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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ハナちゃんかわええなぁ! 第15話! 今作で唯一にして最高の女の子。こんなヒロインがいたらそりゃみんなして頑張ろうって気にもなるよな! 今回はやたらとあのシーンの作画も気合入ってたし。

 クライマックスへの高まりを着実に感じるお話。やれることは全てやりきり、あとは予選会を残すのみとなった面々。人事を尽くしたとはいえ、自分たちが決して飛び抜けたチームではないことも知っている面々。期待もあるが、やはり不安が大きいのは仕方ないところだろう。それでも、今となっては誰一人として「駄目で元々」なんてことは言わなくなった。双子のように「優勝!」なんて大きなことも言えないが、それでも、努力の量は自分たちが一番知っているのだ。せっかくの練習が無駄にならないよう、どうせなら「参加することに」ではなくて結果も伴ってほしいと、誰もが切実に願っているのだ。

 本番の会場を下見した帰り道、珍しくハイジがカケルに対してちょっと弱音めいた感情を吐露した。充分な練習をしたとはいえ、世の中にはもっとずっとハードな練習をしている連中だってたくさんいる。それこそ、カケルの高校時代はもっともっとスパルタで、しんどい練習をしたからこそ今のカケルがあるのは事実だろう。そうして無理にでも走らせて、やれることをやり切った方がよかったのか。メンバーの心情を優先するより、機能と効率を求めた方がよかったのか。すでに残された時間が少なくなったからこそ、そんな思いが脳裏をよぎるのはどうしたって仕方ない。しかし、ハイジの選択は正しかったのだと、カケルは考えている。彼のことだ、きっとその言葉は気遣いなどではなく本心だろう。少なくとも、カケル自身はそうしたハイジの指導方針があったからこそ救われたのだ。今の10人があるのは間違いなくハイジのおかげ。そう考えれば、やはりここまでの道のりは最善のものだったと信じられる。

 あとは無理やり詰め込めるものもない。ハイジの指導も、よりメンタルやコンディションについての現実的なものに集中した。補欠のいないアオタケ組の場合、1人でも不慮の事故で参加できなくなったらそれでおしまいなのだから、当然の配慮であろう。そして、狙ったようにして色々な不安要素もここで舞い込んでくるのである。もしかしたらテレビの取材を受けることだってメンタリティに何か影響を与えるかもしれないくらいのものだが、よりダイレクトに、例えばユキのところにはこれまで全く表に出てこなかった両親の影がちらつくし、双子は双子でハナちゃんとの関係性は一体どうなっているやら。ハナちゃん、流石に男は選んだ方がいいぞ……お世話になってる後援会の人の娘に手ぇ出したりしたらそれこそ問題だけども。それにしてもニヤニヤしてるムサの顔はムカつくな。

 まぁ、ここまでの道行きで様々な困難を乗り越えてきたメンバーなのだから、きっと今回だってそんな苦難も吹き飛ばしてくれるはず。予選会当日のえもいわれぬ緊張感は今作ならではのもので、駅伝の予選会なんて実際に見たことないのに、まるで本当にその場にいるかのようにピリピリしたムードが伝わってくる。ただみんなして並んで走るだけのシーンでも、ハイジを中心にメンバー内で様々なやりとりがなされており、これまでの練習での練度や、細かい計画性などが確認できて、やはりスポーツってもんはただ身体を動かせばいいってもんじゃないことも何となく見て取れるのである。そして、どれだけ計画を密にしても避けられないトラブルも……。

 流石にここで事故に巻き込まれることはないと思うが……よりによって危ないのがハイジってのが怖いよなぁ。頑張れハイジ、そして頑張れ王子。

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 エエエエエエェェェェェエエエ!! 第7話! なんやこの構成?! びっくりしたわ。腰抜かしたわ。まさかこんなことになるなんて……。

 いやいやいや、まさかの展開。なんと、十二宮ハイパーダイジェスト回である。まさに「3分でわかる十二宮の死闘」。数々の名シーンが1カットで全て処理されていくこのスピード感。原作知らない人間からしたら何が起こってるか1ミリもわからないざっくり感。すげぇや。そりゃ先週いきなりトレミーだったのも納得だわ。今作は、十二宮は、関係ございません!!!

 なるほどなぁ、前回の時点で「これ、十二宮が始まってその裏でセインティアが戦いを繰り広げてる様子が描かれるんやろ? アテナはその間暇やなぁ」とか言ってたけど、むしろ暇なのはセインティアの方だった。当時、この「聖闘士星矢」が連載している時期は人生でもっとも長い12時間のようにも感じたわけだが、今回は人生でもっとも短い12時間。ちょっと待て、苦しんでた翔子はまだしも、脇の二人(+マユラさん)は12時間ずっと翔子がうなされてるのを見てただけなのか? すげぇなおい。逆に辛抱強いわ。とにかく、翔子さんの魂が十二宮上空から星矢たちの激闘をリアルタイム実況し、セインティアの戦いはそれだけで終わってしまった。いやまぁ、先週抱えていた問題はある意味で全て解決したんですけどね、「1、セインティアが戦ってる間アテナが暇じゃない?」→「そもそも戦わなかった」。「2、結局セインティアって聖闘士よりも戦力として格下なわけで、そんな連中が戦える相手って誰なん?」→「そもそも戦わなかった」。「3、今までは黄金聖闘士がらみとかで懐かしネタが多かったから盛り上がったけど、今後オリジナルのバトルになったら盛り上がるんだろうか?」→「そもそも戦わなかった!」。なんて斬新な解決方法なんだ。

 まぁ、茶化すのはこれくらいにして……多分、私の認識が間違っていただけで、「十二宮からが本番」ではなく、「十二宮以降が本番」だったわけだね。来週からが、ほんとのほんとにセインティアオリジナルの戦いになるんだろう。そうだよね? エリスの神殿も出てきたしね? ちゃんと登るよね? もう、次に何がおきても驚かないぞコンチクショウ。でもまぁ、10分程度にまとめられた十二宮編を、現代の文脈で改めて映像化してもらえたのはそれはそれでありがたかったかもしれない。現代版サガがあの名シーンをもう一度見せてくれたし、何よりもアレンジ版の「ペガサス幻想」が流れてるところで星矢が流星拳を撃てばどんな状態だろうがテンションは上がるんだよ。もうそれでいいじゃん。どさくさに紛れて、最終決戦のサガが白サガに責められて葛藤してるシーンに翔子の意志まで介在していたような演出になってたけど、僕らの知らないところで、実はあのシーンにはセインティアも絡んでいたっていう新事実なんだよ。車田先生だって驚きだい。

 あー面白かった。そして、そこから始まる真のエリスとの対決が……。うーむ、どの時間軸になるんだろうな。ムウやミロたちの様子を見る限り、今回のエリス神殿大建立の儀は、本当に十二宮の始末が終わった直後、それこそまだサガがほんのり温かいくらいの時間帯で行われたものだと思われる。多分、アテナは復活直後にあのエデンの園に繰り出してきたのだろう。少なくともポセイドン編が始まる前に決着つけないといけないわけだし。原作だと十二宮とポセイドン編の間ってどれくらいの設定だったっけ……。アニメだとアスガルドが挟まるわけで、それくらいの余裕(?)はあるのか?

 改めて黄金聖闘士の忠誠を受け取った沙織さん。それでも何故か戦女神は前線に立つことをやめようとせず、せっかくアルデバランたちも「一緒に戦いますよ」って言ってくれたのになぜかミロだけ連れてエリスの下へ。お姉ちゃんの復活に一喜一憂していた翔子さんが棒立ちだったのはしょうがないとして、ミロさんはまたしても目の前でエリスに出し抜かれてしまうという大失態を喫した。まぁ、多分丸腰でほいほい前線に出てくるアテナが一番悪い。せっかく黄金の矢が消えたその胸に、今度は黄金の林檎がダイレクトアタック。一切休みなしで新たなタイムリミット設定をつけられてしまった。ピーチ姫なみの誘拐監禁率である。結局これじゃ翔子と沙織のコミュニケーションができないままでシリーズを進めていかなきゃいけないことに変わりないじゃんね。

 さて、そんなわけで改めて仕切り直そう。次回からが本当のスタート。セインティアがエリスとの戦いを繰り広げることになるぞ。とはいえ、メンバーはセインティアだけなら3人。マユラさんはあんまり参加してくれる感じじゃないので、あとは黄金聖闘士の残り連中が少しは働くんだろうか。アルデバランはソレントにぶっ飛ばされる前にもう一仕事していた事実が判明するのかも! わぁい! 

 

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 「働きたくない時だって人生にはあるっス」、第4話。メイさんはいつでも良いことをいうなぁ……魔法使い役なのに難しい言い回しがよくわからない頭の悪さも際立つなぁ……。

 すげぇ雑多な内容に無数のツッコミどころを散りばめた謎アニメになりつつある。どこが売りなのかは全然わからないけど、このゆるさが満遍なく何かを満たしてくれそうな、そうでもなさそうな。まずもって水着回だというのに別段エロくもないというのがな。まぁ、普段から水着並みの露出度の格好してるせいだけども……。なんでセイは今更ファイのおっぱいに引け目を感じてたんだろう。毎日嫌という程見せつけられてるやないか。

 浜辺でのモンスター観察、当然全てツッコミ待ち。ヒョウザンノイッカクガイは「氷山の一角」と「イッカク」をかけたダジャレだが、あんな生態の生き物が浜辺に埋まっている意味がわからない。そしてその擬態がもたらす効果が「蹴ろうとするとめっちゃ痛いっス」だけなのも謎である。そして最強生物であるスイカモドキ。なんの擬態にもなってねーのになぜか浜辺に生息していると言う謎。神が与えたもうた最強ステータスをメンタル面だけで台無しにしている謎。……メンタルってなんやねん。人語は解するのかよ。

 まぁ、どこまで言ってもネタでしかないのだが、さらにタンノ君みたいな半魚人(キモい)まで登場したので、多分パプワ島なみに突っ込み無用の世界であることがわかるな。あのデザインで泳ぐときは平泳ぎなんだもんな。魚のくせにCVは鳥ちゃんだしな。サバァ。そして海中深くには会いに行けるタイプのお手軽な邪神ちゃんまで完備。今期はなぜか海の中にいくアニメが多いよな(こっちのタイトルをバミューダトライアングルにしてしまうのはどうだろうか)。

 邪神との対決は一応シリアス要素もあるはずの戦闘シーンなのだが、「勇者の剣に選ばれしユーシャ」という要素だけであっという間にフラグを回収して終わってしまった。まぁ、すでに魔王討伐の実績がある(?)勇者なのだから当然なのだが、この世界における「運命」ってのはどの程度のものなのだろうか。邪神の無敵自慢は「魔王すら凌駕する」と言っていたわけだが……まぁ、これまた一瞬で食われたので単に死亡フラグだったという見方もできるわけだが。むしろ、そんな状態の邪神を食べても腹を壊さないチビがえらいってことなのかな。チビってフルネームは「ちびドラゴン」なのね。あいつ、もしかして最終的にラスボスポジに落ち着くのか? だとしたらちょっと面白いな。CV西明日香のラスボスなんて、史上初じゃないですか(結愛先輩を除く)。

 ほら、感想までとっちらかっちゃった。まぁ、可愛いからオールOKです。

 

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2月2日 ドラフト模様(RNA×3)

ピック順 【Chrolony】→【Alessi】→【Serra】→【Tanaka】→【Thraxi】→

 

 献身環境3回目にして初の5人戦。これが普通のサイズのはずなんですが、だいぶ久しぶりなのでやっぱりちょっと寂しい気がしてしまうのは贅沢を覚えてしまったせいか。パックの数が少ないとやっぱりコモンの偏りがなぁ……。まぁ、その辺りも見ながらうまくパックを渡り歩くスキルが問われているということなのだろうが……わかるかそんなもん。

 

 なお、来週は人数がなかなか揃わず、現時点では5人以上集まる目処が立たないため、ドラフトは不成立です(遠方組でドラフトに来たい方は早めの連絡をよろしくお願いします)。まぁ、今週はたほいや組がくるらしいから、そっちの相手してればいいか。

 さらに翌週については完全に未定ですが、なんの連絡もない場合は通常日程(土曜14時)がベースになりますので、予定をいじりたい方はそちらも調整申請をよろしくお願いします。

 

 


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 なんやねんこのアニメ! 第5話! なんかもう、的確に性癖を突かれてる気がするわ! 可愛いなぁもう!

 先々週の戸松回も心が揺らいだのだが、ギリギリ「戸松でこのキャラなら、まぁ、ギリ耐えられる」と踏ん張ったのだが、今週はもうダメだった。なんかさ、最近業界全体がサトリナの使い方を完全に把握して容赦無くファンを殺しに来てない? このキャラはもう、無理じゃない? なんで「筋肉バカの陸上部部長なのに分泌物を摂取させた結果ママみに目覚める」とかいうわけのわからない設定のキャラが存在してるの? イミワカンナイ。そしてなんでそれをサトリナにやらせようとしたの? 最近どんどん免疫力が低下してるからダイレクトアタックが効きすぎるねん。春原荘にしろ、逆転裁判にしろ! 無限に聞き続けてしまうわ!

 山下もどんどん可愛い面が出てくるしさー、13号の変な方言みたいな話し方もクセになるしさー、なんだよこのアニメー。あ、タモンも可愛い。

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○「スター☆トゥインクルプリキュア」 5

 木野日菜ちゃんボイスの人外が星の運行を司るキーアイテムになっちゃってるから事実上のシンフォギア。変身中に歌ってるんだから間違いない。早く地上の龍脈を繋いで逆さオリオン座のゲートをひらけ。見せてやろうねぇ! 錬金術ってやつを! 以上、こないだのガチャでサンジェルマン目的だったのにアダムが出てしまって遣る瀬無い気持ちになった僕がお送りしました。

 さておき、別れがあれば出会いがある。先週惜しまれながら終了してしまったハグプリの喪失感を埋め合わせるために新たにスタートしたプリキュア。ハグプリの王道をしっかり押さえた展開は非常に魅力的だったが、シリーズの揺り戻しみたいなものだろうか、今回はかなりチャレンジングで、いつもとは毛色の違う幕開けになった。何しろ1話目で宇宙である。宇宙規模になるとしてもだいたい最終回間近じゃないといけない気がするプリキュア業界で、1話でいきなりの宇宙というのは結構な事件だ。そして、今回はマホウ界でも妖精界でもなく、純然たる「異星」人である。わざわざロケットで飛んできたプリキュアの使者がいたのだから、おそらく敵勢力だってどこかの異星人なのだろう。宇宙から敵が攻めてくる展開ってのは、戦隊シリーズではお約束だがプリキュアでは当然初。初の異星人プリキュアも誕生するようだし、なんともユニバースな作品である。

 まぁ、シナリオを考える上で異世界だろうが宇宙だろうがそんなに違いはない気もするのだが、他にも変身アイテムに「ペンとインク」を使ったり、上述の通り変身時に「突然歌うよ!」だったり、なんだか変化球が多い気がする。対比すべきはキュータマに選ばれし9人の救世主だと思っていたのだが、メインコンセプトに「イマジネーション」の文字が踊っているところを見ると、案外こっちがトッキュウジャーだったのかもしれない。今後も、主人公は色々と突拍子もないアイディアでエイリアンたちを撃退していくことになるのだろうか。しかし、敵キャラのデザインがカッパて……一応UMA縛りなんだろうけど、時間帯が近い鬼太郎とかぶるがな……。もしくは顔色の悪い敵幹部のCVが細谷であることを考えればシンカリオン被りなのかもしれない。そうなると、最終決戦は宇宙ではなくて鹿児島県になるな……。

 まぁ、だいたいプリキュアの1話目なんてのは「ちゃんと前年と区別してるな!」というのを確認して終わりである。個人的には最初にキャラデザを見た時点ではあまり好みのタイプではなかったのだが、実際に動いて戦ってみると悪くないと思ってしまうので実にチョロい。今期はもちろん暴力は解禁されているだろうし、HUGっと抱きしめる必要もなさそうなので、容赦無く外敵をぶっ飛ばしてほしいもんである。

 唯一の懸念があるとすれば、主人公キャストにちょいと粗が残る部分だろうか。まぁ、先輩である引坂理絵があまりに良すぎたっていう部分は割り引いて考える必要があるだろうから、1年間でどこまで立派な主人公に成長できるかを楽しみに見ていこう。残りのキャストは……よっちんの存在感な。「プリキュアの傍にいる面白マスコット枠」にまだ使われてなかったんだ、というのがむしろ驚きなくらいにハマってるのが笑える。あの語尾はいちいち大変そうだが……がんばれプルンス。

 

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 アイキャッチの栞の絵が毎回とても良い、第4話。あのデザインの栞とか実際の商品として販売してくれないもんだろうか。お手軽で買いやすくて、しかも作品らしさが出るからとても良いと思うのだが。

 シンデレラの想区、後編。前回あそこまでやってしまったら後半はあんまりやることなくない? って思ったけど、むしろ駆け足になるくらいに内容あったわ。やっぱり、最低でも1想区につき2話くらいは尺が欲しいところだよなぁ。まぁ、シンデレラの場合はエクスの旅立ちの土地という特殊性があるので他よりも盛りだくさんではあるのだが。来週の宝島はそこまでややこしい話でもないから1話で収まるかな。個人的には宝島は無印よりもカオスジムが出てきたりする方が盛り上がるので、ぜひそちらも……って、毎回言ってる気がするな。

 さておきシンデレラ。エクスに対して想区のこと、コネクトのこと、空白の書のことなどをレクチャーし、ガチャを回して単発でいきなりアリスを引き当てる豪運を見せつけられる。アリスのこととなると目の色が変わるお嬢、初対面とは思えないテンションが実にらしい。実際に画面に出てる姿を見ると「箱庭の書ってでけぇな」とか「鏡の存在感ハンパないな」とか思うけど、まぁ、中にあれだけの機能が詰まってる本なんだから当たり前といえば当たり前か。鏡の存在感についても、あとあと判明するそのオリジンを考えれば、もっと前面に押し出してもいいくらいのものである。アニメではあの鏡の成り立ちについては……多分説明されないだろうな。

 アニメオリジナルの要素として、この想区からグイグイ変態仮面が絡んでくるという部分があるのだが、ここでさっさと入れておいた方が対立の構図がわかりやすくて良いという判断だろう。一応ロキとカーリーまでは絶対出てくることがわかっていたわけで、レイナと教団の対立については避けて通ることができない内容。まぁ、現時点までプレイしている人間からすると実はフォルテム教団も割と愉快な連中の集まりだったことがわかったりもするので、この時のロキのテンションについても、「なんか、しょうがないよな」と許せてしまう気もするのがちょっともどかしい。ついでにいうと、こんだけ希望に満ちてサクッと旅立ちを決めたエクスにあんなとんでもない人生が待ち構えているなんて、考えるだけでも気が重くなる部分である。あのままかぼちゃ農家で終わってれば、あんな目に合わずにすんだのだが……。

 もう1つ、アニメオリジナルの要素としては、前回も触れたフェアリーゴッドマザーの存在がある。原作ではこの時点で非カオス状態のデザインがなかったので、「変身前とカオス化後」という対比が出せるようになっているのはアニメ独自の強み。CV堀江由衣が決まっており、カオス・ゴッドマザーもほっちゃんボイスで喋るのである。変化前の姿でシンデレラを愛でているシーンは今作の割には作画が頑張っていたところで、なかなか良い百合関係である。「何世代にもわたってシンデレラを見守ってきたから壊れてしまった」という動機についても同情の余地がある部分だし……どうもこの世界、重なり続ける運命に心折れてしまう連中は多いんだよな。そう考えると13番目の魔女なんてかなり優しい存在だった気もする。

 そうそう、アニメの場合、エクスたちがコネクトするヒーローが固定できるのでそこでも物語を作ることができるという利点がある。具体的には、エクスのコネクト先がアリスになることで、「FGMが描いた悲しい夢を、外からつついて目覚めさせるのがアリス」という構図が見事にアリスの物語の引用になっているのである。こうしてきちんと原典の要素もシナリオに加味できれば、今作は存在意義があるといえる。その他、今回はベルたそが初登場なのに加え、時計うさぎ(布告役)がその容姿に恥じない活躍ぶり。やっぱトケウサなんだよなぁ……可愛いし有能だし声がいいし……最高の存在だ。なぜかシェインは1話から一貫してロビンフット一本なのだが、もっと他にコネクトしたいシューターはおらんのだろうか。まだこの時期だと大砲ヒーローがいないからなぁ。

 とりあえず、旅立ちの物語は悪くない出来だったのではないでしょうか。しかし、改めて次回以降のことを考えると、残りの話数でどう繋げていくのかが気になるところだな……。しばらくは1話完結でいけるかな? オープニング映像に出てくるカオステラーが風車の巨人とFGMだけなので、これ以降は誰に何が起こっても不思議ではないんだけど、そこはひねってくる意味もないんだよな。今後展開される物語の中でおすすめのカオステラーは、やっぱり桃太郎の想区のアレじゃないでしょうか。流石にえげつねーな、って思いましたからね。そういう意味では、次回の宝島はほんと素直だ。

 今週の俺:課金要素が多すぎて途方に暮れています。まだ何も課金してないのですが、やっぱりチケット購入してCウサはお迎えした方がいいのだろうか……他にもプニキの衣装買わなきゃいけないし、ドロテアさん諦めるのも癪だし、シャドウガチャも回したいし……(チクショウ!)。

 

 

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 あの子の名前、アニータっていうんだ、第17話。ちなみにCVはあんまり知らない人でした。丁寧にジョジョ的セリフを言わなきゃいけない現場ってクセが強過ぎるよな。

 メローネさん大活躍の巻。当然のようにベイビィフェイスのCVもマジ兄なので、ピストルズの鳥ちゃんと同じような起用になっている。この辺りの演じ分けはいつも通りで心得たものだ。そして、純正のキモさが際立つメローネはキワモノ揃いの暗殺チームの中でも実に特異な存在。当時の時勢を考えると、この時代はまさに「パソコン通信」などが盛り上がり、インターネット黎明期に「パソコン」という存在が一般家庭にも浸透しつつある時代。Windows95が社会現象となり、この時代のITの象徴となったりもした。そんな時代に、荒くれ者揃いのギャング団の中で、常にパソコンを片手にひたすらキーボード入力で会話を続け、データ採取からバトルの構築までを全てプログラムで処理しようとするメローネは、まさに時代の最先端、チームのブレイン、圧倒的頭脳派のキャラ立てだったのである。まぁ、もちろんそこには荒木飛呂彦的な曲解というか、へんてこ設定が色々と混ざり込むので一筋縄ではいかないが……。どのキャラが出た時も必ず言ってるけど、やっぱりジョジョキャラのコスチュームは実際に見たら頭おかしいとしか思えないしな……メローネが顔につけてあれはなんなんだろう。マスクなのかな。

 で、そんなメローネから生み出されるスタンド、ベイビィフェイス。「パソコン通信」というネタが先に思いついたのか、それとも「遠隔自動操縦」という設定の掘り下げの道具立てを探していたのかは定かでないが、4部から5部にかけての「遠隔スタンドの定義」にもう1つの試みが行われている能力である。シアーハートアタックで設定が掘り下げられ、ブラックサバスで「本体にダメージなし」という要素を追加。ここで「本体への負担の少なさ」が「自動操縦ゆえの精度の低さ」とトレードオフになっているというアイディアが形をなしたわけだが、今度はさらに「遠隔からのプログラム指示」という要素を付け足すことで、完全に本体から切り離してダメージを取り除きつつ、攻撃パターンの精度もあげるという設定にチャレンジしている。その前の段階で既に「自動操縦(?)」のピストルズが好き放題やらかしている構図が描かれているため、「意志を持ったスタンドが勝手に動き回る」という状態も既になんの違和感もない(ピストルズは遠隔スタンドのカテゴリには入らず、食らったダメージがしっかりミスタに跳ね返る)。

 こうしてまた新たなバトル展開を可能にした画期的なスタンドがベイビィフェイスだが、個人的な印象は「ちょっと要素を詰め込みすぎた」という感じか。自動操縦の再定義に加え、今回はジョルノの能力の改変という大テーマが設定されている。一応正確に書くなら「改変」ではなく「成長」なのだが、これ以降、元のG.Eの能力が使われることはほとんどなくなるので、事実上の改変とみなしていいだろう。荒木先生も、既にこの時点で「G.Eが殴った時の能力、意味分かんねぇな」と匙を投げていたものと思われる。「生物にする」という能力はそのままにしつつ、生物からの反射能力はほぼカット、さらに感覚暴走設定はブラックサバスの時点で既に破られているのでなかったことに。今後はブチャラティ以上の治療役として、先輩である仗助の跡を継ぐことになる。

 この「改変」はストーリー展開の都合上のもので、荒木先生にはありがちな「思いつきでやったけどあんまりうまくいかなかったから途中でひっくり返す」という事例の1つである。もちろん、無責任にひっくり返すだけではなくて、ちゃんとストーリーの要請上、そっちの方が面白くなるから改変する。そして(そうじゃない時もあるが)今回はちゃんとシナリオの要素と絡める形で改変に説得力を持たせており、それがベイビィフェイスの「G.Eとは逆の能力」という動機付けである。ジョルノがベイビィフェイスを見て自分のスタンドの真価に気づくというのは、いささか御都合主義のきらいはあるものの、充分納得できる展開だろう。

 ただ、おかげでベイビィフェイスの能力が「遠隔自動操縦成長スタンド」という設定に加えて「生物を物質に変える力」という特盛り状態になってしまい、能力の主体性は見えにくくなってしまったかもしれない。タイマン勝負は充分見応えがあるのだが、それとは全く別に解決しなければいけない「本体が遠くにいるから、ノーダメージのそっちをどうやって倒すか」という問題を処理しきれなくなってしまったのである(多分来週解決されるが、そうとう適当である)。まぁ、この辺のライブ感も含めてのジョジョだと思えば、ファン目線だとそれすらも愉快に思えてしまうのが困ったものだが。

 ただ、そんなしち面倒臭い不満は言いつつも、アニメではベイビィフェイスのスタンド描写がむちゃくちゃ凝っているのでそれだけで楽しい。キューブ状に分散する描写がCGで処理されており、デザイン性優先で荒木先生が好き放題に描いたバトルのデザインが、感覚的な部分で理解しやすいようにまとめられている。原作絵を見て「こんなもんアニメにできるかよ」と思っていたが、まさに思い描いていた通りの形になっていたのはすごく嬉しかった。改めて、ジョジョは本当に「アニメにする価値がある」原作であり、今作も「なった価値がある」アニメだ。良き哉。まぁ、構成の都合上、ちょっと駆け足にはなってしまったが、そこは仕方ない。

 次回、「トリッシュの尿意は如何に解決されるか」に乞うご期待(嘘です、残念ながら触れられません)。

 

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 土曜日のドラフト後、久しぶりに散々ボドゲなどを満喫し、夜も10時くらいを回って「さぁ、帰ろうか」というところで結石先輩来訪。いや、来るんかい。先週も来てたのに今週も来るんかい。さらに来週も来ようとするんかい。まぁいいですよ。相手になりますよ。でも、残念ながら急な試合はなかなか人が集まらず、今回は4人戦を軽く1回しして終わる程度。来週が本番らしいので腕慣らしといったところでしょう。本番とか練習っていう概念があるのかどうかわからんが。とりあえず、4人戦だと「1人1広辞苑」っていう贅沢な使い方になるのが良い。ちなみに、人数が少ないので出題者もダミー解を考えています。

 

 

Round1・「しゃちらさんぼう」

1、仏門修行に用いられる赦棒、置棒、賛棒の総称。

2、禅宗に見られる断崖や絶壁に這うように建てられる堂の事。国後半島や男鹿半島など懸隔地に多く見られる。

3、釈尊の弟子。三宝のうち仏と僧を極めたが、外法のまま生涯を終えた。

4、手あたり次第。むちゃくちゃ。

5、日露戦争時の日本の参謀部の俗称。

 いきなりわけのわからない言葉を出すな!(ゲームの存在意義全否定) ①「シャ」「チ」「ラ」の3棒っていう構成にしようと思ったのに、なぜか気づいたら最後に「サン」棒って書いてた。読み上げられてから気づいた。これだからドラフト後の脳ってやつは。 ②「斜地羅山房」の記述あり。国後の禅宗っていう組み合わせに全然イメージがわかないが、そりゃ普通に信徒くらいはいるよな。 ③毎度おなじみ、釈尊の弟子シリーズ。今回の子は本当にいるかな? いないかな? 書いてあることはなかなかひどいが、これでも過去の事例に比べればヌルいレベルだよな。 ④「めくらめっぽう」みたいなところからの連想かな、って思う。調べてみると、なんと出典は浄瑠璃の「心中刃氷の朔日」とある。これの主人公の名前が「こかんへいべえ」であった。なんだこのニッチ過ぎるつながりは。

 

 

Round2・「ふせないきょう」

1、高知県東部、国分川上流の峡谷。

2、→ラーメン橋。

3、狂言の一。住職が檀家へ経を読みに行くと、主人が布施を忘れるので、思い出させようとして苦心する。

4、江戸末期に布勢正之助が開発した内視鏡のこと。

5、蘭医布施一二三が発明した一種の内視鏡。実用されることはなかった。

 ①「なんだよ高知県で国分って、全然国を分けてねぇじゃん」とかいう理不尽な文句が出てました。 ②よく話題には上がるラーメン構造。結局どういうものなのかはよく知らない。 ③「布施無経」。そのままといえばそのままだ。 ④⑤被ったら消せる。「蘭医ってなんだよ、どう見ても日本人じゃん」「蘭医ってオランダ人って意味じゃないでしょ! 杉田玄白は!」「あんなもん、日医だわ、日医」。

 

 

Round3・「しきしまのみち」

1、日本書紀で、天の磐樟船が通ったあとに生まれた島の道。

2、五色の陣幕を張った道。節句の催しに用いる。

3、六道に同じ。

4、万葉集に好んで詠まれた名所。所在地は諸説で異なる。

5、(日本古来の道の意から)和歌の道。歌道。

 屈辱の全当てで出題者死亡。 ①「とりのいわくすぶね」は過去の名作お題の1つですが、この後に及んでまだアンサーが出るか? ③「SIX魔の道」の記述あり。 ⑤書記担当者が「和歌の道。華道」って書いてて「文脈読んで! お前はAIか!」って怒られてました。アイボの多い空間だな。

 

 

Round4・「とうけんぐみ」

1、江戸時代初期における寄り合い制度の名称。集落で武装に用いる刀剣・農具の類を集積し、用時に備えたもの。

2、唐犬権兵衛を首領とした江戸の町奴の組。

3、グミ科の小高木。庭園樹として一部で見られるが、実は食用に適さない。

4、東京剣道組合の略称。

5、組みの一。刀剣を固定するのに用いる。

 最終問題にして、なんと全外し。4人戦でこれはなかなかの屈辱……。 ①多分刀狩りに目をつけられると困るから。江戸時代だけど。 ②まだまだ出てくるアンサー解答。「とうけんごんべえ」は半ば伝説的な人物として知られているが、果たして首領なのかどうか……。 ④年会費が2000円くらいのイメージ。残念ながら“東京剣道組合の検索結果はゼロです。 ⑤「組みってなにさ」「組み紐とか、そういうイメージで、刀剣を固定すんねん」。こんな適当でも、わからない要素があれば答えっぽく見えるのである。

 

 以上、軽めのお題4つ。一期一会で言葉を大事にしていきましょう。次回は、来週開催予定とか、よくわからないとか。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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