最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ピアノの森(第2期)」 5 だいぶ半端な時期ですが、一応今期新番チェックがゴールにたどり着きました(例によって来週から始まるプリキュアを除く)。今期は15分アニメもカウントしているが、新番チェックの本数はこれを含めて34本。これに前クールから継続の19本を含め、合計53本が今期アニメのおおよその視聴本数ということになる。うーむ、取捨選択……。まぁ、現時点ですでに半分観てないような作品もちらほらあるのだが……(宇宙戦艦ヤマトとか、観てんのかどうかもよくわからん)。 さておき今作。最後の新番チェックの割に2期ものなのであまり書くことはない。前クールで感じたことをそのまま継続するだけの話だ。ざっくりその印象をまとめておくと、アニメーションとしてはそこまで見るべき点がある作品ではなく、「演奏アニメ」としては「君嘘」や「ユーフォ」などと比べるものでもない。ただ、今作の場合はそうした作画リソースの剛腕でねじ伏せようとする高カロリーな作品ではなく、どちらかというと本気で音楽の方を聞いて欲しくて、アニメの方はあくまで添え物というか、およその物語を伝えて「こんなピアノ音楽を楽しむドラマもありますよ」という呼び水程度の扱いだと思えばそこまで悪いものでもない。もちろんアニメファンとしては画面に説得力があればそっちの方が嬉しいのだが、あらゆるアニメがユーフォクラスになってしまったら、多分日本のアニメーターは次々に過労死していくことになるだろう。程よいバランス感覚も大切だし、今作は特に劇伴に力を入れているようなので、私みたいな人間にはよくわからないが、おそらく耳の肥えたファンなら満足するものが提供されているのだろう。 「音楽を推す作品」というのも実は立ち位置の難しいところで、身も蓋もない話をすれば、「別にアニメで聞かずともクラシックコンサートに行けばいいのでは?」という話になる。そして、音楽だけなら全くもってその通りである。でも、やっぱりそこは「アニメ」というか「ドラマ」の部分を残していて、例えば今回の1話目ではいきなり「演奏者と審査員の間の認識や意識の違い」なんて部分がクローズアップされているし、1期では少年2人が切磋琢磨して音楽家として成長していく姿が素直に描かれていた。そうした「アニメ」を入り口にし、私のような無学で粗野な単なるオタクでもクラシック音楽に触れる機会を与えてくれるのだからありがたい話である。それこそ興味があるならコンサートを聴きにいくなり、せめてCDなどの音源を聞けば済む話やんけ、とは思うわけだが、なかなか私のようなクソオタクはそうした別方面の趣味に向かうエネルギーも捻出しにくいもの。「アタクシ、そんなおハイソな趣味持ち合わせておりませんので……」と及び腰になりがちだ。その点、アニメの中のクラシックコンサートなら抵抗もなく聴きやすい。そういう媒体をNHKがアニメとして用意してくれているのも、言われてみればなんとなく「そういう狙い」に見えなくもない。いや、多分違うけど。 まぁ、あまり面倒なことは考えず、素直に「ちょっと毛色の違う部活ものの延長」くらいで見守っていけばいいんじゃないでしょうか。ちなみに、あえてアニメオタク目線で触れておくなら、今作はなぜか2期になったことで監督を含めた上層スタッフの一部が変更になっている部分は気になるところである。製作はガイナックス(いわゆるトリガーやカラー派閥ではなくて福島ガイナ)なのだが、スタッフが安定しないのはどうした事情かと下種の勘繰りをしたくなってしまうのは困ったものである。 PR 「HUGっと!プリキュア」 5→6 今年もこの時期がやってきてしまう。そう、プリキュアロスである。毎年やってるんだからいい加減慣れろよとは思うのだが、むしろ歳を重ねるにつれて何かを失うことに対する耐性が下がっている気配すらある……特にこの時期はプリキュアと戦隊の2大ロスが立て続けに襲いかかる別れの季節なのでね……辛いね……。 その年の別れの辛さは、つまり作品への愛着の深さ。去年のプリアラはそこまででもなかったのだが、今年は本当に1年間良いプリキュアでございました。キラキラと素直に夢を届けてくれる幼女の味方・プリキュア。そのまっすぐな姿勢に、世間で薄汚れてしまったおじさんたちは次々に浄化され、「ヤメサセテモライマ〜ス」するのである。 今作はシンプルなテーマ設定の表現が実に見事で、大テーマとなる「なんでも出来る、なんでもなれる」を筆頭に、「夢」「未来」といった要素が至極自然に、それでいてメッセージ性を持ちながら体現されている。輝く未来を表す要素もそれぞれのプリキュアに綺麗に分配されており、さあやは「お仕事」への希望を表すもっともわかりやすい存在だし、ほまれは「恋愛」、えみるは「友情」、そしてルールーが「家族」の未来を表すものである。1人1人のエピソードを掘り下げるいわゆる「お当番回」を通じて、彼女たちの人生がそのまま視聴者の未来の投影になる。そして、幼女向けだからというのを逃げ口上にせず、描かなければいけない要素はきちんと正面から描いているのも誠実な部分であろう。プリキュアは万能の機械ではない。どれだけあがいても、事故で怪我をした足が急に治ったりはしないだろうし、避けられない別れの未来を書き換えたりもできない。それでも、明日がより良い日であることを信じて、彼女たちは進み続けるのである。そのことは、プリキュアと呼ばれる正義の味方だけでなく、悪の組織に与していた誰にでも平等に与えられる。博愛と希望、そして勇気の結晶。そして、その「輝く未来の希望」の中心にいるのが、野乃はなという女の子なのである。本当にそつのない、魅力的な配置であった。 世間的には「男の子プリキュア」の話題が議論を呼んだりしていたが、ぶっちゃけそうした要素は瑣末な問題である。何しろ最終決戦では登場人物ほぼ全てがプリキュアになっているわけで、この世界のプリキュアは「明日への希望の体現」でしかない。どんな人間だって未来に希望を持つ権利があることのわかりやすい表現として、たまたま「男の子プリキュア」が変身しただけのことだ。むしろ、そうした表現を劇中に自然に溶け込ませ、これまでにない「可能性」の表現を追求することで、本作の持つテーマ性は完成を見たと言える。佐藤順一監督といえば「きんぎょ注意報!」や「セーラームーン」などでその時代を変える数々のアニメーション表現・そして女性像を作り上げてきた人物。平成最後のこの年に、ひとつの節目として記録されるにふさわしいプリキュアだったのではなかろうか。 繰り返しになるが、やはり今作で注目すべきはその中心にある野乃はなというキャラクターであり、個人的にMVPをあげるとすれば、はなのまっすぐさを100%引き出してくれた引坂理絵の業績である。キャリアの浅い若手が、ここで見事に大仕事を成し遂げてくれたことは、一声優ファンとして素直に嬉しく思う。他にも今作はサトジュンらしい思い切りの良いキャスティングがいちいち面白く、土師孝也演じるトラウムのとぼけた演出や、普段なかなか見られない方向性の新井里美のビシンなど、敵キャラサイドのキャラが際立っていた。プリキュアに若手を多く配していた分、クライアス社側のキャストは安定感を重視しつつ、互いに化学反応のように新しいものを引き出すキャスティングだったと言えるだろう。敵キャラの誰1人として無駄にせずに希望の体現に至らせる脚本総体を、スタッフ全員で作り上げた達成感に満ちている。 来週からはまた新しいプリキュアになる。テーマ設定を見ていると、なんとなく戦隊だと「トッキュウジャー」を思い出すのだが、イマジネーション溢れる作品となるかどうか。
なにこのエンディング……第3話。本編のあらゆる記憶を消しとばすエンディング、意味わからん。 あ、それが言いたかっただけなので以上です。いや、でもこういう振り切れ方で見せていくアニメなのだな、っていうのをはっきり示して見せる意味は大きいと思うよ。本編ではメインの「恋愛バトル」ギャグをやり、そこにちょっとした青春風味を混ぜこみ、「白銀もかぐや様もなんだかんだでいいやつじゃん」ってほっこりさせておきつつ、それでも「この作品はとにかく画面をみて楽しんでもらうアニメにしたいんだ」という鉄の意志を感じさせるエンディングを用意しておくことで、単なるいい話に終わらせない。アニメのエンディングなんてものは単にクレジットを乗せるだけのノルマみたいな側面もあるにはあるが、こうして「何かを発信できる90秒」と考えてフル活用させる構成は他作品でも見習ってほしいところである。いや、どんだけ手間がかかるんだって話だが。こうしてみると、本編中のギャグ描写だって一切手を抜いてないことが分かるのがいいよな(ブラックボックスわろた)。 まさかの2話またぎ、第3話。なるほど、ここで思い切って尺を使ってくるわけか……まぁ、大事な話なのは間違い無いからね。おかげでタオ兄とシェインの出番がきれいさっぱりです。 エクスの始まりの地となるシンデレラの想区。ここで注目したい要素は2つあり、1つは何と言ってもこの作品の起点ともいうべき「モブの主人公化」である。空白の書、そしてワイルドの紋章という特殊性を与えられたエクスが「モブ」呼ばわりされるのはおかしいのだが、少なくとも彼が生まれ育った想区において、エクスは間違いなくモブである。彼のキャラクターデザインも「あんまり特徴がないように」というとんでもないデザインコンセプト作られているらしく、徹底してモブらしさをアピールしている。シェインたちからは長らく「新入りさん」などと呼ばれて名前すらあまり出てこなかったり、どんな物語に紛れてもあまり我を通さずに周りに順応したり、エクスは確かに、ゲーム作品、ファンタジー作品という舞台を考えた時に潔いほどにモブなのである。そんな彼がたまたま主人公であるシンデレラと知り合い、ほんの少しの勇気と憧れでもって、想区を救い、さらにその外へ飛び出すきっかけとなる。そんな不可思議な状況から、物語が始まっている。 そして、この設定における注目すべき要素の2つ目は、今作におけるキャラクターたちは、想区を飛び越える「自由で必要とされていない」存在ではあるものの、それでも「生まれ育った想区と、もともと与えられるはずだった役割」が存在しているということ。エクスの場合は「シンデレラの想区のかぼちゃ農家のせがれ」である。これ以上ないくらいにモブには違いないのだが、彼がシンデレラという1つの道標と密接な関わりを持つことが、今後の旅の中でも大きな要因になってくるのは大事なところ。他にもタオとシェインの出身地があそこで、タオに至ってはまさかの「そんな役どころ!」というサプライズなんかも作品を紐解いていく上でのサプライズになっていく。今回シンデレラに2話使ったということは、あっちの想区も2話くらい使うことになるんでしょうかね。レイナについては想区云々は語れないのが口惜しいところ。まぁ、まだ厳密には彼女のオリジンには謎が残っているといえば残ってるわけでね。 そんな風に、このシンデレラの想区は始まりの地でもあり、今作独自のギミックを見せる最重要ポイントの1つには違いないのだが、さて、今回のアニメでそれがきちんと伝わっているのかどうか……ぶっちゃけ、知らない人がみても(というか知ってる我々がみても)なんか「世界名作劇場」で改めてシンデレラがアニメ化されただけっていう印象になってしまう気が……。多分「この想区は間違いなく、我々が知ってるシンデレラの物語のソレなんですよ」ということを説明するために執拗にシンデレラらしさを強調していたのだろうが、やっぱり今更シンデレラを見せられても……みたいな部分があるのは悩ましいんだよなぁ。一応原作の時点でもそうなんだけど、能動的にプレイし始めるゲームの場合と、完全受動媒体であるアニメの場合は受け取られ方が違うからなぁ。うーむ、悩ましい。来週、あの人がああなってソレするあたりの展開でどれだけ盛り上げることができるかだな(今更ネタバレに配慮する必要もない気がするが……)。 そうそう、やっぱりフェアリーゴッドマザーは登場しましたね。原作だと1話時点でキャラもキャストも付いてなかったんだけどね。原作時点ではリリーススケジュールの関係でできなかった場面が見せられるのはちょっと嬉しい。どうせだったらこのままシンデレラがらみの別なシナリオがもうちょっとみられるといいんだけどなぁ。カオス方面とか、リ○○のシナリオとか。そうして「1つの物語でも様々な想区の可能性があるんだよ」っていうのを見せてもらえると、オリジナルの魅力が出てきやすいと思うんだよなぁ。 ところで、レイナはなんであそこで時計ウサギだったんだろうな。トケウサ、単体で出撃するのに向いてないやろ(向いてる初期のヒーラーって誰だ)。
今晩は久しぶりの寒波に見舞われ、近隣地区も珍しく降雪の兆し。雪に慣れない人々はおとなしゅうおうちでおこたにでも入ってましょか、言うてんのに。何故か西から東から人はやってくる。さぁ、たほいやのスタートだ。結局「語彙なる夜」以来の開催なので、気づけばこれが新年たほ始めでもあるんだよな。怠慢の誹りは甘んじて受けよう。
今回は変則構成で、開始時刻になったものの「あと1時間でいきます」という連絡が入ったため、時間を潰すために「ストックがある人間は吐き出しておけ」というのでウォーミングアップがわりに数題をこなした。
Round0・「じゅうにたけ」 1、武士道を志しながらもどこか誤っているさま。またその人。 2、「竹なんご」に同じ。 3、十二単の内包衣の名称。特に種別は示さず、大外の紗衣以外を指す。 4、(略字)箱。 5、平均的12才の身長にあわせて作られた標準服。→じゅうはちたけ。 6、幾度も同じ行動を繰り返すさま。 出題はバイオ。 ①「にしむくさむらい」でおなじみなように「11」なら「士」になるが、12ではそうはならない。ちょっと間違っちゃった。 ②「たけなんご」って言われても我々にとっては「男と男の間に生まれた子供」のことなので……。アンサー出題なのか、それを狙った引っ掛けダミーなのかを読み解く必要があるのである。 ④「竹の下に十二って書いたら、なんか箱っぽくなった」。なってへんわ。 ⑥「12take」。NG出し過ぎやな。
Round0・「いとみゃく」 1、意中の人。彼氏、彼女。 2、一連の文章の文脈。 3、朝鮮の政治家。外相。後にインドに亡命。 4、結ばれない恋愛。 5、食事と血の巡り。生きているさまを表す。 6、病人の脈所に糸の一端をつなぎ、他端を医者が持って糸に伝わる脈拍をはかること。 出揃った時点で「知ってた」「気づいた」と言う人が何人かいましたね。割とよく知られている概念なのかしら。 出題は結石ニキ。 ①脈アリとかの脈なのかしら。 ②「意図脈」。「広辞苑は相変わらず日本語が不自由だなぁ」。 ④「いと高貴な女性に懸想するが身分の差から脈がないこと」という丁寧な解説が付いていました。なんでよりによってその文章から「いと」が取られるのかっていう。 ⑤「胃と脈」。 ⑥どんな状態なのか想像できないよな。Wiki見ると真偽は微妙。
Round0・「ちちのちょうじょう」 1、これ以上ないほどめでたい事。 2、バトルロイヤルの優勝者。ブラッディ・チャイニーズ。 3、幾重にも折り重なった乳房。 4、声をあげ、泣き喚きながらも最上の結果を導き出すこと。 5、男根が冗長なさま。 6、「乳の師」に同じ。 出題は小タイラント。「見つけてしまったんだからしょうがない」とのこと。 ①「父の長生」と書かれている。ちなみに私はほぼ同じ答えを書いて消したのだが、その時の読み下しは「千々の重畳」だった。 ②意味不明。「血」という漢字を2つ重ねた記述がある。 ③「やつじ」を超えたのか……。スプラッタやんけ。 ④「チー! チー! の頂上」なんだけど、ここでようやく訪れたモラハラ先輩が外野から一発で看破しててワロタ。 ⑤えぇ……。 ⑥「ちちのし」のアンサー出題なのかどうかは読み解く必要が(略)。まさか一晩でこんなにまとめてアンサーが出るわけないですよね。
ここから本戦スタート。
ずっと鳥ちゃんの裏声が響く変な作品、第16話。ピストルズを全部やってるって考えると結構な兼ね役の数。もしかしたらミスタ本人よりピストルズのセリフの方が多いんじゃなかろうか。 ペッシ編決着。2話という枠の中で、ある程度はしょりながらも充分に説得力のあるバトルが繰り広げられたのは嬉しいところ。二転三転するバトル展開と、ストレートな少年漫画らしい覚悟と覚悟のぶつかり合いが実に盛り上がる見事な展開であった。個人的にはこのバトルの後にイロモノくさいベイビィフェイス戦をはさみ、続くギアッチョ戦あたりで主人公パーティのバトルはピークを迎える感がある。もちろんその後も引き続き面白いんだけど、クラッシュ&トーキングヘッズなんかはトリッキーなバトルだし、ノトーリアスやグリーンデイ戦あたりはパニックものの印象が強くなる。人VS人というアツさはやっぱりこの辺の完成度が高い(主人公パーティに限定しなければメタリカ戦もあるが)。 今回は初っ端でプロシュートが脱落、その後のペッシの成長物語が最大の眼目であり、この辺りの話で「ブチャラティたちも必死だけど暗殺者チームはそれよりも命がけなのだ」という真実がかなりアツく伝わってくる。言われてみれば、この段階ではすでにボスに反旗を翻したことが明白な暗殺者チームの方が「賭けているもの」は重いんだよな。ブチャラティはこの段階ではまだ「幹部の座」がモチベーションな訳で(ジョルノに言わせればすでにこの時点でブチャラティにも「黄金の心」はあったはずだが)。互いの覚悟を認め合う戦いの中、マンモーニだったペッシが一皮剝けるというのは、視点が違えば立派に主人公の成長物語である。まぁ、最後の最後にしれっとブチャラティから「堕ちたな」とか言われてしまうわけだが……それまでの惨殺劇とやってることは同じなのだから、あのシーンで突然ディスられる言われもないと思うんだけどな。まぁ、あそこでのブチャラティのセリフはペッシを挑発する意味もあったんだろうけども。そういやペッシが亀の中に入っちゃうくだりはカットでしたね。まぁ、あの辺は今見てもよくわかんねぇからしょうがないか。 ペッシ戦のクライマックスは当然心臓切断我慢大会の部分なわけだが、アニメで見るとブチャラティの体内小宇宙空間にぽっかり心臓だけ浮かんでいる様子がかなりシュールだった。もともとフィンガーズの断面がどうなってるのかはよくわかってない部分であり、アニメ化にあたって「なんか宇宙」な処理になっているわけだが、そこに心臓だけフィーチャーされてしまったので違和感のある映像に。まぁ、あそこは本当にどうしようもないところだけども。こうしてみると荒木先生は「動かないことを強いられる勇気ある行動」っていうテーマが好きだよね。3部の承太郎もそうだったし、この後のトリッシュも似たようなことを強いられるし。「スピード勝負だ!」みたいな展開が多い少年漫画の中であえてこういう展開を描きたがるあたりはいかにもジョジョっぽい。ついでに同じ客室にいた乗客が惨殺されてることに特に触れないあたりもジョジョっぽい。まぁ、当時のDIOに殺された人数に比べれば……ね。 さて、次回はベイビィフェイス。カーマスートラ大活躍の巻。個人的な注目ポイントは「客室の女性」役のキャストが誰になるかだ! メローネ役のマジ兄のねっとりしたセクハラにディモールト期待したい。
直接SAN値削る系の話やめーや、第4話。そりゃさ、先週「トラウマ残すような話にしてくれ」ってお願いはしたけど……マジで公式が病気かよ……。いや、公式に病気なのがハロハピだったな……久しぶりに生のハロハピ成分を喉奥に流し込まれた気分だ。ハッピー、ラッキー、トラウマ、イァイァ。 おそらく「ハロハピ回は何やってもセーフです」みたいなゴーサインが出たのだろう。ただでさえ「世はまさにガールズバンド時代」とかいうわけのわからない設定が出てきたアニメ2期だが、それでも新たなバンドであるRASの導入などで色々と設定に気を使う部分は多く、ことに人物相関についてはデリケートな描写の取捨選択などもシナリオ会議で行われているに違いない。そういう世界なら無難に、波風たてない展開でもいいのに……ハロハピだったら黙ってたら負けだ。まさかのスカイダイブ設定を「ピコ」ワールドから逆輸入。さらにミッシェルに新たな決戦兵器を導入し、これで今後いつスパロボからオファーがかかっても問題ない状態に。まぁ、ボン太くんも出演経験があるんだから、純粋な科学力で上をいくミッシェルがガンダムと殴り合っても特に問題はないだろう。こころなら平然とこういうのだ。「何故出来ないと思うの?」と。 バンドリワールドは、女の子のバンド作品のはずなのに眉ひとつ動かさずに世界を壊滅させられるキャラが2人もいるという異常な世界であり、そのうち一人がもちろん弦巻こころなのである(もう一人は氷川日菜。あと花園たえも世界を破壊はしないが創造なら出来そう)。いきなり開幕一発目に窓からダイブをぶちかましてローリングするこころを見て、大体の視聴者は「あっ、今回なんでもありのやつだ」と察する。その後の船での展開はまさになんでもありの極致であり、一介の女子高生である奥沢美咲はいともたやすく空を飛ぶし、ファントムでシーフな薫さんは容赦無くメッセージカードを投擲し、様々なイリュージョンで文字通り視聴者を煙に巻く。裏で黒服が暗躍してるとか、そういう次元の問題ではない。もう、「ハロハピだからできる」のである。これだけ埒外のキャラクターがいる次元なのに他のバンドは成長について思い悩んだりするのだから不思議なものだ。 しかし、ハロハピってのはブレることにないバンド。事態は全て美咲のところに回ってくるので彼女なしでは完結し得ないが、それでも様々な展開を見せて「単なるいかれポンチ集団」ではない何かを叩きつけにくる。先日、ちょっとだけカラオケに入ったらJOYSOUNDには「キミがいなくっちゃっ!」が入っていたのだが、試しに入れて流してみたら「この詞と曲、美咲なしでこころや薫くんが作ろうとしたやつなんだよな……」って思ってしまってなぜか涙腺が崩壊した。どうなっとるんやワシの涙腺。いや、でもやっぱりハロハピすごいよ。これだけピーキーなキャラ設定で紙一重の物語を成立させてるんだから……こころなんて「喜怒哀楽の怒と哀の感情を無くしてしまったんだ」っていう瀬田宗次郎みたいなキャラのくせに、それを崩さずにここまで歩んできたのは奇跡だよな。2章でようやく美咲が一矢報いて彼女の鉄の心臓に蟻の一穴を開けた感があるので、今後そこが掘り下げられるかどうかだが……少なくともそのチャンスはアニメでは回ってこない。アニメの中の弦巻こころは、とにかく「可能性」の体現者であるのだ。最終的にポピパ周りのお話に落ち着くためには、これくらい外野でヤイヤイやってる方がちょうどいいのかもしれん。ほら、あんまり真剣に絡むと収拾つかなくなるから……(同じタイミングでゲームの方で濃厚なかおみさ回やってるのも業が深い)。 しかし、いっつも気になるんだけどさぁ、こころって体重どれくらいなんだろうな。美咲はミッシェル着た上で軽々とお姫様だっこしてるんだが……薫くんがりみりん抱えるのとは訳が違うんだがなぁ。他にもキーボード組はそれだけで体力バカが多いみたいな話も聞くし、実はこの世界ってみんなして異常筋肉の持ち主なのでは……よし、スパロボ出よか(結論)。
「観たい映画がいっぱいあるな!」って思ったんですよ。んで、劇場でまず最初に何を見るか考えた結果……これになりました。アニメじゃない! 特撮でもない! ほんとのことさ。まぁほら、過去には「人狼ゲーム」の劇場感想あげてしまったので、アニメじゃないものの記事立てるのもあんまり抵抗無くなったし。いいじゃない、普段あんまり観ないジャンルを観に行っても。
まず、なぜこれを真っ先に観に行ったのかから触れておこう。単なる自分語りなので、万一映画の感想が見たいという酔狂な人は下のとこまで飛ばしていただこう。 ぶっちゃけ、原作小説は未読だったりする。私が読んだのは、コミック版だ。今作に触れた最大の理由は、私がコミック版の作画担当・熊倉隆敏氏のファンだからである。この名前を聞いてどれくらいピンと来る人がいるかも怪しいところであるが、アニメ視聴者的な説明をすると、過去にアニメ化された「もっけ」という漫画の作者である。私は当時「もっけ」がとても気に入り、アニメ放送後に原作コミックを全て揃えた。そしてその後にこの人の漫画が出たらおいかけることにしているのだ。ただ、残念ながら次にスタートした「ネクログ」は4巻で終了してしまった。打ち切られたのかどうかはよくわからないが……作品の内容を見るに、もうちょっとやりたいことはあったんだろうなぁ、という印象で残念無念。 そして、確か1年ほど前だっただろうか。この「12人の死にたい子どもたち」というショッキングなタイトルが書店で目に入ったのである。「おっ、熊倉さん、仕事してたんやん」と思い迷わず購入。当時2巻まで発売されていたのだが、これがもう、最高に面白い。特に、漫画版を読んだことがある人ならご存知かもしれないが、2巻のラストの展開が想像を絶する引きの強さなのである。もう、こんなん見せられたら「早く3巻を! 早く完結を!」と身悶えしてしまうこと請け合いだ。折悪しく、私が見つけたのは2巻の発売直後のことだったため、3巻の発売まで1年近くも待たされることになった。その間に冲方丁による原作小説を読むという方法もあったのだが、せっかく熊倉さんの再構築してくれた「面白い漫画」が途中で止まっているのに、そのオチの部分を別な媒体で知ってしまうのは勿体無い気がして、グッと1年耐えていたのである。そしてめでたく最終3巻が先日発売され、そのままグイッと最後まで。久しぶりに「いやあ面白かった」と放心できる作品だったのですよ。多分原作小説の時点で充分面白いのだろうけど、やっぱり熊倉さんの作劇が肌に合っており、漫画で読めたことがプラスに働いたんじゃないかな。 そんな作品が間も無く実写映画になるという情報が当然入ってくる。「どう考えてもこの作品を実写映画で出来るわけないやろ」とは思いつつ、興味半分怖さ半分。せっかく素敵な読書体験をさせてもらったのだから、いっそこのまま行けるところまで行ってみよう。たまたま視聴が封切り日になったが、まぁ、これも巡り合わせである。「実写になって面白いわけない」と最初から決めてかかれば、それより下にいくことはないという消極的な姿勢もありましたがね。さて、そんなドキドキ体験でしたが結果はどうなったかというと……。
<以下、ネタバレを含む感想になる可能性が高いです。今作については、未読の人は充分気をつけたほうがいいでしょう>
モブが雑に豪華、第2話。まぁ、多分今後メインキャラで絡んでくるキャストがとりあえずモブやってるんだと思うけども。福島潤が野次飛ばしてるのがうるさくて最高。あとキャストロール見ててぴかしゃの名前があるのに「あれ? ぴかしゃ出てきたっけ?」って思ってたらCパートで痴女みたいなのが出てきたときの「あっ(察し)」感。 よし、2話目も一切ブレーキかけずにぶっ飛んでおる。1話目ほどのオカルティックナイン展開ではないものの、やはり要所で「こいつら早口だな」って思うところはあるようなスピード感。それでも前回よりは中身はシンプルになっているので、いくらか心穏やかに観ることもできるようになっている。特に今回は敵勢力とこちら側のロボ・ストリングパペットの戦闘をたっぷり見て欲しいという意図があるだろうから、セリフ先行ではなく画面の説得力でねじ伏せにくる形だ。いきなり理想のおもちゃを手に入れてしまった大介に対して、「マニュアルなら全部pdfでバンドルされてるから」ってんでとりあえず起動して突っ込ませるミロもなかなかエグい。でもさ、最近の機械なんて大体そうだよね。取説みないでとりあえず起動すれば音声ガイドとかがあるからなんとかなるっていう。指示に従ってセットアップすればええねん。ロボットアニメはガンダム以前の昔から「パイロットがどうやって操縦できるようになるのか」っていう重箱の隅を突かれることも多く、マニュアル熟読してみたり、なんでも全部わかっちゃうコーディネーターだったりしたわけだが、本作の大介の「とりあえず使いながら適宜AI任せで身体で覚えていく」ってのは、いかにも現代人らしいファーストコンタクトである。昔の人は想像もしなかったことだが、案外、ロボットものの導入ってこのくらいが未来感のある仕様なのかもしれない。 「パンピーがいきなりロボット乗れちゃう問題」のマニュアル部分についてはとりあえずそれでクリア。絶妙にズレがある音声ガイダンスとの対話が現代におけるSiriとの対話みたいでちょっと微笑ましい。そして、「いくらわかったところで身体がついていかねぇだろ」という問題については、まずストリングパペットがどこをどうみても「直感的に手足を動かせば連動するギミック」であることで解決をみている。あまりにダイレクトに繋がりすぎているシンプルな設計は、おじさんたちが幼い日に憧れたグランゾートとかその辺のロボが限りなく現実的になったデザインだ。まぁ、残念ながらあんまり格好良くもないし夢もないけど……これ、現代で運用されてるサポートフレームみたいな機械の延長線上だもんな。でもまぁ、おかげでわかりやすいし、外から見ても使用者が一発でわかる親切設計だ(防御面は大丈夫なのだろうか)。さらに、そんな直感的なインターフェースに加えて大介自身の「運命の日に備えて鍛えまくってきた」設定がここで活きる。筋トレして、常に敵との対決をシミュレーションしてナイフを忍ばせていた厨二少年は……うん、思った以上に戦えてるわ。大介の「いっぺんやりだしたら歯止めが効かない」性格が、未知の強敵との対決ではうまい具合にプラスに働いたようである。まぁ、同じ勢いで同級生殴ったら退学もんなんですけどね。中途半端に厨二妄想が叶っちゃうという、どこか座りの悪い世界である。 そして、そんな世界は「未来に飛ばされた新宿渋谷」というどうしようもないシチュエーション。タイムスリップ物の中でもかなり規模のでかいやらかし具合で、モブのみなさんの慌てっぷりが滑稽だが、まぁ、実際にこんだけのトラブルが起こったらみんなパニックは必至だよな。最近は日本も災害やらなんやらで「大規模な騒動」が頻繁に起こるようになっており、こうした光景もあながちアニメの中だけではないと思えば肝が冷える。さらっとコンビニに略奪しにいってるおっさんなんて、実際に震災の時にはいっぱいいたらしいしなぁ。おっかない話だが……。でも、今の新宿の様子を観る限り、そんな世紀末ヒャッハーもやむなしか。むしろ警察関係者の一部が落ち着きすぎやねん。てらそまさん(キャラ名がまだわからないから中の人で呼ぶ)は、もしかしたら未来人とつるんでるんじゃねぇかと思うくらい落ち着いて状況に対処してるし、飛田さんもどこかピントがずれてるわりには的確に現状を押さえてたりするんだ。みんなしてパニックの方向性が違うから、野次飛ばしてる連中に対しても「そんなこと言う奴おるか?」みたいな変な引っ掛かりがあるのだが、もう、こんだけパニックになったら誰がどこで何するかわかったもんじゃないもんな。確かに、これだけの事態でも「武器を持って敵と戦うなんてダメだ」って言い続ける輩は実際にいそうだもんな。 なんだかどこかリアルもあって、実に人間臭いダメな要素もさらっとネタにして取り回しちゃうあたりが流石の谷口作品。トントン拍子で高校生ヒーローを作り上げるところまでは進んだが、これ、絶対に大介が思い描いたような格好いい展開にはならずにまた暴れるやつだ。さらなるトラブルに期待大。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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