。あ、でもそういえば紅華さんの龍の力はまだ残ってるな。あれって龍造寺が死んだら無効化するんだろうか。それとも、今後は2人で封印派と戦う展開になっていくんだろうか(龍の力が使えるなら、ネビュラの面々にお返しするのは自由だな)。とりあえず、先生の内部には2人以上が乗れることが判明したのだし、あのサイズだったら多分2人と言わずにもっと乗れると思うよ。フランクスと違って男女コンビ制限とかもないだろうし、いっそ全員で先生に乗り込んで一致団結して戦っちゃえばいいんじゃなかろうか。

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 焼きそばバゴーンは東日本限定、第6話。今更なんですが、今期いくつかある純正ギャグ作品の中で、一番好きなのがこれなんです。毎週それなりに楽しませてもらってたけど、今週の話はなんか好きだったのでせっかくだから記事立て。

 1本目、カレーからのタイムスリップ。この作品は1話目からしてそうだったけど、やたらと食い物の話が出る(ミノスとぺこらのせい)ので、深夜に見るとむやみに腹が空く。別に映像部分でうまそうに見えるほど映像面が優れてるわけではないのだが、今回だったからカツカレーからのハンバーグカレーとか、それに対するゆりねの反応とか、そういう部分で何かが刺激されるんじゃなかろうか。ちなみに私はカレーにマヨ賛成派です。過去に死ぬほどカレーを食い続けて飽きた時期に色々試した結果、手軽な味変の選択肢としてマヨネーズは重宝しました。辛すぎる時の緩衝材にも良いぞ。

 2本目、なぜか続けてかき氷。遊佐とコウジが再登場するとは思わなかった。遊佐さんは毎回出てるけども。今回はコウジが血液をぶっしゃぁ〜するシーンしかなかったけど、最初の男はレモンの方が美味しいって言ってたんだよなぁ。問題あるよなぁ。そして遊佐未森とかぶっ込んでくるあたりが今作の今作らしいところ。扱い悪いわ。

 3本目、ぺこらVS後輩。今作の難点をあえてあげるとするなら、ぺこらの境遇が純粋に不憫すぎるので笑うよりも先に同情がきてしまうという部分だろう。ぺこらさん、一部は自業自得ではあるけど、基本的には単なる被害者なんだよな。可哀想なのに、さらなるどん底に送られるぺこらさんまじ不憫。彼女のまん丸に開いた目がどんどん濁ってくると切ないやら可愛いやらで本当に悩ましい。まぁ、今回は(本当にちょっとだけ)ハッピーエンドなので救われたよね。ところで、突然邪神ちゃんがタイガージェットシンになったのは何だったんでしょうね。今回は最初から最後までずっとカレー縛りだったからインドつながりなのかしら。

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 原画の人数ゥ! 第7話! そりゃあんだけの試合シーンだったらスタジオの総力戦になるに決まってるけども……よくもまぁ、クオリティを維持できるもんだ。

 因縁の対決、綾乃VS芹ヶ谷薫子。幼少期の戦績は綾乃の完全勝利ながら、肝心要の場面では薫子の番外戦術もあって綾乃の人生をぶっ壊す大逆転。さらに直近の試合も綾乃のモチベーションが完璧ではなかったために薫子が下しているという状況。なるほど、薫子サイドから見ればこれは勝てるマッチに見えるだろう。しかし、残念ながら綾乃はすでにコニーによって作り変えられた後であった。今やただひたすらバドミントンで勝つことのみを使命としたバドミントンロボットと化した綾乃。目のハイライトは消え、口から出る言葉の1つ1つに主人公らしさはかけらもない。どう考えても、友情・努力・勝利を手にすべきは薫子の方である。

 「勝つためのバドミントン」。そのこと自体には何の問題もない。薫子だって表面上は勝利至上主義なわけだし、部活内で多少浮いてしまおうとも、因縁の相手である綾乃を倒すためには一意専心。とにかく人生の全てを賭けて「勝ち」を手にしたかった。彼女はこれまで、その権利を得るにふさわしい人生を歩んできたのである。しかし、努力は大きな武器にはなるが、それは決定力ではない。「努力してきたというのは、才能の無いものがすがりつく最後のよりどころだ」とは誰の言葉だっただろうか。どれだけ気丈に振る舞っていても、どれだけ真摯に向き合っていても、それを踏み潰して上へと上がっていく人間が間違いなく存在するのである。

 今や魔王と化してしまった綾乃。勝てる試合はアイドリングのために相手を犠牲にし、幼少期からの長い付き合いだった薫子に対しても、不遜な物言いは一切の遠慮がない。「勝てば何をしてもいい」「勝てなければ何の意味もない」という彼女の大義名分の前に、薫子の努力は最悪の形で蹴散らされてしまった。どう考えても、試合後のハンカチのくだりなんてまともな神経なら出来ない非道である。最後に悔し泣きする薫子の感情の吐露は、スポーツに青春を捧げた者の包み隠さぬ本音として、どうしようもなく胸に響く。もうちょっとが、あと少しが届かなかったんだ。それでも負けは負け。現実の非情さを、綾乃が全て肩代わりしている。

 一段上のステージへと上がってしまった綾乃。さらに周りを取り巻く人間関係にも不穏な要素しかない。一体どうなってしまうんだろう。バドミントンって、こんなにも人の心を荒廃させるスポーツなんですかね。

 

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8月11日 ドラフト模様(M19×3)

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Thraxi】→【Tanaka】→【Alessi】→

 

 まだまだ続く基本セット環境。結局箱を追加したのであと2戦はM19です。まぁ、9月にちょろっとドミナリアに戻るくらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。その方が新鮮味もあるし。まぁ、戦績の方はあんまり新鮮味がなくて残念だが……。

 次回は予定通りにお盆休みです。さらにその翌週もすでに欠席報告が1名出ているので、何も連絡がなければお休み。次回はもう9月に入ってしまうのだな(9月1日です)。遠方面子で25日に来たいっていう人がいたら応相談だけど、わざわざ5人戦やりに来る人間はあんまりいないかな。

 

 


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 分かりまぁす(確信)、第5話。いや、分からんから。とりあえずキリンご帰還おめでとう。

 先に断っておきますと、今回のお話、かなり好きな奴です。なんかもう、理屈抜きでオーディションパートが楽しかったし、そもそもクレイジー(サイコではない)レズっていうテーマ設定が見てて楽しいから。色々とハードだったりディープだったりする作劇と、今回みたいなテンポ重視でコミカルな見てるだけで楽しい回が織り混ざっているのは嬉しいところですね。

 今回は押しも押されもせぬまひるメイン回。前回のタワーで急接近してしまった華恋とひかりの関係性にやきもきするまひるがそこからどのように脱却していくかを描くのが目的で、とにかくファニーなオーディション舞台を使うことによって、彼女のどうしようもない感情がスムーズに、そしてご陽気に処理されているのは白眉である。まひるの感情は下手したらめぐっちゃんメソッドに陥ってしまいかねない、とんでもなくドロドロしてみっともない、救いようのない感情なので、正面から切り込んでいったらまひるがどん底まで落ちるしかないはずなのだが、「オーディションの勝敗」という非現実との境界領域でのやり取りをクッションとすることで、うまいこと心理面での整理がついている(ように見える)のだ。

 それにしても、まさかここまでクレイジーレズだったとは……。スタート地点だった枕はまぁ許しましょうよ。寝起きのテンションだし、接触要素としても「枕に残ったあの人の匂い」って割と定番の設定ではあるし。そこから少しずつレベルアップしていき、タオルの時点で「あ、こいつやる気や」という段階になり、最後に水筒でめでたくゴール。これ、別にひかりが来る前から同じような感情は抱えてるわけで、絶対に華恋はよく身の回りのものが無くなっていたんじゃないかと思うよ(もしくは全く同じ別な品物にすり替えられていた可能性もあるな)。ひかりさんはそんなまひるの行動を分かった上で「忘れ物」っていちいち声に出して言ってくれてたんでしょうか。分かった上で華恋に知らせずに放置するのってそれはそれでタチが悪いような……。

 とにかく、こうして直接的な「LOVE」を持ち続けるまひるだったが、ひかりの登場で一番大事な華恋を奪われてしまい、さらに華恋を変質させられることで、そこに依存して成立していたまひる自身のアイデンティティまでもが蝕まれてしまう。普通、こうした後ろ向きな感情は(ことに同性間の愛情でもあるので)なかなか外に出せずに鬱屈して潰れてしまうものだが、まひるさんはもしかしたら「きらめき」があったおかげかもしれない。割とあっさりとひかり本人に「華恋ちゃんをとるんじゃねぇよ泥棒猫が!」という感情をぶつけるに至った。それに対してひかりは「取るとかどうとかじゃねぇよ」と返答しているわけだが、まぁ、華恋は華恋として間違いなくそこにあるわけだしな。ひかり目線からは、彼女自身の夢とまひるの願いは問題なく両立可能なものであるから、あんまり悩む必要もないと思っているのかも。

 しかし、そんなややこしくこじれた三角関係(?)も、この世界にはオーディションという便利な心情代弁装置が用意されているのであっさり解決。言いにくい自分の本心だって、舞台の上での「レヴュー」としてならばいくらでもさらけ出せる。まひるの所持武器がメイスだったのは彼女のバトントワリングという特技が由来ではあるのだろうが、彼女の「重すぎる愛」の表れでもあるだろう。鈍くて地味なその力、実際震えば破壊力満点。それが露崎まひるの愛なのだ。

 さぁ、あとは意味不明な舞台演出を存分に楽しむだけだ。なぜか飛び出し坊やをベースにしたヘンテコ書き割りによる寸劇、変な顔した猫が見守るその舞台では、まひるのメイスからさらに発想を膨らませたものだろうか、何故か野球という頓狂なモチーフで対決が進んでいく。カキーン、ゴロゴロ、そして野球盤の消える魔球ギミック。ヘンテコ空間で追いかけっこしている2人の様子は、なんと残りのクラスメイト6人が目にすることになる。なんだ、オーディション会場って全員同じ場所で戦っていたんだね。一応猫の整備員が白線を引き続けることで文字通りに戦場を「線引き」してくれているのは笑えるポイントだ。それぞれ他所のマッチメイクでどんな結果になったのかも気になるところだなぁ。

 こうして2人で作り上げた野球演劇は互いの心中を吐露することで進み、最終的には「あんただってきらめいてるんだよ!」という非常に分かりやすい華恋の説得で幕を降ろす。よかった、この2人はすんなりと大好きのハグができるタイプのカップルなのだ。「周りから言われないとわからない自分の良さ」というのが今回の結論で、確かにこんだけギラギラした連中が集まっている舞台だと、前に出る意欲に欠けるまひるみたいな性格だと必要以上にうちにこもっちゃうことってあるよね。それがクレイジーレズという悪い(?)方向に出てしまっていた状況を、華恋がガツンとホームランを打つことで解消してくれた。うん、最後まで意味はわからねぇんだけどな。楽しいから問題なしだ。今回のコンテを担当した久保田雄大氏という名前はできれば覚えておきたい。こういうイカれたファニーが組み立てられる構成力ってとても大事。

 わずか1話でいいように処理されてしまった感もあるまひるさんの感情だが、「諦める」という方向性じゃなくて「目指すものが明確化する」という方向での解決だったのでOKなんじゃないでしょうか。まぁ、今後は結局便利な華恋ちゃん応援botポジションに落ち着きそうではあるが……。考えてみりゃ、高校進学と同時に東京に出てきたってことは、華恋とまひるの付き合いもせいぜい1年なんだよな。これだけの短期間でここまでクレイジーこじらせられるなら、まひるさんのメンタルも充分才能の塊だと思いますよ。

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 どんな路線だよ、第5話。まぁ、昭和初期における鉄道網の拡大状況なんて知らないので、静岡・東京間のどこかにああいう建造途中の路線があったのかもしれないけども。「方向がずれたらずっと下り坂」だったらしいので、襲撃現場は箱根あたりなんでしょうかね。

 シンプルに活劇回。P.A.WORKSの作画リソースを惜しげも無く注ぎ込んだダイナミックアクションが見せ場となっている。「列車の上での戦い」というモチーフは数々の作品で描かれているギミックなのだが、これを有効利用しようとすると結構難しい。最近でも「プリンセス・プリンシパル」なんかで「列車での戦闘」が描かれていたが、あちらは列車内部での大立ち回りがメインだった。普通の人間は全力走行している列車から手すらろくに出したことがないわけで、列車の外の環境について、なかなか「真に迫った」ものを描くだけの情報が無いからだ(そういう意味ではジョジョ5部は今から楽しみですね)。

 しかし、今回は安藤監督手ずからのコンテ回ということで、その辺りをかなり色々と考えて、盛り込みまくって作劇が図られている。安藤監督+列車といえば、思い出すのは「CANAAN」12話「忌殺劣者」だろう。あちらはカナンとアルファルドが列車上で激闘を繰り広げる内容となっており、今回の作劇よりもより純粋に、「飛ぶように変わっていく背景」などのスピード感が重視されており、トンネルなどのギミックが一触即発の緊張感を出していた。

 今回の戦闘シーンで注目すべきは、スピード感はスピード感なんだけど、その土台になっているのがまだ歴史も浅い日本のSLだという部分。どの程度の技術力かは定かでないが、少なくとも現代人がイメージする「鉄道」とは随分意味合いの異なった道具なのだろう。実際、白虎党の下っ端連中が発車させるまでにかなりの時間を要しているし、初速が出るまでののんびり具合はいかにも「蒸気機関車」という感じ。少しずつ速度を上げていく中ではお嬢が降りるか降りないかの選択、ユーリィが戦場に戻るかどうかの選択など、「迷い」の部分が効果的に絡んでいるのも面白い。

 そうして一度スピードが乗った列車の中では、あとはお約束として「最後部にしがみついて振り落とされまいとするユーリィ」とか、「なんとか走行中の列車のジョイントを外そうとするミッション」とか、「外れたジョイントを飛び越えて列車を乗り移るチャレンジ」とか、とにかく「まぁ、列車アクションだったら一通りやるよね」みたいな要素を貪欲に盛り込みまくっている。さすがにお嬢は無茶しすぎだとは思うが、むさくるしいヴァンパイアばかりではなく、ちらっと見せる太ももが扇情的なお嬢さんにジャンプさせるあたりはナイスサービスである。さらにお嬢はここぞという場面で肝っ玉の太さを見せるシーンまで用意されており、前回貯めたポンコツポイントが一気に解消されてしまった感すらある。ただまぁ、こうして半端に戦場に食い込んでしまうと……今後のユーリィとの関係性をどの程度の距離にするのかも悩ましいのだけどね。今のところ、お嬢の方がドロテアさんより活躍してるまであるな。

 そして、渦中にいるのは当然我らがユーリィとその兄ミハイル。お兄ちゃん、とんでもない精神状態になっているかと心配していたが、割と常識的なところで悪堕ちは踏みとどまっているようで、ぶっちゃけ今回人造人間を殺してやる必要は全くなかったのに弟の手助けをしている。彼の本心がどこにあるのか、というのが今後の物語の鍵を握るポイントになりそうである。何故か「エフグラフ様のお気に入り」らしいのだが……やっぱり牙・爪がそろい踏みの人狼出身ヴァンパイアっていうのが貴重だからでしょうかね。ユーリィ君はどうあがいても実兄を手にかける覚悟はできていないようであるが、今回の絡みからすると、最終的には兄貴がやることやってボロボロになったところにとどめを刺すくらいの役割になりそうな気がする。絶対に兄貴も吸血鬼連中のこと許してないだろうしな。

 とりあえず、やっぱり吸血鬼・狼男・フランケンシュタインは揃い踏みする定めにあるということは確認できた。さぁ、始まるざますよ。フンガー。

 

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 漢が生まれる物語、第5話。うーむ、まさかあのボンボンがこんないい顔をするようになるなんて。

 本当に色々と学びの多い作品だ。今回一番驚いたのは、「えっ、鎌倉武士って槍使わないの?!」という部分。かろうじて迅三郎は嗜んでいたようだが、他の連中は「何それ」みたいな顔して聞いてるわけで、この時代は侍であっても槍を使わないし、そもそも日本だとあまり存在しないということらしい。確認してみると(Wikipediaだけど)、確かに「槍」という武器は戦国時代から頻繁に用いられるようになったもので、古代から中世にかけてはほとんど用いられなかったようだ。なんか、アニメ的な文脈だと日本刀がすごく洗練された武器みたいなイメージがあるせいで、「刀よりも前の時代は槍じゃね?」的な思い込みがあったのだが、だいぶ間違った認識だったようだ。

 他にも、こちらは知識としては知っていたけど、リンクが使う爆弾みたいなものを指して「鉄砲(てつはう)」と称してたなんてのも思い出せた。実際にあんな使い方してたかどうかも微妙な代物らしいが、とりあえず「火薬」ってのは相手さんサイドにのみ与えられた武器なのは間違いないよね。まぁ、それも使い方次第なわけで、爆発させた挙句に「かゆいくらいよ」とか言われてたら世話無いけど。ここから兵器として効果的な銃の開発まではまだもうちょっとかかるみたいですね。

 まぁ、こうしてみると色々と戦術的な機微があることはわかるが、正直いうとアニメとしては戦闘描写がかなりもっさりしている。省エネ作画で、なんとなくバタバタしてるように見せて実際は止め絵が多用されているし、斬り合いなどの接触部分もなんだか構図が微妙だ。もしかしたら2話の時のおじいちゃん大活躍も「そういう演出」じゃなくてナチュラルに構図が変だっただけかもしれない。でもまぁ、実際に人知を超えたバトルをやってるわけじゃないのだし、もっさりと「地に足つけた」戦いをやっていることが伝わった方が作品の趣旨には合っているのかもしれない。それにしたってあんな地形あるんかい、という気はするけども。色々と都合のいいシチュエーションが用意されすぎているのだが、一応「モンゴルがあまり得意じゃない狭い地形での戦い」を象徴する戯画的描写だと思って納得しておくことにしよう。

 地の利があり、覚悟の差があり、圧倒的寡兵でもなんとか堪えている迅三郎たちだが、よくよく見ると、それを大きく支えている技術に「なんかすごい弓」がある。何しろ突然ヒステリーを起こした輝日姫の矢ですら、遠くを駆ける斥候を2人もヘッドショットしているのである(怪我してる状態のはずなのだが)。元々根性なしのボンボンとして描かれていた弥次郎の矢も、その狙いを外すことなくしっかり迅三郎のサポート役をこなしている。こいつら、いくらなんでも弓がうますぎる気がするのだが……日本のお侍さん、もしかしてみんなして弓術レベルカンストしてますかね? 弓って言ったらむしろモンゴル兵の方がうまいイメージなんだけどね。まあいいや、全部地の利ってことにしておこう。

 さらに今回は迅三郎の過去話もようやく描かれ、彼が流人として対馬にやってきた経緯も明かされた。うーむ、どこまでも胸糞悪い話だったな……迅三郎を最後まで慕ってくれたあのおっちゃんの笑顔だけが救いかもしれん。すぐに生首になってたけど……遠慮なく落ちた後の生首を描くアニメってのもなかなかエグくて良い。どこぞのフォーマーズは見習って欲しいもんである。

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 普通にバトルが盛り上がるアニメ、第5話。何も特別なことはしてない気もするんだけど、少ない戦闘描写、マッチアップだけでなんとなく盛り上がれるのは貴重な気がします。「壮絶な戦闘描写」のアニメはかえってたくさんあるんだけどね。

 今回の顛末でおおよその組織図は全て明らかになった。残っていた「パラディン側はどういう風にネビュラとつながっているの?」という疑問について、「白石さんはこっそりパラディンに潜入しているだけで、それを前提に動いているのは局長だけだった」というのが正解。とはいえ、あれだけ怪しかったらそれなりに警戒はされるはずで、紅華さんは前回の決別以前からなんとなく怪しんでいたらしいし、おそらくジジイはジジイで「何かがある」ことは分かっていたのだろう。結局、ネビュラ側の狙いはシンプルなものであり、地球に存在する対抗勢力内部に入り込み、そこからコントロールしようという魂胆だったようだ。わざわざそんな小細工を使っているということは、彼らが使っている巨神装光はネビュラがなんらかの目的で地球に提供した技術ではないんだね。やはり「地球人の持つ潜在的な力が覚醒した純正武力」というのが正しい見方なのかな。それこそがネビュラの潰したがっている地球の進化であり、真価でもある。

 ただ、1つ問題なのは局長が本当に「地球人」なのかどうかが疑わしいという部分である。冒頭のジジイの「ほら話」のくだりはなかなかうまいところで、ジジイはやんわりと「嘘だよ」と言ってはぐらかしており、視聴者目線でも本当か嘘かは明示されていないはずなのだが、その後、宗矢が委員長に自分の生い立ちの「本当」を話した後にジジイと全く同じリアクションをしてみせることで、暗に「ジジイが話してたことも本当だよ」と告げている。これにより、局長はジジイの実子ではなく、宇宙から落ちてきたなんらかの外部勢力であることがほぼ確定している。念動巨神装光も、局長の肝いりで用意されたものだとしたら純正の地球技術でない可能性の方が高いのかな? でも、どっちにせよ局長と封印派が別勢力であることは確定したので、現時点では宗矢たちと局長は利害が一致していることになる。ただ、ネビュラを追い返した後でどのような地球を作るかという部分において、局長の作る「平和」像がかなり歪んでいたので、やはり完全なる共闘とはいかないのが難しい。やっぱりどこまでいっても三つ巴の作品。

 今回メインを務めたのはジジイである。これまでただただ「肉食」という謎属性ばかりがフィーチャーされてきたジジイだったが、今回は実子でないとはいえ子煩悩であるところにも焦点が当たっており、何が正義なのかを考えたりするのは面倒臭そうなのに、局長の唱える正義のためならば我が身を犠牲にしてもいいと思っている様子が確認できる。普通なら「心の火」を奪い去ってしまうはずの封印兵器の中でも酒池肉林を満喫してケロッとしており、本当の動機である「我が子のため」という部分はさらけださずに済んだ(おかげでその後フルパワーで宗矢にぶつかることになった)。なかなかしたたかな爺さんだったが、これって、地球人もやり方次第では封印兵器に対応できるってことを示してるんだよな。ジジイくらいにある程度「枯れて」、老獪さを身につけないと難しいのかな。根津屋先輩があんなんになっちゃったしなぁ。

 とりあえず現状は宗矢VSジジイ、そして局長VS封印派首魁(若本)という対決。宗矢の方はなんだかんだでジジイを打ち負かすだろうが、局長の対戦の方がどうなるか。これ、負けた方が退場したら三つ巴の構図が崩れることになるんでしょうかね。

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