最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「消滅都市」 4 スクーター強すぎ問題。どれだけ打撃を受けても、どれだけ高所から落ちても大丈夫。もうスクーターだけで世界が救える予感がする。 ちょいちょいCMでタイトルだけは見ることが多かったソシャゲ原作のアニメ。タイトルからもCMからも内容はさっぱり予想できなかったが、残念ながらアニメ1話を見ても内容はよくわからない。まぁ、都市が消滅しているんですよ。それは間違いないな。多分、未来人リヴィジョンズによって渋谷ごと未来に転送されてるんじゃないかな。現時点でわかっていることはそれくらいのもんで、一体どれくらいの科学水準を想定した世界なのか、事件を取り巻く組織はどんなものがあるのか、なんて部分はさっぱりわからない。まぁ、まだ1話目なんだからわからなくても全然構わないのだが、問題は主人公もヒロインも何が目的で何してる人なのかがさっぱりわからないので、果たして本当にこいつらが主人公なのかすら分からないということだ。世界設定も人物関係も見えてこないこの感じ、最近だと「カリギュラ」とか「刻越えのデリダ」なんかに近い印象がある。つまり、この微妙な印象のせいで視聴を怠ると、あっという間に置いてけぼりにされてしまうってことだ。どうも、1話目で出てくる雑多なキャラの多さを考えると原作既知の人間を優先しており、一見さんはお断りの雰囲気が強いのだが、さて……。 製作はマッドハウスなので全体的にはまとまった作画になっているとは思うのだが、取り立てて魅力的に映る部分はない。強いてあげるなら謎のサイコキネシス坊主がちょっと面白かったぐらいだが、本当に何しに出てきたどこの誰なのかも分からないので完全にネタキャラになってたのは笑う。冒頭のアイドルライブも何をイメージしているのか定かでないし、組織同士の抗争みたいになっている部分も先行きが見えない。結局、どこに視点を置いていいか分からないので見どころを定めようがないんだよなぁ。もうちょい親切な導入でもよかった気がするんですがね。とりあえず、どこに量子脳があるか探すところから始めようか。 PR <赤> アクロス戦争 The Akroan War (3)(R) R エンチャント・英雄譚 Ⅰ− 〜が戦場にある限り、対象のクリーチャーのコントロールを得る。 Ⅱ− あなたの次のターンまで、あなたの対戦相手のコントロールするクリーチャーは可能ならば各戦闘で攻撃する。 Ⅲ− タップ状態の各クリーチャーは、そのパワーに等しいダメージを自身に与える。 えげつないカードに見えるのだが、英雄譚は時間差があるからそこまでひどくない……のかなぁ。まず、戦争は裏切りから始まる。4マナでクリーチャー1体パクるのは普通のコスパだが、その後しばらく借りてるのは結構ひどい。ただ、速攻がつかないのでパクったターンは殴れないし、次のターン殴って、その次のターンは攻撃前にこのカードが墓地に行くので戦闘前にご返却だ。つまり普通に殴れるのは1回だけなので実は良心的な設計かも。そうして人質を預かっておいて、次のターンはいきなりの戦争勃発。相手軍全員に攻撃を強制し、返す刀でタップ状態は全員割腹。なんだこの地獄絵図。相手クリーチャーはタフネスが大きかったり警戒持ちだったら助かるかもしれないが、白以外の色だと割と大惨事だ。打つ手が無い相手の場合、戦場に立っているのはこっちが取った人質と前のターンに出した召喚酔いのクリーチャーだけ、なんてことにも。うーむ、色々ヤバい。まぁ、全体除去と考えるとあまりに迂遠すぎるし、構築で暴れられるカードにも見えないのだが、リミテでやられたらジワジワと物語通りに盤面が展開していく恐怖はどうしようもない気がする。 鍛治で鍛えられしアナックス Anax, Hardened in the Forge (1)(R)(R) U 伝説のエンチャント クリーチャー・亜神 */3 〜のパワーは、あなたの赤への信心に等しい。 〜かあなたのコントロールするトークンでないクリーチャーが死亡するたび、1/1で「このクリーチャーではブロックできない」を持つ赤のサテュロス・クリーチャー・トークンを1体生成する。死亡したのがパワー4以上のクリーチャーであるなら、代わりにこれらのトークンを2体生成する。 亜神サイクルの赤は、かつて「アナックスとサイミーディ」で夫婦一緒に登場していたアナックスさんの成れの果て。パーフォロス様のおぼえめでたくなってんだから本人的にはいいのかしら。ちなみに、サイミーディの方は旧作テーロスの時点でアクロスの街を守るためにその命をケラノス神(青赤の小神)に捧げてしまっており、現在は男やもめ。いや、本人も生きてるっていえるのかどうかはよくわからんが。嫁さんと一緒の時は3/2だったが、今回はタフネスが固定でパワーは2からの青天井(赤いけど)。そして、どうせタフネス3なので適当なクリーチャーと相打ちすることになるが、彼が死ぬことで何故か賑やかしのサテュロスが湧いてくるというカーニバル仕様だ。他のクリーチャーの死も全てサテュロス変換できるようになるし、パワーが高ければおまけとは思えないトークン効率を発揮するので、サイクルの中では最も盤面への影響力が大きいかもしれない。例によって「猫かまど」に放り込むと毎ターンサテュロスがもらえてお得。惜しいのは基盤クリーチャーになり得るのに伝説なので複数展開できないこと。まぁ、これがたくさん並ぶと流石にやばいわなぁ。 闘技場のペテン師 Arena Trickster (3)(R) C クリーチャー・人間、シャーマン 3/3 あなたが各対戦相手のターンに1つ目の呪文を唱えるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。 イゼットが応援する「相手ターンに呪文」ギミックのわかりやすい1つの拠り所。コモンで集められる基本ステータスのクリーチャーなので、まずはここからトライしてみるのがいいだろう。一応、使い方としては「雷のドレイク」あたりをイメージすると分かりやすそう。ただ、4マナスタートと出番が遅く、出した返しでサイズアップさせるには最低でももう1マナ以上残しておかなきゃいけないというのがいささか悠長。4マナで出しちゃうと、最速でも相手ターンを2つ挟まなきゃいけなくなるのでかなり目標は遠くなってしまう。まー、3/3ならそこまで見劣りするわけでもないのだが、ドレイクと違って回避能力がないのが残念。せめて先制攻撃とかトランプルとか、もう1つくらい売りが欲しかったところだなぁ。 マンティコアの様相 Aspect of Manticore (2)(R) C エンチャント・オーラ 瞬速 エンチャント(クリーチャー) 〜が戦場に出た時、エンチャントされたクリーチャーはターン終了時まで先制攻撃を得る。 エンチャントされたクリーチャーは+2/+0の修正を受ける。 コンバットトリックにも使える瞬速オーラのサイクル。サイクルと言っても「相手のターンに呪文」を推してるイゼットのカードなので青と赤の2枚サイクルでしかないのだけど。赤が与える力はパワー増強と1ターン限定の先制攻撃。インスタントとしてみれば「難題への挑戦」と同じだが、+2効果だけは次ターン以降も持続する点が優っているので1マナ重くなっている。攻めのデッキならば英雄的を誘発させながらコンバットをひっくり返し、後のターンのプレッシャーを追加できる良いコモン。よりお手軽堅実な「立腹」とどちらを採用するべきかは、デッキの星座要素や信心利用率次第だろうか。今回赤はこうしたコンバットトリックに優れる上、1点ダメージを飛ばすカードが多いので、戦闘時に覚えなきゃいけないことが割と多い。環境序盤は四苦八苦しそう。 血の野心家 Blood Aspirant (1)(R) U クリーチャー・サテュロス 1/1 あなたがパーマネントを生贄に捧げるたび、〜に+1/+1カウンターを1つ置く。 (1)(R)(T)、クリーチャーかエンチャントを1つ生贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーに1点のダメージを与える。そのクリーチャーでは、このターンブロックできない。 生贄大好きサテュロス。最近では珍しい「ティム」のギミックを持つクリーチャーだが、時流には逆らえずにコストは重く、さらに飛ばせる対象はクリーチャーだけ。使いづらい「オークの血塗り」がさらに使いづらくなったようなデザインだが、それは自身の成長の可能性を抱えているせい。生贄アクションには自動で反応してハッスルしていくので、専用デッキではかの「フェイに呪われた王、コルヴォルド」の小さいバージョンとして活躍できるかもしれない。何しろ「波乱の悪魔」がいれば何をサクっても2点飛ばせるようになるのだ。縦横に脅威を広げられるギミックはなかなか面白い。構築なら赤黒サクリファイスにそのまま詰め込んで使えそうだが、問題はリミテッドレベル。今回は食物トークンもないのにどうやって生贄を稼げばいいのだろう……と思ったら、何と読み終わった英雄譚は「生贄に捧げ」られる。ってことはこれって英雄譚のサポートギミックなのかしら? ちょいニッチだが、途中で読むのをやめたい英雄譚をサクって端折るなんて使い方もできなくはない。やっぱどんなデザインでもティムって強いよね。 軽率な祝賀者 Careless Celebrant (1)(R) U クリーチャー・サテュロス、シャーマン 2/1 〜が死亡した時、〜は対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーかPWに2点のダメージを与える。 なんで軽率な奴が死ぬだけでダメージがばら撒かれるのかと思ったら、そんなん持って遊んでんのかよ……そりゃ突然死んだら被害待った無しや。これだからサテュロスは。「死んだら火力」系のクリーチャーというのも赤にはおなじみのデザインで、1マナ1点ならリミテッドで大活躍した「脚光の悪鬼」がいて、3マナ3点なら「泥デコの松明走り」がいる。今回はクリーチャーにしか飛ばないデザインで珍しいな、と思って確認したら能力がほぼ同じ「ボガーダンの炎魔」がいたわ。あー、いたなこんなカード。「炎魔」は3マナでこの能力だったが、今回は2マナでアンコモンへと昇格。ウィニーが暴れる時間帯でこそ輝ける能力なので、この1マナの差はかなり大きな進歩である。各種生贄エンジンと合わせてもいいし、さっさと特攻して2対1交換が実現できれば儲けもの。これを出しておくだけで相手の序盤の展開に大きな影響を与えられるのでビート系のデッキなら構築クラスも無くはない。相手PWにならほぼ確実に2点与えられるってのは強みだ(できれば「樹上の草食獣」がいないデッキをお願いします)。 夢固めのシャーマン Dreamshaper Shaman (5)(R) U エンチャント クリーチャー・ミノタウルス、シャーマン 5/4 あなたの終了ステップの開始時に、あなたは(2)(R)を支払って土地でないパーマネントを1つ生贄に捧げても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを土地でないパーマネント・カードが公開されるまで公開する。そのカードを戦場に出し、残りを無作為にライブラリの下に置く。 謎のリソース変換職人。ターンエンドに3マナの投資で自軍パーマネントをランダムに作り変える能力を持つ。土地はカウントしないので大外れは少なく、サクるのはトークンでもいいので損害を低めに抑えての大当たりも狙える。ただ、こいつ自身が6マナとヘヴィー級であることを考えるとそこまで大きなお得感が出るかどうかは微妙なところ。流石にランダムなのでこっからエムラクールは仕込みにくいよなぁ。リミテッドで手頃な刺激物として運試しする分には楽しそう。ルーレットを回すのが「自分のターンエンド」という変なタイミングなので、ちゃんと回せるとこまで生きてられるといいのだけど。 夢忍びのマンティコア Dreamstalker Manticore (2)(R) U エンチャント クリーチャー・マンティコア 4/2 あなたが各対戦相手のターンに1つ目の呪文を唱えるたび、〜は任意の対象に1点のダメージを与える。 イゼット的「相手ターンに呪文」応援団の1体だが、別にギミック無しでも3マナ4/2となかなかの迫力なのでそのままでも使っていけるクリーチャー。方向性がどこに寄ってるのかがよくわからんデザインだが、これでタフネス1の細かいブロッカーが排除できればパワー4も通しやすくなるってことかな。理想的にはインスタント火力で相手陣営を効率よく減らしていくことだが……まぁ、たかだか1点なのでそこまで頑張ってフル活用せんでもいいとは思う。3マナパワー4はグルールが応援する獰猛ギミックにもハマるので、リミテッドなら各方面から引く手数多だ。 脱出速度 Escape Velocity (R) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは+1/+0の修正を受けるとともに速攻を持つ。 脱出・(1)(R)、あなたの墓地にある他のカードを2枚追放する。 死の国からめっちゃダッシュで逃げてる死人の図。フレーバーでは「死でも俺を捕まえられねぇ!」と叫んでおり、もしかして死者の国からの脱出って一番大事なのはダッシュ力なんじゃないか疑惑がある。そうして「速さ」を追求しているので、当然速攻がつくカード。パワーを上げて速攻がついて、さらに墓地から再利用できるといえば思いつくのは「無謀なる突進」だろうか。あちらはパワーの修正値が大きかったが、この呪文は再利用時のマナコストが軽くて恒常性があり、2回目3回目でも速攻を活かせる可能性はそれなりに高い。また、同じような設計には「最大速度」なんてカードもあり、そちらとの関係でいえば「何度もエンチャントを手軽に唱えられる」というデザインが狙いと見ることもできる。今回は当然エンチャント呪文による誘発が色々あるわけで、そのトリガーとしての運用は案外現実的かもしれない。まぁ、色々書いてみても「あんまアンコっぽくないな……」とは思うんだけども。 運命的結末 Fateful End (2)(R) U インスタント 〜は任意の対象に3点のダメージを与える。占術1を行う。 シンプル火力。3マナ3点の「発射」スペックに占術をつけたらアンコモン認定。悠久の火力ヒストリーの中ではぶっちゃけショボい部類ではあるが、スタン環境という枠内だけで考えれば単純な比較はできないだろう。まぁ、どうせなら「マグマの噴流」の再録でもよかったやんけ、という話ではあるが。3点火力なので、現状のライバルは「殺戮の火」。プレイヤーを狙わなくていいなら1マナ軽い「焦熱の竜火」があるので本体にも撃ちたいデッキが検討することになるが、そういうデッキは赤単の確率が高いので、トータルで見たら一徹モードがある「殺戮の火」に軍配が上がりそう。ただ、それ以外のマナ条件が厳しいデッキなら、ちょっとでもいいからおまけがもらえるこちらが候補にあがるはずだ。割とプレーンなカード名と能力なので、ニーズがあれば今後別な次元でも再録される火力になるかもね。
最後の噴炎 Final Flare (2)(R) C インスタント 〜を唱えるための追加コストとして、クリーチャーかエンチャントを1つ生贄に捧げる。 〜は対象のクリーチャーに5点のダメージを与える。 コモン火力では要となりそうな1枚。このタイミングで確認しておくと今回コモンで手に入る火力はこれに加えて、エンチャントのふりして4マナ4点の「イロアスの恩寵」、もう1個エンチャントのふりをした2マナ2点の「鍛治の神のお告げ」、3体のクリーチャーに1点ずつばらまく4マナの「炎の覆い」の4種。珍しく5マナ以上の大火力が用意されておらず、2、3、4マナでテンポの良い選択肢が揃っている。そんな状況で大ダメージを確保するためにリスクを抱えたのがこの呪文のデザインで、3マナ5点は中盤以降にもおよそ完全除去として使用可能なので安心感がある。一応生贄ギミックのあるデッキならもうちょい加点要素も見込めるし、ピックは早めで問題ない高得点除去だ。ただ、プレイヤーを狙えない点などを鑑みるとやはり「心火」よりは一段落ちる。その辺はどうあがいてもリミテッド向けの調整なのでやむなしか。脱出を利用してトークンを量産できる「サテュロスの悪知恵」あたりを仕込んでおくといいかも。 混乱したサイクロプス Flummoxed Cyclops (3)(R) C クリーチャー・サイクロプス 4/4 到達 あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーが2体以上で攻撃するたび、この戦闘で、〜ではブロックできない。 4マナ4/4到達。コモンとは思えない尋常ならざるスペックを持つ期待のエース。当然そこにはデメリットが仕込まれており、これが見事にサイクロプスの特性を再現したフレーバーにあふれたものに仕上がっている。ちなみに旧作でサイクロプスの特徴を表したカードには「目抉り」があった。単眼ってのはどうあがいてもデメリットになってしまうのはしゃーないな。しかし、デメリットがあると言ってもあくまでブロック時の話。アタッカーとして運用する分には何の問題もないわけだし、相手側も「フライヤーだけで攻撃してちびちび削る」みたいな選択肢が取れなくなるので一応多少は制限されるはず。赤緑の獰猛条件を満たすのにこれほど適したクリーチャーもいないし、シングルシンボルなのでタッチも楽々。リミテッドの花形になるのは確実じゃなかろうか。 猛然たる顕現 Furious Rise (2)(R) U エンチャント あなたの終了ステップの開始時に、あなたがパワー4以上のクリーチャーをコントロールしているなら、あなたのライブラリのトップを追放する。あなたはこれを、〜が他のカードを追放するまで唱えても良い。 グルールの獰猛ギミックをアドバンテージ面から推す1枚。獰猛条件は「ラヴニカの献身」や「灯争大戦」でもキーワード関係無しに採用されてたし、今後はちょいちょいグルールやラクドスあたりのデザインに組み込まれることになるのかも。こちらのエンチャントは、貼っただけでは何もしないという問題児だが獰猛条件をクリアすれば全自動のドローマシンに。仕様は赤の「衝動的ドロー」で、ターンエンドに起動し、通常なら次のターンの終わりまでこれが持続するというちょっと変則的なタイミングになっている。パワー4以上を維持できるなら効率のいいアドソースではあるが、「パワー4以上がずっと維持できる状態」ってのは割と勝ちが近い気がするので、屋上屋を架す印象は否めない。灯争大戦における「怒り狂うクロンチ」みたいな有能なパワー4がコモンで確保できる環境なら。 競技会の英雄 Hero of the Games (2)(R) C クリーチャー・人間、兵士 3/2 英雄的 - あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 ボロスを形成する英雄的能力集団の一人。当然名前には「英雄」の文字が刻まれており、対象に取ることで全軍を鼓舞することが可能だ。白のレオニンが2マナ2/2なので、ぶっちゃけその差はあまり感じられないのだが、ボロスで組めば2マナから3マナから、どちらもコモンで同じようなブレス能力持ちがピックできる。すなわち、このカラーリングならとにかく横に並べれば押し込む手段は確保できるということだ。あとはクリーチャーの数、そして対象に取るための燃料の数のバランスか……。そこが一番難しいんだよなぁ。クリーチャー減らせないしなぁ。授与があればなぁ……。 歓楽の英雄 Heroes of the Revel (4)(R) U クリーチャー・サテュロス、兵士 4/4 〜が戦場に出た時、1/1で「このクリーチャーではブロックできない」を持つ赤のサテュロス・クリーチャー・トークンを1体生成する。 英雄的・あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 サテュロスは享楽主義が信条のクリーチャーで、前作ではお仲間のゼナゴスさんが神にまでなり上がっちゃったってんで浮かれポンチだったが、彼の死を持って祭りも終わり。現在は大人しく兵役に就いているようだ。いや、どういう立場かは知らんけど。さておき、英雄サイクルの赤アンコは割と重たいが、その分必要な人材を自力で揃える能力を与えられた。5マナで4/4と1/1なのでサイズはぼちぼち。そして英雄的能力で手下を含めてまとめてパンプ可能。1回でも対象に取れればカード1枚でもトータルパワーが7なら迫力充分。横並べの戦術の頭を務めるクリーチャーとしての期待がかかる。ヒロイックのコツは軽めで対象が取れるキャントリップや、しっかり影響力が残るオーラの割合調整。リミテッドではどれくらい運用できるものだろうか。 さし迫った破滅 Impending Doom (2)(R) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは+3/+3の修正を受けるとともに、各戦闘で可能なら攻撃する。 エンチャントされたクリーチャーが死亡した時、〜はそのクリーチャーのコントローラーに3点のダメージを与える。 こちらは効果からフレーバーが感じにくいが、イラストをみる限りでは確実にダモクレスの剣である。もともとの故事としては「うらやまれるような立場やけど、玉座は常に危険と隣り合わせなんやで」という訓戒だったような気がするけど、このカードは「常にスリルを感じることで、アドレナリン全開でいきましょう」というカードになっている。3マナで+3されるだけなら「樫変化」なんだからコモンでも許されるレベル。それにさらに攻撃強制というデメリット、死んだ時の3点ダメージというデメリットの2つを抱えてる時点であんまりアンコっぽさは無いのだが、この世界ではエンチャントっていうだけでもそれなりに意味があるってことだろうか。まぁ、なりふり構わぬ英雄的ビートなら、3ターン目に英雄的を誘発させながらこれで突っ込むだけで問題なく強いだろうし、どうせ殴る以外に無いのだから攻撃強制もさほどデメリットにはなるまい。そして、このカードは一応「相手クリーチャーに張る」という選択肢があるのもポイントだ。攻撃強制+死んだら3点に、適当な接死ブロッカーなんかを組み合わせれば除去+ダメージソースになる。まぁ、その場合に相手が状況をひっくり返したらひどい結果しか残らない可能性もあるのだが……そうしたリスクを常に考えることこそ、ダモクレスの剣なのだよ。完全に理解した(わかってない)。 焼夷神託者 Incendiary Oracle (1)(R) C クリーチャー・人間、シャーマン 2/2 (1)(R):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 〜によってダメージが与えられたクリーチャーがこのターンに死亡するなら、代わりにそれを追放する。 2マナ域の基準になりそうなそこそこ良いコモン。クマ+ブレスは赤ではそれなりに使われる部類のカードで、同じ設定の「群れる猛犬」は速いデッキなら一応出番があったし、現在の「イタチ乗りのレッドキャップ」あたりも近い存在か。そしてこの環境オリジナルのボーナスは「触ると焼き尽くす」という異能。これによって関わりあったクリーチャーは徹底的に火葬を施され、どれだけ頑張っても黄泉の国からのエスケイプは叶わない。相手のデッキデザイン次第では中盤以降のブロッカーとしてもその力を発揮できるため、単なるクマと馬鹿にしたもんでもない。 「立腹/Infuriate(M20)」 C なんと、M20の新作だったカードが早速の再録。まぁ、赤が緑に気を使ったジャイグロ枠としてはこのくらいが程よいところなのかもしれない。せっかくテーロスに帰ってきたのだから「タイタンの力」でも面白かったと思うんだけどね。1マナと最軽量で対象に取れるので英雄的デッキでは早めの確保もOKだし、「相手ターンに呪文」条件も自然に達成させやすい。こうして考えると、案外いいマッチングを果たした再録なのかも。 イロアスの恩寵 Iroas’s Blessing (3)(R) C エンチャント・オーラ エンチャント(あなたのコントロールするクリーチャー) 〜が戦場に出た時、これは対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーかPWに4点のダメージを与える。 エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。 「出た時の効果の方がメインじゃないかオーラ」サイクルの赤。なんと4点火力とは。エンチャントが火力を兼ねるのはラヴニカでのサイクルの時の「感電の弧炎」と同じような設定だが、こちらはプレイヤーに飛ばなくなってしまったのが多少の調整の結果か。それでも4マナで4点ってことは(ソーサリータイミングだが)「感電」と同じわけで、除去の選択肢としては不満のでようもない。ついでの効果として増強できるのも悪くないおまけだし、リミテッドなら赤にいく際の指針の1つとして人気のカードになるんじゃなかろうか。ちなみにカード名に出てくるイロアスは赤白のボロスカラーの小神で、司るのは「勝利」と縁起が良い。当人は半人半牛のケンタウルスもどきなのだが、なんと双子設定の赤黒神モーギスはミノタウルス風の牛頭人のデザインである。まさにこのイラストそのまま。そんな遺伝あるか?!(神の生殖とか知らんけど) ○「BAKUMATSUクライシス」 5 ちくしょう、「二代目無限斎」っていう響きだけで面白いやんけ……ずるいわ……。 あの大人気アニメ(俺調べ)、BAKUMATSUの続編。一体誰が無限斎なのか、謎は深まるばかりかと思ったら秒で割れた。今後もまた時間跳躍を繰り返す謎幕末ワールドが展開するのだろうか。もう、1話目からすでに幕末要素がどんどん薄くなって、単なる「有名人と同じ名前のやつらがタイムマシンを巡って戦うバトルアニメ」にしかなってない気がするが、そりゃこんだけ無茶な設定の2期目だったら当たり前だ。ついに「時辰儀の気配がッ」とかいう謎のシックスセンスまでが導入されてノンストップである。 個人的には、1期目で「ちくしょう! スサノオ十二神将とか言ってんのに全然人数足りないやんけ!」って思ってた残りの枠がまたちょっとずつ登場してるのが嬉しい(?)ですね。いや、ごめん嘘。別にどうでもいい。なんで十二神将として復活すると英霊たちが全員悪役ヅラになるんだろうな。神格で言ったら高杉たちに負けず劣らずだと思うんだけどな。 何故かこんだけ短いスパンでの分割(だよね?)なのに1期から監督の名義が変わっていたり、制作体制に謎が多いのだが、1期の時点で作画は割とへにゃへにゃだったので高望みはするまい。今後もファニーなBAKUMATSUワールドを生暖かい目で見守っていこうじゃないか。
僕の春休みの宿題、2018年度アニメグランプリのお時間が今年もやってまいりました。毎年毎年、僕はこれのために頑張ってアニメを観ている感もあります。 究極の自分語りコンテンツなので各個記事以上に好き勝手にやらせてもらっていますが、それだけに私生活や加齢などによる変化も如実に表れてしまうのがこのコーナーの恐ろしいところ。まぁ、「私生活の変化」とか書いてるけど「変わってない」のが実情なんですが……。ちゃうねん。変わってるはずやねん。変わらなきゃいけないねん。でもね、たまに愚痴でぽろっと漏れることがあるけど、私のような人間は、「変化すること」が一番の恐怖なのさ。今まで何年、何十年と続けてきた生活スタイルを変えることが恐ろしいストレス。だからこそこうして、毎年変わらずに同じことをやり続ける。一種の精神疾患みたいなもんだと思いますよ。それでも人生とは残酷なもので、私も歳をとる、そして社会は変わっていく。そんな中で、どこまでこのオールドスタイルのオタクがアニメというジャンルと戦い続けることができるか。そんな人生を賭した壮大な実験プログラムだとでも思っていただければいいのかもしれません。いつまでも気は若く。いや、幼く。大人になんかなれないよ。 毎度前置きが長くなっとりますが……そんなこんなでブログ上では記念すべき10回目のアニメグランプリ。来年もこうして変わらずにアホなテキストをアウトプットできていると嬉しいですね。過去分に興味がある方は、リンク貼るのもめんどいので「アニメ・雑記」タグでたどることが可能ですので遡ってみてください。テキストの量だけで言えば生半可じゃない量がありますので、耐性のある方はそれなりの暇つぶしにはなると思います。 一応毎年のことなので約束事をコピペしておくと、(以下コピペ)タイトル賞の選出は何故か毎年「仮装大賞」の賞に依っており、タイトル部門以外の賞は、基本的に3位まで取り上げてある。(コピペ終わり)毎年自分で設定した部門に四苦八苦しながらの選出なのでもうちょっと選びやすいスタイルにすればいいじゃねぇか、とは思うのだが、これもやっぱり「変化を嫌う」傾向から変わらないままです。今年はこの設定が大きな大きな障壁として立ちふさがることになり……まぁ、後述。縛りプレイって大事よ。 今期エントリーされたのは、「2018年4月期以降に終了した、もしくは現在放送中である」ことを条件として、ある程度最後まで視聴していた以下の183作品。……183かぁ……。毎年ため息をついているが、なんでだろう。全然切れてないやん。むしろ増えてるやん。まぁ、最近の傾向として15分以下のショート枠がかなり増えたのでトータルの時間で言えばそこまで差はないと信じたいが、やはり毎クール週に50本以上の生活スタイルはなんとかしたい。自分ではどうにもならないので、アニメ業界が自発的にアニメの量を減らしてくれることを期待するしかない。「アニメバブルは弾けたからアニメの本数も減り始めるよ」なんて話を毎年聞いている気がするのだが、私の視聴可能な範囲ですら増えているし、その私も「テレビで継続的に視聴可能な作品のみを視聴する」という制限(自己防衛)を設けており、ネット配信だけで観られるオリジナル作品などを加えだしたら、さらに本数が増えることになるだろう。現代の視聴者に求められるのは、適切な取捨選択の判断力なのであろう。残念ながら、私はそれを持ち合わせていない。 毎度のことなので数字の上でのデータを確認しておくと、今期視聴本数の183という数字はショート枠を26本含む。過去11年分の視聴本数の推移は76→74→59→67→90→103(93)→132(121)→ 149(133)→152(129)→170(148)→170(150)→183(157)となっている(括弧内がショートアニメを除いた数。今期は通常枠の分割ものは基本的にカウントをまとめている)。来年の数字を見るのが怖いんだが、大丈夫か俺、大丈夫か日本。 加えて、業界的にはショート枠以上に増加傾向にあるのが「劇場アニメ」の本数である。本数が増え、自分でも観にいくようになって気づいたのだが、確かに、劇場作品なら私のような人間でも見るために1000円以上の出費が義務付けられているわけで、普段なかなか金を落とさない層からも資金が回収できる理想的な形態であろうことは理解できる。ただ、やっぱり個人的にはテレビシリーズが観たいんだよな……劇場版は劇場版として、作品の本質以外の部分で束縛が多いから。まぁ、テレビシリーズはもっと制限があるだろ、と言われたらそうなんだろうけどさ。ちなみに今期劇場作品の視聴本数は17本で、まぁ最近では普通か。ここ数年で安定して数字が増えているのは、やはり業界の流れを表したものであろう。一応本数の推移を書いておくと7→4→6→12→8→6→9→17→15→17となっている。なお、毎年のことだが劇場作品については基本的にこのグランプリの選出基準からは外すようにしている(フラグ)。 ○一応ある程度見ていたエントリー作品(アイウエオ順・ショートアニメは【】で表示) 【アイドルマスターシンデレラガールズ劇場3rd】【アイマスSideM理由あってMini】「ISLAND」「あかねさす少女」「悪偶-天才人形-」「あそびあそばせ」【あっくんとカノジョ】「アニマエール!」「あまんちゅ!~あどばんす~」【ありすorありす】「アンゴルモア元寇合戦記」「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」「イナズマイレブン アレスの天秤」「イナズマイレブン オリオンの刻印」「色づく世界の明日から」「W’s(ウィズ)」【上野さんは不器用】「うちのメイドがウザすぎる!」【宇宙戦艦ティラミス】「ウマ娘 プリティダービー」「エガオノダイカ」「えんどろ~!」「オーバーロードⅢ」【おこしやす、ちとせちゃん】【お前はまだグンマを知らない】「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」「音楽少女」「カードキャプターさくら クリアカード編」「ガーリー・エアフォース」【ガイコツ書店員本田さん】「学園BASARA」「かぐや様は告らせたい」「かくりよの宿飯」「賭ケグルイ××」「風が強く吹いている」「かみさまみならいヒミツのここたま」「からくりサーカス」【ガルパ☆ピコ】「ガンダムビルドダイバーズ」「寄宿学校のジュリエット」「逆転裁判(第2期)」「キャプテン翼」「Cutie Honey Universe」「京都寺町三条のホームズ」「銀河英雄伝説 Die Neue These」「銀魂 銀ノ魂篇」「グランクレスト戦記」「ぐらんぶる」「SSSS.GRIDMAN」「グリムノーツ The Animation」「ゲゲゲの鬼太郎」「ケムリクサ」「けものフレンズ2」「荒野のコトブキ飛行隊」「ゴールデンカムイ」「五等分の花嫁」「ゴブリンスレイヤー」「こみっくがーるず」【狐狸之声】「CONCEPTION」「サークレット・プリンセス」「斉木楠雄のΨ難(第2期)」「殺戮の天使」「七星のスバル」「邪神ちゃんドロップキック」「重神機パンドーラ」「シュタインズゲート ゼロ」「少女歌劇レヴュースタァライト」【少年アシベGO!GO!ゴマちゃん】「食戟のソーマ 餐の皿 遠月列車篇」「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」「天狼Sirius the Jaeger」【人外さんの嫁】「新幹線変形ロボシンカリオン」「進撃の巨人Season3」「深夜!天才バカボン」「スター☆トゥインクルプリキュア」「すのはら荘の管理人さん」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」「聖闘士星矢セインティア翔」「閃乱カグラSHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」「蒼天の拳REGENESIS」「ソードアート・オンライン アリシゼーション」「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」「ソラとウミのアイダ」「ゾンビランドサガ」「ダーリンインザフランキス」「抱かれたい男1位に脅されています。」「多田くんは恋をしない」【立花館To Lieあんぐる】「盾の勇者の成り上がり」「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」「ちおちゃんの通学路」「つくもがみ貸します」「ツルネ-風舞高校弓道部-」「デート・ア・ライブⅢ」「デビルズライン」【テレビ野郎ナナーナ】「転生したらスライムだった件」「とある魔術の禁書目録Ⅲ」「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」「刀使ノ巫女」「となりの吸血鬼さん」「ドメスティックな彼女」「奴隷区The Animation」「どろろ」「七つの大罪 戒めの復活」「ニル・アドミラリの天秤」「ハイスコアガール」「バキ」「覇穹 封神演義」「HUGっと!プリキュア」「BAKUMATSU」「バジリスク~桜花忍法帖~」【走り続けてよかったって。】「ぱすてるメモリーズ」「はたらく細胞」「Back Street Girls-ゴクドルズ-」「ハッピーシュガーライフ」「BANANA FISH」「はねバド!」「バミューダ・トライアングル~カラフル・パストラーレ~」「はるかなレシーブ」「反逆性ミリオンアーサー」「BanG Dream! 2nd Season」「ピアノの森」「BEATLESS」「B-PROJECT~絶頂*エモーション~」「ひそねとまそたん」「ヒナまつり」「美男高校地球防衛部HAPPY KISS!」「火ノ丸相撲」【ひもてはうす】「百錬の覇王と聖約の戦乙女」「Phantom in Twilight」「ブキーポップは笑わない」「不機嫌なモノノケ庵 續」【踏切時間】【フライングベイビーズ】「プラネット・ウィズ」「Free! -Dive to the Future-」「フルメタル・パニック!Invisible Victory」「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」「PERSONA5 the Animation」「鬼灯の冷徹 第弐期その弐」「僕のヒーローアカデミア(第3期)」「ポチっと発明ピカちんキット」【ぼのぼの】【ほら、耳が見えてるよ】【マナリアフレンズ】「魔法少女 俺」「魔法少女サイト」「魔法少女特殊戦あすか」【みにとじ】「明治東京恋伽」「メガロボクス」「メジャーセカンド」「メルクストーリア 無気力少年と瓶の中の少女」「モブサイコ100Ⅱ」「やがて君になる」「約束のネバーランド」「ヤマノススメサードシーズン」【闇芝居(第6期)】「夢王国と眠れる100人の王子様」「ゆらぎ荘の幽奈さん」「ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士」「妖怪ウォッチ」「妖怪ウォッチシャドウサイド」「弱虫ペダルGLORY LINE」「ラストピリオドー終わりなき螺旋の物語ー」「ラディアン」「revisions -リヴィジョンズ-」「RErideD -刻越えのデリダ-」「RELEASE THE SPYCE」「臨死!江古田ちゃん」「ルパン三世Prat5」「レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル」「ロードオブヴァーミリオン 紅蓮の王」「鹿楓堂よついろ日和」「LOST SONG」「Lostorage conflated WIXOSS」「私に天使が舞い降りた!」【One Room セカンドシーズン】「ヲタクに恋は難しい」 ○今期視聴した劇場アニメ作品(視聴順) 「リズと青い鳥」「GODZILLA 決戦機動増殖都市」「犬ヶ島」「ニンジャバットマン」「あさがおと加瀬さん。」「ペンギン・ハイウェイ」「魔法少女リリカルなのはDetonation」「GODZILLA 星を喰う者」「HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」「シュガー・ラッシュ:オンライン」「ラブライブ!サンシャイン!! The school Idol Movie Over the Rainbow」「PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.1 『罪と罰』」「Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly」「コードギアス 復活のルルーシュ」「劇場版 幼女戦記」「PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.2 『First Guardian』」「PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.3 『恩讐の彼方に__』」 ←前(1/4)へ 第3位 ‘05「かみちゅ!」 ’06「BLACK LAGOON」 ‘07「sola」 ’08「喰霊-零-」 ‘09「ささめきこと」 ’10「刀語」 ‘11「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 ’12「黄昏乙女×アムネジア」 ’13「有頂天家族」 ’14「月刊少女野崎くん」 ‘15「えとたま」 ‘16「RE:ゼロから始める異世界生活」 ‘17「3月のライオン(第2シーズン)」 ‘18「ひそねとまそたん」 言うは易し、行うは難し。そんな身にしみる先人たちの言葉がある。毎年これだけの数が大量生産されているアニメ業界でも、きっとあらゆるところで日夜「いいアニメを作りましょう」「新しいアニメにチャレンジするんです」という夢や願望が垂れ流しになっているに違いない。しかし、なかなかオリジナルアニメでそんなチャレンジを細部まで完遂できる作品は多くない。ここまでの各部門はオリジナルアニメがたくさん並んでいるが、要となる上位はやはり原作付きのアニメがランクインしている。 そんな中、完全オリジナル作品で全く新しい試みに手をつけ、それが成功を収めた作品として、是非ともこの「ひそねとまそたん」については改めて評価することが望まれている。強引にまとめるなら今作も「ゾンビランドサガ」と同様に「ありえなかった要素のごった煮」がスタート地点だとは思うのだが、最大の特徴は、そんなごった煮的な雰囲気をアニメーションの映像部分ではっきりと主張していたこと。具体的には、キャラデザとドラゴンの造形などが本当にユルくてまるで絵本のような作りなのに対し、戦闘機などメカニックの描き込みや飛行描写などはやたらと精密で、「自衛隊アニメ」としても力を抜いていない部分。こうして違和感を与えるような画面がいつしか自然に溶け込み、おとぼけギャグメインのシナリオラインを大きく下支えする構造。そしてそんな無茶苦茶な映像部分にしっかりと意味を与え、全てのパーツが求められる珍妙なシナリオ自体を作り上げる構成力。常々私はアニメーションという媒体を「総合芸術(もしくは総合技術)」と称しているが、こうして1つの要素だけでは決してなし得ないような総体を作り上げている作品を見ると、それだけで畏敬の念を抱くのである。 しいて難点をあげるなら1クールにあまりに綺麗に収まりすぎてその後の展開も無く、いつしか忘れられる存在になってしまっていることくらいだろうが、昨年度の「よりもい」しかり、枠の決まった1クールアニメにおいて、この収束の良さはまた1つの美点となり得る要素である。こうした完成度の高いパッケージを単なる既製品扱いで終わらせず、長く膨大なアニメの歴史の中でしっかりと刻印し、その意味を残していくことこそが、新たなアニメーションの礎となるのではなかろうか。 準グランプリ ‘05「魔法少女リリカルなのはA’s」 ’06「コードギアス〜反逆のルルーシュ〜」 ‘07「CLANNAD」 ’08「コードギアス 反逆のルルーシュR2」 ‘09「獣の奏者エリン」 ’10「STAR DRIVER 輝きのタクト」 ‘11「花咲くいろは」 ’12「人類は衰退しました」 ’13「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」 ’14「四月は君の嘘」 ‘15「昭和元禄落語心中」 ‘16「ふらいんぐうぃっち」 ‘17「宇宙よりも遠い場所」 ‘18「風が強く吹いている」 改めて並べてみると、本当に「ひそまそ」とは真逆の立ち位置にある作品だと思う。オリジナルと原作あり、なんちゃってファンタジーと泥臭いスポ根、単発勝負の1クール作品と何度もメディアを変えて作り続けられた2クール作品。枠の中とはいえ、アニメ作りにも無数の選択肢があるものだという当たり前のことを思い出させてくれる。 毎週感想を書いていたので今作の圧倒的な完成度に関しては今更ここで語る言葉もない。「ただ寄せ集めの野郎10人が道路を走るだけ」という、言い方次第では本当に身も蓋もない内容の作品なのだが、その「走る」というあまりに原初的な行動に、どれだけ人間性を盛り込むことができるかという勝負。スポ根とは言っても少年漫画のように「努力→勝利」のカタルシスがあるわけでもなく、ただひたすら足を前に出すことによって得られる人1人の物語が彫り込まれていくというストイックな構造。表に出た形を世間的にはなんとラベル付けするのかは定かでないが、これも立派な「純文学」といえる作品だったのだろう。 そうして生み出された原作に現代アニメとしての肉付けを行ったのは稀代のCGワークで知られるProduction I.G.と、その遺伝子を強く受け継ぐ監督・野村和也。「ハイキュー」「ボールルームへようこそ」などで見せつけた「スポーツ作画ならI.G.」という新たな看板をさらなる純度で昇華させ、より描写が難しい陸上競技というモチーフでも稀有な存在感を見せつけることに成功した。王道ストーリーをどれだけ正面から見せられるかという挑戦は、どれだけ珍奇な物を作るかという挑戦と同様、場合によってはそれ以上に大きな難題であろう。よくもまぁ、逃げずにこの方向性を貫き通したものである。 王道と革新。その2つの車輪で芸術は回っていく。労せずそのどちら側でも最上の物が楽しめるのだから、現代に生まれたことを感謝せねばなるまいよ。 ←前(2/4)へ <アニメソング部門> カラオケ戦士、僕です。さぁ、毎年大忙しのアニソン部門だよ。とりあえず、近年はお約束になっていたので、ランキングに影響しない範囲で「各クールに一番カラオケで歌った曲」ラインナップをドン。 春クール・「進化理論」(新幹線変形ロボシンカリオン OP) 夏クール・「prima dynamis」(悪偶-天才人形- OP) 秋クール・「Fighting Gold」(ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 OP) 冬クール・「ハグルマ」(からくりサーカス 第2期OP) 基本的に好きな音楽の方向性なんて変わるはずもないので、割とわかりやすいラインナップになっているかと思います。まぁ、自分で歌える範囲にも限界があるしね。ちなみに、今年はリストを確認していて「なんか、例年より習熟した曲が少ないな……」って思ったら、かなりのキャパをガルパソングに割かれてるからなんですね。基本的にガルパソングは「アニソン」には含めないのでその分は今回差っ引かれています。改めて、あのペースで曲をリリースし続けるプロジェクトって製作者にも、演者にも、そして購買層にも大きな負担がかかっているのだな……。でも、とりあえず真っ先に「Returns」(BanG Dream! 2nd Season 12話挿入歌)の名前は挙げさせて。シーズンの集大成なのでどうしても曲だけで切り出しにくいのが悩ましいが。 さておき、改めて今年のアニメーションを彩った曲を見ていくことにしよう。せっかくなので上記のカラオケラインナップを足がかりに見ていくと、純正のアニメソングといえる王道タイアップ「進化理論」(新幹線変形ロボシンカリオンOP)からスタートしている。最近は純正のタイアップの割合は一時期よりも増加傾向にあり、よくMBSアニメなんかにあった「なんでこの曲がこのアニメやねん」みたいな現象はかなり少なくなっている。アニメファンとしては喜ばしいことだ。お約束の「アニソンシンガー」枠としては、例えば「ADAMAS」(SAO・アリシゼーションOP1)あたりが現代アニソンを代表する1曲になるだろうか。アニソンシンガーのパイの取り合いも激化の一途だが、LiSAのように不動の地位を気づいたアーティストを見ているとやはり安定感が違う。安定枠といえば、惜しまれながらアーティスト活動を終えた川田まみに変わって黒崎真音が担当した「Gravitation」(とある魔術の禁書目録ⅢOP1)があまりにも期待に応える曲になっていたのが笑ってしまった。まぁ、作詞は引き続き担当しているので、テイストはしっかり残しつつ、っていうオーダーだったのだろうが。 多少変化球気味ながらもやはりアニソンシンガーの枠に入るMICHIからは、「ソラネタリウム」(あかねさす少女OP)も強烈なインパクトを残した曲である。「あかねさす少女」はエンディングに「壊れかけのRADIO」を起用するなど、雰囲気づくりに関してはセンスを見せつけてくれた作品だった(それが作品の品質につながったかどうかは諸氏の判断に任せる)。遠慮のない高音域を叩きつけるような歌唱に持ち味のダイナミックな映像美が結実して最高のOPに仕上がったのはYURiKAの歌う「ふたりの羽根」(はねバド!OP)。やはり映像も含めてのアニソンなので、こうして曲ありきでがっつり合わせた映像が噛み合った時の充足感は素晴らしい。似たようなスポ根映像の使い方で見事だったのは「傷だらけの愛」(キャプテン翼OP2)。古さと新しさの融合がこういう形で表現されるのは実に愉快だ。あ、完全に贔屓目も入ってるけど、映像の格好よさでは「BRAVE JEWEL」(BanG Dream! 2nd Season OP)もあげさせて……友希那さんがあいあいであいあいが友希那さんで……。 冬クール代表で取り上げた「ハグルマ」(からくりサーカスOP2)は、さりげなく歌詞に関連ワードを混ぜ込んでくるタイプのタイアップ。こうして一般アーティストの楽曲でもしっかりタイアップが意識されているのは嬉しいものだ(まぁ、KANA-BOONは立派なアニソンアーティストな気もするが)。一般アーティストとのコラボで話題になった楽曲といえば、何と言っても「ラブ・ドラマティック」(かぐや様は告らせたいOP)だろう。まさかの鈴木雅之という起用に「話題作りにしてもどうやねん」という前評判だったにも関わらず、気づけばこれが作品の顔になっているのだからわからないものである。まぁ、「かぐや様」の場合は変則エンディングが全部持ってった感はあるけども……単一の楽曲と映像がこれだけの話題をかっさらっていったのも久しぶりなんじゃなかろうか。ぶっちゃけ「チカ千花」は今年のベスト3入りも検討したのだが、なんかそれは違う気がしたので一応ここで触れるにとどめておく。 せっかく声優のネタソングに触れたのでそのまま似たような枠を拾っていこう。やはり私の中でキャラソン混じりの声優ソングは特別なポジションにあり、その中でも今年度筆頭に数えられるのは「あの娘にドロップキック」(邪神ちゃんドロップキックOP)だろう。アニメ本編で一切触れなかった物語の導入と設定を全部オープニングを活用して説明してしまうという異次元の発想。しかもちゃんとキャッチーな電波ソングに仕上がっているというのだから大したもんである。電波といえば電波だがどこかに愛嬌も感じさせ、クセになる映像のクオリティも格別な一作としては「ときめき☆くらいまっくす」(うちのメイドがウザすぎる! ED)がある。曲の狂気は程よい程度だが、やはり入念な映像の可愛らしさとこだわりは流石の一言。映像はヤクでもやってるんじゃないかと思えるMV版も一見の価値あり(自己責任でお願いします)。そしてどうしてもこれと並べてしまうのは「ハッピーハッピーフレンズ」(私に天使が舞い降りた! ED)。嗚呼〜純正の可愛さ〜。負けず劣らずの愛らしさとまっすぐなテーマ性が魅力的な「ジャンプアップ↑エール!!」(アニマエール!OP)も合わせてどうぞ。やっぱりこの路線は安心してみていられる。きららジャンプも健在である。そうそう、忘れちゃいけない「地平線ストライド」(ヤマノススメサードシーズンOP)も置いときますね。あぁ〜心がキュンふぁんするんじゃぁ〜。 声優歌唱はもうお腹いっぱいでしょうか? いや、そんなことを言わず、個人的に外せないアニソン潮流の1つとして「ヒゲドライバー電波」ってのがありまして、今年度では「スパッと!スパイ&スパイス」(RELEASE THE SPYCE OP)で確認することができます。このオープニングで高まる期待感ね。逆にクールダウンが求められるなら、斜め上の「声優歌唱」でもあった「鮭とイクラと893と娘」(ヒナまつりED)はいかがでしょうか。公式が全力で病気。中島ヨシキの評価が爆上げした記念碑的作品である。そうそう、タイアップとかキャラソンとか、アニメとか実写とか、そんなチャチなもんじゃねぇもっと恐ろしいものの片鱗を見せつけた問題作に「...私だけ見てて♡」(魔法少女サイト 3話ED)ってのもありましたね……これが出来るのは業界広しといえども芹澤優くらいだよ……。 もうちょい軌道修正して正統派に戻そう。上のリストで挙げた「Fighting Gold」(ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風OP)なんてまさかの及川眠子・大森俊之のコンビで度肝を抜いた楽曲だが、タイアップ楽曲としては実は正統派だったりする。codaの音楽性が意外にこの路線でマッチしてたのが面白い組み合わせ。いつの時代にも先進性を感じさせるのは一体何故なのか。時代に即した発展としては、例えば「ワンルームシュガーライフ」(ハッピーシュガーライフOP)におけるナナヲアカリなんてのはいかにも「今っぽいアニソン」にカウントできるんじゃなかろうか。個人的にこういう方向性の音楽ってあんまり馴染みがないのだが(おっさんなので)、ピコピコした音楽も耳に馴染んでくるとなるほど中毒性がある。こうしたミックスが極まった楽曲で強烈な印象が残ったのは何と言っても「hectopascal」(やがて君になるED)。映像も歌詞も強烈だが、このアレンジが曲調に自然に馴染むものになるっていうのは新鮮。 新規性をキーワードに、最後に取り上げるカテゴリは「prima dynamis」(悪偶-天才人形- OP)に代表されるとにかくインパクト部門。直近だと「カワキヲアメク」(ドメスティックな彼女OP)は最初に聞いた時にいきなりリピートした記憶が。やっぱこういう力技の芸風が好きなのね。力技というか、独自の芸風というか、アニソンとしては新鮮すぎたのは「火炎」(どろろOP)。このアニメにこの曲をつけようとしたセンスに脱帽。フルで聴くとまた随分印象が違う曲になるのが面白い。そして「本当にその選曲でいいのか……」といまだにふと疑問に思う「日出ズル場所」(火ノ丸相撲ED1)。いや、確かにタイアップには違いないが……。いろんなアニソンがあるもんですね。 さて、選考が困難を極めたベスト3にいきましょうか。 <キャラクター部門・女性キャラ> 油断すると大渋滞を起こして大変なことになってしまう女性キャラクター部門。今年はもう、腹をくくりました。ここでピックアップする名前も、泣く泣く1作品1キャラ縛りにしたいと思います。ハーレム作品で複数の名前をあげることが出来ないということです。たとえば「ファイとメイとマオ(えんどろ〜!)でどれがいいか選べないよー!」なんて時にも、「スペシャルウィークは鉄板だろうけど僕が好きなのはエルコンドルパサーなんだよなぁ……(ウマ娘 プリティダービー)」なんて時も、どっちか選ばなきゃいけないわけです。えぇ、わけです。決して不正などなかった。もう小糸侑・七海燈子・佐伯沙弥香(やがて君になる)の地獄のトライアングルで悩まなくて済むね!(済んだよね!) こちらも男性部門にならって順当な主人公枠から見ていくことにしようか。まっすぐな女の子のかわいらしさをアピールするきらら系作品からは、鳩谷こはね(アニマエール!)と萌田薫子{かおす先生}(こみっくがーるず)あたりの名前をあげることができるだろう。どちらもわかりやすいまっすぐヒロイン。まぁ、かおす先生の方は色々と変なところも加点要素にはなってたけど。こはねは鳥フェイスの時が可愛い。あとはちょっと変化球だと上野さん(上野さんは不器用)も大変可愛らしいヒロインなのです。変態でもいいじゃない、思春期だもの。よりストレートな問題児として一応卯野さきさん(魔法少女俺)もあげておいていいですか。まぁ、彼女の場合相方の方がよっぽどおかしかった気もするけど。 もっと壮絶なポジションに立つ強いヒロインにもスポットを当ててみよう。例えばちょっと地味ではあったが水嶋清衣さん(Lostrage conflated WIXOSS)なんかは悲劇に負けない堂々とした主人公であったし、レンちゃん{小比類巻香蓮}(SAO ガンゲイル・オンライン)なんて強さ、格好よさ、かわいらしさ、頭のおかしさを全て兼ね備えた万能ヒロイン。ピンクの悪魔の再登場はいつになることだろうか。別な意味での強さを持つキャラといえば管理人さん{春原彩花}(すのはら荘の管理人さん)なんて人もいますね。なんの強さとは言及しませんけど。大きいことはいいことだ。そうそう、主人公の主人公たる強さを秘めているキャラといえば何と言っても源さくらさん(ゾンビランドサガ)。本当はベスト3入りも考えたんですが、流石にここまでの部門で色々受賞しすぎてるので外させてもらうよ。フランシュシュは誰か1人を選出しろって言われただけでも悩むし。あとはまぁ、最強ヒロインといえば松坂さとうさん(ハッピーシュガーライフ)をあげておけばだいたい問題ないでしょう。やっぱり僕がヒロインに求めているものって、強さ、優しさ、そして頭のおかしさ。 主人公以外に視点を移そう。まずはサブヒロイン部門だが、今年度最後に話題をさらって完全にメインヒロインを食ってしまった悪魔には藤原千花{書記の千花}(かぐや様は告らせたい)がいる。涼宮ハルヒ以来のムーブメント……かどうかは定かでない。お友達キャラはやっぱり主人公との絶妙な距離感だよな、という味わいをたっぷり見せてくれるのは貝崎名緒さん(ひそねとまそたん)。ツンデレなんて言葉は陳腐だが、良いものは受け継がれる理由があるものです。個人的に今期はサブヒロインじゃなくて完全にメインヒロインだったろ、と思うのはやはり最推しである花園たえ選手(Bang Dream!)。まさかおたえにこんなにスポットが当たるシーズンになるとはおもわなんだが。そうそう、アニソン部門でも触れたけどお騒がせすぎるアイドル穴沢虹海ちゃん(魔法少女サイト)も、その退場シーンも含めてのインパクトが絶大でした。 「複数ヒロインから1人を選んで応援してください」的な作品で1人ずつピックアップしていくと、「少女☆歌劇レヴュースタァライト」からだと花柳薫子推し。やっぱ京女ってクソ(最高)だわ。「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」からは、悩みに悩んでやっぱり双葉理央推し。最終判断ポイントがおっぱいであったかどうかは不明。多分あんまり悩んでる人はいないと思うが「デート・ア・ライブⅢ」からは七罪をラインナップ。あのアニメ、精霊たちの転ぶ前と転んだ後のギャップ萌えがあざとくてずるいねん。激しすぎる部活アニメ「はねバド!」からは、実はずっと推し続けていた泉理子さんを取り上げたい。静かに想い人の傍らに立つ、そんな彼女の生き様に惚れる。壮絶なジレンマに悩んだが、「PERSONA5」からは佐倉双葉ちゃんを選ぶ。あの娘との最終決戦は中の人的にもほぼ互角なんだが、最終的にエロ同人の多さで決まった感あり(?!)。 あとね、実は男性キャラ部門だけじゃなくて、こっちにも「人外部門」があるんだよね。幸か不幸か女性部門は人外がベスト3まで残ることはほとんどないんだけど、今年はかなりいいところまで食い込んだキャラが何人(何匹?)か。たとえばさ、ちとせちゃん(おこしやす、ちとせちゃん)なんて最高のラブリーヒロインに違いない。ずるい。鳥が本気を出した時のもふもふ感ってのはかなり強力な武器になり、他のアニメにもフィーロ(盾の勇者の成り上がり)なんて狡猾なキャラがいる。もふもふの鳥成分あり、純正ロリっ子成分あり、日高里菜成分あり、ずるい。そして多分去年もエントリーしているはず、地獄の獄卒・芥子さん(鬼灯の冷徹 第弐期)のかわいらしさは色褪せず。彼女が歌うかちかち山のヤバさは必聴。そしてごくごく真っ当な動物ヒロインといえばやっぱり陽{ハル}ちゃん(同居人はひざ、時々、頭のうえ。)。まっすぐに可愛らしさを訴える猫に勝てる生物がこの世にいるだろうか。あ、そうそう、一応動物部門だし、最強ヒロインだったのは間違い無いので淫乱クソたぬきことマナさん(CONCEPTION)もリストアップしておきますね。こいつだけ同じ動物枠なのに毛色が違いすぎる……。 まだ終わらない、次は「敵キャラ・ライバル」枠。私の基本属性がMなせいで毎回「ひでぇ敵キャラ」部門からベスト3に食い込むことが多いんですが、そんな敵キャラシリーズからも多数の魅力的な女性を発掘することができる。例えば何故かやたらと印象に残ってるのが不思議すぎるタランチュラパンサー(Cutie Honey Unverse)。どんなふざけた世界のふざけたアニメでも、バトル展開となれば命がけの戦いを繰り広げる戦士がいるものだ。同様に悲壮な覚悟が胸を打つ戦いを見せたキャラにはハーメリーヌ(ラディアン)もいる。彼女の戦いだけで、アニメの品質が1つ2つ上がった感があるな。中の人繋がりになってしまうが、敵サイドのキャラも含めて全員素敵だった「刀使ノ巫女」からは獅童真希さんを代表として選ばせてもらおう。親衛隊組は本当に4人とも捨てがたいんだけど、やっぱり真希さんの戦いが一番凄絶だったかなぁ。仲間の分を背負い込んでいることも含めてね。同じ路線ではスザク(新幹線変形ロボシンカリオン)の生き様も素敵。最初に登場した時にはまさかこんな成長を見せるキャラだなんて思ってなかったもんなぁ。あとは敵キャラかどうか微妙だけども、3人から1人選ぶならイワザル(ラストピリオド-終わりなき螺旋の物語-)。まぁ、ここは流石にワイズマンでいいと思うけども。 ここまで40人近い名前をあげてきたが、最後はやっぱり「ベスト3に入れたかったけどギリギリで漏れてしまった」枠。1人目は鴨居つばめ嬢(うちのメイドがウザすぎる!)。求められる要項の「かわいさ」が欠けているが、それを補ってあまりある頭のおかしさ、そして筋肉。ぶっちゃけ同作からはメイン3人のうち誰がエントリーしてもおかしくなく、とにかくキャラの強度が強すぎるのだが、まぁ1人選べって言われたらやっぱりつばめさんだよなぁ。個人的に何故かどんどん魅力が上がっていったのは、その甲斐甲斐しさが胸を打つケバ子{吉原愛菜}(ぐらんぶる)。まぁ、声の魅力も強かっただろうが、どうも私は方言キャラには弱いらしい。話題をかっさらったサブヒロインとしては、三島瞳嬢(ヒナまつり)も忘れられないインパクト。完全に主人公を食う活躍を見せてしまったのも彼女のキャラクター性を考えると「そんなつもりは無かったのに……」なんて感じだろうか。 そしてシーズン最後に実に嫌なインパクトを残して去っていった爆弾ヒロインにしてラスボス部門の覇者、美柳ちなみさん(逆転裁判)も要チェック。ねぇ、ほんとにこのキャラにサトリナボイスあてようって提案したのはどこの誰なの? 表彰するよ? そして最後は押しも押されもせぬ真性のヒロイン2人。光の戦士、キュアエール・野乃はなさん(HUGっと!プリキュア)。絶対にベスト3に入れようと思ってたのに……すまぬ……。そして闇の戦士、邪神ちゃん(邪神ちゃんドロップキック)。また、会えるみたいですね……。 さて、ここまで頑張ったんだ。残り3人は致命傷で済む面子しか残ってないぞ。 第3位 ‘05 「灼眼のシャナ」より「“弔詞の詠み手”マージョリー・ドー」 ‘06 「天保異聞妖奇士」より「アトル」 ‘07 「バンブーブレード」より「千葉紀梨乃」 ‘08 「とらドラ!」より、「逢坂大河」とその他ヒロインズ ‘09 「デュラララ!!」より「セルティ・ストゥルルソン」 ‘10 「会長はメイド様!」より「鮎沢美咲」 ‘11 「47都道府犬」より「愛知犬」 ’12 「しろくまカフェ」より「笹子さん」 ’13 「サムライフラメンコ」より「真野まり」 ’14 「デンキ街の本屋さん」より「先生」 ’15 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」より「ヘスティア」 ’16 「響け!ユーフォニアム2」より「吉川優子」 ‘17 「ヘボット!」より「ナグリ・ドツーキ女王」 ‘18「SSSS.GRIDMAN」より「新条アカネ」 あ、ごめん、ラスボス部門の覇者はこっちだったわ。まぁ、救済があったからこっちは「最終的に味方」枠のカウントでもいい気がするけど。毎週感想を書いていた通り、私の中でグリッドマンはアカネちゃんアニメであった。SSSSは「新条さん、そのまま、最低最悪な、死んだ目をしていて」の略である。こんなにも萌え強度の高いクソ女はなかなかいないですよ。まぁ、強いて下駄を履かせている部分があるとしたら圧倒的に中の人修正なわけですけど……どうしたって私みたいな人間は中の人要素の比重が大きくなってしまうのでねぇ……上のラインナップでもリストを作ってたらやたらとキャストが被りまくって「流石に露骨すぎる……」ってんで書かなかった名前も多いんですよ。特にアカネちゃんと完全に被ってたので泣く泣くみゃー姉は書かなかったし(ここで書いたら意味ないやん)。他にも「賭ケグルイ」の選挙管理委員・宇留瑠美亜とかね。とにかくうえしゃまボイスは魔性であり、人を堕落させようとしたら本当に地の底まで落ちていくような陶酔感がある。そんな醜さに全振りしたアカネちゃんが弱いはずなどなく、徹頭徹尾最低なままで、蠱惑的な魅力に満ちていた。最終回演出まで含めて、今作の主人公はアカネだったのは間違いのない事実。そういう意味では、男性部門のキリンと似たような受賞理由と言えるかもしれません。ほら、キリンも声のウェイトがめちゃめちゃでかいし……。 第2位 ‘05 「地獄少女」より「閻魔あい」 ‘06 「うたわれるもの」より「トウカ」 ‘07 「キミキスpure rouge」より「二見瑛理子」 ‘08 「紅」より「九鳳院紫」 ‘09 「ささめきこと」より「村雨純夏」 ‘10 「刀語」より「否定姫」 ‘11 「花咲くいろは」より「四十万スイ」 ’12 「人類は衰退しました」より「“わたし”ちゃん」 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」より「雪音クリス」 ’14 「selector spread WIXOSS」より「蒼井晶」 ’15 「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」より「アンナ・錦ノ宮」 ’16 「クズの本懐」より「皆川茜」 ‘17 「メイドインアビス」より「不動卿 動かざるオーゼン」 ‘18「ポチッと発明 ピカちんキット」より「ギバさん(柳葉ヤバ美)」 思わぬ伏兵! そう来るとは思うまい?! あえて朝アニメで野乃はなさんを蹴落としてまで入ってくるギバさん。いや、でも長期的な視野で見たときの破壊力はやはりギバさんに軍配が上がる気がするんだよな。どっちも「将来の伴侶が決まっていて、間違い無く子供をもうけている」っていうところまで一緒だな。いや、ギバくんの正体についてはわからないまま(?)ではあるけども。 登場時には「この時間帯のアニメのくせにガチ百合とかどんな設定やねん」と思っていたのだが、なんとそのベクトルはひなちゃんオンリーへ向けられたものではなかった。その後も得体の知れないムーヴを続けながら、いつの間にかギバさんの手練手管に絡め取られていく遠松エージ。そして未来はギバさんの手の中なのである。上の項目で「クソ女最高」と書いたわけだが、やっぱり強くて賢くてイカれた女性の手玉に取られる快感ってのは他に替えが効かないんですよ。それがたとえ小学生であっても。まぁ、この世界の小学生はとてもじゃないけど小学生とは思えない行動も平気で取れるからな……。 この異常性、ナシじゃない。 第1位 ‘05 「ぱにぽにだっしゅ」より「レベッカ宮本」 ‘06 「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」より「水銀燈」 ‘07 「ひぐらしのなく頃に解」より「鷹野三四」 ‘08 「SOUL EATER」より「’魔女’メデューサ」 ‘09 「CANAAN」より「リャン・チー」 ‘10 「けいおん!!」より「田井中律」 ‘11 「よんでますよ、アザゼルさん。」より「佐隈りん子」 ’12 「中二病でも恋がしたい!」より「凸守早苗」 ’13 「魔法少女まどか☆マギカ新編 叛逆の物語」より「暁美ほむら」 ’14 「PSYCHO-PASS2」より「霜月美佳」 ’15 「ガールズ&パンツァー劇場版」より「ドゥーチェ・アンチョビ(安斎千代美)」 ’16 「この素晴らしい世界に祝福を!2」より「ダスティネス・フォード・ララティーナ」 ‘17 「魔法使いの嫁」より「羽鳥智世」 ‘18「リズと青い鳥」より「傘木希美」 しょうがねぇよ……キャラの練度が、物語の練度が違いすぎるんや……「劇場版が強すぎた場合に、キャラ部門で帳尻を合わせる」というのは過去にも採用している手法であるが、今回は上にも受け皿を用意しておいて、ここで採用しないなんてことはないのである。ちなみに2年前の3位の欄に吉川優子の名前がある。この学年、強すぎないか? もちろん、リズ絡みのキャラが1位になるというなら、選択肢は複数考えられる。梨々花は嘘だとしても、デカリボン先輩の再任はもちろんあり得るし、有力候補としては「吉川と並び立つほどの善意」中川夏紀の名前も上がる。そして当然、そこには鎧塚みぞれの名前もあるに決まっている。リズという物語を総括するにあたって、選ぶべきはみぞれなのか、希美なのか。まぁ、受け取り方次第で個々に答えは変わりそうではあるが、私は悩んだ末、あの物語で選ぶべきはやはり希美の方であると判断する。「リズ」という映画が空前絶後の作品になったのは、傘木希美を赤裸々に描きすぎたことが最大の要因だ。彼女の救われない自意識の果てに、青い鳥が飛んだのである。みぞれの選択、みぞれの行動ももちろん最重要な因子ではあるが、あくまでそれはラスボスとして、ブレイカーとして、あるいは創造者としての力。そうしてみぞれが用意したステージ、閉ざされた檻の中で、見たくもない己がカルマを吐き出した希美の方が、「世界の中心のキャラクター」だと判断するのは間違いではないだろう。 まぁ、最大の問題は、未だ北宇治高校の物語は終わっていないってことなんだけどな……。これ以上パンドラの箱を開けるのが怖い。 ○「鬼滅の刃」 6 また死んだ……。某声優の死亡実績が更新されました。そのうち生涯死亡実績が天膳様を超えてしまうぞ……。 今期4本目のジャンプ関連作品。そしてジャンプ漫画だけどほぼ未読。いや、連載開始直後は読んでたはずなんだけど、あの絵柄じゃない? 「どうせ打ち切られるやろなぁ」ってんで数話だけ読んで諦めてしまったんだよね。まさか、こんなに続いた上でアニメ化される作品になるなんて思ってもみなかった。お話は面白いんでしょうかね。さっぱり知らないので、いよいよ現れた「全然中身がわからないジャンプ連載作品」という今まで経験したことのない作品として楽しめそうです。 製作はufotable。先ごろの脱税騒ぎでドタバタしているスタジオであるが、幸か不幸か、作品の質はスタジオの後ろ暗さとは関係ない。相変わらずのクオリティでもって「どうやったらあの原作絵がこんな風になるんだよ」と度肝を抜くような映像になっている。冒頭の雪原の映像だけで「これ、どうやって作ってるんだ?」と不思議なくらいで、無茶苦茶な背景にどんなキャラ絵を乗せたらマッチするんだよ、と思っているときちんとそこは合わせてくるあたりが周到。この辺りはさすがという他ない。実はufoがテレビシリーズで新たな作品を手掛けるのは「テイルズ」以来なので実に2年ぶりのことで、あんまりfateシリーズに興味のないファンからすると「ようやくかよ」という感じである。 ただまぁ、1話目についてはそうしたディティールに凄みを感じさせる映像がありつつも、ほとんどのパートが炭治郎のモノローグで構成されているので、やや説明臭くて冗長な部分が多い。かすかな記憶ではここからもそこまで盛り上がる展開も無かった気がするので、お話が面白くなるかって部分にはやや懐疑的。今期だけでも何回も書いているが、ジャンプ的テンプレをそのままなぞるだけではどれだけ映像に力を入れたところで限界があるだろう。 とかいいつつ、1話目はエンディング(普通ならオープニング?)映像のバトルのエフェクトが面白すぎたので、その分を加点してこのくらい。やっぱりバトルが始まってからが本番やね。炭治郎の家族、キャストがやたら充実してたんですけど、ここから再登場のチャンスってないよね?
○「八月のシンデレラナイン」 5 金属バットを初めてみた感想が「痛そう……」っていう女の子、ちょっと病んでませんかね? なんでいきなり殴られる前提なんだよ。 女子野球アニメといえば、なんといっても我が心の青春「大正野球娘。」である。あの作品は本当に面白くて、スポ根ものとしても萌えものとしてもギャグとしても秀逸な、あの時代を代表する見事なアニメといっていい(俺調べ)。今作は流石にあのたいやきに並ぶとは思わないが、久しぶりの「女の子野球アニメ」ということで比較するにはちょうどいいだろう。 ……いや、これたいやきじゃねぇな、ラブライブだな。なんかもう、設定が完全にそうじゃなかった? いや、この手の「部活もの」で設定が似るのは当然なんだけどさ、穂乃果が一人で頑張って初心者連中を集めて部活を作っていくドラマなんだよな。最終的に「うちも入れて9人や」でシンデレラナインである。……9人ぽっきりで試合にいくのはリスキーだな……。 さておき、1話目は本当に初心者しかいないという状態なのでおよそ野球らしいことなんてできないはずなのだが、そんなビギナーたちが何に惹かれて野球を始めるのか、という部分がそれなりに丁寧に描かれているのは好印象。とてもここから試合できるまでに成長するとも思えないのだが、女の子がなんとなく野球を始める展開としてはむしろ説得力はあるだろう。このまま楽しい草野球サークルのまんまで終わっても別に文句はない。部活ってそういうもんだからね。ただ、普通に考えるとここからスポーツで根性な話になるわけで……どれくらいリアルに戦わせるかっていうのが今後の注目ポイントですわね。「たいやき」はいざという時の野球作画のモーションが素晴らしかったことも評価点だったわけで、今作もその辺は是非とも盛り上げて欲しいところ。1話目を見る限り、力の入り具合はぼちぼちってところかしらね。 あとは筋立ての方だが、原作がソシャゲならどうとでもなるだろう。これで下手にシナリオが決まっていたらそれを1クールとかで収めなきゃいけないので大変だけど、ソシャゲならストーリーなんてあってないようなもんだろうし、尺に収まる程よいドラマでまとめてくれるんじゃなかろうか。これでもしナインすら揃わないままで終わったら逆に伝説になれるんだけどな。 |
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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